実家電話機を刷新 スマフォ対応へ

実家で十数年来使っているビジネスフォンがついに壊れ、修理もきかないし、事業も止めて電話番号が1つ減るので、ひかり電話Aもやめて家庭用のひかり電話にして、市販の電話機にしようということに。ただ工事日の関係で早くなんとかしようということで、年内はひかり電話Aのままで、OG400Xaに232Dクイックコネクタ経由で無理矢理つけることに。OG400Xaに4つ付属してるらしいのですが既に行方不明。NTTの営業さんに電話したら快く提供してくださいました。

さて、せっかく電話機を買えるので、市販製品や家庭用HGWの色々な機能を満喫したいと機種選定。主に

  • スマフォを子機にする
  • ドアフォンもとれるようにする
  • 迷惑/詐欺電話撃退機能

などを視野に入れました。ただもはや家庭用電話機って作ってるメーカーが少なく、全てを満たすものはありません。スマフォを子機にできるのはPana。ドアホンもPana。迷惑詐欺電話撃退がSHARPのウリという感じ。で親が迷惑/詐欺電話撃退機能とかいらないというので、本当かなぁと思いつつもPanaをチョイス。まぁ迷惑/詐欺電話フィルターについては追々こっそりトビラフォンでもつけましょうかね(SHARPの機能もここのサービスを利用するぽい)。

またスマフォを子機にするといえば、NTTのHGW自体にもスマホdeひかり電話があります。またビジネスフォンとしては、スマホ利用型ビジネスフォンというのも発見。後者であればスマフォアプリが高いものの転送機能が使えるぽい。NTTの法人営業の担当さんにこの3プランを相談したところ、スマホdeひかり電話はつながらないだのバッテリーがよく減るだとあまり芳しくないとの返事。スマホ利用型ビジネスフォンについては周りで利用ケースがなく評判も不明とのこと。でまぁどのみち電話機自体は必要だしってことでまずはVE-GDW54WLを購入。ダメならスマホdeひかり電話やスマホ利用型ビジネスフォンにしてもいいやってことで。

■ファーストインプレ

まだ実家に設置しておらず自宅で初期設定した状態ですが、固定電話機自体かなり久しぶりの購入ですが、液晶バックライトが白色になって視認性が高い以外は操作系とかは別段かわりないですね(前もPanasonicだったのもありますが)。フォントはカタログ写真でみるほど綺麗じゃない感じ。ちょっとガッカリ。

とりあえずWi-Fi設定をし、自分のiPhoneに専用アプリをインストール。それぞれの端末に漢字名をつけることができ、親機/子機の画面から内線呼び出しをする時にちゃんとその名前で選択できるのはイイカンジ。またアプリからiPhoneの電話帳を参照して、電話機に転送できます。フリガナ欄に電話番号が転送されてたりいくらかアヤシイ挙動がありましたが、ゼロからポチポチ入力するのに比べたらかなりマシです。微妙なのは親機本体とコードレス受話器(子機ではない)も電話帳が別扱いで、本体に転送した後、さらに受話機と子機に個別に転送しなければならない点。論理的には親機は受話器のない電話機がなく、コードレス子機が2つという扱い。ちょっと感覚的にわかりづらいです。内線予備出しも一緒。親機と受話子機は別です。受話子機だけどこかに一人歩きしている可能性も考慮しての仕様かも知れないですが、うーん、、、

その他、とりあえず使わないですが留守電をメールで通知したり、Fusionの050番号を経由して自宅着信を外出中のケータイなどに転送する機能も(スマフォに050番号を受けるアプリを入れれば転送は無料)。その他、1.9GHz帯仕様で2.4GHz帯の影響を受けたり、Wi-Fiに影響したりしないところもイイですね。ドアフォンも家族がとりあえずいらないというのでペンディング。ちなみにバージョン表記をみるとLinuxで動いてるみたいです。

もしスマフォ子機化機能が使い物にならなくなった場合、追加子機は1.1万円ほどで買えるっぽい。まぁそう何年も生産はしないでしょうが、Panasonicならなんかしらの後継機がしばらくはラインナップされるかな?それより中継アンテナのKX-FKD2がすでに生産完了みたいなので、設置してみて電波が弱いようなら速やかに手配しないと。

