おサイフケータイ用サブ端末をXperia SXに機種変更

ついに納得サイズ(とスペック)のおサイフケータイ対応Android端末が発売になりました。分離合体コンセプトのガラケーF-04Bを買ったのが2010年4月。分離状態でも一応タッチUIを備えており、基本キーボードユニット無しでも使えるということで、やはり薄さ自慢のN705iμから機種変更したんですが、まーこれのタッチUIは本当にク○。おサイフケータイ用でSuicaやEdyのチャージ時のパスワード入力くらいしかしないとはいえ、その度に、「こんなUIでGo出した奴は3年正座しろ」とか思い続けてました。しかしAndroid端末は大型化の一途で代替になる機種もないまま2年。ついにdocomo夏モデルでXperia SXとSH-07Dという4インチ未満でかつおサイフケータイ対応のモデルがラインナップされました!Xi対応のSXか、防水で更に小さいSH-07Dかは悩みましたが、Xiテザリングも使ってみたいのと、SONY製品の方があれこれ我が家の家電群と連携もできるかと思いXperia SX(以下SX)に決定。5月に予約し、ようやく8月10日の発売日にゲットできました。

■ハード周り

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iPhone4S、XperiaSX、F-04Dで並べて比較。iPhone4Sは3.5インチ、SXは3.7インチですが、アスペクト比が異なります。なので横幅は4Sよりもスリム。文字の視認性やソフトキーボード的に若干小ささを感じますが、まぁサブ機としては許容範囲(メインでゴリゴリ文字入力するぜって人は店頭で試した方が良いでしょう)。おサイフケータイ用なので小さければ小さいほどいい、3.7インチでもデカイんだよなーと発表時には思ってましたが、こうして比べるとF-04Bとフットプリントはほぼ変わらなかったのは幸いです。F-04Bは背面のカメラ部分に出っ張りもあるので、それがない分ポケットの中でのおさまりもSXの方が良い位。ただし手触りで裏表が区別しづらいので、改札とかで若干もたつく感じ。

残念なのは充電専用端子とクレイドルがない点。iPhoneみたいに底面にコネクタがあればサードパーティの充電台も期待できるんですが、この機種は左側面上部なので可能性は限りなくゼロでしょう。防水モデルじゃないんだからサクっと充電できるようにしてほしかったです(もしくはQi)。

動作速度は充分キビキビしてます。今時の機種にしては画面解像度が低いのが効いているのかも知れません。

バッテリーは小型モデルなのでちと不安。Xiテザリングで1時間強使って66%でした。純正バッテリーはXperia Ray用のものが利用でき、容量は1,500mAhですが、サードパーティの互換品で1,800mAhのものがあり、購入済み。そろそろ本体の初期不良チェックも済んだってことで利用開始しようかと思っています(ご利用は自己責任で!)。

充電器はmicroUSB端子のならなんでもいいだろうと思い専用品は購入せず。できるだけ早く充電できるよう、iPad等に使う2Aのものを使ってみましたが充電せず。安全回路でも入ってるでしょうか?1Aのものなら問題なく使えました。

■ソフト周り

Androidケータイは(自分で買うのは)初めて。Sony Tablet SでAndroid 4.0は体験済みです。やはりウィジェットは便利です。特にEdyやモバイルSuicaの残高をワンタップで確認できるウィジェットはおサイフ端末としては重宝しそう。テザリングのON/OFFも1タップでできるウィジェットを探してきて使用。

設定画面でアプリ別に電池使用量をチェックできるのも良いですね。iチャンネルが結構食ってるっぽかったので速攻アンインストールしましたw。

イマイチなのはロック画面。iPhoneに揃えて4桁の暗証番号にしたいんですが、4桁の数字を入れた後に決定ボタンが必要なのが手間な上に、それより目立つ場所に大きく「緊急通報」ボタンが出ていてついそっち押してしまいます。決定ボタンを押させた方がより安全ではあるんですが、、、。代わりにインカメラによる顔認証を使ってみています。暗いところなどで顔を認証できないと自動的に暗証番号を聞かれます。ただしまだ他人がパスできないかどうかの検証はできてません(自分が認識されないことはあまりない)。また、iOSのようにロック後に一定時間経過した時のみ認証を求める、という設定にしているつもりなんですが、何故か毎回必ず認証を求められます。ちと面倒。

