M1 MaxのMacBook Pro 16’を導入しました

ついに出ましたね。AppleシリコンのM1を搭載したMacBook Pro(以下MNP)の上位モデル。メモリが16GBに制限されず処理性能も更にアップした真の(?)Proモデル。Pro 13’をスルーしていてよかった。ナンバリングとしてはプロセスルールがかわってないからはM1のままでしたが、ProとMaxがつきました。iPhoneではProとMaxは排他関係にないんですが、M1ではProまたはMaxの2択(無印入れると3択)となります。ややこしい!

全体的にCPUおよびGPUのコア数が増え、最大メモリも64GBまでに増えました。8KやApple ProResなどの重たい動画もハードウェア支援でサクサク編集&エンコができるとのこと。個人的にはGPUの汎用的なパワーよりもハードエンコード支援が速くて綺麗で静かなことが重要なので、かなり惹かれました。

現在は仕事でOBS Studioで3カメラ+αくらいのリアルタイム合成をして配信や録画をしたり、Premiere ProでMax 4Kの映像を扱っています。それらが速く静かに安定して使えるなら、久しぶりにMacをメインに戻してもいいなと思い検討をすることに。

現在メインのWindowsデスクトップはRyzen 3900 + RTX3070です。SSDもGen4ですが、先日4Kソースx2本(正確には同一のソースを時間的に少しずらして重ねる的なレイアウト)を4K出力したら1時間くらいの映像に10時間以上かかってショッキングでした。また出先での実務ではRazer Blade 14のRyzen 5900HX + RTX3070構成。こちらの問題は結構ファンがうるさいことと、USB周りが不安定な点。普段は割と静かですが少し負荷がかかると結構ファンノイズが気になりだし、仕事の時は安定性も考慮して下にファンがついたノートPCクーラーをしいて運用しています。これも一緒にもってくので結構嵩張る。また一番困っているのがUSBキャプチャデバイスやWebカメラを複数つなぐと結構不安定でOBSの映像がブラックアウトしがち。個別に無効化->有効化をしたり、ひどいとOBSやOSを再起動しなければならないことも。USBの電流不足っぽいのでセルフパワーのハブをかましたりしてみてますが、なんかドキドキしながら使っています。

またどちらの環境でもNVIDIAのRTX Broadcastによるマイクノイズ軽減や背景ぼかし、フレーム追尾は重宝していますが、UT実査ではRode Wireless Go2で口元で収録すれば中継には充分な音質だし、それ以上は後でPremiere上でクロマノイズ除去でいいやという感じになってきていて、RTXマストではないかなという気もしてきました(普段のちょっとしたWeb会議にはめちゃめちゃ有効なのは間違いないですが)。

というわけで、

  • OBS Studioがカメラ多めの環境で安定して、かつ静かに使える
  • Premiere Proで4Kクラスのエンコードが速くなる

ならば是非使いたいなと思いました。もしかして今のデスクトップより速くエンコードできるのであれば、もういっそWindowsデスクトップはなくして、Mac/Windowsの高速ノート2台体制も夢ではないかなとか。

とはいえ一般の評価を見てからと思い、イベント即日には予約しませんでした。半導体不足の煽りで初回ロットを逃したら年内買えないかも?という不安はありましたが、、

■どうせすぐ買えないので構成をじっくり考える

シルバーかスペースグレーか

これまでMBPもMacBookもひたすらシルバーを買って来ました。なんかやっぱりMacBookって感じで綺麗だなと。しかし今回は初めてスペースグレーをチョイス。主な理由はキーボード部分がブラックアウトされていて、シルバーのボディからは浮いて見える気がしたから。スペグレでもまだ浮いてる気はしますが、まぁマシなんじゃないかなということで。iMacなんかだと上位モデルという感じもあってせっかく後述のM1Maxにするならより速そうな方にという理由も。

14か16か

ここはかなり迷いました。昔ほどノマドでプログラミングなど長時間作業をするかどうかです。Razer Blade 14で14インチのハンディさは味わっていて、持ち歩いてノートとりなど系作業にはかなりジャストサイズなフォームファクタだなという実感はありました。今回のMBP14/16は少し重量が増していることもあり。そもそも99%は自宅でクラムシェルにして超ワイド5Kモニタにつないでいるので、あまり液晶モニタにコストかけるのはもったいない気も。ぶっちゃけMac miniのM1Max機があるなら自宅用に割りきってもいいかなって思ったくらい。

結局16にしましたが、これは積極的に選んだというよりは在庫やスペックの条件で買えたから買ったというところが大きいです。まぁRazerが14なので使い分けられる様、違うサイズがいいだろうというのも。

ハイパーモードの存在は知ってはいましたが特に気にはせず。あとはスピーカーの音質は16の方が良いらしいというのも聞こえてきていて、まぁあまり内蔵スピーカー使う機会もないけど、音がいいのはいいなって位。

M1ProかM1Maxか

これも正直自分の使い方でMaxいるかどうかは微妙でした。8KやApple ProResの編集とかは当面は機会がないでしょう。iPhone 13 Pro MaxでProRes撮るかもですが、ファイルサイズがエグいので常用はしないかなとか。Proでも「最大20ストリームの4K ProRes再生」ということなのでデコードや合成処理には充分すぎます。

