iPad mini ファーストインプレ

予約解禁1分以内に注文を終え慢心していたら、配送先が実家になってたという大ポカをやらかしてしまい、一日遅れてしまいましたが、今朝無事iPad miniが手元に届きました。動画用にはフチが黒、電子書籍なら白、ただし最近は小説は白黒反転させて読むのでやっぱり黒、ということでブラック&スレート。iPadの場合、背面はシルバーの方が好みだったんですけどね…まぁ背面はいずれなにかしらのケースつけちゃうしってことで前面優先で。容量はケチって16GB。まぁそんなに中身パンパンにする用途ではないだろうと。Retinaモデルが出たら本気だすw。

■ハード周り

「思ったほど小さくはないけど、軽いから取り回しは確かに楽」って感じです。ただサイドの額縁が極狭になっているのでポートレートで使う時は持ち方に少し気を遣います。特に寝モバで画面を下にして保持する時は悩ましいです。動画、というかランドスケープならまだ手を添えるスペースがあるのでなんとか。

画面はRetinaに慣れてる目だとやっぱりショボいです。小さくなったことでiPad2よりは精細感があるんですが、どうしても文字がアンチエイリアスで滲んでるのが気になります。一般的な30cm位の視距離ならそうは気にならないんですが、近視のσ(^^)は夜寝モバする時にはメガネを外すので必然顔をぐっと近づけることになりその結果、気になってしまうことにw。特殊な利用方法かも知れませんが、心当たりのある方はご注意下さい。昼間専用にすりゃいいんですけどね。

充電端子はこれでiPhone5とあわせて2台目のLightningになりました。こうなるとiPad3も4にかえて揃えたくなりますね。というか、Lightningケーブルを30pinドックコネクタにする充電アダプタが欲しくなります。ベッド周りにこれ以上ケーブル増やしたくないんですよね…

スピーカーはせっかくステレオになりましたが、動画見る時(ランドスケープ)は片側に寄っちゃうのでまぁ割とどうでもいいかなぁ。

ケースがまだ届かないので裸で使ってますが、背面はかなり指紋まみれになりますね。同じブラック&スレートのiPhone5はすぐにケースつけたので気付きませんでしたが。

以下、用途別インプレ。

■動画 [○]

上々です。解像度的にはiPad3に及びませんが、1280×720程度のファイルを見る分には取り回しの良さのメリットの方が大きい気がします。特に寝モバする時は結構手が疲れるので。アスペクト比がワイドでないので無駄も多いですが、それでもiPhoneよりは迫力があり、iPadよりは疲れないというバランス。むしろ上に書いたとおりスピーカー配置は惜しい。自宅枕元にはAirMac Express 2011のつながったコンポがあるので、AirPlayしながら見るのがいいかな。

■電子書籍

・Kindle [△]

iPad3でダウンロード済みのコミックを入れてみたんですが、iPadでは発生しないモアレがminiでは発生します。解像度が低いから当然とも言えますが、ピンチズームしても消えません。どうもiPad3とiPad miniでは落ちてくるファイルが違うんじゃないでしょうかね。そういえばiPad miniではダウンロードがやたら速くて感激したんですがぬか喜びだったかも知れません。高解像度ファイルをiPad側で縮小した方がモアレにならず綺麗に表示できそうなので、Amazon側で仕様が変更されるといいですね。追々、ファイラーなどでファイルを移動したらどうなるか試してみたいと思います。残念ながらファイルサイズ比べてみたら同一のものでした。

・自炊(小説) [△]

ランドスケープで文庫本を見開きにすると原寸感覚で良いです(実際の表示サイズでいえばむしろ小さいんですが)。逆にポートレートだと解像度の低さが目立って残念な気持ちになります。使用アプリはComicGrass、i文庫HD。

bREADERのiPad版が来ればガラリと状況は変わるんでしょうけどねぇ。

それでもiPhone+bREADERの組み合わせに比べるとメリットはあまりないですね。これに慣れると、iPad miniといえど「目動かす範囲広くて辛っ!」って感じになります。

・自炊(コミック) [○]