■スマフォアプリ「スマートフォンコネクト」

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アプリ画面はこんな感じ。着信音はiPhone内部の音楽が選べます。微妙なのはスマフォ内電話帳の呼び出し画面(右)。これたぶんiOSの標準画面でカスタマイズしようがないんだろうけど、電話番号の右にある受話器アイコンをタップすると、固定電話経由ではなくiPhoneの回線で即発信しちゃうんですよね。固定電話発信のボタンもなし。正解は電話番号をタップして、左の画面の番号欄にコピーして、「固定電話」ボタン。まぁ、たぶん家族は受話でしか使わないと思うので致命的ではないと思うんだけど(いや妹は通話定額じゃないからなるべく家の電話を使いたがるかなぁ…)。内線通話もできるし、留守電などの操作、設定もできる分、汎用品のAGEPhoneなどを使うスマフォdeひかり電話よりも機能面ではよいんですが、もうちょっとだけユーザビリティにも配慮してほしいなぁ、と。

あとは、安定して機能するか、スマフォのバッテリー消費が極端に大きくならないか、について長期運用してみての評価ですね。ちなみに、親機を探す頻度を減らしてバッテリー消費を抑えるモードが選択できます。この場合、帰宅後も10分ほどは着信できない場合がある、と書かれています。

Akerun開発者に見せたい醜いハック

AkerunとQrioを買ってどっちも認識感度が悪く/遅くて使い物にならないという記事を書きましたが、その後です。

■Akerun

現在使っているのはこちら。ただし内側のタッチスイッチ(と書くとまるで静電容量スイッチみたいですが実際は単なるマイクロスイッチをフタの突起で押してるだけ)の感度が悪かったり、動作速度が遅かったり、見た目に鍵かかってるかどうかもわからないので、空いてるにわざわざロックしてしまい二度手間だったりとスマフォ操作での精度以前の部分で同居人に大不評だったので、写真のように改造しました。

  • フタを外した(ネジ止めなので非破壊で取り外せました)
  • それでもサムターン部分が回しにくいので、余ってたモールの切れ端を両面テープで貼り付けて掴みやすくした

akerun2という2点。これでもう劇的に使いやすくなりました。モールの代わりにもう少し硬いしっかりした部材を探そうとは思いますが、ともあれ視覚的に開閉がわかるし、つかんで回すのも一瞬です。感度の悪いタッチスイッチを何度かおして、そこからウィーン…ガシャ…ウィーンなんてのを待ってる必要もありません。

そしてなんと、こうしてフタを外したせいか急に感度があがり、ドア外からのスマフォ操作の反応までよくなりました。今まで一度として成功しなかったハンズフリー解錠も動作。まだ満足とは言えませんが、とりあえずスマフォをポケットにいれたまま数秒ドアの前に突っ立っていれば開くことが多くなりました。

Akerunの認識感度が低くてお嘆きの皆さん、騙されたと思ってフタを取り外してみて下さい!

このカバーは上に90度跳ね上げる方式なので、そのままではドアの開け閉めができなくなることも多かろうと。潔く外してしまうのが吉です。

akerun1ちなみに、こちらは取り外したカバー。

木片が貼り付けてあります。この下にロック/アンロックのマイクロスイッチがあるのです。少しでもスイートスポットを押せるよう目印としてつけていました。半円状なので、上から押さえる様にしてもスイッチを押し込む方向に力がかかるという具合です。

とにかくこのカバーこそ多少のデザインの為にAkerunの使い勝手を動作精度を損ねている存在だと言えます。

思うんですけどね、、この人達、こんなドア模型でしかテストしないで出荷してるんじゃないの?と、、、だから現実のドアにとりつけた時に感度が想定以上に落ちて使い物にならなくなってるんじゃないかと。是非外部アンテナを兼ねた新デザインのカバーを設計して無償配布してほしいものです。

あとApple Watch対応のiOSアプリはまだですかね。もう10月なんですが。といってもハンズフリーの方が便利なのでこのままAndroid使いそう。iOSの方にもハンズフリー解錠がつくなら電波2倍で速く認識した方で反応するかな?

