新しいハンダごてセットを購入

別記事のカビキラー電動スプレーを修理にするのにハンダごてが必要になったんですが、引越し以降行方不明。

この機会に買い直しました。

USB 5Vやガス式のコードレス式もいいかなと思ったんですが、

  • 温度調節ができるハンダごて
  • 半田
  • 半田吸い取り器(実は使ったことなかった)
  • 小手先も数種類付属
  • ピンセット2本
  • スタンド
  • 収納ケース

など盛りだくさんのセットで2,000円というコスパの高そうなこちらにしてみました。半田ごて関係は割とゴチャゴチャ小物が必要になるので、ひとまとめにしておけるケースはありかなと。あんまり基板実装されたものを扱うことはないですが、Youtube動画とかでICチップや抵抗をつけかえている様に憧れて吸い取り器やチップ固定用の小手先などもなんとなくもっておきたく。

あと温度調節ができるのも憧れでした。USB式やガス式のはレビューをみていると熱くなりすぎて濡れスポンジで冷ましてから使う必要があるなどと書かれており、だったら最初から温度指定できるものがいいかなと。先日の電気フライヤーでも感じましたが、温度という目に見えないパラメーターが自動で維持されるのって非常に便利です。一般的な半田には300℃くらいがいい模様。今回修理したカビキラー電動スプレーの半田はやや溶けにくくて350℃まで上げる必要がありました。

スタンドはやや安っぽい組立式ですが、機能としては充分だし、使わない時はバラしてケースに収まるのもGood。できればネジとナットは毎回面倒くさいのでもう少し簡単に組立/バラシできる作りだと良かった。

また地味に良かったのがピンセット。先端がめっちゃ鋭い。それでいてしっかりつかめるので、モーターの接点に巻き付いた半田まみれの電線をもぎとるのに重宝しました。黒いので非導通タイプですかね?こないだXperia Z3 Tablet Compactのバッテリー交換の際にコーナンで3本ばかり買ったばっかりですが、こちらの方が良かったかも。

ケースは若干の余裕があるので、吸い取り線とか多少の追加小物も格納できます。

DYI用にひとつ持っとこうという向きにはピッタリのセットだと思います。

Xperia Z3 Tablet Compactのバッテリー交換に挑戦

最近、お風呂読書端末としてKindle Oasis 10thが行方不明なのでiPad Pro 12.9′ 2018を防水ケースに入れて使ったり、Galaxy Note 10+だったりを使っていますが、iPadは重すぎるし、GalaxyやiPhone 12 Pro Maxは防水端末とはいえケースが濡れたり隙間にお湯が残ったりするのがイマイチ。

そこで処分しようと思いつつずっと積んであったXperia Z3 Tablet Compact(2015年購入)を復活させてみることに。Androidバージョンが古かったり性能的な古さはありますが、電子書籍ビューワーとしては充分現役で、現行でもこのサイズの防水タブレットは代替品がなかなかない名機です。

しかし久しぶりに充電して使ってみたら、残量100%の状態から10分ほど使ってるといきなりシャットダウンになって残量無し表示に…妊娠こそしてないですがバッテリーが逝ってました、、

メーカー修理や一般修理ショップでのバッテリー交換も検討してみましたが安くても1万円前後はしそうで微妙だったのでDIYにチャレンジ。最悪液晶割ったりして再起不能になっても泣かない覚悟で。最近Youtubeでジャンク修理動画とか見ていて久しぶりになにかを分解してみたかったのもあり。

■購入品

・交換バッテリー

AliExpressとかで超絶安いものもありましたが、配送期間や信頼性、価格でバランスを考えて互換バッテリーの老舗ROWAブランドのものにしてみました。バッテリーはできれば純正品にしたい派ですが、こういうので「純正」を謳っていても実際はどうだかわからないなと思ったり。

・スパッジャー

スマートフォンのように両面テープで貼り合わせてある機器を分解するのに使う薄い金属ヘラです。上記バッテリーにもプラ製の工具が付属はしてきますが、各種バラシ動画でよく使われている金属スパッジャーを試してみたくて購入。プラ製のヘラは強度を保つためか先端は薄くてもすぐに太くなっていく形状をしています。対して金属スパッジャーは薄いまま深く差し込むことができるし、強度もあります。

