Softbankが配布しているFONルーター設定時の罠

iPhone4を購入した時に、fonルーターを無料でもらいました。無線LANルーターをもっていない人はウホ、ラッキーとか思ってるかも知れませんが、これには少々裏があります。fonというシステムは数年前に海外のベンチャー企業が立ち上げた無線LAN相互利用システムで、自宅にfonルーターを設置している人(fonではLinus会員と呼ぶ)は、他人の設置しているfonルーターを通してインターネットにつなげる、という仕組みです。接続できるのはあくまでインターネットで、(正しく設定していれば)他のLinus会員に自宅のLANを覗かれたりといったことはありませんが、BB Excite等一部の例外を除き国内の多くのプロバイダはこうした第三者への回線の又貸しを禁じているので使用には注意が必要です。

増加する3Gトラフィックを少しでも各家庭のブロードバンドi経由に逃がしたいSoftbankの思惑は理解できますが、こういう微妙なものをホイホイ配布するのはどうかという気がしますね。むしろ、数年たっても一向に進まない対応プロバイダの増加を積極的に後押しするなどの行動込みなら賞賛に値するのですが。

ちなみに我が家で利用しているIIJmioは何年か前にサポートに直接尋ねたところNGという回答をもらっています。

■fonルーターばらまきの弊害

さて、そんな事情なので我が家ではfonルーターの導入は基本NGなのですが、ユーザビリティ屋として最近のモデルで設定フローがどう変わったのかとか興味があったのでちょっと試してみました。

ちなみにSoftbank的にはあくまでiPhoneやiPad、その他SBMのWi-Fi対応端末向けに配っているものなので、添付の説明書はそれらのデバイスからの設定しか書かれていません。それら専用だと勘違いしてPC用のアクセスポイントを別に運用するなどの無駄をする人も少なくなさそうですね。

さて、fonルーター(ウチがもらったのはFoneraNというモデルみたいです)を既存ルーター配下に接続して電源を入れると、MyPlaceとFON_FREE_INTERNETという2つのESSIDをもったシグナルを発信します。前者は自分専用でデフォルトでWPA/WPA2による暗号化が施されています。後者は暗号化無しで誰でもつなげられます(ただし接続後にfonのサイトでユーザ認証をしないと他のインターネットサイトにはつながりません)。無事インターネットにつながったfonルーターに対し、ユーザーがまずするべきはそのルーターを自身のfonアカウントに登録することです。fonアカウントに登録され稼働が確認されたルーターが1台もないとLinus会員としての権利も与えられません。σ(^^)の場合、既に実家で稼働させているfonルーターがあるのでアカウントも開設済み。今回はそれに2台目として追加登録する形です。

PC用マニュアルがないので色々想像を働かせながらの手順になったワケですが、まずは有線LANポートにPCをつなぎ、192.168.10.1を開いて管理ページにアクセスします。初期パスワードはadmin。するとMyPlaceに設定されているWPA/WPA2暗号キーが調べられます。物置に設置した関係で有線接続しながらは暑いし立ち作業になるので、早々に場所を移しMyPlaceに無線でつないで続きをしようとお思ったんですが、先ほど調べた暗号キーを入れてもつながらない。何度か物置にいって有線接続に切り替えつつやったのですが全くダメ。で、ふとiPhone4発売日直後くらいに既にFON_FREE_INTERNETなるESSIDが自宅で検知できてて「あぁ、ウチのアパートの誰かもiPhone買ったのかなぁ」等と思った記憶が蘇る。「これもしかして他人のfonルーターが発しているMyPlaceなんじゃね?」と。そこで再度有線経由で管理ページを開き、MyPlaceのESSIDをMyPlace_hogeなどと変更してみる。すると案の定、ノートPCからはMyPlaceとMyPlace_hogeの両方が検知された!知らないうちに他人のルーターに不正アクセスをしようとしてたよっ!!

