USB端子の電流/電圧計でケーブル、充電器の品質チェック

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先日ネットで見かけた1,000円前後で買えるUSBポートの電流/電圧チェッカーを買って見ました。

USBポートは規格上5Vの電圧を出力することになっており、多くの携帯デバイスはが充電に使っており、USB互換端子のついた充電器も数多く販売されていることはご承知の通りです。

しかし、見た目同じUSBポートでも充電器の性能によって一度に流せる電気の量が異なっていて、デバイスの充電時間に差が出てきます。仕様上の最大出力は充電器のどこかに「1A(1アンペア)」とか「1,000mA(ミリアンペア)」などという形で書いてあります。スマートフォンで一般的なものは1A前後で、例えばiPhoneの純正充電器も1Aですし、これより低い0.5~0.7A程度のものだと完全に空の状態からは充電自体できなかったりします。古いもの、安いもの、小さいものはそうしたものもあるので買う時には気にしてみたり、どうも使っているのは充電が遅いとか一晩刺しておいたのに充電できてなかった!なんてことがある人は一度確認してみて下さい。

さて、こうした仕様は充電器やその箱に書いてあるのですが、粗悪な製品だと実際にはその数値まで出なかったり、またケーブルの善し悪しによっても左右されるといいます。そこでこうした実際の電流値が手軽に測れるチェッカーの出番というわけです。

charger_1
charger_2

本製品はUSBポート専用のチェッカーなので充電器とケーブルの間にはさむだけで一切の操作は入りません。通電すると自動的に計測が始まり、1秒サイクル位で値が更新されていきます。また電流と電圧が数秒サイクルで切り替わります。電卓でよくある7セグ表示なのでちと読みづらいですが、写真は最後が「A」つまり電流値を示していて、0.67Aが流れていることがわかります。

Appleの純正充電器&ケーブルの割にはやや低い値ですが、どうもこれはiPod touch 5th側の仕様っぽいです。iPhone5sだと0.9以上の数値が出ます。電池残量によっても違うのかも知れません。電圧は5.07V位。

他にも手近にあった充電器やケーブル、デバイスをとっかえひっかえ試してみました。きちんとしたデータをまとめる気力はなかったですが、全体的な傾向としていえそうなのは、

・長いケーブルは如実に落ちる

やはり電気抵抗が大きくなるせいか、1m程度のケーブルでも0.7A前後のものが多いです。逆に10cm、15cmといった短いものだと1.0Aきっちり出ます。

特に左の写真の数年前Kindle DXに付属してきて、もはや被膜が硬化して触るはじからボロボロはがれてくるレベルのものはダメダメでした。実は一番使用頻度が高かった位なんですが、この機会に処分して30cmのものを代わりに注文。

・モバイルバッテリーは不安定

別に実害がある話ではないですが、モバイルバッテリーを充電する時は電流値は結構変動します。ウチにあるバッテリーがたまたまなのかも知れませんが、0.6台から1A超えまで表示が切り替わる度に数値が変動するので、この数値、と言い切るのが難しいです。逆にiPhoneやNexus7だと比較的一定で落ち着くようです。

・純正品はやはり良い

長いのはダメだと書きましたが、iPhoneやNexus7に付属しているものは1m以上あってもあまり電流値は落ちないようです。また電圧もサードパーティ品が5V切って4.8~9程度なのに対し、これらは5.1V近く出ています。お高いなりの品質ってことですかね。

・Nexus7は充電器、ケーブルを選ぶ

難しいのはNexus7です。今回のリサーチの動機として「どうもNexus7 (2013)は充電が遅い気がする」というものがありました。ちゃんと2.0AポートがあるBUFFALOの4口充電器の2Aというポートに挿しているにも関わらずです。測ってみるとなんと0.5A弱しか出ていません!試しに1A出力のKindleDX付属充電器につなぎかえてみるとこっちは1A位でます。たまにあるんですが、充電器ときちんとネゴシエートできないと1Aを受け取らない(要求しない)タイプの充電制御をしているのでしょう。

仕方ないので枕元の充電器を未開封だったNexus7付属の純正充電器(出力1.3A)に交換。ところがこれでも0.5Aのまま!更にケーブルも付属のものに交換するとついに1Aで充電し始めました。枕元で使っていたmicro USBケーブル(1m)がNexus7とのネゴシエートを阻害していたようです。てことは充電器はBUFFALOのものに戻して平気なのかも知れませんが、別の2Planexの2.0A出力充電器+大丈夫なケーブルで試した時も0.5Aだったので、もう純正の組み合わせが無難そう、ってことで試してません(ベッドのマットレス直しちゃったので試すのめんどくさい…)。

 

今回の調査で、よりによって一番ガジェットの充電をしている、リビングの充電コーナーと枕元の両方のケーブルがイケてないことが発覚しました。単純計算で4割ほど充電効率が違ってくることになります。基本は寝る時につないで放置なので体感でどの程度差を感じられるかわかりませんが、気持ち的には満足感高い結果となりました。

