片手持ちのしっくり感は尋常じゃないSH-04Fに機種変更

σ(^^)はメインは3G以来のiPhone派ですが、サブというかおサイフケータイ専用にdocomo回線端末を保持しています。2年ほどXperia SXことSO-05Dを愛用してきました。その前はF-04B、N707iμなどおサイフケータイとしてその時々で最少最薄のものを渡り歩いて来ました。しかし、SX以降4インチ未満の機種は発売される気配はなく(iPhoneとの差別化の意味でも)より大きくなる流れ。もちろん、ネット端末として使うには5インチ、6インチクラスでもいいし実際にXperia Z Ultra Wi-FiNexus7(2013)も愛用していますが、おサイフとしてポケットに入れて持ち歩くには論外。このままずっと壊れるまでSXを使うのかなぁと思ってました。2014夏モデルではXperia A2という比較的小型なモデルがありましたがそれでもデカい。そもそもそれでいいならとっくにZ1-fに特攻していたでしょう。

そんな中でふと目についたのはAQUOS ZETAことSH-04F。5.4インチとけして小さくはないんですが3辺狭額縁でフットプリントが小さい(SHARPではEDGESTと呼んでいるようです)!5インチのNexus5と同じくらい。そして手にとってみるとエッジの付け方が上手いのか自分の手にとてもしっくり来ました。往年のPalmやインフォキャリーを彷彿とさせるサイズ感。これで電子小説を読んだらさぞ快適だろうなぁ、と思ったらもう気絶していました。

■ハード周り

IMG_4737-2

左からXperia SX (SO-05D)、AQUOS ZETA (SH-04F)、Xperia Z Ultra (SGP412JP/B)。

三辺狭額縁なデザインのせいか画面が3:4に見えますが普通にフルHDです。電子書籍的には横が1200だったら言うことなしだったんですけどねぇ。そしてなぜかdpi指定が大きめにしてあるらしくホーム画面のアイコンは4列のみ。画面が小さいことを配慮したんでしょうがいくらなんでも大きすぎ。理論上は表示解像度は高くて綺麗に見えるはずなんですが、実際にはそこまで高解像度なリソースをもっていないアプリが多く、むしろギザギザが目立ってプアな感じ。docomo謹製のまちキャラすらそうです。せめて5列になるようなdpi設定にしてほしかった。ホームアプリをNovaに置き換えて7列にしてますがなんの不便もなし。シニア向け機種というわけでもないんだしもう少し広く使える指定にしても良かったんじゃないですかね。てかdocomo自体もこれをするならまちキャラの画像リソースくらいあわせてくれよと。

防水な点はXperia Z Ultraをリプレイスするという観点で非常に重要でした。もともとがNexus7があるのにわざわざUltraを買った理由がそこだったので。ただあれは逆に薄すぎていまいちホールドしづらいのと、やはり持ち歩くには大きい。そしてちっともAndroid4.4更新が来ないという点で不満が募り、それを一気に解消するという意味でSH-04Fは魅力だったわけです。専用のマグネット充電端子ではなく普通にmicroUSBでしかもそこがキャップレス防水という点も実用上はメリットが大きいです。

色は珍しくホワイトをチョイス。ブラックは背面がツルテカで指紋が目立つ感じだったので真っ先に排除。同じブラック背面なのにマットなオレンジとかなり悩みましたが、ホワイトの背面の質感がよかったしたまにはいいか、と。「動画優先端末なら黒、電子書籍優先端末なら白」という自分ルールもありましたが、本機種は画面周りはブラックなのであまりそこにこだわってはないです。個性のあるデザインだとは思いませんが、手に馴染む感はトップクラスだと思います。

バッテリーが3,300mAhというのも注目点です。サブ機故に数日ポケットや鞄内で放置して電池を切らしてしまいがちなので。IGZO液晶も省電力に貢献しそうなのも興味が。液晶の書き換えレートを落として稼ぐモードもあるようです。動画やゲームはメインの使途ではないのでいいかなとか。まだ買ったばなりでいじまくりなので結構減る気がしますが。あとエコ技ってのをONにしないと効かないのかな?

