HDD残量が少ないと思ったら…TVersityのせいでした

 最近、Windowsサーバー機のCドライブの残量警告が出るようになりました。Dドライブには余裕があるのでパーティションツールで割り当てを変更しなきゃと思いつつ、面倒でひと月くらい立ちます。

 で、今日ふと思い立って、このツールで何がそんなに占有しているのかチェックしてみました。そしたらなんとDLNAサーバーのTVersityのインストールフォルダが5GBほど消費。調べてみると、トランスコード時のキャッシュが蓄積されていました。

 公式サイトのトラブルシューティングによると、GUIからキャッシュ容量の上限を指定できるとのこと。早速チェックしてみたら8GBまで使える設定になってました。ザクっと全消去して上限を1GB程度に再設定。

 もしかして、WA1でAACトランスコード再生が不安定なのもこの絡みだったり?

S7cの無線LAN機能をVistaで使うには

 S7cの無線LAN転送機能を使うためのセットアップツールですが、製品に添付のものはXPまでしか対応していません。

 が、北米のNikonサイトにはVista対応の2.1が置いてありました。日本語版Vistaでも普通に使えました。メジャーバージョンも上がってる上に英語UIですが、画面などは全く同じなので日本語版を使ったことがあればなんとかなると思います。

 ちなみに某イベントに向けてバッテリ耐久テストをしてみました。「撮影&転送」モードでシャッターおしたらすぐにPCに転送される状態(つまり無線LAN起動しっぱなし)で、間欠的に撮影を続けてみたところ、枚数で65枚、時間にして4,50分程度でバッテリ警告が出てしまいました。しかも結構熱を持ちます持ってられないほどではないですが。

 通常の撮影がカタログ値で200枚なので、せめて100枚は撮れて欲しかったですね。前にも書いた通り、再接続には数十秒かかるので、マメに電源を落とすワケにもいきませんし。予備電池を1,2個買っておくことになりそうです。

撮ったら即PCに保存のCOOLPIX S7c

 とある知人のイベントの実況で、撮った写真をできるだけ速やかに簡単に遠隔地のPC上に映す、ということをする必要ができ、色々研究した結果右のデジカメが使えそうだったので買ってみました。

 NikonのCOOLPIX S7cという無線LAN内蔵のモデルです。無線LAN経由(アドホックモード可)で撮ったそばから写真がPCのフォルダに溜まっていくようなモードが搭載されています。残念ながらこの機能は後継モデルのS50cからは削られてしまっており、慌てて在庫品を探したところ、なんとか新品でゲットできました。買ってから見つけたんですが、右の楽天ショップならσ(^^)の買値よりさらに安い\19,979で買える様子(執筆時点であと17台)。

■無線LAN転送

 早速、その機能を実際に使ってみました。設定にはセットアップユーティリティのインストールが必要です。写真管理ツールのPicture Projectは不要です。考えてみればAd-hoc通信なんてほとんど使ったことがないので、最初つながるまで少し手間取りました。

 撮影したら即転送されるモードだと、転送が終わるまで次の写真は撮れないんですが、最低解像度のXGA(平均150KB程度)ならほとんど一瞬で転送されるので、メモリカードに保存してるのとかわらない感覚です。その上の解像度(平均500KB程度)でも一呼吸程度なので問題なさそうです。冒頭の用途だとそれ以上の解像度は使うことがないでしょうからとりあえず満足。ちなみにメモリカードにはデフォルトでは保存されません。

 イベントでは、フォルダに次々にたまったファイルをFolderShareあたりで遠隔のPCと同期させてく感じで送ろうかと思っています。セットアップだけしてしまえば、カメラマンは何も考えずに次々に写真をとるだけで、それが遠くのパソコン上でスライドショーされる形にもっていけそうです。あとはフル充電で連続使用で何枚くらい撮れるかですね。場合によっては予備バッテリの用意も必要になるかも知れません。

 EOS Kiss Digitalなどの一眼レフカメラではこれに近い機能をもってたりますが、あちらはUSBケーブルでつないでおく必要があり、取り回しは断然こっちの方が便利です。会場の中を自由に動けますからね。

 ニッチだとは思いますが、無くなってしまったのはちょっと残念ですね(現行モデルのS50cはネット上のアルバムサービスへのアップロードのみ)。

■その他のレビュー

 最近のデジカメにしてはややもっさり気味な印象です。特にピントが合うまでにちょっと待たされる印象。

 充電やUSB接続には専用のクレイドルが付属していますが、充電ケーブルはカメラ底面に直結することができる点はCASIOより優れていますね。欲を言えばUSBも直結できて欲しいですが。というか充電もUSBでしたい…

 ウチの場合、データ転送はメモリカード抜き差しが基本ですし、増してこの機種では無線LANでも転送でき、なおかつ充電器直結もできる。じゃぁクレイドルいらないじゃん、と思ったんですが、唯一無線LANの初期設定の時だけ一旦USB接続の必要があり、そのために箱をしまった物置までクレイドルを出しに戻るハメに。SDカードに設定ファイルを書き込んでカメラに挿せばOK、的な作りにして欲しかったです。そうすれば出先で急に別のPCとリンクする必要ができても対応できますし。

