ニュースポータルから元記事ページに移動するChrome/Edge拡張Canonical URL Detector

(Chromium) Edgeをメインブラウザーにしてだいぶ経ちますが、1つ不満点というかフラストレーションが溜まることがあります。それは新規タブを開いた時のMicrosoftニュースです。これ自体は広告が鬱陶しいのはあれど、ふとタブを開いた時に様々な最新ニュースがみられるので、FeedlyでRSS購読している明示的に関心をもっているカテゴリ以外の動向がなんとなくわかったりするので重宝しています。

ただここに現れたニュース記事は大元の記事をMicrosoftニュース側でプレーンテキストを抜き出したものだったりして、画像が足りない、あるいは全くないとか、レイアウトがおかしくて読みづらかったりしがち。また掲載期間も本家より短かったりして、ブックマークしたりシェアするにも向きません。そしていやらしいことに元記事へのリンクもされていません。なので、必要がある時にはわざわざタイトルでググって元サイトの同一記事を検索したりしていました。

いっそタイトルを抽出してGoogleに渡すブックマークレットを作ってやろうかと思ってよくよく調べたところ、Microsoftニュースの場合、HTMLソースでヘッダーの中にlinkタグのcanonical属性で元記事のURLが入っていることがわかりました(Yahoo!ニュースは入ってない模様)。むしろこれを抽出すれば簡単に本家にとべるブックマークレットが作れるじゃないか!と。

いやいや待てよ、それくらいなら絶対もう作られてるはず!ということで調べたところ秒でChrome機能拡張がいくつか見つかりました。Chrome用は現Edgeでもそのまま使えます。

いくつか試して使えそうだったのは、

  1. Canonical URL Detector
  2. Inspect Canonical
  3. Canonical URL Open

の3つ(写真左から)。

やれることはほぼ一緒。

1.は正規URLが見つかると赤くなり、クリックすると新規タブで正規URLが開きます。

2.は正規でない時は黄色、正規ではグリーンに点灯。正規URLが見つからない時は黒。1.同様、黄色の時にクリックで正規URLが新規タブで開きます。

3.はアイコンの色には変化がなく、クリックするとウインドウが開いて見つかった正規URLが表示されます。さらにそれをクリックする必要があります。手間としては他の2つより多いですが、Canonical属性だけでなくOGP(Facebook共有用)で指定されたURLも抽出してくれます。Canonical記述がないサイトで役に立つ場合もあるかも知れません。ただしMicrosoftニュースでは効きませんでした。

1.と2.は操作にかかる手間は同じですが、なんとなくアイコンが目立っててわかりやすいのは1.かなと思っています。ただ2.の長所として検出が速いというのがあります。1.はページ全体を読み込み終わった後くらいで点灯しますが、2.はページを開き始めてすぐに色がかわる感じ。もしかしたらJavaScriptで動的読み込みでCanonical属性をセットするようなサイトでは1.の方式の方が確実なのかもですが、とりあえずMicrosoftニュース対策としては2.で問題なさそうです。しばらく併用してみようと思いますが、現時点では見た目で1.かなぁ。どうせ一瞬はMicrosoftニュース側を読んで、「写真おかしいな」とか「シェアしたいな」と思ったときに使う感じなので、多少動作するタイミングが遅くても問題ないかなと。

いずれも今時の機能拡張のセキュリティ管理下にあり、

  • クリックした時だけそのURLをチェックできる
  • 指定ドメインだけ自動チェック許可
  • 常に自動チェック許可

から許可範囲を選択できるので、どんなサイトをみているか覗かれるようで嫌だという場合は1番目か2番目の設定にしておけばよいでしょう。個人的には現状Microsoftニュースなど決まったニュースポータルサイトでしか使わないので2番目でいいかなと思っています。

 

理想をいえば引用元ページがあるときは自動でリダイレクトしてほしいくらいですが、それならばTamperMonkeyのような機能拡張でスクリプト書くのも手かもです。他に良いソリューションをご存じでしたら是非お知らせください。