SONY Readerアプリなど、起動してもGooglePlay画面にとばされ、起動とアンインストールしか選べない、みたいな挙動があやしいものもあります。レコプラやリモコンなどのSONYレコーダー向けの連携アプリもなし。せっかく赤外線ポートがついてるんだからリモコンは対応してほしいですが、姉妹機のGXは非搭載だからコスト的に無理かなぁ。

■カメラ

4sと比較。駅のホームで試し撮りしたものです。設定はデフォルトのまま。

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Xperia SX iPhone4S

 

それぞれPath経由で一旦Facebookにアップしたものなので縮小されてますが、傾向の違いは見て取れるかと思います。記憶に忠実なのはSXの方ですが、階調は4Sの方が良いカンジですかね。色温度はこの中間くらいがいいなぁという感じ。

起動自体はSXの方が爆速(というか最近4S遅すぎ。写真貯めると遅くなるとかですかね?)。ただしiOS5のロック画面からの直接起動になれると、Androidのはやや煩雑に思えます。

■おサイフケータイ周り

Androidがおサイフケータイに対応してだいぶ立ちますが、逆に整理縮小されてしまったサービスも結構あるようです。VisaTouch/SmartPlusや、YAMADAのモバイル会員証などがAndroidには移植されてないみたいです。YAMADAはいちいち暗証番号を入れてバーコードを表示させなければならないので明らかに不便になりました。店員に差し出す時もいちいち店員が端末を手にとってからスキャンするのが煩わしいし、うっかり落としたらどうすんだって話です。ヨドバシやビックも専用アプリは作らずWebアプリ(おサイフケータイWebプラグインというのがあるらしい)になってますね。逆に今までしらなかったのはローソンのPontaカードにモバイル版が出来てたこと。ただ現状はローソン店頭でしか使えないようです。もともとPontaカードは使ってなかったですが、モバイル版があるなら活用してみようかなと。

感度的には問題ないように思います。

■Xi テザリング

残念ながらエリアもスピードも期待以下という感じ。自宅はかろうじてエリアなんですが、一番よく行くマックが圏外でした。またXiエリアでBNRで測っても1Mbpsを超えない程度。Softbank ULTRA-WiFiを休眠させようかと思ってたんですが微妙かなー。Xiパケホーダイフラットでテザリングもコミコミで済ませる計画が…。どのみちPPTPがダメとか色々制約もありそうなので少し試行錯誤が必要そう。検討してる方、Xiにまだあまり夢をみない方がいいですよ。

あと今使ってるウィジェットのせいなのかわからないですが、テザリングをオフにした後、Wi-Fiが無効になったままなのに困ってます。帰宅してWiFiだと思ってバンバン通信してたら3G/Xiパケットだったでござる、なんてことになりかねないので。ウィジェットを変えてみるなり少しリサーチが必要。

■ブルーライトカットフィルム

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本体を買ったヨドバシでたまたま見つけたので、話題のブルーライトをカットするというフィルムをチョイスしてみました。色味が変わるのが不安でiPhoneやiPadへの導入は二の足を踏んでたんですが、こちらで動画や写真を見るということはあまりないので、良い実験だろうと。写真のように見る角度や光の具合によっては青く見えます。また右上の部分はセンサーか赤外線ポートがあるのでそこを避ける形になっています。

購入直後に貼ってしまったので、色味の変化はわかりませんが、やはり若干黄色っぽいかなという印象はあります。まぁ、普通に使うには問題ないレベルです。たっぷり見慣れた後に店頭のホットモックと見比べてみようと思います。

 

おサイフ専用だったF-04Bは週1程度で充電すれば良かったところ、こちらは確実に毎日充電が必要な上に充電コネクタをいちいちつなぐというめんどくささが発生してはいますが、F-04BのあのヒドいタッチUIから卒業できて清々しい気分ではあります。サブ端末だし、こちらもまた2年位はつきあっていけそうかなという印象です。