■2007.08.14 補足

 この機能が何故削られたかわかった気がします。ものすごく不安定だし、ネットワーク設定を一部書き換えるのでトラブルの種になりやすいです。しばらくVAIO type Uがネットにつながらなくなって困りました。これではサポートもたまらないでしょう。

 データのやりとりにIP通信を使っているんですが、カメラ側にDHCPサーバー機能をもっていないので、アドホックで無線がつながってもWindowsがタイムアウトして自動プライベートIPアドレスが適用される数十秒までもダルいです。省電力のためにカメラをこまめに切ったりすると、次にサクっとつながってくれない。もちろん、固定でIPをふる手もあるんですが、通常のネットワーク接続に支障が出てしまいます。カメラにDHCPサーバーを実装してあれば随分話が違ってきたような気がします。

VGF-WA1、2台目ゲト

VFG-WA1 White
仕事部屋。後ろはこないだ買ったプラント

VDF-WA1 Black 
寝室。ベッドの棚にスッポリ入ってGood

■VGF-WA1買い増し

 Wi-Fiオーディオ、VGF-WA1ですが、やはりいい感じなので、仕事部屋のiPod Hi-Fiも売っ払って買い換えることにしました。

 結局、iPod Hi-FiもiPodドックとしては使っておらず、AirMac ExpressのAirTunes機能を光入力にして使っているだけ。リビングのiTunesマシンにリモートデスクトップ接続で入ってiTunesを操作したりと面倒だったので。

 今度は色も変えて2色揃えてみたり。iPod Hi-Fiよりも一回り小さいのも良いですね。寝室の方もベッドの枕元の棚の裏板に電源ケーブル用の穴をあけて、スッポリ収めることができました。

■ややトラブルも

 寝室で使っていて問題も出ています。「この曲は再生できません」エラーで止まってしまうことが多いのです。同じアルバムで同時にリップしたはずのAACでもある曲はOKだったり他はNGだったり。プレイリストで流していて1曲ダメになると後も全部ダメ、ということが多いので、プリリスト内にタブー文字とか混ざってるのかなとか色々試行錯誤したんですが、どうも受信状態の問題っぽいです。部屋を移動させると、エラーになってた曲もスンナリ再生できたり。ただしアクセスポイントを寝室に移動してもダメで、その状態で本体をリビングにもってくとOKだったり。とりあえず、WA1側の無線LANの省電力設定をオフにしてしばらく使ってみようと思います。

 だとするとエラーメッセージが不親切(不適切)過ぎですね。またエラーのダイアログが出たままで再生が止まってしまのもどうかと。スキップして次の曲に移っていってくれればいいのに。寝入りばなに何度「あれ?」と身を起こしたことか…

 またこのエラーが出てしまうと本体でENTERキーを押さなければ抜けられず、リモコンの操作は一切受け付けなくなるのも改善してほしいものです。

2007.07.13追記

 「再生できません」エラーですが、電波状況の問題ではなく、TVersityのトランスコード周りの問題だったようです。トランスコード設定を「必要な時」から「常時」に変更したところ安定しました。ちなみにオフにするとWMAは全く再生できなくなったので、WMAもトラコン必要みたいです。「常時」だとMP3の時でもトランスコードして送ってるってことですかねぇ。というか何にトランスコードしてるかも問題。LPCMにデコードしてるだけならあんまり悔しくないですが、WMAまで常時MP3にトラコンしてたらなんか悔しい。

 まぁ、σ(^^)の耳では音質の変化は感じられないからいいんですが…

VGF-WA1 + TVersity + VPNで帰省時もiTunesライブラリ聴けそう

 元エントリをさきほど上げたばかりなので、追記でも良かったんですが、いい加減長いのと、ややマニアックな内容なので別エントリにしときます。

>なんとかVPN経由させて実家からも使えたら、庭で使ってみたいなと。実家マシンでTVersityを起動
>して、プレイリスト内のパスでネットワーク参照すればイケないかなぁ。

と書いたんですが、とりあえずUNC表記は認識しました。つまり、TVersityが走ってるマシンからみてネットワークフォルダになる場所(TeraStationで検証)であってもちゃんと参照できます。m3uプレイリスト内のパスの処理ってDLNAサーバーが受け持つんですね(SMBを解釈しないVGF-WA1が直接参照できるはずがない)。

 と、いうことはですよ。実家私室にあるマシンでPacketiXなりPPTPなりで自宅のiTunesフォルダが見られる状態になっていれば、プレイリストをコピーして中身をUNC表記に書き換えておけば、アクセスできるんじゃないでしょうか?帯域さえ充分ならイケそうです。次の帰省が楽しみになってきました!

 

 こうなると余計に無線LAN設定が1セットしか保持できないのが残念ですね。つーか、もう一台実家用に欲しいって話ですな。