そのIGZOですが発色は素晴らしいです。色温度的にも尿要素はなく白が綺麗な白に見えます。カラープロファイルも選べてsRGB相当なものもあるようです。気に入らなければそこで調節も利くというのが最近のAndroidのいいところです。

注目のVoLTE(高音質通話)に関してはまだサービスインしてないので未知数ですし、どのみち電話しないからアレなんですが、まぁ新技術オタとしては楽しみではあります。

カメラ位置が画面下というレイアウトなので、顔認証の時のアングルが微妙w。カメラを置くに傾けるようにしないと認証視野に顔が収まりません。また一般的にもっともブサイクに見える煽りアングルを自分で毎回目にしなければならない鬱な側面も…

Screenshot_2014-05-25-15-42-40■独自のユーザビリティ

差別化機能としてグリップマジックとワンハンドアシストというのが秀逸。

グリップアシストでは画面両サイドにセンサが搭載されており、ユーザが端末を手にもっていることを検知します。これにより、

  • 手にとったら画面ON、おいたらOFF
  • おいたら音楽再生音量をUP
  • ポケットの中でもったら着信を振動でフィードバック
  • 縦持ちしたまま寝転がっても画面が回転しない

特に最後が重宝します。ただまだ持ち方でたまに誤検知はあるようですw。最初のもたまにもたつくことがあって、結局電源ボタンおしてしまうことも。

ワンハンドアシストは写真のように画面の実効エリアを限定して、片手持ちで指の届く範囲にUIを制限するモードです。片手持ちでの操作性を重視した動画プレイヤーを開発している(ただしiOS向け)σ(^^)的にはこのコンセプトは共感できます。できればロック画面でパターン認証する時は自動的にこのモードになってほしいですね(左右どちらの手でもってるのかグリップマジックで検知できないかしら)。

■Xperia SXと使い分け?

当初、機種変更後はSIMをXperiaSXに戻し、本機はSIM無し運用またはMVNO運用するかとも考えてました。ただまぁ本機が思いの外快適なのと、おサイフケータイとしての両立が難しいので、少なくとも当面は本機をメインおサイフケータイ機として使ってみようかと。ただしプランは今は亡きパケホーダイダブル維持で、テザリング&Wi-Fi運用なのはかわらず。この機会にパケホーダイフルにすることも検討したものの、やっぱり(iPhoneとの併用としては)高いし、いちどダブルを辞めたらもう戻ってこられない不安があるので。一応ピッタリなベルトケースも見つけたので、これから上着にポケットがないことが多い季節もやっていけるかなと。これ4インチ用って書いてあるのにピッタリはいるSH-04Fのコンパクトさよ。ちなみにテクスチャ違いと思われる型押し無しの姉妹品もありましたがこちらはなぜかフタが締まらず。テクスチャの違いで微妙に固さに差があるようです。質感としてはそちらの方が好みでしたが仕方なし。

ちなみにMVNOのIIJmioはIPv6対応というオンリーワンの特長をもっているので、もしdocomo SIMはSXに戻して使うなら、こっちにそれを指すとIPv6でテザリングできるかなーと期待したんですが、実際にIIJmioのSIMを指してAPN設定画面を見てみたところ、IPv4のみでグレーアウトして選択できませんでした。残念。

■電子書籍端末として

実際にアプリと書籍を入れて見てみましたがやはり快適です。ページめくりに使える音量ボタンの位置もイイカンジ。こうなると読書アプリとして音量ボタンが使えることが必須になってきます。メジャーどころではKinoppy位かな?ただ紀伊國屋は結構売ってないタイトルがあるんですよね。各プラットフォームのリーダーアプリ制作者様におかれましては、早急に

  • 音量ボタンでのページめくり
  • 左右どっちの端をタップしても進む方向へ移動

機能を実装していただきたく。あとKinoppy制作者様は、音量ボタンを使う度にOSの操作音が鳴るのをなんとか抑制できないですかね。マナーモードにしない限り、ページめくりの度にピッピッピと鳴るのが…

