PS4用AVリモコン2種比較

「うたわれるもの 二人の白皇」が佳境に来ております。前作「偽りの仮面」のラストで衝撃の展開となった続編としても、旧作「うたわれるもの」の事後談が気になって仕方なかった人にも色々美味しい展開でオススメです。アニメ化してくれよ、、、

うたわれるもの 二人の白皇

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さて、PS4版でプレイしてますが寝転がってADVパートを読み進めるのにDual Shock4が辛いってことで、AVリモコンの導入を考えました。去年、海外品(写真左)を購入してたんですが、

  1. △○×□ボタンの位置が横並びで脳内にあるDS4での並びからマッピングするのが辛い
  2. いちいち「TV」モードにしないと音量ボタンが効かない(もちろんTVモードだと他のPS4向けの操作が一切効かない…)

という二重苦があって不満だったので、ようやく今夏国内流通品として初登場のHORI版(写真右)BD/TV マルチリモコン for PlayStation4を追加購入。

 

やや大きいものの、△○×□ボタンの配置も十字ボタンを取り囲むような配置になっており、45°回転してるとはいえ、DS4の並びに近いので素直に指がいきます。PS3の時にSONYが純正で出していたものと同じじゃないですかね。

そして2の問題も改善されています。ちょっと音量調整したいなって時に、いちいちモードを切り替える必要がありません。PS4操作に音量ボタンは不要なのだからこうなっていて当たり前でしょう。厳密にはAMPモードとかもあるのでどっちの信号を出すべきか決めなければならないわけですが、北米製品だとそこを決めきれず「どっちの信号も出さない」というロジカルだが最悪な選択をしたものと思われます。

HORI版の惜しいところは再生操作系が一番下に配置されていて、持ち替えないと指が届きにくい点。DVD/BDプレーヤーとして使う場合、音量ボタン、CHボタンよりも使用頻度は高いのでここら辺のレイアウトは北米版の方が好みです。

で、これで「うたわれ」のプレイが楽になったか、、って話ですが、残念ながら箱の裏に書いてある通り「ゲームを操作することはできません」でした…そういえばHORI版は発表直後に予約いれたものの、その後キャンセルしたんだった。これが理由だったか…

初代PSやスーパーファミコンの頃はグリップコントローラーと言う片手コントローラーがよく出てたんですが、最近ちっとも出ませんね。アスキーさん、どうか復活よろしくお願いいたします。

アスキーグリップ SFC

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遠隔操作/監視対応自動給餌装置カリカリマシーンSP

クラウドファンディングMakuakeで先行注文を募っていたインターネット対応自動給餌装置カリカリマシーンSPが届きました。

特徴としては、

  • iOS/Androidアプリから遠隔操作で指定量(10g単位)のドライフードを給餌
  • その様子をカメラとマイクで中継
  • スマホマイクを通して話しかける事も可能
  • 複数のタイマーで予約
  • タイマー動作時に通知が来るので、カメラ映像を開いて待ってることも可能
  • 万一電源が落ちた場合でも、乾電池(単1×3)駆動で定期給餌動作は継続

といったところ。泊まりの外出の時などに、多めにご飯を出していくのですが、無計画に目に入ったご飯を食べ尽くしてしまうので導入してみました。こないだなんて我々が出発する前に既に食べ過ぎて吐いてたり(^^;)。あと一週間早く届いていれば、、

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投入口と操作パネルはフタで覆われ、ボタンを押しながら出ないと開かないようになってるので、勝手にあけて中身をつまみぐいされることはなさそうです。逆に普段の開け閉めは片手でやりづらくちょっと不便。タンクの内側と排出トレイは外して洗うことができます。

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初期設定は、本体の発する仮SSIDに接続すると、アプリが自宅のWi-Fi設定を書き込んでくれる方式。まぁ最近では割とよくあるヤツ。5Ghzに対応していないので必ず2.4GHzのSSIDを指定する必要があるんですが、その辺りもマニュアルに触れられていて好感度高し。ただし何故か一回目は失敗。具体的なエラーが出ず困りましたが、iPhone自体に普段設定してなかった2.4GHzネットワークの設定を追加してからやり直したら成功しました。

アプリのホーム画面はこんな感じ↓。

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青丸の部分を右にスワイプすると手動で給餌するボタンになります。プラスボタンでタイマー設定を量と共にプリセットでき、標準時計アプリのアラームのように個別にON/OFFできます。