ただコア数よりもメモリ帯域幅がProとMaxでは2倍違うのは気になりました。

まぁ前のMBPが2016年モデルで自分にしては長く使ったし、MacはOS対応サイクルが長いので今度も割と長く使うかもということもあり、そのうち活用するかなということ。あとは後述のメモリとかの組み合わせも考慮すると、M1Maxはコスパは高そうという気がしたこともあり、これまた積極的にMaxにしたというよりは組み合わせとして松モデルが手頃そうだったというところが大きいです。Mac ProやiMacみたいに上位モデルが70万だの天井知らずの価格差ならともかく、今回のPro/Maxの価格差は数万円程度で手が届かなくはない差なので、精神衛生上、上位モデルにしておこうかなという気持ちは働きます。Maxだとバッテリーがもたない、とか爆熱とかあればまた悩ましいですが、今回は仕様で謳うほどは差がなさそうでしたし、購入者の評判を見る限りMaxでもめっちゃ静かだということ。今のSoCは省電力モード専用コアとかがあるので、低負荷時は違わないんじゃないでしょうかね。静かでバッテリー減らないなら上位モデルを避ける理由はかなり減ります。(ちなみに16インチの場合重量が100g違います。Maxだと軽量スマホ1台分くらい重くなるということです。)

メモリ、SSD容量

M1ではCPUとGPUがメモリを共有してそれぞれが必要な分だけ確保するユニファイドメモリという仕組みになっています。つまり前モデルと同じ16GBモデルを買ったとしても、GPUに何割か持って行かれると考えると実質は少なく見積もる必要があるんじゃね?と考えました。初代M1のラインナップもそこが気にあった点ではあります。そもそもアーキテクチャが違っていてメモリの使い方を違うし、VMWareでWindowsも動かせないので、16GBもいらないかなとも思いつつ、まぁなんか数字として減るのは悔しいなと。てことで32GBを選びました。

SSDは出先で動画収録や編集に使うことを思うと大きいに越したことはないですが、まぁコスパを考えて1TB。Razerと同じ。まぁこれだけあれば1回の実務で不足することはないでしょう。またUSB4やThunderbolt4の外部ストレージが出揃ってくれば2,000MB/s級の読み書きができるので、足りなくなったらそっちに逃がせばいいかなと。

16インチの松モデルを選択

というわけで、メモリとSSDが希望通りである16インチの松モデルが結果として手頃だしコスパも良いし、しかもApple Store店舗なら結構在庫あるぞってことで決定しました。

  • M1Max
  • 10コアCPU
  • 32コアGPU
  • 32GBユニファイドメモリ
  • 1TB SSEストレージ

です。下位モデルにメモリやSSDを持っていくと、結局松に価格が近づいていき、だったらMax/32コアGPUにしてしまった方が「ストレージとメモリ容量以外は最高モデル」と思って買った方が気分が良いでしょう(笑)。

■Apple Storeなら結構ピックアップで購入可能!?

購入モデルを決めて探してみると、オンラインは1ヶ月以上かかるものの、Apple Store実店舗ならわりと在庫があるところがチラホラ。現場仕事を翌日に控えた日、残念ながら川崎は受け取りが翌日になっていましたが表参道なら当日受け取り可に!仕事も都内なので、受け取ってホテルでセットアップすれば次の日仕事(ちょうど機材テストの日)に持ち込めるじゃん!本番でないのでダメでもRazerに戻せばいいだけ、ってことでなんか気持ちが盛り上がって店頭受け取り注文をしてしまいました。

コロナ禍で受取時間は30分毎の枠で予約が必要でしたが、少し早く着いてしまい、行列が短いタイミングで係の人に相談してみたら店内に入れてくれて受け取りもできました。

ホテル開封になるとTimeMachineバックアップからの復元ができないわけですが、今回アーキテクチャが変わってる節目だし、久しぶりにクリーンセットアップしてみるのもいいかなと思い、データは後ほど手動でコピーすることに。

■OBS StudioとPremiere Proでテスト

でホテルであれこてセッテイングをし、翌日の機材テストに投入してみました。構成はOBS StudioでFHD録画、Zoomの画面共有でサブモニタ映像(FHD)をまるごと配信。カメラはFHDを3系統、マイクをUSBでWIreless Go2で、あとは簡単な図やテキストという感じ。結果は上々。一度外部モニタの電源が落ちてOBSがクラッシュしましたが、まぁ共有してる画面が突然消えたらしかたないかってことで配線をかえて対処。それ以外はド安定でした。ファンが回る様子もなし。RazerでUSB機器が増えた時のような不安定さもなくバスパワーハブでも安定して絵が出ていました。

また事後にPremiere Pro 22で録画した動画ファイルのサイズを縮め、バックアップの音声トラックを削除してもう一度MP4に再エンコードしてみました。4Kでもなく合成もないので編集操作はサクサク。ただ出力は90分のソースで30分くらい。3倍ですね。正直もうちょっと魔法のような爆速さを期待していましたが「まぁこんなもんか」と。冷静に考えると充分スゴいですが、drikinさんが8Kを3倍で書き出せたみたいなこと言ってたのでFHDなら一瞬じゃねーの!?と予想してたのも確か。DaVinchだともっと速いのかな?Appleのエンコード部分をFinal Cut Proから独立させたCompressorはもってますが、さすがにカット編集すらできないのではいくら速くても使い物にならないし、こういう時のためにもDaVinciを手習いしておくべきか…