TMPGEnc MPEG Smart Renderer 4は上々

前身のTMPGEnc MPEG Editor 3(以下TME3)から4年の沈黙をやぶりようやく登場したTMPGEnc MPEG Smart Renderer 4(以下TMSR4)を早速購入しました。主な特徴としては、H.264.AVCなtsやmp4コンテナに対応したこと。必要最低限なエンコードでカット編集可能にするというコンセプトはそのままに、最近のAVCHDカメラからの入力や、Blu-rayへの出力などが可能になりました。マルチ音声(8ストリームまで)に対応しているのも、その筋の人には見逃せないポイントです。

まぁ購入するのは既定路線なんですが、Pegasysのソフトの場合悩ましいのはアップグレード購入すると旧バージョンがディアクティベートされて利用できなくなる点。旧バージョンが完全に不要になるかどうかで、もう1,000円余分に払って両方使える状態にしてくかが悩ましいところです。まぁ、結果としてσ(^^)は旧バージョンと決別できると判断してアップグレードで購入したわけですが、そこら辺を中心にレビューしてみます。

σ(^^)の主な用途はMPEG2+AACないわゆる生tsファイル。まぁぶっちゃけTV番組です。不要部分(CM)をカットし、最終的にMediaCoderでmp4にエンコする為の下地ファイルを作ることです。出力ファイルに問題がないことは当然ながら、その作業が効率良く快適に行えるかどうかが重要です。

発表直後の体験版には多少問題があったみたいですが即座に修正され、発売日時点のものを試した限りでは特に問題なくエンコード用ソースとして利用できました。この対応の迅速さも含めて品質面はまぁ大丈夫そうです。

レスポンスも上々。少なくともTME3に劣ってるということはないです。不要部分を探すのに、スライダーのノブをドラッグで動かしながらスイープしていってもそこそこ追従してくれます。あと書き出しが気持ち速くなってるような?

便利になった点は、TMVW5同様、tsファイルを読み込む時に詳細分析ができるようになった点。これを実行すると、EPGストリームの番組情報かなにかを境に切り出してくれます。なので少なくとも番組の直前0.5秒位のところでカットされた状態で読み込めまれるおで、手間が1つ減ります。カットどころが悪いと微妙にCM末尾の音声が入ったり、数フレーム程度固まる(CM最後のIフレームが切られるから?)ようですが、逆に本編が欠けるということは今のところなさげです。数フレーム固まって見える場合でも、本来の開始フレームより手前にゴミがついているだけなので、音声の無音部分を頼りに切り取ってしまえばOK。つまり余白がないように見えても見えなくても最初の数フレームはゴミってことですね。

あと、「おっ!」と思ったのは、クリップ一覧画面でF2を押すとクリップ名編集ダイアログが開く点。WindowsのExplorerと同じショートカットなのは感覚的です。ただ、なんとこれTME3でもできましたorz。単に右クリックメニューを出した時にショートカットとして記載されてなかっただけ…なんてこった。でもまぁ全体的にキーボードショートカット周りが整備されて、作業効率が上がった印象があります。

残念な点としては、詳細分析付きで取り込むと、クリップ名がEPG由来のものに置き換わってしまう点。せっかくtvrock側でファイル名置換を駆使してファイル名生成してるのに…。グレーな使い方なのでサポートされるか微妙ですね。いやでもEPG由来のデータ読んでる時点で完全に想定外の使い方でもないのかw。

 

マルチ音声などのその他の新機能はまだ試してませんが、H.264/AVCが色々なところでデ・ファクトスタンダードになっている昨今、これを最低限の再エンコードで切り貼り編集したり、そのままBD-R/RWに焼けるというのは様々な場面で活用できそうです。最近はすっかりマカーなσ(^^)ですが、iMovieなどはどうにも馴染めず、この分野ではやはりWindows+Pegasys製ソフトが手放せないですね。

iPadの「ビデオ」アプリが起動しない(真っ黒)時の覚え書き

実家のiPad2に動画ファイルを同期させたところ、「ビデオ」アプリが起動しなくなってしまいました。起動すると画面が真っ黒のまま何も表示されない状態です。アプリやOSの再起動をしてもダメ。