さてこうなると自炊小説をiOSのbREADERのようにリフローして読みたくなります。そこで改めてAndroid向けにそういうアプリがないか調べたところ、ありました!MHE Novel Viewer(以下MHE)がそれです。bREADER同様、元々は青空文庫リーダーですが、スキャンした画像の文字組を認識し、画面サイズにあわせてリフローしてくれます。bREADERでは事前にPC/Mac上のbrcというツールで解析処理をして情報ファイルをアーカイブに加えておく必要がありましたが、MHEではそれもAndroid上で別アプリを使って完結できます。認識精度はいまのところ同程度な印象。本来の改行のあったであろう位置に少しマージンが開きすぎてしまうきらいはあるかも。あと、機能はこちらの方が豊富ですが、使い勝手の面でそれらがいまひとつ馴染んでない印象。例えば、白黒反転で読みたい場合、画像認識結果の方の反転をオンにすると同時に、背景壁紙の色も黒に設定しなおさないといけない、とか。4辺のマージンを独立で設定できるのも(画面サイズが異なるAndroidでは特に)便利ですが、設定によっては前ページの最後の行が先頭に見えたりして微妙(これ親切でやってるのかな?)。あと挿絵ページが単独表示されず、普通に直前の文の直後に表示されて、半分見切れてしまうとかも惜しい。Android4.4なので画面下部のツールバーは設定で消して全画面化できますが、小説読むにはむしろ縦に長すぎても目の移動が大きくて辛いので出したままで使っています。

まぁ一度セッティングが決まってしまえばbREADERとほぼ遜色ない読書エクスペリエンスではないかと。bREADERは信奉者も多い一方、もはやあまり開発が活発には行われていないのに対し、こちらは今後の期待ももてます。移動中に手持ちのiPhoneで自炊小説を読むにはbREADERは神アプリなんですが、やはり5インチ&フルHDくらいあると文庫本感が高くて良いです。実際、リフロー無しでも結構普通に読めます。画面サイズとしてはKindle Paperwhiteなどの一般的な電子ペーパー系端末(6インチが多い)より一回り小さいですが解像度は比べるべくもないですし、片手でがっちりホールドできるので、ヘンなハードウェアハックも不要で不安なく読書できます。

■アクセサリー

クレイドルとかもないのであとは液晶保護フィルムくらいですが、これが思わぬ当たりを引きました。iPhone5/5s用ベルトケースで長らくお世話になっているアスデック製品なんですが、アンチグレア(マット)特有のぎらつきを低減[公式サイト]、と書いてあるので買って見ました。アンチグレアのフィルムって光を乱反射させる仕組み上、どうしてもつぶつぶ感が出て、せっかくの高解像度も、フォントの縁などがざわついた感じになりますよね。それがないというわけです。実際ほぼ気にならないレベルだと思います。指滑りも文句なし。ブルーライトカット機能がないのが惜しいかな。でもこれは良いものです。正直アスデック舐めてた。他の端末のも貼り替えたいレベル。

 

 

 

やはり持ち歩くには大きいので自宅専用にしようかなと思って買って見ましたが、読書用など思いの外快適なので、常用に格上げされそうです。少なくとも電車乗る時にはもっていきたい。正そうするとおサイフケータイとしては使い分けが難しいので、普段から我慢して持ち歩くしかなく、でもまぁそれも許容できる快適さをもってるかなという感じです。値段は結構高く8万円以上払っているので、じっくり2年は活用できるといいなぁ。とりあえず、Nexus2013とXperia Z Ultraを処分すれば半額くらいはまかなえる気がするので、後はdocomoの月々サポートで償却していけるかな?

