Catlog BoardとSHARPペットケアモニタを使い比べての印象

我が家では現猫をお迎えする時にSHARPのペットケアモニター(以下SHARP)を導入しました。各記事はこの辺り。

猫は尿路の病気が多いので、おしっこの頻度や量をウォッチすることが健康管理上重要と言われているためです。同時に体重も量れるので便利です。

特に不具合はないのですが、最近なぜかここで大をしてくれなくなりました。まぁこの製品には大の計測機能はないので記録上は別にいいんですが、じゃぁどこでしてるかというと洗面所のシンクの上ですw。朝顔を洗いにいくとしてあるので、まず片付けて、その残り香の中で洗顔をするというなかなか辛い状況が続いております。

そんな折り、猫の首輪につけるモーセンサーで猫の様子をウォッチできるというCatlog社の新製品Catlog Boardが発送されたよ、という通知が来ました。ん?そんなの買ったっけ?ペットケアモニターの競合製品だからレビュー案件かな?と思ったけど、そんなわけもなく、どうもクラウドファンディングで買ってたっぽい。しかも2台(笑)。半額とかだったので良かったら実家に1台わけてやろうくらい思って買ったような気もします(1年くらい前で素で忘れてた)。

Catlog Boardの特徴は、

  • 重量のみを使った検知で、上にのせるトイレや猫砂は好きなものが使える
  • Catlogは使って無くても単体でOK
  • 複数の猫を識別できる
  • おしっこに加えうんちも記録できる。
  • 月額580円(ただしCatlog併用しても込み込み)(SHARPは330円)

という感じ。SHARPはシステムトイレまで一体化しており、尚且つおしっこを吸い込まない猫砂を使い、下のトレイに液体のまま落ちてペットシーツに染みこんだおしっこの重さを検出します。気まぐれな猫だとトイレや猫砂の種類、設置場所などが気に入らないと使わないので、気に入らなかったらアウトです。対してCatlog Boardは上のトイレはボードに載りさえするサイズならなんでもいいし、猫砂も紙系、鉱物系など選び放題というのがメリットです。

またSHARPは多頭飼いの場合、猫を識別する無線タグを首輪に1匹ごとにつけないとならないですが、Catlog Boardはそれが不要で人間用のオムロンの体組成計みたいに体重で見分けてくれるのが良いです。同居人が首輪のデザインに凝りたい人なので、Catlog含めここに専用デバイスを装着することをあまり良しとしないんですよね。とはいえ今はお手製ポケットをつけてAirTagを入れてますけど…。

せっかく買ってしまったし、トイレや砂を色々試してうんちも一緒にしてくれるようなら乗り換えようかなーということで利用を開始しました。サイズが小さいので、現状のうんち場である洗面台の足元に設置できたのも期待が高まります。トイレも体格にあった小型のものを選び、猫砂は紙系でおしっこを数と軽く固まりになるタイプにしてみました。

 

■2週間ほど使った結果は…

二日目くらいにうんちをしてくれて、「これはいいかも!」と思ったものの、その後はあまり続かず。洗面台が使えないように障害物を置いておくとイヤイヤなのか使うこともある、というくらい。逆に障害物がある日はSHARPの方にしにいくこともあったり。おしっこは問題なく使ってくれるようです(ほぼCatlog Board上のトイレばかり使用)。

アプリの精度が微妙…

Catlog Boardは上述の通りトイレも猫も含めての総重量を測り、その変化を使って、猫が載った/降りた/おしっこをしていった/うんちをしていった、などをAIで判別します。それも「徐々に学習していきます」というスタンスなので、アプリ上から識別を修正することもできます。言い換えると、この学習がどこまで精度をあげられるかがキモです。SHARPはそういう要素は一切なくおしっこと体重に限られるものの最初っからキッチリ計測できます。

現在、うんちをした回数が少ないので、あまり学習もできてないとは思いますが、正直微妙です。まず猫の体重の増減がヤバいくらい。SHARPではもう半年以上4kgのままでした。Catlog Boardにも初期値ととして4kgと設定したんですが、これが急に3.5kgになったりします。本当なら病気レベルの変化じゃないでしょうかw。猫はうんちした後に猫砂をかぶせる習性がありますが、その煽りで結構トイレの外に猫砂が飛び散ります。紙系なのでそこまで重さはないかもですが、そういう微妙なロスも含めどこまで考慮してるのかな?という感じ。Normanのいう「そう判断した経緯を説明せずに診断病名だけズバっという医者」のような信頼できない”AI”です。そもそも、朝起きてトイレにうんちとおしっこをしてあったとします。アプリを見ると3時と5時にトイレに入った形跡があります。さてどっちがうんちでどっちがおしっこでしょう?となるわけです。滞在時間や排泄量も出ているので「1分越えてるからうんちかなー」とか想像で決め打ちするしかないです。また排出量0gということも少なくありません。本当に猫が気まぐれにトイレに載っただけで何もしないで降りてったんでしょうか??

