クセが強く要注意だけどイカすSurface Pro Xを買ったぜ

先月Surface Goを買ったばかりですが、結局年があけて1月14日、Surface Pro Xを発売日買いしてしまいました…

Surface Goの日本語キーボード配列がかなり特殊でどうにもしっくりこなかったのが主な理由です。特にスペースバーが長めで無変換キーの位置が不自然なところに来るのが辛い。親指を意識して深く曲げないと届かず、無変換のつもりでスペースキーの左端を叩いてしまうばかりでした。あとやはりPentiumはクロック制御が雑なのか、バッテリーで省電力優先モードだとクソモッサリになるのが難。給電していると全然平気なんですが。どちらも店頭仕様では気づき辛いトラップですね。

■Surface Pro Xの特徴と注意点

で、北米の遅れること2ヶ月(位だっけ?)、ようやく日本でもWindows7のサポート切れと同時に発売になったSurface Pro X。特徴は、スマホ/タブレットに近いARMベースのMicrosoft SQ1という独自プロセッサを搭載している点。CPUがIntelのCore/Pentium/Celeron/AtomやAMDなどのどれでもない特殊なPCということになります。その結果として、色々な意味でスマホやタブレットに近いハードウェアになっています。

  • スリープ中でも通信可能(対応アプリのみ)
  • 省電力、低発熱
    • その恩恵として非常に薄い筐体を実現
  • SIMフリーのギガビットLTE内蔵

イメージ的にはiPad Pro 12.9′ 2018に迫るハンディさです。スペック上はちょっとだけ厚いんですが手に持った感じではほぼわかりません。むしろキックスタンドを内蔵していると考えれば同等。重さはさすがにやや差が開きますが、キーボードとペンを合体させても1kg前後です。

iPad Pro 12.9′ 2018(左)とほぼ同じフットプリント
厚みも体感ではほぼ同じ
Surface Go(上)との比較

さてここまで聞くと最新Surface Proとして理想的に聞こえますが、ちょっとだけ制限があります。一般的なIntel/AMDのx86 CPUではないのでソフトに互換性がありません。Windowsにはいわゆる32bitとか64bitとかありますが

  • 32bit x86用ソフトはエミュレーションで動く(少し遅くなる)
  • 64bitソフトは動かない
  • ARM向けに作られたソフトがもっとも高速に動くがまだ少ない

という制限があります。普通にWindows10だから今までのソフトが全部使えるやろ、とか思っているとハマります。実際どれくらい困るかというと、普段どんなソフトを使っているか次第なんですが、一部の性能が要求されるソフトは64bitオンリーなものがぼちぼちあります。例えばPhotoshop CCやIllustrator CCは2019、2020は64bit専用です。動画編集ソフトのTMPGEncシリーズも何年か前から64bitのみとなっています。またゲームや3DソフトでOpenGLというライブラリを使っているものはアウト。これは具体的にどれくらい実害があるか不明です。たぶん紙芝居ゲーとかはDirectXを使っていてほぼイケるんじゃないかと思ってるんですが、これから追々検証です。

逆にいうとそれ以外の一般的なブラウザや事務ソフトなどは32bit/64bit両対応だったり32bitのみだったりするので動くことは動きます。なんの根拠もない肌感覚でいえばゲーム以外では9割方いける気がします。ただし32bitソフトもエミュレーション実行になるのでSQ1の性能がフルで出るのではありません。実際32bitとARM版があるFireFoxなんかでベンチマークすると結構差があるようです。

またハードウェアに密接に絡むドライバーやセキュリティソフトも互換性の問題が出やすいようです。実害としてはこちらの方が重大かも知れません。ウチでもCanonのレーザープリンターの1台がセットアップできないでいます。

32bit/64bit/ARMの作り分けはゼロからやり直すというレベルではないはずなので、追々ARM機のシェアが広がっていけばベンダー側ももうひと手間かけてARM版もリリースしとくか、という判断になっていくのではないでしょうか。その意味でMicrosoft自身がARM機を出した意義は大きいと思います。

とまぁそんな制限があるので、現時点では単に軽くて薄くてバッテリーがめっちゃー保つ2-in-1ノートと思って買うと足元をすくわれるかも知れません。一方で、Officeとメーラー、Webブラウザが使えればOKという人には有力な選択肢になると思います(ちょっと高いけど)。

■ラインナップと価格

モデルは8GB/256GBとしました。64bitアプリで高負荷な作業ができるわけでもないので、メモリは16GBあっても仕方ないかなと。個人的にはそういう時はXPS15 9575(16GB/1TB)があるので使い分けで。近い将来PhotoshopなんかもARMネイティブ版が使えるようになって、なんでもこれ一台でって人は16GBもアリかもですね。優秀なタブレットでもありますし。ストレージも128GBあればそう困らないかもと思って一旦は店員さんにそう伝えたんですが、1万円ちょいの差額なら喉元過ぎれば忘れるレベルだしなと思って128GB出してきたところで「やっぱり256GBにします!」とギリギリで翻意しました。正確な数字を覚えてないですが店頭デモ機が128GBモデルで半分近くOSなどで占有されてたような気がします。ちなみにPro Xはキックスタンドの内側にM.2スロットがあって簡単にSSDが換装できそうです。ただし現時点であまり流通していないサイズなので将来メーカー保証が切れた頃に対応モデルが出回る頃にその気になれば替えられる、くらいの意識の方がよさそう。