「ビデオ」タブに移動するとこんな感じで内蔵カメラの映像がリアルタイムで見られます。

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microSDを刺しておくと自動録画もできるようですが、現在到着待ちでまだ試していません。マニュアルにも公式サイトにも、何GBあれば何分録画できるといった情報がのってなく、対応規格すら不明ですが、まぁ無難なところでSDHCの32GBを注文してみました。この手のIoT製品に使われるコンポーネントは世代的には古かったりするので、64GB以上(SDXC)だと冒険になるかなと(スマホの中なんかには刺さってるので刺し替えて試せばいいんですが面倒で、、)。この辺り、メーカーさんにはもう少し情報を出して欲しいものです。注文したのはこちら↓。

あとアプリでクラウドサービスのためのアカウントを作成する画面があるんですが、当初パスワードに14文字設定したみたところ「12文字以上にしてください」とエラーになって進めず。何度数えても打ち直しても12文字以上になるのに、、と思ったらこれ「12文字以下」の誤訳だったようです。試しに短くしてみたらあっさり通りました。確認もなしで…12文字以下なら以下で別のパスワードをつけるので確認してほしかった。他にもところどころ意味不明な表記があったりで、ちょっと翻訳の品質は改善の余地がありそうです。

ただ全体としての完成度は高く先行予約で安く入手できたことはとても満足しています。ドライフード専用なので、普段ウェットフードをあげている我が家では旅行時専用かなとも思ってましたが、公式サイトにある通り、早朝からお腹空かせて騒ぎ立てられた時に、スマホからちょこっとだけ給餌しておとなしくさせられるなら常設もアリかなとか。

本人(本猫)も毎度ニンゲンに媚び売らなくてもご飯が出てくる夢のエサ場を発見したがごとく張り付いています(笑)。

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以下に別のカメラで外出中の遠隔給餌した様子をば。

Braava Jetのパッド認識センサーハック

床拭きに熱心な同居人がいる我が家では、無印ブラーバに続き、新型のブラーバジェットを導入しました

iRobot 床拭きロボット ブラーバ ジェット240 ホワイト B240060

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そして同居人が3タイプの吹き方と使い捨て/ウォッシャブルのパットを試した結果、使い捨てではないウォッシャブル(水色)を常用したいという結論に至ったようです。水の少ないオレンジでは吹き方に不満があるんだそうで。しかしウォッシャブルは国内では3色セットでしか販売されておらず、水色だけ欲しい人にはかなり割高。

iRobot クリーニングパッド(洗濯可能) 3枚セット 4503471

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海外で売ってるものをひっぱってきて売ってるらしきものもありますが、これはこれでお高い…

iRobotさんにおかれましては、是非種類別のパッケージを拡充していただきたく。

さて、とりあえずeBayでパチモンの格安パッドを注文しつつ、到着まで半月ほどかかりそうなので、余ってるダンプスィープ用のオレンジ(ドライ用の白は薄くて水を含まなそう)を、ウェットとして使えないかと試行。

ブラーバジェットのパッドは本体にセットするプレートに穴があいていて、本体はこの形でをカメラか光センサ的なもので読み取って判別しています。つまりここを騙してやればOK。最初はプレート側に細工をすることを考えたんですが、洗ってもはがれない貼りものを考えると結構大変そうなので、もういっそ一種類のパッドしか使わないなら本体側に細工してやれ、って方針に。

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こちらがブラーバジェットの底面にあるセンサー部分。2列x3段の読み取りセンサーがついています。真ん中の白いのは多分LEDライト的なものでしょう。つまり理論上6bit=64種類のパッドを見分けることができるんですかね。将来種類が増えたりするのかな?で、ウォッシャブルなウェットパットは外側3つを黒(反射無し)にすることで識別していますので、適当な紙片を白黒半々に塗ってセロテープで貼り付けてみました。結果、オレンジをさしても白を差してもスマホアプリ上ではウェットと表示され、騙し成功!

