ノイズキャンセリングヘッドフォン ATH-ANC7

 以前のエントリで「カフェ仕事用鞄に専用のヘッドフォンを用意するか」と思いつきを書いたのが原因で「コレハカワネバ」の呪いを受けました。

 で、どうせならガジェット感の高いものをということでノイズキャンセリング(以下NC)タイプにしようと。NCといえばまだ世間の認知が低かった頃にSONYがひっそり発売していたインナーイヤータイプのものを数年前に買ったんですが、ホワイトノイズがひどくてゲンナリでした。また、iPod nano 2nd赤をAppleStoreに買いに行った時にQuiet Comfort3(以下QC3)を試聴してコンパクトさやかけ心地がかなり気に入ったんですが、さすがに想定使用頻度を考えると高い買い物だと思って躊躇してました。

 で、今回結局選んだのはオーディオテクニカのATH-ANC7。ヨドバシ店頭で2.5諭吉程度なので衝動買いにはちょっと高いなぁ、と思ってたんですが、Amazonで1.7諭吉程度だと判明したため決定。本日到着。

 早速スタバで試しつつこれを書いているんですが、ホワイトノイズは皆無と言って良いと思います。NC力もなかなかで店内BGMが少し聞こえる程度で、その他の話し声や空調音はほとんど遮断できてると思います。スイッチを入れた瞬間にまるで、イヤーパッドがきつく締まったみたいに「キュッ」って感じで音が消えます。今は夜遅めの時間であまり騒がしい客はいないんですが、このモデルは人の声の遮断性が優れているらしいので、休日昼間のマックとかでは更に期待できそうです。

 かけ心地はさすがにQC3には一歩譲りますね。あっちの方がコンパクトですし。ただ、こっちの方が耳全体を覆うタイプなので遮音性能自体は高いはず。小一時間ほどつけて書き物をしていますが、ちょっと圧迫感(パッドの押しつけ感)が強いかも知れません。

 ユーザビリティ的に面白いのはヘッドフォン側のケーブルも外せる点。音楽を聴かなくてもNC機能だけ使う”耳栓”代わりに使うのに便利そう。長さも自分の用途に併せて選べる点もメリットでしょう。ただし、ケーブルを外してしまうとデザイン的に前後がわかりづらいです。もう少しひと目で向きがわかるデザインだったら良かったのに、と思います。あと折りたたみもできないので、移動時は首にかけるしかナサゲ。まぁ、この手のヘッドフォンはあまり移動中に使うものでもないんですが、飛行機とかに持ち込むのにはちょっと嵩張るでしょうね。

 音質的にはほぼ満足。中低音は充分。サントラではチェロとかいい感じです。ピアノはもう少し綺麗だと嬉しいかなぁ、という程度。アニソンとかなら無問題。ボーカルは高音まで綺麗だと思います。

 1.7諭吉ならトータルなCPは高いんじゃないでしょうか。

うたわれるもの Blu-rayボックスついに発売!

 ようやく届きましたっ!>うたわれるもの Blu-ray

 tvk放送時は額縁放送だったので、1080iとは言えフルHDで見られるのは感無量です(ちなみにそもそも地デジ放送自体1440×1080で、フルHDではありません)。

 Blu-rayのアニメといえば、ディズニー等のフルCG物に注目が集まっており、確かに質感のリアルさにはゾクゾクさせられますが、こういうセル塗りアニメのベタがキッチリ単色で出るのもまた次世代ディスクの醍醐味だと思います。最近買った『らき☆すた』や『鋼鉄神ジーグ』のDVDの時のような残年感はありません。ブロックノイズもリンギングも皆無。ベタ面がベターっとしており、輪郭がピシーッとしています。アニオタにはこういうのがたまらないw。

#ちなみにDVDでも結構頑張ってたのは、『ToHeart2 OVA』とか『グレンラガン』などがあります。

 本作は、兵隊や騎兵(ウォプタル兵)の合戦シーンがCGで描かれていますが、これまたフルCGで見ると精緻さがわかります。足や陰の動きまでちゃんと見えます。弓隊が何百本という矢を一斉に放つシーンなども映画『HERO』(香港映画の方)ばりです(いや、見たことないんですけどもw)。

 唯一残念なのは英語のみ5.1chで日本語が2chな点ですね。どういうことやねん、と。日本の作品で日本向けのパッケージだろう、と。まぁ、『買っとけ!Blu-ray』でのレビューでも珍しくマトモな英語吹き替えとの評価なので、とりあえず久しぶりに通して観賞するのは英語からいってみようかなと思ってます。

■他の作品もどんどん後に続いて欲しい

 定価こそ\5万超えてますが、実売は\3万台。買ってみて思ったのは、好きな作品なら充分価値がある、ということです。こうしたHD製作TVアニメのパッケージ化が後に続くよう、本作品には是非とも成功してもらいたいと思います。テレビで見た時よりもお金払ってパッケージ買った時の方が残念感がある、なんてことが続けば、それこそP2Pで職人がエンコしたHDソースの動画拾ってきた方が綺麗だしいいんじゃね?なんて考えてしまう人が増えてしまう気がします。