7年ぶりのモニター刷新。高解像度化&HDR対応 LG 34WK95U-W

大きな仕事が一本片付いたので、恒例の自分ごほうび設備投資。前々から懸案だったメインモニタ(ディスプレイ)を7年ぶりに買い換えました。

今まで使っていたものは2014年の前々居の時に買ったLGの34UC97-S。3440×1440のウルトラワイド34インチ。60HzでHDR非対応です。それなりに広いモニタですが、コロナ禍でリモートインタビューの機会が増え、「Wordの進行シートで記録とり、Excelで相手のプロフィールデータを閲覧し、PowerPointで提示資料を見せ、OBS Studio経由の映像をZoomで接続」とかやってるとこれでも手狭感が出てきました。サブモニタを1枚足すということも検討したんですが、動画編集などで4KやHDRも欲しいなということでメインをリプレイスすることに。またゲーム用に高リフレッシュレート機も検討したんですが、なかなか全てを満たす製品は見当たらず、言うほどPCゲームしない(結局リビングでPS5でやる)ってことで妥協することにしました。

サイズ制約として、IKEAのFREDDEというデスクを使ってる都合、上方向はこれ以上高くできないというのがありました。普通に16:9の40インチの4Kモニタとかは多分無理。ウルトラワイドに慣れているのもあって今回もウルトラワイドで模索。候補として挙がったのはこの辺り。

候補1 LG 34WK95U-W

タイトルバレしてますが購入したのはコレ。今と同じ34インチながら解像度が上がって5120×2160。27インチ4Kを横に伸ばしたフォームファクタとなります。HDR600のIPS。34UC97-Sの外部入力切替の操作ステップ数が多くて「LGのモニタは二度と買わん!」と思ってたくらいですが、店頭で操作してみて多少して1手間減っていたので許すことにしましたw。ハードウェアキャリブレーションにも対応しているので、追々キャリブレーターを購入したら色校正なども捗るのではと。またThunderbolt3ポートでは85W給電に対応。MacBook Pro 15インチくらいならフル給電可能。16インチだとちょい足りないくらい。

候補2 MSI PS341WU

候補1とパネル同一品じゃないかってくらい似通ったスペック。それでいて4万円ほど安い。仕様上の大きな差はハードウェアキャリブレーションに対応していない点。またデザイン上で気になったのは足の形状が四角形でモニタの足元に色々な機材を配置したい私としてはデメリット。あとOSDコントロール用のジョイスティックが背面のサイド寄りだった点も手を伸ばすのが面倒くさそうで減点。WindowsとMacの行き来などで割と使用頻度高いので。最寄り店舗に展示と在庫がなくて結局現物は視認してないのですが、レビュー動画などをみて候補から外しました。その辺のデザイン仕様が気にならないならばコスパは高いモデルだと思います。

あとUSB Type-Cポートが候補1がThunderbolt3なのに対しこちらはDisplay Port Alt mode付きのUSBのみ。給電についても記載がなく不明。MacBook Proなどで使うにはちょっと気になります。

逆に強みとしては背面デザインでしょうか。端子が下向きかつカバー付きなのでゴチャゴチャするコネクタ周りが見えない。壁面寄りでない場所に設置するなど背面の見た目も重視するならこちらもアリかと。

候補3 LG 38WK95C-W

店頭で候補1の34WK95U-Wと並んで展示されていてちょっと揺れたのがこちら。解像度が3840×1600と、現行の3440×1440から微増となり、その分サイズが34->37.5インチと大きくなっている選択肢。やはり物理的に大きくなるのはインパクトとしては大きい。値段も候補1とほぼ同じで、解像度を取るか物理サイズをとるかという勝負。

その他、ゲーミング性能としてはSAMSUNGのOdessey G9とかも以前から気になってたんですが、

  • 日本未発売で並行輸入になるのでサポートが不安
  • 発熱がスゴいらしい
  • 高い

上に縦ピクセル数が1440と現状というのも微妙な気がして却下。

 