これでパチモンが届くまで洗い替えを確保できました。

iPhone7Plusファーストインプレ&RAW撮影テスト

ハンディさを優先してiPhone 6、6sとPlusを見送って来ましたが、今年はデュアルカメラへの期待で初Plusにしてみました。その他、液晶の色再現性向上やステレオスピーカー搭載で、モバイル動画プレーヤーとしての価値向上も見込んで。色は(ジェットじゃない)ブラック。やはり3G/3Gsの頃のような指紋が懸念で。そして今年もSIMフリーです。最後にauで機種変更したのが6の時なので、2年目の1万円引きクーポンが来てたんですが、やはりキャリアの調達力の低さでやきもきするのがイヤで。そして案の定、キャリアの入荷数の少なさ、特にPlusはヒドいらしく、阿鼻叫喚ですね。今は後日SIMフリー化もできるのでリセールバリューはあまり違いがないのかも知れませんが、Apple公式通販の楽勝さを憶えるとなかなか戻りがたいものがあります。

さて、昨日無事受け取りまして、さっそく使っていますが、やはりデカいです。ケースや車載ホルダー、自転車ホルダーなど全て見直し。

まずケースはこちら。もともと発売日にいいのが出揃うと思ってないので、適当な安いTPUクリアのケースを買ってあったんですが、そいつのLightningポートの口が狭くで刺さらないケーブルがあったので、ヨドバシで物色してチョイス。背面にバンド(ハンドストラップ)がついていて寝転がって使うのにヨサゲだったので。せっかくの新色が速攻で隠れてしまいますが、その代わり(?)としてブラックデニム調をチョイス。

先行して買ってあったのはこちら。値段の割にピッタリしていて、TPUの割に薄めで悪くないですが、エッジに指があたると多少ペラペラめくれて気になるのと(離せば戻りますが)、上述の通りLightning端子がギリギリで太いコネクタが使えなかったので。とりあえずの間に合わせとしてはコスパは高いと思います。

ベルトケースはこちら。さすがに存在感ありまくりですが、いまさらベルトケース以外の持ち歩きに移行できる気もしないし、、、ポケットにはSO-02G、反対側にはDMC-CM10が吊られているのでズボンの下がること下がること…

上記NUNOケースは背面バンドの厚みの分、ややフラップの締まりが悪かったですが、折れ曲がり位置を手で強引に変えてやったら一応閉まるようになりました。ちなみに360度回転します。あんま意味ないけど。

自転車用ホルダーはこれ。というか現状維持。アームパーツにiPhone6Plus対応のロングアームが付属していて交換で対応できます。最近マイナーチェンジして、シリコンバンドが追加され、より外れて落ちるリスクが低減したようです(使ってないけど)。ハンドルの太さ(径)でパッケージが違うので購入の際はご注意ください。

そんなこんなでアクセサリ買い換え費用が増し気味。フィルム/ガラスもまだです。

■ハード周り

防水はまだ試してません。というか日常の最大の利用シーンであるお風呂(お湯)は保証外だし、基本的に普段はXperia Z3 Tablet Compactを愛用しているので、なんかリスクを負ってまでお風呂に持ち込む気があまり起きず。ウチはさらに入浴剤入れまくりだし。実家帰省中でXperiaタブがない時なら、入浴剤も入ってないし、試してみようかなくらい。でも上記のような布系のケースだといちいち外さないといけないのでこれまた微妙ですね。基本は保険的な意味の防水かなと。

おサイフケータイの為にSo-02Gを持ち歩いてる身としては、Felica対応は嬉しいです。ただ今SO-02Gで使っているサービスが全て代替可能になるわけでは現状ないので、結局二台持ちは当分卒業できないかなと思っています。電子マネーだけでなく、ヨドバシなどのポイントカードやマックのかざすクーポンとかまで含めて全部集約できる日は来るんでしょうかね。そして二台持ちする以上、PlusにしてしまったiPhoneよりSO-02Gの方がレジで出し入れしやすいので、結局SuicaもS0-02Gのままだったりして、、、

タッチセンサー式にかわったホームボタンは違和感あるっちゃあるんだけど、まぁほぼ慣れた感じです。MacBookやMagicTrackpad2でも使ってますし。ただクリック感はボタンからではなくiPhoneの背面下部全体から感じるのでMacBookとかよりも違和感は大きいと思います。バイブレーションの大きさは1〜3のどれでもいいかなという感じ。冬場は手袋してると押せないらしいので、不便になりますね。

地味に困るのはシャッター音がやたら大きくなってる点。ステレオスピーカー化で上下2箇所から鳴るせい?と思ったんですが、iPhone6をiOS10化した人も大きくなったと感じているようなので、iOSの仕様変更なのかも知れません。ボリュームに応じて変化しないで常に固定になった感じ?意図してやってるとすると今後のファームで戻る可能性も低いんですかね、、、久しぶりに脱獄したくなりました。従来の指でスピーカー口を押さえるテクニックをする場合、今度はLightning端子に向かって右側の全穴と受話スピーカーを抑えないとならないので大変。片手では無理です。