ケーブルの基本ではありますがやはり「無駄に長いものは使わない」ってことですね。また、どうせすぐヤフオクに出すからとなるべく純正付属品を温存しようとしたり、規格さえあってりゃ10円でも安いのを買う、といった習慣を改めるべきだと思いました。オーディオマニアの人がケーブルにこだわる理由もちょっと裏付けられた気がします(もともとσ(^^)は聞き分けられなくてもちょっと御高めのケーブル買っちゃうスペック厨ですけどw)。

モバイルWiFi環境を見直し、Aterm W300P導入

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σ(^^)は週2,3回程スタバなどで2,3時間ノマド作業をするんですが、使い勝手の悪い(一発でつながらなかったりする)iPhoneのテザリングはあまり使わず、公衆無線LANが使えるお店では積極的にそちらを活用する派です。利用料金は月2~300円程度なのであまり気にならないんですが、1契約あたりの同時接続数が限られているのが地味に不便だったりします。

・ケースA

Macとタブレット端末を同時に持ち込んだ時。モバイル開発をしている時など、Macでコーディングしてタブレットで動作確認、など両方ネットワーク接続が必要なことも多いです。

・ケースB

Mac上のVMWareで仮想Windows機を使う時。これはVMWareの設定でNAT接続にすればいいんですが、自宅ではブリッジ接続の方がなにかと都合が良いので、いちいち切り替えるのが面倒。

・ケースC

au iPhone契約に付帯されているau Wi-Fiは当該iPhoneに加え1つの端末を追加登録できるんですが、日によって持っていくMacBookが違うσ(^^)としては足枷です。

などなど。そんな折り、Aterm W300pのPC Watchのレビュー記事が刺さりました。

  • キーホルダー並に小さい
  • Wi-Fi → Wi-Fiブリッジができる
  • そんなに高くない

と三拍子揃っています。モバイルルーターは各社から出ていてNECは最後発みたいな書き方されてますが、Wi-Fi → Wi-Fiブリッジできるものは実はあまり多くないはずです。3G/LTE系機能がついていないものとしては、数年ぶりなんじゃないですかね?それでいてこのフリスクフォンみたいな小ささ。即日近所のヤマダに走って買ってきました。

■バッテリーついてなかったorz

IMG_3838

買うまで素で気付いてなかったんですが、これバッテリー入ってなかったorz。さっそくスタバに直行して使おうと車の中で開封したんですが、薄暗い車内で電源ボタンが見当たらず1,2分格闘してしまいましたよえぇ。microUSB端子から5V供給で動くタイプで、基本的にはPCにつないで使うものでした!(つなぐと自動的に電源ON、外すと即時OFF)記事にバッテリー駆動時間が書いてなくておかしいなぁと思ったんですよね。でもまぁ2,3時間使えりゃ充分だし、とか思ってカタログ調べずに買ってしまった(^^;)。まぁ、9割方MacBookどっちかもってくからいいやと自分を納得させ、なるべく携行品体積が減るよう、10cmのmicroUSBケーブルを買い増しました。

本体色は二色。σ(^^)にしては珍しくホワイトに興味を惹かれたんですが、店頭でブリスター越しに現物をみたら写真みたいなキラキラ感はなくかなり安っぽいプラスチック質感だったので却下。結局黒を買いました。

元記事にもありますが、設定画面の使用感はNECのルーターそのもの。再起動が多いのがいちいち面倒ですが、設定が決まってしまえば、USBケーブルさして電源ON、抜いてOFFだけなのはむしろ楽かも知れません。

タブレットしか持ち込まないって時/人は別途モバイルバッテリーが必要になるので悩ましいですが、このサイズで有線ブリッジ/NATルーターとしても使えるので、ホテル宿泊用も兼ねてこのサイズ、お値段な製品は希有なんじゃないでしょうか。

■ついでに公衆無線LANサービス契約も見直し

σ(^^)が主に使うサービスは、docomo Wi-Fi、au Wi-Fi、BBモバイルポイントです。スタバではdocomoかau、マクドナルドではmobilepointという感じ。それらを以下のような契約で使っていました。

サービス名 プロバイダ 月額料金 条件等
docomo Wi-Fi docomo 315円 docomoでパケホ契約があれば無料
au Wi-Fi au 無料 iPhone+1台のみ
mobilepoint Wireless Gate 380円  

それを今回こんな感じに刷新。

サービス名 プロバイダ 月額料金 条件等
docomo Wi-Fi docomo 315円 docomoでパケホ契約があれば無料
Wi300 Wi300 380円  
mobilepoint

au Wi-Fi設置店舗は基本的に同系列であるWi300は使えると考えて良い、かつWi300ならローミングでmobilepointも使えます。そして通常のID/PW認証なのでau Wi-Fiのように台数制限はありません。総額も同じ。Macからうっとおしいau Wi-Fi接続アプリも削除できますw(時間かかる上に最初に1回必ず認証失敗のモーダルウインドウ出たり、かなりヒドい出来ですよねアレ)。

スッキリしました。

ちなみにWireless Gate解約してWi300契約しなおした後で気付いたんですが、Wireless GateからもWi300ローミングができるようです。Wireless Gateのサイトには書いてませんが、提携しているヨドバシカメラオリジナルプランのページにはWi300のロゴが入ってました。まぁ初期費用とかはかからないので損はしてないですが。ふん、Wireless Gateはサイトの作りが悪いせいで客を一人失ったなっ!

