XPS 15 2in1 9575のバッテリーを交換する

2018年に購入した購入したDELL のXPS 15 2-in-1 (9575)のバッテリーが死にました。100%になるまで充電しても、充電ケーブルを抜いて数分するとシャットダウンに入る感じ。コロナでノマドをしなくなって、してもSurfaceで済む軽作業が多かったりで、ほとんど使わずにいたんですよね。それで過放電が進んだかも。最近バッテリー交換の話ばっかですね…

しばらくなくても困らないのでメーカー修理に出すことも考えたんですが、逆にそこまで困らないものにあんまり修理(交換)代かけるのもな、、と思い互換バッテリーをDIY交換することに。みんな大好きAliExpressだと一ヶ月とかかかるので割高でしたがAmazon.co.jpに注文。しかし「通常3〜4日に発送」表示で数日後が予定日で表示されていたのに、発送地が香港で大幅オーバー。結局16日間かかりました。お急ぎの方はご注意ください。

交換自体は割と単純でした。バックパネルをT-5ネジx8本外せばすぐにバッテリーが見え、両面テープ止めもないのでプラスネジ8本+2本とコネクタで交換できます。手抜きですが動画で撮ってみたのでよろしければそちらをどうぞ。

BIOS(F2)やDELLのDiagnosisモード(F12)から見るステータスが「Poor」から「Excellent」に変わりました。

交換前

 

交換後

あのXiaomiの電動精密ドライバーを買ってみた

ガジェットの分解修理の機会が増えているので、精密ドライバーも電動のものがほしくなりました。

急がないので安く済ませようとAliExpressで物色したところ、Xiaomiの名を冠した製品を見つけました。日本ではスマートフォンで有名なXiaomiですが実は総合家電メーカーなんですよね。Mujiaというのはその家電ブランドということみたいです。

すでに改名されているという記事もありましたが、この記事以外にヒットするものがなく詳細は不明です。

Xiaomi製スマホは買ったことないですが、面白そうだったのでこちらをチョイス。Amazonにもたいして変わらない値段で売ってました…

ただしアリエクでは選べるマグネットシートがついてなさげ?分解時に外したネジを位置情報(マス目)で管理してくっつけておけるのが便利そうなので、付属を選んでみました。

まぁ、Amazonで同じ様なものが単品で買えます。

■ファーストインプレ

全体的な質感は予想以上に高いです。高級モバイルバッテリーのようなアルミ(?)製の金属ケースに入っており、中のビットはマグネットでケースに貼り付いていて、付け外しも楽だし、側面のサイズ表記が一覧できるのも便利。本体もカチっとはめ込む感じで逆さにしても落ちてきません。その分脱着は少し手間かな。操作はシンプルで、お尻のダイヤルをIかII(トルクの弱と強)にあわせ、ペン持ちして人差し指のところにあるシーソースイッチを抑えるだけ。

各ビットは形状サイズが色々ありますが精密ドライバー寄りの細い目のラインナップ。六角部分も細身で、一般的な電動ドライバーで使う六角ビットとは互換性がないのでご注意ください。こういうドライバーと同じサイズだと思います。

まさにこういうの持ってますが、目的のビットを選んだり抜き差しするのがめっちゃ手間だったんですよね。そこが大きく改善しただけでもスピーディに作業できそうです。

充電ポートは今時のUSB typeCなのもポイント。残念ながらケースに収納した状態では充電できず、本体のお尻に直接挿します。

総じてコスパは非常に高いと思います。ただケースについてはよりラフに扱えるよう樹脂でも良かったかなという気はします。金属のシャリシャリいう音が苦手な私には軽いストレス。

触ってみた様子を動画で撮っておいたのでよろしければご覧ください。

2021.3.17追記:

近く記事にしますが、Windowsタブレットの分解に使ってみました。極小ネジが3箇所使われていましたが、非常にスムーズにつけはずしてきました。手回りのドライバーだと無意識にあらぬ方向、強さの力が入ってしまいそうなところ、こちらを使うとそっと当てて純粋な回転方向の力でスッと回せる感じ。マグネットで極小ネジもドライバー先端にくっついてくるのでなくしにくいです。件のマグネットシートもいい感じでした。