・カーボンヘラ

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これは以前から家にあったもの。どこまでカーボンなのか不明ですが、単なる樹脂よりは硬い感じで、先端もなかなか鋭いです。上記金属スパッジャーよりも幅が広く、バッテリーの両面テープを剥がすのにはこちらの方が良かったです。

・防水両面テープ

Xperia Z3 Tablet Compactは防水端末なので、フロントパネルの再貼り付けに使う両面テープも防水仕様のものを物色。また厚みも極薄のものがよかろうと。こちらの製品は厚みがわずか0.2mmで太さは各種ありましたが3mmをチョイス。結果としてはもう少し細くても良かったなという感じ。選べるなら2mmか1.5mmくらいがジャストフィットな気がします。

■バッテリー交換成功!しかし…

一応記録動画を撮りながらやったんですが、作業に熱中すると画角外れてたり黙ってたりでコンテンツとして面白いものになったかは微妙。時間があれば編集してYoutubeに上げるかも知れませんが、とりあえずテキストにて報告。

ちなみに既にYoutubeに上がっているこちらの動画がおおいに参考になりました。

まず両面テープを剥がれやすくする為の温めですが、ヒートガンはなかったのでDysonのドライヤーを使いました。温度はまずまずですが風量もあるので割と速攻で冷めてしまう感じでした。半周くらいで剥がれにくくなってきて再加熱しました。でもまぁ加熱した後で上記スパッジャーを上下スピーカー(?)の部分に挿していくと割とサクサクはがせました。確かにこれは良いものです。奥まで差し込みすぎないことと、フロントパネルを強く剥がして割ってしまわないように気をつけながら外周にあるブチルゴム的な両面テープを切り裂いて剥がしていきました。持ち上げた分の再接着を防ぐために付箋紙を挟んでいったんですが、ドライヤーの再加熱で全部吹き飛びましたw。セオリー通りにテレカとかギターピックでも用意できれば良かったんですが、普段どちらも縁がないもので。後で再現する為にどこのどう両面テープがついているかを憶えておくのがポイントです。

バッテリーからの出る赤と黒のコネクタの外し方がわからずかなりビビリましたが、動画のように下から持ち上げるように外す形でした。ケーブルを切ってしまわないようかなり緊張しました。またバッテリー自体がリアパネルに両面テープで止まっています。こっちはカーボンはがしヘラで。両面テープの形状を先に動画で確認してイメージしながら作業すると良いと思います。リアパネルに残ったテープもこのヘラでガシガシ剥がせました。

純正バッテリーにある固定のツメがROWAバッテリーにはないですが、裏面に3Mの両面テープが正方形に貼ってあるので、それを使ってリアパネルに接着固定します。

ここで一旦フロントパネルの液晶コネクタなどを戻し仮組みして通電確認。バッテリー自体は問題なく動作しました。コネクタにかぶっている黒いカバーをドライヤーで吹き飛ばしてしまい捜索に時間がかかりました。基本ネジとかは使わないのでなくすとしたこの部品です。お気を付けください。

で、両面テープを貼っていきます。動画をみてもわかると思いますが単純に4辺の外周ではなく、上下のスピーカー部分を回り込むような形になっているのがポイントです。上にも書きましたが3mm(ノギスで測ると3.15mm)幅のテープだと微妙に太い。2mmがあればそちらを買うといいと思います。隙間無く繋がるように丁寧にカットして元のテープと同じ経路を再現します。重ねてしまうとそこだけ厚みが出てよろしくないと思うので重ねず離さずで慎重に。

カメラが起動しなくなった?

通電確認時にはそこまでチェックしなかったので、フロントパネルを再装着してから発覚したんですが、カメラアプリが異常終了して撮影ができない状態になっていました。「カメラ」アプリだと「問題が発生したため、[カメラ]を終了します。」と表示され起動しません。Facebookなどのアプリ内でカメラ撮影しようとしても真っ暗です。実のところPixel3XLを買ってから使っておらず丸2年くらい放置していたので、この修理の前からおかしかった可能性もありますが、真相は闇です。直接抜き差ししたコネクタは、

  • 液晶パネル
  • サイドボタン
  • バッテリー

だけなのであまり影響があるとも思えないのですが。現象としては価格.comのこのスレッドの皆さんと同じ、海外掲示板でもある日突然使えなくなったという人が大勢いるようなので、分解とは関係なくAndroid6アップデート辺りで元々問題が発生していた可能性も高いと思っています(だとしたらSONYが放置してる?)。

