外出自粛中にもアツアツの揚げ物が食べたい。山善 電気フライヤーYAD-F800導入

2021年2月、神奈川県は緊急事態宣言延長が決まり、外食に出かけにくい状態が続いています。夜型生活の我が家では20時閉店になると事実上外食不可能に近いのです。

そんな折り、同居人が揚げたての海老フライやトンカツが食べたいから電気フライヤーを買いたいと言い出しました。なるほどデリバリーでそれらを頼んでも揚げたてとはいかず、お店で食べるのと比べると劣るというわけです。

私は一人暮らしの頃から某由崎家ではないですが揚げ物を自宅でしようなどと考えたことすらなく、電気フライヤーとはいえ油の処理とか掃除とかニオイとか面倒くさそうであまり乗り気ではありませんでした。そんな私に提示されたのは「おウチで揚げもの屋さん」という製品。

密閉できる蓋がついていてニオイや油はねをほぼ封じ込めて手軽に揚げ物ができるという製品。なるほどこれならニオイと掃除についてはほぼ解決できそう。ただしデカい!写真だとわかりづらいですが奥行きが36cmあるので5合炊きの炊飯器くらい。使用頻度を考えるとちょっと置き場所的なコストパフォーマンスが気になる。

対抗馬として挙がったのが山善のこちら。

フタの密閉度はほどほどで、一応フィルターもある。サイズが2.5Lから1.5Lにサイズダウンするのでかなりフットプリントが小さくて済みます。値段も半額くらい。結局言い出しっぺの同居人に判断をまかせて山善をチョイス。

ちなみにノンフライヤー系は「あんなもの揚げ物とは言わん」くらいの勢いでハナから検討にも挙げてなかった模様。

■揚げてみた

業務スーパーに間に合わなかったので、とりあえずイオンで衣のついた揚げるだけの海老フライとイカリングを購入し帰宅。開封してみました。

開封直後。ポテトなど小物用のカゴも付属。

油を入れる鍋部分は外れません。使い終わった油は本体ごと傾けてポットに移すか、吸着材に吸わせて処分します。フタが振れるところには一応パッキンのような素材が申し訳程度ですがついています。これすぐに劣化しないかな…

電源ケーブルはポットなどでよくあるマグネット式のもの。コードひっかけてグツグツの油をバッシャーンなんてシャレにならない大惨事ですからね。写真のようにコンセントの近くでひっくり返しようがない場所で使うのが良いかと思います。

操作は超シンプル。右上のレバーはフタのロック解除。下のダイヤルが電源兼温度調節ツマミで190℃まで設定できます。加熱中はランプが点き、指定温度になると消えます。海老フライは190℃指定だったので目一杯ダイヤルを回して加熱開始。独特のニオイが多少しました。新品だからというのもあるかも?正確に測ってないですが数分くらいでランプが消えたので海老フライを投入。

海老フライ投入

すぐにフタを綴じます(開けたままの加熱は禁止)。一応フタには透明な窓がついており様子が見られます、、が曇ってしまいほとんど見えず。説明書によると一旦曇るけど自然に綺麗になるとのことですが、結局最後までこんな状態でした。右奥がうっすら透けてきた程度。

 

窓は曇りがち。

一説によると内側に薄く油を塗っておくといいらしい。次に使う時には試してみます。

とりあえず4尾の海老フライを同時に投入しても加熱ランプは点かなかったので、それくらいずつなら油の温度が下がることなく加熱できてそう。

所定の3分をタイマーで計りフタを開けてみると、、、

3分後にはいい感じにキツネ色に!

