Youtubeの4KHDR動画をテレビで見る希少な選択肢 Chromecast with Google TV

AplpeTV 4KにHomePodダブル盛りで音響強化しました!

あとPS5も来て、ストリーミング動画のシークがサクサクで快適だったのでメディアリモコンも購入しました!

だがしかし、最近増え始めたiPhone 12シリーズによる4K/60p/HDRな投稿動画が見られないことに気付きました。テレビもHDR対応だし、もちろんAppleTV 4K、PS5ともにHDR対応デバイスです。しかしそれぞれのYoutubeアプリが現時点でHDR非対応のようなのです。テレビは2014年モデルのBRAVIA KDL-55X9300cで、こいつはAndroidTVなのでYoutubeアプリも搭載されているのですが、こいつもダメ。今年買った同じAndroidTV BRAVIAの43X8500HはOKでした。つまり、Googleは自分とこのアプリだけは優先してHDR対応させているものの、SONY側でAndroidTV自体をアップデートしていない旧機種には適用されない(もしくはなにかしら更新できない理由が?)ということの模様。ちなみにPS4も大丈夫だったぽい。こないだPS5とリプレイスで処分してしまったよ!

AppleTV 4KもPS5もいずれ対応はすると思うのですが、現在進行系でYoutubeのHDRコンテンツが楽しめないのは悔しい。NetflixとかAmazon Primeビデオなどの映画やドキュメンタリーはこれらの機種でもHDRで視聴できるとは思うのですが、最近いちばん身近というかちょっとした隙間時間にみるのはYoutubeです(隙間時間しかない…)。

そんなタイミングで登場したのがChromecast with GoogleTVです。従来のChromecastと違い単体でストリーミング再生機に進化しました。どちらかというと往年のNexus Playerの後継機種のような感じで、AppleTVやFireTV Stickと競合する位置づけになりました。

なので本体は一回り大きくなり、リモコンが付属。でも価格はそこそこお手頃。AppleTVよりかなり安く、FireTV Stick 4Kよりちょっとだけ高い。4KやHDRにも当然対応。しかしここで油断したら二の舞。YoutubeアプリでHDRが見られるかが問題。製品ページにははっきりとは書かれていませんでしたが、発売直後のレビューをあちこちみた感じ大丈夫そうだったので購入。いずれAppleTV 4KやPS5が対応するまでのつなぎとしてはまぁ許せるお値段かなと。

■リモコンがとても使いやすい

今、我が家でストリーミング端末(STB)のリモコンとして、

  • Apple TV 4KのSiri Remote
  • PS5用のメディアリモコンCFI-ZMR1J
  • FireTV Stick/Cubeのリモコン
  • BRAVIA付属のスマートリモコン

がありますが、この中でも扱いやすさはトップクラスです。特に適度な厚みと形状、フラットな重量バランスで持ちやすさや手への馴染みは抜群です。一番持ちにくいのはSiri Remote。薄っぺらすぎてホールド感が悪すぎます。サードパーティのシリコンカバーをつけると若干マシになります。またこれとBRAVIAのリモコンは上下左右キーではなくタッチパッドになっていますが、これも良し悪し。動画のシークはやりやすいですが、ホーム画面やメニューの項目選択はちょっとやりづらい。それに比べると、シークには連打や長押しが伴うものの、コンテンツを選んで再生するところまではかなり上位かなりスピーディ。レスポンスもサクサクです。

■新しいホーム画面、Google TVもなかなか

配信プラットフォーム毎に扱う作品が違うわけですが、それらを複合して検索するアプローチはApple TV 4thくらいから流行始めています。ホーム画面でグローバルに検索すると横断検索できるものは増えてます。Google TVももちろん可能。契約しているもの、いないもの含め選択肢が表示されるので自分の契約状態で無料ですぐに見られるもの、個別購入/レンタル、サブスク契約が必要なものなどがわかりすくなっています。

