MacBook Air 11”を2011年モデルに買い換え

ちょうど1年前に購入したMacBook Air 11”を2010年モデルから2011年モデルに買い換えました。主な理由はSSDの容量。当初はあくまでVAIO Z等のWindows機がメインノートで、携帯用のサブマシンという位置づけでメモリだけ4GBにしつつもSSDは64GBのモデルを買ってしまったんですが、ハードもOSもあまりに快適であっという間に我が家の環境はMacがメインに。で、仮想環境やら開発環境やらを入れたら64GBはあっという間に埋まってしまいました。特にLionになってからはTimeMachineにつながらない間のバックアップをローカルスナップショットとして本体内に保存する仕様になったため(一時的にとは言え)さらに拍車がかかり、ちょくちょくVMWareでWindowsが起動できなかったり、ソフトウェアアップデートがエラーになるといった状態でした。都度あれこれ策を講じて数GBは確保するんですが、気付くとまだ限界、の繰り返し。

で、円安なので交換用のSSDユニットを輸入しようと画策したんですが、ヤフオク相場などをみてると、買い換えても差額で払う金額かわらなくね?という結論に。だったらキーボードバックライトついてプロセッサ性能も上がっていいじゃないかと。

そんな折りに立ち寄った近所のヤマダでMac Storeオープン1周年記念として-3000円+LABI同等のポイント還元率13%をやっていたので気絶してみました。実質86,826円。なんとか2010年モデルが5~6万円で売れてくれて追い金3万円程度で済めば嬉しい。

■TimeMachineで楽々移行?

普段のバックアップはTimeMachineでとっているので、理論的にはここから簡単にデータ移行できるはず。さて本当にそうなのか?

結論から言うと80点というところです。

まず新品のMacを初めて起動すると始まる移行ウィザードで若干つまづき。コピーを高速化する為にUSBのGbEアダプタを挿して起動したんですが、ネットワーク上のTimeMachineボリュームを見つけてくれない。一度デスクトップまで行かないとドライバが導入されないんだろうか?と思い、移行ウィザードをキャンセルして実行。しかしその後のAppleID登録はなぜかすんなり終了。新規でユーザを作成してデスクトップ画面まで行き、再度「移行アシスタント」を起動するもやっぱりボリュームが見つからない。というか「検索中」のままグルグルが回りっぱなし。しかし「続ける」ボタンが押せることに気付く。なんと画面が進んでTimeMachineボリュームのあるマシン名が見えてるじゃんっ!なんということでしょう。もはや試せないですが、最初の移行ウィザードでも同じ様に進めればちゃんと見つかっていた可能性大。見つけてたんなら画面にマシン名なりをリストアップしてくれよ…

で、気を取り直して復元を実行しようとするとまた問題が。既にfurutaというユーザ名を手動作成してしまっているので重複してて置き換えられない(置き換えるという選択肢がグレーアウト)。回避策としては、一旦アシスタントを終了し、別の管理者権限ユーザを作成。そちらでログインしなおして移行アシスタントを実行。これであれば既に作成したfurutaを削除してTimeMachine上のfurutaアカウントを復元できます。最初のウィザードをキャンセルする時「後でまたいつでも復元できるよっ!」的なことを言ってる割に地味に面倒。一緒に同じアカウント名で作成してあると後で面倒、くらい言っといてくれよとw。

でまぁ20分ほどで無事復元が終わり、壁紙なども含めて一見全ての環境が移ったように見えるんですが、iOSなどと同じで暗号周りの設定が移ってないので、無線LANの設定などはやりなおし。当たり前ですがBluetooth周りもペアリングはやり直し(これはIDがかわるので仕方ない)。ライセンス認証があるアプリも旧マシンで認証解除が必要でした(ウチの場合はPhotoshop ElementsとAppStar)。あとATOKが起動しなくて、コピーできてないのかな?と思ったんですが、単に設定でオフにされてことえりがオンになってました。ローンチパッドの並びもめちゃめちゃになってた気がします(旧Airで消してたアプリが復活したせい?)。移行できないデータがあること自体は仕方ないんですが、一見移ったようなフリをされるのが一番困りますよね。移せてないものがあるなら旧マシンをリカバリしちゃう前に知りたい。「これとこれは自分で移してね」っていう情報をもう少し提示してくれると良いのにと思います。現状、いつ旧マシンをリカバリしちゃってもいいか踏ん切りつけるのがちょっと難しいですね。もしくはTimeMachineイメージから個別にファイルが抜き出したりできればいいんですが。