電子書籍リーダー PRS-T3S

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前エントリで最近ePub制作仕事をしてると書きましたが、ちょうどそんな折り、楽天でkobo gloとkobo miniが半額セールに。しかも最近楽天使ってなくてすっかり忘れていたポイントが2,000pt以上あって、千円ちょいで買えてしまう状態だったので、kobo gloを注文しました。

がしかし、優勝セールの慌ただしさでちっとも配送されず。色々ePub表示の仕様をリサーチしているうちに、SONY Readerの最新モデルPRS-T3Sが評判良いということがわかり、2,3日迷った挙げ句ゲトしてしまいました。初代PRS-350から3年ぶり、e-ペーパー機としてはKindle Paperwhite 2012から1年ぶりの購入です。正直自炊小説はbREADERがあればいいやと思ってたんですが、上記のePub仕事の検証機としての大義名分と、あと最近電車で読むことが増えて、iPhoneのサイズだと座った時に視距離が離れてて文字が小さい(または大きくするとページめくり頻度が高くなる)なと思って。

T3Sが手持ち機種に比べて良いところは、

  • ページめくりが高速され、白黒反転もほぼなくなった
  • 内蔵ブラウザでSONY Reader Storeだけでなく紀伊國屋ストアからも買える
  • Facebook連携
  • Evernote連携
  • microSDスロット

などです。eペーパーの宿命と言われていためくり時の白黒反転が独自制御によってほぼ見えないレベルになっています。もともとメチャクチャ気になるってほどではなかったですが、ないに越したことはありません。特に最近の機種は白黒反転をしないまま数ページはめくれるように進化してきたんですが、それが逆に数回に一回忘れた頃にやってきてリズムを乱す、みたいなひっかかりになってました。本機は仕様上4時間に1回すればいいんだとか。

内蔵ブラウザは確かに便利だけどやっぱりもっさりしてるし本を物色する時は液晶タブレットやPCを使うかなー、という感じ。Facebook連携は面白そうだけど、何をどう勝手にポストされるかわからないのでちょっと慎重になりますね。koboも先にiPadアプリを入れて試しに認証してみたんだけど、以前koboから色々ポストさせてた友人もいつのまにかOFFにしてた。やはり色々暴露されすぎてイヤになったとw。電子版ならではの楽しみを付加したい気持ちはわかるんですが、やはりまだシーズ先行感が否めないですね。でもkoboのバッジはちょっと楽しそうかも。

そんな感じで微妙だと思っていたネット機能ですが、Evernote連携はちょっといいかも。大きくわけて、

  • 指定ノートブックをダウンロード
  • Cleary連携

があります。ClearyはInstapaperやiOSのリーダーのように、ゴチャゴチャしたWebページをすっきり本文コンテンツだけ抽出して見せてくれるブックマークレット的なサービスですが、これに登録して簡易化したコンテンツを、自動的に同期しておいてくれるのです。対応ブラウザにプラグインを入れておけばサクっと登録できるのでヨサゲ。ただし残念なことにSafariにはアドインが存在しない模様。

■ハード面

まずKindle Paperwhiteより更に軽いという軽量さは良いです。両手にもって比べるとわかるレベルです。それでいてReaderにはハードボタンあります。これはまぁ好みの分かれるところでしょうが、個人的にはボタン1発で確実にしかも素早くめくれるのはやはり気持ち良いです。まためくり以外のメニューを出すのに、Kindleは見えていない特定部位をタップするわけですが、これがいつも一発で出せなかったりする(まぁ、色々なリーダーやアプリを使ってて画面上部タップだったり画面中心タップだったりダブルタップだったりして混乱してる方も悪いんですがw)。この当たりはハードボタンでサクっとやれるのが良いです。それでいてPaperwhiteより軽いんだから文句はいわせねぇぜ、というSONYのドヤ顔が浮かびます。ただ、山口さんもPC Watchのレビューで書いてるように、ボタン形状がアイコンをそのまま象ったもので、全般的に尖っていて指にチクチクささるのが気になります。前モデルよりはマシになったらしいですが、これは止めて欲しい…

