300Hz! GE76 Raider Dragon Edition Tiamatが来た

同居人が新しいWindowsノートPCを購入しました。基本はMac派なんですが、e-Taxに必要だと。今時Macでもe-Tax可能なんですが、それは電子署名にマイナンバーカードを使った場合。信教上の理由でマイナンバーカードを作らずに民間の電子認証サービスを使おうと思うとWindowsでないと厳しいんだとか…

それでもICカードリーダーが使えればいいので、せいぜいドライバー互換性が危ぶまれるSurface Pro X(Arm64版Windows)は除外するくらいで、性能的にはAtomでもCeleronでも良さそうなもんですが、なんと買ったのはこちら。

ゲーミングノートです(笑)。なんと液晶のリフレッシュレートが300Hzと世界最高レベル。8コア16スレッドのCore i7-10870H、メモリ32GB、1TB SSD、モバイル向けGeForce RTX3070、2.5GbE 有線LAN、Wi-Fi 6E 無線LANというハイスペック。そして液晶パネルは解像度こそフルHDですがリフレッシュレートが300Hzというデスクトップ用モニタでもなかなかお目にかかれないスペック。確定申告用です!

■Why 300Hz?

300Hzにこだわったのは一応理由があって、同居人は目のクロックが異常に高いらしく、クルマのHUDや液晶プロジェクターを見ていてもチラ付きを感じるんだそうで。ちょうどデジカメでそれらのデバイスを映した時のあのチラチラが肉眼でも常に見えているんだそうです。ので、Macで標準的な60Hzのモニタを使っていてもマウスカーソルの動きなどもチカチカして見辛いんだとか。店頭で機種選定をしている時に、たまたまみかけたゲーミングPCの高リフレッシュレート機のマウスカーソルのヌルヌルさに感激し、どうせモチベーションのあがらないWindows機を買うならそこにこだわってみようということに。

高リフレッシュレートとのトレードオフとして解像度が下がる点があります。高解像度かつ高リフレッシュレートだと要求されるグラボの処理性能が半端なくなるので、特にノートPCではどちらかを断念せざるをえません。会計事務に使うなら4Kとか高解像度機の方がいいじゃ?とはいったんですが、とにかく高リフレッシュレートっというものを使ってみたかったようです。GE76は17.3インチとノートPCでは最大級のサイズな分、フルHDということでドットのガタガタは目立ちそうです。

■Dragon Edition Tiamat !!

MSIのGE76にしたのにはもうひとつ理由があります。それは限定デザインバージョンDragon Edition Tiamatの存在です。MSIは以前のモデルからこうした限定デザインモデルを出していました。前世代のGE66でもDragonShild Editionというドギツいオレンジでなぜか宇宙船のフィギュアまで出てくる限定モデルがありました。

GE76以前にこれも候補に挙げてたんですが、なぜか日本モデルは240Hzで悩んでいたら売り切れてしまいました。

で、2021年モデルのGE76が発表され、Dragon Editon Tiamatならば日本モデルも300Hzだぞとわかり、予約争奪戦に参加。無事ゲットできました。

■フォトレビュー

プリントではなく物理的な凹凸があるパネル背面。保護フィルムを剥がす許可が下りずややテカってます。
キーボード面も。さすがにトラックパッドはプリントでフラットです。
300Hzを謳うステッカー
起動時のBIOSロゴも専用グラフィックでアガる。
フロントのLEDバーライト。デフォルトでは青とオレンジが左から右にホワーンと流れるパターン。キーボードライトとあわせてカスタマズができるっぽい。
ACアダプタはクソデカいです。コネクタも専用ですがリバーシブル。奥は比較用のChromecast with GoogleTVのリモコン。
リフレッシュレートサイトでの表示。シャッタースピード1/4000でもブレて見えます(一番上)。

ざっと触ってみましたが、確かにマウスカーソルの動きやスクロールなどは滑らかな気がします。ただ、これまで我が家の最高リフレッシュレートデバイスだったiPad Pro 2018の120Hzと比べてそんなに違いは感じません。私の目の方のクロック上限だその程度ということでしょうかw。上下に激しくスクロールさせた場合もクッキリ見えるとかいうことはなく、ブレることはブレます。