いずれにせよ電子書籍ビューワーとしての余生を過ごさせる意図なのでカメラは使わないしこのまま放置かなと思っています。へんに再分解して液晶パネル割ったりしたら目も当てられないので。いつか処分することになった時には注釈が必要ですね。

■まとめ

バッテリー性能がフルで発揮できるのは2,3回充電してからダゾって注意書きがあったので、少し様子見ですが、一応、普通に充電でき、即時シャットダウンみたいなことは起きなくなったのでとりあえずの目的は達成できた気がします。恐いのであえての水没テストもしません。普通にお風呂に持ち込んで良い端末が出るまでもてばいいかなと思っています。

今の端末に比べるとさすがにアプリ起動とか少しもたつくかなという感じですが、電子書籍アプリが起動すれば読み進めるには全く支障ありません。つくづく良いサイズ感の端末だなと思います。

■2021.2.1追記:動画アップしました

 

ハイバックチェアをバーチャル背景対応にする

私のワークチェアはIKEAのMARKUS (マルクス)です。ストレートネックで首に負担がかかりがちなのでハイバックタイプであることが欠かせません。

IKEA(イケア) MARKUS 50137208 回転チェア, ブラック

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しかし昨今のテレワークブームでハイバックであることに難点が。

バーチャル背景でヘッドレスト部分が誤認識されがちなのです。カラーがブラックでかつ私自身が黒髪というコンビネーション故の現象なのでしょうけど、写真のようにヘッドレストが映ったり、逆に頭部が欠損(笑)したりします。

ヘッドレストが映り込む
頭が欠ける

 

背景を隠す、というバーチャル背景本来の機能を損なってはないんですが、やはり気になります。どうせなら綺麗に抜いて欲しい!

要するに髪や服の色と違っていればいいので、無地のバスタオルでもかけておけばいいんでしょうけど(パイルの感触好きだし)、たまたまユザワヤを通りかかったので、材料を買って簡易カバーを作成してみました。追々ATEM Mini Proのクロマキー合成(グリーンバック抜き)でも使うかも知れないのでそれっぽい黄緑色の布をゲット。110cm幅 x 1m辺り580円-30%OFFで余裕をもって2m購入しようとしたら在庫のロールが微妙に足りなくて1.8mくらいになりました。

MARKUSのヘッドレストは幅が実測で42.5cm、クッション部分を含めて実測6.5cmほどの厚みがあるので適度にマチをつけてみます。背もたれは下にいくにつれ広がっていく形状ですが、厚みはヘッドレスト部分より薄くなるので差し引きでピッタリだろうということで型紙的にはシンプルに長方形でいきます。

こちらのサイトを参考にマチのとりかたを検討。

横幅 + マチ + 縫い代ということなので、42.5 + 6.5 + 1 = 50cmと切りの良いところで決定。縦はカメラの画角より下までいけばいいので適当に。

これだけの縫い物のためにミシンを発掘してくるのが面倒だったので、アイロン固定の両面テープを購入。

 

50cm幅、高さ1.8mくらいの布を2つ折りにして長辺2辺をアイロンテープで貼り合わせます。残り一辺もほつれ防止と見た目のためにそれぞれテープ幅くらい折り返して固定しておきます。マチは両角のところを三角に折り返して接着。正確にはマチ幅にしたい6.5cmを底辺とする二等辺三角形にするのが良いでしょうが、適当に(笑)。あと距離も短いし、可能ならここは糸で縫った方が綺麗かも知れません。

超テキトーですが図解するとこんな感じです。

最後に全ての縫い目というか接着面が内側にくるように裏表をひっくり返せば完成です。

完成!

生地はできるだけ伸縮性があるものがいいですね。売ってるかわからないですがジャージみたいな?今回買ったのは普通の綿布だと思いますが、まぁサイズもほぼ狙い通りでいいかな。せっかくの背もたれのメッシュが無効化されちゃいましたが、まぁ夏に実害が出たら考えます。

ZOOMのバーチャル背景でテストしたところ、ヘッドレストが映り込んでしまう現象はほぼ解消できたと思います。ただ髪が欠ける部分については頻度は減った気はするものの完全に撲滅はできてない感じです。まぁ出ても一瞬なので良しとします。

あとは、これを買えばATEM Mini Proで本格的なクロマキー合成をする際にもイスが見えることはなくなるかな?

