\1万で買える7インチ液晶デジタルフォトフレーム EXEMODE DPS700

 ITmediaのデジモノ特価で偶然見つけたデジタルフォトフレームDPS700を衝動買いしてみました。税込みで\10,480と手頃な値段だったので。

■オレとデジタルフォトフレーム

 σ(^^)は普段、あまり写真を撮らないし、ましてやそれをアルバムに整理したりフォトスタンドで飾ったりする習慣は持っていません。ただ、デジタルフォトフレームとか動く写真立てとか言われると、アニメ野郎、SF野郎としてはそそらざるを得ません。現在の人類の技術では「パパ、今度の誕生日には帰ってきて。うふふ」とか立体で飛び出て手を振ったりはしないわけですが(笑)、ちょっと試してみたくてずっと憧れは持っていました。

 さりとて日本の量販店で手軽に買えるものは\1万数千円で液晶はQVGAの5インチ程度でとても食指が伸びるシロモノではありませんでした。外観的にもあまり部屋に置きたいと思わないようなものだったり。逆に海外では無線LANなどでFlickrやRSSで写真を取り込んで自動更新する高級機なども存在しますが、販路的にも価格的にも手軽に手が出せずにいました。

 そんな折り、\10,480で7インチ(480×234)で、デザインもまぁまぁ許せるかなというDPS700を見つけたワケです。

■写真立てとして

dps700a.jpg

 正直、QVGAよりはマシとは言え480×234では写真の鑑賞には堪えません。ちなみにほぼPSPと同じピクセル数なので、アレを7インチに引き延ばしたとイメージしても良いでしょう。引き延ばした分、ドットの荒も目立ちます。また液晶としての性能もPSPには及ばず、黒がつぶれ気味です。部屋の片隅で延々スライドショーを動かしておく位ならともかく、デスクに飾って時折手にとって眺める、という類の用途には無理でしょう(ここで何故肝心の写真が映った状態の写真を載せないかは後述…)。

 デジカメ写真のビューワなのに、画面がワイドなのも意味不明ですね。実際、デフォルトでは写真が横長に引き伸ばされて表示されます(^^;)。当然4:3設定にすると左右に無駄な黒縁が発生します。

 メディアがSD/MMC、MS、CF、xDなどに対応しているので、デジカメ写真をすぐ映せる手軽さは良いと思います。テッキーな人以外にはこっちの方が大切なのかも知れません。USB端子もついており、USB端子もついておりフラッスメモリなども使えるようです。スロット&操作部はこんな感じ。

dps700b.jpg

 バッテリ駆動には対応しておらず、ACアダプタのみです。しかも12V。画面が大きいのはありますが、普通の5Vアダプタで駆動できると汎用性が高かったのにという気はします。

 動作は全体にもっさりですが、まぁスライドショーが始まってしまえばそう触るものでもないし、許せる範囲でしょう。

 画面上部にある黒いものは赤外線受光部で、リモコンが付属しています。このリモコン、久しぶりに某日記に書きたくなるほどに呆れたのは、画質や音量設定の水平バーを操作する+/?ボタンが画面の動きと左右逆な点です。左側にある+ボタンを押していくと、バーは右に伸びていくんですil||li _|‾|● il||li。心底凹みました。おそらく何年使っても慣れることはないでしょう…

 ちなみAV入出力がついています。外部大型テレビに映すのはもちろん、ビデオカメラなどをつないでちょっとしたモニタ代わりにもなります。てことでユーザテスト機材として経費計上ケテーイw。

■動画プレイヤーとして

 480×234程度ではフォトビューワーとしての用途に堪えるワケがないのは最初からわかっていました。ではなぜ手を出したからというと、この手の製品には珍しいある機能が気になったからです。それはDivXを含めた動画再生機能です。MPEG1/2/4/DivX5.0に対応(あとMP3/WMA)。

 まともに使えるならキッチンあたりに置いて、炊事中にDivX鑑賞するのもいいなぁ、と思ったワケです。

 結果から言うとこれは当たりでした。当初、この手の製品だとスペック的にあまり解像度の高い動画ファイルは再生が追いつかないんじゃないかなと思ったんですが、ウチで16:9動画に使っている640×384のDivX+MP3動画はなんなく再生できました。驚くような画質ではもちろんないですが、炊事中のながらには充分です。当分はKanon(京アニ版)のリピート再生をしてそう。

 残念ながらレジュームには非対応。また、ファイル名の感じは不完全対応です。中国語化けというか、中国でも使う一部の漢字だけマトモに表示されるイメージです。アジア製品にいかにもありがちな感じ、と書けばわかる人にはわかっていただけるかと。もちろんフォントは明朝ですw。

 さて、続けて640×480の動画も試さなくては、と思った矢先に…

■いきなり昇天…orz

 初回起動から10分も使ってなかったと思います。いきなり「ブツっ」と音がして電源が切れたかと思うと、それきり二度と起動しなくなってしまいました(^^;)。

 販売店に電話して初期不良として交換してもらうことに。なんだかなぁ。

 まぁ、本日すぐに代替品を発送してくれて、引き渡し時に不良品と交換、という最短時間で良品を入手できる方式で対応してくれたので良しとします。これが、センターに不良品が届き、検査後に代替品を送付、とかだったブチ切れですよね。2台目でも同様の症状が発生しないことを願いましょう。

2007.4.14追記

 代替品が届きました。今とところ動いてますが、一度ブチっと電源切れました。再生しながら液晶保護フィルムをはがそうとしたら。どうも接触があやしいところがあるみたいですね。なるべくリモコンで操作した方がよさそうです。

 Kanonでランニングテストをしてますが普通に観られます。早送りもスムーズ。ファイル名がちゃんと出ないことを除けば、DivX再生機としてはお手頃なんじゃないでしょうか。

