背面にストラップがありQi充電もできるiPhoneXケース

iPhoneXのケースが壊れたので買い換え。iPhone 7 Plusを使ってた頃のように背面に指を入れるストラップがついたものが良かったのですが、iPhoneX入手当時には見付かりませんでした。以前使っていたsimplism製のものもX対応版は出す気配がなく。

しかし今回は何製品か見つけ、結局これにしました。


カラフルで良いデザインだと思います。また非接触充電も、効率とかまでは比較してないですが、ちゃんとできているようです。バンカーリング的な金属のリングがついたものはたくさんあるのですが非接触充電ができなかったリングが発熱するなどあって手を出せずにいました。またど真ん中固定のリングは実際使い勝手もあまりよくありません。

それに対し、今回のケースは縦位置をある程度変えられますし、ストラップの材質がゴムバンドなので伸縮性もなかなか。またLightningポート部分も広めで、前のケースで干渉していたコネクタ(実はApple純正のディスプレイアダプタ)も大丈夫そう。

こちらのベルトケースにいれる際、ストラップ部分が多少引っかかるのが惜しいけどまぁ仕方なし。

安いし予備でもうひとつ位買っておいてもいいかも。

今回見つけた他の候補も挙げておきます。

色の選択肢も様々なレザー製ケース。ストラップをピンと伸ばした時にボトム側が全長を超えそうだったり、全体に厚みが出そうで、ベルトケースと相性が悪そうで見送りました。

明確にQi充電対応を謳っているのが良かったです。ストラップを出すのに2アクション必要そうなんですが実際に使ってみないと使い心地がわからないですね。

 

こちらは楽天。機能は上のものと似ていますが、ストラップに加えスタンドも展開するというギミックです。ただ厚みが出そうなのと、お届け日数が長めだったので見送りました。

RTX1210でGoogle Home(やAndroid)のIPアドレスを固定できなかった話

Google HomeをIPアドレスで叩いてしゃべらすスクリプトを運用している関係で、IPアドレスを固定したかったんだけど、いつもどおりRTXで

してもダメ。何度再起動してもmanual releaseしても意図せぬIPアドレスが割り振られてしまう。

結局、

と「ethernet」句を抜いたらいけた。公式マニュアルにある書式2、設定例Dにあたるが理由はよくわからない。ない方が汎用性高いのかと思って試しに全部ethernet句ぬいてみたらWindows機が固定されなくなり、結局Google Home/miniの3台分だけethernet句無しにした。

ちなみに、

設定(これなんでだっけ?)。普通にonの方がいいのかな?

マニュアルによると、DHCPクライアントはMACアドレスとは別にクライアントIDという値をリースの際に使う。Macなんかだとこれを自分で書き換えて任意の文字列にすることができる。しかしデフォルトでは「0x01+MACアドレス」となっている。マニュアルのtype指定の表によると、ethernetは0x01、textは0x00とあるので、なるほど、ethernetは「MACアドレスを使う」という意味ではなく「クライアントIDに書いてある0x01で始まるMACアドレス相当の文字列を使う、ということなわけか。ethrenet句=0x01と読み替えてもいいかも知れない。そしてGoogle HomeのクライアントIDが「0x01+MACアドレス」形式ではなに何かをもっているので、「ethernet (MACアドレス)」ではマッチしない、とということ?

すると、各クライアントがどっちを使ってリースしてるかわかる。ざっとみるとクライアントIDを使ってる(が中身は0x01+MACアドレス)のものが多い。なるほどこれだとethernetがあってもなくても大丈夫なわけだ。

そういえば前にもAndroidTVなBRAVIAがどうしても固定割り当てできなかったな。Google製品(Androidベース製品)はクライアントIDに独特のルールがあるのかしら?

