Oculus Quest2 コントラーラー用のストラップ装着。白でいい感じに。

Oculus QuestなどのVRゴーグルでBeat Saberのような動きの激しいゲームをする時、コントローラーのスッポ抜けが不安になります。もちろん最初から紐状のストラップがついてくるのですが、いちいち付け外しが面倒です。また握りを開くとスポっと落ちて手首にぶらさがった状態になり、VRゴーグルをしたままもういちど握り直すのが困難です。

それに対して、こういうグリップを掴んだ状態で指の甲を囲うようなタイプは、グリップの握りを開いても位置が保持されるので握り直しができ、より自然なフィーリングでゲームに挑むことができます。

初代Questでは当時国内では選択肢、流通がほとんどなく、並行輸入で買った気がします。使用感は良かったのですが、グリップ部分を覆うようなカバーのせいで電池交換が面倒でした(そして初代は電池トラブルが多かった…)

Quest2でも一応装着はできたのですが、今回カラーが白になったので合わせる意味も兼ねてこちらに買い直しました。海外発送だったので少し日にちがかかり

取り付け方法を示すマニュアルの1枚すらついておらず少し悩みましたが、片方を電池ブタを開けた中にある純正ストラップ取り付け穴に差し込み、もう片方はシリコンリングをコントローラのリングにとりつけ、あとは手のサイズにあわせて面ファスナー同士を貼り付けて完了です。

取り付けた状態

やはり白には白がいいですね。素材はPUレザーという合皮の一種。肌触りも良いカンジ。前のは靴紐のような伸縮性の高い紐で締め付けてる感じがありましたが、こちらは面ファスナーの貼り付け位置でキツさを調整でき、辺りも線ではなく面なので締め付け感がなく気持ちが良いです。純正付属品にして欲しいくらいの出来かと。あとは耐久性とか汚れがどうなのかとかは今後。

ネコにかじられてもボロボロにならないLANケーブル

我が家のぬっこはケーブルが大好物。特にフラットではないLANケーブル位の太さがツボみたいで、物陰に隠してもいつのまにか引っ張り出してガジガジしています。

ネコにかじられまくって外皮がボロボロになったLANケーブル(この時点で一応使えてた)

そんな折り、同居人が見つけてきたのがこちら。

なんと金属外皮いがついています。商品名は防鼠LANケーブルと書いてありますが説明文を見るとペット全般に有効なようです。サンワサプライ直営店と一部のショップでしか売っていないようですが、そんなに驚くほど高くもない。

例えばカテゴリ6Aの3mという条件で同じサンワサプライのケーブルと見比べてみると、むしろ防鼠タイプの方が安い!?もちろん、Amazonとかでノーブランドのものならもっと安いのもあるでしょうけど。

バリエーションは0.5/1/2/3mの4種類。もう少し長いものものあるといいなと思います。とりあえず3mを購入してみました。

ギラギラした金属外皮

なんかこうLANケーブルというよりは工業用のツールとか武器みたいな風格です。取り回しというかしなやかさはそんなに普通のケーブルとかわらない気がします。結び目を作ってギューっとした場合でも、「普通のケーブルでここまでやったら断線するかも」くらいの前で止まりそう。事実上不便はないと思います。強いていえば最近の折れないツメのコネクタに比べるとカバーが外れると折れてしまう従来的なコネクタなのが惜しい。どうせならコネクタもこだわって欲しかったかな、くらい。あとケーブルの自重やよれにくさがあるので、モールとかに入れなくても床にピタっと這うように「置ける」感じなのも想定外の効果でした。床にピタッとしてればネコの関心も惹きにくいかも。

早速ネコに差し出してみると普通に囓ってましたが、特に跡なども付かず平気そう。しばらくすると飽きて囓らなくなるかな?長期的な観察はまだですが、被害が出たところ、宙づりで狙われそうなところは順次入れ替えていこうかなと思います。

