PlayStation3用BDリモコン

Bluetooth採用のPLAYSTATION 3用「BDリモコン」をテスト

 プレステ3用のBDリモートコントローラーを買ってきました。ゲームコントローラーでBD/DVD視聴の操作をすること自体に抵抗はなかったんですが、1つ問題が。PS3のBD/DVDプレーヤーは、コントローラーの上端にあるL1/R1ボタンがトラックスキップになってるんですが、これが意図しない場面で押されてしまうのです。例えばソファで視聴していて、ちょこっと操作してコントローラーを脇にポイっと置いた時なんかに簡単に押されてしまい、再生位置が簡単にトンでしまうんです。一度スキップさせてしまうと元観ていた場所までサーチで戻るのは大変でシラケてしまいますよね。かといって、いちいちコントローラーを側に置くのに気を遣いたくない。

 実はこれ、PSPの動画プレーヤーでも全く同じ問題があって、ファームウェアV2.7からは無効にもできるようになったんですよね。

 SCEはPSPから一体なにを学んでるんだっ!と、小一時間問い詰めたいところであります。

 このリモコンはBluetoothで電波をとばしているので、赤外線式リモコンのように本体に向ける必要などなく、なかなか使いやすいです。HDDレコーダーなどのリモコンも是非Bluetooth式を採用してほしいと思いました。

 ただ、感覚的には無駄なボタンが多くて、片手で持って操作はできるものの、完全なブラインド操作は難しいなぁ、という印象です。せっかく字幕や音声の切り替えボタンがダイレクトキーでアサインされてるんですが、画面から目を離さないといけないならOSD使った方がいいなぁ、と。特にBDタイトルではポップアップメニュー自体コンテンツに実装されているので、それで充分だったり。もっとボタンを絞り込んだ小さなリモコンが欲しい気がします。Bluetoothだと敷居が高いから3rdパーティ製が登場する可能性は低そうですねぇ…

 てか、SIX AXISのL/Rボタンを無効にできる設定が実装されたらまたそっち使う気がしますね。トラックスキップ自体はよく使うので、無効にするというよりはアサイン変更ができると良いですね。

タイヤローテーション&新型デリカ目撃

 こないだ5,000km点検をしたものの、タイヤローテーションをするのを忘れてたので、早速近所のタイヤ館にて。走行距離6,100km位でした。わざわざタイヤ館行くのは、グリーンパスという整備手帳を発行してあってメンテ記録が簡単に管理できるから。別にPDAでもなんでもとれるんだけど、なんとなく安心感でw。

 一回\2,100。いつも「いっそ道具揃えて自分でやる方が得かなぁ」と思うのだけど、なんとなく足回りは信頼性第一の気がしてショップまかせ。

 ついでに、年末にまだ入ってなかったCOLTの年式変更後のディーラーオプションカタログをもらいにディーラーへ。そしたらなんと新型DELICAをローダーから下ろしてる最中でした。正式発表は今月末なんですが、この週末に特別展示会をするらしい。で、明日はどうせごったがえすだろうからと、ちょっと見させてもらう。運転席のデザインはパジェロに似てるけどDELICAの方がずっと好み。カクカクしてて未来っぽい点はエクステリアと共通でGood。アウトランダー譲りのパドルシフトやクルコンも良い。そして一番うらやましいのがスマートキー。助手席のグローブボックスが2段貫通させて2リットルペットが2本はいる冷温庫になるのもキャンプなんかには良いかも。天井の間接照明は綺麗だけど、かなり暗いので本当に暗いところでないとあまり意味ないかも。たぶん走行中に点灯してても良いギリギリの明るさなんでしょうね。車中泊時の常夜灯には良いかな。

 どうかんがえても1ボックス車は今の生活にそぐわないので、間違えても買うことはないですが、今もしワゴン車買うならコレ(というか春に出る2WD仕様)だなぁ、といつのまにかどっぷり三菱党な今日この頃。

 

初散財は、AIRサントラ、GT Force Pro

 帰省中です。

 大晦日にAIRのBD版の続きを観ていて、無性にサントラが欲しくなり、Amazonでポチしかけるも、二日発送になると、実家宛にするか自宅宛にするか悩ましい。はたと「そういえば豊橋のGoodWillにゲーム音楽の棚があったよなぁ」と思い出し、とりあえず見送り。そして朝イチで初売りに特攻してきました(元旦からなにやってんだか…)。