こんがり揚がってました。

カリッカリ!千切りキャベツを買い忘れた…

おー、揚げ物って意外とカンタンにできるんだな(自営業 40代男性)。

海老とイカは細めで具と衣の間にトロっとした食感を感じました。揚げが足りなかったのかイオンの商品の特徴なのかは不明。また後日業務スーパーのフライ商品を試してみようと思います。

■まとめ

揚げ物のコントロール要素として温度と時間があると思いますが、電気によって温度は自動化され、キッチンタイマーで時間を測ればよいので、さすがにホットクックみたいに目を離すのは無理にしても、ほぼ自動化でき、また初心者でも失敗なく揚げることができました。

フタを閉めて揚げるのでニオイや油はねは最低限。匂うことは匂うんですが、後で部屋に出入りした時に残るってほどでもない(窓開けたり空気清浄機、ジアイーノを回してる部屋ですが)。油は鍋に残すのは説明書的にNG。ポットでも常温なので何故NGなのかは不明。コーティングが早く傷むとかかな?手間を考えると連日数回使ったら捨てる、くらいの方が面倒がない気もするけどどうなんでしょ?ただ衣やカスが沈殿してると劣化が早まるようなので、それだけでもなにかで漉し取りたい気はします。まぁそれをするならどのみち別容器に移すことになるので手間は同じですかね。とりあえず油吸着剤と一緒にオイルポットも物色してみましょうかね。

鍋はできれば外して丸洗いできると良かった(本体ごとの丸洗いはNG。地味にNGが多い。フタは外せます)。

あとフタがあるので猫がいても安心(?)。

本当は揚げ物は控えないといけない身体なので、あんまり常用するのもどうかとは思うんですが、このお値段とサイズに対して広がる自炊メニューの幅を考えるとコスパは良いかなと思いました。

2021.2.7追記:冷凍ハッシュドポテト

翌朝、冷凍のハッシュドポテトも揚げてみました。素揚げ済みというか、オーブントースター、レンチンでも油で揚げてもOKという製品。今までは電子レンジが主でした。ウチはオーブントースターがなく電子レンジのオーブン機能なので時間がかかるんですよね。パンもこれで焼くので同時調理できないし。ハッシュドポテトは大抵時間かけたくない朝食用なので、一番手早いヤツで加熱し、すぐにパンを焼くという感じでした。

夕べの油がそのままになっていたので、トースト等他のメニューを用意する傍らでスイッチを入れて170℃になるのを待ち、凍ったままの商品を入れるだけ。カンタンです。さすがに冷凍されたものを入れると一気に温度が下がるのか、加熱ランプが再点灯しました。またポテト側の指定時間揚げてもいまいち白いままで少し追加加熱。やはり鍋+ガス火力に比べると温度が下がりやすく、より時間がかかる傾向はあるみたいです。

冷凍ハッシュドポテトも揚げてみた。

明らかにレンチンに比べるとカリっと仕上がります。(油がセットされていれば)片手間で調理できてカンタン。ただまぁオイリーな感じはするのでヘルシーな感じはしないですね。やっぱオーブンが一番いいかも。レンジのオーブン機能なら油分カットもできますし。

2021.2.8追記:冷凍コロッケ

業務スーパーのコロッケ

晩のおかずにプラス一品。まさに揚げたてのほっくほくで、テイクアウトやデリバリーではこうはいかないよな、って感じに出来ました。

あとホームセンターで安いオイルポットも購入。

2021.2.14追記:油汚れ、ニオイ、掃除など

やはりしばらく使っているとそれなりに油が飛び散ったり、こぼれたり、ニオイが残ったりは気になってきます。特に揚げクズを漉し取るためにオイルポットに注いだり戻したりしていると、なんだかんだでこぼれます。フライヤーの左奥が注ぎ口になっていますが、そこから垂れて側面を汚して、全体がベタベタしたり。やはり揚げる時は密閉しているといっても、「揚げ物をしないキッチン」と「揚げ物をするキッチン」には明確な違いがあるなという感じ。

一応丸洗いがNGなので、油をオイルポットに移したあと、底にのこったカスをキッチンペーパーで軽く拭き取ったりします(そもそも底に沈んでるので油を注ぎ切っても残りがち)。その過程で手やキッチンがある程度汚れるのは覚悟が必要でしょう。

私は元々鍋で揚げ物を経験したことないので、それに比べればマシになってるのか評価はできませんが、パンドラの箱を開けてしまったかのような気はしています(まだ希望は見えない)。

WordPressが原因不明に遅いのが解消(WPアソシエイトポストR2のキャッシュテーブル不具合?)