あとiCal等が何度パスワード入れても間違っててiCloudにログインできないとエラー吐き続けてましたが、これはOSが10.7.2に更新されてないせいでした。iCloud対応は10.7.2からなので気付いてしまえば当たり前なんですが、もう少しエラーの出し方を考えてくれよと。

という感じでいくつかのトラップはありましたが、Windowsに比べるとはるかに簡単に環境移行ができたと思います。Windowsでもユーザデータの移行ウィザードはありますが、アプリケーションは移らないし、そもそも機種毎にドライバが異なったり専用アプリが山ほど入ってたりでどうやったってこんなに簡単にはいかないですしね。この辺もまたMacの強みだなと体感しました。

この発想はなかった!極小サイズのFREECOM MOBILE DRIVE

実家でMacBook Air 13インチを買ったのでポイントでバックアップ用にこれを買いました。

SDIM0007

単純に本体のSSD 128GBをフルバックアップできるサイズで、店頭在庫で一番安かったので買ったんですが、なかなか良い製品でした。

2.5inchなのでバスパワーで動くのは勿論ですが、サイズが極限まで小さい。何故かというと、ケースがクッション性のあるラバー素材でできてて2.5inchドライブを包んでいるという作り。普通は緩衝素材とハードケースを使うところを1つでまかなってるワケですね。この発想はなかった!手触りも悪くない。ケーブル内蔵型ではないものの、付属ケーブルもかなり短いのでトータルの容積が今までみたケースの中で最小限な印象。ちょっとホコリがつきやすいのだけが欠点ですかね。

出荷時フォーマットはFATでしたがもちろんHFSで再フォーマットしてMacのTimeMachine用にも問題なく使えました。

モバイルアクセスポイント新調

今月はホテル泊まりの出張が多いのでモベイルアクセスポイントを購入することにしました。AirMac Expressがあるにはあるんですが、最近の製品に比べるとやや大きくてお重いし、自宅でAirPlay用に使ってる設定を書き換えるのも微妙に面倒なので。あとMac本体のMagSafeアダプタもそうなんですが、ホテルの貴重な壁コンにこの手の直づけ形状の製品は使いづらいんですよね。結局延長コードが必要になりがち。

モバイルルーターというとWAN側に3G回線を使うPocket WiFi等を指すような語感があるので、ここではとりあえずモバイルアクセスポイントと呼びます。>ホテルなんかで使う携帯用の無線LANアクセスポイント兼ルーター

前提にした条件はざっくり、

  • なるべく小さい
  • なるべく軽い
  • 専用の電源アダプタを必要とせず、USB 5Vで駆動できる
  • できれば802.11nに対応

という感じ。多分ホテル泊まり専用で一度設定したらほとんどいじらないのでUI周りは二の次。

挙がった候補はこんな感じ(比較にAirMac Expressも含めて)。価格は調査時点。赤字は特長。

機種 メモ

Apple AirMac Express MB321J/A
8,400円(定価)
210g
802.11a/b/g対応
802.11n対応
150Mbps?
電源アダプタ内蔵

Logitec LAN-W150N/PRIPH
2,680円
70g
802.11b/g対応
802.11n対応
150Mbps
有線LANポート搭載 
電源アダプタ別売
mini USB B端子給電

PLANEX がんばれ日本! モデル
300Mbpsハイパワー無線LANルータ(Wi2-300の3カ月無料チケット付)
MZK-MF300N-JC
2,499円
50g
802.11b/g対応
802.11n対応
300Mbps
5V給電だがコネクタは専用(PSP互換?)
売り上げの一部は被災地へ

 

こうしてみるとAirMac Express(以下AME)は明らかに重いですね。MF300Nなら1/4です。AMEはPPPoEやAirPlayなど自宅で使うにはメリットもありますが、もはや携帯してホテル等で使うには向かないでしょう。

Logitec LAN-W150Nは同じ見た目で電源アダプタが付属してたりケーブルのみだったりはたまたルーター機能がなくアクセスポイントのみだったりするのが要注意です(/以降の枝番に注目)。ルーター機能がないとホテルの仕様によっては複数台つなげない可能性もあります(まぁ大抵は大丈夫ですが200円しか違わないのでルーター付き推奨)。「iPhone/iPad/iPod touch用」と書かれている/PRIPHは電源アダプタが付属せずUSB mini Bケーブルが付属しています。iPhone/iPad付属の充電器を使ってくれ、ということですね。別の用途でUSB 5V充電器やmini Bケーブルを持ち歩いてるσ(^^)にとっては好都合。一度も使わないままの部品がついてこないというのは合理的でエコです。いっそケーブルもいらないw。