 

34WK95U-Wレビュー

ハード周り

前面のデザインはほぼ一緒。センター下にあったLGのロゴがなくなった位。大金はたいて買い換えた感が希薄です…

OSD用のジョイスティックも従来通り底面のセンター。しかしOSD自体の操作フローやレスポンスは改善されていてマシになっています。従来は外部入力選択がメニューツリーを2階層くらい辿らないとならなかった(信号がない時だけはトップから左にいけば入れた)のが、34WK95U-Wでは常時左に入力選択がアサインされるようになりました。地味ながら大きな改善です。

スピーカーは7W+7Wから5W+5Wにダウン。まぁどのみち外部スピーカーを使うのでキニシナイ。ただ34UC97-SではPC側からボリューム調整できない仕様だったのが34WK95U-Wでは普通にできるようになったのがこれまた地味ながら実用性の高い改善です。ちなみにWindows10からみて「16ビット/48000Hz (DVDの音質)」のサウンドデバイスになります。

ケーブル周りでは、MSIのところで書きましたが背面直差しなのはコストカット感あります。特に電源ケーブルの付きだし感がスゴい。ただ付属の電源、DP、HDMI、USBケーブルが全てホワイトなのはせめてもの気遣いでしょうか。そこまでするなら別に最初から黒でいいわ、という気もしなくもないですが(結局写真のようにWebカメラつけたりすると浮く)。色味でいえば34UC97-Sのシャンパンゴールドの方が好きだったかな。

背面。端子類は高めの位置にあり、背面パネルから垂直に突き出るタイプ。

別途スタンドに装着できるケーブルホルダーが付属しているので、片側から見る分には割と綺麗にまとめられるかなという気はします。どうせならスタンド支柱の中に隠せるともっと綺麗かも。

脱着式ケーブルホルダー

解像度かサイズか、それが問題だ…

候補1がいくら5120×2160といっても、サイズが34インチのままだと100%表示では文字がめっちゃ小さくなって老眼入ってきてる目には実用になりません。結局150%とかで使うならば実用上の解像度は大してかわらずただフォントや写真が綺麗になるのがメリットという感じになります。それでもまぁWindowsももはや100%で使う時代でもなく、サインインしなおさずにスケールかえても不具合のあるアプリはかなり減って来ているので、用途にあわせて色々なスケールで使える選択肢があることが大事かなということで解像度をとることに。ブラウザやOfficeなら動的にスケールかえて使えるし。

なお、横5120pxを150%スケールで使うとほぼ3440pxディスプレイと同等の広さ感&文字サイズとなります。これだと作業性は変化なし。Windows10の場合その間は125%しか選べない。macOSだと更に選択肢は減るけど、たぶんオンラインユーティリティとかで選択肢は増やせるはず(まだ詰めてない)。

今のところ買い換えた実感が欲しくて125%で使っています。ほとぼりが冷めたら150%になってる予感も(笑)。でもまぁUI類は多少小さくてもメインコンテンツの文字さえ大きくできれば良いので、125%や100%にしつつブラウザやOfficeのデフォルトスケールだけ拡大するってのが落とし所かなぁとか。文字をスケールしても綺麗なのが高解像度の利点ですし。

YoutubeでHDRが見られる幸せ

PCでNetflixでHDRな映画を見るということは基本ないので、HDRコンテンツとしてはYoutubeが主な用途になります。とりあえず普通に見えています。たまにへんな白飛びしてたりしますがこれはたぶんHDRの規格の違いでYoutube側の変換が上手くいってないとかなのかな。追々自分でもiPhone 12Pro Maxやα6600で撮った動画をPremiere ProでHDR編集してYoutubeに出す手習いをしてみようとお思います。

HDRを有効にするとスクリーンキャプチャに支障が出る問題

というのがあるぽいです。というかChrome/Edgeの問題というべきか。主要な画面キャプチャツールがHDRに非対応なため、白トビした画像になってしまう模様。逆にHDR対応のXBox Game Barを使ったら保存形式がHDR対応のJPEG XR(.jxr)になってしまい、一般的な用途には使いづらくなる。