ここのWordPressでページを開くのに十秒以上かかる現象がだいぶ前から発生していました。同じサーバー上の他のWordPressブログでは発生していないのでサーバー側の問題というよりこのWordPressブログ固有の問題だろう。ブラウザの開発ツールで「ネットワーク」のタイムラインをみても、最初のHTMLの読み込みに時間がかかっているぽく、画像とか外部スクリプト、Webフォントとかの問題ではなさげ。ということはWordPressでPHPを処理してレンダリングするまでの問題か?と思い、いくつかあやしいプラグインを無効化しても変わらず。というところまでは時折検証していたんですが、一応動いているしということで放置していました(すみません)。

で、別件でサーバーログを眺める機会があり、たまたま目に付いたのが以下のエラーでした。ブログページを読み込む度に発生しています。WarningではなくErrorなのでよろしくないヤツです。

AssociatesPostというのはAmazonや楽天のアフェリエイトリンクを生成するプラグインです。バリバリにお世話になっているので無効化は試していませんでした。

公式サイトをみると最終更新が2020.3ということで1年近く経っており、WordPressの互換性検証も「4.5以上」のままで「注意: このプラグインは現在使用中の WordPress バージョンではテストされていません。」という注意書きが出ています。もしかするとWordPress5.x系ででなにか問題が?と思いつつ、これだけメジャーなプラグインなら、ググればなにか出てくるくらい話題になってるだろうと。というか公式でもサポートが入るだろうと。

もう少しエラーを読んでみると、

というSQL文を実行しようとしてエラーになってるぽい。つまりある時期より古いキャッシュを全て削除しようとして問題になってる。そもそもそのキャッシュを管理しているテーブルwpxxxxx.wp_wpap_cache自体が存在しない??(wpxxxxxは伏せ字にしてますが、このWordPressサイト用のDB名です)。

とりあえず久しぶりに設定画面を開いてみると、キャッシュに絡みそうなのは即時全削除のボタンがあるくらい。試しに実行してみると案の定、同じサーバーエラーが記録されるだけで変化なし。その下に設定のエクスポート/インポートがあるので、一旦プラグイン自体を削除して、再インストールすればキャッシュテーブルが再作成されるかも?と思いつつ、その前に一旦「無効化」->「有効化」を試したところ、あっさり解消しました。エラーも出なくなり、ブログの表示もほぼ瞬間的に出るようになりました。有効化の時点でもテーブル作成が実行されたのかも知れません。

こんな簡単なことならもっと速くやっておけば良かった。見に来てくださる方にも長いことご迷惑おかけしてすみませんでした。

たいしたことはやってないですが、どなたかの参考になればと書き留めておきます。

 

IKEAのPLATSAラックでSANNIDAL扉、FONNESカバーにBAGGANÄSハンドルをつける(型紙あり)

昨年末、IKEAのPLATSA(プラッツァ)というシステムラックでリビングに棚を作りました。PLATSAは様々なモジュールを組み合わせてカスタマイズできるラック製品で、こちらからPCブラウザ上で組み合わせをシミュレートして必要パーツを自動リストアップしてくれます(もしくは店頭のタッチパネル端末でも同様のシミュレーションができます)。

シミュレートした結果はメールやQRコードでシェア/保存も可能で、今回我が家で組んだセットはこちらになります。

 

この中で、BAGGANÄSという金属製の取っ手が在庫切れで、年をまたいでの購入となりました。ラック本体は既に組立済みです。

(価格は楽天の転売サイトのものです。IKEAで直接購入した場合は1,100円となります。)

