Akerun用に3Dプリンターでサムターンを自作

DSC00938

「Akerun開発者に見せたい醜いハック」でトップカバーを外し、サムターン代わりに配線モールの端材を貼り付けて使用していましたが、いまひとつ使い勝手が良くないので、前々から3Dプリントをやってみたかったのもあり題材としてチャレンジしてみました。

123d

以前購入した右の書籍を参考に、123D Designを使ってデータを作成。DMM.makeに出力してもらいました。費用は2,500円程度。日数は5日ほどで送られてきました。

IMG_7693IMG_7695

素材は色々悩みつつも値段がもっとも安いナイロンで。ナイロンの欠点は手触りが多少ざらつくことと、色が(直接は)塗れないことですが、実際に手に取ってみると手触りは許容範囲で実用上は全く問題ない感じ。色はプライマーを吹いてから上塗りしようかと思って白にしましたが、とりあえずこのままでもいいかなとも。ただ塗った場合の手触りなんかも気になるのでいずれ気が向いたらチャレンジするかも知れません。

サイズはノギスとかなかったので普通の定規による目測でしたが、円径部分の直径がやや足りず、中心の凹みがやや狭かったです。凹みのキツさで固定できるという結果オーライな感じになってますが、アクリルとかだったら硬くてはまらなかったかも。この辺の微調整に日数やコストがかかる点が3Dプリンティングの悩ましいところですね。実際にはある程度のところで妥協したり手で補正加工したりして使うことになるでしょう。

ともあれ今回はそんな追加作業なしにスポっとはまるものが作れたので成功と見なしたいと思います。

DMMのクリエイターズマーケットにも出しておきましたので、もし使ってみたいというマニアックな方がいらっしゃいましたらご自由にご利用ください。端数くらい切り上げて儲けとさせていただいていますが、ほぼ実費です。またデータも無料公開しているので加工してのご利用もご自由に。

#うん、まぁ一人でもいたら驚きだな…

いやー、3Dプリンティング楽しいなー。3Dプリンターが欲しくなってくるけど、コスト的にも置き場所的にもまだまだ躊躇しますね。

2015年に買ったガジェットまとめ

書こう書こうと思いつつ大晦日になってしまった今年買ったガジェットまとめ記事。超やっつけでまとめておきます。見出しがリンクになっているものは個別レビュー記事有りです。たぶんまだ忘れてるものはありそう。

■デジタルガジェット(小物)編

・iPad Pro、ApplePencil

UT業務の手書き記録ツールとして。iPadの登場する以前、Windows XP Tablet PC Editionの頃からユーザテストの電子手書き記録にこだわってあれこれ使って来ました。WACOM製電磁誘導スタイラスの書き味はそれなりに満足の行くものですが、残念ながら本体側がブ厚くて重かったりバッテリーが持たなかったり。本コンビでようやく書き味と本体のハンドリングが両立できるソリューションになったかなという感じ。進行シートをPDFで作り、GoodNotesというアプリで書き込みをしています。ただバッテリーは結構食います。Pencilもですが、本体がヤバイです。90分のセッションを続けると3セッション目で終わる感じ。 いつか自前のUT特化の記録アプリを作りたいなと思いつつなかなか時間(と技術)が…。

2016.02.28追記:

バッテリーですが、編集した端からクラウドに同期しようとするのがダメらしく、同期をオフにするかWi-Fiを切っておけば劇的に改善しました。普通に終日実査でも使えそうです。

・iPad mini 4

LEVORG予約特典でもらったmini 2(SUBARUロゴ入りVer.)から買い換え。液晶の美しさに感動。適度の光沢がありながら電子書籍などを表示した時には紙のようなしっとり感があるというか。フィルムを貼ったらもったいないと、貼らずに使っています。Touch IDが使えるのも地味に便利。

・AppleWatch

使わなくなった系の記事が注目を集めていますが、σ(^^)は今でも普通に毎日愛用しています。メッセンジャーやメールなどの本文まで見られるアプリが増えて来て、ちょっとした着信はWatch上で読むことができて便利です。WatchOS2になった恩恵があんまりないですけどね。コンプリケーションが増えてもそれが配置できる良いフェイスが全然ない。結局フォト系に日時だけ表示したフェイスに落ち着いています。
バンドは金具がMacbookのパームレストにカチカチあたるのがイヤで奮発してレザーループを買ったものの、防水非対応で扱いに気を遣うので、結局スポーツバンドを使っていることが多いです。寒くなって汗をかかなくなってきたので最近はレザーループをするようにしてますが、夏は厳しいですね。