ググると結構同じ現象は出ているようで、日本のAppleのディスカッションボードに「一般」->「リセット」->「すべての設定をリセット」をしたら直った、という報告がされており、皆それにならって解決しているようでした(あるいは復元)。

がしかし、面倒だったのでもう少しあがいてみたところ、iTunesで一旦ビデオの同期設定をオフにして同期したところ、iPadの「ビデオ」アプリが起動。再度同期して全く同じ動画ファイルを再コピーしたところ問題なく使えるように戻しました。

設定リセットや復元よりは簡単なので、まずはこちらを試してみるのがよいかと。

新AirMac Express速攻レビュー

とりあえずWWDC 2012と同時に発売された新製品では、新型AirMac Express (MC414J/A)とThunderbolt GigaBit Ethernetアダプタを購入しました。MBP Retinaは保留。高解像度対応アプリが増えて来ないとまだあんまり意味ないかなと思って。そもそもほとんどは自宅で外部モニタつないで使ってるだけだし。来月CyberNaviがなければ買ってたと思いますが…

で、早朝AppleStoreの爆寸が解けた直後にオーダーしたら翌日の朝イチに届きました。

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パッケージもAppleTVそっくり。うっかり色違いモデルが出たのかと勘違いしそうです。


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同梱物。というか電源ケーブルのみ。あと箱の底に簡単なマニュアル。設定はMac/Windows/iOS用のAirMacユーティリティで行います。iOS版はちょうど昨日対応のアップデートが来てましたね。

従来のコンセント直付け型に比べると設置の自由度は増しましたが、出張などに持っていく時には少し荷物が増える感じで痛し痒しですね。まぁ、σ(^^)は他にモバイル用ルーターもってるので、多分これを持って出かけることはないんじゃないかと。


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とりあえず実家2Fに増設用アクセスポイントとして仮設置。

AirMacだから当たり前ですが白色LEDではなくグリーンとオレンジ。正常動作している時は写真のようにグリーンに点灯します。


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お約束でAppleTV積んでみました。当たり前ですがピッタリ。

ただ両者とも底板がフラットなので密着度が高くて廃熱が心配ですね。

AirMac Expressはしばらく稼働させた状態で触ってみるとほんのり温かいです。旧モデルよりはマシかも知れませんが、格段に消費電力が減ったというほどではないのかも知れません(マニュアルの仕様欄をみても消費電力が書いてない)。

■iPhoneのみで設定完了できるかチャレンジ

まぁ、この辺りは従来モデルとかわってないとは思うんですが、いい機会なので本当にできちゃうのか検証してみました。ゴールは、1Fの無線LANルーターの電波がやや弱い2Fでの電波環境を改善すること。2Fには有線LANが来ているのでこのAirMacはブリッジモードでアクセスポイントとして動作させる、ということになります。

そしていきなりハマる。AppStoreからインストールした「AirMac」アプリを起動して待てど暮らせど未設定AirMacが検出されない。Macの方はなにもしなくても勝手にAirMacユーティリティが起動したんですが。

もしかして既存WiFiにつながっちゃってるとダメなのかな?新しいESSIDが飛んでたりするのかな?と思って「設定」アプリ->「Wi-Fiネットワーク」を開いてみたらびっくり。

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なぜかここに「AirMacベースステーションを設定…」というグループが出現し、「AirMacベースステーション」が検出されていました。

ちなみにここでひとしきり設定した後は「AirMac」アプリからもちゃんと見えるようになりました。もしかすると更にしつこくアプリで待ってれば見えたのかも知れませんが…

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こんな感じで設定ができます(「AirMac」アプリではなく「設定」アプリの画面です)。もしかしてAirMacアプリいらなくね?とか思ったり。

あいからずApple的にユーザにわかりやすかろうと各種用語を一般的な言葉に置き換えてるせいで、逆にわかってる人間にはなんのことやらわからないというジレンマが発生中。「ネットワーク」がESSID、「装置」はデバイス名、パスワードは(暗号鍵ではなく)管理者パスワードを指すようです。