Surfaceは例によって個人向けはWindows 10 HomeにOffice 2019永年ライセンス版を抱き合わせのみ。ホントこれ勘弁してほしいです。Office365ユーザなのでOfficeはそっちの5台分のライセンスから入れればいいので不要。差額でむしろWindows 10 Proにしてくれた方が良い。つまり法人向けモデルになるんですが、個人(事業主)向けに売ってくれるところを探すのも大変そうだったので諦めました。そして常に最新版を使いたい派なので付属のOffice 2019のシリアルナンバーは使わずに365から入れているという…

そんなこんなで米国で$999だったはずのローエンドモデルが日本では14万2,780円(税込み)256GBモデルにペン付きキーボードと延長保証を入れたらほぼ20万です。まさにエグゼクティブ向けモデルですね(価格的な意味でも、ネットとOfficeとメールが使えりゃいい職能向けという意味でも)。正直モノ好きでなければオススメしづらいです。Armって何?って人にはSurface Pro 7かLTE付きProを薦めるかな。

■ハードウェア周りレビュー

とまぁ、SKUと価格には不満ありですが、とにかくWindowsタブレットとは思えない薄さがスマートで未来ガジェットあります。ただ両面ツルッツルで700g以上あるので裸で持ち歩くのはちょっとドキドキ。背面にストラップとかリングとか付けたいかも。もしくは摩擦係数高そうなステッカーを貼るか。キーボードを装着すれば片側はアルカンターラである程度はグリップするかな。ペンの収納部分も膨らんでるのでそちら側を持てば少しマシ。

液晶は充分綺麗だし、なんといっても短辺が1920ピクセルというのがスゴい。つまり縦持ちにしてもフルHD動画がドットバイドットで再生できるってことですね。

購入の決め手になったキーボードですが、山口さんの記事に倣って補助線を入れてみました。まずEとDのオフセット(ズレ)を比べると、Surface Pro X(左)の方はキーとキーの隙間分くらいのズレ方になっています。これが普通のキーボード配置なわけです。一方Surface Go(右)の方はキートップの半分くらいズレてます。むしろこれで帳尻があうのが不思議なくらいの違いです。

そして個人的により違和感があったのがスペースの左にある「無変換」キーです。Pro XではCの真下といってもいいくらいの位置関係なのに対し、Goではかなり左にずれてXとCの間くらいになっています。なので「無変換」のつもりがスペースを叩いてしまうことが頻繁にありフラストレーションだったわけです。

Surface Pro X(左)とSurface Go(右)のキーボード配置比較

またタイプカバー特有のたわみについてもPro X用の方がしっかりしている印象です。小さい方がたわみにくいイメージですが、むしろGoの方が軽くタイプするだけでもたわみが気になります。Pro Xの方はペン収納部の幅が立てた時には良い補強になってるのかも知れません。

バッテリーの保ちはまだなんともですが、とりあえずカフェでLTEつないでセットアップしたりこの記事を書いたりで2時間強使って7割くらい残ってる感じ。全然減らないな!って驚愕するほどでもないですが、バッテリー容量が少ないであろう割には粘ってるなという感じですかね。またスリープからの復帰も速い。Surface Goはかなりもたついたり、顔認証失敗したり、デスクトップ表示直後はまだLTEがつながってなかったり、そんな状態でアプリ起動すると「応答なし」が短時間起きたりして、なんだかんだで「さっと開いてすぐ使う」という感じがしなかったですが、Pro XはかなりiPadに近い感覚ですぐ使える印象。

USB Type-Cポートが2つあるのも良い。PD通電対応ハブをもってなくても充電しながらUSB機器が使えます。充電はSurface専用コネクタの方が速いんでしょうけど、せっかくの軽量モデルなので一緒に持ち歩く荷物も減らしたい。なのでUSB PD充電運用でいく予定。

ペンは「Apple Pencil2に匹敵」と前情報がありましたが確かに遜色ない気がします。まぁソフト次第ですが。ただ薄型というか楕円形状なので持ちやすさは劣ります。純正ペンは持ち歩き用と割りきって、もう一本互換性のある持ちやすいペンを持っておきたい。

薄型のSurface Pen
1ボタン+消しゴムボタン付き

キーボードの折り込み部分にペンが収納可能で、この状態で充電もされる。キーボードを折り返している時は写真のように剥き出しだけど、一応勝手に落ちないくらいのマグネット磁力はありそう?