モバイルWiFi環境を見直し、Aterm W300P導入

σ(^^)は週2,3回程スタバなどで2,3時間ノマド作業をするんですが、使い勝手の悪い(一発でつながらなかったりする)iPhoneのテザリングはあまり使わず、公衆無線LANが使えるお店では積極的にそちらを活用する派です。利用料金は月2~300円程度なのであまり気にならないんですが、1契約あたりの同時接続数が限られているのが地味に不便だったりします。

・ケースA

Macとタブレット端末を同時に持ち込んだ時。モバイル開発をしている時など、Macでコーディングしてタブレットで動作確認、など両方ネットワーク接続が必要なことも多いです。

・ケースB

Mac上のVMWareで仮想Windows機を使う時。これはVMWareの設定でNAT接続にすればいいんですが、自宅ではブリッジ接続の方がなにかと都合が良いので、いちいち切り替えるのが面倒。

・ケースC

au iPhone契約に付帯されているau Wi-Fiは当該iPhoneに加え1つの端末を追加登録できるんですが、日によって持っていくMacBookが違うσ(^^)としては足枷です。

などなど。そんな折り、Aterm W300pのPC Watchのレビュー記事が刺さりました。

  • キーホルダー並に小さい
  • Wi-Fi → Wi-Fiブリッジができる
  • そんなに高くない

と三拍子揃っています。モバイルルーターは各社から出ていてNECは最後発みたいな書き方されてますが、Wi-Fi → Wi-Fiブリッジできるものは実はあまり多くないはずです。3G/LTE系機能がついていないものとしては、数年ぶりなんじゃないですかね?それでいてこのフリスクフォンみたいな小ささ。即日近所のヤマダに走って買ってきました。

■バッテリーついてなかったorz

IMG_3838

買うまで素で気付いてなかったんですが、これバッテリー入ってなかったorz。さっそくスタバに直行して使おうと車の中で開封したんですが、薄暗い車内で電源ボタンが見当たらず1,2分格闘してしまいましたよえぇ。microUSB端子から5V供給で動くタイプで、基本的にはPCにつないで使うものでした!(つなぐと自動的に電源ON、外すと即時OFF)記事にバッテリー駆動時間が書いてなくておかしいなぁと思ったんですよね。でもまぁ2,3時間使えりゃ充分だし、とか思ってカタログ調べずに買ってしまった(^^;)。まぁ、9割方MacBookどっちかもってくからいいやと自分を納得させ、なるべく携行品体積が減るよう、10cmのmicroUSBケーブルを買い増しました。

本体色は二色。σ(^^)にしては珍しくホワイトに興味を惹かれたんですが、店頭でブリスター越しに現物をみたら写真みたいなキラキラ感はなくかなり安っぽいプラスチック質感だったので却下。結局黒を買いました。

元記事にもありますが、設定画面の使用感はNECのルーターそのもの。再起動が多いのがいちいち面倒ですが、設定が決まってしまえば、USBケーブルさして電源ON、抜いてOFFだけなのはむしろ楽かも知れません。

タブレットしか持ち込まないって時/人は別途モバイルバッテリーが必要になるので悩ましいですが、このサイズで有線ブリッジ/NATルーターとしても使えるので、ホテル宿泊用も兼ねてこのサイズ、お値段な製品は希有なんじゃないでしょうか。

■ついでに公衆無線LANサービス契約も見直し

σ(^^)が主に使うサービスは、docomo Wi-Fi、au Wi-Fi、BBモバイルポイントです。スタバではdocomoかau、マクドナルドではmobilepointという感じ。それらを以下のような契約で使っていました。

サービス名 プロバイダ 月額料金 条件等
docomo Wi-Fi docomo 315円 docomoでパケホ契約があれば無料
au Wi-Fi au 無料 iPhone+1台のみ
mobilepoint Wireless Gate 380円  

それを今回こんな感じに刷新。

サービス名 プロバイダ 月額料金 条件等
docomo Wi-Fi docomo 315円 docomoでパケホ契約があれば無料
Wi300 Wi300 380円  
mobilepoint

au Wi-Fi設置店舗は基本的に同系列であるWi300は使えると考えて良い、かつWi300ならローミングでmobilepointも使えます。そして通常のID/PW認証なのでau Wi-Fiのように台数制限はありません。総額も同じ。Macからうっとおしいau Wi-Fi接続アプリも削除できますw(時間かかる上に最初に1回必ず認証失敗のモーダルウインドウ出たり、かなりヒドい出来ですよねアレ)。

