2701p vs M200/2GHz 疑似比較

 とりあえず、P8210とTC1100は売りに出す決心をして、ヤフオクに出品しました。ご興味がおありの方はご覧下さい(P8210, TC1100)。

 さて、問題はM200。シングルコアのPentiumMとはいえ、2GHz化してあるので、ピーク性能でCore2Duo/1.06GHzとどっちが上なのか微妙。ちょっと外でパワーのいる仕事をする時に残しておいた方が良いんじゃないかという迷いがあります(画面も広いですしね)。

 肝心の2710pは24日到着予定ですが、とりあえず同じCPU(Core2Duo U7500)のベンチマークを発見したので、同じベンチソフトを落としてきて実行してみました。

 M200はVista Business、VersaProはVista Ultimateです。

■CrystalMark 2004R2

M200 VersaPro
Mark 38551 37423
ALU 7135 9547
FPU 7715 9971
MEM 3681 6453
HDD 3930 5280
GDI 3090 3439
D2D 96 2295
OGL 12904 438

 概ね互角ですかね?さすがにメモリやHDDなどは世代差が出てますが。最後のD2D(DirectDraw)とOGL(OpenGL)はヘンな差がついてます。最近のグラフィックチップはOpenGLを捨ててDirectDrawが劇高速化してるってことでしょうか?

■HDBENCH Ver3.40 beta6

M200 VersaPro
ALL 604972 40396
Integer 118960 150078
Float 76915 87666
Read 73873 84497
Write 39447 68791
Read&Write 76196 135891
Rectangle 2505 3547
Text 9798 9400
Ellipse 3057 4273
BitBlt 29 102
DirectDraw 3 43
Read 682071 36663
Write 809528 35092
RandomRead 726693 12996
RandomWrite 105976 16202


 これもちょっとおかしいです。ALLが1桁違ってる。内訳をみるとグラフィックの差が効いてるっぽい。M200は旧世代とはいえGeForce FX5200積んでますもんね。

 CPUやメモリ周りはちゃんと高速化してますね。これなら、画面が狭いことをのぞけば、M200を処理パワーのために残しておく意味はなさそうですね。

 色々手を加えて愛着のあるマシンではありますが、これもまた死蔵するよりは必要とする誰かのところへ嫁がせてあげるとしましょうかね。

ScanSnap S300、衝動買い

 ドキュメントスキャナの定番、ScanSnapに、小型モデルのS300が登場しましたね。個人的には小型化もさることながらAcrobatが別売りになって価格が下がったところにひかれました。従来モデルは既にAcrobat Pro/Stdをもってる身としては無駄感がありました。

 で、昨日ヨドバシに行ったら発売記念の展示コーナーが出来ていて、デモ触ったりお姉さん(というにはもう少し年上の社員ぽい方)としばらく話をしたりして、結局お持ち帰りしてしまいました。

 楽々ライブラリとかいうソフトがバンドルされたバージョンもありますが当然スルーw。

 普通のScanSnap Organizerと名刺ソフトがあれば充分です。

■ハード

 電源はUSBバスパワーで動くことが強調されていますが、USBを2ポート使う必要があります。どうしても出先にもっていってノートPCで使う、という場面以外では普通にACアダプターで給電する方が本体ともども安定して使えそうですね。

 確定申告などの電子申告に使えるeスキャン機能は省かれた模様。領収書などもスキャンして捨ててしまえれば大きなメリットなんですが、現在のe-文書法的には時刻認証を受けなくてはならず、1枚\10というコストがかかってしまうので、今のところちょっと躊躇してしまいますね。ただ、スキャンだけしておけば、帳簿記入作業はすべて画面上でやれるので、メリットはあるかも知れません。

■ScanSnap Organizer

 ScanSnap OrganizerはPDF整理検索を簡単にするツールですが、ファイルはフォルダ階層にPDFを置く方式なので、保存先をファイルサーバーにしておけば、他のマシンからでも簡単に閲覧できる点が好ポイント。ただしScanSnap Organizerの複数マシンへのインストールはライセンス上NG。同一UIで閲覧だけできるフリーのビューワーを配布してほしいところです。

■名刺管理

 名刺ファイリングOCRというソフトがついてきます。手元にあった500枚ほどをこの機会に数時間かけて取り込んでみましたが、まぁそれなりですね。久しぶりにOCRをじっくり使いましたが、ここ数年でOCR技術が飛躍的に向上した、という印象はありませんでした。同じ会社名を入力するのに手間を省く工夫とか、細かい部分でもう少し工夫がほしいと感じる出来。ただ、面白いのは、タスクトレイアイコンに常駐したツールから文字検索すると該当名刺の画像が表示される機能があって、名前と会社名くらいだけしっかりOCRかけておいて、あとは画像で読み取ればいいや、って感じで処理しました。これもこのビューワーとデータだけでもノートPCに入れられるよう、ライセンス的に配慮が欲しいところです。