ということでLAN-W150/PRIPHに決定。役に立つ時が来るかどうかもわからないですが+20gで有線LANポートがついてくるのもいいかなとか。

MZK-MF300Nは300Mbpsは魅力でしたが、ホテルでそこまでこだわる必要がなかったのと、電源端子が一般的なPSP互換のものかどうか確証がなかったのが敬遠理由。もし違ってもUSB給電ケーブルは別売りで900円位で買えるんですが、どのみち持ち歩くケーブルが1本増えることには違いないので。

そろそろ各社とも次モデルはmicroUSB端子にして欲しいですね。

自宅録画PCのシステムドライブもSSD化 ~m4 128GB

自宅の録画PCのディスクレスポンスが遅すぎてイライラが頂点に達したのでSSD化しました。

以下スペック。

  • CPU: Athlon X4/605e
  • M/B: GA-MA770-DS3
  • OS: Windows 7 Professinal 32bit
  • メモリ: 4GB (認識は2.75GBのみ)
  • HDD: WD20EARS (SATA2接続)

HDDはC:、D:とパーティションを切って使ってたんですが、動画編集作業などをするとすぐにアクセスメーターが100%になって反応待ちが発生する感じ。WDなんで噂の低速病の可能性もあるわけですが、ググって出てくる対処はいくつか試しても効果無し。とりあえず動画編集ソフトやOSが使うテンポラリファイルが動画のあるドライブと別物理ドライブに逃がすのが効果的だろうと。

で、Cドライブの使用量は70GB弱。Intel 320の80GB辺りが手頃でしたが一応余裕をみて120~128GBクラスにしようと。コストパフォーマンスと320の8MB病の噂にビビった結果、Mac mini Serverと同じCrucialのm4にしてみました。マザーボードがSATA2.0だからちょっともったいないけど。

移行はアライメント調整対応で名高いAcronis True Image Home。ただし本国のダウンロード販売で買った2010をインストールしようとしたら最新版2011があるのでそっち入れる?って聞かれてYes。日本のパッケージはまだ2010までしかないようです。

が、しかし同ソフトのクローニング機能はドライブ単位でしかできないようで、HDD上のCドライブパーティションのみをSSDに移すということができない。なので、一旦CドライブをDドライブにバックアップ。するとRestoreボタンが出現し、リストア先としてSSDが選択可能になしました。ちなみにSSDは先にOSでフォーマットしてドライブレターは割り振らない状態にしておきました。

で、この手のツールでお約束、おそらく新ドライブにMBR(マスターブートレコード)が設定されてないので起動にコケるだろうと予測したんですが、安全のためHDDのケーブルを抜き、SSDとDVDドライブだけの状態にしてWindows7インストールDVDを入れて起動したらあっさりSSDでブート。ログオンしないでシャットダウンし、HDDを接続、DVDを抜いてブート。普通にSSDがCドライブ。HDDの旧DドライブがDドライブ。旧CドライブがFドライブとして認識されました。Fドライブは当面残しつつアクセスはしないようにドライブレターを削除して移行完了。コピーが2回で時間はかかりましたが、意外とあっさり完了しました。アライメントも狂ってないようです。

■ベンチマーク

恒例のCDM3.0によるベンチ。バッチリです。エクスペリエンスインデックスは7.6でした。

Shizuha_m4

今のところ体験も良好です。アプリの起動も速い。あとは他の動画を再生しながらやDLNAや別マシンのエンコでデータドライブにアクセスが発生してる最中にもCMカット作業が支障なく進められるかですが、しばらく様子みてみます。

Softbnak ULTRA-SPEED対応ルーター 007Zを導入

昨日から始まったSoftbankの下り42Mbpsデータ通信サービスULTRA-SPEED対応モバイルルーター007Zを買って来ました。

発表時はあまり興味なかったんですが、直前の記事を改めて読んでいて、最近の自分の使い方ならさして帯域制限の影響を受けないしお得なんじゃないかという気がしてきました。また現在主に使っているWiMAXが、

  • DIS Mobile WiMAXのアカデミックプランが使えなくなった
  • 圧倒的に使用頻度が高い港北みなも(横浜市都筑区)店内の電波は弱いまま
  • WM3500Rの安定性がイマイチ

という状況で少し魅力が薄れてきたのも理由です。
AirVideoとかで自宅サーバーの動画をストリーミングで再生!とかやってた頃は帯域制限無しで高速、というのは代えがたい魅力だったんですが、最近めっきりやらなくなりました。だいたい週1,2回、1〜3時間程度のカフェ使用でWebやTwitterがイライラせずに使えればいい、というのが最近の要求仕様です。さすがにB-MOBILEの低速プランは使う気にならないけど、まぁ下りで数Mbps安定して出ればいいや、という感じ。あとはpingレイテンシが低いといいですね。