Softbankが契約者にタダでバラまいていることで、普通では考えられない数のfonルーターが国内に出回っており、日本中のあちこちでこういうトラブルが起きてるんじゃないですかね?マニュアルでも言及しておくべきだと思いました。

ちなみにMyPlaceだけでなくFON_FREE_INTERNETの方もFON_だけ固定で後は自由に設定することができます。ただそれをしちゃうと端末側は自動認識しなくなるので利用者にとっては微妙に不便なんですよね(まぁどうせ暗号化されてないからたいした手間ではないですが、ファイアウォールソフトなんかの設定が個々に必要になったりするかと)。

■アカウントへの紐付けがFON_FREE_INTERNET経由な不思議

さて無事にMyPlace_hoge経由で設定画面にアクセスできるようになったワケですが、肝心のfonアカウントに登録する項目がない。おかしいなぁと思ってiPhoneでの手順を見て驚愕。FON_FREE_INTERNETでつないでそこから登録ページにアクセスし、フォームからメールを送信して、、、という手順になっています。試しにPCからFON_FREE_INTERNETに接続し、http://www.fon.com/にアクセス。既存のIDとパスワードを入れてログインすると自動的に今使っているルーターがアカウントに登録されました。

これおかしくないですか?つまり登録が済んでいない他人のルーターの電波がつかめたら、勝手に自分のものとして登録できてしまうことになりますよね?普通に考えたらMyPlace側でしかこういう管理設定は出来ないようにするべきだと思うんですが…

確かにiPhoneに登録するESSIDをFON_FREE_INTERNET側1つに絞る方が設定を簡素化できるメリットはありますが、自宅でも暗号化されていない無線ネットワークを常用させるのは今時どうよ?という感じですね。

■そもそもSoftbank的にはMyPlaceを使わせる気がないらしい

よくよくSoftbankの説明書を見てみると、FON_FREE_INTERNETを使う設定しか説明してないんですね。インターネットへのトラフィックが使えればいいやろ、的な発想なんでしょう。AirVideoスレなどでFONルーターで使えないと質問してる人が多いのも納得です。RDP系のアプリやEPSONの印刷アプリはもちろん、FTPでファイルをやりとりする系のソフトも、Softbankの説明手順に沿っただけでは全滅ということになります。

それってどうなんでしょ?

とりあえずなかなか有意義な知見が得られました。知人に相談された時にFONルーターを使ってると言われたら要注意ですね。

皆さんもお気をつけ下さい。

■どうすりゃいいの?

FONルーターで他のPCと通信ができなくて、ググってこのエントリにたどり着く方もいるかも知れないので、一応簡単に説明しておきます。基本は同じESSIDの無線LANにつなぐ事です。

・PCはFONルーター以外の無線LANアクセスポイントでつながっている場合

iPhone/iPadもfonルーターを使わずPCと同じアクセスポイントに接続するようにしましょう。

・PCはMyPlaceに接続している場合

iPhone/iPadもMyPlaceを使う設定に変えましょう。

・PCもiPhoneもFON_FREE_INTERNETで接続している場合

そもそも単一のfonアカウントで2台を同時につなげるかどうかも定かではありません。仮に同時接続が可能だったとしても、この種の暗号化されていない無線LANではセキュリティの為に相互の通信が遮断されていることが多いです。むしろ遮断されてなかったら相当危ないです。他人に通信を覗かれる可能性もあります。基本的に自宅のfonルーターではPCもiPhoneもMyPlace経由で使うようにしましょう。

2012.03.07追記: そもそもFONルーターを使わないという選択肢について

本記事を書いたのはだいぶ前ですが未だに多くのアクセスがあります。iPhone4Sに機種変更した時はFONルーターもらえませんでした、新規の人には未だに配られているんでしょうか?