食洗機を大型化。Panasonic NP-TZ300

引っ越してキッチンスペースに余裕ができたので食洗機を2,3人用の”プチ食洗”から大型モデルというかレギュラーサイズのモデルにリプレイスしました。というか同居人が買ってくれました。前に使っていた”プチ食洗”のTCR4は私が必要性を主張して半ば強引に導入したので、私のお財布で買いましたが、今回は同居人のモチベーションが大半だったので、私はTCR売却金額のみ納めることで合意。

TCR4は「2,3人用」となっていますが食器の形が不揃いだったり不向きな形状の我が家では割とパツパツ。他にペット用品などもあると入りきらず、2度に分けたり一部手洗いをしたりしていました。その折りに乾燥までするかどうかいつも諍いの種でした。個人的には洗浄が終了した後ですぐにフタを開けば温水で温められたお皿はすぐに自然乾燥できるから不要だと思っているし、複数回まわす時などは乾燥時間が待ちきれないという面も。大型化して一度で洗えるようになれば少なくとも待ち時間の問題は解消するので、私のフラストレーションも減るという案配です。

購入したのはこちらのモデル/カラー。

毎度ながら据置はPanasonicのほぼ独占市場。むしろ小型機の方が多少競合がある感じですね。ともあれPanasonicでレギュラーサイズモデルは3つのグレード(NP-TZ300、TH4、TA4)に分かれています。基本的な容量、洗浄力は同じで、最上位モデルのTZ300の差別化ポイントは、

  • ナノイーXで庫内のニオイ抑制、除菌
  • ドア開ボタンも含め静電容量タッチセンサー式UI
  • 汚れレベルが5段階(他は3段階)

といった辺り。さらにTA4だと窓や低温ソフトモード、80℃洗浄モード、エコナビなどが省かれます。

個人的にはTZ300とTH4の価格差は小さく、タッチセンサーUIの好き嫌いで選んでいいんじゃないかと思います。

タッチセンサー式UI

デザイン的にはスッキリシンプルですが、操作感は好みがわかれるところでしょう。特にドアオープンは2秒タッチなので短気な人はガチャメカで即時開けられる方を好むかも知れません。ちなみにドアを閉じるのはどちらも手動です。

耐久性はどうでしょうね。シンプルなメカ式の方が壊れないと考える人もいれば、可動部品がない方が壊れないという人もいます。個人的には後者かな。特にメンブレンスイッチは経年劣化でひび割れて中のマイクロスイッチが露出したりしそう。屋外置きの洗濯機などがよくなるアレ。まぁ紫外線が当たらない室内ならなかなかここまでにはならないかもですが。爪を伸ばしている女性はメンブレンシートにダメージを与えがちなので、TZ300を選択してもいいかも知れません。

庫内のニオイはさほど気になったことはないですが、食洗機は使用後、底に水が溜まってる時間も長いので、ぬめりとかも防げるなら価値ありかもですね。

あとカラーもシルバーが高級ガジェット感があっていい感じ。

前のはこちら。2017年に買いましたがいまだ現行モデル。

買い換え前
買い換え後

分岐水栓はそのまま流用できるので、置き換えはスムーズでした。むしろTCR4出品のための大掃除が時間かかりました。

■使ってみた

ドアを開けたり、電源を入れたりがタッチセンサーだと確かに多少煩わしいというかコンマ何秒ですが余計に時間がかかるなという気がします。慣れれば気にならなくなるかなぁ?ちなみにドア側面の小さな四角ボタンでも開けられます。TZ300はドアが2枚に分かれているんですが、気になるのは上側ドアをもって閉めてもロックがかからない点。必ず下側のドアをもって閉める必要があります。開いている状態だと下ドアは上ドアに隠れてみえないので、つい上ドアをもってしまいがちで「ちっ」となります。慣れが解決するといいんですが…

TCR4と大きく違うのは、5段階の汚れレベルを選ぶ点。

  1. つけ置き洗いや水洗い後に
  2. 汚れが少ないとき
  3. 食後すぐに洗うときに
  4. 念入りに洗いたいときに
  5. 食後数時間後や油汚れが多い食器、調理器具を洗うときに