結果としてガチにMACアドレスを使いたい場合はむしろethernet句を書かない方がよさげ。ただしウチでWindowsが固定されなくなったのは謎。Windowsの場合はコマンドプロンプトからクライアントID(DHCPクラスID)を変更できるぽいけど、特に指定はされてなかった。

ペット臭、焼き肉臭をとりたい!Panasonicジアイーノ導入

きっかけは毎度の家電Watch。毎度釣られまくりです。ここ何回か部屋で焼き肉した時の匂いがなかなか取れず、(リビングテーブルでホットプレートでの)焼き肉は禁止にするか、噂のやきまるでも買おうかと思ってました。

イワタニ スモークレス焼肉グリル やきまる CB-SLG-1

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ただこれもレビューをみてると、煙は確かに少ないが匂いはやっぱり残る、というものもあり。ザイグルは普段の置き場所に困りそうだし。

そんな時に家電Watchの記事をみて、これいいんじゃないかと。詳細はそちらの記事の冒頭を見てみてください。ともあれ次亜塩素酸“水”というのはもともと殺菌用に市販されてて、残留性がないのでペットがいる部屋で噴霧しても安全(ウチではこれが大事)。そしてこのジアイーノは水と塩を電気分解して継続的に生成して部屋に巻き散らかしてくれるもの、という位置づけです。化学物質による効果なので、イオン系のものよりはしっかりした効果がありそうな気がします。

■空気清浄機との違い?

空気清浄機いは読んで字の如く空気を綺麗にします。つまり除菌だの消臭だといっても空気中に浮いているものを除去することしかできません。特に国産メーカーの多くの空気清浄機では電気的な力で塵やホコリ、ウィルスを引き込んみますが静かな反面効果範囲が狭いイメージです。近年ではBlueairやDysonなどサーキュレーターばりに轟音を響かせて部屋の空気を撹拌して不純物をフィルターで漉し取るというものが注目を集めています。個人的には後者の信者です。

で、空気中に浮かんでないもの、つまりカーテンや床や家具に降り積もるように付着したものは物理的な手段で“掃除”するしかありませんでした。雑巾がけや掃除機取り除くか、それが難しい場所は除菌剤や消臭剤をスプレーして無害化するか、です。あるいは部屋中をハタキではたいて空気中に再び浮き上がらせて空気清浄機に吸わせる、というアプローチもあるかも知れませんが、花粉症な人がいたら間違いなくキレられるでしょうねw(轟音フィルター系空気清浄機はある程度これをやってるのに近いかも…)。ジアイーノはつまりこの「除菌・消臭剤を撒く」に近いものなのだとσ(^^)は理解しました。降り積もってる菌/ウィルスや臭いの元を、再び舞い上がらせることなく上から薬剤散布で無力化する。しかもそれを塩水という一般的な素材から常に錬成してくれるし、人体、ペットにも無害と(注:実際には単に上の放出口から散布するだけでなく内部に次亜塩素酸水に浸したフィルターのローラーのような部品もあってそこに空気を通して浮遊分の除菌/脱臭もしています)。

うん、理に適ってる気がします。なおPanasoniはジアイーノを「空間清浄機」と呼んで空気清浄機とは差別化しているようです。

花粉症でペット歴が長く潔癖でこの手の脱臭剤や除菌剤、洗剤を色々試してきた同居人に相談すると次亜塩素酸水にはポジティブ。むしろあの次亜塩素酸水そんなに簡単に作れるの?というところが疑問という感じ。これはイケる!ということで、少しお高いですがまとまった収入もあったタイミングだったので特攻しました。

ジアイーノは元々業務用で病院など公共施設で使われていて、家庭用のF-MV3000(15畳まで対応)とMV1500(10畳まで対応)がこの秋に発売されました(どうでもいいですが、型番と畳数を対応づけて1500と1000じゃダメだったんですかね…)。結構な価格差ですが、後で性能が足りないせいで効き目が薄い、なんてことになったら本末転倒なので思い切って大きい方をチョイス。実は外形寸法は同一なのでMV1500にしたらコンパクトだとかそういうこともなく、また内部の消耗パーツもMV3000の方が長い(5年、MV1500は3年)ので、部屋が広かったり臭いの源が多い場合はケチらずMV3000を買った方が良さそうです。ちなみにMV3000のみフロントカバーがホワイトとシルバーの2色から選べます(MV1500はホワイトのみ)。ウチはシルバーにしました。