BAGGANÄSが届いてみると、マニュアルの類は付属しておらず、ドアに穴を開ける位置決めなどは完全放置。自分で採寸して穴開け位置を決めなければなりません。ドア側も裏にも表にも推奨の穴や印などは一切ありません。サイトを探せば型紙PDFでも落ちてないかという淡い期待を抱いたのですが見つけられず…様々な組み合わせができる製品だけにサポートしきれないのかも知れないですが、ちょっと不親切ですね。

ちなみに汎用部品ですがIKEAにはFIXAというドリルテンプレート商品も売っています。

(公式価格299円)

この存在を帰宅後に知ってガックリ来ましたが、仕方ないので採寸から自前でチャレンジ。参考にデータをまとめておきます。

■SANNIDAL(サンニダール)

SANNIDALは横開きの扉です。

SANNIDAL

4辺にフレームのような意匠になっており、ここの幅は実寸で6.5cmほど。この中心線に沿うようにBAGGANÄSを取り付けます。我が家の構成だと3枚に取り付ける必要があったので、Illustratorでテンプレートを作りました。

BAGGANÄS_guide

写真のようにとりつける辺の上下に当ててテープで仮止めするだけでネジ穴位置がわかるようになっています。必ず事前に位置があっていることを確認し、自己責任でお使いください。

ガイドの使い方

BAGGANÄSの穴と穴の距離は320mm、ネジ穴の径は5mmとなっています。実際のネジはもう少し細いようですが、5mm穴をあけておくことで、若干の誤差があっても取り付けられる感じです。私はまず2mmのドリルで下穴をあけ、その後で5mmに拡張しました。板に対して垂直にまっすぐ穴を開けるよう留意しました。

■FONNES(フォッネス)

FONNESは引き出しのフロントパネルです。SANNIDALと違い真っ平らな板です。サイズ的にA4プリンターでテンプレートを作りづらかったのでこちら別の手を使いました。勝利の鍵はこちらの商品。

エーモンの10cmサイクルで定規が印刷されたマスキングテープです。これを先端を0cmの位置にあわせてパネル上部に貼り、まずセンターにマーキング。そこから左右に160mm(BAGGANÄSの穴間隔の半分)ずつの位置にもマーキング。そこから真下にもテープを貼ります。上下2段あったので縦テープが直線になり、傾いていないことに留意しました。高さも自由ですが同居人が真ん中ではなく少し上がいいということで、上端から5cmの位置に穴空けしました。

目盛り付きマスキングテープで位置決め

■完成!

ということでどうにか完成。ぱっと見違和感ない位置決めができた気がします。

IKEAのPLATSAは作りもしっかりしているし、よく「IKEAの家具は一度組んだらバラせないので引越しの時に困る」と言われますが、この商品はネジを極力使わない作りで、簡単に分解も可能、カスタマイズ性も高く非常によくできた商品だと思います。なので、最後の最後で取っ手をつけるところだけいきなり突き放された感が強いです。DIYがそれほど得意でない人でも簡単に位置決めできるようなPDFファイルくらいは配布してくれると、より敷居が下がってよろしいんじゃないでしょうか。>IKEAさん

小物のフリマ発送を効率化するグッズ

引越から半年たっていい加減部屋を整理したいので不要品のフリマ出品を頑張っています。メルカリは独自文化がめんどくさそうなので、主に長い付き合いのヤフオクが中心。PayPayフリマ同時出品も使ってましたが、最近PayPayフリマ単独だと手数料が下がったので、処分しても利益が見込めそうにない安い本やDVD、またすぐに買い手がつくかわからないので長期出品して放置しておきたいものはPayPayフリマオンリーやラクマ出品も試しています。ホンやDVD、ゲームソフトはバーコードで商品情報が自動入力されたりして、出品の手間はだいぶ省けるようになりましたね。

で、そうなると気になってくるのが発送の手間です。大物はAmazonやヨドバシから届いた荷物が入っていた段ボールを再利用することが多いですが、地味に困るのが小物です。ヤフオク/PayPayフリマの場合はヤフネコ!パックを使うと170円でしかもキャンペーンでポイントバックがあるので可能ならこれが最安で、しかもPUDOなどから手軽に発送できるので重宝します。