できれば送料がかからないヨドバシ.comとかAmazon、もしくは量販店店頭で販売してほしいものです。

2021.2.16月:5m、10mが追加され、Amazonでも買えるようになっていました。

Ryzen9 3900マシンでの動画エンコードテストと60fps化に目覚めた話

CPU、マザー、メモリそして追加で電源を組み替えたメインPCで動画をエンコードして耐久試験をしてみました。

  • CPU: AMD Ryzen9 3900(定格)
  • マザー: ASRock X570M Pro4
  • メモリ: DDR4@3000 32GB
  • GPU: NVidia GTX1080
  • エンコードソフト: Amatsukaze
  • 入力ソース: 1440×1080 アニメ(NAS上)
  • 出力: MPEG4 1280×720@60p(SATA接続のSSDへ書き出し)
  • デインタレフィルタ: SVP 60fps化(CUDA)

という感じの条件で、丸一日でも連続稼働できています。CPU温度は64℃くらい。電源の出力ワット数が220W前後(21%)、電源効率90%くらい。特にファンの音がうなるようなこともなく。さすがTDP 65W。タスクマネージャー読みでCPU負荷が70%くらい。AmatsukazeGUIが20%、そこから起動されているH.264 encoderが50%くらい。メモリも他にブラウザやメーラーが起動している状態で41%とかなので余裕あります。

で、Amatsukazeコンソールによると、変換速度が180fpsくらい出ている模様。60fps化してるのでソース換算なのか出力換算なのかよくわからないですが、24分くらいのアニメが8分位で変換できてるぽいので60fps換算で3倍速という感じでしょうか。これはCUDAを使わずに24fps化していた時よりも、SVP + CUDAで60fps化した場合の方が速い感じです。あ、でも24fpsの時の読みは処理は80fpsだった気がするのでやっぱり3倍速くらいは出てるかも。

というかSVPスゴイですね。AmatsukazeのUIに設定項目があってなんじゃらほい?と思って調べたんですが、いわゆるフレーム補完をするライブラリで基本は家電テレビのように再生時に補完フレームを生成して視聴に使うもののようですが、Amatsukazeはその補完後の60fpsのコマを使ってエンコードをしてくれるようです。補完技術は年々高度化するはずなので、本来はソースに近い状態で保存をして、当代の最新鋭技術でリアルタイム補完をして視聴するのが良いとは思うんですが、今これで60fps化したMP4を作ればスマホやタブレット、カーナビなどでも高画質で視聴できる誘惑に勝てませんでした。実際かなり綺麗だと思います。たまに乱れもありますが、BRAVIAより頻度は低いくらいな気がします。体験版で試して惚れ込んですぐに購入してしまいました。

手持ちの最近めのiPhone、iPadやAndroid端末はもちろん、カーナビ(KENWOOD MDV-Z905、TOYOTA NSZT-Y68T)でもきちんと再生できました(Y68TはフルHDはダメかも)。

とりあえず電源を交換したことで高負荷時のシャットダウンも収まったっぽいので、新マシン環境をガンガン活用していけそうです。

 

テレビがスマートディスプレイに!~Amazon FireTV Cube

我が家のスマートスピーカーはGoogle Homeが主力だったんですが、前居でFireTVとEcho dot 2台でステレオスピーカーとして使っていたのが余ったのと新居の部屋数が増えたのもあってEcho dotを再活用すべく再セッティング。トリガワードも「OK, Google」より「Alexa」の方が短いし、動作やスキルも初期の頃より良くなってる印象で見直しが始まりました。

Web情報の調べ物とかには依然Google優位ですが、赤外線コントローラーを介した家電操作なら遜色ないなという感じ。またAmazonの方がハードウェアのバラエティが豊富です。例えばコンセント直付けで安価なEcho Flexとかクルマ用Echo Autoなど。