 開店前からシャッター前に張り付き、開店と同時に先頭入店。初売りアイテムには目もくれずAIRのサントラゲット(笑)。 今年もオタクまっしぐらな出だしです(^^;)。


 ついでに寄ったゲームショップで4台目のWiiゲット。転売用です。といっても頼まれてる知人に元値でまわすボランティア。あと二人ほど頼まれてるので、午後からジャスコの抽選券もゲットしてこよう。

 同じ店で、プレステ用のステアリング・コントローラーの、GT Forceを物色。実は初代は持ってるんですが、PS3に正式対応しておらず、リッジではボタンが使えない。あと、最近のモデルはテーブルがなくても腿にはさんで使えるラップアダプタというのがついてるので、買い換えを考えていたんですが、PS3用のGT Force RXは\9,800と安いんですが、フィールはそれなり。ロックtoロックで2.5回転まわる実車感覚のGT Force Proは倍の\19,800しつつもラップアダプタがついてこない。ラップアダプタは買い換えの大きな動機なので外せないと思いつつも、どうせならProのフィールを試してみたいぞと、グランツーHDコンセプト配信開始の頃からずっと悩んでいました。で、今日寄ったショップでGT FORCE Pro for SEGA RALLYを発見。なんと、GT Force Proにラップアダプタとセガラリー(PS2)用がついて\12,800!!両方の良いとこどりな上に値段がRXと\3,000しか違わない。これは買うしかっ!と思い速攻ゲット。帰宅後に上記リンクの記事を発見。どうやら限定発売だったらしいですね。どうりで横浜じゃ見かけないワケだ。いやぁ、躊躇してた甲斐がありました。どっちか買ってしまった後の遭遇だったら落ち込んでたでしょうな。

 早速使用。グランツーHDコンセプトは設定画面にGT Force Proの項目があるほどなので対応はバッチリ。リッジ7は一応使えるものの、ハンドルが重すぎて使い物にならないカンジでした。

 ラップアダプタは先のリンクの写真にあるように、こっち向きのくさび型の形状をしているので、腿ではさむと向こうに逃げてく感じ。綿パンとかはダメですね。ジーンズとかならまだいいかな?漢はだまってパンツ一丁でやれってことですかねw。なんか滑り止めシートみたいなのを買ってきて貼ってみます。

 フットペダルは底面のギザギザプレートが突き出せる仕組みになっていて、カーペットなんかでプレイする時に使うと、ペダルを踏んでも向こうへ逃げなくなります。これは初代にはなかった改良点ですね。

 とりあえず30分くらいグランツーやりこんでベストタイムが出ました。やっぱ、コーナーで遠心力ギリギリのところで曲がるなんて時には、アクセル量を調整できるペダルは良いですね。なんといっても実車に近い操作感で直感的ですし。グランツーHDコンセプトは車種も全部出し終わって、そろそろ飽きてきた感もありますが、ともあれこれで安心してグランツー5を待てそうです。

AIR Blu-ray版、ジャギーにガックリ、LinearPCMにビックリ

 実はKey系はどうにも手をだしあぐねている派なんですが、一応Blu-rayローンチのご祝儀で買ってみました。原作もTV版も未プレイ/未見だったんですが、まぁ、原作素晴らしさと、京都アニメーションの手腕は疑う余地はなかったので、まぁ、損はないかと。

 で、買ってからレビュー記事見て知ったんですが、これ1080i収録ではあるんですが、マスターはSD放送時のマスターを「独自のアルゴリズムでHD解像度までアップコンバートして収録」したものなんだそうで…orz。なんかもう見る前から萎え気分。

 だがしかし、同じ記事の中で、「リニアPCMは5.1chが48kHz/4.6Mbps」という記述を見つけ、いっきに物欲急上昇(^^;)。実は、ウチのAVアンプはHDMI非搭載なので、せっかくのPS3のLinearPCMマルチチャンネルを受けることができず少々不満だったのです。アンプに関するレビュー別途上げますが、結局、SONYのTA-DA3200ESを衝動買い。無事、HDMI経由で本作品のLinearPCM 5.1chを鳴らせる環境が構築できました。スピーカー的には6.1chまでイケますが、BD『イノセンス』を貸してしまったので試せず。