■互換性メモ

ざっとセットアップした中で上手く動かなかったり苦戦したところをメモ。使用感は追々使い込んで追記していきます。

文字入力系

なぜかMicrosoftのCtrl2Capsをインストールしたり、そこら辺に落ちてる.regファイルを導入してても反映されず。ただ自分でregedit.exeを開いてその.regファイルの通り手打ちしてやったら反映しました。

ATOK Passportは既報通りArm版アプリには文字入力できないようで、FireFoxとかダメです。アプリ毎にIMが切り替わる設定にして、ArmアプリにはMS-IMEを使うようにするしかなさそうです。幸い個人的に必須なキーカスタマイズはできました(無変換でかなOFF、変換でONなど)。これで最低限のキーボード環境は整いました。

その過程でAutoHotKeyも試したんですが起動せず(タスクトレイにアイコンが出ない)、ブラウザでヘルプが開くばかりでした。

Adobe CC

Photoshop、Illustrator、Acrobatなどはやや古い2018が自動でインストールされました。まだ実際の作業はしてないですが巷の評判をみるとやや重いようです。たぶんこのマシンではブログ用に簡単な写真加工をするくらいなのでいっそPhotoshop Elementsでも久しぶりに買おうかと思ったんですが、どうもこちらも既に64bit専用ぽいですね。

ただLightroomについてはWeb(クラウド)版が使えるので文字入れなどをしないで単に画質調整だけならそちらで足りそう。ただざっと使った限りリサイズの方法がわからず。

Microsoft Office

Microsoft謹製ですがARM版は提供されておらず32bit版を使うことになります。まずはMSからお手本をみせろや!といいたいところですが、マクロの互換性とかもあって難しいようです(同じ理由で64bit版もあまり使われてない気がする)。

ブラウザ、メーラーなど

Chrome(32bit版)、FireFox(ARM版)、Thunderbird(32bit)、FileZilla(32bit)で使えています。ChromeはGPUレンダリングをOFFにしないとマウスカーソルが見えなくなる現象が発生しました。

追記:OFFでも再発しました。逆にONに戻して再起動したら治った。再起動が効いてるだけかも?

FireFoxは前述の通りATOKが使えなかったです。32bit版に入れ直すかMS-IMEで我慢するか思案中。Thunderbirdははじめてメールボックス形式をmboxからMailDirにしてセットアップしてみました。そのせいか最近遅くてイライラしていたGmailの読み込みが非常に快適になった気がします。1メール1ファイルで管理されるのでストレージ的には無駄が多いかもですが、体感は上々です。256GBモデルにして良かったかも。

これを書いている2020年1月15日はChromeエンジン版のEdgeがリリースされる予定ですがARM版はどうなるんでしょうね。出たとしてもx86向けのアドオンが使えないとなると厳しいかな?そもそもアドオンって32bit/64bitとかバイナリ的な区別あるんでしたっけ?JavaScript的なものなら区別なし?

チャットツール

SlackはMicrosoft Storeからインストール。Chatworkは公式から32bit版を入れればOKでした。

Visual Studio Code

32bit版で使えてます。ただSetting Syncで他の環境からアドオンを同期した時、ログに64bitとか出てた気がするけど大丈夫かな?今のところ目に見えた不具合はなさげ。

プリンタードライバ(問題あり)

EPSON、Canon共にARM版ドライバは提供無し。EPSONのPX-M885F、PX-S05B、CanonのLBP612cはOSのプリンタの追加からセットアップはできたものの、ドライバーはMicrosoft IPP Class DriverとなっておりM885F、S05Bはテスト印刷OK。612cはエラーでNG。Canon LBP6240はセットアップすらできませんでした。純正ドライバーのインストーラーからやってもダメ。

ということで現状我が家ではCanonは全滅、EPSONはとりあえずテスト印刷はできてる、というレベルです。すべてネットワーク経由のみ試しており、USBは不明です。

(事務的な意味での)エグゼクティブモデルとしてはここ(印刷)は一番クリティカルなところかも知れません。各メーカーには正式対応を頑張ってほしいものです。

 

というワケで、現時点では制約もありますがが、今後各ソフトベンダーがARMネイティブ版を出す度に真の実力が開放されていく成長シロがあると思うとちょっとワクワクする機種だと思います。

■注意喚起:キーボードを配列を店員に間違えられた話

今回、ヨドバシで購入した際、スリムペン付きSignatureキーボードを日本語配列でと指定しました。レジ奥から製品をもってきて「御確認ください。8GBの256GBモデルです。」と外箱指差しで言われたので確認後、ついでに「キーボードも大丈夫ですよね?」と聞き返しました。すると店員さんも一瞬虚を突かれたような反応をした後「日本語ですね」と下の写真のようなパッケージ表面の写真を指さして言いました。その場はそれで納得して帰宅。

表面の写真は中身の日本語/英語に関わらず日本語キーボードの写真

が、なんと英語配列でしたorz。外装フィルムを破った瞬間にこちらのシールが目に入りました。これは交換後の日本語版の写真ですが「本製品は日本語キーボード配列です」「パッケージ上の画像は参考イメージです。実際のキーボードとは異なる場合があります。」と書いてあります。これが「英語キーボード配列」を示していたので、それ以上箱を空けるのは止め、初日はキーボード無しでセットアップを行いました。こういう時、本体とキーボードが別商品だったのは救いです。