いまのところChrome機能拡張かコントロールパネルから都度ON/OFFしてやるしかないのかな?愛用しているWindows標準の「切り取り&スケッチ」が自動SDR変換に対応してくれるといいんですが…

 

屋根裏部屋の換気に電源が欲しいがコンセントがない!そんなあなたにセパラボディ

昨年移り住んだ賃貸戸建て住宅には屋根裏(天井裏)部屋があります。購入したガジェットの箱などが捨てられない派にはとりあえずの仕舞い場所として大変重宝します。しかし住宅自体はかなり古い作りなのでなんと換気扇がありません。夏の日差し照りつける屋根の真下になるのでこもる熱も半端ない。空き箱類ならまだしも本とかCD/DVDは大丈夫か?というレベルです。

さりとて借家なので勝手に電気工事するわけにも行かないし、そう何万も掛ける気も無い。昨年の夏の終わりに引っ越してとりあえずやり過ごした感じでしたが、今年もそろそろ温度が上がってきており、少し探し物をするだけでも汗だくです。なんとかしないとなぁと思って暇を縫ってリサーチ。

コンセントはないですが唯一E26の電球ソケットがあります(さすがに照明はついている)。これってAC100Vが直接配線されているものなので、理屈的にはここから電気取れるんだよなぁーと思って探してみると、バッチリ私が求めていたものが存在しました。

名前がちゃんとついていてセパラボディというそうです。Wikipediaに載ってすらいます。なんだか怪しげな美容商品みたいですが、PanasonicやELPAなど老舗が販売している真っ当な商品のようです。

パナソニック セパラボディ WH4101

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セパラボディ

奥側がE26口金、手前側がAC 100Vのコンセント穴になっています。

つまりこうなる

適当な電源コードを差し込んでみるとこんな感じ。現在の感覚だと賢いんだか頭悪いんだかよくわからない商品ですね。まぁ電気的には至極当たり前で形状を変換してる(元に戻している?)だけとも言えます。いや本当に電気が家庭に普及しだしたころは、このねじ込み式が先で、これを分岐して使うのが普通だったわけで、むしろそこから現在のコンセント形状に移っていく過程では当たり前に使われていたのかも知れません。

ともあれこれさえあれば屋根裏部屋唯一の電球ソケットから通常のAC100V製品が使えるコンセントを得られるというわけです。ちなみに一般的な壁付けのコンセントや延長タップが15A上限なのに対し、こちらは6Aと半分以下が限界となります。電子レンジやドライヤー、ストーブなどの大きな電力を使う電気器具には向かないので注意が必要です。

■薄暗い照明環境をアップグレードする

電源が取れるとなれば色々可能性は広がります。夏に向けて換気をどうにかするというのはさておき、とりあえず電球ひとつでいまいち薄暗かった照明を改善してみることにしました。まず電球のソケット数を増やすためにライティングレールを導入。既存ソケットが天井ではなく壁面だったので使用したのはこちら。

ELPA ライティングバー コンセント型 1m LRC-100B(IV)

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これで1m幅の任意の位置に電球ソケットを設定できます。足りない場合は延長用レールとジョイントを買えばさらに伸ばすことも可能。