となっています。TCR4では「標準」か「スピーディ」の二択でほとんど「スピーディ」しか使っていませんでした(温水供給)。標準だとエコナビが有効になるので汚れに応じて最適化してくれるのかなと思ってましたが、改めて調べるとTCR4もTZ300も給水温度と室温に応じて洗浄時のヒーター加熱時間や乾燥時間を最適化するだけみたいですね。汚れセンサーとかがあるわけじゃない。最後に選択したモードは記憶されていて、都度選ぶ必要はないので、こだわりがなければ操作ステップが増えるということはない。むしろ、TCR4は1ボタンでコースと乾燥有無の組み合わせをサイクリックに切り替える必要があったので、それが分離されて独立して指定できるようになったのは改善だと言えます。従来「スピーディ」で問題なかったと考えると、TZ300でも汚れレベル1で充分なのかも知れません。追々検証して最適化していこうと思います。

内部は2段になって圧倒的に収容力があがりました。箸やスプーンなどを立てるスペースがいつも手狭だったり天井が使えて長い箸の出し入れにトレイを引き出さなくてはならなかったんですが、俄然スムーズになりました。まな板がまるごと洗えるようになったのも食中毒防止の観点から良いかと。

気になったのはサンマ皿みたいな細長い食器を上段に並べるアタッチメントがあり、まさにそういう皿を常用しているので「これはいい」と思ったんですが脱着が割と面倒。脱着ではなく爪の開閉ギミックとかで実現できたらなお良かったかもです。

あと稼働音が圧倒的に静かになりました。カタログ上は41db -> 36db (50Hz圏の場合)です。同居人は大型化するからにはよりうるさくなるのを覚悟していたようですが、遮音材などをしっかりいれているのかむしろ軽自動車から高級セダンに乗り換えたような静かさです。もともとTCR4は小型化優先で箱が薄いのかうるさいという評価も多かった気がします。実家のレギュラーサイズモデルも静かだし、むしろこれが今時の標準的な騒音レベルなのかも知れません。

■洗剤も替えてみる?

我が家では洗剤マニアの同居人のチョイスで、ドラッグストアチェーンのクリエイトで売っているこれを使っています。

袋入りは使いづらいですが、適当な洗剤ケースに移し替えれば問題ありません。

(中性が多い)液体タイプは不人気です(同居人曰く明らかに汚れ落ちが悪いとのこと)。

ですが、粉末とジェルのハイブリッドであるジェルボールタイプのJOYジェルタブは手軽さと洗浄力の両立がされてそうで気になっています。

ジョイ ジェルタブ 食洗機用洗剤 54個入

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今まで小型食洗機だと1個使うと過剰でコスパが悪くなりそうで敬遠していました。フルサイズ食洗機になった今なら試すチャンスかなと思っています。実際、TZ300には試供品がついていますし、2021年3月現在、3ヶ月分もらえるお試しキャンペーンまでやっています。これをゲットしてしばらく試してみるつもりです。

■まとめ~食洗機はイイゾ!

食洗機は未経験者ほどその能力に懐疑的になりがちですが、個別の汚れをこすり落とす力が働かない反面、

  • 火傷するレベルの高温の温水
  • 肌が荒れるレベルのアルカリ性洗剤
  • 長時間の繰り返しすすぎ
  • 熱風乾燥

など人間の素手では難しい要素がプラスとなります。特に温度は脂肪分が溶ける40~50℃を超える熱を与えるかどうかはキモで、手洗いでは難しいそれを食洗機の温水なら軽くクリアします(80℃くらい)。結果として焦げなどのガチガチにこびりついた汚れ以外は食洗機の方が圧倒的に有利なのです。電気は必要ですが水道代は少なくてすみます。時短家電としても非常に有効なので、未経験の人には是非いちど先入観を捨てて試して欲しいです。TCR4もまだまだ使えるので綺麗に掃除してフリマサイトで売りに出すので、そういう誰かのところへ渡ってくれたらいいなと思っています。

 

Dyson 360の死蔵バッテリーに活を入れた

部屋が散らかりすぎていて活用できていなかった初代Dyson 360Eye(以下RB01)が引っ越して久しぶりに稼働させられるようになりました。しかしリビングの掃除を完走できないうちにバッテリー切れとなってベースに帰還してしまう。2015年の発売日購入なのでさすがにダメかぁと購入しようとしたら、他のハンディクリーナーと違って公式サイトでバッテリー単体販売をしていない模様。修理扱いで問い合わせをしてみるか、適当な互換バッテリーを買うかしかなさそう。

