今更ですがGPSロガーのGPS-CS1Kを衝動買いしてみました。
PlaceEngineに関する論文を読んでいて、ちょっと位置情報で遊びたくなったんです(^^;)。で、ググっていたら、このGPS-CS1Kの吐いたログをGoogleMap上に軌跡表示する轍というツールの存在をしり、遊んでみたくなったのです。
■そもそもGPS-CS1Kとは?
これは、GPSで現在位置を記録しつづけて、内部のフラッシュメモリにテキストファイルで保存するという製品です。SONYの製品意図としては、専用ツールでデジカメの写真に位置情報を付加する、というものです。デジカメの写真が記録された日時と、GPSログを摺り合わせ、その時の緯度経度を写真ファイルのメタデータ(Exif)に追加します。ちょうど、auのGPSケータイで撮った写真に位置情報を追加したのと同じ状態の写真ファイルが作れるワケです。まぁ、それが何の役に立つかというと微妙なんですがw、とりあえず付属の地図ソフトの上にその写真データをプロットしたりできます。その辺りのイメージは、ITmediaのレビュー記事などを参照して下さい。
■ハードレビュー
写真などでイメージはしていたんですが、やはりデカいですね。上の記事のように腰にぶらさげるには明らかに不向きな大きさです。しかも付属のカラビナストラップのヒモが無駄に長く、座ったらお尻で踏んじゃいそうです。
また単三電池1本で10時間駆動ということですが、日々使うには不経済ですね。とりあえずエネループを入れてみましたが、USBから充電できる充電池駆動の方が便利で、かつ小さくなった気がします。まぁ、ミッションクリティカルな使途を想定して入手性の良い乾電池にしたのかも知れません。
操作は簡単。スイッチが1つとLEDが1つ。ただ測位中は緑がゆっくり点滅、圏外では緑が2回ずつ点滅、というパターン違いなので、やや直感性に欠けますし、数秒凝視してないとステータスがわかりにくいです。2色LEDとかで簡単に見分けられるようにして欲しかったですね。
蓋の中にminiUSB端子がついており、WindowsからはUSBマスストレージのようにマウントされます。中にはこんな感じ↓のログのテキストファイルが保存されています。
@Sonygps/ver1.0/wgs-84
$GPGGA,131440,3531.0332,N,13935.5781,E,1,06,05.9,-00007.0,M,039.1,M,,*6A
$GPGSA,A,3,01,05,12,14,30,31,,,,,,,08.5,05.9,06.1*07
$GPGSV,3,1,09,31,40,300,51,07,,,35,18,,,35,12,28,045,49*78
$GPGSV,3,2,09,14,84,303,47,30,63,040,46,05,37,046,51,01,35,317,49*73
$GPGSV,3,3,09,06,,,43,,,,,,,,,,,,*71
$GPRMC,131440,A,3531.0332,N,13935.5781,E,040.3,001.7,300307,,,A*75
$GPVTG,001.7,T,,M,040.3,N,074.8,K,A*07
■轍でプロット出力
このログは一般的な形式なので、前述の轍を使うと、GoogleMaps上にプロットすることができます。プロット上をトレースさせたり、写真付きのマーカーを配置したりもできます。
HTML出力すると、こんな感じ。写真は信号待ちで適当に撮ったので手ぶれしちゃってますがご勘弁を。
うーん、なんの役に立つかはさておき、地図好きにはこれだけで萌えるものがありますね。
ちなみに、複数のログデータを同時にプロットすることもできます。
スタイルシートとJavaScriptをヘッダ内に置くので、単純にブログに地図部分のHTMLをコピペするのは難しそう。まぁ、頻度が高いならテンプレートに入れちゃえばいいんですけどね。