■ランニングコストは安い

次亜塩素酸は水と塩を電気分解して作ります。水は水道水、塩は専用の塩タブレットを使います。

使用頻度で給水頻度も変わりますが、公式の目安では三日に一粒投入することになっているので、付属の300粒入りボトルで2,3年は保つ計算でしょうか。追加で買っても3,600円です(2017年現在)。成分表は塩化ナトリウムとなっているのでもしかするとただの食塩でもいいのかも知れませんw。消費電力はMV3000の場合で静音11W、中16W、大55W。自動にしておくとほぼ静音モードになってるので24時間で7〜10円てとこでしょうか。DysonやBlueairのような数ヶ月単位で数千円〜1万円超のフィルターを買い換えるものと比べたらタダ同然とも言えます。

内部パーツは一日12時間運転でMV3000の場合で5年が耐用年数となっています。

  • 除菌フィルター 1,700円
  • 保護エレメント 6,000円
  • 電極ユニット 24,000円(MV1500は15,000円)
  • 防カビユニット 3,000円

となっています(税抜き)。電極ユニットが少し高いですね。

■効果は?

まだ焼き肉は一度しかしていませんし、やきまるの開発記事を読んで「鉄板を無駄に高温にしてると煙が出る」と知ったのでいつもより弱い火力で焼きましたし、さらに風鼻腔炎で鼻づまりしてたので、あまり公平ではないのですが、トイレや風呂などで部屋を出て戻って来た時の「焼き肉くさっ!」っていうのがかなり和らいだし、気にならなくなるまでの時間も短かった気がします。

またペット臭も、猫がウ○コしたての瞬間から完璧に匂いが消えるわけではありませんが、(回収した上で)気にならなくなるまでの時間は短くなった気がします。また猫砂に染みて存在しつづけるオシッコ臭も弱くなったような?ただし天井付きのシステムトイレなので、中にこもった臭いには無力な気がします。いっそ吹き出し口からパイプでも通して トイレの天井から散布できるようにしてみたいところです。

正直次亜塩素酸特有のプール臭は初日に感じたきりです。これが単なる慣れなのか、この臭いは悪臭の素と化学反応した時に出るものらしいので、24時間稼働であまり反応対象となる残留物がない状態が続いているのかわかりません。なので、「お、効いてるな!」という実感は薄いです。

ずっと中にいると鼻が慣れてしまうのでなかなか変化が認知しづらいのと、元々うちはDaikin、Blueair、富士通の脱臭空気清浄機が稼働してたので、そこからの差でしかわからないというのがあります。

■改善希望点

一番大きな不満はリモコンがない点です。もちろん、この値段なので正直いえばWi-Fi機能をつけてスマホアプリで操作したり部屋の状況を確認できたり給/排水警告が通知されたりすると良いです。ただそこまでいかずともせめて赤外線リモコンが欲しかった。そうすればNature RemoやGoogle Homeを組み合わせて色々便利に使えたのにな、と思います。マイナーチェンジでさくっと付いてきたりしそうですが、おいそれと買い換えられるものでもないので、その時はまたその時で悔しいことになるでしょうw。

あとはガタイのデカさの割に吸水タンクが小さい点でしょうか。2Lペットボトルくらいしかありません。それだけ次亜塩素酸発生装置が大がかりなものだということかも知れません。また排水が貯まる部分も体積を専有するので、なかなか難しいのでしょう。

その給水タンクや排水トレイの出し入れがサイドパネルからなのもちょっと残念。狭い日本の家庭ではなかなか隣にスペースが確保しづらいです。どちらかといえばフロントパネル側の方がものが置かれていないことが多いんじゃないでしょうか。ただ本機にはキャスターがついているので、少し手前に引き出して作業するのはまぁ可能です。