■その他所感

重量・サイズ感

やはりスペック通り、一回りゴツく重くなった感は明らかに体感でわかるレベルです。ズシっとしてます。持ち運ぶ時は14インチにすれば良かったかなと思いそう。まぁでも当面は自宅作業がほとんどなのでいいかなー。

端子類

方々で「Appleどうした?」っていわれるくらいレガシー端子が復活しまくっています。MagSafe3はちょっと磁力強めで、本当にコードのひっかけた時に抜けてくれるのかな?と心配になるレベル。

HDMIは2.0なのは残念ですが、まぁ自宅ではThunderboltだし、出先用と割りきるなら荷物減るし4K/30pも出れば充分でしょう。HDMI出力一体型ハブとか持ち歩くのはなんか悔しいので、その分他のポートが充実したハブを買い直しでしょう。

MagSafeがつくかわりにUSB/TBポートが減っているのが気にはなります。まぁ従来は電源用に1ポート埋まることが多かったので差し引きのダメージは少ないですが。PD 100Wがきちんと通るハブもあんまり選択肢がなかったですし。

SDカードスロットも地味に嬉しいですね。

もろもろポートがついたおかげでHDMIやSDカードのためにドングルやミニドックを持ち歩く必要がなくなります。むしろ配信系の現場ではカメラやマイクでUSBを多用するのでとにかく品質の良いUSBハブを探そうと思います。

一方でなくて惜しいのはLANポートです。Mac miniのように10Gbpsとかつけてほしかった。せめて2.5Gや5Gbpsでも。というのも現状でM1やMotereyでばっちり使えるという5G/10GbpsのLANアダプタってあまりなさそうなんですよね。QNAPもいつのまにかMacのサポート打ち切ってますし。あれドライバはかなり強引に入れる必要あるし、なんか使ってていつのまにかOSが落ちて電源切れてるみたいなこと多かったし、やっぱコイツのせいだったのかな?手持ちではBUFFALOとASUSTARの2.5Gbpsは一応認識してリンクアップもできてます(実効速度までは測定してないですが)。5Gbps以上で手頃なものがないんですよね…自宅用のThunderbolt4ドックで5G/10Gbps LAN付きを見つけたら買いかなと思っています。

充電周り

16インチは充電器が140Wタイプになるのも代替品がなくて悩みますね。まぁ普通の作業ならPD 100Wでも充分足りそうですが。充電器とケーブルはType-Cで脱着可能で、Type-C – MagSafe3ケーブルは予備で1本買っておきました。純正は自宅用にして、ホテルなどでは他のデバイスと兼用で100W級の充電器でいいかなと。ケーブルは編み編みタイプになっており耐久性が高そう。

ディスプレイ

M1 iPad ProがミニLEDでローカルディミングに対応した時、カラー表示画素に対してローカルディミングの解像度が低いために、文字が滲んだように見えるブルーミングという現象が話題になりました。正直買わなくて良かったと思ったんですが、今回のMacBook Proでも同じことが起きないか心配でした。初回予約を見送ったのもこれが一番理由として大きかったです。しかしその後のレビューでiPad Proの時より改善されていると聞き「じゃぁ大丈夫かな。やっぱ買おうかな」と気持ちの針が購入側にグググっと動きました。

実際見てみると全然気にならないレベル。目をこらしたらわかるかも知れませんが、黒地に小さな白文字のようなかなり特殊な条件なら見えるかもですが、普通にはわからないです。いいかえると電子書籍とかで反転表示はキツイかもですが、スマホやタブレットと違ってそいう使い方はしないので問題なさげ。Visual Studio Codeで黒背景でプログラミング作業もしてみましたが特に気になっていません。

120Hz表示はまだSafariですら非対応ということなので評価保留。

いずれにせよ現状では9割は自宅で外部ディスプレイ接続の使い方では活用しきれないのがもったいない。これから現場やノマド機械が増えていくといいなと思います。

スピーカーの音が確かに良い

2016から世代を重ねる毎に音質アップと言われていたので、その積み重ねが一度に来たのか、今世代がスゴいのかはわかりませんが、確かに高音から低音までしっかり、それもかなりの音量で鳴りますね。HomePods 1台よりも全然良いし、逆にHomePods 2台の低音ブーブーすぎてアレな音質よりも実用性では上。部屋のBGMにも充分使えそうなレベル。まぁこれもディスプレイと一緒で普段はクラムシェル使用で活躍の場は少ないですが。逆にホテルとかで使ったら壁ドンされるレベル。

キーボード

2016世代のバタフライキーボードは革命的で大好きでした。超浅ストロークで指の動きを最低限にして高速タイピングができる感覚が素晴らしい。ただバタフライは異物がはさまって不具合を起こす欠点がなかなか改善できず2019年モデルでは次世代のシザー方式に移行してしまいました。個人的にはこのシザー式はストロークも少し深くなっていて好みではなく買い控えの理由でもありました。たぶん今回に強いアピールがないので基本的にはシザーを踏襲したものだと理解していますが、久しぶりに店頭でタイプしてみて「これなら許せるかな」と思った次第。あらためて2019と比べたわけではないのでなにか改善されたのか、単に逆思い出補正なのかはわからないですが、なぜだか今作は特に不満なしです。バタフライと比べて上!という気もしていませんが。