・iPhone6s

当然ながら毎日使っています。3D Touchを活用して「おやゆびでお」の可変速早送りを実装したのがハイライト。ただ普段の一般アプリ利用ではあまり活躍の場がないかも。

ちなみにはじめてSIMフリー版を購入。iPhone6契約のauのSIMを差し替えて使っています。

Xperia Z3 Compact SO-02G

ながらくdocomoで運用していたおサイフケータイ用サブ回線をMVNO化してコストダウン。端末としてSO-02Gをイオシスで購入。その後みるみる同店の販売価格が上がってニヤリ。毎日ポケットに入れて愛用しています。

Nexus6

AndroidMなど最新のAndroidを利用したかったのでリファンレンス機を購入。解像度が高いので電子書籍用にもいいかなと思ったけど、やはり正式に防水を謳ってないのが不安で結局お風呂には持ち込んでおらず。root化もしていないのでAndroidのプレビュー版を入れもせず、普通にAndroidとしてたまに使う程度。一応SIMも入れてます。当初色温度が低いのでroot化して調整して使うつもりだったのが、意外とデフォルトで悪くない発色だったのでそのまま非rootで。

・Xperia Z3 Tablet Compact

たぶん今年入ってから買ったんじゃないかな?ギリギリ去年だったかも。お風呂で電子書籍やネット用に毎日愛用してます。なんどか湯船にドボンしたけど元気に動いています。

 

同居人のAndroid/SIM好きにつられてサブのスマフォやタブレットを買ったりSIM入れたりが多かった気がする。

 

■PC関係

仕事用メインPC買い換え

ひっさびさに完成品のデスクトップを購入。速攻でドライブ類を入れ替えてますが…。今はNVMe PCIexなSSDに憧れてますが、こいつのマザーはGen3のPCIExスロットが1しかなくてグラボで埋まってるので、グラボをダウングレードするかせっかくのNVMe SSDをGen2で使うかしかなく、まだ物欲メーターが振り切れない感じ。でもシーケンシャル4桁とか憧れます。

・モバイルプリンター EPSON PX-S05W

ワークショップ講師をする時に、会場で(参加者が)使えるプリンターを提供したくてモバイル型を調達。いちいち利用者が自分のPCにドライバーを入れるのも面倒なので、GoogleクラウドプリントとかAirPrintに対応したものを選んだけど、EPSON独自のメール添付で印刷できるシステムがすべてが賄えそげ。次のセミナーが楽しみです。これはいずれ別途記事書きたい。

ECS LIVA

下のiWork7ともども、Windows 8.1 for Bingや10の廉価/無料施策によってAtomやCerelon級のWindowsマシンが安価に入手できた年だと思います。8.1->10の無料アップグレードもでき世代遅れ感もなく。

LIVAはHyper-Vが使えるようProfessional化してみましたがやはりメモリ2Gはかなり厳しい。4GBの後継モデルに買い換えようともしたんですが、Professional化のライセンスが移行できないと言われ断念。同居人のエンコマシンとして活躍しています。

iWork7

安価で軽量でMicroUSB充電もできるWindows10タブレットとしてかなり気に入ってます。主にゲーム機として。まぁ全然使う時間ないけど。液晶フィルムが速攻で傷付いてしまい、eBayで取り寄せたもののまだ貼り替えておらず。もともと貼ってあるものが飛散防止フィルムで綺麗に剥がれるか不安なため。

■AV機器編

・HandyCam HDR-CX670

つい先日ですがユーザテスト記録用ビデオカメラを買い換え。USBケーブル内蔵してたり色々使い勝手が向上してました。

・AVアンプ VSA-1124

数年ぶりにAVアンプを買い換え。HDMIも増えたし、3Dを使いつつ2つのHDMI出画デバイス(TVとプロジェクター)がつかいわけられるようになって捗ります。AirPayなどはあまり出番がないかな。同居人がBGMを嫌うので音楽を聴く機会自体がほとんどない。

・全録BDレコーダー DMR-BXT970

これも普通に毎日愛用。レコーダーとしてもですが、STARGATEなどDVDソフトをアプコン再生して毎晩消化。ちょいちょいDVDであることを忘れるいい絵が出ます(REGZA Z7とどっちの恩恵なのか区別しづらいけど)。さすがのHDD容量で、なかなか残量が300時間前後から減らない。全録に救われたことも幾度か。

