ANIME LOCKER機のHDD増設メモ

最近、同居人がバラエティをバリバリ録るようになり、HDD残量が逼迫してきたので、HDDを増設することに。

元々のハード構成はこちら。ケース的には3.5インチが入れられなくはないはずなんだけど、とりあえず今回も2.5インチ2TBにすることに。前回WDで厚みがあって厳しかったので今回はSeagateの9.5mm厚のものをチョイス。回転数は5,400rpm固定だけど、キャッシュが32MBもあるのがいいかなと(WDは8MB)。

ケースを久しぶりに開けて見ると、2.5インチマウンタは4台設置可能で、温度的な懸念を別にすればとりあえず15mm厚の隣でも配置か可能だった。つまりあと2台9.5mm厚ドライブが入る。

が、ここで誤算だったのがマザー。なんとS-ATAポートが2つしかなく今回増設分で打ち止めorz。次に増設する時はUSB3.0でつけるしかなさげ。

■OS側は普通にLinuxとしてPV追加でOK

ANIME LOCKER自体は特になにもしてくれないので、sshでシェルに入って、lvm拡張走査すればOK。「ANIME LOCKER HDD 増設」とかでググれば細かい手順が出てきます。

LiveShell ProのWi-Fiドングルを紛失 代替品調達

ビデオカメラなどからのHDMI映像をUstreamやニコ生、YouTube Live(いつのまにか追加対応してた)にリアルタイム配信するネットワークデバイスLiveShell Proを久しぶりに使おうとしたらUSB Wi-Fiアダプタがないことに気付きました。引っ越しのドタバタで紛失したか、貸して返ってきた時からなかったか。

ともあれないと困るのでどうにかならないかと思ってググったところ、Proのつかない方ならファームウェアRev.3325で社外品にも対応した模様。おそらくProの方でもネットワーク周りのドライバ環境などは同じだろうといちかばちか買って見ることに。動作確認されているのはPlanexのGW-USHyper300、GW-USSuper300のみ。どちらも生産完了品。おそらくRTL8192SUチップの製品ならなんでもイケるだろうとのこと。

GW-USHyper300は本記事執筆時点でかろうじてAmazonのマーケットプレイスで買えるものの、なぜか価格が5,000円以上。いちかばちか買うにはバクチすぎる。そこで外見が同一でどうみても同じOEM元だと思われるIO-DATAのWN-G300UAを購入。なんとこちらなら1300円程度。

結果バッチリ動きました!Windowsユーティリティでモードを切換えたりも不要(デフォルトのクライアントモード)で、挿すだけです。

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外見はこんな感じ。アンテナが大きくなって感度も向上するかも?

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左上の電波強度もフル状態。ちゃんと通信できています。

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通信を示す青色LEDも明滅しています。

実はこれの到着を待つ間、サポートにも問い合わせをしてみました。「補修部品としての販売はしてないが、LiveShell ProでBUFFALOのWLI-UC-GNMで動作確認済み」という返事。補修パーツとして販売してないってのはどうなんだ?と思いつつ、念のためこちらも入手不可能にならないうちに注文しておきました。どれか11acで使える製品が動くといいんですけどね。

あとWi-Fi設定をピーガー音でMIC端子から流し込むケーブルも紛失してたので、適当なステレオミニケーブルとしてVictorの50cmのものを購入。普通に使えました。

自宅幹線Wi-Fiを強化

先日Wi-Fi親機を理論値1,734MbpsのRT-AC87Uに交換し、直接これにぶら下げてるスマフォやノートPC、AV機器は恩恵を得られたんですが、別部屋(以下オフィス)のサーバー群や仕事用PCなどは現状維持となっていました。そんな折り、同じASUSからルーターやサーバー機能を省いた子機専用モデルEA-AC87が登場。オフィスのこれを設定し、今の1,300Mbps世代AirMac Extremeを、AVラック裏でレコーダーやテレビ類のメディアコンバーターとしている300Mbps世代AMEとスライドリプレースしよう、ということに。

せっかくなのでベンチマークとってみました。利用した計測サイトは、

  • IIJのIPv6測定
  • フレッツ網内測定サイト(IPv6接続)
  • speedtest.net

の三箇所。LAN内の測定環境を整えるのが面倒だったので、PPPoEの200Mbps上限にかからないIPv6をメインに。通常のv4代表でspeedtest.netです。