またページめくりは快適な一方、ホーム画面で本を選んだりといった動作はあいかわらずトロいです。

ちなみに本体カラーは白を買いました。外枠の色は動画メインなら黒、書籍メインなら白というこだわりで。あんまりテカテカだったら考えるところでしたが、ギリギリ許容範囲かな。あんまりマットだと手垢がつきやすくなるでしょうし。まぁ、画面の周囲に細い黒枠が存在するのであんまり一体感ないですけどねw。これはタッチ検出用の赤外線センサ部になるのかな?だとすると白くするのは難しいんでしょうなぁ。

Paperwhiteやkobo gloに劣る点としてはフロントライトがないところ。gloのライトはムラムラで焼けた古本みたいになるのでむしろいらないですが、Paperwhiteの文字通り綺麗な白色になるライトはたとえ暗所で使わないとしても良いものです。まぁ、暗いところではeペーパー+フロントライトよりも、白黒反転(黒地に白文字)させた液晶の方が目が疲れないので、そういう時は素直にiPhoneやiPadやNexus7を使います。ってことでオプションのアンコウライトは買ってません。

■ソフト面

UI面での不満は画面タップでページめくりができない点です。スワイプのみ。右手で持った時はハードボタン届かないので、画面タッチで読み進めることになるんですが、まいどスワイプするのがめんどくさい。Kindle Paperwhiteの記事でも書いてますが、画面の左右端どちらでも進む方向にアサインできてほしいですね。

PRS-350からの踏襲ですが、明るさとコントラストを調整できるのもナイス。自炊書籍で微妙に薄かったりした時にリーダー側で補正できるのは非常に助かるのです。プリセットはたいてい役立たずで「カスタム」を選んで調整することになるんですが、欲を言えばこのパラメーターをデフォルトにしたりプリセットにできるといいなぁ。

フォントも代わってるっぽいですが、特に大きな不満はなし。行間は調整できると良かったかなー。

自炊面でいうと、PDFを表示した時にステータスバーがなくなり758×1024ピクセルをフルに活用でき
るようになった点は特筆に値します。自炊のスキャン書籍をeペーパー端末で読む時には解像度は1ピクセルたりとも無駄にしたくないものです。残念ながらePubの場合は引き続きバーが表示されページ番号が出ちゃいます。今後はePubで自炊しようと思ってたのになぁ。当面本機用のフォーマットはPDFを使うことになりそうです。ただ旧機種であったように綴じ方向の設定が無視されてしまうことはなくなっているので、特にPDFで困ることはなさげ。また範囲手動指定可能な余白カット機能もついてるので、わざわざ本機専用の解像度でドットバイドット表示できるPDF/ePubを作り直さなくても、充分高解像度なデータをそのまま放り込んでやればそこそこ読めちゃうのかも知れません。容量食われてもmicroSDを使えばいいんですし。レスポンスが落ちたりするかは追々実験してみます。逆にそんな未最適化のデータがあんまりないw。

オタ的にはスタンバイ中の壁紙が自分でカスタマイズできるのも嬉しいポイントです。旧機種からあった機能ですが、解像度が上がってより綺麗に表示されるようになりましたw。Kindle Paperwhiteも昔のように世界の文豪シリーズでオッサン&オバサンが入れ替われ井出るなんてことはなくなりましたが、やはり自分でカスタマイズしたいものです。

■自炊レシピメモ

久しぶりにChainLPが活躍しそうです。おおまかにはこちらのPaperwhite用レシピに乗っ取ります。ファイル出力タブでKindle対応のためのコーナー色チェックが不要になる位ですかね。最近はページ補正タブのノンブル転送のところの「余白付け」をオンして、かわりにトリミング&余白設定の下余白を0にしてます。

出力解像度はPDFなら758×1024(=ハード解像度)、ePubなら738×965でいいみたい。

あとヒストグラム設定で少し濃いめにしておくと、端末側でカスタム指定しなくてよくなります。

自炊ePubのためのあれこれ覚え書き

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先日、ちょっとした私家版書籍の電子版製作を依頼され、先月はあれこれ試行錯誤していましたが、ようやくそこそこ形になったので培ったノウハウをメモしておきたいと思います。作業環境はMacです。

■仕様

  • 原稿はWordでレイアウトされたファイル
  • 日本語縦書き
  • 本文は明朝、見出しはゴシック、引用文として丸ゴシック
  • 図版は無し(これがあったら更に大変だったことでしょう…)
  • リフローで作る
  • 汎用フォーマットとしてePub、Kindle用に別途mobiを作成
  • KDPによる出版などはせず、自サイトでの無償配布のみ

てな感じです。

■作業手順概要

元ファイルがWordだったので、一太郎・玄2013で読み込み、ePub書き出しをしてみました。元Wordでのレイアウトがスタイルを駆使したものではなく、個別指定箇所がほとんどだったため、微妙なマージやフォントサイズ指定の差異で、かなりアドホックなCSSクラスが作られてしまいましたorz。