・dTVターミナル

dアニメストアで見逃し(録り逃し)アニメのキャッチアップ用に活用。出番自体は3ヶ月に一度くらいだけども使い勝手は良好。dアニメストア自体の配信解像度が上がってくればいい機械なんだけどなー。

・AppleTV 4th

一応買い換えてみました。tvOS的な部分(アプリ)はまだそれほど活用できてないけど、HDMI CECに対応したことでAirPlayの使い勝手は向上。Wi-Fiが高速化したのも(・∀・)イイ!。これもたまにしか使ってない。おやゆびでおのtvOS版も作れたらなぁと思いつつ…

 

Fire TV Stickも買ったかな。1980円の時に。動画配信サービスごとに端末を使い分けてる感じ。まぁ安いからいいんだけども。プロジェクターを用意してがっつり映画を見る、という機会は減っていて、どちらかというと旧作SFドラマDVDを毎晩TVで綺麗に/高音質に見られることに今は欲が出ていて、テレビをZ7からZ20Xとか4K機にしたいなぁとか、高音質そげな三菱とかいいなぁとか思案中。

 

■家電編
・床拭きロボット ブラーバ

同居人が出来て去年から家事家電に対する要求が高まってます。ブラーバはルンバで有名なiRobotの雑巾がけロボ(設計は同社に吸収された別の会社)。誕生日かなにかにプレゼントしてかなり気に入ってもらえた様子。後述のDysonよりもよっぽど地道に床をふき掃除してくれます。実用度では今年ナンバーワンの購入品じゃないかなと。Dysonと同時に動かしてガチャガチャしてるとにぎやかでいいですw。

Akerun&Qrio Smart Lock

再三記事にしたのでそちらを参照のこと。どちらもアップデートを重ねそこそこの実用度が出てきましたが、いまのところAkerunを設置中。解錠はほぼ自動で済むようになり、施錠に若干不満あり。Akerun Touchの到着待ち。

炊飯器 SR-SPX104

こちらも数年ぶりに買い換え。ガイアの夜明けでも後継機の開発ストーリーやってたけど、こだわりぬいているだけあって確かに美味しいと思います。外食する度に「勝ったな!」と思うことも増えました。結局実家も同機種を購入。玄米が美味しいので満足されつつも、ガスで炊いている妹はまだ負けてないとのこと。やはり100Vという上限ではガスには負けるわな-。

・ロボット掃除機 Dyson 360EYE

昨年、キャニスターとハンディのDysonを立て続けに買い、今年また買ってしまいました。ひとり暮らしの時は掃除機の出番自体何ヶ月おき、みたいな生活だったσ(^^)がw。ルンバ980にかなりゆらいでいた頃、忘れかけていた本機の正式販売が発表され、スマフォでの履歴マップ表示機能などに萌えてチョイス。世間の評価では吸引力以外の全てがルンバ圧勝という感じでちょっと悔しい。きっとファームウェア更新で真の力を解放してくれるはずっ!

冷蔵庫 SJ-GF50A

詰め込み過ぎにより冷蔵室の一部が無駄に凍り付く現象で、サイズアップが急務でしたが、夏に思い切って購入。導入経路に1cmもマージンがないような部分がありましたがヨドバシ下請けのヤマトのあんちゃん達が頑張って入れてくれました。これ引っ越す時に出せるのかな…

毎朝無駄に話しかけて来てくるちょっとうっとおしいヤツですが仕事はきっちりこなしてくれています。冷凍庫がまたすでに溢れ気味に…

惜しむ楽はフロントパネルにマグネットがつかないことですかね。今や多くのメーカーがそうで、古き良き文化が失われつつある気がします。

 

家電系は同居人の折半になることも多く、ひとり暮らしではなかなか手が出なかったゾーン/サイズが対象になり、選択の視点もかわって面白いです。次はエアコンかなーとか。

 

■ネットワーク機器編

ASUSELECOM Wi-FiアクセスポイントでWi-Fiを強化

春頃買ったASUSがいまいち不安定で、それは幹線用に転用(サーバーコーナーまで有線がひけない家庭事情なので)し、866Mbpsながら業務用で安定度重視なWAB-I1750-PSを導入。トイレに5GHzが届かない以外はマルチESSID(VLAN)も使えてハッピーです。結局YAMAHA待望の11ac機は「見える化」機能が省かれちゃって悩ましいですねー。