これは割と普通に読めます。元がそれなりの解像度で取り込んであればモアレなども気にならず自然。単行本感覚で読めますね。

■その他

iTap RDP

Windowsマシンのリモートデスクトップ接続クライアントです。この端末サイズでWindowsが使えると思うとちょっとワクワクします。フレームレート的に動画視聴は厳しいですが紙芝居ゲーを寝転がってプレイするにはいいんじゃないでしょうか。それでもまぁフェードみたいな画面エフェクトがガタついたり音声が途切れたりはしますが。

PADD

STARTREKの劇中で使われるパッド端末の画面を再現した娯楽アプリです(実用的な機能はありません)。iPad miniのサイズ感が劇中のPADDまんまでトレッキー的にはちょっと昂ぶります。ポートレートモードがないのが惜しいですね。

 

総じて見ると、娯楽性の高い分野ではやはりRetinaディスプレイにならなかったのが残念すぎますが、一般的な情報端末としてはとても手頃なサイズだと思います。例えばキッチンでCookPadアプリでレシピを見るなんて場面ではとても手頃なサイズだと思います。RSSリーダーでサイト巡回して未読消化するのも捗ります。フルサイズiPadと違って持ち歩けるサイズなので、LTE版も視野に入りますね。σ(^^)は携帯がiPhone5なので見送りましたが、逆にそちらがテザリング対応機じゃない人は、モバイルルーター兼用でLTE版を持ち歩くのもありでしょうねぇ。料金プランが楽しみです。

実家私室用シアターシステムを買い換え SONY HT-380

あと一週間で失効する楽天ポイントが2万円近くあることがわかったので、壊れたまま放置していた実家私室のシアターシステム(イオンで12,800円位で買った海外品で妹夫婦にプレゼントしたものの埃を被ってたので回収して再利用していたもの)を買い換えることに。

せっかくプロジェクターをつけてるのに、音がヘッドフォンだけというのも切ないので。

もともとあまりお金をかける気もなかったので、フロント設置のバータイプのものを考えていたんですが、スクリーン位置だと距離離れてしまい音量をあげないと聞こえなくなりそう(隣室に迷惑)だし、視聴位置であるベッド前だと置ける場所がないし、ということで、セパレートも視野にいれることに。重視した要素は、

  • レコーダーとPCからの二系統以上の入力をもっていること
  • HDMIの場合はスルーアウトをもっていること

あたり。最悪、元々使ってたのと同じ、同軸/光デジタルのみのDTS止まりのでもいいやと思ってたんですが、それでもバータイプだと1万数千円程度(サブウーファー無し)。結果として選んだSONYのHT-SS380が2万ちょいとほとんど差がありませんでした。

HT-SS380が価格以上に豪華だなと思った点は、

  • 3Dまで対応のHDMIが3系統もある(もちろんスルー出力付き)
  • その上、光x2、同軸x1の入力もある
  • マイクを使った自動音場補正機能がある
  • Dolby-True HDやDTS Master AudioといったBDのロスレス規格にも対応
  • テレビやレコーダーのEPG情報で自動で最適なモードを切り替える「オートジャンルセレクター」

など。入力系統が豊富なのは後々例えばAppleTVなりを増やした時にも対応が楽なのでポイント高いです。まぁ、液晶モニタとプロジェクターがあるので、どのみち出力切換/分配が必要でセレクターを廃止はできないんですが。バータイプを中心に入力インターフェイスを気にして物色してきましたが、この価格帯でこれだけ豊富なのは珍しいと思います。バータイプの単価が相対的にセパレートより高いんですかね?あるいはパネル面積の問題?

自動音場補正なんて単体AVアンプにしかついてない機能だと思ってましたが、こんな安い機種にまで下りてきてるとは。まぁソフトウェアを作ってしまえば、後はマイク端子つけるだけなのでそんなにコストかかんないんですかね。

オートジャンルセレクターはSONYのレコーダーを使ってるのでまぁ、あるといいのかなと。ただモードは「スタンダード、ムービー、ドラマ、ニュース、スポーツ、ミュージック」といことでアニメはどうなるんだろw(後述)。

ちなみにバータイプではPanasonicのSC-HTB20-Kも候補になりました。これはバーの真ん中でボキっと折って左右に立てて利用するなんて芸当ができます。ただ、まだ最近出たばかりで実売がHT-SS380より高かったので、じゃぁリアル5.1chの方がいいだろということで見送りました。