最近ではFON_FREE_INTERNETというESSID(無線親機についている名前)はSoftbank Wi-Fiスポットでも使われており、かつ整備不良のそれにつながってネットができなくなる現象も増えているので、この名前の無線LANにつながらないように設定プロファイルを無効にしている人もいるでしょう。

上に「どうすりゃいいの?」という選択肢を書きましたが、個人的には「安物でいいので一般的な無線LANアクセスポイントを買う」がベストだと思います。今時は通販なら2,000円台からあります。お店でも3,000円台でしょう。いくつか候補をご紹介しておきます。

 

 

おそらく日本で一番売れてる機種でしょう。Amazonの簡易包装(FFP)版が執筆時点で2,370円。厳密にはルーターという家のネットワークとADSLや光回線の分岐点におく機械ですが、すでにある人は、本機のルーター機能をオフにして単なる無線LAN親機(アクセスポイント)として使うこともできます。逆に既にあるルーターの機能をオフにして、こちらをルーターとしても使うように設定すると、外出先から自宅のパソコンにアクセスする機能などが使えるようになり色々と便利です。


 

上の2つは無線LANの規格が通常の2.4GHz(ギガヘルツ)のみ対応だったのに比べ、こちらは5GHzにも対応したものの中で最安値クラスのものです。4SまでのiPhoneは5GHzに対応していませんが、iPadはしています。2.4GHzは利用者も多いですし、コードレス電話や電子レンジとも同じ周波数なのでスピードが落ちやすいですが、5GHzならその心配が少ないです。5,000円台とちょっと高いですが、iPadで動画など大きなデータをバンバン扱う人は5GHzに対応したものがオススメです。外部アンテナも付いているので、戸建てなど広いお宅で使う場合の電波の到達距離なんかもポイントです。もちろん2.4GHzにも対応しているので、PC、iPhoneはもちろんPSPやDSなどのゲーム機でも使えます。


 

上の2つはFONルーター(フォネラ)に比べるとデカくて嫌だなぁ、って人向けなのはこちら。フォネラに近い大きさで、比較的安価(2,000円台)です。ルーター機能をもっていないだけに設定項目も少なくて設置が一番簡単かも知れません。2.4GHz専用です。

もっと小さくて安いものもありますがACアダプタが別売りだったりするものもあるので必ず確認してみて下さい。


 

Apple純正品です。8,000円台とちとお高いですが、

・iPhone/iPad/iPod touch向け専用アプリで設定ができる

・コンポ等にケーブルをつないでおくと、iPhone等から音声を無線でとばしコンポで鳴らすことができる

という他にない特長をもっています。2.4GHz、5GHz両方対応。

純正品なのでもともと値引きは期待できませんが、Amazonだとむしろ割高な時すらあるので、こちらは量販店で探した方がいいかも知れません。


 

Softbankがプラチナバンドを取得し、2012年の7月下旬にはiPhone4/Sからも利用可能になるので、3Gのパケット通信にも随分余裕ができるかも知れません。ただそれでも自宅にブロードバンド回線を契約しているならそちら経由の方が速いですし、そもそもFaceTimeのようにWi-Fiでないと使えないサービスがあったり、一定サイズ以上のアプリはWiFiでないととれないなんて制限もあります。この記事を読まれたのを機会に是非ご自宅のWiFi環境整備をオススメします。

iOS向け高機能MP4自炊まとめ

iPhone、iPad、iPod touchなどで機能するチャプターとマルチ音声入りのMP4を自炊するために、昨日からあれこれ試行錯誤した結果を覚え書き。

■マルチトラックオーディオ

いままで、HandbrakeでDVD-Videoから直接エンコードした場合のみiOSで切り替え可能なマルチ音声トラックなファイルを生成できていました。が、それ以外の形式から最近愛用しているMediaCoderなどで生成した場合、どうしても上手くいきませんでした。MediaCoder自体にもそれ系の項目はあるんですが、エラーになったり同じトラックが複数含まれるファイルになったり。特にMediaCoderは最後にmuxする時にエラーで落ちることが多く、延々かけた時間が無駄になるのが痛い。