YAMAHAスイッチでVLAN

横浜時代から使っていたNVR500に同社スイッチWX2200-8Gを買い増し。NVRにはポートVLANできるポートがないんだけど、このスイッチを追加することでそれが可能に。さらに上のELECOMのアクセスポイントでタグVLANを使った独立ESSIDのWi-Fiネットワークを構築。

Synology DS251j

公開サーバーのバックアップは前から愛知の実家に毎朝同期バックアップする体制だったんですが、ついに動画などのファイルサーバーもバックアップできる体制に。Synologyの中でもコスパが高いDS251jを実家に設定。Synology標準の同期バックアップ機能でできてるぽい。実家側もアーカイブでなく普通にマウントしてアクセスできるので、たまの帰省でゆっくり動画みる時に東京にアクセスしなくて住むのがイイ。またバックアップはIPv6経由でできているので、西日本のPPPoEが夜中に激しく遅くなる問題にあまり影響を受けずにすんでるぽいです。Synologyは今年随分認知度が上がった印象ですね。古くから使ってる身としては少し鼻が高いです。

 

だいぶインフラが強化できた感。ただまだトイレに行くとWi-Fiが通信できなくなるんですよね。主にiPhone。BUFFALOの中継器を設置してみたいんだけど、iPhoneはなかなかハンドオーバーしてくれない。2.4GHzにつなぎ直せばいいんだけど、なるべくならそういう手間無しでシームレスにトイレに籠もれる環境を構築するのが来年の課題ですな。

■サービス編

・freee

確定申告はずっと長いこと「やよいの青色申告」でしたが、ついにMacからでもできるクラウドサービスに移行。レシートをガシガシスキャンしてアップロードするだけである程度OCRして取り込んでくれたり、スマホから銀行履歴の仕分け作業をできたり色々捗ります。年会費はやよいを毎年アップデートするの同じくらいなのでまぁいいかなって。

・nomad

不動産仲介のオンラインサービス。月額基本料と内見手数料がかかるかわりに成約時の仲介手数料がなしという攻めてるサービス。データベースは弱めですが、他所でみつけた物件のURLをはると取り込んでくれます。システムはいいんだけど、チャットや内見時のスタッフがバイト丸出しで頼りなかったり連絡ミスでイラッとさせられることも多いですが、最終的に一ヶ月分の仲介手数料がないと思えば(いまのところ)我慢できます。というかいまだ部屋が決まっておらず、値上げ発表にちょっとガックリきてますw。

 

こんなもんかなー。時間内のでとりあえずこの辺で。これから最後のヨドバシ参りに行ってくるので、それでまたなにか駆け込みで買う可能性がなきにしもあらず、、、

ユーザテスト業務用ビデオカメラ買い換え HDR-CX670

2009年に購入したHandyCam CX520Vから現行のCX670に買い換えてみました。主な理由はユーザテスト(以下UT)ではAVCHD形式の録画データが扱いづらくMP4で直接録画できるものにしたかった点。画質的に4KはおろかフルHDが必要になる場面もなく、むしろPC上で再生や管理がしやすいMP4(H.264)の方がメリットが多いんですよね。さりとてスマホやデジカメだと光学ズームが弱かったりマイク端子がないなどの限界もあるので、やはりビデオカメラでとなりました。

で、いつものワイヤレスマイクが使えるSONY機でとなると自然とCX670とあいなりました。本機の特徴として、

  • AVCHDまたはXAVC HDと同時にMP4でも録画(MP4のみは不可)
  • インテリジェントシューに代わるマルチインターフェイスシュー搭載でワイヤレスマイクロホンなどのオプションが利用可能
  • USBケーブルが直接生えていて5V給電やデータ吸い出しが可能
  • マイク端子、イヤホン端子も装備
  • 単体で外付けUSBストレージに書き出し可能
  • Wi-Fi搭載でスマホやPCにデータを吸い出したり、スマホから操作/プレビュー可能
  • GPSはなくなった

など。ユーザテストで重宝する外部マイクが使いやすい上、現場で録画ファイルをクライアントに渡したりしやすいのが嬉しいです。CX520Vだと今やマイナーなminiB端子のUSBケーブルが必要だった上に、AVCHDなのでそのままUSBにコピーしても扱いづらく、またサイズも無闇に大きかったんですが、本機なら本体から生えるUSBケーブルを直接先方のPCにさしてMP4だけもってってもらうか、USBメモリなどを預かってVMC-UAM2経由で直接接続し、本機からの操作で書き出しを行えば済みます。

また今時のWi-Fi&アプリ対応も。iOS/Androidアプリで撮影中の画像をリアルタイムに見ることができ、観察室でのモニタ用にも適してるかなと。

IMG_7485

直生えのUSBケーブル。使わない時はストラップ部分に差し込んでおける!