ソケットはとりあえず3つ、角度が変えられるものがいいかなと思ってこちら。

3個中、1つだけ接触が微妙なのがありましたが、一度位置決めすればそうそう触るものでもないかと思いそのまま使っています。

そして電球ですが、いずれ換気扇なりをつけたなら廊下にある壁スイッチは常時通電することになります。ので電球だけ独立でON/OFFできなければならず、他の廊下や階段でも愛用しているIKEAのTRÅDFRI(トロードフリ)を追加導入することにしました。E26口金タイプでホワイト系だと1000lmで色温度も変えられる2,499円の対応と、806lmで調光(明るさ変更)のみ799円のものがあります。今までの階段、廊下はセットモデルだったのもあり前者だったんですが今回は後者にしてみました。価格が3倍違う割に明るさはそこまで差がないので調色が不要ならばかなりコスパが高いです。ライティングレールで数を増やさずに一番明るい電球にする手もありましたが、今回は物陰ができやすい屋根裏部屋物置なので、配光的には点光源で明るいよりは複数箇所から照らせることが重要だろうと。806lmタイプは60W相当の明るさで消費電力は8.9Wとなっています。3つ点けても27Wなので、6A(x100V=600W)のセパラボディ経由でも余裕ですね。

IKEAのTRÅDFRIはスマホアプリで制御できるのはもちろん、Google Home、Amazon Echo、Apple HomeKitなどと連携することもでき、声でON/OFFもできます。ちょうど廊下の天井から屋根裏への格納式階段を下ろしたあたりにGoogle Home miniがあるので、階段を出し入れしたり上り下りしながら「OK Google、屋根裏の電気を点けて」などと言えばバッチリです。なんならモーションセンサーを追加してもいいかなと思っています。IKEAのTRÅDFRIシリーズはコスパも高いですが、こうしたアクセサリが豊富なのもポイント高いです。

ともあれまずは照明環境をアップグレードでき、収納物を探索する時の快適度が大幅アップしました。いつでも元に戻せる非破壊施工できたのはセパラボディのお陰です。あとは夏が本格到来するのに備え、本命の換気環境を検討していきたいと思います。

Atom Camなどネットワークカメラの延長用に適したmicroUSBケーブル

Atom Camいいですよね。3,000円前後の低価格ながら、画質良し、マイク、スピーカーも搭載、初期設定が簡単、スタンドが優秀で取り付け自由度が高い、USB 5V給電で稼働、アプリも使いやすい、モーション検知、クラウド録画、別売りセンサーと弱点無しです。

先日ついに防水モデルのAtom Cam2も登場(残念ながらセンサーは非対応に)。ケーブルを通す場所さえあれば屋外監視にも使えるようになりました。価格ほほぼ変わらず。

我が家ではIO-DATAの1万円超のカメラを使っていましたがもはや完全にこちらに移行し、猫の隠れ家監視なども含め5台が稼働しています。IO-DATAのは12Vくらいの専用ACアダプタが必要で取り回しがイマイチでしたが、Atom CamはmicroUSB端子のUSB 5V給電なのでとても汎用性が高いです。既にAnkerの他ポート充電器がある場所からなら一緒にそこから電源とることもできますし、市販ケーブルで長さを最適化したり壁の色にあわせたケーブル色を選ぶこともできます。

さて、最近猫の新たなお気に入りスポットとして、天井ギリギリの本棚の上があることがわかりました。Atom Camもまとめ買いして余っていたので設置しようとしたのですが壁コンセントは足元のやや離れた場所にしかなく付属ケーブルでは届きませんでした。AC延長ケーブルを使うという手もあったんですが、配線経路の途中にコネクタやUSB充電器など膨らむのもイヤだなということで、USBケーブル側を長いものに交換することに。

そして見つけたのが5mのコレ。

まさにネットワークカメラ用として売っているもので、壁に止めるためのコードクリップも10個付属していました。ハンマーなどで打って止めるタイプのものです。

付属のコード止め

またAtom CamのmicroUSBジャック部分は強度を出すためだと思われますが少し奥まったところにあり、コネクタ部分が少しでも太いと刺さらない場合があります。しかし本ケーブルは問題なく奥まで刺さりました。ケーブルは本体付属品のようなフラットタイプではありませんが、普通に細くて柔軟で扱い易いタイプだと思います。iPhoneに付属の充電ケーブルくらいと言えばいいでしょうか。もちろんAC 100Vの延長ケーブルを引き回すよりもスマートで目立たないので綺麗に配線することができました。Atom Camを設置したいけど電源の場所が遠くて、、という方は候補に検討してみてください。