 

■一方のQrioは、、、

Android版のみハンズフリー解錠に対応したぽいので、もういちど戻して試しましたが、こっちもダメ。ウチのドアの電波遮断性能高すぎ!?あろうことか、帰宅後、夜中に突然室内のスマフォとつながってハンズフリー解錠作動というそら恐ろしいマネをしてくれました。AkerunにもQrioにもこうしたことを防ぐ為に、一旦一定距離自宅から離れてからでないとハンズフリー動作をしないようになっていますが、結局のところそのフラグが立った後で最初にAkerunと通信が確立した時点でハンズフリー解錠動作が行われるわけなのでこういうケース(自宅に入ってから認識)は防ぎようはなさそうですね。Akerunの場合、ドア開閉センサが付属しているのでこれをきちんと取り付けていれば理論上は防げる気がします(実際一度も起きていません)。

QrioはiOSアプリも更新が途切れていて、例の左右に動く画面上にスライドスイッチというクソ使いにくい仕様のまま放置されていて、現状オススメ度としては(カバーを外した)Akerun以下という感ですね。

 

海外産のAugustとかスゴくよさそう(アメリカで見てきた人もめっちゃ動作機敏だといってた)なんですが、サムターンの上から取り付ける上記製品と違いサムターンを取り外して交換するタイプで、かつ日本の一般的なサムターンには形式的に非対応っぽいので3つ目のスマートロックとして特攻するのは諦めました。ちゃんと取り付けられるのであれば、原理的にはヨサゲなんですけどね。是非不甲斐ない国産メーカーのケツに火を付ける意味でAugustには日本上陸してほしいものです。(Amazonで並行輸入して売ってるとこがありますが、自宅のドアにつけられるかしっかり確認することをお勧めします)

Macでは自動接続しiPhoneではしないWi-Fi設定方法

最近のMacOSXとiOSはWi-Fi設定もiCloud経由で同期してくれて便利っちゃ便利なんですが、困ったことも起きます。例えばモバイルルーターを持ち歩き、Macにそれへの接続設定をしているが、iPhoneは自前のLTE通信を優先したい、という場合。普通に設定すると、Macに保存した設定がiPhoneにも伝播してしまい、いつのまにかiPhoneもモバイルルーターにつながっちゃったりします。で、iPhoneから設定を削除すると、Macの方からも消えてしまいMacもつながらないという無限ループ。

そんなときは毎度お馴染みApple Configurator 2で自動接続をオフにしたプロファイルを作ってiPhoneに流し込んでおけば大丈夫そう。2になってUIが激変したので改めて解説してみます。

といっても、Apple Configurator (1.7.x)よりシンプルになっています最初にブループリントがどうのとウィザードが起動しますが全部スルーして「ファイル」->「新規プロファイル」を選択。下のような画面になるので、「一般タブ」で適当な名前と識別子を設定します。名前は端末で表示される名前。識別子は適当な英数字でいいですが、同じ識別子のプロファイルをインストールした時に古いものが上書きされるので、更新時は同じ識別子を設定しておくと便利ですその他の組織や説明などはお好みで。

tether2a

続いて「Wi-Fi」セクションに移動して、右上の「+」で設定枠を追加し、SSIDや認証情報を書き込みます。この際、「自動接続」のチェックをオフにしておくのが最大のポイントです。

tether2b

あとはファイルメニューから保存し、拡張子が.mobileprofileとなるファイルを作成します。

で、これをiPhoneに送信してSafariか「メール」アプリで開きます。Safariで開くのでWebページをお持ちならそこに一時的に貼り付けるのが楽です(設定情報が含まれるファイルなのでパスワード認証などで保護してください)。メール添付でもOKです。なぜかiMessageの添付とかではダメぽいです。またMacとiPhoneをUSBケーブルでつなげて直接書き込むこともできるぽいです(試していませんが)。

iPhoneにプロファイルをインストール後、当該Wi-Fiの圏内で「設定」->「Wi-Fi」を開き、そのSSIDの「(i)」ボタンをおしてみると、自動接続設定がオフになっていると思います。本体で普通にESSID設定を保存するとこの設定項目自体が表示されないのが問題なんですよね。ともあれ、これがオフになっていれば今後は勝手につながらないはずです。