■ハード周り

さすがに廉価機種だけあってスピーカーケーブルは(スピーカー側に)直付け。基本的にテレビラックに設置する前提らしく、センターとフロント左右スピーカーのケーブルが短めで、今回の設置条件だと不足でした。仕方ないので、前後左右の4スピーカーは型番も同じだったので適当に入れ替えて使用。センタースピーカーはケーブルちょん切ってホームセンターで買って来たダブルコードで延長しました。まぁケーブル長がどうのと接点がどうのとかいうかいうグレードでもないだろうとw。アンプ側は独自コネクタでつなぐのは簡単です。

本体はデジタルアンプらしくスカスカで軽いですが、設置してしまえばフロントパネルはそこそこの顔立ちじゃないですかね。とりあえずSONYレコーダー(SKP75)とは幅もピッタリでマッチします。SKP75の方が若干奥行きが短いので上にしました。

リモコンも他デバイスの金型を再利用してる感じでかなり安っぽいですが、まぁSONYレコーダーも操作できるしいいかと。ただ15秒スキップボタンとかないので、個人的にはこれでレコーダー操作もまかなえる気はしないんですが。

■気になる音質

さすがに2chでエフェクト無しで鳴らした時はスカスカでちょっと切ない気がしました。ただ各種エフェクトをONにすればまぁ価格なりの音では聞けるかなという感じ。

先述のEPG連動モード切替機能「オートジャンルセレクター」ですが、マニュアルによるとアニメはA.F.D.Standardというモードになるようです。これはサラウンド効果は無効で、サブウーファー用LFE信号がない時は自動で生成、というモードらしい。んー、微妙。自分でどのモードにするかカスタマイズできるといいんですけどね。というかプロジェクターで見るのはほぼアニメだけなので、別にそのモードのままにしとけばいいかって説もw。

 

今回はあまり設置環境に自由が効かずやや無理め(不均等)なスピーカー配置をしましたが、自動音場補正で適当に最適化してくれる(だろうと思える)点は安心感が高く、また入力端子が豊富でセレクターとしてもかなり拡張性が高いので、コストパフォーマンス高い製品だなという印象です。

Passbook用パスを自炊してみた

passbook_test2iOS6の新機能の1つにPassbookというのがあります。iPhoneをイベントチケット、交通機関搭乗チケット、ポイントカード、プリペイドカードなどとして利用するもので、サービス毎に個別アプリをインストールしなくても、Passbookアプリの中にそれらをまとめることができます。現行のiPhoneはFelicaやNFCといったおサイフケータイ系ハードを搭載していませんが、画面に表示したバーコードをレジのリーダーに読ませることで自動入力することができます。イベントや搭乗の時間や場所に近づいたら通知センターで知らせたり、それらの変更やプリペイドカードの残高をネットワーク経由でプッシュ更新したりできます。お財布が薄くなる上に様々なリマインド機能もあるのでどんどん活用してみたいのですが、残念ながら日本ではまだ対応サービスがあまりなく、ぐるなびやHOT PEPPERなどの飲食店クーポン程度。そこで、今日「劇場版 魔法少女まどか★マギカ」に行くのを機会に、イベントチケットの自炊をしてみました。

passbook_test

■Passbookパス概要

  • テキストファイル(JSON形式)+各種画像ファイルで構成
  • iOS Developer Program(有料)の開発者証明書で署名しないと実機にインストールできない
  • プッシュ更新には専用サーバーを用意する必要がある
  • 配布はWebからダウンロードやメール添付、もしくはアプリ内で生成する方法がある

という感じ。開発者登録が必要なのはちと残念ですね。とりあえず今回はサーバー更新は必要ないので、「映画館近くまで行ったら発券用の予約番号を通知してくれる」ということを目標にしてみます。