■ULTRA-SPEEDプラン

詳細は公式サイトを見ていただくとして、ごく簡単にまとめると、

  • Softbank網のメインエリアとE-MOBILE網のサブエリアが1台で使い分けられる
  • それぞれの下り42M(理論値)通信方式に対応している
  • SB、EMそれぞれ帯域制限がある(後述)
  • 定額プランだと月3,880円とWiMAXと同額
  • 更に月月割1,400円が24回
  • 海外でも使えるけどローミング代は高め
  • 2年単位の更新で途中解約は1万円程度の解約料

という感じです。本体が33,600円なので月月割で相殺して実質無料になりますが、σ(^^)は一括で購入しました。月々の体感料金は2,480円となります。でヨドバシでポイントがつく分、一括の方が一ヶ月分程お得かと。

問題の帯域制限ですが、GIGAZINEの記事によれば、

・ソフトバンクモバイルのネットワーク

前々月の月間パケット通信量が3000万パケット(約3.66GB)を越えた場合、当月1ヶ月通信速度を制限する場合がある

・イー・モバイルのネットワーク
24時間ごとのパケット通信量が300万パケット(約366MB)を超えた場合、当日の21時~翌日2時に通信速度制御を実施

となっています。自宅で固定回線代わりに使うわけではないので、σ(^^)の場合はまずひっかかることはないでしょう。>3.66GB
イーモバイルの場合、ちょっとWebみてれば行きそうではありますが、まさに制限時間対の21〜2時頃に使う場合が多いσ(^^)の場合どうなるんでしょう?翌日に制限?だとすると二日連チャンで使うことはあまりないので、これまた問題ないということになります。

■007Z

Pocket Wi-Fi D25HWよりも軽いですが厚みは若干増した、という感じ。WM3500Rと比べるとかなりコンパクトです。通信中は結構熱を持ちます。最大の弱点はバッテリーの使用時間が4時間という点でしょうけど、これはD25HW同様追々予備バッテリーが買えるようになることを期待。
充電端子はmicroUSBです。PCからの充電や通信中の充電ができるか、などは未検証。おいおいネットで報告が出てくるの待ち。

ざっと触った感じ、メインエリアとサブエリアの切換はブラウザから設定画面にアクセスしないとできないみたいです。本体操作でできてほしいですね。

■ベンチマーク!

routers

行き付けの港北みなも内マクドナルドで比較ベンチマークをしてみました。土曜日の夜9時台のデータです。

・店内無線LAN(BB mobilepoint)

mobilepoint

前はもっと出てたんですが最近こんな感じ。なぜか上りの方が速い。pingはサスガ。いずれにせよブツブツ切れる(認証画面が何度も出る)ので実用になりません。

・店内無線LAN(mopera-U/M-ZONE)

mopera-U

同施設内のスタバで使えるmopera-U。爆速ですが、こちらもたまに認証が切れて再接続操作が発生するんですよね。というかこのベンチ取るだけでも途中でパケ詰まりして4回ほど再接続が必要でした(^^;)。MacBook Air側の問題の可能性も高いですが。

・WM3500R (WiMAX)

wimax

この店内では電波1本ギリギリの環境なのでそれを差し引いて見ておいて下さい。屋外ではもう少し出ます。

・PWR-100F (EMチャージ)

emobile

一時期横浜では1Mbpsも出なくなったんですが少し増強されたか、たまたま休日だったからなのか。

 

さぁ、そして本命の登場!

・007Z (メインエリア=Softbank)

・007Z(サブエリア=E-mobile)

ultra-sub

どちらも7.2Mbps超えてないので42Mbpsエリアなのかどうか微妙。PWR-100Fより出てるのでサブエリアはG4対応エリアなんですかね?まぁいずれにせよ個人的には常にこれくら出てれば充分ですね。pingもイイカンジ。サブの方が若干速いのは気になるけど、トータルバランスと帯域制限のひっかからなそうさで当面はメイン使用メインで大丈夫そうです。

また本当に42Mbpsエリアかもあやしいので、別の場所でも試してみようと思います。

やはり速度でいえば公衆無線LAN接続には負けますが、どうもσ(^^)の使う店舗では不安定でイライラが募るので、Webが実用的に見られるならモバイルルーター常用でいいかって気分です。たまたまルーターを持ってない時とかのために契約は残しておくか悩ましいですが。