ただ、他のiOSデバイスやMacに設定があるとやっぱりそれが伝播してしまうっぽいので、全てのデバイスから手動追加した当該SSIDの設定を削除し、本プロファイルによる設定に差し替える必要があるかも知れません。

IMG_7261

■Yosemite以前で旧バージョンのApple Configuratorをインストール済みの場合

現在AppStoreで配布されているApple Configuratorはバージョンが2となり、El Capitan以降専用ぽいです。もしまだYosemite以前のOSXをお使いで、過去にApple Configuratorをインストール済みの場合はこんな感じ。ただウチで試したところ、インストール後に証明書の期限切れエラーになってました。時間がなくて解決までは至ってませんが、「キーチェーンアクセス」からApple Configuratorの証明書を探して期限が切れていたら一旦削除してみると解決するかも知れません。

 

1.「監視」タブを開き、赤ライン部分の「+」を選んで新規プロファイルを作成。

tether1

2. 「一般」タブで適当に名前をつけた後、「Wi-Fi」タブに移り、右上の「+」でWi-FI設定を追加(必要数繰り返す)

この際、赤ライン部分の「自動接続」をオフにしておくのがポイントです。

tether3

必要数のWi-Fi設定を追加したら「保存」を押し、1枚目の写真に戻って、また赤ライン部分から右端のアイコンをクリックしてファイル(.mobileprofile)に書き出します。後はApple Configurator 2の場合と同じで、iPhoneにインストールして完了です。

iPhone6s クイックレビュー

今年は始めてSIMフリー版を購入しました。いつも発売日に確実ゲットし、全機能をあますことなく味わいつくしたいのでキャリア版を選んで来ましたが、去年(一時販売中断はあったけど)の様子からもはやマイナス面はないなと判断。またいのいちばんにWeb予約すれば朝イチに届くしということで。キャリアもアップグレードプランとか出してきてますが、オークションとかに旧機種を出すのに比べたらまだまだ不利ですし。北米みたいにApple自身がやってくれたら是非活用したいんですが。

さて、一日使ってみてのレビュー。

まずiTunesからのリカバリーに苦戦しました。リカバリー自体はすんなり終わるものも、初回セットアップのウィザードの最後で「iCloud設定をアップデートしています」のまま進まなくなる。いつもこのフェーズはさくっと終わるのに。Wi-Fiアクセスポイントのモニタ機能をみてるとかなり通信はしている。出荷状態のiOS9.0のまま9.0.1のバックアップをリストアしたせいかと思い、一度強制停止してアップデートしてからフルリセットして再度リカバリしても同じ。2時間以上かけて10GB近く送信したところで断念。全データをiCloucバックアップしてるのに近い動作だとすると50GB使用中だとして夜まで終わらない、、、てことで再度電源を落とし、今度はウィザード中でiCloudパスワードを入れずにスキップ。これでホーム画面には辿り着いて普通に使えてます。iCloud設定のアップデートとやらがどうなったかは不明。「時間がかかる処理にはプログレスバーなどを表示し進捗をフィードバックしましょう」ってApple自身のガイドラインに書いてあったはずなんだけどどうなの?と小一時間問い詰めたい作りでした。

ということで移行作業に手間取りましたがそこから一晩使ってみてのインプレ。

■3D Touch

まだあんまり使える場面が多くないので自作アプリ含めサードパーティ対応アプリ対応待ち。
難点としては、ホーム画面でアイコンの並べ替えやフォルダ分けするドラッグ操作は強タッチにするとダメなので、微妙な力加減が要求される。