驚いた、というかなるほどと思ったのは、「ワイヤレスネットワークの拡張」(ちなみにこれはいわゆるWDSとは別の機能)の設定を進めていっても暗号鍵を入れる欄がないまま完了。しかもいつのまにか正しい暗号鍵が設定されています。一瞬ビビリましたが、これ多分iPhoneに保存されているものをそのまま流用したんでしょうね。うーん、いいのかなぁ。まぁいいんだろうなぁ。ちなみに設定されたパスワードを生テキストで覗くこともできちゃいました。つまり、暗号鍵がわからなくなったWiFiネットワークとそれにつながっているiOS端末があったら、AirMac買ってくればパスワード調べられますねw。

結局「ワイヤレスネットワークの拡張」は使えませんでした。親がBUFFALO製だからでしょう。言葉が曖昧ですが、これはエクステンダー動作(無線中継)っぽい、でもWDSとは別のプロトコルという理解。まぁ、もともとせっかく2Fにも有線LANは来ているのでそれを活用したかったし、「ワイヤレスネットワークの作成」に変更して同一ESSIDを設定しました。このモード変更は「AirMac」アプリから行いました。

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アクセスポイントモードに設定するにあたってひっかかったのは、EthernetケーブルはLANポートではなくWANポートにつなぐ、という点。これはちょっと国産ルーターとは違うルールですね。

写真は「設定」アプリでのウィザード中のイラスト。ただの四角い箱の絵じゃわかりにくいから差別化しようとしたんでしょうけど、歴代AirMacにアンテナ生えた機種なんかねぇよw!これかえってややこしいことになってる気が。ここはちゃんと機種を検知して写真で示してくれるとAppleっぽさ炸裂でいいんだけどなぁ。

 

あと、単に「ワイヤレスネットワークの作成」モードにしただけでなNATとDHCPが有効で二重NAT状態になっており、別途ブリッジモードに切り替えてやる必要がありましたが、これはちゃんとエラーのバッジが出て説明が出るので親切でした。

 

という感じで、すこしつまづきつつも一応iPhoneだけで設定を完了できました。んー、既存ワイヤレスネットワークの補強とか凝ったこと考えなければもう少し簡単にできたのかも知れませんが、やっぱり知識ほぼゼロの人にはまだちょっと難しいかなという印象です。

 

■電波の飛びはどうか?

特に比較対象はないので感覚的なものですが、木造2階建てを1台でカバーできる感じではないです。ただ外付けアンテナのついたBUFFALOの301Nと比べて劣るということもない気がします。2Fにコレ、1Fに301Nを設置した状態で、MacBook Air上のiStumblerで強度を測ってみましたが、それぞれの至近でみるとちょうど逆転するような感じ。

あと実家に5GHz対応機を設置するのも実は初めてなのでこれも比較対象がないんですが、予想より飛ばないな、という印象。まぁ周波数が高いんだから当たり前か。混信しないとで速度は出やすいんでしょうけど。301Nの電波が届かないので5GHz機種にリプレイスしようかなぁと思っていた時期がありましたが、2Fに別APを設置するという方向の方が正しかったようです。

実は元々余っていたPlanexのAPを同一ESSIDで2Fに設置してあったんですが、なぜかVitaとSONY Tablet Sがそれを掴んでくれず、1Fのギリギリの電波を使おうとしてしまう傾向があって困ってました。iOS系はそんなことないんですが。AirMac Expressに変えてみたSONY Tablet Sの方はちゃんと同じ室内にある強い電波のこちらを使ってくれるようになったみたいです。しかしVitaは変わらず。うーむ。AirMac Expressは基本的に横浜で使う用に買ったんですが、実家もこれで改善するようならPlanexをリプレイスしようと試験してみたんですよね。でもまぁソニタブでマシになるなら変える価値あるのかなぁ。AMEは高いからもっと安いのにしたいところだけども。5GHzにこだわらないなら3,000円くらいのBUFFALOのルーターにしますかね。

2012.06.15追記:

iPadで「おやゆびでお」を使ってストリーミング再生する時の安定度が格段にあがりました!今までのPlanexの11n(2.4GHz)機だとスワイプしまくってるとよく止まったりアプリが落ちたりしてたんですが(特にHD画質)、新AMEだと全く問題無し。設置距離は同じなんで、単純にAMEの性能なのか、あるいは5GHzの恩恵でしょうか。ともあれこれはもうPlanexに戻る気になれないので、家族と折半で実家にももう一台購入することにしました!