なんともオーバースペックな買い物でしたが、デザインも含め当人は非常に満足しているので良しとするしかなさそうです。

プリウスにドラレコ兼デジタルインナーミラー Changer 68装着

実は先日プリウスZVW30で事故りました。深夜、壁があって見通しの悪い交差点で側方からつっこまれました。一旦停止はしたはずなんですが証拠がなくて8:2。ドライブレコーダーをつけとけば!と悔やむことに。

でやっと修理上がってきたので速攻で取り付け。前から興味があったデジタルインナーミラータイプのChanger 68をチョイス。

ルームミラーにかぶせたり置き換えたりするタイプなのでフロントガラスがごちゃつかないのが良い。また大抵はフロントカメラが一体型になっているので配線の手間が若干省けます。

Amazonoで探すと同じ様なタイプが山ほど出てくるんですが、このChanger 68にした理由は、

  • リアカメラで後方の映像も録画できる
  • ADAS(正面の衝突警告、車線逸脱警告)
  • BSD(車線変更時に死角に後続車がいないか警告)
  • GPS
  • 駐車中監視

など。ADASやBSDは自動車メーカーが凌ぎを削っている先進安全装備で、こんなポン付けの中華メーカー製品でそんなに信頼できるもの実現できるとは思ってませんが、まぁZVW30はそこら辺なんにもないので、多少なりとも足しになればラッキーくらい。GPSは位置情報が記録できるのもさておき、時計合わせが正確になるのでやはりあるといいだろうと。駐車監視はバッテリーに負担が大きいので結局カロスポでも無効化していますが、プリウスは路上を向けて駐めているので、なんか映ったら面白いかなと(カロスポは建物に向けてるので基本なにも映らない)。

Android 8搭載機種なんかも面白そうかなと思ったんですが、同居人に安定第一だろうと窘められて除外。

なおChanger 68にはシガーソケット電源ケーブルのみ付属してきて、それだとACC電源接続になり駐車監視モードは使えません。別途ヒューズボックスなどから常時電源がとれるケーブルキットが販売されています。

本体の入力はminiUSBコネクタなので、駐車監視モードがいらず、単に嵩張るシガーソケットを使いたくないだけならソケットをぶったぎって自分でACC接続してもいいかもと思いましたが、一応マニュアルで「付属ケーブル以外使うな」となっていたのと、せっかくついてる機能なので試してはみるかってことで、追加で買い足しました。常時電源とりつつACC電源がモード切替信号として使われるので、駐車監視モードが必要な人はやはりこの専用ケーブルキットを買うしかなさそうです。単に常時電源に配線しなおすだけではダメだろうと思われます。実はこの別売りケーブルのことがAmazonの商品ページどころか付属説明書にすら書いておらず不親切、不信感を感じました。「どう考えてもシガー接続で駐車中に動作はしないやろ」という知識がなければ気付けないのではと思います。関連商品にリンクくらい出してほしいものです。

またこのケーブルキット、ヒューズボックスから電源を取れるように各サイズのヒューズ電源取り出しアダプタが付属しているのはいいんですが、ACC電源側は固定。常時側はギボシで付け替え可能。ACC側についてるヒューズのサイズがあわないので結局ぶったぎって、市販のヒューズ電源取り出しケーブルを追加購入して取り付けました。常時とACCで仕様が違うとか、ちょっと意味わからない設計です。

あと32GBのMicroSDカードが付属すると書いてますが見当たりませんでした。問い合わせるのも面倒なので手持ちで余ってるのを挿して使ってます。

■取り付け

本体は純正ミラーを外さずに上にかぶせてシリコンバンドで止める方式。ちょっと不安定な上にトータルの厚みがでがちです。素人設置には楽ですが、個人的には付け替えタイプが良かったかな。またフロントカメラ一体型なので、ミラーが動いちゃうとADASのキャリブレーションも狂うわけですが、純正ミラーだとボールジョイントが緩めでちょっと触っただけで動いてしまいます。その意味でもジョイントを固めにしたりぎっちりネジ締めできるような専用アームを添付してくれた方がいいなと。