また気になったのは、(配信プラットフォームに寄らず)作品単位に「視聴済み」フラグをつけられること。例えば「鋼鉄神ジーグ」を検索すると作品情報はヒットするものの、現時点でどこの配信サービスでも見ることはできません。それでもGoogle TV上では「視聴済み」フラグをつけたりお気に入りに入れたりできるのです。こうしておけば、いずれどこかのサービスで視聴可能になった時に教えてくれたり、似たような作品をオススメしてくれるんじゃないかと期待されます(実際のところはまだわかりません)。以前Amazonでは購入した商品でなくとも「購入した」フラグを立てることができました。これによってAmazon経由せずに買ったものもAmazonがユーザの好みを学習する材料にできたわけです。まさにGoogle TVでも同じことができるといいなと思い、とりあえず思いつくものに「視聴済み」フラグをつけまくってみました。さて今後オススメ内容がどうなるか楽しみです。

■TV連動(HDMI CEC制御)もまずまず

付属リモコンではテレビ操作として電源、音量、入力切替ができます。HDMI経由に加え赤外線でも操作できます。初期設定は必要ですが赤外線経由の方がレスポンスは良いです。見始める時は、電源やYoutubeボタン、Netflixボタンを押せば本機ともどもTVの電源も入り入力も切り替わります。見終わったら電源ボタンひと押しでテレビごと切れます。当たり前といえば当たり前ですが普通に楽チン。

■再生までのラグはAppleTV 4KとPS5の中間くらい

先日AppleTV 4KとPS5でYoutubeなどを見比べて、PS5のシークがとても早くほぼ一瞬であることに驚きました。それに比べると本機は一歩届かない感じ。グルグル(アクティビティインジゲーター)が一瞬だけ見えます。それでもAppleTV 4Kよりは速いなという印象。現状、AppleTVとPS5は(途中にWi-Fi6中継をはさんだ)有線LAN、本機だけはWi-Fi6による無線接続となります。本機の有線LANアダプタは別売りなので試せていませんが、もしさらに速くなるようなら買ってもいいかなぁと思っています。

 

音質としてはせっかくHomePod x2台を接続したAppleTV 4Kに負けますが、トータルの扱いやすさは現状本機が一番。YoutubeのHDRも日常的に楽しめるのがプライスレスです。

  • HomePodの組み合わせで音質が良いAppleTV
  • シークが速いPS5
  • リモコンとUIが扱い易く、Youtube HDRが楽しめるChromecast with GoogleTV

という争いですが、当面は本機の利用頻度が高まりそうです。

2020.12.14追記:HDRとSDRで画面設定が両立しない時のTips

我が家のBRAVIA KDL-55X9300cとの組み合わせで、HDR動画の明るい部分が白トビしてしまうので、コントラストを抑える設定にしました。これで綺麗に見られるようになったと思いきや、その設定で通常のSDR(非HDR)コンテンツを再生すると全体にうっすーい色味になってしまうという問題が。BRAVIAではHDR信号が入力されると画質設定が自動的に「HDR」モードになります。Chromecast with Google TVでは設定によって、

  1. 常にHDRフラグを立ててHDRコンテンツもSDRコンテンツも出力する
  2. HDRコンテンツとSDRコンテンツでフラグを切り替える

の2つのモードが選べます。1.の場合、BRAVIAからすると同じ画質設定(HDR)を割り当てるので上記の状態になってしまうわけです。具体的には、設定で「ディスプレイと音」→「コンテンツと一致」の中にある「コンテンツのダイナミックレンジと一致させる」スイッチがそれで、OFFなら1.(常にHDRモードで出力)、ONなら2.(HDRとSDRを再生するコンテンツに応じて切り替える)となります。これをONにすることで、BRAVIAでは別個の設定が割り当てられるので、HDR/SDRそれぞれに最適化した画質設定が追い込めるわけです。デフォルトはONだった気がしますが、私が元々SDRコンテンツ設定はシネマ系の色温度を低めにしていたので、HDR時とSDR時があまりに色味が違って違和感があったのでOFFにした気がします。BRAVIAのHDR画質は色味としてはスタンダードやダイナミックに近い青味がかった色なんですよね。おそらく輝度を稼ぐために必要なんでしょう。仕方ないので、SDR画質もスタンダードにして使うことにしました。これで、YoutubeなどでHDRコンテンツとSDRコンテンツを切り替えても違和感なくどちらも綺麗に見られるようになった気がします。

2020.12.27月:その他の不具合?