ヤフネコ!パックはA4サイズで厚み3cm、重さ1kgまでの荷物が対象(3cm厚が送れるのは定型フリマサイトでの発送のみで、通常のネコポスは2.5cmなのでご注意ください)。DVDとか書籍みたいな薄いもの向けですね。専用のボール紙の箱とかも売られています。

ウチは同居人が小売り通販をしていてこの箱が大量にストックされています。最近ネコポスをあまり使わなくなって余りまくっています。これを消費する意味でも積極的に活用しています。DVDやゲームソフトにはやや大きく、クッション封筒などの方がコンパクトに梱包できるんですが、どうせ送料は同じなので、専らコレです。ただDVD/ゲームソフトをただ入れるだけだとスカスカで中で動きまくってしまい、最悪箱の衝撃がかかった時に中身にダメージがいく可能性もあります。いままではエアキャップ(プチプチ)に来るんでから箱に入れていたんですがこれが地味に面倒くさい。エアキャップをロールで買ってあるので、ハサミで必要サイズを切り出したりする必要がありました。

そこで、今回よりスムーズに梱包ができるように導入したのがこちら。

いわゆるハンディラップとか言われるもので、Amazonやヨドバシでも最近エアクッション系の梱包材のかわりによく使われています。箱の面積と同じ台紙に商品をのせて文字通りラップフィルムでグルグル巻きにして固定するものです。台紙が箱の中で動かなければ商品も固定されているというわけです。箱がつぶされるような力がかかる時にはあまり保護が働きませんが、今時そこまでの上積みもされないでしょうと(特にネコポスのような小さな荷物はコンテナケースに入れて運ばれてるようです)。

で、この台紙が問題になります。適度な厚み/強度があってA4サイズのボール紙、段ボールが欲しかったわけです。今回は段ボール資材専門店のダンボールワンで購入しました。

3mm厚、100枚で2,400円。単価24円です。角落としがされていて、段ボール箱から持ち上げる時に指をひっかけやすいというアピール。まぁそういわれてみればそうかも?くらい。このサイトはAmazon Payで決済可能なので、ユーザ登録とかしなくてもAmazonアカウントを使い、Amazonギフト残高などを使ってサクっと注文できるのも良かったです。

サイズはA4ピッタリ。ただ箱の方が少し余裕をもたせてあるので、多少ガタつくことも。フィルムを多めに広い範囲に巻くと摩擦が大きくなってマシかも。それでもダメならAmazonみたいにグルーガンで固定するか、両面テープ止めですかね。できれば箱と板でセットで入れるだけでピシっと固定できるセット商品があればと思いました。

タイミング的に出品写真の撮影が終わったらこれで包んでおくのが便利かなとも思いました。箱に入れてしまうと嵩張るし、中身が見えなくなるので発送ミスのリスクもあがります。板と一緒にフィルムで包むだけなら中身は見えますし、セットで発送すべき付属品などがバラけることもありません。うっかりなにかこぼして汚してしまうリスクもある程度下げられます。

ただネコポスはオークションサイト用配送なら3cmに拡大されたとはいえ厚み制限が大きく、その希少な内寸をわずかでも削ってしまうのは惜しい気もします。実際にアイキャッチ写真のChromecast UltraのACアダプタは結構ギリギリでした。場合によっては商品の形にくり抜いたりとかも試してみようと思います。

一応Amazonで買える類似品としてはこちら。

同じ3mm厚、100枚で3,550円。単価36円なのでちょっと高いですね。ただこちらは50枚入りも選べるので、「100枚も買っても使い切れないし置く場所もなー」という場合は多少割高でもこちらを選ぶのもアリかも知れません。角落とし加工はしてなさそうですが、そこはいっか、という気がします。