風が強い日にエアコンからポコポコ音がするので「おとめちゃん」で対策

風が強い日にエアコンからポコポコ音がする、それはドレン(排水)ホースから風が入り込んでいるせいで逆止弁をつけると解決する、というのは知識としては持っていましたが、新居寝室に使っているエアコンで初めて実際に耳にしました。割と可愛い音というか、めちゃくちゃ不快な音ではないのですが、ずっと鳴っているとやっぱり耳障りなので、逆止弁のDIY取付けにチャレンジ。

購入した商品はこちら。

因幡電工 エアコン用消音防虫弁 おとめちゃん DHB-1416

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おそらく定番中の定番という商品。「音」を「止める」で「おとめちゃん」。ざっと検索するとエアコン工事業者さんのメニューでは逆止弁取付は2,200円となっています。おそらくこれは部材費込みで、他の工事のついでにやれば、ということだと思います。これのためだけに来てもらうと訪問費用がかかって数千円とかになるんじゃないかと。DIYなら数百円、対候性ビニールテープとセットでも買っても1,000円未満です。

この製品は、中に弁がついていて、外(下)からの風や虫は入れず、室内(上)からの排水が落ちてくると重さで弁が開いて下に流すという簡単な仕組みです。よくDIYで既設のドレンホースの先端につけて床置きで済ましている施工例がありますが、あれはよろしくないようです。水の重さがしっかり弁にかかるよう垂直に施工しないと本来の排水性能を発揮できず逆流する危険もあるっぽい。壁のダクトが頭上にあり十分に落差があればそれでも水の重さがかなりかかるので実質問題にはならないかもしれませんが、やはり説明書に従って正しく取付をすることにしました。賃貸なので既設配管のカットには躊躇もありますが、最悪ドレンホースくらいなら弁済したろうやないかい、ということで。というか普通退去時にそんなとこ見ないんじゃないかなとか。

おとめちゃんは上側と下側で接続方法が異なります。上側はドレンホースの凸凹の凹の部分の径である14mmのところに金属のストッパーを差し込んで固定します。一方下側は16mmのホースに差し込む形。必ず上側より受けとなる下側が広くなる構成にすることで、上から落ちてくる水が零れないようになっているんですね。じゃぁホースの上と下で径が違うものを用意するのか?というとそうではなく、もともとドレンホースは定期的に太くなっている箇所があるのです。そこを狙ってカットし、上側は太くなっている分を切り取ってしまえばOKです。頭上のダクトから出てきて、床面まで届く間のどこかに必ず太くなっている箇所があるんじゃないかと思います。ただし弁が正しく機能するために、ダクトから1m以上下がった位置に取り付けるよう指示されています。1m分の水があれば確実に弁が開くということでしょう。面倒なのは化粧配管カバーで覆われている場合です。おとめちゃん取付部分はドレンホースよりも幾分太くなるので、元通り化粧配管カバーが閉まらなくなる可能性があります。こういう場合は化粧配管カバーより下で垂直に取り付けられる箇所を探すなり、カバーを加工するなりが必要になるかと思います。幸い、我が家の場合は化粧配管カバーがいい感じのところで途切れて40cmほどドレンホースが真下に垂れており、かつそこに16cmの接手部分が含まれていたので3分ほどで取付できました。ここまで見越して工事していたとしたらこの施工業者さんはスゴ腕です。

というかこの位置関係なら一番下に取り付けるだけでも垂直姿勢は維持できるのでカットしなくてよかったんじゃないか説も…

抜け防止、水漏れ防止で上下の接合箇所をビニールテープでギッチリ巻いて完了。なお、おとめちゃんの上下パーツは分離して中身を掃除できるようになっているので、本体部分にはビニールテープは巻かないでおきました。

(なお下の方に見える細いケーブルはBSアンテナ線なので無関係です。)

強風でまさにポコポコ鳴っている日に施工しましたが取付後音はぴったり止んだようで効果はばっちりです。