 

IMG_7487

規格こそ代替わりすれど、多機能シューは健在

 

IMG_7486

最近の機種では本当に珍しいアナログマイク入力とヘッドホン端子。テスト機材としては地味に嬉しい。

■実査利用レビュー

先日実査で早速利用する機会があったのでその感触をば。

まず想定外だったのはスマホプレビュー機能では音声が飛ばなかった点。ようするに遠隔ファインダー+再生/停止操作のみって感じですね。一般ニーズとしてはそんなものかも知れません。カタログみて勝手に音声も出るもんだと思ってました。これは別途策を講じる必要があります。また鉄筋であろうオフィスビルで、3室またいだらさすがに電波が届かずでした。あとストリーム接続中は本体の液晶画面に映像は出ず操作もできなくなるので注意が必要です。仮にタブレットなどを観察室などに設置した場合、そちらからしか録画停止もズームもできなくなり、ちょっとカメラを移動なんて時にも画角を確認することすらできなくなるのが地味に不便ですね。

またワイヤレスマイクは専用アダプタが必要でしたがインテリジェントシュー世代のものが問題なく使えました。ただ随分スリム化されてるし、いずれ余裕がある時にECM-W1Mに買い換えたいところです。

またAVCHD設定をスタンダードにしたままだったので90分x3セッション目で残量不足になり止まってしまいました。わかってて買った部分ですがやはりMP4のみのモードが欲しかったです。とりあえず次からAVCHD最低画質設定で臨みます。ちなみに本体操作で削除は別になっていて、MP4を残してAVCHDを消すことは可能。むしろ知らない人は片方だけ消して知らないうちにデータが残ってるなんてトラブルになりそうなUIです。

バッテリーはモバイルバッテリーをつないでおいたところ問題なく撮りきることができました。三脚から下にケーブルがのびないので、ちょっと位置を変えるなんて時にモビリティが上がって良かったです。三脚穴とネジが上下についたようなモバイルバッテリーがあれば、一体感があっていいのになぁなんて思ったり。ともあれUSB 5Vで給電できるということは荷物が減って助かります。

 

MP4オンリーモードがないのと、スマホプレビューで音声が飛ばなかったのが大変残念ですが、UT用途としては必須な外部マイクが使える点、データの受け渡しがやりやすい点でかなりオススメできる機種だと思います。

スマートロックのQrioとAkerun両方買って見た(その後)

前記事「スマートロックのQrioとAkerun両方買って見た」が注目されているようなので、少しフォローアップをしておこうと思います。バージョンアップがある度に2つをつけかえて試していますが、どちらも日々進化しておりだいぶマシにはなってきていますので、最新の状況で購入を判断していただきたいと。

■Qrio

本体のファームウェアが更新され、アプリからの信号認識までの時間が随分短縮されました。またiOSアプリ最大の欠陥であった、「開閉スライダーの地ごと動いてしまい、スライダーノブをスワイプできない」フラストレーションもついに改善(改善したというアナウンスのバージョンで直っておらず、その次で直った気がする)。アプリを立ち上げてさっと解錠操作できるようになりました。

またハンズフリー開錠が追加実装されたのですが、こちらは今のところあまりきちんと動作してないように思います。最悪なのは帰宅後に内側から施錠し中に入って忘れた頃に自動開錠動作をして鍵をあけられてしまう点。Akerunのようにドア開閉センサをもっていないので、原理的にはどうしようもない気がします。

ハンズフリー開錠に期待しないのであれば、そこそこコスパは上がって来た、というか値段なりの働きはするようになってきたかなという印象です。

■Akerun

こちらもアプリについては何度か更新があったのと、以前お伝えした「Akerun開発者に見せたい醜いハック」により認識率が向上したことで実用性は高まってきています。ハンズフリー開錠がドアの数歩手前でほぼ確実に動作するようになっており「これぞスマートロック」という体験ができるようになっています。