で、あれこれ試した結果わりと安定して作れるのは、映像と音声を別々にエンコードしてmp4boxでくっつけるという方法(demuxはソースによって方法が異なるのでとりあえず割愛)。mp4boxはMP4コンテナにまつわるいろいろな編集を行うコマンドラインツールで、MediaCoder自体も裏で使用しています。またyambという優れたグラフィックフロントエンドもあるんですが、iOSで認識する形式でmuxするには、直接コマンドラインで下記のようにする必要がありました。

mp4box.exe -add "映像.mp4" -add "音声1.m4a":lang=jpn:group=1:delay=100 -add "音声2.m4a":disable:lang=jpn:group=1:delay=100 "出力.mp4"

へんなとこで折り返してますが実際は一行です。音声ファイルにそれぞれgroup=1を付与するのと、メインではない方の音声ファイルにdisableオプションをつけるのがポイントらしいです。またmuxした結果音がズレる場合は上記のようにdelay=100などと指定します(ズレてなければ不要)。lang=jpnは別になくてもいいかも知れませんが、指定しておくと、iOS上で選択肢に「日本語」と表示されます。

ちなみにこのやり方でVLC、MediaPlayer Classic Home Cinema等でも切り替え再生ができていますが、なぜかQucikTime Playerではダメでした。QuickTime Playerで動けばiOSでもいけるだろうと動作チェックに使ってたんですがハマりました。iOSで使えるとわかれば重たいQuickTime Playerなんか使わないので認識しなくてもキニシナイことにします。

yambがこのオプション付きでのmuxに対応してくれるといいんですが、まぁこれくらいなら自分でフロントエンドGUIアプリを作ってもいいかも知れません。

■チャプター

これもハマりました。yambやmp4boxでもチャプターを設定できるはずなんですが、これもやはりPCソフトでは認識するがiOSではNG、というファイルになります。Nero由来の独自形式のようです。iOSでも再生できるQuickTime形式互換のファイルを作るには、下記の手順が必要でした。

hoge.mp4という動画ファイル名だったら、hoge.chapters.txtというテキストファイルを同フォルダに用意し、中身を次の書式にします。

00:00:00.000 アバンタイトル
00:03:45:000 オープニング
00:05:00:000 本編Aパート

日本語を使った場合は文字コードをUTF-8で保存します。改行コードはCRLFで大丈夫っぽいです。チャプター名をつけておくと、iOSデバイスやQuickTime Player上でリストで選択できるようになります。

書き込みにはmp4chap.exeを使います。これはmp4v2 toolsというユーティリティ集に含まれています。ググればすぐに見つかるでしょう。これまたコマンドラインから、

mp4chap.exe -i hoge.mp4

とします。mp4ファイルは上書きされます。安定動作を確認するまでは念のためバックアップをとるのが無難でしょう。今度はQuickTime Playerでも動作確認できます。シークバーの右側にポップアップメニューが出現してれば成功です。

iPhoneに入れた場合は、矢印の部分にボタンが出現します。タップすると右の一覧画面になります。

IMG_0519 IMG_0517

また、拡張子がm4vでないと認識されないという指摘も散見されますが、とりあえずiOS4ではmp4のままで大丈夫みたいです。ただiPadでは>>|ボタンは効くものの、一覧表示はできないみたいです。

ただ、精密に指定しても環境によってドンピシャの位置からは始まらなかったりするようです。iフレーム以外だと前後のiフレームに強制移動されたりするのかも知れません。色々試した中ではむしろiPhoneが一番精度高く頭出しされるようだったので、とりあえず良しとすることにしました。

■チャプター情報の生成

さて、やり方はわかりましたが、自分で作成するのは結構手間です。そこでTMPGEnc MPEG Editor 3.0のカット編集画面でキーフレーム一覧をテキストで書き出す機能に着目。この機能は単純にフレーム番号を1行1件で書き出します(拡張しは.keyframeですが中身はテキストファイル)。TV録画したファイルの場合、29.97で割れば先頭からの秒数になりますので、ちょっと計算式を組めば上記の00:00:00.000形式にできます。