■総評

まだ短期間ですが、効果は感じられるものの劇的、完璧というほどではない、というところでしょうか。元々様々な脱臭機能付き空気清浄機が稼働していたせいもあると思います。当面は同室内では風量が大きいBlueairを併用しようかなと思っています。ジアイーノは空気清浄機ではないので、除菌脱臭をまかせつつ、Bluairでホコリをとりながら部屋の空気を撹拌して効果範囲を広められればとか思っています。そういう意味ではBlueairのフィルターは活性炭入りのニオイフィルター(14,000円くらい)ではなく通常のもの(7,000円くらい)で済ませてもいいかも知れないなとか。

これからゼロベースで検討する人、ノロ/インフルエンザにかかるリスクを少しでも減らしたい人、サンマや焼き肉を部屋で焼きたい人、次亜塩素酸の効果は認めているがマメにスプレーしてまわるとか面倒くさいなという人などには空気清浄機よりもオススメできると思います。一方既に高性能な空気清浄機をお使いの場合、相対的には効果の体感はしづらいかなとも。感じるとしたら脱臭くらいでしょうか。

 

自動でiOSヘルスケアに測定値が入る体組成計 omron HBF-228T

オムロンの体組成計や血圧計、活動量計などの測定値をクラウドで一元管理するウェルネスリンクの終了が迫ってきました。今まで4機種5台も買った対応機器が使えなくなるなんてヒドい話ですが、iPhoneユーザからするとiOSのヘルスケア(Health Kit)に統合していく方が便利ですし、実際オムロンの後継製品もその方向に流れています。

とりあえず血圧計は早々に6324Tに買い換えましたが、体組成計はずっと迷っていました。

オムロンはWi-Fi搭載機を収束し、(NFCのないiPhone向けには)Bluetooth型に移行してきました。互換性の面ではアリなんですが、欠点として同期操作を手動で行わなければならない点が手間でした。血圧計で計測後、iPhoneでアプリを起動して同期操作をしなければ転送されないのです。血圧計はまだいいんですが、脱衣所などに置く体組成計は近くにiPhoneがある可能性も低く同じ仕組みをとる体組成計255Tや256Tはなかなか手が出せずにいました。ウィッシュリストに入れてウェルネスリンク終了ギリギリまで値下がりもしくは代替品を待つという感じ。

オムロン 体重体組成計 HBF-255T-BK

オムロン 体重体組成計 HBF-255T-BK

16,500円(11/12 19:12時点)
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iOSヘルスケアにデータを投入できる対抗馬としては、Wi-Fi搭載体重計の先駆けであるWithingを買収したNokiaのシリーズがあります。

特に上位モデルはやや高いものの心臓血管の測定ができるというのが目新しい。ただiOSアプリであるNokia Health Makeが一時期炎上とも言えるレベルでレビューが散々でした。ちゃんと通信できないというのは当たり前、見辛い、使いづらい、Withingの頃のに戻してくれ!と怨嗟の声に溢れていました。数値を見る為のグラフなのに縦軸目盛りがないとか何を考えているんだ的な指摘も。確かに公式スクリーンショットを見るにオシャレな一方でグラフとしての実用性は引くそうなデザインです。注文直前までいったんですが、アプリを先にダウンロードしてみようと思ってAppStoreにいったらそういう状態だったのでまたまた保留。

そんな中かで当のオムロンからようやく新型のHBF-228Tが発表。引き続きBluetoothながらプッシュ通信でiPhone側の操作不要で同期ができるのが売り。しかも税別価格で1万切りと値下がり。もう年内に買い換えるならこれで決まりだ!とばかりに予約、、、しようとしたけどオンラインストアでどこにもなく、発売日にコジマに入荷確認して買ってきました。