 環境は整えつつも、なんとなくとびつけずに、昔のDTS作品の聞き比べとかしてたんですが、やっぱ帰省前に少しは観とくか、と開封。1枚目(5話まで)を一気観しました。

■画質

 想像以上にジャギーがヒドい(;´Д`)

 これはかなり気になりますorz。背景などの止め絵は素晴らしいの一言。パッケージのように青い空なんで、「ウチのプロジェクターって、こんな青出せたんだ」ってほど。それだけに手前のキャラクターのジャギーのギャップが激しき気になります。Blu-rayアニメのローンチとしてこれはねーんでないの?って感じですね。1080i収録で、しかもウチのプロジェクターが720p(SHARP Z3000)だから、i/p変換の問題?イヤ、なんか横方向のコーミングとは違う気もする。今度、新年会で某S家に行った時にフルHD液晶で見させてもらおっと。

 TV放送版よりビットーレートが高く、モスキートノイズなどが解消されてるそうですが、ジャギーはこんなもんだったんでしょうかね?これだと、作品として観るにはDVDの方が自然で没入できるかも…

 こういう時に、自分のジャギー検索フィルタが恨めしいですね。没入したくても「あ、またジャギー出てる」とか意識してしまって…オフにしたいw。

 特典DiscにHD制作のOP映像も入ってるようですが、ネタバレ有りらしいので温存。

■音質

 一方、感激したのが音声。LinearPCM 5.1chはアンプを買い換えた買いも感じさせる素晴らしいものでした。メニュー画面のピアノ曲とか、ハンマー音のコッコッという音が聴こえてくる感じ。それでいて海辺のシーンのカモメの声なんかの取り囲まれ感。可逆圧縮の解像度感、透明感と、サラウンドの両立は額面通りの効果を持っていました。可逆圧縮なので比べるのもおかしいかも知れませんが、ビットレートが音声だけで4.6Mbpsって普段観てるDivXプロファイルの映像と音声を足したものの2、3倍ですもんね。なんて贅沢。

 当分は、LinearPCMマルチ収録のソフトを買いあさってしまいそう。

 

 ストーリーのレビューは全話見終えてからまた。

AVアンプ新調 SONY TA-DA3200ES

 AIRのエントリーにも書きましたが、AVアンプを買い換えました。この世界は規格のアップデートが激しく、前に地デジ用にAAC対応のSA-XR50にしたのが2005年3月。今度は、LinearPCMマルチを受けられるHDMI端子装備がお目当てです。

■最近の音声伝送規格の概要

 ご存じの通り、PS3はHDMI出力が搭載されており、SACDのような光/同軸のS/PDIFでは規格上送れないような高ビットレートの送信が可能です。PS3でSACDやBlu-rayの音声をフルスペックで聴こうと思うと、HDMIを使うしかないのです。例えば、インプレスの記事によると、『イノセンス』のサラウンド収録のフォーマットとビットレートはこんな感じのようです。

 

DVD版 Blu-ray版
Dolby Digital EX 448kbps 640kbps
DTS-ES 768kbps 1.5Mbps
LinearPCM 7.1ch 6.1Mbps

 数字だけ観ても、タマラないですね。「圧倒的じゃないか、我が軍は」な気分。

 Dolby Digital EXとDTS-ESは、それぞれDVDで一般的なDolby Digital 5.1chとDTSを拡張した6.1chの音声規格で、5.1chのものと上位互換があり、DVDにも収録されています。ここまでは買い換え前のSA-XR50でも対応していたワケです。一般にDDよりもDTSの方がレートが高く、PCMに近い高音質、という理解で良いと思います。実際、イノセンス購入時はDTS-ESまでしか鳴らせなかったので、これで視聴したんですが、銃撃戦のシーンとかはビックリするくらい音圧があり、本当に近くで弾丸が跳ねているようでした。

 で、可逆圧縮であるLinearPCMは、ステレオ2chであれば従来のDVDでも収録されてる作品はあったんですが、基本的にサラウンド好きなので、あまり利用したことはなかったんです。音楽なんかでもCD-DAとAACであんまり違いがわからない程度の耳なんで(^^;)。ただ、Dolby Digital 5.1chとDTSの違いはハッキリと認識することができ、その延長線上にあるLinearPCMマルチはスペックオタ的には興味津々でした。