■カメラ画質比較

開梱レビューなど本体を舐め回すだけの写真はゴロゴロしてるので割愛。iPhoneで撮れる写真の方を吟味していきたいと思います。現在σ(^^)はPanasonicの1インチセンサーAndroidカメラDMC-CM10(以下CM10)を併用していて、メモ的なもの以外はそちらを使うことが多くなっています。JPEGとRAWの同時保存をして、JPEGが気に入らない時(おもにホワイトバランス)はLightroomで読み込んで少しいじってシェアするという使い方が多いです。iPhone7Plusはその代替になるか、あるいは同等のことがよりスムーズに行えるかという点が個人的な焦点になります。残念ながらデュアルカメラを活用した被写界深度合成は未実装なので、先の楽しみとなりますが、今回は早速対応したiOS版LightroomのRAW(DNG)撮影機能を含め、iPhone7Plus vs CM10で比較してみます。

対象として静物はこちら。デカールすら不要なレベルで細かいマーキングなども塗装済み。接着組立だけで驚愕の出来映えでした。

基本的には「スマフォ単体での日常シェア」がテーマなので、逆に言えばスマフォでできる加工はアリとしました。なのでせっかくLightroomに持ってったからには結構色味とかいじっちゃってます。純粋な比較にならないという指摘はご勘弁を。個人的にはそもそも色味が気に入らなければ加工してからシェアするのです。まぁだったら「写真」アプリレベルでの加工はしてもよかったんですが。ブログ用に横1600にリサイズしたものを掲載しています(クリックで表示)。生JPEGはNikon Image Spaceにアルバム付くってアップしておきました。13MBのファイルもあるのでモバイル回線で見る時はご注意ください。見出しの()内は生JPEGのファイルサイズ(Nikon Image Space側でのサイズ)です。この記事上の直リン写真はそこまで大きくはないです。

1) iPhone7Plus 標準カメラアプリ 1x (1.96MB)

ip7p

パっと見それなりにシャープ感あって、黒の締まりも良いです。しかし等倍でみるとかなり”絵の具”調の滲みまくりなのがわかります。発売前のレビュー記事も気になってて、これなら7Plusいらないわとも思いました。かなり残念。まぁスマフォの写真なんて等倍で見る機会ないんだからいいんだろと思いますし、4枚の中でダントツでファイルサイズが小さいので実用的には正しい仕様なんだと思います。あとは被写界深度合成アップデートでもう少しボケるようになれば、普段使いにはかなりイケてるカメラになりそうな予感。

2) iPhone7Plus Lightroom撮影+WB/露出補正>カメラロールに書き出し (4.64MB)

ip7p_raw

正直かなり盛ってます。床の色は1)の方がリアルです。WBをいじって、自動露出補正をONにした感じです。拡大してみると偽色こそ出てないもののかなりノイジー。ただしその分シャープネスも維持されてる感じ。直線のマーキングが直線のままという感じ。標準カメラの方は拡大するとインクジェットプリンターで普通紙に印刷したような滲みが出てて細い線が潰れがちになってたりしますが、こっちはそれが低減されてます。まぁ、ファイルサイズも倍なので至極当たり前かも知れませんが、正直安心しました。現像次第ではありますがカメラのRAW的な実力としてはそれなりに解像度出せるんだな、と。Lightroomであんまり露出を盛らないようにすれば、あるいは優秀なノイズ除去フィルターが出てくればかなり使える撮影方法かなと。あとでPCでじっくり現像したいような用途にもそれなりに使えるかも知れません。

またLightroomアプリ自体の軽さもAndroid版よりかなり快適。Lightroomって基本的にクラウドサービスなので、一旦サーバーにアップロードしないと調整項目がグレーアウトしていていじれない感じなんですが、iOS版はほぼ即座に編集にとりかかれる。もしかするとローカルで直接RAW(DNG)をいじれる??CM10での現像は「一応可能」というレベルでレスポンスはかなりストレスなので、これも嬉しい。

3) CM10 標準カメラアプリ 絞り優先 (8.11MB)

cm10

まずファイルサイズの違いにドン引きです。解像度はこちらが5472 x 3648(2000万画素)、iPhone7Plusが4032 x 3024(1200万画素)なので倍は違わないわけですが、圧縮率設定がかなり違うんでしょうか。正直あまり今まで気にしてませんでしたが、そりゃDNGでLightroomサーバーにアップするのにあれだけ待たされるわけだ、という感じ。このJPEGをそのままFacebookなどにアップするのも結構通信量食いますね。アプリの場合、画質落としてから送ってるんでしょうか?