体重体組成計 カラダスキャン HBF-228T-SWシャイニーホワイト

体重体組成計 カラダスキャン HBF-228T-SWシャイニーホワイト

10,099円(11/12 19:12時点)
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Bluetoothだと通信範囲が懸念でしたが、軽量鉄骨物件で脱衣所から仕事部屋においてあったiPhoneに操作無しで同期できたたのでほぼほぼ大丈夫そうです。値段が下がった要因として、計測精度がありそうです。従来のW系、T系モデルは0.05kg精度でしたが本機は0.1kg。ただ「ヘルスケア」アプリが0.1kg単位表示だし実害はなさそう(実は内部精度はもっとあって将来のバージョンで増えるかもですが)。

もうひとつ残念なのは前に使っていた253Wで地味に重宝していたペットや赤ん坊の体重を測るモードがなくなった点。ネコを抱いて測り、その後でネコをおろしてもう一度測ると自動で引き算して差分を表示してくれる機能です。計測精度と不可分だったのかも知れませんが、これは残して欲しかった。ウェルネスリンク終了後も253Wはネコ専用に残しておくか思案中です。

それ以外の点では特に不満なし。ユーザも4人まで紐付けできるので、家族それぞれがiPhoneを使っている場合でも、体組成計に乗るだけで自動的に測定値からユーザを判別して、それぞれのiPhoneアプリにデータを送ってくれます。カラバリも減って単色になりましたが、どのみち今度は新居の内装からホワイトかなと思っていたので結果オーライ。測定も従来機種同様4秒と劣化はしていません。「iPhoneのヘルスケアに測定データを蓄積できる通信機能付き体組成計」としてはコスパも高くオススメできる機種だと思います。

Kindle Oasys 2017(第9世代) ファーストインプレ(Voyageと比較)

本日ついにKindel Oasys 2017年モデル(第9世代)が発売になり、運良く夜中に開始された注文受け付けに乗れたので初日配送となりました。例によってキャンペーン情報無しのWi-Fiモデル。次は3Gモデルもありかなぁとか思ってたんですが、さすがに単価が高くiPhoneX、AppleWatch Series3などと時期的にもかぶるので自重。同じ理由で32GBも見送り。あとから価格差たいしたことないしやっぱ32GBでもいいかなぁーと思い直したものの、既に配送予定日が延びている上、キャンペーンのクーポンが取り消したら最後、別の注文に再利用できないリスクもあったので、そのまま8GB貫徹。

■ハード周り

6インチから7インチの差は想像よりインパクトあります。それでいて筐体の高さはさほど変わってないのが良い。逆に持ち手部分が大型化してホールド感もまずまず。ただやっぱり背面に保持ストラップはついてた方が安心。これほんとオススメ。昔は自作してましたが今はこれで十分用が足ります。

σ(^^)が買ったのはこれ↑でVoyageにも新Oasysにも問題なく使えてますが、一応Kindle用というのもあるみたい↓。レザー部分を曲げるとスタンドにもなるってことですかね。別にKindleを立てて使おうとは思わないから差額300円分の価値は感じないかな。

お気に入りのストラップ装着状態

とりあえず1つ目を追加発注。

2017.11.3追記:結局これを追加購入しました。

ベルト部分がやや太く、テンションも高めで安定感はこちらの方が良いようです(上のが経年劣化でダルってるという可能性もありますが…)。ただどちらにせよVoyageと違って電源ボタンが固定金具のところに来るので、だんだんズレていってボタンを押してしまいいきなりスリープに落ちる、ということが何度かありました。電源ボタンの位置はVoyageの背面が良かったですね。

サイズの話題に戻りますが、7インチというと文庫本の天地にかなり近づいています。厳密にはまだ少し足りないですがいい感じに「文庫本読んでる」感が高まりました。残念ながらコミックに関してはあまりメリットが感じられません。おそらく相変わらずのKindleサービスのファイルサイズ制限の為、配信データの解像度自体が上がっておらず、拡大表示をしてるんじゃないかと。文字などがボケておりせっかくのピクセル数アップが活かせてない印象です。発売前には「大型化=コミック派に最適!」って風潮がありましたが、ちょっと疑問符がつきます(そもそもKindleサービス自体がコミックに最適じゃない)。むしろ現時点では文庫本サイズが好きな小説はな人にオススメしたい気分です。