今回はそんな中で、Fire TV Cubeを導入してみました。

こちらはFireTV系列の商品ではありますが、スマートスピーカーを内蔵しておりEcho dot相当の用途にも使える上、HDMIで接続したテレビの画面をディスプレイ付きモデルEcho Showのように使うこともできます。そしてもちろんFireTV端末なのでAmazon Prime Videoなどの映像ストリーミングを視聴できるわけですが、従来のFireTV Stick(やAppleTV、Googleアシスタント内蔵テレビなど)では音声操作ができるといってもリモコンを手に持って音声認識ボタンを押しながら話す必要がありました。Google HomeならChromecastをデフォルトの出力先として設定しておけばYoutubeやNetflixのコンテンツを声で呼び出して再生はできましたが、Echo ShowやGoogle Nest Hubのように天気予報など検索結果を表示することは(たぶん)できません。たぶん、大型テレビをストリーミング視聴兼スマートデバイスとして使えるのは現状このFireTV Cubeのみなんじゃないかと。

ただしこれを書いてる当日、AmazonがFireTVとEchoの組み合わせで同等のことができるようになるアップデートを近日中にリリースする予定であることを発表したようです。

これは捗りますね。

 

まぁそれはそれとして今日現在で使えるFireTV Cubeです。いちいちリモコンを探して音声ボタンを押さなくても動画が再生できるのが素晴らしい。HDMI CECに対応しているのでテレビの操作も行えます。有線LANアダプタが付属しているのも極力有線で使いたい私的にはGood。現状リビングのBRAVIAに接続してあったApple TV 4Kを置き換える形で接続しました。AppleTV+コンテンツを見たくなったらまた必要になるかも知れませんが、現状アニメやYoutubeを見る分にはApple TVである必要はほぼないかなと感じています。

便利なのは安価なネットワークカメラであるATOM CamがAlexa連携できるので、例えば「Alexa、猫トイレを見せて」なんて言えばテレビが点いて猫トイレの様子が見られるところ。

多少遅延が大きい(数秒)気もしますが屋内監視カメラとしてはこの上なく手軽です。防水モデルが出たら玄関や車庫などにも追加設置したいところです。

■AlexaかGoogle Homeか?

Google Home/Nestシリーズと比べてEchoやFireTV CubeなどのAlexaデバイスがまだ負けている点として、

  • 複数ユーザでの利用ができない
  • インターネット調べ物系が弱い
  • 音声認識精度も一歩負けてる気がする

辺りでしょうか。「呼びかけ」「アナウンス」などを家族のスマホから使おうとすると、自分のAmazonアカウントでログインさせないといけない点。実質それで困ることもないっちゃないですが、セキュリティ管理をしっかりしたい派にはちょっと抵抗があります。共有アカウントを作ると、それはそれでプライム会員にならないと使えない機能が出てきたりで、解決にはならない気がします。

調べ物では近隣店舗の営業時間を調べたりするんですが、Alexaだとチェーン店の名前だけで聞いた時に最寄り店舗がきちんと出なかったり、「わかりませんでした」と言われたり、地名の読み方がおかしかったり、イマイチな結果がになることが多い印象。

アドバンテージとしては、

  • ハードウェアの多様さ、安さ
  • 「呼びかけ」「アナウンス」周り

かな。Google Homeもminiが投げ売りされてたりはしましたが、最近さすがに見かけなくなってきています。2千円台で買えるEcho FlexがあるAmazon優位じゃないでしょうか。またGoogle HomeもDuoを使えばインターホン的に使えそうですが一斉呼び出しはなかった気がします。この辺りはAppleがHomePodでかなり強化してくるようなのでそれはそれで興味があるところです。

現状、用途毎に一長一短あるし、家族の慣れもあり、いきなりGoogle Homeを全廃してAlexa系に移行することは考えられないですが、家電コントローラーとインターフォン用途としては安く買えるチャンスをみて家中で使える体制を構築していこうかなと思います。

 