気を取り直して画質。iPhone7Plusは1xで撮ったので広角側レンズ/センサーを使ったとしてF1.8。CM10はF2.8なわけですが、こちらの方が背景が綺麗にボケてます。食事カメラとしては大事。等倍まで拡大した時のシャープネスもやはりこちらの方が上。まぁファイルサイズ4倍だしね…

4) CM10 標準カメラアプリ RAW保存 LightroomでWB/露出補正>ギャラリーに書き出し (13.20MB)

cm10_raw

これまたデカい。13MBて、、

でもやっぱ綺麗。WBの出し方はLightroom共通って感じですかね。

 

等倍拡大の比較も貼っておきます。まずiPhone7Plus標準↓。

tm_ip7p

ノイズは抑えてますが輪郭が絵の具ですね。ザラザラしてない分、JPEGデータとしては縮むわけです。繰り返しますが通常ここまで拡大して見ないので実用性優先の設計としてはアリでしょう。しかしFoveon信者、等倍厨としてはちょっと残念な画質です。コントラストも高めで、キャノピー周りの黒いパーツは「Δ05」の黒さが際立ちます。こういうメカものの時は良いですが、自然や食べ物だとどうなんでしょうね。

そしてiPhone7Plus(RAW) + Lightroom。

tm_ip7p_raw

ノイジーですが白と青ラインの境界がクッキリしてます。たぶんここまで露出を持ち上げてなければもう少しノイズも抑えられたんじゃないかと思います。

で、CM10標準。

tm_cm10

同じ500×500に切り抜いてても、元のサイズが違う分、やや画角が狭くなっています。ノイズと精細感のバランスはまずまずじゃないでしょうか。

最後にCM10 RAW + Lihtroom。

tm_cm10_raw

こちらは偽色ノイズが出てますね。

 

てことで、被写界深度合成という真の力を封印された状態のiPhone7Plusでは、(食事/ブツ撮りやポートレートのようなボカした写真を撮るには)まだCM10を超えられてないという印象。特に標準カメラアプリのJPEGは容量こそお手軽ながらちょっと滲みとコントラスト強調が気になる。ただLightroomの操作レスポンスも含めRAW撮影周りは上々なので、ひと手間かければCM10に肉薄できるなという感じ(そもそもCM10でもひと手間かけてることがほとんどだし)。被写界深度合成に不自然さがなければ、トータルで考えてCM10は退役できるかも知れません。ガチの時はRX100M2持ち出すし…

Braava jet ファーストインプレ

床拭きロボットBraavaに水を噴射して拭き取るタイプのBraava jetが登場しました。少し前に北米市場で発売開始したものが、遅れて日本に入ってきた形です。

(↑こちらのリンクは並行輸入品のようです。ご注意下さい。何故か執筆時点でこれしかAmazonで販売してない模様)

先代Braavaは独立ベンチャーが開発したもので、その後ルンバで有名なiRobotが買収しました。本モデルはその後の製品ということになり、ナビゲーションシステムがiRobot製のものに差し替わったり、操作アプリがルンバと共通になったりと同じBraavaの名を冠しながらもかなり別モノに仕上がっています。主な違いとしては、

  • ノーススターキューブを廃止し完全自立ナビゲーションに移行
  • ウェット2種、ドライ1種の使い捨てパッドの利用が中心になりライニングコストがやや上昇(洗濯可能なパッドもあり)
  • 充電はドックやケーブル直差しではなく、取り外し式バッテリーを充電器に刺し替えるタイプに
  • 水はタンク付きウェットパッドに入れるのではんく、本体の注水口に直接入れる方式に
  • スマホアプリからの制御が可能に

など。ノーススターキューブとは、天井に不可視の光点をプロジェクションし、ブラーバそれを基準に現在位置を把握するという、手のひら大のデバイスです。1つはセットされており、別売りで追加することでより広い部屋での動作に対応させることができました。新型ではこれが廃止になり、本体のみで(iRobot曰く、より賢く)自律ナビゲーションする方式に。現行の最新ルンバと同等というフレコミです(ただし980のようなカメラは非搭載)。