先に書いたようにデザイン的に真っ黒でプラスチック感が増したのは減点要因な気もします。まぁ見慣れるでしょうし、どうせ9割クラムシェルで(以下同分

ケース周り

上面と底面がフラットになった点についてデザイン面では特に好き嫌いを感じないです。Surfaceっぽいかなってくらい。ただフラットということは保護ステッカーなどは綺麗に貼れそう、、という気はしていて、傷つけないうちになにか良いステッカー見つけて買おうかなとは思ったり。ただまぁMacBookの外装はちょっとやそっとで傷はつかないのは長年の経験で信頼しているので、この質感を活かして素で使うのもいいしなと悩ましいです。

iFixItによるとバッテリー交換はちょっとだけ手間がマシになった程度っぽいですね。2016でも交換を経験しているのでDIYでやれるレベルだと良いのですが。またSSDは交換困難なようで残念。統合メモリは仕方ないにせよSSDくらいはM.2でサクっと脱着可能にしておいてほしいものです。

まとめ

Macは筐体の刷新は数年置きで、ここ最近も2012のRetinaモデル、2016のTouchBarモデルと外観が刷新されるのを機に買い換えてきました。M1という意味では周りでAirや13’Proを買ったひとを羨ましく思いつつでしたが、15/16インチという意味では今回もその波に乗れた気がします。さすがにiPhoneのように毎年は買えないですが、OSサポートも長いしまたこの形が変わる頃まで愛用していければと思い、プロセッサとメモリを盛りめにしました。容赦なく肥大化する動画フォーマットを鑑みるとストレージが不足してかないかは不安要素ですが、しっかり活用していきたいと思います。

「ふんわりあんか」復活!山善 ホカロン 電気毛布/膝掛けでぬっくぬく

唐突に寒くなりましたね。最近秋とやらはどこへ行ったんでしょう。こないだまで暑くて冷房かけてたのに、いきなり暖房の季節です。日本に四季があるって話、あれはもう時代遅れなのかも知れません。

さて、冷え性の私は冬になると布団の中で足が冷えてなりません。その昔、SANYOありし頃はこちらの「ふんわりあんか」を愛用していたのですが、何年か前に壊れてしまいました。

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通常の電気あんかと違い、ソフトで面積も広いので、足全体が温まり、くるぶしなどの骨がゴツゴツあたることもなく素晴らしい商品でしたが、Panasonicに吸収合併された後に後継となるような商品が出ずに残念に思っていました。近いモノを探しても電気膝掛けや電気毛布というと毛羽立ちが激しそうなアクリル系のセーターみたいな素材のものばかり。

そして今年ついに山善がやってくれました。ホカロンのブランドを借りて発売した3サイズの電気毛布&膝掛け「ホカロン電気毛布シリーズ」が、往年の「ふんわりあんか」に近いマイクロファイバーフランネルの肌触りのよい商品です。発売記事をみて速攻で注文しました。

サイズというかモデルが3タイプあり、カタログ上は電気膝掛け(YHK-HR40F)、電気敷き毛布(YMS-HR30FK)、電気掛敷毛布(YMK-HR40F)となっています。

以下、便宜上S/M/Lを呼称します(お店では通用しないと思うのでご注意ください)。我が家では自分用にM、同居人用にSを購入しました。

違いはサイズだけではなく、SとLが両面ともフラネル生地ですが、Mだけは片面のみになっています。文字通り敷き専用ということなのでしょう。私は基本的にそれで構わないし、大きさがSより大きいのにほぼ同価格なのでそちらにしました。同居人は仕事中に文字通り膝掛けとしても使いたいという要望がありSにしました。

なんかこの手の商品って急になにかで紹介されて予想外に売れて長期欠品、という未来がみえたので、発表後すぐにの9月に購入し、しばらくは屋根裏部屋にしまっておくかと思っていたものの、以外と早く出番が来たという感じです。

せっかくの肌触りですが、どうせ寒い時期はパジャマなどを着てしまうし、汚れて洗うことやズレたりするのが気になるので、今はベッドパットの下に敷いて使っています。それでも通常の電気毛布よりクッション性もあるしよれにくいので安定して使えています。今はまだかなり弱い設定でも充分温まっており、直前まで誰か布団に入っていたような優しい暖かさがたまらないです。

同居人も気に入ったらしく、膝掛けに加えて肩掛け(くるまり)用でLを追加購入をしようかと言っています。

■スマートコンセントで自動であたため!

せっかく令和の時代に復活したので、より高度に使いこなそうとスマートコンセントで自動制御することにしました。今回選んだのはこちら。

以前にも買って実績のあるMeross製の2口タイプ。もちろん2口別々に制御可能です。専用アプリはもちろん、各社のスマートスピーカーに対応しており、別々の名前で音声でも入り切りできます。暖房器具とはいえエアコンや電気ストーブのように電気バカ食いではなく、定格でS 40W、M 50W、L 75Wと白熱電球程度なので、2台を1つのコンセントから取っても余裕です。ちなみにこの商品、仕様表には最大1500W(15A)と書いてありますが、写真だとおもいきり「10A」ってタグがついてるんですよね。どっちやねんという気はしましたが、いずれにせよ2,3台つないでも平気には違いないのでチョイスしました(スマートコンセントはあくまで電源プラグのところでON/OFFするのみなので温度設定まではできないのでご注意ください)。