 

 

MaxLine III発注

 公開サーバーの/home領域が残量5%を切ったので、交換用を物色。(検査体制が違うだけでモノはDiamondMaxと同じとも聞くけど)やはりブランドイメージでいくとMaxstorのMaxLine系かなと単純に思ってたけど、MaxLineIIIはもう終息してしまったらしい(考えてみればもう2年前くらいだし、Maxstor自体あんなことになってるし)。IDEで見かけるのはMaxLinePro500ばかり。さすがに500GBはいらないしなぁ。

 横浜ビックでSATA版ならIIIの250GB、300GBが残ってるぽかった。ただせっかく信頼性を基準にするのに、ここでSATA->IDEアダプタをかますのもどうかと…

 そんな中でAmazon.co.jpで在庫無しながらIDE版のMaxLineIIIの注文を受け付けているのを発見。ダメもとで注文してみました。結果は乞うご期待。

STARGATE ATLANTIS Season1 DVD-Box到着

 →が届きました。なんと北米版の5枚に比べ、8枚組(うち1枚は特典DISC)になってます。ボックスの厚みが倍ほど違います。元々も日本語以外の音声や字幕が入っていたので、日本語音声や字幕のために膨れたとは考えにくいです。てことは映像の平均ビットレートがあがって画質が向上してたりするのかも知れません。また、北米版になかったオープニング明けのチャプターもちゃんと打たれてます(これがないとオープニングをスキップできず早送りで探さないとならない)。ともあれ、わざわざ日本語版のためにオーサリングをしたのは間違いなさそうです。メニューも日本語化されてますしね。

 この辺り、スタートレック系なんて字幕ストリームを差し替えただけで、メニューなんかも全部英語のままだったりするのに比べれば気合い入っていますね。ブックレットもキャラ紹介、用語解説などよくまとまっていると思います。

 絶対数は出ないだろうに頭が下がります。無理してまたSG-1のように途中でリリースがコケたりしないと良いのだけれど(^^;)。でもATLANTISもSG-1もこの気合いで最後までリリースされるのであれば喜ばしいことです。

ファイナルハードディスク診断2007 vs HDD Life

 yodobashi.comのRSSで紹介されていた『ファイナルハードディスク診断2007 Pro』 を試してみました。このソフトは『HDD Life』などと同じ、HDDのS.M.A.R.T情報を監視して、温度やエラー発生率に問題があれば警告してくれるユーティリティです。つまり、HDDが近々故障するかもしれない、といったことを予測して知らせてくれるというわけです。

 以前はHDD Lifeのフリー版を使っていましたが、Vista環境に移行してからは正式対応してからでいいや、と待ち状態でした。で、上記ソフトがVista対応を謳っていたので、公式サイトから体験版を入れてみたワケです。ついでにHDD LifeもチェックしたらVista対応版が出ていたので、そっちも導入。

■どちらもHDDのAAM設定に対応

 今回「おっ」と思ったのは、HDDの騒音とパフォーマンスのバランスを決めるAAM設定への対応です。従来この設定はWindows上では行えず、DOS起動フロッピーを作って設定する必要がありました。寝室マシンのHDD騒音は気になっているんですが、フロッピードライブをつけてないので、どうしようかなと。一応、最近ではHitachiのFeature ToolはブートCDイメージでも配布されていてダウンロードまではしてあるんですが、結局面倒で放置してあったり。これがWindows上から気軽に変更できるのは便利でしょう。

■情報の詳細度では『ファイナル..』、使い勝手は『HDD Life』

 「ファイナル…」(名前が長くてイヤ…)を使ってみて一番気に入ったのは、下のS.M.A.R.T.詳細画面です。各パラメーターが属性名と詳細説明付きで表示されます。HDD Lifeではこういった画面がなかったと思います。S.M.A.R.T.はこのようにやたらたくさんの項目があるんですが、例えばLinuxなどで動く同種のツールであるsmartctlなどは画面表示をみてもさっぱり見方がわからなかったりします。これはポイント高いです。

finalhdd.png

 一方、使い勝手の面で気に入らないのは、メインウインドウのクローズボタンで閉じると常駐まで終了してしまう点です。Windowsアプリのルールとしては至極真っ当な動作なんですが、この手のツールは常駐してなければ意味ないワケで、そう簡単には終了してほしくないです。HDD Lifeのメインウインドウではクローズボタンは無効化されており、最小化ボタンを押すとタスクトレイにアイコン化されるという仕様になっています。常駐時の情報提示でもHDD Lifeの方にアドバンテージがあります。

 ちなみに常駐時のメモリ占有量ですが、ざっとみた感じ、「ファイナル…」が2.4M、「HDD Life」が1.5Mといったところのようです(ただし状況によってどちらも結構上下するようです)。

■さて、買うならどっち?

 気になるお値段ですが、「ファイナル…」はyodobashi.comで\3,480(-10%ポイント還元)、Amazonで\3,560となっています。近くダウンロード販売が始まるともう少し安くなるかも知れません。

 HDD Lifeは日本語版販売元からはまだVista対応版がリリースされていないので論外。もともと本家から購入したものでも日本語表示ができるので、本家からのダウンロード購入で無問題。$20(ちなみに「ファイナル…」も開発元であるALTRIX SOFTのHard Drive Inspectorからダウンロード購入できるようですが、$29.95なので価格メリットはないですね)。

 個人的にはS.M.A.R.T.詳細が気に入ったので自分用には「ファイナル…」を購入する予定です。一方、それほど詳しい機能は必要ではなく、肝心な時にきちんと警告してくれれば良い、という向きにはHDD Lifeの方が安いし、うっかり常駐を解除していた、といったミスも防げるのでオススメです。というか、そういう人にはフリー版で充分かも…