この種のチェア用グリーンバックはAmazonでも色々なブランドが売られていますが、この製品はハイバックチェア用の延長ベルトが同梱されていてヨサゲかなと思っています。もし買ったらまたレビューします。今回買った布と色味が近いといいのですが…

 

[iOS] ファミリーアカウント化の子どもがiTunesギフトチャージしてもLINEコインを買えない時の覚書

新年、お年玉を手にした子ども達が真っ先に買ったのはiTunes(Apple)ギフトカードでした(笑)。これが噂に聞く「サンタさんへのお願いはiTunesカード!」ってヤツかぁ。時代ですなぁ。しかも「お世話になっている友人にLINEスタンプを贈りたい(小学高学年)」のだと。令和キッズすげぇな!年賀状出す感覚なんですかね?

我が家は実家の姪達をファミリー共有で私が管理しています。子ども達がアプリを購入/インストールしようとすると、親アカウントであることらに申請通知が来て、許可することで実行される設定になっています。その環境下でiTunesギフトチャージやLINEスタンプ(コイン)購入がつまづいたのでメモしておきます。2021年初頭、iOS14.3時点でのメモになります。

[トラブル1] iTunesギフトがチャージできない

まず店頭で買ってきたiTunesギフトカードのチャージをしたいということで、スクショをつけて手順説明を送りました。しかし「App Store」アプリで右上の自アイコンをタップしたところに「ギフトカードまたはコードを使う」の項目がないとの返信。スクショ送ってもらうと確かにない。「メールでギフトカードを送信」や「Apple IDに入金」もまとめて項目が存在しない。グレーアウトして押せないのではなく、項目自体がスッポ抜けてる感じ。

 

通常の「アカウント」画面
ファミリー制御下の「アカウント」画面

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一見違う画面かと思うくらい違いますが、「購入済み」の下がまるっとなくて「最近のアップデート」になっています。

これは、親iPhone側の「設定」アプリで「スクリーンタイム」から子どものアカウントを選択し「コンテンツとプライバシーの制限」の中にある「アカウント変更」を許可にすることで解決しました。

項目がないと混乱するので、残しつつグレーアウトし、さらにタッチしたらエラーメッセージでどうしたら押せるようになるか案内をする、くらいはしてほしいものですね。昔のApple Human Interface Guidelineには「安定性(Stability)」という指針があって、「使えない項目を消すのではなく残した上で押せないようにしておく」ということが書かれていたはずなんですが、今のガイドラインではそうなってないんでしょうかね。

[トラブル2] LINEコインが購入できない

無事iTunesギフトチャージが成功し、再び(子どものiPhoneで)「App Store」アプリで自アイコン->「Apple IDに入金」を開くときちんと残高も反映されているのを確認。

さぁこれでLINEアプリでコインのチャージ操作をします。親端末に申請がとび許可をします。がここでまた謎のブロックが入り購入が完了できません。具体的なエラーとかも出ず、いつまでも購入が完了しない感じ。

ググるとiTunesギフトから支払う場合でも、「設定」アプリ-> (アカウント名)->「支払いと配送先」で支払いクレジットカードで「なし」を選んでおかないとダメとのこと。実際に(子どものiPhoneで)「支払いと配送先」を開いてもらうと、でみると、「お支払い方法」のところに、Apple ID残高と親アカウントのクレジットカードが並んでいる状態でした。そしてクレジットカードの方に赤字で「確認が必要です」的な(スクショ撮り忘れて正確な文言不明)表示が出ており、そちらをタップしてCVVコードを入力すると消えました。

この後でもう一度購入操作をしたところ、親アカウントに許可申請は来たもののクレジットカードではなくAppleID残高から引き落とされてLINEコインの購入ができました。子どもが自腹で買ったiTunesギフトでスタンプを買うのに都度親アカウントに申請が来るのも面倒だなと思ったんですが、一応もう一度試した時には申請自体来ませんでした。おそらくApp内購入の場合、一度アプリ単位として許可を出したので次からは再ダウンロードと同じ扱いになるってことなのかな?