HDMIセレクターとの相性かも知れないですが、

  • 上記の設定でHDR出力されなくなる。再起動すると治る。
  • 本機の電源投入時、HDMI-CEC経由でテレビの電源は入り入力切替も行われるが、途中のセレクターの入力が自動切り替えされない(セレクターの自動切り替えはON)

 

オーテクの開放型ヘッドフォンリピート買い ATH-AD900X

音声編集作業にモニターヘッドフォン(あまり味付けがされていない音質のヘッドフォン)が欲しくて、以前買ったオープンエアタイプのオーディオテクニカのヘッドフォンが良かったのを思い出して、後継モデルを購入しました。

音声編集には、

  • 有線(遅延がない)
  • 音質に味付けがなくフラットな特性
  • 長時間装着していても疲れない(特に私個人としてはメガネとの相性も)

などが重要になってきます。同居人の仕事が騒音を発しがちなのでアクティブノイズキャンセリング付きに走りがちで、それはそれとして今あるWH-1000XM3が有線接続にも対応しているので使えるかとも思ったんですが、やはり長時間は蒸れたり耳が痛くなったり、音質的にもちょっと低音強めな感じがあったので。

前に使っていたATH-AD900は数年前に従兄妹に貸したまま帰ってきてないんですが、付け心地が非常に軽く(重量的にも側圧的にも)、高音も綺麗に出て気に入っていました。ざっとレビューをみた限り後継のAD900Xはさらに音質が良くなってるということだったので店頭試聴/試着もせずに即決。交換パッドがAmazonなどで手軽に購入可能なのも良し。

価格が少し安くなっていて、もしかするとコストカットなどもあるかも知れません。質感がちょっとプラスチッキーでギシギシ音がします。AD900では「マグネシウムフレーム」と記載があったのがAD900Xでは消えているので、もしかすると素材が変わったのかも知れません。まぁ手元に旧モデルがないので厳密な比較はできないですが、以前ほど「いいもの買ったぜ」感はないです(単に思い出補正の可能性あり)。軽さや側圧の低さも従来同様でメガネしてても違和感がないです。先日JINSでショートテンプルフレームのメガネも使ったので、それを使えばさらに長時間でも使用できそう。

音質は相変わらず自然で聞き疲れしない感じ。また開放型なので周りの音も普通に聞こえて密閉感、閉塞感がないのも良いです。音漏れ気にしないで良い個室で使うならやはり開放型は良いです。モニタースピーカーを両肩に載せてるかのよう。再生周波数帯域が5~35,000Hzということで40kHzに届かない為いわゆるハイレゾ認定ではないですが、ZOOM F6をヘッドフォンアンプ代わりにしてハイレゾ楽曲を聴いた感じ、満足の行く音質でした。

そろそろ終売の気配もありますが、その分お買い得に買えて満足しています。

車内なら使い放題な車載専用ルーターPioneer DCT-WR100D導入

我が家には車が二台あり、そのどちらでもストリーミングコンテンツをよく楽しむ為、Wi-Fiルーターを車載しています。現在は5GルーターのSH-52Aをプリウスに積み、5Gギガホ(つまり現状はパケット無制限)契約のSIMを。カローラスポーツにはその回線に紐付けたデータプラスSIM(1,000円で30GBまで親回線からシェア可能)をNECの150MbpsのWi-FiルーターAterm PA-HT100LN-SWが積んであります。もともと5Gギガホ回線はノマドや仕事でセミナー講師をする時の会場用に契約しているのですが、最近はノマドもしないし普段は車で活用しているというところです。

バッテリーレスのPA-HT100LN-SWは12V電源を車のバッテリーからとることで完全に操作なしで車内Wi-Fiを実現できていますが、SH-52Aはバッテリーのあるモバイルルーターなので、車に乗る度に手動で電源を入れ、(買い物立ち寄りくらいなら入れっぱなしですが、さいご自宅で)降りる時はまた切らなければなりません。地味に面倒くささを感じていました。

