小型でパフォーマンスもなかなかなUSB3.0フラッシュメモリ

MacBook Airと持ち歩いているUSBメモリ、SONY POCKETBIT USM16GLXが手狭になってきたので買い換え。主な用途はTSUTAYAで借りたCDやDVDを同一施設内のスタバでアレして持ち帰る用。つまりシーケンシャル書き込みがそこそこ速くて、容量が今より多い32GB(ないし64GB)で、あまり大きくも見た目ダサくもないこと。

選んだのはグリーンハウスのUSB3.0対応タイプのPicoDrive F3。現行MacBook AirでUSB3.0の意味はないですが、持ち帰ったあとSandy Bridge機で読み出す時にはメリットあるし、値段もUSB2.0品に比べてすごく高いワケでもなかったので。またこのシリーズは内部をRAID0-0的なデュアルチップ構成にしていてフラッシュメモリの弱点である書き込み速度を改善していて、2chでみたベンチもなかなかだったので。

ハード面では、キャップは普通にとれるタイプですが一応お尻側につけておけます(お尻側はちょっと緩いかも)。でもストラップなどを着けるリングと兼用なのでストラップつけちゃうとお尻にキャップをつけることはできなくなりますね。

筐体は金属ですがやはりUSB3.0だけに結構熱くなります。初めて使うとビビるでしょうけど、まぁ当分USB3.0はそういうもんだと思っておくしかないんでしょうね。

PicoF3_USB2PicoF3_USB3

おきまりのベンチ。MacとWindowsで使うのでexFATでフォーマットしなおして、セクタサイズも少し大きめにしてます(確か128KB)。SandyBridge機でUSB2.0(左)と3.0(右)。以前買ったpqiのUSB3.0製品に比べると格段に速いです(ランダムリードでは負けてますが、今回の用途的にはOK)。USB2.0でのSeq.Writeとしてはほぼ上限ってとこじゃないでしょうかね?んで、自宅で読み込む時は100MB/sってことは、4GBのデータが単純計算で40秒くらいで送り出せるってことですね(実際にはコピー先のHDDの書き込み速度に依存しますが…)。ともあれ移行前のUSM16GLXがSeq. Read32/Write12MB/sなので書き込みが倍以上!(実際には光学ドライブの読み出し速度に依存しますが…)。

気分よければすべて良しっ!

LinkStation用の外付けHDDを購入

連休挟んで遅くなりましたが、先日導入したLinkStation WVLのバックアップ用に外付けHDDを装着しました。本体と同じ2TBでUSB2.0の外付けHDDというと安いものでは9,000円位からありましたし、ベアドライブ+HDDケースなら更に安くあげることも可能でしたが、今回は同じBUFFALOのHD-AL2.0TU2をチョイス(1万円強)。

理由は、

  • スーパーecoモデルでアイドル時の消費電力が0.15Wとダントツで低かった点
  • 別売りオプションで冷却ファンが追加できる点
  • 形状がLinkStation WVLの下に設置するとピッタリそうだった点

の3点です。とはいっても、LinkStationでバックアップ用にした時にアイドル(モーター停止)状態になってくれるかはよくわからないんですけどね。

HDDは運転時の平均温度が低いほど寿命が延びるので、冷却ファン無しで運用できる製品でもファンで冷やすことにメリットがあります。物置き部屋に設置するので多少ファンノイズが増えてもどうということないですし。ちなみにヨドバシでHDD本体とまとめ買いしたら割引きが1,000円だかつきました。

そして設置性ですが、こんな感じ。

SDIM0063

ピッタリですね。ちとホコリついてる状態で撮影しちゃいましたが、実際アクリルっぽい艶のある部分はどちらも静電気でホコリつきやすいのは否めません。

ちなみにこのHDDは公式には上にものを置くことは推奨されていませんが、オプションファンを取り付けた場合は同型HDDを3台までスタックして使用できることになっています。なのでまぁLinkStationおいても大丈夫かなと判断しました。下が金属製の棚ですし。