そこで、このkeyframeファイルをchapters.txtファイルに変換するアプリケーションを自作しました。当初コマンドラインツールにして全自動で変換しようと思ったんですが、やっぱりチャプター名も指定したいなということで、GUIツールにしました。リクエストがあれば公開します(公開しました。下記参照)。

これでとりあえずTME3でCMカットしたりリップしたりするファイルに関しては半自動でチャプター情報ファイルも生成できるようになりました。ちょっと手間ですが、今期から(お気に入り作品だけでも)チャプター入れてみましょうかね。

2010.07.14追記:

今回のレシピで作ったファイルをPlayStation3でも再生してみました。マルチ音声はOK、チャプターはNGという結果でした。また、44.1KHzだと音程が高くなってしまう現象が発生。48KHzにしておくのが良さそうです。

2010.07.20追記:

上記レシピによるmuxを簡単に実行できるGUIフロントエンドを作成、公開しました

2011.10.06追記:

コメントでリクエストをいただいたので、TMPGEncシリーズの.keyframeファイルをmp4chaps.exe用の.chapters.txtに変換するツールを公開しました

iPhone4用保護フィルム パワサポAFPクリスタル

最初に書いておきます。σ(^^)はパワサポ信者です。iPhone 3Gも3GSもiPadも同社のアンチグレアを愛用してきました/しています。

iOSデバイスのガラスのキズのつきにくさは重々承知ですが、どちらかというと、映り込み防止と指滑りの改善、指紋除け目的で貼っています。パワサポのアンチグレアタイプの指滑りは絶品といっても良いでしょう(ただしiPadはそれほどでもない気がする)。

さて、iPhone4用は本体の発売に間に合わずよやくこの7月8日に出荷となりましたが、今回はアンチグレアにすべきか悩みました。今回のクリスタル(グレア)はAFP(アンチ・フィンガー・プロテクション)という指紋が付きにくい加工がしてある点、せっかくのRatina Displayの解像度感を損ねたくない点等を気にして、とりあえずクリスタルにしてみて、気に入らなければアンチグレアを貼り直すという作戦に。

で、貼って見た直後の印象ですが、悪くないです。アンチグレアには及びませんが、Harbar Masterのような指滑らせまくりのゲームをしても違和感ないです。ガラス裸よりは確実に滑るし、充分許容範囲ではないかと。

指紋もつけようと思ってベターっと指を押しつければつくんですが、普通に使ってる分には(ガラス裸よりは)気にならないかと。特に背面が綺麗に保たれるのは気分が良いです(この商品は液晶保護フィルムx2、背面保護フィルムx1のセット)。

貼りやすさ、気泡の抜きやすさもAランク。ただしホームボタンのくりぬきの直径が実際のボタン系に対してやや大きすぎるのが気になります。

あと前エントリで書いたSoftBank SELECTION Reveal for iPhone 4とはちょっぴり相性が悪いです。まず、液晶側ですが、ゴム部分がフィルムの端を押してしまいはがれて空気が入ったりします。しっかりゴムがフィルムを覆う様にかぶせてみましたが、長期的に使ってどうか、というところですね。少なくとも頻繁にこのケースから出し入れするのは厳しそうです。また、背面がクリアの方だと、ニュートンリング的な虹模様が一部で出てしまいちと見苦しいです。Revealに入れる人は、入れっぱなし&背面フィルムは貼らない方がよさそうです。

あとは長期使ってみての耐久性ですね。いずれにせよもう1枚あるし、もしかしたらアンチグレアも試しつつベストな選択肢を探っていきたいと思います。

iPhone4にピッタリなベルトケース発見

iPhone4のケース・フィルムスレとか見てても、ベルトケースの話題は微塵も出てきません。ダサいですかそうですか。でもσ(^^)はPalmの頃からベルトケース。必要な時にさっと取り出せること優先。そのために基本シャツもタックインしない派。もう全てが実用性重視。