もし本当にユーザーがそこまでガチで学習を手伝って精度をあげないとならないとするならば、それこそATOM CamとかGoogle Nest Camみたいな画像検知機能のついたカメラを設置して、当該時間の映像をチェックしてやるくらいはしないとかも知れません。

とりあえずトイレや猫砂をかえてうんち率を改善しつつ、学習を進めてみて実用に足る精度に到達できるかですね。この間にも月額580円とられるのは厳しいです。半年、せめて3ヶ月は試用期間が欲しかったところ(しかもSHARPの方も継続中…)。2台あるので良かったら実家にも、と思いましたが、たぶんこの金額を払ってまで使おうとはならないんじゃないかなぁ。1アカウントで2デバイス登録して使えるぽいので、家に二箇所設定してどっちで排泄してもログが統合される、みたいな使い方の方が便利かなという気がしてきました。たとえばケージを用意したとして、ケージ内と外に別にトイレを置く、みたいな使い方ですね。

■アプリ画面ギャラリー

アプリの雰囲気がわかるよう、写真をおいておきます。SHARPの記事の方と比べてみてください。

基本的にはCatlog Pendant(首輪デバイス)用のアプリにBoardの機能を建て増しした、という感がアリアリで、ちょっと情報設計が破綻している気がします。

まずトップ画面。一等地を占めるのは「(トイレは)まったりしています」という謎表示。Catlog Pendantを使っていれば猫のリアルタイム状態が出るところなんでしょうが、トイレしか使っていないユーザはまずこんなバカげた画面を見せられます。

下にスクロールすると

  • おしっこ回数
  • おしっこ量
  • うんち回数
  • うんち量
  • 体重

というリストで当日(?)の値がならび、タップするとグラフ画面にいけます。

おしっこのグラフ
体重のグラフ

トップに戻り最下部のタブナビゲーションで「猫日誌」を選ぶとこんなタイムライン画面が。

猫日誌(タイムライン)

各ログのタイムスタンプの横にある鉛筆マークからうんち判定をおしっこ判定に変更したり、学習に使わないよう消したりすることができます。「今日の写真」というのを追加できるようですが、うーん、このアプリでおしっこだのうんちだという情報と並んで愛猫の写真を見たい気はしないかなぁ。将来このアプリの使用をやめた時にここに貼ったデータがどうなるかもよくわからないですし。病気やケガをしていてその経過観察の写真を貼っておくにはいいかもですね。とりあえずいらないので、写真欄をまるごと非表示にして、ログをもっとたくさん1画面で見られるようにしてほしいです。

基本Boardユーザが使うのはこれだけです。「猫食事」はPendantユーザ用の機能ですし、マイページは登録情報の修正など普段は使わない項目です。

ヘルス警告メッセージも出ますし、基本的にできることはSHARPとほぼ同じですが、いまいちしっくりこない。

■まとめ

現時点で検知精度には満足がいっていません。根気よく学習を重ねた結果どうなるかはもう少し見守ってみようと思います。うんちも記録できるのはSHARPにはないアドバンテージですし、うんちも腸閉塞(異物食い)などの重篤な症状の観察にはなりますが、おしっこと違って量や回数は人が直接目にすることが多いので、相対的にいえばおしっこほどは重要ではない気がします。ガチで健康を見守るならSHARPの精度の方が心強い印象。ただし、そもそもSHARPのトイレを気に入って使ってくれない子だったり、どうしてもあのデザインを部屋に置きたくない人、砂が飛び散らないとかニオイが広がりにくいフード付きを使いたいなど、トイレ側へのこだわりの方が優先という場合はCatlog Boardでしょうか。あとは多頭飼いの時に、個体の自動識別や、トイレを複数設置できる点がメリットかも?これも体重が似通った兄弟姉妹とかがどれくらい正確に見分けられるのかは、現状の精度を見ている限りちょっと懐疑心もあったり。Pendantもあわせるともう少し面白くなるのかもですが、そちらもレビューをみていてAI精度がイマイチみたいな印象ですし、どうかなーというところです。志に技術が追いついてない会社さんなのかも知れないですね。将来に期待。

まぁ、本体がかなり安く入手できているので、その分をテスト料金だと思ってしばらく月額費用として相殺しながらもう少し評価してみようと思います。

 

電動式エアダスターはガス式の代替たり得るのか?