このHDDは出荷時FAT形式でフォーマットされていますが、そのままだと2GB以上のファイルがバックアップできないので、XFSで再フォーマットしました。LinkStationはLinuxベースの製品なのでExt3かXFSが良いんですが、XFSは比較的最近のLinkStationにしか対応しておらず、もしLinkStationが壊れて古い機種につなぎかえて中身を取り出したい、という場合にはExt3を選ぶのが良いようです。逆に最近のLinkStationがあるとか、Linuxマシンにマウントして取り出せるスキルと環境があるならばXFSの方がより容量を多く使えるとのことでXFSにしました。

LinkStation側の差分バックアップ機能で毎日定時にバックアップされるようにして2,3日放置してみましたが、ちゃんとコピーできているようです。

これで当初の目論見通り、

  • RAID0で高速性を確保
  • 全ファイルの冗長性も担保
  • HDD4台モデルよりも安価
  • RAID5よりも(深刻な)障害時のデータ保全性が高い
  • 持ち運び用としてもそこそこコンパクト(ただし持ち出し中はバックアップされない)

という良い具合のバランスのシステムを構築できました。

実家もヅアルモニタ化(ただしMacのみ)

ただいま某案件のiOSプログラミングが佳境。連休で帰省中といえど毎日Macに向かってコーディングしてます。

そんな中作業環境に不満が募りまくり、ちょっくらお買い物。主な不満点は、

  • デュアルモニタではない
  • DVIとHDMIのついたモニタだがHDMI側はPCがスリープになっても省電力モードにならず青一色の画面が煌々と光ったままになる(BenQお約束)
  • 自宅からもってきたBluetooth版のマジェスタッチ、数分入力がないとすぐスリープになって再タイプした時に数秒ラグが出る
  • イスがもう寿命(ガス抜け、シート破れ)

年明けにデスクを新調して広くなったとはいえ、σ(^^)が帰省してる時しか使わないのにモニタをもう1枚設置するのは現実的ではないので、MacBook Proの液晶を活かす方針で、Rain Design mStandを購入。またモニタのDVIポートとWindows機についてるキーボード、USBスピーカーを活用する為にDVIタイプのKVMを購入しました。

写真どん。

P1010509

折りたたみも調整もできず、ただこのデザインと金属加工技術に支払う対価としてはやや微妙ですがw、結果としてモニタがイイカンジにメインモニタと揃って見やすいです。他のプラスチックの安い製品だとこうして浮き上がらせてなおかつ傾斜させられる形のがなかったんですよね。難点は使ってない間(帰省中以外)に無駄に場所を食いそうな点でしょうか。

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こちらがMacBookがズリ落ちるのを支える部分。切り欠きがあって液晶を開く時につかう凹みにちゃんと指をかけられる点は気が利いています。

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こちらが今回買ったKVM。先日自宅用に買ったRATOCの製品と違い、ボタンを押し分けるタイプ(RATOCはトグル)。平置き型なのでフットプリントはやや大きめです。のでちょっと無理のある設置になってしまってます。また背面からDVI出力コネクタと2台のPCへの巨大なコネクタが生えているので奥の壁ピッタリに設置できない点も設置面積を増大させる印象です(対するRATOCは背面からケーブルが出ていないので奥に押し込みやすいし、縦置きもしやすい)。

気になったのは2つあるUSBポートがキーボード用とマウス用と明確に決めうちになっており、PC側のケーブルにも1:1で対応付いたUSBケーブルが2本来ているという点。つまりハブとしての機能はなくPC/Mac側もUSBポートが2つ占有されてしまうということです。MacBook Proだとそれで全てポートが埋まってしまうため、急遽USBハブを買い足すハメになりました。これは多機能マウスなどとの互換性を確実に保つための措置なんでしょうか?RATOCの方はそんなことしなくても済んでるようですが。なおσ(^^)はマウスは共有する必要がなかったので、かわりにUSBスピーカーを共有しようとマウス用ポートにつないでみたいですが当初認識せず。マウスエミュレーション機能というのをオフにしたらOKでした。ONにした場合は切換直後にすぐマウスが使えるという恩恵があるようです(PC側に挿抜イベントが送られない?)。