スッキリしました。

ちなみにWireless Gate解約してWi300契約しなおした後で気付いたんですが、Wireless GateからもWi300ローミングができるようです。Wireless Gateのサイトには書いてませんが、提携しているヨドバシカメラオリジナルプランのページにはWi300のロゴが入ってました。まぁ初期費用とかはかからないので損はしてないですが。ふん、Wireless Gateはサイトの作りが悪いせいで客を一人失ったなっ!

iPhone5s用ケース交換

iPhoneケースを替えてみました。

前のはこちら。とにかく薄くてiPhone5本来のサイズに近い状態で使うべく選んだんですが、やはりつるつるで扱いづらかったのと、たまたま見かけてデザインが好みだったのが買い換え動機。

写真で見ると一般的なバンパー系よりは小さそうな気がしたんですが、つけてみると普通にバンパーでしたorz。完全に一回り大きくなります。片手で保持して、親指でタップする距離が遠くなった。愛用のベルトケースにもギリギリ収まったものの、若干取り出しづらくなったり。うーむ、悩ましい。iPhoneはアラーム鳴りっぱなしの振動とかで何度もテーブルの高さから床に落下させてますが、今までそれで割れたりしたことはないので、あまりバンパー系の保護までは必要と考えてないんですよね。小傷防止したいのと、グリップ性の向上、そして見た目。

まぁ、デザインはそこそこ気に入っています。

 

SDIM0044スペースグレーのiPhone5sに装着した感じ。

Lightningポートやヘッドフォンポートをみてもらうと厚さがイメージできるんじゃないかと思います。商品写真ではここが巧妙にブラックアウトさせてるのが小ずるい。まぁ、純正Lightningケーブルや、手持ちのBOSE Quiet Comfort3のケーブルは刺さるのでまずは良し。

白い部分も公式写真ほどツヤはなく、普通にプラスチックの質感です。公式のあれはCGでしょうね。

SDIM0046

音量ボタンはちゃんとケース側に独立パーツがついているので問題なし。

一番の難点はマナーモードスイッチですね。かなり奥まってしまい、片手で切換はほぼ不可能なレベルです。


SDIM0050

背面。何度もバンパー系と書いてますが背面はちゃんとあります。ラバー塗装でサラサラしてます。


 

とまぁ、バンパー系ケースのサイズ増加やポート類へのアクセスが若干しづらくなるのが気にならない人なら、質感は値段なりでアリなんじゃないですかね。カラバリも結構あります。

逆に、製品写真みて「バンパー系の割にはスリムでいいかも!?」って思った人はお気を付け下さい。どうみてもバンパーです。本当に(ry

カアチャンiPhone向けクイックダイヤルページ作成

リテラシ低めのウチのオカン向けに、iPhoneのホーム画面には一発で電話発信できるショートカットを置いていました。「電話」アプリの「よく使う項目」でいいじゃんと思われるかも知れませんが、同時に「電話代も節約したい」というニーズがあって、050PlusやSkypeといった通話アプリも併用してて、誰にはどのアプリからかければいいとかを本人には意識させずに簡単に発信できるようにしたい、という命題があった訳です。

ところが、iOS7になってその手のホーム画面にショートカットを置く系のアプリが軒並み使えなくなってしまいました。いずれ回避策が見付かって対応版がリリースされるのかも知れませんが、ともかく現状ではAppStoreで探してみた範囲ではどれもiOS7になって動かなくなったようです。

しばらくiOS6のままにしてもいいんですが、FaceTimeオーディオが使えるとか、NewsstandやPassbookのような使わないアプリアイコンをフォルダに隠せるようになるとかメリットもあるので、ホーム画面ショートカットに頼らない方法を模索してみました。

■カスタムURLスキーム自体は使えるので、HTMLでリンク集的なものを作る

試しにSafariのアドレス欄に「facetime://0901234xxxx」と入れてみたところじゃんとFaceTime発信ができます。カスタムURLスキーム自体が廃止になったわけではないようです。これを直接ホーム画面にブックマークとして保存できれば話が早いわけですが、どうもそれは不可能っぽい。

仕方ないので、HTMLでリンク集ページを作って、ウチのサーバー上に置くことにしました。当然ながらiPhoneが圏外にいる時は参照もできませんが、そもそもの用事が通話発信なのでまぁいいだろうと。