バックカメラは普通に有線で車両後方まで引き回すのはそれなりに大変です。カメラから20cmくらいのところにコネクタがあり、カメラが通らない隙間もコネクタだけにして通していける形。それでもトランクリッド側に通すのにヒンジ部分のゴムブッシュを通るのは苦労しました。というかコネクタが破損しましたorz。なんとかビニールテープでグルグル固定したんですが、最初は走行中の振動で映像が乱れまくり。コネクタ自体も車両にタイラップでガッチリ固定していまんとこ事なきを得ています。バック信号線もそのコネクタから分岐していて、せっかく最近の車はナビ裏に信号線が来ているのに使えず、バックランプからとる必要がありました。ZVW30の場合、バックランプは本体側、カメラ位置はテールゲート側とわかれるので更に面倒でした。カメラ自体もよくある立方体のバックカメラと比べるとややデカいです。

ミラー本体から生えるのは、

  • メイン電源ケーブル(miniUSBケーブル)
  • GPSアンテナケーブル
  • バックカメラケーブル

の三本。まぁゴチャっとしてスタイリッシュとは言い難いですね。

全体に、スマートさが足りないですが、まぁポン付けとしてはこんなものかなと。カーナビやETCの取り付けができる人ならさほど難しくはないと思います。逆にそういう経験がない人には付属マニュアルみても情報が乏しすぎて途方に暮れるでしょう…

■ファーストインプレ

・液晶パネル

以前、NOTEの試乗した時に初めてデジタルインナーミラーを昼間試した時も感じたんですが、全体に明るくて眩しいです。今回改めて夜も載ってみてさらに実感しました。これは液晶のバックライトのせいなんでしょうね。目の端に常に明るい表示がしかも映像として動いていて結構気になります。

またフレアというのかヘッドライトや街頭などの照明が拡散して白飛びしてしまうのもイマイチ。例えば左右のヘッドライトの明るさで肝心のナンバーが見えなくなる感じ。ギリギリまで接近すればナンバーが読めるくらいになるので実用上(事故ってコマ送りで解析する時)には問題ないかもですが、上記の眩しさもあって気になります。ハイライト調整みたいなのが欲しいところ。

有機ELディスプレイで作ったら黒が沈んでリアルミラーみたいな見え方になるんですかねぇ。実際の映像よりもコントラストが出て暗いところでも明るく見えるのがデジタルミラーの利点なわけですが、必要なものだけハッキリ見える方向に進化の途上だなと感じました。

ちなみに明るさ調整は5段階ですが、たぶん全体もしくはバックライトの明るさをかえているだけで、コントラスト的な調整はかかってなさげ。一番暗くしても夜は結構目障りです。もう少し使うと慣れるかも知れませんが、ウチの場合、ついてる車とついてない車を行き来することになるので、より時間がかかりそうです。

・フロント映像&ADAS(前方)

前方の車両を検知するとロックオンのマーカーとして正方形が重なって表示されるのがちょっとカッコイイです。距離に応じて正方形の色が緑->黄色->赤と変わります。欲を言えばもうちょっとマーカーらしいデザインだとよりサイバー感が出るのになと。本当にただの正方形なんでちょっと安っぽい。

また最大の問題点は「基本はミラーの代わりとして後方を映しているので目にする機会がない」というところ(笑)。たぶんですが、リアカメラを有効にしてBSDが稼働している間はADASは死んでる気がします。一応設定画面では両方オンにできてるっぽいんですが、リアカメラにしてる間、接近警告とか前方車両発進メッセージとかが鳴ってない気がします。

あとミラー裏側にあるフロントカメラは多少の角度調整ができますが、傾き補正はできないぽくて、映像がミラーフレームに対して傾いている感じになるのが無性に気になります。ミラーを傾ければ(フレームに対して)水平にもできるんですが、今度はミラー自体がナナメってるのが気になる…これだけでもフロントを常時表示はないなと思います。