そんな折りに発表されたのがPioneerの車載専用ルーターDXT-WR100Dです。docomoの専用プランとの組み合わせで、

  • 車内ならデータ通信使い放題
  • LTE下り150Mbps/上り50Mbps
  • Wi-Fi 2.4GHz専用、同時接続5台(有線LAN無し)
  • シガーソケットに挿すだけでアクセサリ電源自動連動
  • 動作温度-10~60℃

という商品になります。

パイオニア 車載用Wi-Fiルーター カロッツェリア DCT-WR100D

パイオニア 車載用Wi-Fiルーター カロッツェリア DCT-WR100D

20,800円(11/20 10:22時点)
Amazonの情報を掲載しています

料金プランは、税別

  • 一日500円
  • 一ヶ月1500円
  • 一年12,000円

で縛りなし。初期費用は端末代2.5万円程度のみとなります。年契約なら月額実質が1,000円。端末代を入れても2,000円程度ということで、端末購入費は別にすれば現在データプラスと同額で使い放題ということになります。冒頭の使い方なら2台ともこれにしたらかなりお安くなります。

ただしdocomoがこの値段で使い放題を提供する条件として「車載であること」を付ししています。具体的にはジャイロで加速度を見ていて走行を検知しないと時間で通信が停止する仕組みが搭載されています。さすがに常に走ってないとダメ、とまでは言っておらず、始動後30分、停車後60分(アクセサリ電源はON状態)は使えるようです。言い換えると、

  • 電源入れて30分走行が検知されないと切れる
  • 走行検知が止まって1時間すると切れる

ということです。さすがに「オートキャンプで一晩中」というわけにはいかないですが、日常的に車で使うなら全く問題ないでしょう。速度的にも150Mbpsハードでdocomo回線なら音楽ストリーミングはもちろん動画もフルHDクラスでも問題ないのではないかと期待されます。もっとも先日発表されたahamoのようにspモードやmopera Uとも違う独立のAPNで別個の速度制御が行われている可能性もあります。実際3日で10GBみたいな制限もないみたいですし。そこは実機で不都合がないか検証待ちです。

ということで、とりあえず1台まずはプリウスのSH-52Aを置き換える想定で発表日のうちに予約。当初2021/1/1配送予定でしたが早まって本日12/6に着弾しました。

■早速セットアップ!

開封から初期設定、契約手続き、速度測定までを動画で撮ってみました。

電源スイッチもなくシガー電源に連動して自動でON/OFFされるので一度設置してしまえば操作不要です。起動も充分速い気がします。できればオンラインになったところでピでもなんでも音が出て教えてくれるといいかなと思いました。

一般的なルーター機器同様、ブラウザで設定画面にアクセスし、SSIDやサブネット、DHCPなどの設定は変更できました。一方、ポート開放などの凝った設定はなし。またスマホ最適化がしてなくてモバイル端末からの設定はやや使い勝手悪し。

■speedtest.netでベンチマーク

神奈川の自宅や周辺で測った感じ下り20Mbps前後というところです。Wi-Fiが2.4GHzの150Mbpsなのでそんなもんですかね。FireTV StickでYoutubeやNetflixは全然普通に試聴可能でした。動画が始まるまでの待ち時間も1,2秒程度とサクサクです。車内なので4Kで見ることもなくまったく不足ないパフォーマンスだと思います。

ちなみに同じ自宅前で、カローラスポーツに搭載してあるPA-HT100LN-SW(docomo 5Gギガホのデータプラス回線)で、同じiPhone 12 Pro Maxでspeedtestしてみましたが、やはり下り20Mbps前後でした。

やはりWi-Fiの150Mbpsがボトルネックになっており、それ以上の回線的な違いはないと見て良いのかも知れません。PA-HT100LN-SWには有線LANポートがついているというアドバンテージがあり、車載AppleTVなどとより安定、高速通信が可能ですが、実際に不便もないので良し。