背面に日本語配列か英語配列かが小さくシールで貼られている

もちろん翌日ヨドバシに行ってすんなり交換してもらえました。初日の店員さんも顔をみて寄ってきて開口一番謝られたので、あの後自分でも調べて「あっちゃー!」と思ってたのかも知れませんw。そういえばAppleのiPad用キーボードも似たようなことあって、あっちは全世界共通で英語キーボードの写真でシールだけで分別してるっぽかったです。

ともあれ、購入時は念のため裏面も確認してみるのが吉でしょう。ちなみに品番では日本語がQSW-00019、英語がQSW-00021 です。

脱臭もできるトイレ暖房(セラミックヒーター)SHARP HX-JS1

大昔に買った足元用の小さなセラミックファンヒーターをここ何年かはトイレで使ってたんですが、強弱設定もなく形状的、我が家のトイレ配置の都合的に足元直近に置かざるをえなくて、熱風がダイレクトに足の甲にあたって熱い、という問題を抱えていました。先日突然動かなくなってついに故障か?と思い代替製品を物色。結局安全装置の誤動作らしく1日したら復活したんですが、どうせならと買い換え断行しました。同居人はいらん派ですがσ(^^)はiPad ProやKindle Oasisが持ち込んであって読書で籠もることが多いので、トイレの快適化には投資価値があると思っています。

最近のトレンドとしては、

  • 脱臭、消臭、空気清浄機能
  • 人感センサー
  • 首振りなど風向制御

などがあるようです。脱臭系の機能はプラズマクラスターやナノイーなどイオン系から、単なる活性炭フィルターまで色々。ウチは備え付けのシャワートイレで脱臭機能がついていなく、別途検討したプラズマクラスター放出機能付き電球もソケットの関係でつかなかったので、なにかしらつけてもいいかなとか。人感センサーは同居人が自分の時はつかなくていいからと頑なに拒むのであっても使用許可がとれない可能性大。首振りは(足の固定箇所に風が当たりすぎて熱いというのが元々の問題なので)あるとよさげ。

その他、転倒時に自動オフする安全装置などは当たり前というところでしょうか。

で結局買ったのはこちら。

なんとなく消臭性能が高そうだったのと、スリムタワー型で収まりが良さそうだった点。海外メーカーの3千円クラスのとかはやや不安だった点など。ただし首振りや風向制御はなくて手動ルーバーで上下に調節ができるのみ。リモコンもないので例えば赤外線コントローラーでスマートスピーカーやIFTTTなどによる制御も不可。

縦に高いので操作パネルが便座に座った状態でちょうど手元の高さに来て操作しやすいです。ちなみに前のは横長でしたがスイッチが大きくワンボタンだったので足でON/OFFしてましたw。

設置してみたところ我が家の変則的な開き方をするドアとギリギリ干渉しないでピッタリ設置でき、自分の着座位置からも少し距離が置けたので熱風がダイレクトに当たるという問題は見事避けられました。強弱2段階の弱でいい感じに温かいです。ただ残念なのは前使っていたものはスイッチONで即温風が出たのに対し、こちらは最初に30秒くらい冷風が出ます。短時間だと返って寒い。せっかくの人感センサーですが同居人からクレームが出るヤツです。どうもブレーカー対策で電力を徐々に上げていく仕組みらしいんですが、それなら温まるまで風も止めておいて欲しかったです。

また人感センサーも反応範囲を選べないので、例えばトイレのドアが開いた状態でトイレの前を通っただけでONになります。センサー部分に可動式のシャッターをつけてエリアを絞れるといいなと思いました(廊下照明用の人感センサーとかであるやつ)。

またプラズマクラスター消臭ですが、温風と一緒に稼働させるか単独稼働が可能。でもこれってそんなに即効性はないような気がするのでせっかくトイレという閉空間に設置するんだから、温風とは独立で常時稼働や定期稼働ができたら良かったんじゃないでしょうか。同社のプラズマクラスター製品って、空気清浄機やエアコン、冷蔵庫のように常時放出する系と、ドライヤーみたいにピンポイント&近距離で使うものがあるイメージですが、コイツはそのどちらでもなさそうで、どういう使い方すると効果があるかということもマニュアルには書かれていません。効果があるなら常時稼働させてもいいんですが、だとしたら「人感センサーで温風は出るけど、それに関わらずプラズマクラスターは常時放出する」という動作モードがないのはモヤります。賛否あるプラズマクラスター、個人的には盲信もしないし頭から否定もしないですが、もう少しこの製品における位置づけ、スタンスを明確にしてあるといいかなと思いました。現状だと「マークティング上、つけてあると付加価値になるからつけてみました」みたいなとってつけた感があります。「人が入って温風を出した瞬間に放出すれば即時効果があるんです!」というならまぁそれはそれで断言してくれればいいかと。まぁそもそもトイレ(アンモニア)臭がとれるとはいってないので、あんまり気にしてもしょうがないかもです。