■光出力は44.1Hzのままなのか?

AppleTVが出ても頑なにAirMac ExpressでAirPlayしていた層がいます。AppleTVの光出力は48Hz固定で、音楽CDからリップした44.1Hzのオーディオファイルを鳴らす時に一度無駄に変換されるので音質的には不利だというのがその理由です。σ(^^)もそこまで耳が良い訳ではないのですが、スペック厨なのでなんか損した気分を感じていました。

さて新AMEはどうなんでしょ?残念ながら今周波数表示してくれる光入力付きデバイスが周りにないので、2chあたりの報告待ちです(探せばMacのソフトで表示できるのがあったりするかな?)。

ただσ(^^)の糞耳でAVアンプにAppleTVとつなぎかえて聞き比べをしてみたんですが、確かに音が違う気がしました。どちらが好ましいかというと微妙なんですが、AMEの方がクリアな感じ、AppleTVの方が音が太い感じ。単に音量が違うだけかもw。あと光出力端子がAppleTVは角形、AMEは丸形なので、丸ケーブルの先端に角変換アダプタをつないでテストしてます。ピュアな方からするとこれだけで噴飯ものかも知れませんw。

同日追記:

MacのWave Editorというツールで録音設定などは一切いじらずに録り比べてみたところ、AppleTVで48kHz、新AMEで44.1kHzという表示が得られました。スクショ奥がAppleTV、手前が新AMEです。やったね!

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古いプロジェクター(TH-AE500)のランプを安く交換したった

昨年末に天吊り金具まで導入して実家に設置したプロジェクターTH-AE500のランプが点かなくなりました。現象としては公式FAQの「Q05 ランプ(LAMP)モニターが点滅する」という状態で、

  • ランプ回路の異常を検知しています。 電源を切ってからすぐに電源を入れなおしていませんか、光源ランプが冷えるまでしばらく待って電源を入れてください。
  • 電源を手順どうり(冷却ファンが回転している間は主電源を切ったり電源コードを抜いたりしないでください)に切り、販売店にご相談ください。

とあります。ランプは夏に交換したばかりだし、ランプ寿命に関してはQ04に「LAMPモニターの点灯」というのがあるので、本体側の不具合かと思いメーカー修理に出したところ、「ランプの不具合なので交換で3万強」という見積もりが返って来ました。うーむ、ランプは交換したばかりな上にその後たいして使ってないんだけどなぁ、と思いつつも、どのみち交換なら通販で買って自分で交換した方が2.5万程度なのでキャンセル。で、ネットで交換ランプの型番ET-LAE500で検索したところ、純正品の他に互換品があることが判明。2万円程度。そしてそれがあるということはおそらく海外製なのでeBayとかで探せば更に安く買えるんじゃね?ってことで調べてみると、なんとハウジングは再利用して中のバルブユニットだけ売っているのを発見。eBay.co.ukでUS $85、しかも国際送料無料でした。メーカー修理の1/3、互換品と比べても1/2の価格です。5日で到着。

そして見事復活しました!修理担当者の診断が雑で、実はランプが原因じゃなかった場合どうしてくれよう、と思っててごめんなさいw。交換時期ではないけど不良が発生していた、ということなんでしょうかね。いちおうこのバルブは120日保証がつくみたいです。

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写真は交換後の古いバルブ。作業手順は、本体裏のパネルを外し(ネジ2本)、ランプユニットを取り出します(ネジ2本)。そしてランプユニットをバルブとケースにバラすわけですが、写真の黒いコネクタ部分がネジ1本で、あとはフタがツメでひっかかる形で固定しているだけ。σ(^^)はちょっと力を入れすぎてツメを片方割ってしまいましたorz。あとこのバルブにも当てはまるかどうか不明ですが、ガラスには極力指紋をつけないように作業しました。電球一般の話として、脂分が熱を持ってガラスが割れやすくなるっていいますし。

 

さすがに結構古いモデルなので、今更正規料金払って延命させるのもなー、とお考えの方も一考に値するんじゃないでしょうか?