と諦めかけたところ、「そういえば一個あるぞ!」と。購入から少しした頃、妙にバッテリーの減りが早いぞと思ってサポートに問い合わせたところ「使用期間からするとまだバッテリー寿命とは考えられませんが、予防的に交換バッテリーをお送りします」という神対応で一個送ってくれたのです。さすがのDyson神対応。しかしそのご厚意を無碍にするかのように、結局交換しないまま放置してあったのです。捜索の上、なんとか発見し交換してみたところ、、、なんとピクリともしない。起動しないどころか充電ランプも点かない。全く充電しないまま放置しすぎて完全放電した模様。しばらく充電しておいても復活する様子なし。伝票をみると2016年に受け取っているので、5年近く放置していたことになります。やっぱり互換バッテリーを買うしかないのか、、、

■外部電源から強制充電したら復活するか?

Dyson 360 Eye (RB01)のバッテリーは14.8VのLi-ion(リチウムイオン)電池です。調べてみるとLi-ion電池を使用する機器は所定の最低電圧を下回っているとシステムを起動しないような安全装置が組み込まれているとのこと。もしバッテリー自体の劣化はそれほどでもなく(一度も使ってない)、単に完全放電して電圧が0Vになってるだけなら、他の手段でちょっとだけ充電して起動最低電圧まで上げてやればそれ以降は普通に使えるようになるんじゃ?という淡い期待が湧きます。どうせ捨てるしかないなら、爆発にだけ気をつけて実験してみようと。

使用したのはこちらの安定化電源。

この実験のために買いましたw。互換バッテリー買うのと変わらない値段ですが、一台持っとくと後々便利なんじゃないかと思って。もともとカーナビなどの12V機器を室内でテスト稼働させるために固定電圧のものはもっていましたが、コイツなら電圧や電流を自在に調整できるので、12V機器以外にも使えます。ジャンク修理動画などでよく映ってるヤツですね。

以下、我が家の環境でたまたま成功しただけかも知れません。正しい理屈に基づいた行為ではないので、真似して破裂したり火災になったりしても自己責任でお願いします。

RB01のバッテリーは端子が4つ。起動する方のバッテリーをテスターで調べると、内側2つが+、両外側が-のようです。バッテリーを外した掃除機本体を充電器に載せて端子にテスターを当ててみたところ、右側のペアに17Vくらいかかっていました。充電は放電よりも少し高い電圧で行うと思うので、「これが充電端子か!?」と思い、右のペアに電圧をかけてみました。上記のような安定化電源の良いところは、流れてく電流もモニタできる点。しかしそろりそろりと電圧を上げていっても電流は0mAのまま。仕方ないので乱暴ですが反対側のペアでも試してみました。するとこちらはある程度電圧をかければ電流が流れるではないですか。あまりモリモリ流し込むのも恐いので、1Aを上限に設定して加熱してないかマメに確認しながらしばらく充電しました。

ちなみにバッテリーの電極は奥まっていて接続しづらいですが、たまたま適度なサイズの金属板があったのでブスっと差し込んで反対側をワニ口ではさみました。

しばらく14V/1Aで充電をした後で本体にセットっして充電台に載せたところなんと充電ランプが点滅するようになりました!一歩前進。ただしそのまま1時間くらい充電台で充電したもののちょっと点滅パターンがあやしい。なんか起動しようとして失敗してシャットダウン、またしばらくして点滅をはじめる、みたいな。

そkでもう一度とりだして再度安定化電源に接続。今度は14.5Vかけても電流が流れない。ある程度充電が進んだからでしょうか。17Vくらいまであげてまたしばらく放置。なんとこれで本体充電&起動に成功しました。実際に新品バッテリーほどの保ちが蘇っているかどうかはもうしばらく検証が必要ですが、とりあえず動き出してすぐにベースに戻ってしまうということもなく普通に使えています。

検証過程はロクな専門知識なしでやってるのでそのまま真似することはオススメしませんが、なにが起きてるか正しく理解できる方のヒントになれば。また「数年放置して完全放電してしまったバッテリー」に活を入れただけで、普通に使っていて保ちが悪くなったバッテリーの寿命を延ばすという話とはちょっと違うと思うのでご注意ください。

2021.3.29追記:結局新品バッテリー購入しました…

全く電源が入らない状態からの復帰は成ったものの、やはりリビングを全部掃除しきらないうちに充電が切れてベースに戻ってしまう状態だったので、劣化はどうしようもなかったということで使用を断念しました。