その他、キーボードによる切換操作(Scroll Lockを2回連打した後でEnter)などのショートカットが豊富にあり、極端な話KVM本体は手の届かない机の裏などに落とし込んでしまっても使える作りなのは好印象。RATOCもSCroll Lock2連打により切換はあるんですがMacにユーティリティをインストールしないとダメみたいです(キーボード->KVM間の通信だけでできそうなもんですけど)。2009年のものみたいですが64bitで動くんですかねぇ。

てことで今のところ設置性ではRATOC、それ以外ではELECOMに軍配が上がりそうです。

あと、いままでHDMIでつないでいたのでMacBook ProのMiniDisplayポートからのアダプタをDVI用に買い換える必要があり、近場で手に入る純正以外のお安いものとしてはMCOのものしか選択肢がなかったんですが、とりあえず普通に使えてるみたいです。

移動用LinkStationを買い換え

メインのTeraStationと、実家帰省時に持っていって自宅に近いファイル環境を実現するための往復用LinkStation miniが手狭になってきたので、高速になった新型に買い換えました。TeraStationのデータも一部こちらに移しつつ併用します(miniは売却予定)。

今回選んだのは3.5インチドライブx2台タイプのもの。車移動とはいえ持ち運ぶのでさすがに4台タイプはデカすぎるのと当面2TBあれば事足りそうなのとで。HDDは値下がりが激しいのでガワだけ良いものを買って置いて必要になったらベアドライブ交換というのがお得です。最近のLinkStationは容量制限がかけられてるっぽいですが、このモデルは4TB(2TBx2)モデルがあるので少なくともそれくらいまでは増やせるでしょう(未確認)。

2TBならシングルドライブのものでも良かったし、同じ1.6GHz CPUの「V」印モデルで比較した場合、Seq. Readがこちら72MB/s、シングルドライブ76MB/sとなっていて悩んだんですが、

  • ランダムアクセスや書き込みはRAID-0の方が速そう
  • 将来換装する時に、安いドライブx2台の方がチャレンジしやすい
  • デザインが好き

などの理由で。RAID-0だと冗長性がない上に片方が壊れただけで全体がアクセス不能になりリスクがありますが、これに単騎のUSB HDDをつなげてバックアップして運用する予定です。実家に帰省する時にバックアップまでもっていく必要はないし、RAID-5もロジックボードが壊れたら限りなくアウトなので、このRAID-0 + 外付けミラーがいいんじゃないかという結論に至りました。2TBでも1万円しないですしね。>USB外付けHDD

あと、実家に本体だけもっていけば済むように、例によって互換性のある電源アダプタを物色しようとしたんですが、普通に純正で売られていました。それほど暴利でもなかったので素直に注文。こういう配慮は地味に嬉しいですね。

■ベンチマーク

さて、高速性能が売りなモデルなので早速ベンチです。40MB/sを謳いながら20MB/s強しか出なかったLInkStation miniの汚名返上できるのか?!我が家の主要SMBファイルサーバーを比較してみました。

サーバーはSandyBridge 2600K + Intel Gigabit CT Desktop Adaptor搭載Windows7/64bitマシンです。経由するハブはGbE2台。

サーバー Crystal Disk Mark 3.0測定結果
100MB x3回
コメント
Athlon X4 605e
GA-MA770-DS3
Windows7/32bit
自作機
Holo-Shizuha さすがにCPUもパワフルだし、Windows7同士と言うことでSMB2.0の効果も出てるのかシーケンシャルではダントツ。ただしランダムはそれなり。

BUFFALO LS-WV2.0TL/R1
Holo-Nano2 今回購入のアイテム。公称には届きませんがPCサーバーに肉薄するスピードが出てます。またランダムが飛び抜けて速いのはRAID-0故でしょうか?