■Hey Siri常時認識

iPhone6+iOS9では出なかったと思うんですが、初期ウィザードでユーザの音声学習フェーズがある。話者識別ができるようになったぽい。同居人の声では反応しない!ただ同居人はこのウィザードを達成するのにめっちゃ時間がかかったので、彼女の声が相性悪いだけかも(^^;)。
いままでも充電中は常時認識をしてて、動画見てる時に勝手に反応したりしたんだけど、それがなくなるんなら常時認識ONでもいいかなと期待。
そこら辺にほっぽってあるスマフォを声で操作できるとかようやく音認フェチがハスハスできる時代になったかと胸熱。

■Wi-Fiの866Mbps(3×3 MIMO)化

速度計測アプリだと下りがあまり出ない(上りは200Mbps越える)んだけど、おやゆびでお(動画再生アプリ)で自宅LAN内のサーバーからストリーミング再生中にシークした時のレスポンスが格段に向上した。一定時間再生続行できなかった時にエラー処理として再接続を試みる作りにしてあるんだけど、これの発生がいまんとこない。長年の悩みだったのに、ハードの力技であっさり解決?もうこれだけで買って良かったと思っています。

■Live Photos

「パパ、はやく帰ってきてね、ウフフ」(cv. 日高のり子)ごっこができるとか胸熱だけど、まだシェア手段が限られるのでFacebook/Messengerなどが対応してからが本番ですかね。現状でも、iPhone6とかはiMessage経由なら再生はできるぽいですが。
容量を抑える為か、フレームレートは低めでガタガタする。GIFアニメのフルカラー版といったところ。ここのサンプルがわかりやすい。
http://www.gizmodo.jp/2015/09/_iphone_6slive_photos.html
あと写真アプリの一覧画面でどれがライブフォトなのか見分けがつかない(動画みたいにアイコンがつかない)ので、拡大してみて動いたらビックリという感じ。あえてそこに区別をさせないというポリシーなんでしょうけど、ちょっとどうかなと。しかも開いただけの時はプレビュー的な再生で、フル再生するには強タッチが必要という区別もわかりにくい。初心者は知らずにプレビューだけ見て、これしか撮れてないのか、と思いそう(そして知らずにアップして見えてはいけないものが映り込んでたり、声が入ってたりして問題になる悪寒…)。

■カメラその他

まだそんなに撮ってないので保留。そのうち比較撮影しようかと。セルフィ時の画面フラッシュ化も使う機会はそうないかな。4K動画も当面封印。ただ最近4K TVが欲しまって来てて…

■メモリ2GB化

理論上、バックグラウンド待機できるアプリが増えるので、例えば外出先でIngressと駅メモとSwarmを行き来したりした時に起動画面からやり直しになる確立が下がると思うんだけど、まだそこまで体感はできてない。

■プロセッサ高速化

元々そんなに不満なかったし、GPUゴリゴリ使うゲームもしないので、あんま体感で恩恵を感じない。

■Touch ID高速化

巷では指紋認証されてるかわからないくらい速い、とまで書かれてるけど、うんまぁ確かに速いこた速いな、という感じ。iPhone6と6sを両手でもって両親指で同時にアンロックしてみると、ホーム画面のアイコンがズームアウト的アニメーションで表示され、最終位置に止まるのがわずかに6sの方が速いか、ってレベルの違い。認識精度の違いはいまんとこ感じない(というか5sの頃はともかく6で不満なかったし)。

■液晶

買っておいたフィルムが微妙でなんともだけど、色温度が極端に尿とかはなく、むしろ色コントラストが上がった印象。

■物理サイズ、重量の増加

普通にしてて違いは感じず。

■バッテリー

これもまだわからない。バッテリー容量が6より減っているわけですが(そしてAppleはそれでも実使用時間は同等だと言ってるけど)、Hey Siri常時認識とかさせてたらどうなんでしょうね。

法人向けWi-FiアクセスポイントWAB-I1750-PSでマルチESSID+VLAN

6月に導入したASUSの4xMIMO(1734Mbps)機RT-AC87Uがイマイチ不安定で一部のスマフォが繋がらなくなる(Wi-FiをOFF/ONすると繋がるケース、再起動しないとダメなケースなど)現象が出ました。最新のβファームを導入したら子機のEA-AC87との接続まで切れるようになり、一時期処分も考えたんですが、AC87Uをフル初期化(新ファームではRESETボタンでとあったけどそれでダメで、管理画面から実施)したら安定してきまして、とりあえずこいつは更にEA-AC87を買い増しして、仕事場とTVラック(レコーダーやゲーム機など)の幹線専用にステルスで運用。スマフォやノートPC用に安定重視の業務用ルーターを導入することにしました。