■Apple配布のひな形を改変する

参考資料としては、Appleがこちらで公開している「Passbook プログラミングガイド」を使います。P.8に「開発者向け素材のダウンロード」というリンクがあり、そこを辿ってpassbook_materials.dmgをダウンロードします(要開発者ログインID)。マウントするとPassesフォルダにイベントチケット、クーポン券など目的別のサンプルがあるので、フォルダごとどこか読み書き可能な領域にコピーします。今回はEvent.rawフォルダをコピーして使用。pass.jsonというテキストファイルがメインの定義ファイルとなります。というかこれ以外にはあと画像があるのみです。pass.jsonでハマったのは、以下。

passTypeIdentifier: developer.apple.comであらかじめ取得したpass.com.hoge.passkitみたいなIDを指定。取得方法はアプリIDと同じなので開発者なら迷わず取れるでしょう。

teamIdentifier: ガイドの和訳がいけてないので紛らわしいですが、英数字10桁のアプリIDの前につくアレです。

この2つが証明書のものと同じでないとエラーになります(iPhone上で表示まではいくけど取り込めない)。

serialNumber: シリアルナンバーです。これとPassTypeIdentifierが同一なら同じパスの更新と見なされ上書きされるようです。

webServiceURL: 今回は使用しないのでダミーでいいんですが、https://にしておかないとやはりエラーになって取り込めません。一応無駄パケットはとぶかもなので、自前サーバーなど迷惑のかからないところを指定します。もしかするとこの行自体なくてもいけるのかな?

以下、上のサンプル写真と対比させながら指定していきます。

logoText: 「チケット購入」となっている部分です。Passbookに複数のチケットが入って一覧した時にここが見えるので、もう少し具体的な名前にしておいた方が良かったなと思いました。

relevantDate: イベントや搭乗の日時です。注意すべきは「2012-10-08T16:30+09:00」のようにタイムゾーン指定(この場合は+09:00)が必要な点。また+9:00ではダメで+09:00とする必要があります。

locations: 対象地点です。緯度と経度を指定します。relevantTextフィールドを追加しておくと、通知画面でのメッセージになります(冒頭画像でいう「映画館に近づきました」の部分)。

barcode: バーコード生成部分です。今回は不要ですが一応発券番号を出して見ました。messageが実際のコード。下に数字も出したい場合は、altTextという項目を追加します。行を追加する時はカンマに気をつけましょう。数字はいるけどバーコードが不要な場合は後述のauxiliaryFields辺りに表示しておけば良いでしょう。

organizationNameやdescriptionは券面には反映されないようです。foregroundColor(文字色)、backgroundColor(背景色)はそれぞれRGBの値を0~255で指定します。

eventTicketの下に、primaryField、secondaryFields、auxiliaryFields、backFieldsなどがあり、券面に表示される文字列を指定できます。keyは適当でいいと思いますが重複しない方がヨサゲ。labelが見出しでvalueが内容です。フォントサイズの指定がよくわからず、残念ながら作品名が途中までしか表示できませんでした。サムネイルを無くす手もあるかも。

一応、eventTicket部分をそのまま貼っておきます。auxiliaryFieldsはひな形にはなかったので追加しました。

"eventTicket" : {
    "primaryFields" : [
      {
        "key" : "event",
        "label" : "作品名",
        "value" : "劇場版 魔法少女まどか★マギカ"
      }
    ],
    "secondaryFields" : [
      {
        "key" : "loc",
        "label" : "劇場",
&#1
60;       "value" : "ユナイテッドシネマ豊橋18"
      }
    ],
    "auxiliaryFields" : [
      {
        "key" : "time",
        "label" : "上映日時",
        "value" : "2012-10-06 21:00-23:30"
      }
    ],
    "backFields" : [
      {
        "key" : "terms",
        "label" : "使用仕様上の注意",
        "value" : "試験的に自作したPassbookチケットです。"
      },
      {
        "key" : "website",
        "label" : "劇場アクセス",
        "value" : "http://www.unitedcinemas.jp/toyohashi/about-theater.html"
      }
    ]
  }

■画像について

thumnail.png: 画面右側に出るサムネイルです。サンプルのサイズは112×142でした。

background.png: 背景です。イベントチケットの場合は自動的にぼかしがかかります。サンプルではthumnail.pngと同じもののようでしたので、今回も名前だけかえてコピーして使いました。ちと文字が読みづらいのでもっとスッキリしたものを用意した方がヨサゲですね。

icon.png: 通知センターに表示される時に使われます。29×29。写真一枚目のまどかの顔。

logo.png: 写真中の左上にあるアップルロゴです。30×35。今回はそのまま使用しました。

またそれぞれにRetinaディスプレイ用に縦横倍のサイズのものが必要で、ファイル名の最後に「@2x」をつけます。

 