一応Dysonのお問い合わせフォームからバッテリーだけ購入できるか問い合わせしたところ送料込みで9,900円で送ってくれるとの返信。代引きでよければそのままメールに返信する形で送付先の情報を知らせればOK。カードを使いたい場合はチャットか電話で申し込み、という感じでした。代引きにしたら2,3日で届きました。この価格差ならあやしい互換品を買う必要はまったくないですね。

30プリウスのステアリングホイールDIYで革巻きにして、クルーズコントロールにも対応させる

ひょんなことから(同居人が)引き継いだ30プリウス(前期/S)ですが、ステアリングホイール(以下ハンドル)が樹脂製なのが気になっていました。私は基本革巻きハンドルが好きで、大学の頃に親に買ってもらったSERAに自分で革巻きして以降、自分で買う新車は全て本革製をチョイスしてきました。しかしこのプリウスは自分で選んで新車購入をしたわけでないので、残念ながら久々の樹脂ハンドル。さりとてカー用品店で売ってる分厚いハンドルカバーも嫌い。ならば仕方ない、純正品ハンドルをパーツで買って交換するかと思って調べるとさすがに2,3万コース。八方塞がりでした。まぁ名義人である同居人が太い方が握りやすくて好きというので市販の分厚いカバーをつけて妥協していました。

しかし、結局99%私が運転してるし、たまたまAliExpressを眺めていたら、たった1,500円かそこら(送料が300円くらい)で手で編んでくタイプのZVW30専用カバーを発見。この手のは20年以上前にSERAでやったきりですが、この値段なら失敗してもいいかってことでチャレンジしてみることに。

途中過程の写真を全く撮れなかったんですが、薄い皮のカバーを両面テープで貼り付け、内側を糸で縫い上げて固定します。最低限の厚みで純正革ハンドルのような仕上がりになるわけです。

公式解説動画も含めみんな車内で作業してるようですが、経験上メチャメチャ大変なのがわかっていたので、後述のクルコンスイッチ取付けも兼ねて一旦ハンドルごと取り外して室内で作業しました。ちょうどシン・エヴァンゲリオンに備えて新劇場版シリーズを見返さないとだったので、「破」を見ながら作業を始め、「Q」の途中までかかりました。3時間強くらいw。両面テープ、糸、針、指ぬきなど必要なものは全て同梱されています(ハンドルを取り外す工具はもちろんないですが)。説明書は英語でいまいちイラストもわかりにくい。公式動画のURLも記載されてますが、両面テープの貼り方が全然違ってたりしてどっちやねん!という感じ。国内の別メーカーのものと思われる動画なども参考にして、ハイブリッドに自分なりにベストと思われるアプローチを選択してみました。両面テープはマニュアルの貼り方をベースに。ハンドルに巻き付け位置あわせした後で保護テープを剥離できないとなので、縁にそって貼る感じ。貼り直しは何度かできるので。あとはきっちり合わせ目を揃えて縫い上げます。もともと縁にそってステッチが入っていて、同色の糸で両側のスティッチを交互に縫っていく感じです。難しいのは終端処理。結び目を作って最後はライターで炙って固めろということでした(やらなかったけど)。糸は二巻き入っているので、失敗してもかなり余裕があります。30プリウスは4本スポークなので4分割。一番短い下端から練習で始め、右下、左下とやって最後に上半分を。最終的には一番目に入るステッチは下端なので、慣れて上手くなってからそこだけやり直してもいいかも知れません。

できあがりはこちら。

ステッチ色は購入時に青を選択。エコカーっぽくていい感じ。目立つシワも入らず言われなければ最初から純正でこうだ、と言われても違和感ない仕上がりになったかなと思います。さすが車種専用商品ですね。SERAの時はカー用品店で買った汎用品だったので、仕上がりが全然違います。細かいことを言うと、右ステアリングスイッチの裏の辺りに少し浮きが出ていて、触るとちょっと気になっていますw。まぁでもこの値段で革巻きになったのは非常にコスパ高いなと思います。手触りは本革のカロスポよりはややペタつく感じがしなくもないですが、樹脂に比べたら圧倒的にサラっとしていて気分が良いです。あとは寿命とか汗をかいたときとかがどうだろという感じですね。