とりあえずトイレのような狭い空間用の暖房器具としては今のところ満足しています。

 

2019年ガジェット総括

年末恒例の「今年買ったガジェット」総括です。

■金額:カローラスポーツ

今年はなんといってもクルマ買い換えです。5月に納車されたカローラスポーツ。発売から1年経ってもほとんど街で見かけないマイナー車ですが、秋に兄弟車としてカローラ/ツーリングが出たことで関連パーツが増えてくれるといいなと思います。

満足度は5段階でいったら4くらいでしょうか。車両自体はとても満足度が高いです。ただ暖房シーズンになってちょっと燃費が落ちてきたのと、カーナビとコネクテッド周り(含スマホアプリ)が総じて残念。現行モデルではカーナビがディスプレイオーディオにリプレイスされてどうなんだろうというところですが、HDMIモニタとしてVGA画素数はあり得ないのでマイナーチェンジ前に買えて良かったと思っています。

■インパクト:Oculus Quest

目新しさ、感動度合いでいえばスタンドアローンVRヘッドセットのOculus Questでしょうか。インサイドアウト型で外部センサー不要、コードレスでどこでも使えるというところでとても気軽に使えるようになりました。とはいえBeat Saberにハマるも一瞬。やはり部屋にスペースがないと活躍の場は多くはないですね。はやくSAOのように身体の動きも仮想化してリアルの身体は寝転がったまま、せめて同じ場所に立ち止まったままで広い仮想空間を楽しめる時代になってほしいものです。

年末にアップデートでハンドリコグニションが先行搭載されました。来年はこれを活かしたアプリやゲームが増えるといいなと。

■活用度:SHARP 4B-C40AT3 & iPhone 11 Pro Max &

Apple Watch Series 5

毎日ゴリゴリ使っているという意味では4Kレコーダーの4B-C40AT3とiPhone 11 Pro MaxそしてApple Watch Series5。4K番組はさほど増えてませんが、たまにとれる懐かしい映画(これを書いている日にはバック・トゥ・ザ・フューチャーやってました)や、科学系ドキュメンタリー、ドローンを使った紀行番組などで感激します。またドラ丸によるアニメの録画管理はかなり理想に近い楽さを備えています。ただ動作はクソモッサリでリモコンのレスポンス(認識範囲)もクソで操作はフラストレーションたまりまくりです。

iPhone 11 Pro Maxは正常進化すぎて取り立ててレビューすらしてませんでした。3眼カメラのインパクトもさほど感じてないですw。ミッドナイトグリーンという新色は気に入ってます。

Apple Watch Series 5は3からの買い換えで画面の情報量が増え、常時表示になったことで活用度がググっと上がりました。特にリサーチ仕事で時間計測が便利になっり、乗り換え案内情報を見ながら移動できるようになったのが大きい。後述のAirPods Proの音楽ボリュームを(iPhoneから再生しているのに)デジタルクラウンで調節できることを先日発見してさらに感激。

■技術度:DSC-RX100M7

動物瞳AFをどうしても使ってみたくてRX100M6から1年で買い換えてしまいました。とはいえネコがいなくなってしまったので正直あまり活用し切れてないです。そのうち動物園にでも行こう。

SleepBuds vs WF-1000XM3 vs AirPods Pro

意外とこれまで手を出してなかった完全ワイヤレスデバイスを3つ立て続けに買いました。SleepBudsはヘッドフォンとは違いますが環境音でノイズをマスクして安眠を促すデバイス。なんとBoseが不出来を理由に回収全額返金を告知。でもオンリーワンなので手放さずに残すことにしました。AirPods Proして寝ることが多いですが、ノイキャンは朝までもたないし耳から出っ張るし、朝起きたらたいがい外れています。ここ一番でガッチリ安眠したい時はSleepBudsかな。

WF-1000XM3は悩んでたら発売日を過ぎてしまいしばらく品薄で入手までやきもきしました。ハイレゾ非対応な分、前に使っていたWH-1000XM3より音質面ではグレードダウンですが手軽さは上です。夏はどうしてもヘッドフォンは蒸れるしバッグに収まりが悪かったりで打ち合わせには持って行きづらく。AirPods Pro入手後は大幅に利用頻度が減っていて手放すかは思案中ですが、音楽を楽しむデバイスとしてはとても完成度は高いと思います。

AirPods Proはリンク先のレビューにも書きましたが、音楽を聴くというより生活ノイズを軽減してQoLがあがったり音声UIによる利便性を向上させるのが主な用途になるウェアラブルデバイスだと思っています。また上に書いたように就寝時のノイキャンとしても活用しています。もうちょっとだけ外れにくくなるといいなと。あと最近、どのイヤーピースにしても密閉テストをパスできなくなってしまいました。ググると結構いるみたいなのでバグかもと思って放置していますがややモヤモヤ。