用意するデータはたったこれだけ。pass.jsonと画像4種x2サイズの9ファイル。これをmadomagi.pass.rawなどと名付けたフォルダに集めておきます。

■電子署名する

先にも書いた通り、iOS Developer Programに加入していることが前提です。まず「キーチェーンアクセス」を起動し、証明書アシスタント->認証局に証明書を要求…を開き、「ディスクに保存」でCertificateSigningRequest.certSigningRequest(いわゆるCSR)というファイルを生成します。これを使ってdeveloper.apple.comで証明書を取得(この辺りは開発者なら手慣れてるでしょうから割愛)。ダウンロードした証明書をキーチェーンアクセスに登録しておきます(CSRは削除してOK)。

次にサイン用のCUIツールsignpassをビルドします。冒頭のキットにXcode用プロジェクトが含まれているので開いてビルドするだけです。出来上がった実行バイナリの見つけ方はガイドに書かれています。ここまでできたらターミナルから、

signpass –p madomagi.pass.raw

とするだけ。問題がなければmadomagi.pass.pkpassというファイルが出来上がります。これがチケットです。

ちなみに、Webサーバーでリアルタイムに生成した場合は、RubyやPHP用の署名ツール実装もあるみたいです。iOSアプリ内で生成する時はPasskitというフレームワークを利用できます。

■Webで配布する

これを単にメール添付でiPhoneで送る分には特に問題ないですが、Webサーバーに置いてSafariからダウンロードする場合は、サーバー側にpkpassという拡張子のMIMEタイプを設定しておく必要があります。Apacheの場合、適切な場所に以下を追記します。今回は/etc/mime.typesに追加しました。

application/vnd.apple.pkpass    pkpass

 

なお、ダウンロードでエラーになったり、表示はされるのにPassbookに取り込めない場合は何かしらエラーになってます。実機ならXcodeのコンソールで見えられます。またiOSシミュレーターに.pkpassファイルをドロップしても検証でき、その際はOSXの「コンソール」アプリでエラーメッセージが読めるので捗りますよ。

■もっと簡単に作ってみたい!

この記事を書き始めてから気付いたんですが、ここにWebフォームで簡単に生成できるジェネレーターがありましたw。もっと簡単にやってみたいって人は挑戦してみて下さい。とはいえ、自分の会員番号や予約番号を外部サーバーにアップするのは自己責任で。あと開発者証明書はどのみち用意しないとダメっぽいです。

べ、別に技術検証したかったんだから悔しくなんかないんだからねっ!

 

開発者IDが必須なのは残念ですが、それさえクリアしてしまえば割と簡単に自炊できることがわかりました。身内のパーティや勉強会などで配布してドヤ顔するのもアリじゃないでしょうか。「入っておくのエレベーターで○階の受付までいって、係に○○と伝えて下さい」みたいな情報を建物前で慌ててメールを探らせることなく自動通知できるなんて素敵ですやん?

当面はiOSしか利用できないので、一般企業がどれくらい参入するのかは未知数ですね。

AirPlay互換ソフトはReflectionよりAirServerがヨサゲ

実家の両親、妹がみんなiPhone使いなんですが、たまに電話で操作方法を聞かれた時に声だけではサポートしきれない時があります。WindowsなんかだとSkypeやリモートアシスタンスといった画面共有サービスを使えば遠隔サポートもしやすいのですが。

そこでふと気付いたんですが、WindowsやMacを擬似的にAirPlay端末にするソフトでiOSの画面をミラーリング表示し、それを画面共有ソフトで見ればよくね?と。あと、iOSアプリ「おやゆびでお」のAirPlay周りのデバッグ作業にも便利ってことで、実家私室のWindows機にも環境構築することに。
Reflectionというアプリが有名ですが、競合のAirServerというのも発見。どちらもMac版とWindows版があります。MacではReflectionを課金済みでしたが、実はこの記事を書き始めるまでWindows版があるとは知らず、今回はAirServerを入れてみました。ちなみにどちらも個人利用なら$14.99(執筆時点で1,223円)ですが、AirServerはSTANDARD LICENCEで5台までインストール可能なようです。アカデミック割引きも。他方、Reflectionは5ライセンスパックが$49.99とあるので$14.99の方はおそらく1台のみでしょう。ReflectionのアドバンテージはWindows XPでも利用できる点でしょうか(逆にMacだとAirServerの方がやTiger/Leopardまで網羅。ReflectionはSnow Leopard以降)。なおどちらもMac版とWindows版は別扱いなので、OSをまたいでライセンス共有はできなそげ。あとはReflectionだと共有画面にiPhoneやiPadのデザインを模したフレームを表示できる点w。プレゼンなんかではちょっとカッコイイかもw。