じゃぁ都度切り替えて使うかっていうと、走行中に2回タップまでしてみる場面があるかなぁという感じ。フロントカメラはあくまでドライブレコーダーとして記録用かなと。

・リア映像&BSD

リア映像は正像と鏡像が選べます。後続車のナンバーなどを読みたければ正像を選ぶのもありですが、やはり慣れた鏡像一択な気がします。左後方から来る車両がミラーの右側に移ってたらやはり混乱しますね。これもすべてそうなら慣れるかも知れないですが、他の(これがついていない)車を併用するなら絶対無理。

実際は4:3なり16:9のカメラ出力を横長のミラーに映しているので、上下方向は映っていない部分があり、上下スワイプで画角をかえることができます。またバック信号線をつないでおけばバックギアに連動して画角が下に下がります。これは便利。

BSDはBack-side Detectionの頭文字ですかね?自動車メーカー(TOYOTAだけ?)はBSM、Back-side Monitorって呼んでる気がします。また商品説明に「前後BSM」って書いてあったりしてなにいってんだコイツ?状態です。前を監視したら”B”DSじゃないじゃん!っていう。自動車メーカーオプションの場合はソナーで左右後方の車両を検知して、ウインカーを出して車線変更しようとした時に、後ろに車がいるとドアミラー部分が光って教えてくれます。一方、本機のBSDはリアカメラを使った画像認識ベースで、ウインカーにも連動せずに常時警告が出ます(ミラーの左右端がオレンジ色点滅します)。なので、例えば左から追い越しをして、右側に前から後ろに車両がスーっと映っただけでも発報します。ちと煩わしいです。精度についてはまだなんともですが、普段からfalse-alarmを出しまくっているという状態なので、常に光っていることに慣れてしまっていざって時にスルーしてしまいそうです。

・ドラレコ周り

720pと1080pが選べます。また動画は1分または2分でファイルが切り替わります。事故の衝撃で最後の映像が途切れないように?でもそれいったら本当に必要なのは衝撃を受けた瞬間だし、、、まぁ録りっぱなしにしておく分には問題ないですが、長時間のドライブ映像をなにかに使いたいという時にはやや不便な仕様かなと。

駐車中の映像はタイムラプス(早回し)形式になります。何秒に1コマなのか明記がないですが、犬の散歩してる人や通過する車などはちゃんと映っているので、数秒に1コマくらいは録ってそう。電圧が一定値を切ったら車両のバッテリー保護のために録画を停止してくれます。

本体(ミラー)上での再生もレスポンスはまずまず。スライダー操作が若干しづらいかなという程度。

タッチ1回で表示されるメインメニューから手動で動画や静止画を残すことも可能。ふと面白い看板をみかけたとか、イカれた対向車が交差点の向こうにいる、とかいう時にさっと撮影できます(まぁそんなこと滅多にないけどw)。

・その他ユーザビリティ

どうにも眩しい時やデジタル表示がいらない時は下側にあるボタンをおすと消灯できます。その状態で一応ハーフミラーとして機能しますがかなり像は暗くてミラーとして常用は厳しいなという感じ。またちょっとでも触れたりエンジンをかけ直すとオンに戻ってしまいます。

UIの日本語はヘンテコなところが多いです。言語ファイルくれたらボランティアでもいいので直したい感じ。

メニューに入るのにいちいち録画を停止するかダイアログが出るのが煩雑でちょっとした設定操作にもひと手間ふえて面倒。必要な時に勝手に止めていいので聞かないようにしてほしいです。

ハード面ではフロントカメラのレンズを回転方向に回して角度あわせをしたい。もしかしたら思いっきり回せば動くかもだけど、ちょっと試した限りでは上下左右に向きを変えられるのみぽい。

■まとめ

30プリウスのリアは特殊形状でミラー越しのリアビューは見づらいので、外側のカメラ映像で後方視界が確保できる電子ミラーは有効だと思います。

ただ、この機種に限ったことではないと思いますが、夜間に眩しさを抑えるために是非有機ELパネルを使ったモデルを出してほしいです。でもまぁそれで5,6万とかになったら買わないかもなので難しいところですが。

ADAS/BSDは話のネタになればくらいのオマケ。

とはいえ1.5万くらいでドラレコ兼電子ミラーとしてはまぁコスパはいいかなと思います(特に自分で取り付けできる人)。この先数年くらいは何ごともなく動いてくれればですが。