新Oasisと文庫本比較

 

Voyageと文庫本

ページめくりボタンはデフォルトでは上が進む、下が戻るです。Voyageと逆になりますが筐体サイズも重量バランスも違うので、これはこれで正しいと思います。どちらの手で持っても、いい位置に進むボタンがあります。

追記:仰向けに寝転がって使うにはしたボタンに親指を添えるくらいの下持ちの方がしっくり来ます。どうせ「戻る」なんて滅多に使わないので「両ボタンとも進む」設定が欲しいです。あとカチカチ音もやっぱり気になるりますね。ボタンの端っこを押してシーソーみたいに動かすと若干マシ。

あと細かいユーザビリティ観点ではmicroUSBポートのケースの穴形状と内部のコネクタ形状が一致して、遠めにみてもケーブルを挿す向きがわかりやすくなりました。Voyageはほんと慣れるまで逆挿ししかけてヒヤヒヤしたものです。

初代Oasisは一度も触らず終いですが、Voyageと比べてレスポンスが良くなってるのがわかります。例えば私はスリープ解除にパスコードをかけてますが、テンキーで数字を連続して打った時のレスポンスなどが良くなっています。

暗いところでまじまじとは見てないですが輝度ムラなども感じず、全体的に完成度は高いという印象です。お高いだけのことはある。

なお、ほぼ初期状態でストレージ残量は6GB弱でした。

■ソフト周り

感激したのは「ユーザ補助」という項目が増えており(Voyageを最新版にしてもない)、ついに白黒反転が実装された点です。σ(^^)は幸い弱視ではないですが、消灯後のベッドで本を読むのにいつもスマートフォンを白黒反転して使っていました。その美しさ(黒浮きのなさ)の為に有機EL機種を選んで買っていたほどです。ちょっと想定外利用なので設定ON/OFFを頻繁にするには階層が深いのが惜しいですが、今晩早速試して見たいと思います。結果的にiPhoneXも有機EL化しOasisより軽くなるので、結局どっちを使うかはわかりませんが…サイドライトの仕組み的にやっぱり黒浮きは避けられないでしょうし。写真でもそう真っ黒ってほどでもないのがおわかりいただけると思います。

追記:やっぱり暗闇に近い状態で使うと相当黒浮きしてますね。わざわざ有機ELパネル機を選ぶσ(^^)にとっては微妙かなぁ。あともしかしたら従来モデルも5.9系ファームが来たら対応するかもなので、この反転機能の為にOasisを買うのは早計かも知れません。

Oasisに追加された「ユーザ補助」設定
白黒反転設定現る!
白黒反転状態

 

Voyageでは最新ファームウェア5.8.11でも同項目はなし

 

あとマニュアルにファミリープロファイルの説明がありますが、その通りメニューを辿っても項目がないので、あいかわらず日本は非対応なのかな?日本でやってないサービスは日本語マニュアルに書かないで欲しいものです。期待しちゃったっての。別アカウントで本を買ってる同居人とハードは共有できるよう、はやく日本でも対応してほしいものです。

■総評

良いものなのは間違いないですが、誰しも気になるのはコスパでしょう。特に個人的にiPhoneXやGoogle Home、同mini、Apple Watch Series3と今秋はガジェット豊作すぎて金策ヤバい中、本機のコスパ判定は難しいところですが、初回クーポンで31,800円ならまずまずかなと。キャンペーンモデルなら3万切りですしね。できればその4,000円クーポン適用価格が定価となってたらオススメ度かなりアップというところです。もちろん無印やPaperWhiteで満足な層や初Kindleな人に手放しで進めるものではありませんが、Voyageとどっちか迷うならOasisを推したい。特に文庫本のサイズ感が好きな方。逆にコミック派には依然としてタブレットをオススメしたい。むしろKindleではなくebookjapanとかKinoppyとかで買った方が幸せになれると思います。画質的な意味でも蔵書管理、新刊通知的な機能面です。