新PCの電源も追加交換

Ryzen9 3900で組み直した仕事マシンですが、負荷をかけると電源が落ちる現象が発生。というか組み替え前の時点からエンコ中に再起動かかったりがあって最近あまりエンコをしないでいたので、マザーもCPUもメモリもOS環境もかわったのに再発するとなるとあとは電源周りだろうということで、2016年に交換した玄人志向の80 PLUS TITANIUM 700Wの電源を交換することに。

対象PCのケースはiiyamaのBTO製品のmiyabiというmicroATXケースで、元の電源は14cmでした(ATX電源はケース背面から見た縦横サイズは規格で固定され、5インチベイ方向の奥行きが違う)。前回貼った画像をみるとわかるんですがこれでも結構ギリギリ。

電源と光学ドライブの間に空きがほぼない…

ケーブルを無理に曲げればあと2cm(16cmモノ)いけるかギリギリってところです。最悪使用頻度の低い光学ドライブを外付けUSB接続にしてもいいやということで16cmを目安にチョイス。というか14cmは上記の玄人志向くらいしか見当たりませんでした。あれ現状でも1.4万円でTITANIUMとかホントですかね…逆に相場からすると飛び抜けて安いし、現にこうして4年ほどで動作があやしくなってるので、今回は避けてみることにしました。

初期コストが多少高くてもランニングコストが安くなるTITANIUMを探したけど手頃なのがなく、今回はPLATINUMランクで妥協しつつ、16cmで850Wと値段も大差ない1050WのTHERMALTAKE のTOUGHPOWER DIGITAL iRGB PLUS 1050W -PLATINUM-にしました。TDP65WのRyzen9-3900とGTX1080なら700Wもあれば足りそうでしたが、いずれ105W級のCPUに変えたくなったり、Oculus Quest2でOculus Linkの評判が良いのでRTX3080とかに特攻したくなったりした時のことを考えて、余裕をもたせておくことにしました。10年保証もついてますし。

想定通りかなりギチギチで、一旦光学ドライブの固定を外して前に出し、かなりケーブルを折り曲げて入れる必要がありました。コネクタ近辺の負荷がやや心配。でもなんとか光学ドライブを残したままケースに収めることに成功しました。起動するだけで必ず電源が落ちてた某ゲームもちゃんと動くようになりました。

この電源で面白いのは電源の使用状況をUSB経由でPC上のユーティリティから読取り、なおかつクラウドやスマホアプリでも監視できる点です。通常の監視ユーティリティだと温度やファンの回転数を読み取ることはできましたが、実際の電源使用状況まではわからなかったと思います(メモリなどの電圧は見られた)。システムトータルの消費電力はコンセントプラグに電力計をつけるくらいしかありませんでしたが、本商品であればいつでも(それこそ外出中でも)見ることができます。「Premiereで4Kエンコードしてる時って本当はどれくらい電気使ってるの?」みたいな疑問にきちんと答えが得られるのは良いです。

ちなみに、こうしてブログをブラウザで書いているくらいだと60-70W位で、6-7% Loadingとなっています。実力の1割も出してないということですね。おそらく定格が1050Wなのでちょうど消費電力を10で割ったような数字がLoading値になるんだと思います。わかりやすい。1050Wにしてよかった(笑)。

次にPremiere Proで1分強の4K映像に適当なLUTを当ててカラー補正をしてYoutube向け4Kテンプレートでエンコードしてみたところ、20%くらいまで上がりました。実時間より少し速いくらいで終了。素晴らしい。HEVCのソフトウェアエンコードでも負荷は同じくらい。時間は1分半くらいのようです。CPU温度は70℃くらいですかね。これならHEVCも使ってみようという気になりそう。

そしてなにより電源が落ちる気配がない!やっぱり電源が問題だったんでしょうか。もう少し連続稼働させてみないとですが、とりあえずは良いスタートです。

10年後にATX電源を使っているかどうか定かではないし、逆に1050Wでは足りないようなCPU/GPU環境になってるかもですが、とりあえず長持ちしてくれるといいなと思います。