エアダスターが切れたので、前から気になっていた電動式を買ってみることにしました。

何年か前にサンワサプライが発売したものの、1万円近く(現在は6,000円代)して、ちょいと手が出せなかったんですが、今なら”令和最新版”系とかも出て安価になってきています。

電動型はモーターで空気を圧縮して吹き出すのでガス切れがなくオゾン破壊の心配もないというのがメリットですが、どうしても威力では劣るというイメージがあります。さて、実際実用に足るものなのでしょうか?

実際に購入したのはこちら。

スペックとしては

  • 風速:70m/s
  • 吹き出し圧力:60G
  • 回転/分:45000RPM

とあります。ファンの回転数が1分に4.5万回ということです。しかし書いてない製品も多いのでこれがスゴいのかどうかすらわかりません。PCの冷却ファンとかだご数千回転/分(rpm)くらい。静音ファンだと1,500rpmとかなので、すごいこたすごそう?まぁでも仕様を明記してあること自体は誠実なイメージだったしレビューもそこそこヨサゲなのでこれにしてみました。あと充電ポートがUSB-Cなのも今風でよろしい。

特徴としては、太さの違うノズルが2本付属しており、片方は先端がブラシ付きです。ノギスで測るとブラシ無しの内径が9mm、ブラシ有りが20mmでした。ガス式のエアダスターのノズルに比べるとめちゃめちゃ太いです。その分、勢いは落ちそう?外した方のブラシも本体下部に取り付けることができるので、収納や運搬にバラけないの点は良いですね。

LEDライトがついていますが有り難いかどうかは微妙?中華製品はモバイルバッテリーとかなんでもとりあえずLEDライトつけとけって風潮ありますね。まぁPCケースの中とかを掃除する時に使うかな?

で、パワーですが、瞬発力という意味ではガス式には及びません。ただ予想よりは良かった。キーボードの隙間のゴミを吹き飛ばすくらいは普通にできる感じ。そしてそういう時はブラシ付きがむしろ便利かも。多少風が弱くても物理でこすり取ることができるので結果的に充分綺麗になる印象。普段使いでものの表面の塵ホコリを飛ばすには充分。USBコネクタに異物が入り込んだのを吹き飛ばして除去したいなんて時にはガス式が欲しくなるかも?って感じですかね。

あと電動式の長所として「冷えない」というのがあります。ガス式は使ってると1分かそこらでキンキンに冷えてきて手でもつのが辛いばかりかガス自体が出なくなります。PCケース内を徹底的に掃除したい時とかに休み休みやる必要があるのが不便でした。電動式ならバッテリーが続いている限り連続使用できるので、トータルでいえば「たくさん掃除できる」という意味で「強い」といえるかも知れません。瞬発力のガス、持続力の電動という使い分けですかね。

逆に気になる点としてはやはり騒音。掃除機のような音がします。深夜に使うのは厳しいでしょう。また手に取ってすぐにシュ!っとできるガス式に比べるとわずか1,2秒のことですが待ちがあります。ボタンを押してモーターがうねり初め、全開の風量に達するまでのタイムラグが、ちょっとゴミをとばしたい、という状況ではちょっともどかしい。持続力を活かしてずっとオンにしておくのも手ですが、そうすると騒音がスゴい、という。なので、ちょっと吹いて、少し置いてまた吹く、みたいな使い方はガス式の方が使い勝手が良いでしょう。

というわけで、今のところ「今後一切ガス式を買わなくてよくなった」とまではいかないですが、年間消費量の何割かを電動に置き換えてエコに貢献という感じにはなるかなと。コスパは不明です。ただ使い終わった缶のガスを完全に抜いて不燃ゴミに出す、というのも地味に面倒だったりするので、年間数本使っていたのが1,2本くらいまで減ったらいいなと思います。

 

 