Merossのアプリは標準で時刻制御ができるので、自分用は就寝時間の少し前に電源を入れ、明け方に切れるようにして使っています。主に足の先側を温めたいので、布団の足元に寄せての設置になります。そうすると電源やリモコンもそちらよりになり、手が届きにくくなりがち。ちょっと暑いかなと思ったらスマホや声でオフしちゃえば済むのでリモコンはほぼ触らなくて用が足ります。そうして切ったとしてもまた次の夜に寝ることにはまた温めておいてくれる。完璧な組み合わせです。

■まとめ

ベットシーツ/パッドの下に敷いてしまえばほぼ存在感、ゴツゴツ感のないマットで、ほんのりと布団を温めてくれる本商品、寝入りの幸せ感と寝起きもぐっすり眠れた感はプライスレスです。真冬はわかりませんが、少なくともしばらくは暖房いらずに節電もできる。布団用ならM(電気敷毛布タイプ)をスマートコンセントとの組み合わせでオススメします。またSやLは極上肌触りで膝掛けや肌掛けとして座り仕事の時、ソファでのゴロ寝などマルチに活躍してくれると思います。「ホカロン」の名前を冠したことで知名度があがり不意に需要が高まって品切れる前にゲットしておき、寒さが本格化した時に「知ってたわー。買ってあるわー。」と一緒にドヤりましょう!

天吊りではなく天映しでプロジェクター EPSON EP-12を試用

ふと蔦屋家電を散策していると、ベッドから天井に投影した映像を楽しむというソリューションを提案しているコーナーがありました。デモしていた機種はEPSONのEF-100というモデル。

これは常々やりたいと思っていたヤツや!と思い興味を惹かれました。以前は上向き投射を正式にサポートしている機種はなく、15インチモニタをアームでベッド頭上に吊ったりしていましたが、ついにわかってくれるメーカーが登場したのは喜ばしい限り。

もうその場で気絶して買って帰らんとする勢いでしたが、よくよくスペックをみると720pでした。レーザー光源&DLPで明るさや発色はまずまずでしたが720pで10万かー、ということで冷静さを取り戻し帰宅。

そしてよくよくリサーチしてみると上位のFHDモデルでも天井投影に対応したものがあることが発覚。EP-12です。

同じレーザー光源 & DLPで明るさやコントラスト値は同等ですが、解像度が1080pにアップしている上にHDR対応。またYAMAHA製スピーカーを内蔵、AndroidTV端末の有無とカラーは選択できなくてブラックのみ、という違い。これだけスペックが違うのに実売価格は1,2万円しか違わない。多少サイズは大きくなるけど絶対こっちの方がいいじゃん!EF-100Wを衝動買いしなくてよかった…

しかもEPSON公式で安価なお試しレンタルサービスがあることも発見。EP-12は3,000円で週末を含む5日間借りられます。しかも後にその機種を購入した場合同額のキャッシュバックがあり実質無料になります。これは借りるしか!

■同居人のチラ付き問題

ウチの同居人は目のキャプチャレート(?)がむやみに高く、車のHUDや60Hzのモニタはチラ付きが気になってしょうがないという目をしています。そんな彼女が家電量販店のプロジェクターコーナーに行くとどいつもこいつもチラついて気持ちが悪くなって見ていられない、とのたまいます。もうこれだけで並みの機種は選から外れてしまう状態。自分ではわからない現象なので、大丈夫な機種とそうでない機種の違い(投影方式、光源など)を見極めようと、たまに立ち寄るたびにどれが平気か指さし確認をしてもらうことン年(?)。傾向としてはレーザー光源だと大丈夫そうという傾向はつかめました。最近小型機に多いLED光源はダメぽい。少し前に本人も気に入ってリビング用に買おうかってとこまでいったのがJVCのレーザー機LX-Z3。AVアンプとスクリーンを設置する場所がなくて保留のままフェードアウトしましが。より最近店頭で高評価だったのLGの超単焦点機HU85LS。これもレーザー機ですね。さすがにちょっとお高い…

レーザーなのがいいのか、色割れ(カラーブレイキングノイズ)がない3パネル式がいいのかよくわかりません。LGのはレーザー光源も3chあるとか。

いずれにせよ我が家でプロジェクターを購入する時は、現物の試写をみて本人に評価してもらわないと悲劇になりかねません。そんな意味でもレンタルサービスは非常にありがたい。

■EPSON EP-12をレンタルしてみた

オンラインで手続きしてサクっと借りられました。ちなみに保証金として新品金額程度がクレジットカードの与信枠としてホールドされるようです。返却しなかったり壊したりした場合に弁済として引き落とされる形ですね。限度額には注意しましょう。

EP-12はAndroidTV端末が内蔵されていますが、数日限りなので初期化の手間を考えて使わず、HDMI入力にPS5とFireTV Cubeを接続して試用しました。先入観ですがこの手の商品はAndroidTVバージョンを将来に渡って最新に保ってくれる可能性は薄いと思うので、もし実際に購入したとしても外付け機器メインでいいかなと思っています。EP-100みたいに無しモデルもあると良かったかも。

ただHDMI入力切替や電源、音量といった操作や設定に結局本体付属リモコンは必要なので、ネット動画視聴メインならやっぱり当面は内蔵AndroidTV端末を使った方がシンプルではあります。