逆にいうと、性能が同じなら既に自動電源連動改造までしたPA-HT100LN-SWをDXT-WR100Dに載せ替えるメリットも薄そう。SH-52Aの5Gギガホは解約し、こっちのデータプランを同じ5GギガホのiPhone回線に紐付けなおせば月間30GBは使え、費用も同じ1,000円。新たに端末代を25,000円支払わなくてもよさそう。プリウスはAppleTVではなくFireTV Stickなので基本Wi-Fi用ですし。

純粋なハードとして比べるとDXT-WR100Dの方が小さくて、起動(エンジンかけてから通信可能になるまでの時間)が少しだけ速いような気がする(測ってはないです)、くらいですかね。

2020.12.11追記:

エンジン(ACC)ONからの起動時間を測ってみました。本製品はバッテリー非搭載なので常に電源ONからコールドブートになります。Wi-Fi通信可能であることを示す青色LED点灯状態までの時間をストップウォッチで測ったところ27秒ほどでした。同時にFireTV Stick 4Kも起動させると、こちらの起動ジングルが鳴りホーム画面になる方がやや早いです。各種コンテンツのサムネイルがなにも出ない黒画面が数秒続きますが、エラーになるよりは先に通信が確立するという位の時間差です。FireTVはいちどホーム画面でネットワーク不通エラーが出るとコントローラーで設定画面に行って手動復帰させないとならないのですが、それにはギリギリ間に合うという感じ。結果的には何もせずともFireTVのホーム画面まで到達できます。

 

■まとめ

少し前までモバイルルーターって1円とかタダ同然で入手できちゃうようなものだったので、2.5万円という機器代は高いと思う人もいるかも知れません。Wi-Fi側が2.4GHz/150Mbpsなんて10年位前のレベルな気すらします。がまぁ、月額料金が実質1,000円だったり、逆にレジャーに行く日だけ単日契約できたりと、契約プランの手軽さ、コスパは唯一無二なので、3,4年くらいかけて償却すると思えばまぁアリじゃないかなと。

とりあえず様子見で30日プランで契約しましたが、次は365日プランにしてdポイントをせしめてさらにコスパに磨きをかけるつもりです。

 

2021.1.7追記

本日突然赤ランプ点滅で通信できなくなりました。お試しで一ヶ月プランが切れたというオチでした。一ヶ月なんの不満もなくYoutubeやNetflix、Amazonプライムビデオなど視聴できていたので、今度こそ実質1,000円/月となる年払いプランを再契約しました。本体裏のQRコードからとぶと新規契約のフローに入ってしまいますが、適当にトップページに戻ってdアカウントでログインしたら継続のページになりました。ここら辺、契約履歴のある端末ならサクっと継続ページに遷移してほしいものです。ともあれ手続き後は電源を入れ直したらサクっとつながりました。

なかなか品薄が解消されず定価で買えない状態が続いているようですが、早く改善されるといいですね。

 

PS5の配信動画の快適さと純正リモコン

PS5を導入しても、ネイティブ対応のソフトはこれといってやりたいのが選び切れず、Division2をやり返したりしてロードの身近さを体感しているくらいです(測ってないけど比較的快適になった気がします)。

そんな中で一番感心している点はYoutubeなどストリーミング動画をみる時の出画の速さ。途中Wi-Fi6中継機を挟んだEthernet接続なんですが、グルグルなしでパッと再生が始まります。一覧でフォーカスした時点で先読みでもしてるのかと思ったんですが、シークもポイントを確定したら瞬時で動き出します。これが同じハブにEthernet接続のAppleTV 4Kだと絵が出るまで3秒くらいあって、動き出すまでもう1秒という感じ。シークバーの操作自体はスライドパッドのAppleTVの方がスムーズで素早いんですが、確定の押し込みをした後でやや待たされる。ちなみに別室のFireTV Cubeはその中間くらい。Apple TV 4Kにはもう少し頑張ってほしいですね。

テレビでの動画視聴端末としてもPS5は優秀かも知れません。ただせっかくつい先日AppleTV 4KにHomePod 2台の体制を構築したばかりで、さすがに音はそちらの方が良いので悩ましい…