 

うたわれるもの、BD-Box詳細判明

 うたわれるもの公式サイトに、Blu-rayボックスの詳細が出てますね。

  • 2008/1/23発売(来年じゃんっorz)
  • 片面2層4枚組
  • 1080i収録(1080pじゃないのかぁ)
  • リニアPCMステレオ(まぁサラウンド収録はしてないだろうから仕方ないか)
  • DVD-Boxの映像特典は全て収録
  • 更にプロモーション映像、英語音声、英語字幕など新特典
  • \52,500
  • 生産限定

 Amazonでは\38,850のようです。DVDボックス買いそろえる値段からすると割安感ありますね。速攻予約。


結局またTabletPC ~ hp 2710pオーダー

 ここんとこ、Core2Duo世代のノートPCが欲しいと色々物色してましたが、結局またTabletPCのhp 2710pに落ち着きました。

■2710pのここが気に入った

 決め手となったポイントは、

  • 一般的なモバイルノート機としてもそこそこのスペック
  • Bluetooth、802.11a/b/g/n対応などワイヤレス系も全部入り
  • キーボードライト
  • 指紋センサー
  • キーボードも好み

辺りです。

 最薄部28.2mm、1.65kg、Core2Duo/U7500で6時間駆動と、コンバーチブルTabletPCながらモバイルノートとしてもそう遜色がナサゲです(ちなみに現行のVAIO typeTが最薄部22.5mm)。カタログ値で6時間なら、たいていの打ち合わせで困ることはないでしょう。オプションのスリムバッテリで駆動時間が倍になりますが、これは様子をみて後から買い増そうと思います。

 海外産だけあってしっかりBluetoothを載せてくれてるのも好印象。富士通に似たようなスペックのTabletPCがありますがあっちは非搭載ですから。802.11n環境はウチにはないですが、追々検討しよっと。

 今日秋葉原で現物を触ってきたんですが、キーボードも予想より良かったです。キーボード基盤がたわんでぺこぺこする印象はなく、まるでTC1100のようにキーボード基盤の下に空間を感じさせない剛性感がありました。

 やや残念で、買う時にもやや躊躇させた要因としては、

  • 北米モデルにあるVista+Webカメラ内蔵モデルがラインナップされておらず、カメラはXP機しか選べない
  • トラックポイントのクリックボタンに中(スクロール)ボタンがない(指紋センサがスクロールとして使えると良いなぁ…)

あたり。Webカメラは名刺リーダーにもなっていて、こんな感じで動作するらしい[YouTube]んですが、残念ながら日本語OCRには非対応だそうで、だったらVistaモデルでいいやってことに。後から追加されたら涙目。北米モデルではSSD/64GB版も近日登場のようですが、まぁ価格も10万位はね上がりそうだし、時期を見て自分で換装する楽しみにしておきます。

■現在所有のTabletPC機を全リプレースできるか?

 現在、用途によってM200、TC1100、P8120を使い分けてるんですが、2710p1台で間に合わせることができそうならかなり管理、コストメリットがありそうです。というか実際に何台か処分しないと予算的に厳しいんですがw。

・M200/PentiumM 2GHz/1.5GB/100GB

 主に仕事用。ユーザテストの時に、タブレットにしてJournalで手書き記録をとったり、セッションの合間にExcelで集計作業をしたり。ウチのノート群の中ではもっともハイパワーで画面も広い。

 2710pの画面はM200より解像度は落ちますが同じ12インチ。タブレット(ポートレイト)時にワイド液晶はどうよ?と思ってたんですが、今日店頭で触ってみた感じではそう違和感はないし、むしろアスペクト的には縦表示量が増えるのは良いかも、と。M200だと画面は広いけどその分、重さもあるので手が疲れたり、あと電池の持ちも厳しく、充電しながらだとケーブル邪魔だし背面熱くなるし。画面解像度だけ我慢すればそれらが解決するのであればアリかなと。

 ただ、2710pはスレート時に使えるハードボタンが少ないので、スクロールとかに不便を感じるかも知れません。

 CPUはどうなんでしょうね。シングルコア2GHzとデュアルコア1.06GHz。FSBは400MHz->533MHzとなってるしメモリも速いので、体感はよいことを期待。でもHDDが4,200rpmなのが不安要素。もしかして1.8inch?