PS5比でコンパクトな筐体

20年の歳月を経てPS4にリメイク移植された月姫がちょうど佳境だったので、こちらをプレイしてみました。

当初リビングに設置したPS5からPS Remote Play経由で寝室プレイをしようと目論んだのですが、あまり快適とはいきませんでした。iPad Pro 12.9ではアスペクト比の違いから無駄に額縁がついてしまいどうやってもFHDいっぱいに表示ができず。またWindowsだとDualSense(コントローラー)がBluetooth接続できず有線でわずらわしい。またどちらも伝送解像度が720pかそれ以下。音声もBGMなどを聞いてるとちょいちょい途切れるのがわかります。使用上は1080pまで出るはずですが設定選択肢も選べない。遅延というかフレーム落ちもあるので、FPSでエイムしているとガタっと位置がジャンプする感じでアクションゲームはつらいかな。ちなみにネットワークはPS5から有線でWi-Fi6中継器にいって5GHz経由で2Fのルーター。iPadやWindowsもWi-Fiです。Mac版もこのプロジェクターにはつなぎませんでしたが解像度は同じ。海外の掲示板では最新版で突然1080pが選択肢から消えてバグじゃないかと言われてました。あるいはネットワーク速度をみて自動で上がるという使用かも知れません。

いちばん綺麗に映っていて途切れも少なそうだったのがiPhone 13 Pro Maxだったんですが、Lightning HDMIアダプタが発掘できず、結局PS5をリビングから移動してきてネイティブでHDMI接続してプレイしました。

天井への投影の様子

写真上側にみえている青ランプがついた黒い箱がEF-12です。隣がPS5。腰くらいの高さのキャビネットの上に設置して6-70インチくらいかな?フォーカスが電動でリモコン操作なので微妙なガチピン調節はしづらいですが、十分な精細度と発色だなと思いました。プロジェクターである以上、黒浮きは致し方ないですが。

出画は比較的速いし、動作音も十分静か。

本機はスクリーンにダミードットを映して自動的に台形補正などを行ってくれる機能もありますが、うちのキャビネットか天井が微妙に傾いているのか若干台形になっています。補正で画質を落としたくないので、本設置となったら足になにかかますなどして物理で調整したいです。

上の写真をクロップしたのがこちら。

よくみると天井の壁紙のテクスチャーが気になる

フォントは十分綺麗ですが、やはり天井の壁紙のざらつきはよくみると気になります。天井にスクリーンつけようと思うとどういう選択肢があるのかリサーチせねば。パネル型のヤツとかならつくんですかね?

映像モードは数種類ありますが、色温度も画質のトップ項目になるので、映像モードと独立に好みの色味にできるのが「わかってる」感。HDRは映画などできちんと評価できてないですが、輝度も100%だと眩しいくらいなのでそこそこいいんじゃないかと。黒の方がどうしても物理でスクリーンの白以下に暗くはならないので、コントラストでは液晶や有機ELテレビに及びませんが。

YAMAHAのスピーカーもまずまず。二人のベッドの中心線上くらいに設置してるのですが定位的な違和感は少ないです。ステレオ感もあまりないですが。ARCに対応しているので、いざとなれば外付けのスピーカーバーやAVアンプに出すということも可能でしょうが、とりあえずベッドルームシアターとしてはこのシンプル&コンパクトなセッティングが捨てがたい。

■まとめ

数日の試用でしたが、個人的にはかなり欲しくなっています。動画やゲームをじっくり楽しむのはたいてい深夜の寝る前なんですが、リビングで座ってやってるとついあれこれ飲み食いしてしまうんですよね、、、歯を磨いて寝室に上がってから寝落ちするまで見るというスタイルはダイエットにもなるんじゃないかなとか(笑)(逆に背筋とかは落ちそうかも…)。

同居人も試用期間中、ヒマができるとYoutubeとか見てたので上記チラつき問題も許容できるレベルだったんじゃないかと。

あとは悩ましいのは1つだけ気になってる候補がある点。EF-12と同じく天井投影が可能なレア機として知る限り唯一の4Kモデルのこれ。

上部のミラーをよければ真上投射ができます。ちょっと全高があるので設置場所は限られますが、キャリングハンドルもあるのでリビングで本格的な4K/HDR視聴にも使えると思えばかなりコスパよさげ。ヨドバシでの展示が明るい場所、微妙なコンテンツでしか試せてないので同居人が画質的なことにちょっと懐疑的なんですが、スペック上は4Kだし輝度やコントラストでもEF-12に負けてないし、レーザー機なんでいけるんじゃないかなーと思ってるんですが、どこかちゃんとした展示環境で確認しないと合意は得られなさそう。これもレンタルがあると一番なんですが、、、

なかなかスクリーンやスピーカーまで設置する場所がとれなくて、SONYのFHDプロジェクターを前の前の家からずっと箱にしまったままでホームシアターがお預けのまま数年が経ちましたが、天井という新しいユートピアが視野に入ったことでちょっと希望が見えてきました。天井に設置できるスクリーンとあわせてもう少し検討してみたいと思います。