2008.01.26 感想追記

 改めて最初から視聴開始。いやもうホント、絵は綺麗の一言ですわ。

 5.1chで聴きたくて英語音声を試してみたんですが、びっくらこいたのは、英語音声と英語字幕が全然違う点。聞き取りトレーニングには使いにくいですねぇ(ちなみに日本語字幕は未収録)。ただ、全体的に聞き取りやすい声の人が多いです。声質も似ているので違和感も少ないし。ストーリーを知っていればそこそこ追いつけるかなと。

公衆無線LANのログインを自動化するDevicescape

Devicescape – Connect all your Wi-Fi devices to any hotspot or Wi-Fi network – automatically

 iPod touchは無線LANのつながるところが便利なんですが、BBモバイルポイントのような公衆無線LANサービスを利用するのに、ログインIDとパスワードをSafari上で打つのが結構大変です。バグのせいか、必ず英語モードにしないとパスワードが通らなかったり(日本語モードで半角入力してもなぜかエラーに)。

 そんな折り、E61絡みでDevicescapeなるサービスを知りました。そういえばjailbreakしたiPod touchのインストーラーにもそんな名前の項目があったなと。

■どんなサービス?

 で、調べてみたらタイトルのようなサービスでした。あらかじめサイトに各サービスのログイン情報を登録して、クライアントにアプリをインストールしておくと、該当ESSIDを発見次第自動的にログインしてくれるというものです。多くのサービスはHTTPフォームによる認証なので、中にはフォームを解析してIDとパスワードを含んだBookmarkletを作ってローカルに保存しておく、という猛者もいるようですが、Devicescapeなら1つのIDでPC、Symbian、iPhone/iPod touch、WindowsMobileと多様なデバイスに対応できます。

 認証情報を認証前の状態でどうやってネットからもってくるの?と疑問に思った方は雪山絵日記さんのエントリを参照して下さい。

 上記エントリでも触れられていますが、認証情報を第三者サービスに預けることの心理的抵抗が最大のネックでしょうね。ローカルで保存しておく場合は落として誰かに拾われたら使われてしまうので一長一短ですが。とりあえず、無料と定額プラン契約のサービスだけ登録してみました。

 また自宅などのWeb認証無しのプライベートなアクセスポイントも登録できるので、σ(^^)のように自宅、会社、実家、妹宅、実家の事務所などあちこちに利用箇所があり、なおかつデバイス数もたくさんある人間には重宝しそうです。また、それらのアクセスポイント設定を知人のアカウントに対して”貸し出す”設定をすることもできます。おそらくWEP/WPAの鍵は渡さずに済むので、ちょっと遊びに来てる時だけ解放する、といった使い道にもいいですね。まぁ、これは相手もDevicescapeのユーザであることが前提ですが。

■複数機器持ち歩くなら自動ログインはオフがいいかも

 早速、Vistaなノート、E61、iPod touchにインストールしてBBモバイルポイントが使えるマックでテスト。まずE61がESSIDを発見し自動でログインしてくれました。メール受信や自宅Asteriskサーバーへの接続などには重宝しそうです。

 が、1つ問題。続いてiPod touchやVistaで試そうとしたらエラーに。そりゃそうです。E61がログインしているので二重ログイン判定になってエラーになった模様。さぁ、ノート出して作業するぜ、って時に、先に他のデバイスがログインしてたらちょっと面倒なので、基本的に自動ログインはオフがヨサゲですね。

 ただ、実際にiPod touchやE61でキー入力無しでログインできたので、その点は嬉しいです。いつもiPod touchでは1、2回は認証エラー出てたりして、ヨドバシ店頭などでちょっと調べ物するのにももたついたりしてましたから。そんなにぁゃιげなサービスでもなさそうなので、しばらく活用してみたいと思います。

カフェ等で自宅iTunesの曲を聴く大作戦

 せっかくD02HWを購入したので、またカフェ仕事の機会を増やして行こうと思い環境整備。とりあえず、iPod忘れた時(よくある)でも自宅のiTunesマシンにアクセスして音楽を聴けるようにしようと挑戦。

 結論を書くと、

  • PPTPでは共有サーバーが見つけられないので、PacketiXを使用
  • コネクション数を増やすより、圧縮を有効にする方が効果的(8本+圧縮でOK)
  • 共有ライブラリの読み込みに時間がかかるので、サーバー側で共有するプレイリスト数が減らすのが吉

という感じで快適に聴けるようになりました。

 二番目に気づくまで少し時間を取りました。AACストリームは元々圧縮データなので、PacketiXで再圧縮するのは無駄だとばかり思いこみ、一所懸命コネクション数を増やしていました。20本くらいに増やしてみても、曲が切り替わる時に数秒再生して一旦途切れるという現象がなくならず。もしやと思って試したらOKでした。コネクションは8本で充分ぽいです(それ以下は試してない)。まぁ、イーモバイルの7.2Mbpsエリア外ではまた状況が違ってくるかも知れません。 

 Vistaのパフォーマンスモニタで受信状況を見てみると、iTunesとPacketiXクライアントでは2,3割レートが違うようで、これが圧縮率の差でしょうか?