初期型ホットクックの内鍋をフッ素加工モデルに替えてみた

我が家ではたぶん最初期型のホットクックが現役です。

この頃のモデルは内鍋が銀色のステンレス製でした。

しかし少し前のモデルからはフッ素コーティングされた黒いものに変更され、こびりつきが減り素早く洗える様に改良されていました。無線LAN経由でレシピ集を拡張できたり音声ガイドが搭載されたり、さらにこの(2021年)9月に発売予定の最新モデルはかき混ぜ能力がアップして卵溶きまで自動でできるようになった模様。

そろそろ買い替えようかなーとかなり心が揺れました。

が、最近作るものといえば、

  1. 沼、ジャガバードなどマッスルグリルのダイエット炊飯器レシピ
  2. 豚肉と白菜のミルフィーユ
  3. かぼちゃの煮物

くらい。マッスルグリルとはボディビルダーかつ調理師のYoutubeチャンネルで、通称「沼」と呼ばれるたんぱく質(Protein)、脂質(Fat)、炭水化物(Carbohydrate)のPFCバランスに配慮しつつ、鶏むね肉を中心とした材料を炊飯器にぶっこんで加熱するだけ、という継続性重視、見た目ガン無視の食事メニューを紹介しています。本来は炊飯器で調理する想定なんですが、ごはん用と別に専用炊飯器を買い足すほどでもないし、攪拌ができる分ホットクックの方がよくね?ってことでこちらを使っています。もちろん公式レシピにはないので、適当に40分くらいの加熱+保温で使っています。家族は完全に2と3でしか使いません。

ガッツリ食べても罪悪感ゼロ! 究極のバードめし

ガッツリ食べても罪悪感ゼロ! 究極のバードめし

マッスルグリル
1,287円(11/27 11:39時点)
発売日: 2021/06/09
Amazonの情報を掲載しています

てことで、最新型に買い換えてメニューが充実しても最初の物珍しさで何品か作っても、結局「”沼”製造機」にフォールバックする可能性が予見されました。一方で使用頻度だけは各段に上がっている(1度でだいたい3日分くらいなので、それに準じる頻度)ので、洗い物の手間だけは改善したいなと思い、前々から悩んでいた「内鍋だけフッ素コーテイング版に買い替え」という選択肢に踏み切りました。

そう、SHARPは内鍋を単品発売しており、旧モデルとも互換性があり、かつ補修部品扱いではなく一般流通販売させているのです。こちらは1.6Lモデル用。もちろん他のサイズ用もあります。

存在は前々から察知していたんですが1万円越えだったので躊躇してたんですよね。しかしレビューはみな絶賛だし、まぁセールの勢いで。

さっそく”沼”を作ってみました。

沼を作ってみた。

”沼”の材料は、鶏むね肉、お米、干しシイタケ、乾燥わかめ、カレー粉という感じのいわばカレー味の肉入り雑炊という感じ。写真は冷凍枝豆もぶっこんでいますが、まぁ基本的にはそうこびり付く要素はありません。でもまぁ長年使っていてステンレス鍋表面に傷があって汚れがつきやすかったり、あとカレーで全体が黄色っぽくなるので、なんだかんだでガシガシ擦って洗う必要はあります。さて、それがどうなるか?とりあえず鍋が黒いと見た目がアレな”沼”もちょっと映えますね(笑)。

で、調理後の中身をかき出してタッパーに移した後がこちら(少々お見苦しくてすみません)。

沼をタッパーに移した後。かなり弾いてます。

単に新品ってこともあるでしょうけど、かなり弾いていますね。この後、洗剤をつけたスポンジでさっと拭くように洗うだけで綺麗になりました。全然力はいりません。これは楽かも。時間にしたらほんの2,3分の省力化かも知れませんが、楽なのは間違いありません。1万円だす価値があるかというと微妙ですが、セールなどで少し安くなってたり、買い回りでアイテム数を稼ぎたい時なんかの勢い買いにはもってこいなんじゃないでしょうか。

せっかくだからこびり付きそうな焼きもの系のメニューをひさしぶりにやってみようかな?(←迂闊にモチベーションあがって結局新型買うフラグ)

 

iRobot Braava jet 240のタイヤが坊主になったので交換した

我が家の床拭き掃除ロボットBraaba jet 240さんは2016年の日本発売日に買って以来いまだ現役です。同居人ちゃんが毎日のようにリビングやキッチン、廊下を拭かせています。先日水拭き機能のついたロボット掃除機を買ったというのに、そちらの水拭き機能は一度も起動されていません。本人曰く、どうせあの筐体では入れないところもあるし掃除のルートをみててもブラーバほど隅々まで拭いてくれなそう、とのこと。