■オマケ:iPhone 13 Pro Maxで撮った写真

オマケとして暗所に強そうなiPhone13 Pro Maxでも撮ってみました(上記はすべてα6600 + SIGMA 16mm F1.4)。細かい操作なしでサっと撮って、パッと見ではほぼ同レベルの絵になってる気がしますね。サっと撮れるのでにゃんこ入りの取れ高が得やすいのはプライスレス(笑)。

iPhone13 Pro MaxでRAW撮影(Lightroomで補正)
同クロップ。質感はα6600の勝ち?
もういっちょ猫高。キャットタワーから目があいます。

動画編集効率かの為、ダイヤルデバイスRev-O-mate導入

仕事で動画編集をすることが増えて来て、Premiere Proでのタイムライン操作を効率化したいと思い、左手用のダイヤル操作デバイスを導入することにしました。

実は写真右にあるLogicoolのCRAFTというキーボードには左上にダイヤルがついていて、様々なアサインをして使うことができるんですが、Premiere Proで使うには全然足りませんでした。

Premiere Proでダイヤルでクルクル操作できると捗るなと思った要素は、

  • タイムライン上の再生ヘッドの移動
  • タイムライン全体のスクロール
  • タイムラインのズームイン・アウト
  • 各種エフェクトの数値パラメーターの増減

があり、それぞれショートカットが異なります。CRAFTの設定ツール「Logicool Options」ではアプリ毎に1つのアサインしかできません。正確には通常回転と押し込みながらの回転で独立にアサインできるのですが、後者はなぜか音量などプリセットからの選択しかできず、カスタムキーアサインが封じられているので実質1アサインという感じ。

現実的にはなにかの切り替えキーを押すとアサインが切り替わるような仕組みが必要だと考えました。

候補に挙がったデバイスは、

  • Surface Dial
  • Orbital2
  • Rev-O-mate

辺り。

マイクロソフト Surface Dial サーフェス ダイヤル 2WR-00005

マイクロソフト Surface Dial サーフェス ダイヤル 2WR-00005

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Surface DialはWindowsに設定が統合されていて使いやすそうでしたが、補助ボタンがなくアサインの種類が増やせなさそうなのと、サイズがやや大きいのが気になり消えました。

Orbital2は先端がジョイスティックになっており、傾けることにアクションがアサインできるので、それでモード切替をすれば使いやすそうな印象だったんですが、価格が高く、近場のヨドバシに展示も在庫もなかったので腰が引けました(購入時点ではAkibaなら展示ありでした)。逆にダイヤルはかなり細くどちらかというと”ツマミ”という感じなのも良いのか悪いのか机上では判断できませんでした。

最終的に選んだのがBitTradeOneのRev-O-mateです。ダイヤルの径と価格がちょうどいい感。

補助ボタンは下の設定ユーティリティの画面にあるように、左3+下4+左3と豊富で、さらにダイヤル自体の押し込みにもアクションが割り当てられます。ダイヤル回転時の動作(「ダイヤル機能」)は4パターン(画面上寄りのDial function 1~4)設定でき、それをデフォルトでは下部の4ボタンで切り替えて使います。シンプルに押して切り替えるのと、「押している間だけ切り替わり、離すと戻る」という設定もできます。自分はとりあえずデフォルトを再生ヘッダーの移動にし、下部4ボタンの右3つを使って、押さえながら回すとスクロールやズームになるようにしました。左右の6ボタンは単純にレーザーやアンドゥなどよく使うショートカットに割り当て。

設定ツールの画面

全体で設定を3セット(プロファイル)作ることができ、例えばアプリケーション毎に使い分けることができます。その切り替えにボタンを1つ消費するので、単純なショートカットキーとして使えるのは各プロファイル毎に左右6ボタン-1の5ボタンというところでしょうか。それでも足りない分はAZ-Macroで補えばいいかなと思っています。

面白いのは、設定をデバイス上に記憶する点。写真にも映っている小型マクローキーパッドのAZ-Macroもうそうでしたが、本体側が設定を保持していると、例えば別PCや、iPadOSやAndroidなど設定ツールが提供されていない環境にHIDデバイスとして接続した場合にも指定したキーコードを送出できるのです。今のところ自宅デスクトップ機専用になりそうですが、いずれ何かの役に立つかも知れません。

もう1つの特長としては底部のRGBリングライトがあります。プロファイルx3とダイアル機能x4に個別に色を割り当てられます。単にゲーミングデバイスみたいでカッコ良いというだけでなく、今がどのモードなのかが一目でわかります。例えば写真はPremiere Pro用なのでアプリケーションアイコンにあわせてプロファイル1のカラーとそのダイヤル機能1を紫色にしています。ここでダイヤル機能2を呼び出すボタンを押さえている間はグリーンに変化する、という具合です。明るさは三段階ですが、一番暗くしても結構明るいです。時間で消灯する設定があるんですがなぜか消えません。少しでもマウスやキーボードを操作してるとスクリーンセーバー起動時間のようにリセットされちゃうのかも知れません。Premiere作業をしていない時は消えていてほしいなと思います。ちなみにケーブルは直付けなので、使っていない時は手元で抜いておく、ということもできず、USBケーブルの根元まで辿って抜き差しが必要でこれも軽く不満点です。ケーブルの長さなどもカスタマイズしたいので普通にUSBコネクターになってるとなお良かったかも。

まだ活用はできてないですが、1ボタンに所定の連続キー操作(マクロ)を割り当てることもできます。例えばPremiereだと選択しているクリップ(区間)を5倍速再生にするなんて時に、(多分Premiere上のショートカットではできないので)Ctrl+R、500(%)とキー入力、確定、みたいなキーを連続して送出できると1クリックで実行できるような気がしています(未テスト)。