というわけで、板に商品を載せ、ラップでグルグル巻いて、専用箱にセット、封をして発送準備完了、というワークフローが実現し、ワークデスク周りで作業が完結するようになりました。出品毎の資材コストだけで100円近くかかってしまいますが、面倒くさくなって出品自体をやらなくなるよりはマシだろうという判断です。出品数が多い人は一考の余地があるんじゃないでしょうか。

Xperia Z3 Tablet Compactのバッテリー交換に挑戦

最近、お風呂読書端末としてKindle Oasis 10thが行方不明なのでiPad Pro 12.9′ 2018を防水ケースに入れて使ったり、Galaxy Note 10+だったりを使っていますが、iPadは重すぎるし、GalaxyやiPhone 12 Pro Maxは防水端末とはいえケースが濡れたり隙間にお湯が残ったりするのがイマイチ。

そこで処分しようと思いつつずっと積んであったXperia Z3 Tablet Compact(2015年購入)を復活させてみることに。Androidバージョンが古かったり性能的な古さはありますが、電子書籍ビューワーとしては充分現役で、現行でもこのサイズの防水タブレットは代替品がなかなかない名機です。

しかし久しぶりに充電して使ってみたら、残量100%の状態から10分ほど使ってるといきなりシャットダウンになって残量無し表示に…妊娠こそしてないですがバッテリーが逝ってました、、

メーカー修理や一般修理ショップでのバッテリー交換も検討してみましたが安くても1万円前後はしそうで微妙だったのでDIYにチャレンジ。最悪液晶割ったりして再起不能になっても泣かない覚悟で。最近Youtubeでジャンク修理動画とか見ていて久しぶりになにかを分解してみたかったのもあり。

■購入品

・交換バッテリー

AliExpressとかで超絶安いものもありましたが、配送期間や信頼性、価格でバランスを考えて互換バッテリーの老舗ROWAブランドのものにしてみました。バッテリーはできれば純正品にしたい派ですが、こういうので「純正」を謳っていても実際はどうだかわからないなと思ったり。

・スパッジャー

スマートフォンのように両面テープで貼り合わせてある機器を分解するのに使う薄い金属ヘラです。上記バッテリーにもプラ製の工具が付属はしてきますが、各種バラシ動画でよく使われている金属スパッジャーを試してみたくて購入。プラ製のヘラは強度を保つためか先端は薄くてもすぐに太くなっていく形状をしています。対して金属スパッジャーは薄いまま深く差し込むことができるし、強度もあります。

・カーボンヘラ

INOUE カーボンはがしヘラ 40mm 17041

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173円(06/12 09:24時点)
Amazonの情報を掲載しています

これは以前から家にあったもの。どこまでカーボンなのか不明ですが、単なる樹脂よりは硬い感じで、先端もなかなか鋭いです。上記金属スパッジャーよりも幅が広く、バッテリーの両面テープを剥がすのにはこちらの方が良かったです。

・防水両面テープ

Xperia Z3 Tablet Compactは防水端末なので、フロントパネルの再貼り付けに使う両面テープも防水仕様のものを物色。また厚みも極薄のものがよかろうと。こちらの製品は厚みがわずか0.2mmで太さは各種ありましたが3mmをチョイス。結果としてはもう少し細くても良かったなという感じ。選べるなら2mmか1.5mmくらいがジャストフィットな気がします。

■バッテリー交換成功!しかし…

一応記録動画を撮りながらやったんですが、作業に熱中すると画角外れてたり黙ってたりでコンテンツとして面白いものになったかは微妙。時間があれば編集してYoutubeに上げるかも知れませんが、とりあえずテキストにて報告。