Kindle Oasis 第10世代

第9世代を紛失してしまった為に仕方なく買い直し。背面のカバーがマグネット脱着式でなくなったのはとても残念ですが、色温度調節もできるフロントライトは良好。レスポンスも更に良くなった印象でとても快適に読書ができています。クーポンで安く買えた分初めてLTEモデルにしてみました。外でテザリングしなくても栞が同期されるのが地味に便利(とはいえたまに失敗する)。

■年末駆け込み1:Surface Go

ややもっさりは否めませんがPCいるかどうか微妙な外出で、一応バッグにいれとく、ということができるWindows機としてはLTE搭載も含め重宝しています。ただLTEがつながるのはちょっと待たされるかな。昔のWiMAX内蔵PCほどじゃない。確実に圏外表示を毎回ログオン直後に目にして、じーっとつながるのを眺めて待つ感じ。

見送るはずのSurface Pro Xがやっぱり気になってきています。年明けの1月には出るぽいので値段次第では気絶してみたい気も。ATOKが完全対応してくれたらなー。

■年末駆け込み2:サーキュレーター付きLED照明

昨年導入したデロンギのマルチダイナミックヒーターをより効率的に運用するため、部屋の空気を撹拌するサーキュレーターが欲しかったんですが、ドウシシャからLED照明を一体化したものがあると知り即気絶。ファン部分が首振りする新型の記事をみたんですが、6畳の寝室にそこまではいらん(高い)と思い、旧モデルをゲット。調色もできてLED照明としては文句なし。

ただサーキュレーターが12時間程度で自動でオフになるという仕様でデロンギと一緒に24時間動かすということができません。さらに悪いことにリモコンの赤外線信号がON/OFFのトグル共通信号になっているため、例えばNature Remoなどを使って定期的にON信号を送って回しっぱなしにするということが難しいです。試しに0時と12時に信号を送ってみると、ONだったのがOFFになってしまいます。さりとて12時01分に遅らせたら翌午前0時の時点では動いている可能性が高まるためどうにもならず…

結局のところ気付くと止まっている、ということになりいまひとつ活用しきれてる感が薄い買い物です。

■年末駆け込み3:スイトル

シリウス スイトル 水洗い 掃除機 クリーナー ヘッド

シリウス スイトル 水洗い 掃除機 クリーナー ヘッド

7,980円(05/03 23:10時点)
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掃除機の先端にとりつけて、カーペットなどを水洗いできるアタッチメントです。同じシリウスのハンディクリーナーSC-ST100Kとセットで購入。同居人が仕事部屋用のサブの掃除機が欲しかったのと、リビングのカーペットを敷いたまま洗えるといいなと。まだ買ったばかりで1回しか使ってないですが秋に買ったカーペットでも水が多少汚れたので効果はあるかなと。マイクロファイバーのクッション性のあるカーペットですが、さすがに吸引力だけですぐ乾くというレベルではなくわりと濡れたままです。ただ2,3時間後には気にならないほどになってたと思います。ノズルの先端はさほど広くないので、広い面積を掃除するにはそれなりに根性が必要です。スポットの汚れに使う分にはまずまずかな。

クリーナーの方は2万強としてはまずまずの吸引力、付属パーツの豊富さかなと。付属パーツ含め全体的な構造は清々しいまでにDysonのパクリ感があります。よく本家から怒られないなというレベルですがコスパは高いかも。スイトルは結構掃除機の相性があるみたいなので、純正の組み合わせで固めるという意味でも合わせ買いするのが良いかも知れません。

自作車載GPSロガーが一応動くようになってきた

以前書いた車載GPSロガーの動作の様子です。

装着後しばらくは位置更新が上手くいかずに色々試行錯誤してたんですが、結局よくわからないうちにいい感じに動くようになってきましたw。まだ天候とかでも左右されるかもですが。

下の動画は車内のスマホで表示をした例です。水色の丸が自分(スマホ)の位置。クルマのイラストが入った吹き出しが車両のRaspberry Pi Zero Wからサーバーに送信され、Webアプリで読み込まれた位置です。多少の誤差はあれどほぼ同期して動いています。これくらいの頻度でリアルタイムに位置がとれる市販品がなかなかたなかったわけです。

想定した使い方は、自分は駅などで迎えを待つ側。家族がクルマに乗って近づいてくる状況をモニタリングして、「そろそろ着くな」というところで道路脇に移動したり、どちら側からアプローチしてくるかを見分けて道路のどっち側で待つべきか判断したりといったことに使います。運転者はそうした状況を逐一報告しなくても運転に集中できる。こちらも雨や寒空の下、無駄に早くから立ちんぼしなくても済むというワケです。

地図の下にはいくらかのステータス情報と更新間隔指定メニューがあります。地図はあえて自動スクロールはせず、下の「自己位置」「車両位置」ボックスをタップするとセンタリングします。どちらかというと自己位置で接近を待つ利用シーンが多いためです。がまぁ待っててヒマな時はやっぱり車両位置を追尾して見たくもなるので、そのうち任意でON/OFFできるようにししてもいいかも知れません。