■まとめ

1万円強で導入できるダイヤルデバイスで、

  • 補助ボタンが豊富
  • 設定を本体側に保持でき、別端末でも同じ設定がすぐ使える
  • リングライトで現在のモードがひと目で見分けられる
  • マクロも設定できる

などの特長を備えたRev-o-mateを導入してみました。ひとつ動画仕事の山が終わってしまいましたが、次の作業の時に使ってみて、さらに設定を追い込んでいこうと思います。

ZV-E10にSmallrigのリグケージを装着

ZV-E10もだいたい触って、普段持ち出すならiPhone13ProMaxかGoPro Hero9、ちゃんとしたお出かけならα6600でいいなー、という感じになったので、ZV-E10は本来の使途である仕事の撮影用に特化することにしました。

気になってたのはmicroHDMIコネクタの虚弱さで(これはα6600も同じですが)、はずみでケーブルに力がかかったらスッポ抜けたり最悪コネクタを壊すんじゃないかという不安が。FX3などのようにフルサイズのHDMIポートが羨ましい。そこでFacebookグループでみかけたSmallrig製のリグケージとHDMI変換コネクタを注文。

ZV-E10に装着

ケージの方はまだAmazonやヨドバシには来てないぽいですね。来たらリンク貼ります。公式サイトでも当初一ヶ月待ちとかだったので、在庫が落ち着いてきたら他の機種用と同様に出品されるんじゃないかと。

各方向にネジ穴やコールドシューがあります。とりあえずRODE Wireless GO IIのレシーバーをコールドシューにつけてケーブルをつなげてみました。ケーブルの長さがぴったりでないのでやや邪魔ですがHDMI変換アダプターのケーブルにちょうど添う形でなんとかまとまります。

背面側

背面はかなりメカメカしいゴツさが出ますね。マクロスの劇場版お約束のフルアーマータイプになった感じ。元が軽いのであまり重量増という感じはしないです。グリップのところなどむしろ保ちやすいかも。ちなみにα6600みたいなより大きなグリップが一体化しているタイプも発売されています(こちらは更に品薄な模様)。

シャッターボタン周り

シャッターボタン付近はさすがに少し干渉します。特にズームレバーのある静止画シャッターボタン側は後ろに走るフレームが指に当たります。押せないというほどではないですが少し違和感があるかも。本体にプリントされた「OFF/ON」「C1」のシルク印刷はしっかりとフレーム側にも引き継がれていて芸が細かいですね。

HDMI変換アダプター(別売り)

左サイド。ケージのネジ穴に別売のHDMIアダプターを装着した様子。本体のフタを開けっぱなしで使うのがやや気になります。変換アダプターはネジ2本でガッチリ固定でき、HDMIポートは上向きになります(写真は端子保護カバーがついた状態)。これなら万一ケーブルに足をひっかけるなどしても本体にダメージが伝播することはないし、向き的にもコネクタ的にも抜けにくそう。上向きだとちょっと取り回しはしづらいかもですが。また時としてケーブルが抜けるよりも大きなダメージとして三脚ごと倒れるなんて被害にもつながりかねないので、そもそもケーブルはきちんと床などに固定しましょう。

それでもまぁやはり手持ちのケーブルは先日買った光ファイバータイプのものも含めて両端フルサイズHDMIのものが大半なので、それが直接(?)刺さるのはメリットです。↓こういう小型変換アダプタを水平に突き出しておくよりは随分安心です。

底面

底はこんな感じ。左側はコールドシュー。バッテリー、SDカードも付け外し可能になっています。ダミーバッテリー型のケーブルをつけた時にケーブルを逃がす凹みまでついてて至れり尽くせりですね。

ソニー ACアダプター AC-PW20

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本来レンズの中心線上にあった三脚穴を固定に使い、その周りに別の三脚穴がたくさん。基本はすぐ隣のヤツでしょうか。これが本体中心線上くらいかな。三脚に載せた時の見た目の安定感は増すかもですが、回転軸がズレるので三脚操作としては多少違和感があるかも知れません。

真ん中あたりの金属パーツは取り外してドライバーになります。出先で急にこのケージを取り外す必要がでてきた時に便利!、、と思いつつ次の写真へ。

右サイド

右側。こちらがわの本体ストラップ金具の下に小さな部品で押さえるようにして固定する仕組みです。ここは小さな六角を使います。つまり、せっかく底面のドライバー金具があっても、さらに六角ドライバーを持ち歩いてないと外せないのが惜しい(もちろんドライバー自体は付属しています)。ただまぁ感覚的にはここのパーツで固定しなくても、底面の三脚穴ネジだけでガッチリ固定されているので、出先で外す可能性がある人はいっそこちら側は固定しなくてもまぁまず大丈夫なんじゃないかなという気がしました。

■まとめ

せっかくシリーズ最小最軽量なのにゴテゴテつけてどうすんじゃ、というツッコミを食らうかもですが、自分的にはもともと三脚固定して室内撮り専用の業務用途で買ってるので問題なしです!安価で、HDMIにクリーンフィードが出せるレンズ交換式カメラが欲しかっただけなので。これにデジタル接続の外部マイクがつけられ、α6600でできなかった外部給電も使えて最高ッス。