自分でHTMLが多少は書けて、配置するサーバースペースをもっていて、なおかつ操作が苦手な親御さんなどがいたら参考になさって下さい。

ひな形配布キット quickdial.zip

■ホーム画面用のアイコンを作る

1385819_10202104811888673_1476785260_nまずホーム画面用のアイコン。適当に受話器の無料ベクター素材を拾ってきてささっとでっちあげましたw。

標準の電話アプリに似ていて、なおかつお得そうなイメージでブルーの意匠にしてみました。

iPhoneのホーム画面用としては、Retina対応機用の120×120のものと、非Retina機(3G/3GS)用の60×60のものが必要です。配布キットに含めておきますので、よければ御利用下さい。

 

■電話帳ページ(HTMLファイル)を作る

1385661_10202104812048677_158636288_n

ページ(index.html)のデザインはこんな感じ(ピンクのリボンは名前を隠すためのもので実際にはありません)。シニア向けなので字を大きめにしています。タブでグループを切換えられるようにとか凝ったことも考えましたが、やはりシニアなので操作が複雑でない方がいいかなということで、単純な1枚ページにまとめてみました。ただし、無料通話、割安通話そしてメール(実際には「メッセージ」アプリを使用するiMessage/MMS)という区分けを作って、h3タグで見出しをはさんでいます。各項目はol、liタグを使った箇条書きで、スタイルシートstyle.cssを使ってiPhoneぽいというかボタンっぽい見た目を実現しています。そしてaタグにカスタムURLスキーマを書いてリンクを実装しています。

以下、代表的な発信方法毎の記述方法を紹介します。aタグのhref属性に指定すれば利用できます。

・電話発信 tel:09012345678
・G-Call発信 tel:xxxx09012345678

通話料が半額程度になるG-Callの場合、契約時に通知される4桁の番号を電話番号の前につけるだけなので、基本的に電話発信のURLスキーマを使い番号だけ書き換えればOKです。専用アプリを経由する必要はありません。

・FaceTime(映像有り)発信 facetime://09012345678

電話番号の代わりにAppleID(メールアドレス)も指定できます。

・FaceTimeオーディオ(音声のみ)発信 facetime-audio://09012345678

iOS7以降のみ。

・050plus発信 com050voip://keypad?09012345678

ちょっと長いです。即発信とはならず、050Plusアプリのテンキー画面に指定番号が入力された状態で開くので、別途アプリ側で発信ボタンを押す必要があります。

・Skype発信 skype://username?call

「username」の部分にSkype IDを入れて下さい。

・メール送信 mailto://mail-address

「mail-address」の部分をメールアドレスに置き換えて下さい。

・iMessage、MMS、SMS送信(電話番号) sms://09012345678
・iMessage、MMS、SMS送信(メールアドレス) sms:hogehoge@ezweb.ne.jp

どうもメールアドレス形式の宛先の場合、//が不要っぽいです。

配布キットのindex.htmlをテキストエディタ(メモ帳などでOK)で開き、各行のを以下のように編集します。

<a href="発信URLスキーム"><li>表示名</li></a>

発信URLスキームは上に色々書いたアプリ別の表記です。青い字の部分は実際に画面に表示される名前です。

行の増減は自由に行ってOKです。

その他、HTMLがかける人は自由に拡張して下さい。発信方法別、相手別にアイコンをつけたりしても見やすいでしょう。

で、最終的にできあがった、htmlファイル、style.css、アイコンファイルを適当な公開サーバーに置き、iPhoneのSafariからアクセスし、ホーム画面にブックマークすれば、先のアイコンが使われるはずです。

サーバーの設定などはここでは書き切れない
のでまた別途調べるなりして下さい。電話番号やメールアドレスなどの個人情報を含むページなので、パスワード認証など適切なアクセス制限もお忘れ無く!可能ならSSLによる暗号化も使用しましょう。

■全てのiPhone内で完結させるには?