「更新間隔」はこのWebアプリ上での更新頻度ではなく、RasPiがサーバーに送信する頻度です。こちらで眺めている間だけ1秒とか3秒とか高頻度のアップデートをしてほしいですが、通常はそこまでの頻度は必要ありません。そこで、この画面を開くとこのメニューの設定をサーバーに保存しますが、それには有効期限が設定されており、ページを閉じてしばらくすると指定は無効になり60秒毎の更新に落ちるようにしています。RasPi側もサーバーに現在位置を送信した戻り値としてこの設定値を受け取り、次回の送信までのインターバルとする仕組みです。

■GPS更新精度に関する考察

記録にはMySQL(MariaDB)のgeometry型を使っていますが、なぜか何回かの即位が連続して同じ数値になることが続き、もしかして精度(桁数)が足りてない?と思ったりもしましたが色々調べた感じ充分そうということがわかりました。RasPi側のPythonスクリプトの型も調べたりしましたが問題なさそう。

となるとやはりGPS自体の精度の問題かなということで、ダッシュボード上のアンテナの下に鉄板シートを敷いてみたりもしたんですが、直後にはさほど効果を感じられず。

またGPSにはAlmanacという衛星の位置情報があります。通常これは定期的に更新されるのをGPSクライアントが受信しキャッシュして使います。これがないと電波を受信しても正確な位置を算出できません。購入したGPSモジュールではコイン電池でバックアップすることで最後に受信したAlmanac情報を保持して、次回電源ON時に高速に測位を可能にしている”はず”なんですが、もしかしたらこれが上手く機能してないのかもなぁ、などと考えていました。システム自体はROM化してあって毎回リセットされるわけだし…

などと考えていたものの、なんだか最近は調子よくなってきた、という現状です。またダメになるかもですが、まぁその時また検証します。

Raspberry Pi Zero WでGPSビーコンを自作

TOYOTAのコネクテッドカーには「カーファインダー」という機能があります。車両の位置情報を常時サーバーに送信して、ユーザはスマホアプリから今車両がどこにあるかを確認できるというものです。

地図&GPS好きな私はこれにはかなり期待していました。例えば同居人と待ち合わせをする時に迎えに接近するクルマの位置がリアルタイムにわかれば迎えられる側もいい場所に移動したりできます。例えばどちらの方向から接近してくるかで道路のどっち側で待つべきか判断できます。雨が降っている時に無駄に早くから路肩で待たず、どこかで雨宿りをして待つこともできます。

従来、スマホアプリで「友達を探す(現「探す」)」だったりFacebook MessengerやGoogle Mapsなどあらゆる位置情報共有機能を試してきましたが、どれも更新頻度が低すぎてそういうリアルタイムなモニタリングには不足でした。調子がいい時悪い時のムラがあったり。特に金属の箱の中である車内ではスマホのGPSが充分な精度を出せないということも関係してるのでしょう。試した中ではGlympseががまずまずの更新頻度と精度ですがマイナーな上に共有開始までの手数がやや多く、めんどくさがりの同居人にはなかなか使ってもらえず。

そこでもう車両の搭載機能ならば、運転する側はなんの操作もいらずに少なくとも車両->迎えを待つ側の共有はできるだろう!と期待したわけです。ところがいざ納車されていてガッカリ。リアルタイムで動く様子が見えないどころか、目的地についてもまだ出発地にいることになっているとか、何十分というレベルで更新が途絶えることもしばし。また地図表示までの操作の手数も多い。トヨタのアプリは最初にTOYOTA/LEXUS IDというのでログインして使うのですが、さらにこのカーファインダーを使う際にはT-CONNECT IDというのでログインが必要です。しかも後者はセッションが数分しか保持されないので、基本毎回パスコードを入れなければなりません(IDは記憶してくれる)。そしてやっと表示が出たと思ったらスクロールもズームもできない地図画面だし、自分(アプリを起動してる人)の位置も出ません。「マップで開く」的なボタンで標準地図アプリに遷移してようやく自分の位置とあわせてスクロール/ズーム可能な地図閲覧ができる、という体たらくです。TOYOTAのコネクテッド周りのアプリは総じて残念なところが多すぎます。しかも事前に試せないので百万単位の買い物をしたあとで判明してもどうしようもありません。せっかく力を入れるのならもう少し本気で取り組んで欲しいものです。

■なら自分で作っちゃえと

代替品として最近何社かから発売されている子どもの見守り端末なんかも検討しましたが数百円とはいえ月額費用がかかる上、バッテリー優先で更新頻度が分単位なので上記のような用途には不足します。

