AplpeTV 4KにHomePodダブル盛りで音響強化しました!
あとPS5も来て、ストリーミング動画のシークがサクサクで快適だったのでメディアリモコンも購入しました!
だがしかし、最近増え始めたiPhone 12シリーズによる4K/60p/HDRな投稿動画が見られないことに気付きました。テレビもHDR対応だし、もちろんAppleTV 4K、PS5ともにHDR対応デバイスです。しかしそれぞれのYoutubeアプリが現時点でHDR非対応のようなのです。テレビは2014年モデルのBRAVIA KDL-55X9300cで、こいつはAndroidTVなのでYoutubeアプリも搭載されているのですが、こいつもダメ。今年買った同じAndroidTV BRAVIAの43X8500HはOKでした。つまり、Googleは自分とこのアプリだけは優先してHDR対応させているものの、SONY側でAndroidTV自体をアップデートしていない旧機種には適用されない(もしくはなにかしら更新できない理由が?)ということの模様。ちなみにPS4も大丈夫だったぽい。こないだPS5とリプレイスで処分してしまったよ!
AppleTV 4KもPS5もいずれ対応はすると思うのですが、現在進行系でYoutubeのHDRコンテンツが楽しめないのは悔しい。NetflixとかAmazon Primeビデオなどの映画やドキュメンタリーはこれらの機種でもHDRで視聴できるとは思うのですが、最近いちばん身近というかちょっとした隙間時間にみるのはYoutubeです(隙間時間しかない…)。
そんなタイミングで登場したのがChromecast with GoogleTVです。従来のChromecastと違い単体でストリーミング再生機に進化しました。どちらかというと往年のNexus Playerの後継機種のような感じで、AppleTVやFireTV Stickと競合する位置づけになりました。
なので本体は一回り大きくなり、リモコンが付属。でも価格はそこそこお手頃。AppleTVよりかなり安く、FireTV Stick 4Kよりちょっとだけ高い。4KやHDRにも当然対応。しかしここで油断したら二の舞。YoutubeアプリでHDRが見られるかが問題。製品ページにははっきりとは書かれていませんでしたが、発売直後のレビューをあちこちみた感じ大丈夫そうだったので購入。いずれAppleTV 4KやPS5が対応するまでのつなぎとしてはまぁ許せるお値段かなと。
■リモコンがとても使いやすい
今、我が家でストリーミング端末(STB)のリモコンとして、
- Apple TV 4KのSiri Remote
- PS5用のメディアリモコンCFI-ZMR1J
- FireTV Stick/Cubeのリモコン
- BRAVIA付属のスマートリモコン
がありますが、この中でも扱いやすさはトップクラスです。特に適度な厚みと形状、フラットな重量バランスで持ちやすさや手への馴染みは抜群です。一番持ちにくいのはSiri Remote。薄っぺらすぎてホールド感が悪すぎます。サードパーティのシリコンカバーをつけると若干マシになります。またこれとBRAVIAのリモコンは上下左右キーではなくタッチパッドになっていますが、これも良し悪し。動画のシークはやりやすいですが、ホーム画面やメニューの項目選択はちょっとやりづらい。それに比べると、シークには連打や長押しが伴うものの、コンテンツを選んで再生するところまではかなり上位かなりスピーディ。レスポンスもサクサクです。
■新しいホーム画面、Google TVもなかなか
配信プラットフォーム毎に扱う作品が違うわけですが、それらを複合して検索するアプローチはApple TV 4thくらいから流行始めています。ホーム画面でグローバルに検索すると横断検索できるものは増えてます。Google TVももちろん可能。契約しているもの、いないもの含め選択肢が表示されるので自分の契約状態で無料ですぐに見られるもの、個別購入/レンタル、サブスク契約が必要なものなどがわかりすくなっています。