問題として「親アカウントに来る購入申請画面では、それがAppleID残高からの引き落としなのか親クレジットカードへの請求なのか区別がつかない」という点がありそうです。原則としてAppleID残高がある場合はそちらから先に使われるのは確かなのですが、許可を出す親アカウント側からはそれを区別できない(許可後にクレジットカードが使われればメールは来るでしょうけど)。ぶっちゃけいちいちLINEスタンプくらいで細かいことを言うつもりはないですが、せっかく自分のお年玉をやりくりして買い物をしようとしている時に、そこら辺が曖昧になっちゃうのもなという気がします。またもしApp内課金がアプリ単位で再申請が出ないとしたら、次からは無許可でクレカでも買えちゃうのかという点も気になりますが、その辺もドキュメントみてもよくわからず。同じAppleID残高での課金になるケースと、残高が付属してクレジットカード課金になるケースで挙動が違うのかどうか。

Appleの公式ドキュメントは正常ケースの最低手順しか書いておらず、そこらへんの分岐に関する言及が絶望的に不足していますね。

ともあれまずは「お年玉から友達にLINEスタンプをプレゼント」というミッションは達成できました。

AfterShokz OPENCOMMとメインマシン(X570M Pro4)をBluetooth 5.0化

2020年最後の実査を追えた日、打ち上げて的に(何度目かの)年内最終ガジェット買いをしたくなってヨドバシへ。

お目当ては骨伝導ヘッドセットのAfterShokzのOPENCOMM。

前からフレンドが使っていて気にはなってたんですが、基本テレカンは非装着派だったので購入には至っていませんでした。特に耳にカナル系のイヤホンを挿して通話すると自分の声にも違和感が出て苦手。音質や使い勝手は高評価のAirPods Proも通話には使う気になれず。ただやはり環境ノイズを減らすにはマイクを口元にもってくるのが一番。骨伝導のAfterShokzなら耳に挿すものはないのでいいかなとか、新製品のOPENCOMMはマイクも口元なのでヨサゲとか思ってテンション上げ。ただ骨伝導って従来品の音質を試したことがあって基本良い印象がなかったので、さすがに試聴しないで買うわけにはいかないと展示があるヨドバシへ。

結果音楽がそこそこ聴けるくらいには進歩していたのでお買い上げ。色は存在感がない方がいいかなと思ってグレー(黒髪前提)。

■インプレ

確かに従来の骨伝導イヤホンとは一線を画す音質だと思います。ただ音楽を楽しめるレベルかというとそこまでではないですね。そもそもBluetoothのコーデックはSBCオンリーみたいでAACすら非対応。ワンセグ並ということです。あくまで骨伝導の中では驚異的という感じ。

またこれは推測ですが「骨伝導にしては音が良い」秘密は、“割と普通に音としても鳴ってる”せいなんだろうなと。静かな部屋だと対面にいる人に音漏れするっぽい。聞いてる曲のアーティスト名を当てられましたw。骨伝導で欠損しがちな波長を音(空気伝導)で補ってる?まぁともあれ完全無音を期待するとちょっと肩透かしです。調子のって電車で爆音再生すると駅に停車中とかだと普通に睨まれる可能性がありますのでご注意ください。

ただスピーカー部分が密閉されているので防水性が保たれるのは良いです。お風呂iPadで動画とか観るのに良いワイヤレスイヤホンが欲しかったんですよね。前に人から試供品でもらった完全ワイヤレスイヤホンが防水だったんですが、電池の減りが激しくて実用性が低かったので。

装着感も軽めで長時間でも疲れにくそう。メガネでもまずまず。ただフレンド曰く更にマスクが上乗せされると耳元で絡んで大変、とのこと。まぁ普段自宅でテレカンする時はマスクしないから今んとこ実不便はないですが、移動中とかに使いたい人は要注意ですかね。

肝心の通話ユースですがウチではWindowsでの挙動がいまひとつ不安定。テレカン時に出力に指定しても音が聞こえなかったりしがち。PCからみると音楽用と音声用のデバイスが独立して見えるんですが、どちらもダメだったり、そもそも音声用が見えなくなったり。何度か通話で使おうとしたもののダメで即座に別マイク/スピーカーに切り替えてしまいました。