やはりサーバー上にデータを置くのは大変だしセキュリティ上の懸念もあります。本来はiPhoneローカルに情報を持たせたいところですね。アプリを作れる人はUIWebViewが1つあるだけのアプリを作り、上記HTMLを読み込ませればOKでしょう。そのうち暇をみつけてやろうかと思います。

あとは、試してませんが、JavaScriptが得意ならば、ブックマークレットのような方法で全てのデータをURIの中にもたせるなんてウルトラC的なことは可能かもしれません。ただこれは各種ショートカット作成アプリがとっているアプローチで、iOS7だとなにが問題なにか判明しないと難しいのかも知れません。

究極的にはこれらをiPhone上で作成し、表示できるアプリを作ってリリースすればいいのかもですね。ニーズがあればチャレンジしてみようかな?

iPhone5s用保護フィルム装着

とりあえず、iPhone5につけてた保護ガラスを貼り替えてしのいでいたんですが、やはり日光下での反射(白っぽくなる)が気になったのと、TouchIDの使い心地を考えると(別に問題はなかったんだけど)薄いめのフィルムにしたいなと思い物色することに。鉄板のパワサポとかマイクロソリューションはネタ的につまらないので除外(不満があればそっちを買い直すかもだけど)。

ちょうど発売直前に発表されたbelkinのガラスタイプフィルムとやらにしてみました。今までのものが0.4mm厚とあきらかに板1枚分盛られているのがわかる厚みだったのに対し、こちらは半分の0.2mm。PP系のフィルムに比べればまだ厚いし、ホームボタン使用時に若干エッジがひっかかる感じはしますがだいぶマシにはなっています。あとブルーライトカット機能は無し。

ガラスタイプの一番の売りは対衝撃性能のようですが個人的にはあまり気にしてません。どころかひっかき傷などの保護という観点ではもはや必要性を感じていません。σ(^^)が未だに保護フィルム/ガラスに執着するのは、むしろ指滑りのスムーズさに期待してのことです。「従来製品より2.5 倍スムーズなタッチ感」という売り文句に惹かれました。あとは透明度の高さですかね。まぁ、1年でヤフオクに出す時に「購入時から保護フィルムを貼ったままの美品です」って書きたいだけってのもありますw。

■お高いだけあって付属品じゃ充実。ただ、いうほど指すべり良くない?

発売価格が3,980円とiPhone5につけてた保護ガラス並のお値段。果たしてヤフオクPR用という意味ではコストが回収できるか微妙ですw。付属品としてクリーニングクロス、ゴミ取り用ペタペタ粘着シート、空気抜き用ブレード(=厚紙)など一通り必要なモノは添付されています。ただまぁこの辺りは一通り持っているので別にいらないんですけどね。抜いて安くなるものなら抜いて欲しいです。実際、ブレードはしなりが悪くて使い物にならず。やはりTポイントカード最強です。

フィルム自体はフレキシブルガラスということでしなりはするものの弾性があって、片側保持でもう片側がしなってぺちょっと貼り付いてしまう、みたいなことは置きにくく、位置あわせはとてもやりやすかったです。特にガイドもなにもない状態ですがほぼ一発でキマりました。

上記保護ガラスに比べてあきらかに反射率が低く、画面オフ時の黒がよく沈んでる感じ。もちろん解像度劣化などは全く感じられません。良くも悪くも変化を感じない感じ。指紋のつきやすさと拭き取りやすさも標準的かな。指紋がつかないってことはないです。

ただ、売りの「従来製品より2.5 倍スムーズなタッチ感」に関してはかなり期待外れかな。すごくプラスチック的です。少し使って使ってると油分が移るのかそこそこ滑り出しますが、ちょっと力をいれるとべべっとなりますね。これたまにアルコールとかで綺麗に拭くとまた滑らなくなるパターンだな(光沢のマイクロソリューションがそんな感じだったような)。指滑りでは前のヤツの方が圧倒的に良かったです。

でもまぁしばらくは使ってみます。

同日追記:

なんだか、隅っこの方が浮いてくる事案が発生中。押さえればくっつくんだけどまた時間がたつと浮いて白くなる。これは地雷臭がしてきたぞ…このまま改善しないようなら、捨てるのはもったいない値段なので返品交渉してみようかな…