ともあれ今回はWindows版のAirServerを導入。まずはメールアドレスを登録すると7日間の体験利用ができます。もしくはFacebookアカウントで認証すると、ウォールに宣伝リンクが貼られ、そこから利用者が発生すると3日間の追加使用権がもらえるらしいです(試してないので詳細は不明)。

インストールは簡単。特に設定も不要。デフォルトだと自動スタートアップに登録されます。起動してもタスクトレイにアイコンが出るだけですが、これで準備完了。あとはiOS端末側で普通にAirPlay操作をするだけ。常時起動しているArom+IONの録画機に入れたので処理能力的に不安があったんですが全く問題なし。ほとんど遅延は感じられません。フレームがないので逆に肝心の画面がより大きく見られるのも利点かと。

■勢いでMac版も買い直したった

Mac版Reflectionを先月課金したばかりだったんですが、いくつか不満がありました。製品のバグなのかウチだけの不具合か不明ですが、

  • フルスクリーン表示が解除できない
  • 「おやゆびでお」で動画再生時、レジュームやスキップが不安定

など。しかし、Windows版AirServerだとこれらの問題が全く発生せず。これはもしかして?ということでMac版AirServerも試用してみたところやはり問題なし。ちょっともったいないけどこちらも続けてレジストしてしまいました。

■これから買うならAirServerがオススメ

お互い切磋琢磨してるでしょうから、いつ逆転されるかもわかりませんが、現時点ではAirServerがオススメかな。特に仕様などは購入時点の最新版で確認をして下さい。

AirServerが良い点
  • 1ライセンスで5台にインストール可能
  • PayPal課金した時のメールアドレスを入れればアクティベート完了。シリアルNo入力不要
  • (少なくともウチの環境では)動作が安定している
  • 常駐時、タスクトレイ/メニューバーにアイコン化され扱い易い
  • OSX Tiger、Lerpardで使える
Reflectionが良い点
  • フレームが表示され見栄えが良い
  • ポートレート、ランドスケープ固定など若干オプションが多い
  • Windows XPで使える

 

表示マシン名やパスワードの設定、自動アップデート確認など基本的なものはどちらも対応しています。できればAppStoreで販売してほしいものです。AirPlayに勝手に対応させてるから無理なのかなw?

auレピータ導入完了

IMG_2575auのiPhone5にMNPしたら室内圏外出まくりだったんですが、本日auの電波サポート調査に来ていただき、レピータ設置により改善することができました。

au iPhoneが掴める電波は800MHz(新?)と2GHzがあり、当然プラチナバンドである800MHzの方が一般には建物奥まで届くんですが、ウチの場合800MHzの方の品質がかなり悪く、2GHzは窓際でかろうじて拾えてるという状況でした。ネットでブログ記事をみてると「800MHzの良い電波が来てるのに、端末が(例え弱くても)2GHzを優先的に使おうとするので結果としてつながらず、レピーターでも解決できない」というケースが多かった印象ですが、幸いこれには該当しませんでした。

まずは800MHzレピータを仮設置してもらったところ効果が出ず、続いて2GHzレピーターを設置したところレピータ側での感度はMAX表示。ここから5m程度の範囲では快適に通話が発着信できるようになりました。

ただし、我が家は窓の外が写真のように半地下のようになっており(塀ではない)、これより高い位置に設置しないとMAXにはならないようでした。写真はありあわせの台を作って検証した様子w。この状態で効果が出たので設置Goとなりましたが、これでは外に出られない(^^;)。結局、隣の寝室の棚の上に置いたら同じLevel.9が出たので、そちらに本設置することにしました。

ウチはブロードバンド回線がNTTのBフレッツなので、フェムトセルは導入できず、このレピータがダメならお手上げ状態だったのでほんと助かりました。これで当面auとやっていけそうです。