ちなみに写真で外されているエアバッグ/ホーンスイッチASSYですが、誤動作/暴発を防ぐためにバッテリーの-端子を外しておくというのがセオリーです。私は最初外さずにやってみたんですが、結局はめこむ時点でクラクションが鳴りまくるということが判明。やはり素直に外すのがよさげです。なんかZVW30は電源完全に切るとエラーが出てリセットが面倒なイメージなんですが、今回は特に問題なしでした。

多くの解説動画では両サイドのステアリングスイッチASSY(シルバー部分)を先に外していますが、実際には外さなくてもハンドルを車両から取り外すことはできます。ただし革を綺麗に下に挟み込んで終端処理をするには結局外す必要があります。ただ広い室内でやった方がネジをなくしたりするリスクも低く簡単じゃないかなと思います。つまり写真の状態で取り外して部屋に持ち込み、左右三本ずつのネジでステアリングスイッチASSYを外すのは部屋でゆっくり、というのがオススメ。

■クルーズコントロールスイッチも装着

30プリウスは上位グレードにはクルーズコントロールが搭載されています。「オート」ではない昔ながらのクルコンです。しかし非装着車にも取付け穴やコネクター、表示ランプなどはついていて、スイッチレバーと年式によって簡単なケーブル追加で後付けができることがわかっています。ある意味30乗りの定番DIYメニューと化しています。ググれば純正部品の品番リストなどもすぐ出てきますが、今回は上記ハンドルカバーと一緒にパチモンキットを注文しました。「年式によって簡単なケーブル追加」というのは、ハンドルコラム内にあるカプラから、助手席足元にあるECUのカプラにつなぐもので、両カプラに配線がないので、ワンタッチコネクターなどで分岐させるのではなく、カプラ内にピンごと追加する感じでとりつけます。ハンドル絡む側は楽勝ですが、ECU側は場所的にもカプラ的にもちょいしんどいです。

日本のAmazonで買えるものだとこれが近いかな。倍くらいしますね。

こちらも必要なパーツは全部入っています。純正スイッチにこだわらないなら手軽でオススメ。ECUへの追加配線が必要かどうかははっきりした条件がわかりませんが、前期でもごく初期で、かつメーカーOPのETC装着車なら不要という感じみたいです。2011年式のうちのは必要でした。なので、確実に不要とわかってる場合以外はECU配線もセットになったキットを買っておくのが無難じゃないかと思います。私が購入したキットの品質としては、レバースイッチは全く問題なし。純正を比べたわけではないですが質感も安っぽさなどなく悪くないです。これも言われないとパチモンだと思わないでしょう。ただレバーを通してハンドルコラムにつけるパネルは微妙にハマりが緩いのと、色がコラム本体とあわない問題があります。プリウスの内装色は色々バリエーションがあるので仕方ないのかもは知れません。普段目に付く場所ではないのでまぁよしとします。ECUケーブルはネットで保護されていて途中で配線に傷付いて断線したりしにくい作りになっています。トータルでパネル色以外は満足感、安心感のあるキットでした。ただしマニュアルは付属していませんので自分でググって調べる必要があります。あと短いアース線みたいなものがついてたんですが使い道がわからず。使わなくでも動作しています。ECU配線がシールドされてないとノイズで誤動作しやすいみたいな話をどっかでみたので、もしかするとアースすると安定したりとかあるのかも知れません。しかしどこにつなげばいいのか全く情報がなく放置。

ECU配線以外は上記写真にあるようなにエアバッグASSYが外せれば取付は簡単です。ただしECU配線を追加するカプラがあるハンドルコラムのロワー(下側)カバーはハンドルがない方が開けやすいです。ハンドルを外す用事があるなら一緒にやるのがオススメ。一応ハンドルつけたままでロワーカバーを外すことも不可能ではないようです。

なんやかんやでカーナビとかDIYできる人なら1時間もかからずできる作業です。いちど要領がわかってしまえば30分切るくらいでしょう。30プリウスでつけてない人みたらやってあげたくなるプチDIYです。流行るのもよくわかる。

ただ普段からカロスポでオートクルーズコントロールを使っている身からすると正直使い勝手としては微妙だし、操作系も混乱するし、なにより「オート」で自動減速かかってる気分になってしまうと危ないかもという気はします。たぶん遠出する時はカロスポを使うので、どれだけ出番があるかw。その意味でも純正部品を買い揃えて7,8千円かけるよりは、中華キットで1,700円くらいで済ませられたのはコスパ良かったなと思います。