でもまぁYoutubeでトーク中心のコンテンツなんかはPS5の方が快適だろうと、当面こっちメインにするため純正リモコンを購入してみました。本体とヘッドフォン以外の周辺機器は普通にどこにでも売ってますね。

純正メディアリモコン CFI-ZMR1
公式写真とかであまり見ない背面。本体に似た黒いライン入り。例の○×△□シボも。

Dual Senseコントローラーの場合、両手で持たなければいけなかったり、PSボタンで起動した後、ホーム画面で「メディア」タブ→対象動画サービスと選ばなければならないところ、こちらのリモコンを使えばNetflixとYoutubeはワンボタンで(各サービスの)ホームへ移動できます。SpotifyとDisney+は使ってないから不要ですが(というか日本でDisney+は使えないと読みました)。割当が返られるのが理想ですが、大人の事情でそうもいかないのでしょう。

■実際の使用感

手に持った感じは多少表面パネルのエッジが気になりますが、AppleTVの薄っぺらいリモコンよりはしっくりきます。

上部両側の4つのボタンは赤外線によるテレビ操作用です(電源、ミュート、音量↑、音量↓)。なにやらPS5が勝手にテレビのメーカーをHDMI経由で識別したらしく、コードも自動で設定されました。PS5がスリープの状態でこのボタンでまとめてテレビとPS5の電源が入ります(テレビの入力状態にもよるかも)。もしくは、リモコン下部のサービスボタンなら、該当アプリの起動まで一発です。ただテレビ電源ボタンでテレビを起動するのは当然ながら一瞬ですが、NetflixやYoutubeボタンはやや反応が遅いというか「あれ?反応しなかった?もう一回押すか。」ってくらい秒で反応がかかることがあります。それでも4,5秒くらい待っていればPS5が「ピッ」と鳴って電源が入り、吊られてテレビがONになり、入力も切り替わります。

惜しいのはYoutubeやNetflixアプリが直接出るのではなく、コントローラーで起動した時と同じでPSアカウントの選択画面になる点。もしかしたら登録アカウントが1人だけなら出ないのかもですが、我が家では自分と同居人の2アカウントがあり、それを選択しないとアプリ画面には行きません。まぁそりゃそうだよなという理解もしつつ、1ボタンでアプリホームまでいけないという事実は触れておきます。NetflixでもYoutubeでもそれぞれのアカウント選択画面が出ますしね。現状99%私のアカウントしか使わないので、自動ログイン設定を有効にしておくでもいいのかも知れません。

追記:自動ログインにしました。Youtubeも1アカウントの場合、

  • 動画再生した状態で右上ボタンでテレビ電源を切ると連動してPS5もレストモード(スリープ)になる
  • 再度「Youtube」ボタンを1押しすると(4,5秒待たされ)「ピッ」となってPS5が起動。テレビもオンになり、Youtubeで見ていた動画の続きが再生される

という感じになりました。そんなに多くの動画で試したわけではありませんが、電源を切った瞬間の再生位置から3,4秒は進んだところから再開されてるようです。PS5が起動してからTVが起動するまのタイムラグの分、先に進まれちゃってるのかも知れません。ウチはTVにぶらさがったHDMI機器が多すぎるせいか、入力切替に時間かかりがちなので。

 

アプリのホーム画面についてからは四方向ボタン、決定、戻るで操作するだけなので特に違和感ありません。Dual Senseみたいに×と○を取り違えてストレスにになることもなく(笑)。

AppleTV 4Kと比べて選択操作は一長一短。1押し1動作のアイコン選択などはこちらの分離ボタン式の方が手早い感じ。一方、シーク操作は移動量を直観的に指定できるApple TV (Siri Remote)の方が圧倒的に楽。Youtubeとかで無駄にダラダラ長いコンテンツをサムネイルを見ながら早送り、とかいう場面だとApple TVですかね。先に書いた通り、選んだ箇所の動画再生が速いのは圧倒的にPS5なんですが…