一太郎ではePubのソースは一切いじれないので、そこからはSigilで手作業。ただし、Sigilは縦書きに正式対応したePub3.0には対応しておらず、Android系やWindowsストア系のePubリーダーアプリでは縦書きにならない問題が発生(iBooksやmobi化してKindle PaperwhiteではOK)。結局ePub3.0化を決意して、テキストエディタ(Sublime Text2を使用)でちまちま修正することにしました。Sigilは非対応なタグを強制的にePub2.0仕様に書き換えてしまうので、おそらく一太郎出力時点でePub3.0だったものが色々書き換えられてしまったんじゃないかと思います。今後はSigilを使わずにエディタを使おうと思います。Sigilの出力したファイルをePub3.0互換に書き換えるには、EPUB日本語文書作成チュートリアルが参考になりました。

Sigilの便利な点はePubを読み込み、ePubを書き出す、という作業が自動で行える点です。ePubは実際にはxhtml、css、画像その他のメタファイルを一定のフォルダ階層ルールに沿って配置し、zipで固めて拡張子をepubにしたものです。テキストエディタ等で手編集する場合は、デバッグ作業をする度に、zip化->リネームをしなければなりません。しかも、mimetypeというファイルがアーカイブの先頭になければならない、というルールがあり、単純にアーカイバにフォルダをドロップ、というわけにもいきません。具体的には、Macのターミナルで、こんな感じで作業しました。カレントディレクトがソースフォルダhogeのルート(トップ)にいるとします。

zip -0 -X ../hoge.epub mimetype
zip -r ../hoge.epub * -x mimetype

1行目で新規アーカイブhoge.epubを1つ上の階層(ソースフォルダと同じ場所)に作成し、mimetypeのみ追加。2行目で同じアーカイブにmimetype以外の全てを追加、という手順ですね。アーカイブの拡張子はepubが直接指定できているのでリネームは必要ありません。ターミナルの履歴を使えばさほど手間ではないですが、いっそバッチやドロップレットにしてしまうのも手かも知れません。

OSX MervericksではMac版iBooksが搭載されているので、できたファイルをダブルクリックすればiBooksで開き検証ができます。Mervericksが出る前はMurasakiを使っていました。Mac版iBooksはデフォルトではページ中心に隙間があいた2ページ表示ですし起動もややもっさりしていおり、更には単に元ファイルを上書きするだけでは更新されず、ライブラリからアイコンを削除しないと変更が反映されないこともありました。なので、Mervericksであってもデバッグ作業はMurasakiの方が効率が良いかも知れません。たぶんレンダリングエンジンは同じWebKitベースだと思います。

■縦書きにする

色々試しすぎてどれが効いているかやや微妙ですが、憶えてる限りでは、スタイルシートに、

html {
    writing-mode: vertical-rl;
    -epub-writing-mode: vertical-rl;
    -webkit-writing-mode: vertical-rl;

    line-break: strict;
    -epub-line-break: strict;
    -webkit-line-break: strict;

    word-break: normal;
    -epub-word-break: normal;
    -webkit-word-break: normal;

}

としました。色々な環境に対応できるよう、-epub-と-webkit-のプレフィクスを付けた指定も重複して指定してあります。どの環境でどれが必要になるかまでは検証してません(笑)。

あとはページ送り方向を右綴じ準拠にする為、content.opfのspineタグの部分に、

<spine page-progression-direction="rtl">

のようにpage-progression-direction属性を追加しました。

■マージン指定に関するTips

段落毎などにマージンをいれたい場合、margin-right(段落の手前)、margin-left(段落の後)を使います。Kindle出版ガイドに、「emではなく%で表示しないと、文字を拡大した時に無駄に行間が空いちゃうよ」と書かれており、試しに%に書き換えてみたんですが、iBooksでヒドいことになり戻しました。どうも基準となる100%の幅として画面縦のピクセルを使っちゃうようです。ウインドウの縦の長さを変えると、横にマージンが広がる、という状態にw。縦書き対応が不十分なんですかね。あるいはright/leftではない別の指定方法があるのかも。ググるとmargin-beforeみたいな物理方向に依存しない指定方法を検討はされてるみたいですが、今のところ正式には決まってないみたい(ePbu3.0自体がまだドラフトなんですよね)。

まぁ、KDPで出版するわけじゃないので、em指定に戻しました。Kindle Paperwhiteでも特段不都合出てないような気がします。

■縦中横を指定する

縦中横とは、縦書き文中の英数字、記号などが横に寝てしまっているのを正立させる指定です。丸数字や2桁程度の数字に適用させました。スタイルシートにtcyというクラスを作り、必要箇所にspanタグで指定しました。

/* 縦中横(丸数字などを正立させる) */
span.tcy {
text-combine: horizontal;
-epub-text-combine: horizontal;
-webkit-text-combine: horizontal;

text-indent:0;
}

■フォントを埋め込む

これが一番苦労しました。本文に丸ゴシックがあるのですが、多くのリーダーは明朝とゴシックが1書体ずつ入っているのみ。また手持ちの初代SONY Reader PRS-350は内蔵フォントをCSSで指定することもできないっぽい(後継モデルは大丈夫らしい)。iOS版iBooksでは「ヒラギノ丸ゴ W4」が追加ダウンロードできるので、CSSで指定してやればOKでした(Mervericks版は標準でOK)。