そんなブラーバジェットですが最近部屋の端っことかでブブブブといいながらスタックすることが増えてきました。どうもタイヤの溝がすり減ってグリップ力を失っているのが原因とのことで、同居人が交換用のタイヤパットを見つけてきました。

早速買って届いたのがこちら。坊主タイヤと比較(汚くてすみません)。

商品説明には「ロボットの車輪を取り外すのは難しいですので、ナイフとか鋏とかで直接古表面のゴムと残留物を取り除いて、接着剤で新しいタイヤの皮とホイールに塗って、5~10分を置いた後、ホイールを回したり新しいタイヤの皮をちゃんとくっつけたりして、より丈夫ように指でちょっと押してから、12時間~24時間を待っていた後で使用できます。」とあり、タイヤをつけたまま貼り替える想定のようでしたが、あちこち見回した感じネジ外せば分解できそうだったのでチャレンジしました。

コメントにて、iFixitに分解せずにタイヤを脱着する方法が紹介されていると教えていただきました。これからチャレンジされるかたはまずそちらをご覧いただくのが良いかと思います。

ネジはすべて底面側からアプローチします。すみません、肝心の底面の写真を撮り忘れました。

まず4本(長短2ペア)のネジを外して、フロントパネルを外します。

次にリア側のパネル(白いカバーの残り全体)を外すには3組6本を外します。これを見つけるのが難儀するかも知れません。まずリアの技適マークのついたシールを左右少し剥がすと穴が見えます。ただしネジ穴ではなくただ貫通してるだけ。写真のように長いドライバーでその真下にあるネジを外します。ちなみにシールを綺麗に剥がしたかったので、後述のヒートガンを使ってよく温めてからスマホ分解用のペラペラのスパッジャーで剥がしました。

続いてフロント側。ここも黒い底面パーツから貫通穴が空いており、ネジはかなり奥の方にあります。

あのと1組はパッド取り付け部分とタイヤのついたモーターユニット部分、それぞれグラグラ動く部分の真ん中というかつなぎ目の辺りの奥の方に見つかると思います。3組とも長さが違うので、どれがどこのネジかしっかり記憶しておきましょう。

これでトップカバーが外れ、タイヤが露出します。タイヤの中心にネジがあるので外します。ここだけ他のネジと形が違い皿付きのものです。

タイヤが外れるとゴムの貼り替えは抜群に楽になりますし、シャフトに絡んだ髪の毛も一緒に掃除できてよいです。こちらもヒートガンで温め、適当な場所にカッターで切れ込みを入れてベリベリっと剥がし、残った粘着剤を無水エタノールで拭いて綺麗にしました。

無水エタノールP 500ml(掃除)

無水エタノールP 500ml(掃除)

2,500円(11/27 23:49時点)
Amazonの情報を掲載しています

交換ゴムの貼り付けにはこちらの瞬間接着剤を使用。ゼリー状なのでざっと間隔をあけて塗ります。もう一度すり減るまで使っているかは微妙なところですが、一応また剥がす時のことを考えるとあまりベタ塗りしてガチガチにくっつけない方がいいかなと思いました。

あと今更ですが商品説明に「【注意】この商品には接着剤が含まていません。接着剤は弾性粘着剤がいいです、強力粘着剤を使ってはいけません。」って書いてあるのを見つけましたw。これから買う人は参考にしてください、、

先端同士にも接着剤を塗布してつなぎ目の面同士をしかり密着させ、しばらくテープで固定して乾かします。この時、そこらにあった養生テープを使ったところ、あとで内側がはがれてタイヤに白いのが残ってしまいました。ビニールテープとかセルハンテープの方が良かったかも。

こちらが元通り組み戻した状態。うん、がっちりグリップしそうな雰囲気。あとは勝手に剥がれてこなければ完璧ですね。

P.S.ついにヒートガンを購入しました

今回の作業を綺麗に成し遂げるには、接着部分を綺麗に剥がすことだろうと考え、前から気になっていたヒートガン(ドライヤーより高い熱風を出す器具)を導入しました。ハンダごてなどの工具で有名は白光の製品。