 圧縮を有効にすると双方でCPU負荷が上がる場合があると書かれていますが、CPUメーター読み程度では目立って変化はないように思いました。

 あとはヘッドフォンを忘れないことだw(iPod持ってない時はもってない。PCバッグに専用のを用意すっか)。

 と、書いてるうちに途切れ発生orz。再生数秒後に一旦途切れて再バッファすると後は平気。iTunesのバッファ基準が甘いんですかね。もう少し貯まってから再生開始すれば良いのに。無音時間よりも途切れの方が不快なんですよね。

メインハブをGbE化 VLANも構築できるIO-DATA ETG2-SHV16N

 一人暮らしなのにアホみたいにネットワーク機器がある我が家では、単機能ハブが5台、ルーター内蔵のものも含めると更に3台くらい稼働しています。うち、メインの16ポートのものは100BASE-Txで、上に8ポートのGbEをカスケードして積んであって、結構みっともないことになってました。当時、16ポートのGbEは手が出ない価格だったので、こういうことになっていました。また寝室のGbEハブは随分古いものでJumboFrameには対応してないものでした。

 で、そろそろ16ポートなGbEも手が届くかなとリニューアル計画を発動してみました。仕事デスクの上にある2段積みのハブを1台に集約してスッキリさせ、あいたのを寝室に回すことで、JumboFrame非対応ハブを一掃するのが目的です。

 で、チョイスしたのがIO-DATAのETG-SHV16Nです。二万半ばと手頃ながら、なんとVLAN(ポート/マルチプル)やSNMPに対応しています(対応してない下位機種との価格差は\3,000程度)。


■来客用ネットワークを作りたいと常々…

 ウチは場合によってはクライアントの機密性の高いファイルがネットワーク上に存在したりもするので、誰かPCやPDA持参で遊びに来た時に気軽に使ってもらえる来客用ネットワークを別に作りたいと思ってるんですが、PCルータを立てて細かいルーティングをしない限り難しいかなと思っていました(もしくは別セッション張った完全独立の外線を用意)。

 が、どうもこのマルチプルVLANというのを使えば、メインLANと来客LANのどちらからもブロードバンドルーターだけは見える、というサブネットを構築できるっぽいことが判明。最近、そういう友達があんまり来ないので(というか誰も来ないorz)、すぐには設置しなくても良さそうですが、とりあえず\3,000の追加投資で機能が装備されるんだから、選ばない手はないだろうと。

 ほとんどNintendoDSのためだけに残してあるWEPなアクセスポイントもサーバー群と切り離したVLANにつなぎかえると良いかも知れません。

■ケーブルは後ろ出しがお好き

 個人的に結構こだわるのが、ケーブルの後ろ出し。そう頻繁につなぎ替えたり、ラックに入れるワケでもないので、前面はインジゲーターのみでポートは背面にあるタイプが好きなんですが、16ポートや24ポートといったラック設置も意識したサイズになってくると意外に選択肢が少ない。数年前、Non-GbEの16ポートを物色した時も選択肢が少なく、わざわざ秋葉原まで買いに出た覚えがあります(Laneedブランドでした)。

 この機種も、前のETG-SHV16Nの時は前出しタイプだったようですが、ETG2-になって変更された模様。しかも、デザインもなかなかカッコ良い。

■買ってみての印象

 ハード面ですが、電源内蔵の割に発熱が少ないのが好印象。前に使っていたPLANEXの8ポートGbEとはエラい違いです。

 マニュアルが入ってなかったのにはビックリしました。上記公式ページの「取り扱い説明書」リンクから辿っても入手できず、こちらに置いてありました。それでも内容は最低限のものですね。設定フォームの各項目ごとの説明があるWhatIs型のリファレンスのみで、こういう時はここをこうしろ、みたいなHowTo情報は皆無。はじめてVLAN使うぞー、って人をかなり突き放した内容になっています。

 買って気付いたんですが、VLAN以外の機能としては、Aggregation(複数ポートを束ねて高速ポートとして仕様)、ポートミラーリングやQoS、帯域制限などもついてました。ポートミラーリングはパケットキャプチャに便利そうです。今時、ダムハブとか手に入りにくいですしね。

 普通に16ポートのGbEハブとしてもそんなに割高ではないし、SOHO向けに付加機能がついた製品としては狙い目なんじゃないでしょうか。

■JumboFrameを使う時の注意

 少しハマったのは、JumboFrameの設定です。設定画面で各ポート毎にフレームサイズ上限を設定することができるんですが、これがデフォルトでは1518になっています。つまりJumboFrameオフってことですね。ハブにJumboFrame設定があるという意識が全くなかったので、しばらくTeraStationが見えなくて悩みました。