ハードウェア内蔵フォントが使えないとなると、ePubに埋め込むか、リーダー自体に追加するかですが、後者はユーザにリテラシーが必要なので今回は除外。しかしePubに埋め込んで配布する場合はライセンスの問題が発生します。一般に売られているPC/Mac用の商用フォントは埋め込み禁止のものがほとんどです。使っているフォントのみ埋め込む「サブセット化」ならOKというのも聞くのですが、サイトの記載だけだといまいちはっきりせず。フリーの丸ゴシック系フォントはないものかと探したところ、「モトヤマルベリ3等幅」というのが、Android4.0搭載用にApacheライセンスでオープンソース化されていることが判明。こちらで配布されています。MTLmr3m.ttfが「モトヤマルベリ3等幅」、MTLc3m.ttfが「モトヤシーダ3等幅」という角ゴシック体のようです。今回は商用配布でもないのでコスパ優先ということでこちらを採用することにしました。Apacheライセンスなのでコンテンツ中(配布サイトでもいいのかな?)にライセンスを明記する必要があるかも知れません。また、埋め込みフォントならばPRS-350でも有効っぽかったので、角ゴシックも埋め込みで対応することにしました。

なお、これらの2書体を縦書き用にカスタマイズしたというKoboMaruとKoboNakuが公開されているようですが、試したところ記号がズレてしまってダメでした。

これら2書体のをそのまま埋め込むと、130KB程度だったファイルサイズが一気に3MB位になってしまいました。iBooksでは不要なものなのでちょっと悔しい。かといってiBooks向けとそれ以外向けでePubを複数バージョン管理するのもしんどい。ということで、サブセット化をしました。武蔵システムさんが公開しているフォントサブセットメーカーを使用します。Windows版とMac版があるのが有り難いです。実際に使用する文字をテキストで指定する必要があるわけですが、今回は原稿Wordファイルからテキスト出力して使いました。本当は角ゴシックの部分、丸ゴシックの部分だけのテキストファイルを用意してやればさらに小さなサブセットが作れるはずですが、さすがに面倒なので断念。結果として出来上がったePubは700KB程度に。これならばiOSユーザの人にもさほど負担がない範囲かと。

なお、上記ページから辿れるWOFFコンバータでWOFF(Web Open Font Format)形式にしてやれば更に縮むっぽかったんですが、一部環境でアプリがクラッシュするなど問題が起きたので今回は見送りました。

埋め込み方法ですが、まずソースファイルのOEBPSフォルダの下、つまりTextやStylesフォルダと同階層にFontsフォルダを作り、ttfファイルを入れます。今回は、MTLc3m_sub.ttf、MTLmr3m_sub.ttfという名前にしました。

次にコンテンツファイルの目録であるcontent.opfファイルのmanifestタグの内側に下記2行を追加します。

<manifest>
(…各種xhtmlファイルなどが列挙されてる部分…)
  <item href="Fonts/MTLmr3m_sub.ttf" id="MTLmr3m_sub.ttf" media-type="application/x-font-ttf" />
  <item href="Fonts/MTLc3m_sub.ttf" id="MTLc3m_sub.ttf" media-type="application/x-font-ttf" />

</manifest>

そしてスタイルシートで、

@font-face {
    font-family: "MTLmr3m";
    font-weight: normal;
    font-style: normal;
    src: url("../Fonts/MTLmr3m_sub.ttf");
}
@font-face {
    font-family: "MTLc3m";
    font-weight: normal;
    font-style: normal;
    src: url("../Fonts/MTLc3m_sub.ttf");
}

と定義した後、任意のクラス等に

/* 角ゴシック */
.kaku {
    font-family: "ヒラギノ角ゴ ProN W3", "Hiragino Kaku Gothic ProN", "MTLc3m", "@MS ゴシック", "@MS Gothic", sans-serif;
}

/* 丸ゴシック */
.maru {
    font-family: "ヒラギノ丸ゴ W4" ,"Hiragino Maru Gothic ProN",  "MTLmr3m", "@MS ゴシック", "@MS Gothic", sans-serif;
}

等と指定します。なおこの例では最終的に丸ゴシックが使えないケースも想定してフォールバックフォントに角ゴシックを指定しています。iBooksだとヒラギノが優先的に使われ、それ以外では埋め込みのモトヤ、それもダメならMSゴシックか内蔵フォントという感じです。多くのリーダーだと、sans-serifでゴシック、serifで明朝の内蔵フォントになるようです。

■目次ファイル

Sigilが出力していたePub2.0ファイルセットを手作業でePub3.0化した際、目次ファイルであるtoc.ncxは使われないので削除してOKと書かれていたんですが、そうしてしまうとKindle PaperwhiteだったかSONY Readerだったか忘れましたが目次が使えなくなってしまいました。ので結局残してあります。目次ファイルが複数になってメンテナンス上は手間ですがまぁ仕方ないですね。