 また、巷でPS3のDTS->PCMデコーディングの評判が良く、試してみたくもありました。つまり、普通はDTSのまま光や同軸でAVアンプに送り、AVアンプ側でPCMに“解凍”するところを、PS3の有り余る処理能力を使ってソフトデコードし、PCMでAVアンプにロスレス伝送した方が音が良い、というのです。この方式だと、アンプがPCM受けできれば、将来的にどんな新規格が登場しても、再生機側が対応すればOKということになります(チャンネル数は7.1chが上限ですが)。PS3ならソフトウェア対応が期待できますしね。

■TA-DA3200ESゲット

 Gigabit NICやNASを買ったらハブからケーブルから入れ替えてフルスペックが出るようにしないと収まらない性格なので、PS3にあわせてAVアンプ買い換えは時間の問題だったんですが、AIRをきっかけに加速。

 結局、いかにもPS3向けですってノリでほぼ同時発売のTA-DA3200ESに決定。できれば設置の関係上、XR50のようなスリムタイプが良かったんですが、近い将来1080P対応のプロジェクターへの買い換えも視野にいれると、選択肢は限られていました。価格的にも8万強と、自分のシアター利用頻度を考えるとちょっともったいないかなという気もしたんですが、まぁ、いまやってる仕事が片付けばなんとかイケるかなとw。

 2ちゃんねるだと上位機種との統合スレなので、叩かれ気味でしたが、ビジュアルグランプリ2007銅賞取ってたりと価格なりの評価はまずますのようでしたし。ちょうど昨日、ITmediaに開発者インタビュー記事も出てますね。

 買うとなったらいてもたってもいられない。なんとしても年内にゲットしようと、ヨドバシ町田に閉店間際に駆け込みゲット。明け方までかかってインストールしてしまいました。商品も重たいし、色々不自然な作業姿勢も祟って2日立った今日も筋肉痛が…

■レビュー

 音質的には満足しています。このアンプがスゴいのか、LinearPCMマルチがスゴいのかはともかく、AIRの解像度感、透明感は当該エントリで書いた通り。

 SACDはまだそれほど聞き込んでないですが、AIRほどの感激はないですね。やはりHDMIを音声信号に占有させるべく、映像をコンポジットなどに切り替え、無線ノイズを低減するためにせっかくのBluetoothワイヤレスコントローラーをUSBで有線接続にしないとイカンのかも知れません。これ、もう少し簡単に設定が切り替えられる機能が実装されないですかねぇ。

 アンプ自体のユーザビリティとしては、やはりD端子がないのが不便です。D端子は信号的にはコンポーネント端子とほぼ同じで、接続の手軽さを狙った日本独自のコネクタ仕様なので、おそらく海外モデルと共通化してコストを下げるために削られたんでしょう。Xbox360やWiiの接続ケーブルを買い換えるハメになりました(WiiのD端子ケーブルなんて開封すらしてなかったのに…)。ただ、コンポーネントの系統が増えたので今まで使っていたD端子セレクタが不要になり、リモコンひとつですべての機器、ゲームが映像、音声揃って切り替えられるようになったのは快適。AVセンターはこうでなくっちゃね。ソース毎に表示名もカスタマイズできるのもガジェットオタク的には萌え。

 自動音場調整は、カーオーディオでは使ってますが、ホームでは初体験。CyberNaviだと数分かかるんですが、コイツは30秒程度でサクっと終わるのでビックリ。しかもスピーカーまでの距離もcm単位で認識してるっぽい。どのみち手動でセッティングするほどのマニアではないですが、気分的に「まかせても安心」感は高いですね。

 まだ試してないんですが、ナイト・モードがついたの深夜派には嬉しい。静かな会話シーンと爆発シーンなんかの音量差が激しい映画などで、その差を縮め、夜中にいきなりデカい音が鳴り響くのを防ぐ機能です。目新しい機能ではないですが、前のにはなかったんで。

 ともあれ、今のところ買い換えコストに見合った満足感。当面は手段が目的化して、LinearPCMマルチ収録のBlu-rayソフトを買いあさってしまいそうです。