ウチは2人暮らしですが、両者ともガジェット好きでスマフォ、タブレット、ノートPC、ゲーム機、電子書籍端末、ネットワークカメラ、他IoT関係までいれると軽く20台とかになるのと、両者でネットワークを分離して別々のアクセスポイントでESSIDを飛ばしているのをタグVLANを使って物理的に1台にまとめたらスッキリしそう、というのが理由。

VLAN対応のマルチプルESSID対応で入手性が良いもので候補に挙げたのが以下の3機種。


ヤマハ 無線LANアクセスポイント WLX302
11n/300Mbps 5万円前後

BUFFALO インテリジェントモデル PoE対応 11ac/n/a/g/b 866+300Mbps 無線LANアクセスポイント WAPM-1166D
11ac/866Mbps(2x2MIMO) 3万円前後

ELECOM 無線アクセスポイント 1300+450Mbps 11ac対応 PoEパススルー機能搭載 WAB-I1750-PS
11ac/1300Mbps(3x3MIMO) 2.5万円前後

なぜかトップスピードと価格が反比例している(^^;)。本当は見える化機能などYAMAHAルーターとの組み合わせで様々な管理/診断機能があるWLX302が欲しくて散々迷ったんですが、さすがに今からこの値段で11n止まりの機種を買うのはどうよ、と。iPhon6sもせっかく2xMIMOに対応するというのに。そしてまだ業務用では4×4 MIMO機はなさげでした。

で、結局ELECOMのWAB-I1750-PSに。もうYAMAHAじゃないならどこでもいいやってのと、いざYAMAHAが11ac機を出したら買い換えてやるからそれまでのつなぎで、という戦略です。

またこれらの機種はPoEとういイーサネットケーブルから電源供給することも可能で、それを選ぶ人の為にACアダプタは別売り。ACアダプタが5千円、PoEインジェクタが8千円円程度だったので後者にしました。ケーブル一本で設定できてスッキリというのもありますが、次に買い換えてもまた使えるというのがポイントです。ただELECOM純正のがヨドバシ店頭に在庫がなく、どうみても同じOEM元で少し高かったですがLogitecの方にしました。供給電力が30W(ELECOMは15W)と少し能力が高いようなので、WAB-I1750-PSのパススルー機能を使って将来別のものに同時給電する時にいいかなと自分を納得させました。値段だけならAmazonでもっと安いインジェクターあるようです。

■設置編

長い前振りを終え、いよいよ設置。上記の写真ではかなり大きく見えますが、イタズラ防止用のカバーを取り付けた状態なので、実際の本体はなかなかコンパクトです。AirMac Extremeの筒型になる前の11n/300&450Mbps世代のアレより一回り大きいくらい。Mac miniアルミよりは小さいかな?ってとこでしょうか。

ESSIDを複数設定すると自動的にVLANタグを入れる欄がそれぞれに出現します。ウチはNVR500でVLANタグを設定しない192.168.0.0/24のネットワーク(プロバイダAに接続)とVLANタグ102で10.0.0.0/24のネットワーク(プロバイダBに接続)という構成なので、片側はVLANタグ無しにしたかったのですが空欄にはできず。本職ネットワークエンジニアである同居人にも相談しつつ試行錯誤した後、IDにデフォルトの1を入れておけばOKでした。1つ目のEthernetポートの設定を「タグ付きポート」にしておきます。2つ目は基本使わないですが、ルーター側でVLAN設定が上手くいかない時の為に「タグなしポート」にし、VLAN IDを管理用VLAN IDと揃えて置くのが無難でしょう。