で、いままではiPhone3Gを買った時に一緒に売ってたベルトケース(確か初代iPhone用の海外製品)を2年間使ってたんですが、さすがにボロっちくなってきたのと、iPhone4にケースをつけたら入らなかったので代用品を物色。

見つけたのがASDECというブランドのスマートフォルダー for Bizという製品。iPhone専用ではなく汎用でヨドバシのケータイアクセサリコーナーにありました。特長としては、

IMG_0038
(写真は裸+SH-FS03)
  • ヘンに型押ししてないすべすべの牛革
  • ステッチが好み
  • フラップ(フタ)はマグネット式
  • でも内部に磁気が影響しないよう対策済み
  • ベルトクリップは回転式(基本横型)
  • 裏地はベルベット生地で滑りも良くキズも付かなそう

という感じで、内寸が縦横とも測ったようにピッタリです。マグネットも完全に隠蔽されていて、直接金属同士がぶつかるカチっという音もせず、パタンという小気味よい音が心地良いです。

回転はまぁ今回はどうでもいいかな。

厚みは標準タイプのSH-FS03と厚み大タイプSH-FS04があって、iPhone4が裸の場合、標準タイプでも若干余裕があります(上から覗くと底の穴の光が見える)。ただフラップを閉めてしまえば別に中で暴れるというほどでもなく実用上は問題ないと思います。先日紹介したラスタバナナのハードケースに入れるとピッタリです。緩すぎずキツすぎず。

で、とりあえずその状態で使ってたんですが、本体ケースの方が目移りして、SoftBank SELECTION Reveal for iPhone 4 ブラックを買ってしまいました。薄めのバンパー+背面プラ板という感じのケースです。で、これでも標準タイプで入らないことはないのですが、バンパー部分のゴムの摩擦もあってやや出し入れに手間取る感じ。で、標準タイプを買ってわずか三日ほどで厚み大タイプSH-FS04を買い増し。これまた測ったようにしっくり来ています。またフラップの形もこちらの方が好みです(上記サイトの写真で見比べてみて下さい)。

残念ながら両タイプとも現在Amazonでも楽天でも買えないみたいです。上記公式(?)サイトで購入するか、少なくともヨドバシにはあると思うので探してみて下さい(yodobashi.comでもヒットしないですね)。梱包はクリップ部分に台紙がついていただけなので、店頭にあれば実際に出し入れして見ることも可能ですよ。

2011.08.20追記

壊れてしまったので改めて購入。Amazonでも買えるようになっていました。

ようやくiPad用にPCをルーター化

 

これまでのあらすじ。

  • PCをルーターにしてWiMAXや公衆無線LAN使用中にiPadも使えるようにしたい
  • VAIOの無線LANとWiMAXは同時使用不可なので、USB無線LANアダプタが必要
  • 現状一番小型のPLANEX GW-USValue-EZを購入したが使えなかった
  • 以前買った一回り大きなPLANEXのアダプタはWEPのみながら使えた
  • どのみち2台いるので、メーカーを買えてBUFFALOのWLI-UC-GNMを予約した

で、WLI-UC-GNMが届いたので試してみました。付属ツールは利用せずドライバだけ手動で導入して、Connectifyでテスト。

  • VAIO type Z(Windows7/64bit)でもP(同/32bit)で動作
  • ただしWPA/WPA2は非対応でWEPのみ

という感じでした。WEPのみなのは驚きと絶望。でもまぁ面倒くさいのでこれでいいや。動いてナンボだ。もうひとつ買おうかな。

ちなみに写真左がPlanex GW-USValue-EZ、右が今回買ったWLI-UC-GNMです。やや後者の方が頭でっかちですね。小さいもの好きなσ(^^)はそこもちょっと残念。

WLIUCGNM

 

#あ、この写真iPhone4で取ったものを切り抜いたんですが、噂の青カビ(画面中心が青くなる症状)が発生してますねぇ。