・TC1100/PentiumM 1.1GHz/1GB/80GB

 Vista化も睨んでメモリ足したんですが、実はあんまり使っていなかったり。帰省とかでM200はいらないけどP8210ではなぁ、って時に持ち出したり。寝転がって動画みたりもいいんですが、廃熱口が下に来るので、お腹でふさいじゃったりして以上に熱くなってHDD加熱警告が出たりするんですよね。SSD化するという余生も考えたりしますが、キーボード分離状態でも2710pとの重量差が200?300g位しかないので、特に使う理由もなくなるかなと。

 製品としては名機だと思っていて、マイファーストTabletPCでもあるし、私的コレクションとしては持っておきたい逸品ですが、死蔵するのももったいないし、予算的にも処分しないとつらいかな。

・P8210/PentiumM753(1.2GHz)/1GB/60GB

 これもメモリ足したけどXPのまま使ってます。主に打ち合わせのノート取りマシン。最近予備バッテリをヤフオクで\2,000で入手したばかり。TabletPCとしてはほとんど活用してないです。重量が1kgを切りつつ、キーボードは最低限使えるサイズを確保していて、会議用には最適ですが、これも専用に1台保持しておくほどの差かというと微妙ですね。値がつくのであればこの機会に処分でもいいかも知れません。

・VAIO type UX/CoreSolo U1400(1.2GHz)/512MB/30GB

 TabletPCではないですが、一応。実はこれもあんまり使ってないです。最近はSmartPhoneで外出時のちょっとしたメールチェックやWeb閲覧は用が足りてしまうんですよね。まぁ、でも2710pとはちょっと使途が違うので、これはもう少し手元に置いておこうかなと。



 

ML115のLights-out 100、ようやく動作

 ML115を購入する時に、BTOでLights-Out 100というリモートマネジメントカードをつけました。これは、内蔵NICとは別のLANポートから、ハードウェアを監視し、万一OSがフリーズしても別ポートからログインしてリセットや電源断を行ったりできるものです。また、Virtual KVMというVNCベースの技術で、遠隔からコンソール(ターミナルではない)を利用できる機能も搭載しています。

 例えば、外部からのログインを一切受け付けなくなった遠隔地のマシンに関しても、直接モニタ出力をのぞくことで、カーネルパニックを起こしているのか等の診断ができる訳です。実際に、実家に帰省中にサーバーがとまって、わざわざリセットボタン押しに横浜までトンボ帰りしたことがあるσ(^^)には非常に有り難い機能です。前々からDELLやHPのサーバー機には搭載されていたのですが、激安のML115でも選択可能ということで、今回のサーバーリプレースの目玉でありました(ちなみに単体の外付け機器だと\10万コース。Lights-out100は2.5万位)。

 さて、このVirtual KVMですが、なぜウチの環境ではJavaがエラー吐いて動きませんでした。OperaでもIEでもFireFoxでもNG。「java.lang.NoClassDefFoundError: com/serverengines/nativeinterface/NativeInterface」となります。ググってもヒットしないし、あれだけ勢いのある2chのML115スレでもLights-out 100の話題は全くでないので聞いてもダメそう。

 マニュアルにはJava 1.4.2以降と書かれてますが、どうせJREのバージョンによる互換性の無さが原因だろうと、1.6環境に1.4.2を追加導入してみてもダメ。どうも、ブラウザが呼び出すJavaアップレット用のVMは無条件に最新版が使われてしまうようで、JavaコンパネでもIEの詳細設定画面でも1.6.0しか表示されません。

 で、結局、1.6系をすべてアンインストールして、1.5系以下のみの状態にすることで無事起動できました。もしかしたら1.6系を保持したまま1.5系を使わせる手段もあるのかも知れませんが、ざっとググった限りでは見つかりませんでした。特にJava依存のサービスと普段使ってるわけでもないので、当面は1.5系にしてアップデートをかけない運用にしてみようと思います。

2007.10.24追記: どうも1.5.0_11(=JRE 5.0 Update 11)以下でないとダメなようです。

 最近のタグ書式ではJREのバージョンを指定したりもできるようですが、Light-outが出力するHTMLではappletタグ(廃止予定の非推奨タグ)を使っているところからして、やや古い実装のようですね。

 ともあれ、なんとか動作までこぎつけたので記念写真。Vista機からXP機にリモートデスクトップ接続をし、XP機のIEからVirtual KVM接続でML115を表示し、Ml115のDomain0のX上から仮想マシンマネージャー経由でDomainUのログインプロンプトを表示したものですw。

lights-out100 動作の様子