ただフタを外したせいかこちらも室内で無駄に認識してしまうことがあります。開錠までされたことは少ない(ゼロでもない)ものの、自宅内のBluetooth機器に反応してやたらとピッピ音がなります。例えばMacをスリープから起こしただけで反応しますw。音がなる以外の実害はあまりないのですが…

あとウチ固有の問題かも知れませんが、ドアの外に立つと「見かけ上Wi-Fiがつながっているけどパケットが流れない」状態になります。この状態でアプリを起動すると延々グルグルが続いて施錠操作ができません。「ちっ、またか」と思ってWi-Fiを切ると瞬時に認識する、という感じです。クラウドに操作履歴を残す為に通信可否をチェックしてるっぽいんですが余計なお世話ですね。かなり前のバージョン履歴にネットがつながらなくても使えるように改良したというのを見た記憶があるのですが、、、今のところこれが最大の不満です。自動施錠設定にすればいいんですが、同居人がうっかり締め出されそうだからイヤだと反対していて使えません。

公約だったAppleWatch対応も果たされましたが、これWatchとBeaconが直接通信しているのか、なぜか本体より認識が遅いことが多く、あまり実用的とは感じていないです。

Android版に関しては、指定のロックの開閉トグルショートカットをホーム画面に置くことができるようになりました。前記事に複数ロックを扱わない個人ではひと手間無駄だと書いたんですが、それが一応解消された形になります。

またAkerun TouchというBeacon端末オプションが発売されましたね。速攻で予約しましたがいまだに届いていません。おそらくスマフォのアプリをひっぱたいて操作無しで開閉動作を起動するだけのもので、これとAkerunが直接通信するなどして通信感度を向上させるような機能はもっていないと思われます。その意味で、現状ハンズフリー開錠がそこそこ動いているところに追加する意味はあるか微妙ではありますが、上記の施錠動作が少しマシになるといいなぁ、という儚い望みを抱いて注文しました。また届いたら追記します。

 

という感じで、両者とも購入当初に比べると一応まともに動くようになってきています。どちらもまだ一長一短ではあるのですが。またAkerunは内側の操作性が悪いので手製ハックが前提の評価にはなりますが、このままいくとAkerunで落ち着くかなという印象です。とにかくハンズフリー開錠がきちんと動くので、内側の手製ノブをもう少しちゃんとした材料で作り直せばだいぶ不満はなくなります。あとは通信状況が悪ければとっとと諦めて施錠動作だけしてくれるよう更新してくれれば神。

普段使いの部分以外で残る不満は、どちらもオンラインアカウント登録をしないと鍵の貸し借りができない点くらいですかね。特にAkerunはSMS認証が必須で、複数端末同時ログインもできないので、たとえば電話/SMS契約のないサブ端末を予備でもっておきたいという時にかなり不便です。問い合わせした時に意見してもみたんですが、変えるつもりは毛頭無い、という感じでした。不便を強いればセキュリティが向上する訳ではないので他にやりようはあると思うんですけどね。そもそも自宅の鍵のセキュリティレベルを購入者が自由に設定できないというのは少し納得がいかないところでもあります。

実家電話機を刷新 スマフォ対応へ

実家で十数年来使っているビジネスフォンがついに壊れ、修理もきかないし、事業も止めて電話番号が1つ減るので、ひかり電話Aもやめて家庭用のひかり電話にして、市販の電話機にしようということに。ただ工事日の関係で早くなんとかしようということで、年内はひかり電話Aのままで、OG400Xaに232Dクイックコネクタ経由で無理矢理つけることに。OG400Xaに4つ付属してるらしいのですが既に行方不明。NTTの営業さんに電話したら快く提供してくださいました。

さて、せっかく電話機を買えるので、市販製品や家庭用HGWの色々な機能を満喫したいと機種選定。主に

  • スマフォを子機にする
  • ドアフォンもとれるようにする
  • 迷惑/詐欺電話撃退機能

などを視野に入れました。ただもはや家庭用電話機って作ってるメーカーが少なく、全てを満たすものはありません。スマフォを子機にできるのはPana。ドアホンもPana。迷惑詐欺電話撃退がSHARPのウリという感じ。で親が迷惑/詐欺電話撃退機能とかいらないというので、本当かなぁと思いつつもPanaをチョイス。まぁ迷惑/詐欺電話フィルターについては追々こっそりトビラフォンでもつけましょうかね(SHARPの機能もここのサービスを利用するぽい)。