XPS 15 2in1 9575のバッテリーを交換する

2018年に購入した購入したDELL のXPS 15 2-in-1 (9575)のバッテリーが死にました。100%になるまで充電しても、充電ケーブルを抜いて数分するとシャットダウンに入る感じ。コロナでノマドをしなくなって、してもSurfaceで済む軽作業が多かったりで、ほとんど使わずにいたんですよね。それで過放電が進んだかも。最近バッテリー交換の話ばっかですね…

しばらくなくても困らないのでメーカー修理に出すことも考えたんですが、逆にそこまで困らないものにあんまり修理(交換)代かけるのもな、、と思い互換バッテリーをDIY交換することに。みんな大好きAliExpressだと一ヶ月とかかかるので割高でしたがAmazon.co.jpに注文。しかし「通常3〜4日に発送」表示で数日後が予定日で表示されていたのに、発送地が香港で大幅オーバー。結局16日間かかりました。お急ぎの方はご注意ください。

交換自体は割と単純でした。バックパネルをT-5ネジx8本外せばすぐにバッテリーが見え、両面テープ止めもないのでプラスネジ8本+2本とコネクタで交換できます。手抜きですが動画で撮ってみたのでよろしければそちらをどうぞ。

BIOS(F2)やDELLのDiagnosisモード(F12)から見るステータスが「Poor」から「Excellent」に変わりました。

交換前

 

交換後

あのXiaomiの電動精密ドライバーを買ってみた

ガジェットの分解修理の機会が増えているので、精密ドライバーも電動のものがほしくなりました。

急がないので安く済ませようとAliExpressで物色したところ、Xiaomiの名を冠した製品を見つけました。日本ではスマートフォンで有名なXiaomiですが実は総合家電メーカーなんですよね。Mujiaというのはその家電ブランドということみたいです。

すでに改名されているという記事もありましたが、この記事以外にヒットするものがなく詳細は不明です。

Xiaomi製スマホは買ったことないですが、面白そうだったのでこちらをチョイス。Amazonにもたいして変わらない値段で売ってました…

ただしアリエクでは選べるマグネットシートがついてなさげ?分解時に外したネジを位置情報(マス目)で管理してくっつけておけるのが便利そうなので、付属を選んでみました。

まぁ、Amazonで同じ様なものが単品で買えます。

■ファーストインプレ

全体的な質感は予想以上に高いです。高級モバイルバッテリーのようなアルミ(?)製の金属ケースに入っており、中のビットはマグネットでケースに貼り付いていて、付け外しも楽だし、側面のサイズ表記が一覧できるのも便利。本体もカチっとはめ込む感じで逆さにしても落ちてきません。その分脱着は少し手間かな。操作はシンプルで、お尻のダイヤルをIかII(トルクの弱と強)にあわせ、ペン持ちして人差し指のところにあるシーソースイッチを抑えるだけ。

各ビットは形状サイズが色々ありますが精密ドライバー寄りの細い目のラインナップ。六角部分も細身で、一般的な電動ドライバーで使う六角ビットとは互換性がないのでご注意ください。こういうドライバーと同じサイズだと思います。

まさにこういうの持ってますが、目的のビットを選んだり抜き差しするのがめっちゃ手間だったんですよね。そこが大きく改善しただけでもスピーディに作業できそうです。

充電ポートは今時のUSB typeCなのもポイント。残念ながらケースに収納した状態では充電できず、本体のお尻に直接挿します。

総じてコスパは非常に高いと思います。ただケースについてはよりラフに扱えるよう樹脂でも良かったかなという気はします。金属のシャリシャリいう音が苦手な私には軽いストレス。

触ってみた様子を動画で撮っておいたのでよろしければご覧ください。

2021.3.17追記:

近く記事にしますが、Windowsタブレットの分解に使ってみました。極小ネジが3箇所使われていましたが、非常にスムーズにつけはずしてきました。手回りのドライバーだと無意識にあらぬ方向、強さの力が入ってしまいそうなところ、こちらを使うとそっと当てて純粋な回転方向の力でスッと回せる感じ。マグネットで極小ネジもドライバー先端にくっついてくるのでなくしにくいです。件のマグネットシートもいい感じでした。