■様々なリーダー環境で確認

そんなこんなで、以下のプラットフォームで概ね良好なレンダリングが得られるものができました。

・iOS (iPad/iPhone/iPod touch)

Apple純正リーダーであるiBooksを使用。メール添付はSafariからのダウンロードでePubファイルをインストール可能。iOS6まではiMessage添付でもいけたんですがiOS7はダメになってるっぽい?配布ページにてヒラギノ丸ゴW4を別途インストールするようお願いをしています(アプリ内のフォント選択ポップアップで簡単に追加できます)。

・Mac OSX Merverick

こちらも最初からインストールされているiBooksで閲覧可能です。

・Mountain Lion以前のMac

上述のMurasakiが軽くてオススメですが、Adobe Digitai Editons辺りが大手企業ということで紹介しやすいかも知れません。

・Windows

同様に、Adobe Digital Editionsが無難でしょうか。

・Windows 8/RTストアアプリ

ePub対応を謳うアプリは山ほどありますが、残念ながら縦書きすら見られないようなものばかりでした。何か良いものがあれば是非ご紹介下さい。

・SONY Reader

手持ちのPRS-350(最新ファーム3.0.03.03190で縦書き、ルビ、縦中横、埋め込みフォント、目次ともに正常に機能しているようです。

・kobo

手持ちがないので未検証。楽天優勝セールで半額になってたので、kobo gloを注文しました。検証できたら追記します。確かkoboは段落毎に通し番号IDをつけないと目次や既読位置保存が使えないみたいな制約があったはずです。あと、拡張子をkepub.epubみたいな二重拡張子にしないといけないんでしたっけ?

・Android (Nexus7 2013でテスト)

これもePub対応リーダーは結構ありますが互換性は微妙でした。やはり商用リーダーアプリが優秀で、「紀伊國屋書店 Kinoppy for Android」と「ソニーの電子書籍 Reader™」で検証をしていました。ただ、サブセットフォント化したらKinoppyでの記号が崩れるようになってしまいました。また表紙画像がないePubはKinpppyでは真っ白な四角形になってしまうのもイケてないです。Readerは1ページ目のサムネイルを自動生成してくれます。ということで、今回の配布サイトではSONY Readerアプリを推奨することにしました。

なお、両者ともローカル保存したePubファイルを本棚に自動登録する機能があり、KinoppyではDownloadフォルダ、ReaderではReader->downloadsフォルダに保存した上で、アプリ内メニューから「追加コンテンツの検出」(Kinoppy)や「ファイルの取り込み」(Reader)すればOKです。

■Kindle用mobiに変換する

最後にKindle対応です。ePubを直接読むことはできないので、Amazon自身が配布しているKindleGenというツールを使って.mobi形式に変換します。ただし、残念なことに現状ではフォントの埋め込みは認識されないようです(Paperwhiteのみで検証)。先のCSSでかろうじて内蔵の角ゴシックにはなりましたが。シェアは大きいので一応対応したいところですが、やはり自炊用としてはKindleは微妙ですね。

どうせ埋め込んだフォントは使われず、貴重なKindle端末のストレージを無駄に占有するだけなので、ePub時点で埋め込みフォントを抜いたものを作ります。本当はCSSやopfも書き換えるべきなんですが、毎回作り分けるのは手間なので、内部エラー上等ってことにしてzipする時に除外するだけにしますw。区別のためにhoge_nofont.epubという名前にしておきます。

zip -0 -X ../hoge_nofont.epub mimetype
zip -r ../hoge_nofont.epub * -x mimetype *.ttf

KindleGenはコマンドラインツールですが、使い方は簡単でKindleGenとePubがあるフォルダで、

./kindlegen hoge_nofont.epub

などとするだけで、同じ場所にhoge_nofont.mobiが出来ると思います。警告が多少出ましたが、とりあえず問題なく読めるようなので良しとしましたw。

できたmobiを、USBでマウントしたKindleのDocumentsフォルダにコピーすればOKです。

 

まぁ、こうしてみると、「電子出版は紙代、インク代、輸送代がタダなんだから紙版より安くできないのはおかしい!」という読者視点の考えにやや無理があるのはわかりますねw。紙版からのコンバートは結構大変です。この上、挿絵などの画像データの扱いも含めて様々な環境での動作確認をしてなんてコストはバカにならないでしょう。今後、紙用の組み版もePubベースになる等して制作コストが一元化できるようになってくればまた違ってくるんでしょうけどねぇ。InDesignとかなら出力コマンド一発で出し分けられたりするのかしら?

iPad Air衝動買い

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iPad mini Retinaを買う予定だったんですが、せっかくAir発売日だし実機触りに行くか、ってんでヤマダ電機いって、気付いたら買っていたぜ。