NVR500+SWX2200-8Gで構築したVLANの設定としては、ウチではこんな感じ。NVR500がSWX2200のポート1に、WAB-I1750-PSをポート2につないでいます。WAB-I1750-PS側でESSID AのVLAN IDが1、ESSID Bが102です。

vlan lan1/2 802.1q vid=102 name=HOGE
ip lan1/2 address 10.0.0.1/24
dhcp scope 102 10.0.0.2-10.0.0.100/24 gateway 10.0.0.1
switch select (スイッチのMACアドレス)
switch control function set vlan-id 2 102
switch control function set vlan-port-mode 1 hybrid
switch control function set vlan-port-mode 2 trunk
switch control function set vlan-trunk 1 1 join
switch control function set vlan-trunk 1 102 join
switch control function set vlan-trunk 2 1 join
switch control function set vlan-trunk 2 102 join

関係ありそうな部分の抜粋です。他にも必要かも知れません。

とりあえずこれで、ESSID Aでは標準の192.168.0.0/24ネットワークへつながりプロバイダAへ、ESSID Bにつなぐと10.0.0.0/2のVL
ANにつながりプロバイダBと通信ができます。ちょっと苦労しましたが、なんとか希望の状態が実現できました。

■速度、安定性など

まだ評価を下せるほど使ってないですが、ファーストインプレとしてさすがに外出しアンテナが4本もついたRT-AC87Uよりは電波が弱いなと感じます。お風呂でタブレットを使う時などはリンク速度が落ちます。寝かせて設置しているせいもあるかも知れません。ちゃんと壁掛けして高い位置にするとかわるかも知れないですが、賃貸ですし、実害が出るまで様子見。

最近フレッツをギガラインにしましたが、speedtest.netの測定だと特に違いは無い気がします。2×2 MIMO対応のNexus6で上下とも200~270Mbps程度出ました。有線なら5~600Mbps出る環境ですが、2×2 MIMOならこんなもんでしょう。

定期的に周囲の電波状況をみてチャンネルを自動変更する機能がありますが(普通の家庭用ルーターだと起動時のみ)、接続中のクライアントの通信が途切れるので使用は躊躇しています。そんなにめまぐるしくもかわらあにので、たまに自分でチェックすればいいかなとか。接続中のクライアントがいたら切り替えない、というチェックボックスもあるんですが、ウチなんか留守時でも常時スマフォやタブレットがつながってるだそうし、それはそれで実効性に疑問が、とか。また定期再起動もスケジュールできるので、夜中とかにひっそり再起動させれば、長期運用でも安定して使えるかも知れません。サーバー類はRT-AC87U経由なのでこちらは割と気軽にいじれるのが精神的にはメリットです。

また災害時用のフリースポット00000JAPANを開放する機能もありますが、80と443ポートのみのようです。自宅LANにアクセスできないようにするのは当然なんですが、今時http/sのみだと通話アプリとか使えなくで微妙な気がします。せめてSMTP/POP/IMAPくらいは開けててもいいような?ウチはまぁビルの上層階なのでいざって時に開放しても誰にも電波届かないですけどw。

ともあれ、マルチESSID+VLANでいくつでも仮想Wi-Fiが追加できるので、友達が来た時とかのゲストネットワークとかも(こと細かにアクセス制御した上で)作り放題ですね。実家から誰か泊まりに来たら、実家と同じESSIDをとばしてあげる、とかも。

3×3 MIMO Wi-Fiアクセスポイントとしてはややお高いですが、2.5万円(と電源アダプタ代)ならまだ家庭用の高級機に毛が生えた程度、といえなくもないですね。ルーター機能とか簡易NASとかリモートアクセスとかいらないから高機能なWi-Fiアクセスポイントが欲しい、という人にはこのWAB-I1750-PSはなかなかのコスパだと思います。

■YAMAHAさん、後継機はよっ!

でもせっかくYAMAHAさんルーターつかってるので一緒に管理したいです!あと見える化機能やログ機能も駆使して電波状況を解析、最適化とかしてみたいです!なので、11ac対応のWLXを是非出してください!

11ac級の処理を50台分処理というと相当プロセッサパワーが必要でお高くなんですかねぇ。頑張って検討しますんで開発頑張ってください。