食洗機を大型化。Panasonic NP-TZ300

引っ越してキッチンスペースに余裕ができたので食洗機を2,3人用の”プチ食洗”から大型モデルというかレギュラーサイズのモデルにリプレイスしました。というか同居人が買ってくれました。前に使っていた”プチ食洗”のTCR4は私が必要性を主張して半ば強引に導入したので、私のお財布で買いましたが、今回は同居人のモチベーションが大半だったので、私はTCR売却金額のみ納めることで合意。

TCR4は「2,3人用」となっていますが食器の形が不揃いだったり不向きな形状の我が家では割とパツパツ。他にペット用品などもあると入りきらず、2度に分けたり一部手洗いをしたりしていました。その折りに乾燥までするかどうかいつも諍いの種でした。個人的には洗浄が終了した後ですぐにフタを開けば温水で温められたお皿はすぐに自然乾燥できるから不要だと思っているし、複数回まわす時などは乾燥時間が待ちきれないという面も。大型化して一度で洗えるようになれば少なくとも待ち時間の問題は解消するので、私のフラストレーションも減るという案配です。

購入したのはこちらのモデル/カラー。

毎度ながら据置はPanasonicのほぼ独占市場。むしろ小型機の方が多少競合がある感じですね。ともあれPanasonicでレギュラーサイズモデルは3つのグレード(NP-TZ300、TH4、TA4)に分かれています。基本的な容量、洗浄力は同じで、最上位モデルのTZ300の差別化ポイントは、

  • ナノイーXで庫内のニオイ抑制、除菌
  • ドア開ボタンも含め静電容量タッチセンサー式UI
  • 汚れレベルが5段階(他は3段階)

といった辺り。さらにTA4だと窓や低温ソフトモード、80℃洗浄モード、エコナビなどが省かれます。

個人的にはTZ300とTH4の価格差は小さく、タッチセンサーUIの好き嫌いで選んでいいんじゃないかと思います。

タッチセンサー式UI

デザイン的にはスッキリシンプルですが、操作感は好みがわかれるところでしょう。特にドアオープンは2秒タッチなので短気な人はガチャメカで即時開けられる方を好むかも知れません。ちなみにドアを閉じるのはどちらも手動です。

耐久性はどうでしょうね。シンプルなメカ式の方が壊れないと考える人もいれば、可動部品がない方が壊れないという人もいます。個人的には後者かな。特にメンブレンスイッチは経年劣化でひび割れて中のマイクロスイッチが露出したりしそう。屋外置きの洗濯機などがよくなるアレ。まぁ紫外線が当たらない室内ならなかなかここまでにはならないかもですが。爪を伸ばしている女性はメンブレンシートにダメージを与えがちなので、TZ300を選択してもいいかも知れません。

庫内のニオイはさほど気になったことはないですが、食洗機は使用後、底に水が溜まってる時間も長いので、ぬめりとかも防げるなら価値ありかもですね。

あとカラーもシルバーが高級ガジェット感があっていい感じ。

前のはこちら。2017年に買いましたがいまだ現行モデル。

買い換え前
買い換え後

分岐水栓はそのまま流用できるので、置き換えはスムーズでした。むしろTCR4出品のための大掃除が時間かかりました。

■使ってみた

ドアを開けたり、電源を入れたりがタッチセンサーだと確かに多少煩わしいというかコンマ何秒ですが余計に時間がかかるなという気がします。慣れれば気にならなくなるかなぁ?ちなみにドア側面の小さな四角ボタンでも開けられます。TZ300はドアが2枚に分かれているんですが、気になるのは上側ドアをもって閉めてもロックがかからない点。必ず下側のドアをもって閉める必要があります。開いている状態だと下ドアは上ドアに隠れてみえないので、つい上ドアをもってしまいがちで「ちっ」となります。慣れが解決するといいんですが…

TCR4と大きく違うのは、5段階の汚れレベルを選ぶ点。

  1. つけ置き洗いや水洗い後に
  2. 汚れが少ないとき
  3. 食後すぐに洗うときに
  4. 念入りに洗いたいときに
  5. 食後数時間後や油汚れが多い食器、調理器具を洗うときに