ちなみに既にYoutubeに上がっているこちらの動画がおおいに参考になりました。

まず両面テープを剥がれやすくする為の温めですが、ヒートガンはなかったのでDysonのドライヤーを使いました。温度はまずまずですが風量もあるので割と速攻で冷めてしまう感じでした。半周くらいで剥がれにくくなってきて再加熱しました。でもまぁ加熱した後で上記スパッジャーを上下スピーカー(?)の部分に挿していくと割とサクサクはがせました。確かにこれは良いものです。奥まで差し込みすぎないことと、フロントパネルを強く剥がして割ってしまわないように気をつけながら外周にあるブチルゴム的な両面テープを切り裂いて剥がしていきました。持ち上げた分の再接着を防ぐために付箋紙を挟んでいったんですが、ドライヤーの再加熱で全部吹き飛びましたw。セオリー通りにテレカとかギターピックでも用意できれば良かったんですが、普段どちらも縁がないもので。後で再現する為にどこのどう両面テープがついているかを憶えておくのがポイントです。

バッテリーからの出る赤と黒のコネクタの外し方がわからずかなりビビリましたが、動画のように下から持ち上げるように外す形でした。ケーブルを切ってしまわないようかなり緊張しました。またバッテリー自体がリアパネルに両面テープで止まっています。こっちはカーボンはがしヘラで。両面テープの形状を先に動画で確認してイメージしながら作業すると良いと思います。リアパネルに残ったテープもこのヘラでガシガシ剥がせました。

純正バッテリーにある固定のツメがROWAバッテリーにはないですが、裏面に3Mの両面テープが正方形に貼ってあるので、それを使ってリアパネルに接着固定します。

ここで一旦フロントパネルの液晶コネクタなどを戻し仮組みして通電確認。バッテリー自体は問題なく動作しました。コネクタにかぶっている黒いカバーをドライヤーで吹き飛ばしてしまい捜索に時間がかかりました。基本ネジとかは使わないのでなくすとしたこの部品です。お気を付けください。

で、両面テープを貼っていきます。動画をみてもわかると思いますが単純に4辺の外周ではなく、上下のスピーカー部分を回り込むような形になっているのがポイントです。上にも書きましたが3mm(ノギスで測ると3.15mm)幅のテープだと微妙に太い。2mmがあればそちらを買うといいと思います。隙間無く繋がるように丁寧にカットして元のテープと同じ経路を再現します。重ねてしまうとそこだけ厚みが出てよろしくないと思うので重ねず離さずで慎重に。

カメラが起動しなくなった?

通電確認時にはそこまでチェックしなかったので、フロントパネルを再装着してから発覚したんですが、カメラアプリが異常終了して撮影ができない状態になっていました。「カメラ」アプリだと「問題が発生したため、[カメラ]を終了します。」と表示され起動しません。Facebookなどのアプリ内でカメラ撮影しようとしても真っ暗です。実のところPixel3XLを買ってから使っておらず丸2年くらい放置していたので、この修理の前からおかしかった可能性もありますが、真相は闇です。直接抜き差ししたコネクタは、

  • 液晶パネル
  • サイドボタン
  • バッテリー

だけなのであまり影響があるとも思えないのですが。現象としては価格.comのこのスレッドの皆さんと同じ、海外掲示板でもある日突然使えなくなったという人が大勢いるようなので、分解とは関係なくAndroid6アップデート辺りで元々問題が発生していた可能性も高いと思っています(だとしたらSONYが放置してる?)。

いずれにせよ電子書籍ビューワーとしての余生を過ごさせる意図なのでカメラは使わないしこのまま放置かなと思っています。へんに再分解して液晶パネル割ったりしたら目も当てられないので。いつか処分することになった時には注釈が必要ですね。

■まとめ

バッテリー性能がフルで発揮できるのは2,3回充電してからダゾって注意書きがあったので、少し様子見ですが、一応、普通に充電でき、即時シャットダウンみたいなことは起きなくなったのでとりあえずの目的は達成できた気がします。恐いのであえての水没テストもしません。普通にお風呂に持ち込んで良い端末が出るまでもてばいいかなと思っています。

今の端末に比べるとさすがにアプリ起動とか少しもたつくかなという感じですが、電子書籍アプリが起動すれば読み進めるには全く支障ありません。つくづく良いサイズ感の端末だなと思います。

■2021.2.1追記:動画アップしました