2021.1.1追記:どうもRTX Broadcastを経由するとダメっぽいです。OPENCOMMはWindowsからみて、音声用(OpenComm by AdterShokz Hands-Free)と音楽用(OpenComm by AdterShokz Stereo)という2つのスピーカーデバイスとして見えるんですが、デバイスプロパティによると、それぞれ「1ch、16ビット、16000Hz(テープレコーダーの音質)」「2ch、16ビット、44100Hz(CDの音質)」が最大。前者(Hands-Free)をRTX Broadcastで選択してテスト音声を流すと1/2速で長回ししたような声になってしまいます。RTX Broadcastが16000Hzに対応してない??とりあえずWindows版LINEでRTX Broadcastを経由させると音が出ない。直接Hands-Freeを指定すると音が出ることを確認。Stereoを指定するといいかもですが、スピーカーとマイクを同じデバイスにした方が一般にエコーキャンセルが正しく働くく、単一デバイスでSTEREO(音楽モード)とマイク(音声モード)は同時利用できなかったりもするので、そこはまた追加検証待ち。

あとペアリングモードで特定操作をするとマルチペアリングを有効化できます。しかしこれもちょっと微妙。iPad ProとWindows機でマルチペアリングした状態でWindowsで通話してたんですが、唐突に「接続しました」という音声メッセージが数秒おきに流れまくる事態に。Windowsでの通話自体は途切れてなかったので、どうも階下にあったiPadと微妙な距離で接続と切断を繰り返し始めた??通話中にこうなり、対象デバイスも手元にないともうどうしようもないのでその時も別マイクに切り替えてしまいました。レアケースかも知れないですが、仕事の通話でマルチポイントは使わない方が無難かもと思い、速攻OFFに戻しました。デフォルトでOFFになってるのもちょっと納得。

■PC側をBluetooth 5.0にしてみた

で、何度か再ペアリングやリセットを試すもいまひとつ安定せず。ふとPC側のUSB BluetoothアダプタがBluetooth 4.0なのに気付き(OPENCOMMは5.0対応)、いい機会だからアップグレードしてみることに。

幸いマザーボードのASRock X570M Pro4にはWi-Fi/Bluetooth専用のM.2コネクタがあったので、IntelのWi-Fi6 & Bluetooth 5.0対応のこちらを購入。

ボード単体もあり、Bluetoothだけならアンテナなくてもいいかな?と思いましたが、レビュ-みてるとやはりあった方が良さそうだし、Amazonがセットで提示してくるアンテナが合わなかったという書き込みもあったので、無難にセット製品をチョイス。

PCIスロットを使うアンテナ2本分の穴があいたプレートが付属してきますが、なんとこれを使って装着したところ、RTX3070が干渉してつけられず!最下段スロットはLANボードが刺さってるので移設もできず。

よくみるとバックプレートにも穴が3箇所あけられていたので、なんとかそこから通して外部アンテナを立てることができました。垂直並びなので垂直に立てるとアンテナ同士が干渉してしまいますが、まぁ適当に。ワッシャーが形状違い(バネタイプとギザギザ付き)で2種類ついてたんですが使い方がマニュアルみても載っておらず適当に。あと小っさい金属プレートもついてたんですが、これも使い方不明(ボード固定?)。このマニュアル、M.2スロット用ですらなく間違えたものが混入したとしか思えない役立たずぶりでしたw。M.2スロットの固定するネジは付属。

ドライバーはIntelのサイトからWi-Fi用とBluetooth用をサクっと入手(CD-ROMは付属してましたが、先日ケースかえて光学ドライブなくしてしまったので使わず)。

ハマったのは、古いUSB Bluetoothアダプタを外しておいたところ、既存のペアリング済み端末が削除できなくなった点。Wi-Fiと違ってBluetoothは相互のMACアドレスで認証するので、ハードが変わったら全部登録しなおす必要があります。なので、

  1. ペアリング済みデバイスを全て削除
  2. 古いBluetoothアダプタを取り外し
  3. 新しいBluetoothアダプタを有効化
  4. 各デバイスを再ペアリング

という流れでやるのがヨサゲ。

■Wi-Fi6速度テスト

使い予定はないですが、一応Wi-Fi6速度測ってみました。

有線LAN(1Gbps)

 

有線LAN(2.5Gbps)

 

Wi-Fi6 (2Gbpsリンク)

やはり2.0Gbpsリンクしててもさすがに有線には負けますね。1GbpsリンクのEthernetにも大きく負けます。やはりデスクトップ機は有線続投で。

それにしても上りが遅いのはなんでだろう?後でルーター再起動してみようかな。

 

■まとめ

肝心のOPENCOMMの通信状況が改善するかはもう何度かテレカンしてみないとですが、とりあえず一発で音楽用と音声用の両方で認識されました。

取り急ぎ大晦日の買い物報告を新年初投稿にて。