Nintendo SwitchでボイチャするのにSONYのヘッドセットINZONE H7/9が最適だったという話

同居人がSplatoon3で知人のキッズとボイチャプレイを始めました。Splatoon3自体にはボイチャ機能はないので、別途スマホでNintendo Switch OnlineアプリやMeet、Discordといった手段で独立してボイチャをしているわけですが、スマホからBluetooth接続したヘッドフォンで通話しながら、Switch本体のスピーカーから音を出してプレイしていました。「それだとゲーム音が相手に聞こえて迷惑じゃない?」ということで簡単なミキシング手段を検討することに。要求仕様としては、

  • ゲームの音と相手の声が適度なバランスで聞こえる
  • 相手にこちらのゲームの音を聞こえないようにする
  • できればPCレスで、スマホで完結させたい
  • すぐにセットアップしてプレイできるよう、配線などを極力シンプルにする
  • シューティングゲームなので遅延を最小限に抑える

ということを考えました。

お手軽な選択肢としては、これ系の音声混合アダプタがありますが、やはりケーブルがゴチャゴチャするということで却下。

これのスマホ側がBluetoothになりましたという、AD-BTMIX/HNも気になったんですが、ヘッドセットはスマホとペアリングしたものが使えるのかはっきりせず(たぶん無理)、せっかく汎用アダプタなのに普段愛用しているAirPodsやWH-1000M2/3が使えないのかーとなり却下。

Bluetooth ゲーミングミキサー (型番:AD-BTMIX/HN)

Bluetooth ゲーミングミキサー (型番:AD-BTMIX/HN)

2,700円(11/17 18:40時点)
Amazonの情報を掲載しています

個人的にはずっと気になっていたYAMAHAのZG01を推したかったんですが、メインのHDMI入力(音声のみ引き込んで映像はテレビへパススルー)が、Switch映像をテレビに映す想定なら良いんですが、今回は充電ドックに載せて有線LAN接続はするものの、映像は本体の有機EL画面で見てプレイするということだったので断念。HDMIパススルーアウトになにも繋がなかった場合に、音だけは取れて映像はSwitch本体に映ってくれる、とかなら良かったんですが、試すにはちょっと掛け金高いなと…

ヤマハ YAMAHA ゲーム/配信用オーディオミキサー ZG01

ヤマハ YAMAHA ゲーム/配信用オーディオミキサー ZG01

28,316円(11/17 18:40時点)
Amazonの情報を掲載しています

店頭でこちらのミキサーもコンパクトで気になったんですが、どうも配信メインなので基本、LINEや楽器入力の音はどのヘッドフォン出力からもUSB出力からも出てしまいそうな予感がして却下。iOS/Androidにも対応していてよさげなんですが、穴があって、Youtube Liveなど配信系はUSB接続できるんですが、ZoomやMeetのような双方向通話アプリ(つまりスマホからの音声を同時に受ける場合)ではTRRSコネクタを使う必要があるっぽいんですが、そちらのアウトに対して特定の入力を切る、ということがどうもできなそうな気がして、やっぱりちょっとリスクを避けた感じです。

じゃぁもう今のヘッドセットを使うのは諦めて、ヘッドホン内に簡易ミキサーをもっていて、通話音とゲーム音をミックスできる選択肢を探そうとなりました。せめてスマホ側はBluetoothでと探すとこの辺りが候補になりました(一般にBluetoothだと遅延が大きいですが今回の用途ではゲーム音はBluetoothを経由しないからOK)。

結果的に当人がつけ心地で却下したものもあったりしましたが、INZONE H9に決まりました。決め手はゲーム入力もワイヤレスでありつつBleutoothではない専用伝送方式で遅延が少ないとしている点。つまり、ゲーム機側もスマホ側もワイヤレスで使えるので完全にケーブルフリーになるわけです。USB送信機がUSBオーディオデバイスとしてSwitchに認識されるかがポイントになりますが、ネットで使えたという方向があったので良しとしました。現在使っているドックにUSB-A端子があるので、そこに挿すだけです。設定もなにもなしですぐにヘッドフォンに音が切り替わりました。ちなみにドックはGAMETECHのこちらの商品です。スマホ側は一般的なBluetoothペアリング操作をすればつながります。あとはNintendo Switch OnlineでもDiscordでも同じです。総音量とは別に、ゲーム音量とチャット音量のバランスをとれるシーソースイッチがあるのもゲーミングヘッドセットならではのポイントだと思います。

他の二社の製品はスマホ側こそBluetoothですが、ゲーム音声は3.5mmジャックなどでアナログで取る形になります。遅延こそないものの、ノイズが心配なのと、ケーブルの取り回しや挿抜の手間が増えます。そこを独自USBドングルでカバーしてきたのがINZONE H7/9の強みということです。下位モデルのH3だとスマホ含めて完全有線なので除外です。H7とH9の違いはノイズキャンセリングの有無やパッドの素材の違いになります。定評のあるSONYのノイキャン技術を活用してよりゲームに集中できるという意味でこの価格差ならH9をオススメしたいと思います。

Nintendo Switchの特殊なボイチャ環境に適したソリューションがSONY製品だったというのもちょっと意外でしたが、先入感なく選べばこれが最善だったかなと思います。。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)