ちなみに本リモコンの左右ボタンと◀◀/▶▶ボタンは動作な同じぽいです。1押しで10秒ジャンプ。長押しすると、テッテッテーと進みますが、AppleTVのように狙ったところで止めるのは難しいです。また最後に決定または再生/ポーズボタンをおして確定しないと再生は始まりません(ただここで先読みをしているのか、おした瞬間に再生がスタートします)。

 

そんなこんなでAppleTVと比べると一長一短ですが、PS5をもっていて動画もよく見る、他に動画端末は使い分けてはいない、という人にはオススメできる周辺機器だと思います。

 

AirPods Proの使い勝手と音質を強化 ~コンプライのイヤーチップに交換

AirPods Proの一番不便で恐い点はポロっと外れる点です。イヤーチップがすべすべのシリコンなので使ってるうちにスルスルっと緩んできて唐突に外れて落ちることがままあります。最近ではあまり外につけていくことはありませんが、トイレとかではいつもヒヤリとします。
なんかコンプライみたいな交換チップが使えるといいのになぁと発売当初に思っていたのですが、しばらく見ないうちに各社から様々な材質のイヤーチップが発売になっており、当のコンプライもしっかり商品化していました。



(正規価格は3,000円程度です。それ以上の釣り上げ価格で買わないようご注意ください。2020/11月末現在、発売直後で品薄のようですが、ヨドバシではまだ買えました。)

パッケージ。同一サイズが3セット入ってます。

コンプライ(CIMPLY)はイヤホン界隈では有名な交換イヤーチップのブランドで、じんわりしたフォーム(ポリウレタン)素材ででフィット、密閉感を向上させるのを特徴としています。スポンジみたいな柔らかな素材ですがゆっくりと元の形に戻るので、少し指でつぶしてから耳の穴に装着し、じわーっと復元させることで、耳の穴の形にぴっちりとフィットするというわけです。密閉することで、

  • 低音が強まる
  • 音漏れが減る
  • 外れにくくなる

といった効果が望めます。AirPods Proのような完全ワイヤレスイヤホンの場合、専用充電ケースに入らないと困るので、通常のコンプライ製品に比べるとピースのサイズはやや小さめ。S/M/Lの3サイズですが、それぞれが1ペアずつセットなのではなく、サイズ毎にパッケージがわかれて、同一サイズが3ペア入りですのでご注意ください。一旦自分にフィットするサイズがわかってしまえばその方が経済的ですね(フォーム素材は消耗が激しい)。

とりつけた状態(ピンボケ)。同じMチップで純正より少し大きい。

今回私はとりあえず純正チップで普段使いしているのがMなので同じMを注文してみました。並べて見るとちょっとだけ縦に長い感じ。でも一旦つぶして耳に入れるので問題ありません。この大きさが内圧となってフィット感を高めてくれると言えます。

かたや不安なのは充電ケースへの収まりです。

充電ケースにもしっかり収まって充電もできてる様子。

試したところギリギリ入りました。摩擦が高いので少しひっかかる感じがしますが向きに気をつければしっかり収まります。Lサイズだとどうなんだろ、、とは思いますが、さすがに大丈夫であることを確認して販売はしてるでしょう。充電ランプも点灯しているので動作にも支障はなさそう。

まだそれほど長時間つかってはないですが、いわゆるコンプライの特徴がそれぞれ感じられます。特にフィット感は高まった気がして相当暴れでもしない限り落ちない安心感があります。遮音性も上がるので本機の売りであるノイズキャンセルもより一層効果が高まった気がします。逆に外音が聞きたい時はNCをオフにすればマイクを通した音が聞けるので、物理で遮音性が高いことが難点になりにくい。AirPods Proとフォームチップはとても合理的な組み合わせなんじゃないかと思います。

強いて難点を挙げるならば、装着時にスポンジをぎゅっとつまんで小さくするというひと手間が発生する点でしょうか。横着してそのまま耳に挿そうとしても太いままだとうまく入らず落としやすくなるので、この手間は必ず必要です。

あとはできれば色は本体にあわせてホワイトがあると良かったかな。素材的に難しいのかも知れません。過去の例だと(他機種用で)グレーはあったようですので、そのうち追加にはなるかも知れませんね。