Apple AirMac Extremeベースステーション MC340J/A

+USB接続2.5inch HDD
Holo-Index HDDが2.5inchでしかもUSB接続な割にシーケンシャルは健闘。MacのTimeMachineバックアップに使ってますが、新LinkStationが速いし空きもあるのでNASとしては引退でいいかな?

BUFFALO LS-WSX1.0TL/R1
Holo-Tsuki 公称40MB/sなのに全然振るわない。購入時のベンチではSeq.Read 30MB/s/Write 22MB/s出てたみたいですが。ただこれもRAID-0なせいかランダムの書き込みはいい値出てます。
小さいし省電力なので用途次第ではいいんですけどね。ちなみに1TB(500GBx2)で今回買ったのとほぼ同じ値段。


TeraStationLiving 2.0TB
Holo-Sayuri 1TBx4に換装済み、RAID-5です。さすがに古いモデルなので振るわないですね。いずれ余裕ができたら現行のV付き4機モデルかその次世代を狙います。

ということで、LinkStation WVLモデルはかなり満足の行く数値が出ました。公称に迫るシーケンシャルもさることながらランダムや書き込みが予想以上に出たのが嬉しい誤算です。

なんかもうメインファイルサーバーもこれの4TBモデル+外付けバックアップでいいんじゃないかという気がしてきます。でもまぁ、そのうちWindows Home Server 2011やSMB2対応のSambaを使った後継モデルなどが出てくる可能性もあるので、メインサーバーはそれらを待ちつつもう少し頑張ってもらおうと思います。

■オマケ:速度が出ない時はNICのドライバーをチェック

実は最初にLinkStationを計測した時、シーケンシャルがR 24MB/s、W 30MB/sという値が出ました。また地雷踏んじまったぁぁぁぁっっっっ!!と思ったんですが、ふと思い立ってIntelのサイトで最新版のドライバ落としてきて入れたところ、無事上記の数値が出ました(他のもすべてドライバ更新後のものです)。公式ユーティリティも入ってなかったので、Windows7付属のドライバで使ってたみたいです。ハードの性能を引き出すには、とりあえず動いてるからと放置せずに、パーツベンダーの最新ドライバを探す努力を怠ってはいけませんねというお話。

不眠症のMacBook ProにApple Remote

普段リッドクローズ(クラムシェル)モードにして使用しているMacBook Proですが、気付くとスリープから復帰してることがよくあります。kernelログによるとタイマー(RTC)による定期的な復帰の跡が数多く出ており、これはBonjour関係の正常な動作だとか(二時間毎にネットワークに登録更新)。ただ問題はその後で再度スリープに落ちてくれない点。RTCで起きた後に再入眠できてないのか、また別の理由で起動してるのか不明ですが、とにかく気付くと電源が入ってます。

他にはKVMから来ているUSBケーブルがささっていると、キーボード等を操作しなくてもPC<->Macの切換操作をするだけでスリープから起きてしまうことがわかっており、これはスイッチ付きのUSB延長ケーブルを間に入れることで回避できてるんですが、それでも結局気付くと起きてるという感じです。

でまぁ、起きてしまう/再スリープしない原因は追々追求する訳ですが、とりあえず手動でスリープ操作するのが、リッドクローズ&KVM環境環境だとめんどくさい(KVMをMacに切換て、再ログインして再スリープ)ので、Apple Remote買って来ました(今は別売りなのね…)。MacBook Proの赤外線ポートは、本体前面の電源ランプの隣の黒い線の部分みたい。ここに向かってApple Remoteの再生/停止キーを長押しするだけでスリープしてくれます。

やれやれ…