測定環境は、WANにつながるルーターがYAMAHA NVR-500、その直下にRT-AC87U。対向側が廊下をはさんだオフィスに設置した各アクセスポイントと、そこからスイッチを経由したMacBook Pro 15 Retina。比較用に、MBPの内蔵Wi-Fiで直接RT-AC87Uに接続したのと、Thunderbolt-Ethernetアダプタで直接NVR500につなげた時のもとりました。ドアは開けたまま。時間は夕方だったと思います。

IIJ v6 フレッツ v6 speedtest.net v4
有線直結 58.3 441.3 182.5
内蔵Wi-Fi直結 44.9 82.6 12.6
AME (1300Mbps) 54.7 93.3 21.1
AME (300Mbps) 52.6 65.8 57.7
EA-AC87 (1734Mbps) 55.9 154.9 75.3 (188.1)

(単位:Mbps)

てな感じ。意外と内蔵WiFiは振るわないですね。有線でspeedtest.netが182Mbpsなので、フレッツハイスピードの200Mbpsの上限くらいまでIIJmioが頑張ってる様子。

またIIJのv6測定サイトがあまり差が出ないのはIIJの問題か、もしかするとウチの環境の問題かも知れません。

一番WANのボトルネックを受けないのがフレッツのv6測定で有線だと441Mbps出ています。そしてメディアコンバーターの世代差が順当に出ている感じですね。今回の買い換えで従来の1.5倍ほどになっていてひと安心。

現実的に一番影響しそうなのでv4ネットワークのspeedtestですが、なぜかAMEで11ac/1300Mbpsモデルより11n/300Mbpsの方が倍以上速いという珍妙な結果に。何度か再測定したんですが同じでした。そして期待のEA-AC87で大幅に高速化。でも残念ながら有線と同等ってことはまだないのかー、って感じ。

()内はこの記事を書いている日(土曜の19時台)に気まぐれで再測定した数値。なんと有線並の188Mbpsをマーク。サーバーが空いてるんでしょうかw。IIJ v6はやっぱり50Mbps台。うんこれv6はちょっとなにかおかしいな。IPoE使えるプランとトンネル使えるプランを同時契約してるんだけど、もしかしてトンネル扱いになってるとか?これはまた後日調査せねば。

 

ともあれ、廊下に有線ケーブルを通す許可が下りない中で、最新の規格への投資は一定の効果があったようで良かったです。

TimeMachine環境の移植/統合

同居人のMacBookがようやく納品され、我が家のMacが5台になったんですが、同居人が買って使ってたTime Capsule 2TBモデルが手狭になってきました。我が家は他にもMac mini ServerとSynologyのDS1511+がTime Machineサーバーとして利用可能で、色々紆余曲折であちこちに分散してバックアップしていました。Windows Home Serverと違ってTime Machineは別マシン間の重複ファイルはハードリンクで容量削減とかはしてくれないので、まぁ分散しててもいいのですが、ともあれ容量が足りないと。そこでこの機に整理をしようと思い立ちました。

で、OSX ServerのTime Machineサーバーが各マシンのバックアップ状況を一覧できたりして便利なので、当初その内蔵2.5インチHDD 500GBを2TBに換装しようと画策。しかし調べてみるとMac miniは上下2台のうち下側の1台(OSが入っている。ウチではSSDに換装済み)は比較的簡単に換装できるものの、上側はマザーボードや電源ユニットを引き出したりほぼ完全にバラさないと無理そげ。それに最大2TBではどのみち足りないということで断念。

DS1511+には3TBx5のRAID5構成で10TBの容量があるのでまだ余裕はあるのですが、バックアップとしてRAID5を使うのは容量単価的に無駄だなってことで却下。

そして更にリサーチすると、Time Capsuleは割と簡単に換装できるみたい。システム領域はフラッシュメモリにあるらしく、ディスク交換後、AirMacユーティリティでディスクを初期化すればよさげ。分解も今の縦長の形状になってからは割と簡単ぽい。ってことで、純正の最大容量である3TBを越える4TB化にして使うことに。ディスクはWDのGreenかRedか悩んだ末、Greenをチョイス。バックアップなので最悪トンでも履歴を失うだけだし、Redが謳うようなRAIDの振動対策も基本必要ないだろうし、ということで。

■大失敗のTime Capsule換装

しかし結果からいうと失敗でした。

失敗1:WDでは形状があわずSeagateにするべきだった

買って帰った後でこちらのページをみて知ったんですが、HDDの下にはめるおそらく制震用ゴムパーツが、純正のSeagateドライブにピッタリに作られており、WDだとはまらないと…