そこで目に付いたのが以前別件で使用したRaspberry Pi Zero Wです。これにGPSモジュールを取り付ければ緯度経度時刻は取得できますし、車内なら電源もUSB 5Vならいくらでもとれるのでバッテリーの心配も不要。しかも我が車にはWi-Fiまでとんでますから、LTEモジュールも追加の維持費も不要。取得した緯度経度情報をWebサーバーに投げるスクリプトさえ作ってしまえば、あとはWebサーバー側でそれを保存して表示するこれまた簡単なページを作れば良いということになります。

ということで作って見たハードウェアがこちら。

SDカードはサイズ比較用です。いい感じのケースが見つかりました。フットプリントはZeroサイズで上に少し高くなっている造り。右に出ているのはGPSアンテナ。電波が遮断されやすい車内で使うので外付けアンテナにしました。奥に見えるのがmicroUSB端子の電源線です。このサイズなら車内のどこにでも設置できます。アンテナ側(SDカードスロット側)は少し大きく口があいているので、少しホコリなどが入りやすいかも知れません。テープかなにかで目張りしておこうかな。


こちらが中身。使っているGPSモジュールは秋月のみちびき/1PPS対応のものです。

Raspberry Pi Zero Wはヘッダーピンが半田付けされてないWをもともともっていたので、それにハンマーヘッダーソケットを追加。GPSモジュールにヘッダーピンを半田付けすれば直接刺さるんじゃないかという思惑があったんですが、実際には接続する5ピンのうちシリアルのTxとRxが反転した並びになっていたので断念。結局直接半田付けしました。今買える(買いやすい)Zero Wは正確にはZero WHというヘッダーピン(オス)がついているものなので、また別の固定方法が必要かもです。ちなみにGPSモジュールの裏にはバックアップ用のコイン電池がついているのであまりZeroと密着はできないです。

こちらの六角ネジで高さをあわせてGPSモジュールを固定しまいた。自作PCケースにマザーボードを固定するのによく使うアレですね。アレの少し細いヤツ(M2)が長さも色々でセットになっており、複数継ぎ足して望みに近い長さにできるというものです。

ちなみにケースのネジ穴はあいてなかったので、別途ねじ切りタップも買って自分で開けました。ちょい斜めになってしまったのが残念…

というわけでハード的にはZero W、GPS、SDカード、ケースに細々とした配線部材で6~7千円くらいでしょうか。部材はかなりたっぷり買えてしまったので、仮に追加で作ろうとすれば5千円くらいで作れるのかも知れません。

■ソフト面の工夫

ソフト面はOSとしてはRaspberry Piの基本OSであるRaspbianの最新リリースBusterを使用。GUI環境などはいらないのでLite版です。GPSモジュールはシリアル接続で、1PPS信号という精度を上げるための信号はGPIO経由で入ってきますが、いずれにせよgpsdというデーモンを動かしておけばいい感じに管理してくれます。他のツールからはソケット通信でアクセスする感じ(なので複数のGPSクライアントからの同時接続も可能)。

Pythonでgpsdから取得してWebに投げるサンプルが落ちていたので、それを改良して使っています。当初、一旦ローカルにSQLiteなどで保存して送信なども考えてたんですが、そもそもリアルタイム測位データに用があるのと、システムをROM化することで電源管理を簡略化できると気付いたのでローカルには基本的にデータを保存しない仕様にしました。ROM化というのは起動時にSDカードからソフトを読み込んだ後は、その後のディスク書き換えをRAMディスクに行うように仕向けるというもので、SDカードをメインストレージにして劣化が懸念されるRaspberry Pi界隈ではよく使われる手法のようです。RAMディスク上のデータは電源をブチ切りした場合は当然失われます。図書館やネットカフェのPCのように、次回電源投入時はすべてが元通りに起動するというわけです。これも簡単な切り替えスクリプトで実現できました。諸々多くの先人の資産のお陰で、かなり短い期間で目論み通りの仕組みを実現することができました。この場を借りてお礼申し上げます。

逆にサーバー側のPHP+MySQLな部分はほぼゼロから自作中。Google Maps API v3を使って地図表示をしています。個人で使う分にはまず課金対象量には達しないだろうと。こちらはまだ調整中ですが、追々見られるものができたらスクショくらいは晒したいなと。

2023.04.26追記

クルマを乗り換えたので移設作業をしました。当初、時刻のみで緯度経度がn/aのままで測位ができずに悩みましたが、なんのことはない、GPS基板からアンテナのコネクタが外れてましたw。移設の際に引っ張られてしまったのかも知れません。気休めにホットボンドで固定をしておきました。

初号機は設置して3年半ほど経っているようですが、普段はROM化してあるせいかSDカードも普通に読み書きできて劣化の兆候はなさそうです。

ただ衛星位置情報(almanac)を保持するコイン電池の出力が2.7Vまで落ちていたので、新品に交換しておきました。ググるとクルマのスマートキーなどだと2.8Vを切ったら交換、ということだったので充分危険域。新品は3.3Vでした。これでまたしばらく大丈夫でしょう。実害を感じなかったので気にしてませんでしたが、弐号機の方もそろそろ替え時きてるかも知れません…