充電と水入れはやや不便になった印象。いままではウェットパッドのみ外して水道のところまで持っていけばよかったですが、新型では本体ごともっていかないとならない上、あまり水が丸かぶりしないよう気を遣います(たぶん完全防水というわけはないかと)。

パットが10枚入りで1200円程度(Amazonだとこれまた現時点で並行輸入品のようでもっと高いです。写真の参考のためにリンクしておきますが購入の際はご注意ください)

素直に使い捨てにすると1回100円くらいで割と高く感じます。コストは気にしないので、汚れたパッドをさっと捨てて最低限のメンテナンスで使いたいという人以外の人には↓こちらの繰り返し洗濯して使えるパッド。本体と同時購入してみましたが、まだ試していません。基本はこちらになるんじゃないでしょうか。ただ3枚セットで4.5千円ほどするので、本体購入時に追加費用として計上しておくと良いかも知れません。

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(これはAmazonもヨドバシと同価格の模様)

また第三の選択肢として、従来機種のように市販のクイックルワイパーなどのモップシートを巻いて使うというやり方があります。メーカー想定外の利用法ではありますが、前機種では非常にポピュラーな方法でした。新型ではそれができなくてランニングコストが嵩むことが批判されていましたが、すでに有志によりテストが始まっています。現状、包帯止めなどを使うといい感じのようです。これも追々実験してみますが、基本ウェットで使う我が家ではどうかな?ドライ拭きメインで考える場合はこういう選択肢も考慮に値するでしょう。基本的にはパッドの上側(本体に接する側)に3種類のどれかを見分ける穴があいた樹脂板がついており、それをスライドして差し込む形なので、なんらかのベースユニットを3Dプリンタで作成してやれば、もと簡単に市販シートを使えるのかも知れないなとDIY熱がムクムクと芽生えたりしています。

なお先行発売されていた北米では、既にサードパーティ製のパッドも売られている[Amazon.com]ようです。

■動作の様子

ウェットの動作の様子です。水色のパッドは一番念入りに水拭きするモードで、水を噴いては写真のように若干左右に振りながら数回モップがけします。オレンジのパッドだと水の消費を抑えて、動作を前後にまっすぐ動く感じ。

動作音としては水が噴き出す時の音と、あとは常時鳴っているビーンという音がします。後者はおそらくモップを微振動させてる音でしょう。それで微細なゴミもかきとれるんだとか。

ナビゲーションの印象としては、障害物の横っ面ギリギリに沿う様にしっかり拭いてくれてる印象はあります。全体としての効率性はよくわかりません。正直掃除の出来映えという面ではまだそんなに違いは感じていません。前モデルではたまに動作がおかしくてノーススターキューブとリンクできてないかな?電池切れかな?とか気を揉む場面がありましたが、少なくとも新型ではそこを気にする必要派なくなったと言えます。

理論上は本体が小さい分、より狭いところに入っていけることになりますが、我が家の環境ではそこで実質的な差はなさそう。むしろもう少し低ければここの棚の下も拭いてもらえたのに、、というところはありますが。

■スマフォアプリはたいしたことができない

自宅のWi-Fiでインターネットにつながって、外出先からも操作できるDyson 360EYEと違い、本機はBluetooth経由のローカル接続のみ。本体の電源を先にいれないと待ち受けもされないので、だったら別に掃除をスタートさせる時はスマフォアプリではなく本体で完結できます。なにか異常が起きた時にエラーメッセージを確認するくらいので、あとはヘルプとか消耗品の注文とかができる程度。正直期待外れです。あとはファームウェアの更新が来た時用かな?

ともあれ、前モデルが毎日のように活躍してくれて充分元がとれてる気がしたので、更に便利になればと迷わず購入してみましたが、操作性やランニングコストの面で一長一短あり、前機種ユーザが買い換える動機は弱いかなという印象です。ウチにはルンバがなくDyson 360EYE派なので、iRobotの自律ナビゲーションがDysonと比べてどうなんだという興味もありました。もしこれがすごく賢いとわかれば、もしかすると次はルンバに転向、ということもあり得ますね。そういう意味では安価にiRobotの技術を評価できる入門機とも言えるかも知れません。