SeagateにもNAS用ラインナップがあって悩んだんですが、数千円割高だったんですよね。

失敗2:そしてまさかのインターフェイス破損orz

仕方ないので、最悪ゴムパーツを加工するか無しで組み付けてやろうと分解作業に着手。しかし、SATAの基板側のプラスチックの固定具の仕組みがわからず無理して基板から端子ごとむしりとる形になってしまいました。完全に修復不能。上記リンク先でいうとステップの3のとこです。「水平に、手前に引っ張れば取れます。上に引っ張るのではではありませんので注意。」と書いてあるので、マイナスドライバーで水平に水平にと引きはがすようにしたのですが、正確には、「まず黒いプラカバーを上に動かして外した後で、」がつきます。プラカバーが爪で基板にひっかかっているので、これを持ち上げて外さないとコネクタははずれません。これからチャレンジするかたはお気を付けください。

SATAインターフェイスを失いHDDを認識できなくなったTime Capsuleはそれでも起動し、ディスクエラーは出るもののWi-Fiルーターとしては普通に動いてくれました。つまりAirMac Extreme相当としては普通に使えてしまいます(オレンジランプが点滅しっぱなしですがw)。不幸中の幸いということで、彼にはAMEとしての余生を過ごしてもらうことになりました。修理が1万円くらいなら出してもいいんですが、むしろその間、部屋間のWi-Fi幹線が使えなくなるのが致命的なので。

■最後の手段、Synology NAS

すでに3.5inchの4TB HDDを買ってしまったので、これを使う手を考えるしかありません。Mac miniかSynologyに外付けするしか。邪魔だし消費電力的にも不利なのでできれば避けたかったですが…

で、ウチのMac miniとDS1511+はどちらもUSB3.0非対応世代。前者にThunderbolt、後者にeSATAという選択肢があり、外付けケースが圧倒的に安い後者に。Logitecのもので3,000円強で買えました。

■既存バックアップデータの移行

既存の各Macのバックアップデータ(.sparsebundle)は、

  1. DS1511+のRAIDボリューム
  2. OSX ServerのHDD
  3. Time Capsuleから取りだしたHDD

に分散していました。それぞれ、(マシン名).sparsebundleというファイル形式です。結論からいうと単純コピーで行けました(いけてるっぽい)。

1に関してはWeb UIであるDisk Station Managerにログインし、ファイルマネージャーで内蔵から外付け領域にコピー。2はOSX Server上でDS1511+の外付けボリュームをマウントし、ドラッグコピー。3は普通にHFS+Jフォーマットらしく、USB外付けケースで同じくOSXにマウントしてDS1511+にコピー。そして各Mac側でTime Machine設定を書き換え。直後は「最古のバックアップ」「最新のバックアップ」ともに「なし」と表示されますが、一度バックアップをすると最古に去年の日付が出たし、バックアップされたサイズもフルサイズではなく数百MBくらいだったので、ちゃんと統合できたっぽいです。

 

Time Capsuleを壊してしまったことは痛手でいまだに立ち直れてないですが、ともあれ新しいバックアップ環境ができて無事5台ともバックアップが再開できたので一安心です。

ANIME LOCKERのsmbdが妙に遅い時の覚え書き

ANIME LOCKERはLinux(CentOS)がベースで、録画ファイルもSMBでPCにマウントして扱ういことができます。ただ最近これの速度がでなくて、TMPGEncでのCMカットもままならない状態でした。省電力優先で組んだし、仕方ない。PCに一括コピーしてから作業しようとcccでコピーを始めたらなんと5MB/s程度しか出ていない。こりゃおかしいということで調査。

サクッと結論を書くと、/etc/samba/smb.confの

load printers = yes

load printers = no

にしたら70MB/sくらい出るようになりました。

以前にも無駄だなと思ってnoにしてあったんですが、4.0にメジャーバージョンアップした時にでもsmb.confがデフォルト設定で上書きされてしまったようです。マシン名なども全て戻っていたので。理想はあまりこうした内容を書き換えないで欲しいですが、まぁそれも大変でしょうし、せめてこの設定はデフォルトでnoにしといて欲しいですね。

この設定は文字通りプリンタ共有関係のルーチンを読み込むかどうかの設定です。たぶんANIME LOCKERをプリンタサーバーに兼用させようなんて人はあまりいないと思うので、オフっておいていいんじゃないでしょうか。

全ての環境においてこれが速度を劇的に低下させる意味を持つのかわかりませんが、ご参考までに。