また気になったのは、(配信プラットフォームに寄らず)作品単位に「視聴済み」フラグをつけられること。例えば「鋼鉄神ジーグ」を検索すると作品情報はヒットするものの、現時点でどこの配信サービスでも見ることはできません。それでもGoogle TV上では「視聴済み」フラグをつけたりお気に入りに入れたりできるのです。こうしておけば、いずれどこかのサービスで視聴可能になった時に教えてくれたり、似たような作品をオススメしてくれるんじゃないかと期待されます(実際のところはまだわかりません)。以前Amazonでは購入した商品でなくとも「購入した」フラグを立てることができました。これによってAmazon経由せずに買ったものもAmazonがユーザの好みを学習する材料にできたわけです。まさにGoogle TVでも同じことができるといいなと思い、とりあえず思いつくものに「視聴済み」フラグをつけまくってみました。さて今後オススメ内容がどうなるか楽しみです。
■TV連動(HDMI CEC制御)もまずまず
付属リモコンではテレビ操作として電源、音量、入力切替ができます。HDMI経由に加え赤外線でも操作できます。初期設定は必要ですが赤外線経由の方がレスポンスは良いです。見始める時は、電源やYoutubeボタン、Netflixボタンを押せば本機ともどもTVの電源も入り入力も切り替わります。見終わったら電源ボタンひと押しでテレビごと切れます。当たり前といえば当たり前ですが普通に楽チン。
■再生までのラグはAppleTV 4KとPS5の中間くらい
先日AppleTV 4KとPS5でYoutubeなどを見比べて、PS5のシークがとても早くほぼ一瞬であることに驚きました。それに比べると本機は一歩届かない感じ。グルグル(アクティビティインジゲーター)が一瞬だけ見えます。それでもAppleTV 4Kよりは速いなという印象。現状、AppleTVとPS5は(途中にWi-Fi6中継をはさんだ)有線LAN、本機だけはWi-Fi6による無線接続となります。本機の有線LANアダプタは別売りなので試せていませんが、もしさらに速くなるようなら買ってもいいかなぁと思っています。
音質としてはせっかくHomePod x2台を接続したAppleTV 4Kに負けますが、トータルの扱いやすさは現状本機が一番。YoutubeのHDRも日常的に楽しめるのがプライスレスです。
- HomePodの組み合わせで音質が良いAppleTV
- シークが速いPS5
- リモコンとUIが扱い易く、Youtube HDRが楽しめるChromecast with GoogleTV
という争いですが、当面は本機の利用頻度が高まりそうです。
2020.12.14追記:HDRとSDRで画面設定が両立しない時のTips
我が家のBRAVIA KDL-55X9300cとの組み合わせで、HDR動画の明るい部分が白トビしてしまうので、コントラストを抑える設定にしました。これで綺麗に見られるようになったと思いきや、その設定で通常のSDR(非HDR)コンテンツを再生すると全体にうっすーい色味になってしまうという問題が。BRAVIAではHDR信号が入力されると画質設定が自動的に「HDR」モードになります。Chromecast with Google TVでは設定によって、
- 常にHDRフラグを立ててHDRコンテンツもSDRコンテンツも出力する
- HDRコンテンツとSDRコンテンツでフラグを切り替える
の2つのモードが選べます。1.の場合、BRAVIAからすると同じ画質設定(HDR)を割り当てるので上記の状態になってしまうわけです。具体的には、設定で「ディスプレイと音」→「コンテンツと一致」の中にある「コンテンツのダイナミックレンジと一致させる」スイッチがそれで、OFFなら1.(常にHDRモードで出力)、ONなら2.(HDRとSDRを再生するコンテンツに応じて切り替える)となります。これをONにすることで、BRAVIAでは別個の設定が割り当てられるので、HDR/SDRそれぞれに最適化した画質設定が追い込めるわけです。デフォルトはONだった気がしますが、私が元々SDRコンテンツ設定はシネマ系の色温度を低めにしていたので、HDR時とSDR時があまりに色味が違って違和感があったのでOFFにした気がします。BRAVIAのHDR画質は色味としてはスタンダードやダイナミックに近い青味がかった色なんですよね。おそらく輝度を稼ぐために必要なんでしょう。仕方ないので、SDR画質もスタンダードにして使うことにしました。これで、YoutubeなどでHDRコンテンツとSDRコンテンツを切り替えても違和感なくどちらも綺麗に見られるようになった気がします。
2020.12.27月:その他の不具合?
HDMIセレクターとの相性かも知れないですが、
- 上記の設定でHDR出力されなくなる。再起動すると治る。
- 本機の電源投入時、HDMI-CEC経由でテレビの電源は入り入力切替も行われるが、途中のセレクターの入力が自動切り替えされない(セレクターの自動切り替えはON)