となっています。TCR4では「標準」か「スピーディ」の二択でほとんど「スピーディ」しか使っていませんでした(温水供給)。標準だとエコナビが有効になるので汚れに応じて最適化してくれるのかなと思ってましたが、改めて調べるとTCR4もTZ300も給水温度と室温に応じて洗浄時のヒーター加熱時間や乾燥時間を最適化するだけみたいですね。汚れセンサーとかがあるわけじゃない。最後に選択したモードは記憶されていて、都度選ぶ必要はないので、こだわりがなければ操作ステップが増えるということはない。むしろ、TCR4は1ボタンでコースと乾燥有無の組み合わせをサイクリックに切り替える必要があったので、それが分離されて独立して指定できるようになったのは改善だと言えます。従来「スピーディ」で問題なかったと考えると、TZ300でも汚れレベル1で充分なのかも知れません。追々検証して最適化していこうと思います。

内部は2段になって圧倒的に収容力があがりました。箸やスプーンなどを立てるスペースがいつも手狭だったり天井が使えて長い箸の出し入れにトレイを引き出さなくてはならなかったんですが、俄然スムーズになりました。まな板がまるごと洗えるようになったのも食中毒防止の観点から良いかと。

気になったのはサンマ皿みたいな細長い食器を上段に並べるアタッチメントがあり、まさにそういう皿を常用しているので「これはいい」と思ったんですが脱着が割と面倒。脱着ではなく爪の開閉ギミックとかで実現できたらなお良かったかもです。

あと稼働音が圧倒的に静かになりました。カタログ上は41db -> 36db (50Hz圏の場合)です。同居人は大型化するからにはよりうるさくなるのを覚悟していたようですが、遮音材などをしっかりいれているのかむしろ軽自動車から高級セダンに乗り換えたような静かさです。もともとTCR4は小型化優先で箱が薄いのかうるさいという評価も多かった気がします。実家のレギュラーサイズモデルも静かだし、むしろこれが今時の標準的な騒音レベルなのかも知れません。

■洗剤も替えてみる?

我が家では洗剤マニアの同居人のチョイスで、ドラッグストアチェーンのクリエイトで売っているこれを使っています。

袋入りは使いづらいですが、適当な洗剤ケースに移し替えれば問題ありません。

(中性が多い)液体タイプは不人気です(同居人曰く明らかに汚れ落ちが悪いとのこと)。

ですが、粉末とジェルのハイブリッドであるジェルボールタイプのJOYジェルタブは手軽さと洗浄力の両立がされてそうで気になっています。

ジョイ ジェルタブ 食洗機用洗剤 54個入

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今まで小型食洗機だと1個使うと過剰でコスパが悪くなりそうで敬遠していました。フルサイズ食洗機になった今なら試すチャンスかなと思っています。実際、TZ300には試供品がついていますし、2021年3月現在、3ヶ月分もらえるお試しキャンペーンまでやっています。これをゲットしてしばらく試してみるつもりです。

■まとめ~食洗機はイイゾ!

食洗機は未経験者ほどその能力に懐疑的になりがちですが、個別の汚れをこすり落とす力が働かない反面、

  • 火傷するレベルの高温の温水
  • 肌が荒れるレベルのアルカリ性洗剤
  • 長時間の繰り返しすすぎ
  • 熱風乾燥

など人間の素手では難しい要素がプラスとなります。特に温度は脂肪分が溶ける40~50℃を超える熱を与えるかどうかはキモで、手洗いでは難しいそれを食洗機の温水なら軽くクリアします(80℃くらい)。結果として焦げなどのガチガチにこびりついた汚れ以外は食洗機の方が圧倒的に有利なのです。電気は必要ですが水道代は少なくてすみます。時短家電としても非常に有効なので、未経験の人には是非いちど先入観を捨てて試して欲しいです。TCR4もまだまだ使えるので綺麗に掃除してフリマサイトで売りに出すので、そういう誰かのところへ渡ってくれたらいいなと思っています。