実家お風呂テレビをフルセグ化 アンテナに苦労した話

5年前に実家のお風呂に設置したワンセグテレビのバッテリーがヘタってすぐに切れるようになった、という連絡があり、正月にアップグレードしてきました。

自分なら防水タブレットを選ぶところですが、実家勢のリテラシーを考えるとそうもいかず前にも自分用に検討したことのあるPanasonicの防水テレビSV-ME5000をチョイス。基本は防水フルセグポータブルテレビでありつつ、DLNAやHuluのクライアントにもなるという充実っぷり。従来のLTV-1S700WPが7インチだったのに対し、10インチとかなりの大画面化です。

■ハード編

LTV-1S700WPが壁にフックを取り付けて引っかけられる作りになっていたのに対し、SV-ME5000はキックスタンドで自立させる感じ。それだとウチの実家のお風呂の場合、浴槽のヘリにおけないので結局金属板を曲げて置き場所を作る必要がありました。

またやはり内蔵ロッドアンテナでの受信は無理で、外部アンテナが必要だったのですが、なんとこの機種のアホなところは、外部アンテナ端子が防水キャップの内側にある点。アンテナ線をつなぐ為に防水キャップを開けるとSDスロットやmini B-CASカードスロットも剥き出しになり、当然防水動作条件から外れることになります。なにを考えてこんな設計にしたんでしょうね。これがわかった時は目の前が真っ暗になりました。この対処については後述。

充電端子はMagSafeのような磁石でピタっとつくタイプのもの(ただし向きは固定)。なかなかに使い勝手は良いですが、やはりここも水のかかる場所での常時給電は考えられてはいないようです。この手の商品はもう少し固定設置用途についても真剣に検討してほしいものです。

また気になるのは別途防水リモコンが付属していてそちらでの操作が前提となる点です。画面脇の黒いベゼル部分がタッチボタンになっていて、最低限のチャンネルと音量のUp/Downはできるんですが、それ以外のGUI操作はリモコンが必須。また電源ボタンも背面のやや触りづらいところに小さくついているので、壁にピッタリ設置してしまうとかなり操作しづらかったです。リモコン自体は防水で水に浮く使用ではあるのですが。

操作レスポンスはややもっさり。フルセグなのでチャンネル変更が若干待たされるのは仕方ないにしてもGUI部分はもう少しサクサク動いてくれるといいなと。

■受信対策

いっそ外部アンテナをつけた状態でホットメルトやビニールテープみたいなものでガチガチにコーキングしてやろうかとも思ったんですが、今度は充電のために脱衣所にもっていくことができなくなる…

とりあえず本体には手を加えない前提で、BUFFALOのワンセグ用アンテナを建ててみました。ワンセグ用ですが検索するとフルセグ端末にも効果があったということで。ただ風呂、脱衣場、隣接するダイニングにもアンテナ線は来ておらず、結局真上にある2Fの部屋から外壁づたいで下ろしてくるという大規模な工事になりました。まぁそちら面は道路などに面してないので人目も気にせずケーブル垂らしただけなんですが…それでも隙間ケーブルを二回使うなど地味な出費に。これを本体の直近に置けば一部のチャンネルはなんとか映るようになったんですが、やはり完全とはいえず。

さてどうしたものかなぁと思いながらGoodWill(中部圏のPCショップ)の初売りに出かけたところ、偶然見つけたのがSKT-1というブースター付きのアンテナ。脱衣所の窓から入れたアンテナ線をこれに接続。アンテナユニットを風呂場に入れ、浴槽を挟んで反対側の位置に設置したら、見事全チャンネルフルセグで映りました!ブースター-アンテナ間のケーブルがもう少し長ければ本体に近づけられて良かったんですが、まぁ向きを合わせればとりあえず見られてるっぽいです。アンテナのベースはマグネットで、吸盤付き金属ベースも付属しているので、お風呂のタイルとは相性が良かったです。こういう製品はいつ消えてもおかしくないので、もう一台位予備で買って置くべきか悩ましいところ。まぁ、お風呂のリフォーム計画があるっぽいので、その時にはちゃんとアンテナ線をひいたりできる配管を確保してもらおうかなとか。

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