またスマフォを子機にするといえば、NTTのHGW自体にもスマホdeひかり電話があります。またビジネスフォンとしては、スマホ利用型ビジネスフォンというのも発見。後者であればスマフォアプリが高いものの転送機能が使えるぽい。NTTの法人営業の担当さんにこの3プランを相談したところ、スマホdeひかり電話はつながらないだのバッテリーがよく減るだとあまり芳しくないとの返事。スマホ利用型ビジネスフォンについては周りで利用ケースがなく評判も不明とのこと。でまぁどのみち電話機自体は必要だしってことでまずはVE-GDW54WLを購入。ダメならスマホdeひかり電話やスマホ利用型ビジネスフォンにしてもいいやってことで。

■ファーストインプレ

まだ実家に設置しておらず自宅で初期設定した状態ですが、固定電話機自体かなり久しぶりの購入ですが、液晶バックライトが白色になって視認性が高い以外は操作系とかは別段かわりないですね(前もPanasonicだったのもありますが)。フォントはカタログ写真でみるほど綺麗じゃない感じ。ちょっとガッカリ。

とりあえずWi-Fi設定をし、自分のiPhoneに専用アプリをインストール。それぞれの端末に漢字名をつけることができ、親機/子機の画面から内線呼び出しをする時にちゃんとその名前で選択できるのはイイカンジ。またアプリからiPhoneの電話帳を参照して、電話機に転送できます。フリガナ欄に電話番号が転送されてたりいくらかアヤシイ挙動がありましたが、ゼロからポチポチ入力するのに比べたらかなりマシです。微妙なのは親機本体とコードレス受話器(子機ではない)も電話帳が別扱いで、本体に転送した後、さらに受話機と子機に個別に転送しなければならない点。論理的には親機は受話器のない電話機がなく、コードレス子機が2つという扱い。ちょっと感覚的にわかりづらいです。内線予備出しも一緒。親機と受話子機は別です。受話子機だけどこかに一人歩きしている可能性も考慮しての仕様かも知れないですが、うーん、、、

その他、とりあえず使わないですが留守電をメールで通知したり、Fusionの050番号を経由して自宅着信を外出中のケータイなどに転送する機能も(スマフォに050番号を受けるアプリを入れれば転送は無料)。その他、1.9GHz帯仕様で2.4GHz帯の影響を受けたり、Wi-Fiに影響したりしないところもイイですね。ドアフォンも家族がとりあえずいらないというのでペンディング。ちなみにバージョン表記をみるとLinuxで動いてるみたいです。

もしスマフォ子機化機能が使い物にならなくなった場合、追加子機は1.1万円ほどで買えるっぽい。まぁそう何年も生産はしないでしょうが、Panasonicならなんかしらの後継機がしばらくはラインナップされるかな?それより中継アンテナのKX-FKD2がすでに生産完了みたいなので、設置してみて電波が弱いようなら速やかに手配しないと。

■スマフォアプリ「スマートフォンコネクト」

IMG_7461IMG_7460

アプリ画面はこんな感じ。着信音はiPhone内部の音楽が選べます。微妙なのはスマフォ内電話帳の呼び出し画面(右)。これたぶんiOSの標準画面でカスタマイズしようがないんだろうけど、電話番号の右にある受話器アイコンをタップすると、固定電話経由ではなくiPhoneの回線で即発信しちゃうんですよね。固定電話発信のボタンもなし。正解は電話番号をタップして、左の画面の番号欄にコピーして、「固定電話」ボタン。まぁ、たぶん家族は受話でしか使わないと思うので致命的ではないと思うんだけど(いや妹は通話定額じゃないからなるべく家の電話を使いたがるかなぁ…)。内線通話もできるし、留守電などの操作、設定もできる分、汎用品のAGEPhoneなどを使うスマフォdeひかり電話よりも機能面ではよいんですが、もうちょっとだけユーザビリティにも配慮してほしいなぁ、と。

あとは、安定して機能するか、スマフォのバッテリー消費が極端に大きくならないか、について長期運用してみての評価ですね。ちなみに、親機を探す頻度を減らしてバッテリー消費を抑えるモードが選択できます。この場合、帰宅後も10分ほどは着信できない場合がある、と書かれています。