立ち寄ったコーナンにはFV300とFV310の2モデルが置いてありました。違いとしては、

  • 最高温度が310の方が高い
  • 300は風量が強弱2段階、310は多段階(無段階?)
  • 310はハードケース付属
  • 値段も310が倍高い

という感じ。風量調節できた方が使いすいかもと思いましたが使用頻度を考えると倍出す価値はないかなと300にしました。ただどちらも標準ではノズルはかなり太いので、今回のようなDIY修理だとピンポイントで熱風を当てられる方がいいかなと思い、こちらの細ノズルも同時購入。

白光(HAKKO) ノズルホルダー 局所加熱 FV-300/FV-310用 N70-05

白光(HAKKO) ノズルホルダー 局所加熱 FV-300/FV-310用 N70-05

1,625円(11/27 23:49時点)
Amazonの情報を掲載しています

本体かかくからすると結構お高い印象。あとドライバーでネジで締めて固定するので脱着も面倒。あと注意書きにも書かれてますが側面の穴から熱風が漏れるので向きに気を遣います。

まぁでもこれで接着式のスマホの液晶パネル(最近は防水のためネジではなく粘着テープが多い)をバラす時なんかにも効率、成功率がアップするかなと思います。

かなり理想的なBluetoothリモコンに出会った ‎Satechi ST-BTMR2M [技適マーク有り]

寝モバ中に動画アプリや電子書籍アプリを片手コントロールするBluetoothコントローラーが定期的に欲しくなり、過去に10個近くは買っています。

最近では元々の意図は違うんですが、AZ-MacroというBluetooth接続のマクロパット(キーカスタマイズができる小型キーボード)がかなりお気に入りです。

これの良いところは設定画面で8つのキーのアサインを変えることができるので、あらゆるアプリのキーボードショートカットに対応できたり、スマホやタブレットなどAutoHotKeyのようなキーマッピングツールが使えない環境にも対応できる点です。先日は強化パーツでトラックボールも装着しました。

便利過ぎてメインPCの側から離せないのと、机がない場所で使うには向かない形状なので、ハンドヘルドなものを物色。

要求仕様としては、

  • タブレット(Chromebookなど)で使えるBluetooth対応であること
  • PowerPointやKeynote専用とかではなく普通のUSBキーボードデバイスとしてキーコードを送るもの
  • (まぁこれはほぼないけど)キーコードのカスタマイズができれば神
  • 最低限、カーソル左右キーが送れる
  • なるべく小型で持ちやすい形状
  • 充電式

辺り。

最近はスマホVR向けのミニゲームコントローラー型のものが多く出ていますが、あぁいうのは何種類かのキーセットモードを切り替えて使えるのはいいんですが、そのきりかえに「特定キーを押しながら電源ON」とになっていて、毎回するのが面倒だったりしばらく使わないと忘れてどれだっけ?とかなりがち。ドンピシャで理想のキーアサインになってるのがいいかなと。

で買ったのがこちら。

特徴は、

  • 上側Dパッドは上下左右+Enterアサイン
  • ジャイロマウスにもなる
  •  P(C)モードとM(ac)モードは再度のスイッチで切り替え
  • USB Type-C 充電

といったあたり。かなりシンプルでキーアサインもシンプルでよいです。PモードとMモードの切り替えはスライドスイッチ式なので勝手に切り替わることもなし。上記アサインはPモードにした時で、Mモードだとメディアコントロール系のアサインになります。ジャイロマウスは本体を振って動かすタイプのもの。けっして思い通り自在に動くとまではいきませんが、ショートカットキーだけでどうにもならないコンテンツ選択などでさっと切り替えて使えるのは便利。Type-Cなのも今時で良いです。

握った感じはAppleTV 4K 2021の新型リモコンみたいな感じ。両面ともフラット。握りやすさというよりは携帯時の操作性優先という感じですがボタンも大きいし操作感は良好です。マウスのL/Rクリックボタンがもう少し押しやすい位置だと良かったなとは思いますが。

気になる技適マークは他の型番情報などと一緒に背面にフィルムシールで貼られていました。剥がすと見た目にも手触り的にもスッキリするですが技適マーク込みだとはがしづらい…

激安のVRリモコン(数百円)とかよりはお高いですが、キーアサイン的にも必要十分で、いざとなったらマウスとしても使えて、ほぼ理想的な製品だったなと思います。動画、電子書籍、紙芝居ゲーなどが捗りそうです。