もともとNew iPad (以下iPad3)と初代iPad miniを使っていて、最近はminiばかり使うしRetinaになるなら新miniに一本化してもいいなぁ、と思ってたんです。「おやゆびでお」なんてアプリ作るくらいで、片手持ちで動画や電子書籍の閲覧が主なので軽さが大事。ただAir実機を触ったら「これくらいの重さならアリなんじゃないか?であるならば大きい方が動画も書籍もいいよね!」と。7インチ機としてはNexus7 2013があるしとか。

容量としては、WiFiがMIMO(デュアルバンド)に対応して速度あがるなら自炊動画もほぼストリーミングで済んで容量は一番安い16GBでいいんじゃね?的な。現にiPad miniは16GBで全然困ってなかったし。てことで、急遽Airでいいじゃん!って心変わり。朝イチで普通に在庫ありました。ちなみに夜にヨドバシ横浜に行った時点では16GBシルバーのみ残り三台、後は品切れ、次回入荷未定となってました。

あとAppleショップのこの展示什器、ワイヤーに常に引っ張りテンションがかかっているので、全然軽さが体感できないんですよね…

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■ハード周り

基本、見た目は軽くなって薄くなって端子がLightningになった以外あんま変わりないです。色味もiPad3を見慣れた目で違和感なし。若干緑に違和感を感じるのも同じ。

レスポンスも一般的なアプリを使う分にはそんなに違いは感じないかな。ただキーボード周りのサクサク感は向上したように思います。iPad3だとややかったるかったのが、iPhone並に不満なく入力できるようになった気がします。

ついにスピーカーがステレオになったっぽいですが、あいかわらず縦持ち基準のレイアウトなので横にして動画を観る時には微妙。Kindle Fire HDみたいに再生品質にこだわるよりはデザインや薄さ優先ってのはAppleらしいです。

Lightning化は単純に嬉しい。開発用Macやベッド周りのケーブル環境が共通化できてスッキリします。これでDockコネクタは車載用のiPod nano 4thのみ。母艦機にだけケーブルをつないでおけばよくなりました。いっそnanoもLightningなモデルに買い換えたい衝動に駆られますが、先月iPhone5s買ったばかりだし、iPad mini2を買う可能性が完全に消え去ったわけではないので自重w。

■MIMO効果は微妙?

MIMOにより「おやゆびでお」でHD動画をHTTPストリーミング時の途切れが改善されるかなと期待したんですが、あまり変化は見られない気がします(http live streamingではなくmp4の直リン)。ちなみにアクセスポイントはAirMac Extremeの300Mbps世代機。二世代前のものですがiPad Air/mini2は300Mbpsの2×2 MIMOなので充分なはず。ここが一番残念。Webサーバー側の限界なのかなぁ。

■アクセサリ

基本家ではカバー(フタ)を取った状態で使いたいのでマグネット脱着できるものにしたいのと、背面に吸盤リングをつける関係でバックケースはハードでつるつるなものにしたい派。

朝行ったヤマダでは純正SmartCoverもSmartCaseも入荷しておらず、エレコムのクリアハードケースだけを購入。夜にヨドバシに行ってSmartCoverを買ってきました。今回のSmartCoverは素材がポリウレタンのみになり色がiPhone5cとあわせたような明るめの色ばかりで、どれも40のオッサンには使いづらく悩みました(さすがに黒本体に黒は面白くないし)。レッドがグリーンで悩んだ挙げ句、Product (RED)で募金になればいいやくらいの消極的理由でレッド。

が、早速とりつけようとして失敗に気付く。エレコムのケースがSmartCoverに対応してなかったorz。そういえばiPad3の時もminiの時も気をつけて買っていたはずなのに、すっかり失念してました。一応マグネットはつくものの、スタンド状態にすると外れてしまう(そりゃそうだ)。仕方ないのでTUNEWEARのものを注文。発売まで少し日数があるみたいで届くまで我慢ですわ。

液晶保護フィルムは保留中。基本家使いで持ってでかける時はSmartCover付けるので、普段は裸でもいいかと。最近のガラスは強度はあるし耐指紋性能も指滑りも不満ないレベルだし、と。

 

とまぁ、そんな感じでベッドに寝転がってしばらく動画を観てみたんですが、やはりminiに比べるとそりゃ重くて腕の負担は大きいですw。胸の上にスペアの枕を置いて、その上にiPad本体を置くようなスタイルなので全ての重量が腕にかかってるわけでもないんですが。画面サイズが変わって当然視距離も離れるので腕の保持姿勢が若干かわるのもあるかな?もう少し姿勢を煮詰めていきたい。

でmini2への欲求が完全に収まったかというと微妙w。現物をみた時にまた気絶しないとは言い切れない…。iPad3とiPad miniを処分すれば今回のAir購入費は捻出できそうなので、あとは使わなくなったSONY Tablet SとかWALKMANとかとかを処分すればそんなに無理な買い物じゃないかなぁとか…