Surface Go 2に買い換え

いまだ外出自粛の続く中(言い分け)、ガジェットを買うことだけが楽しみになっています。今月もヤバいです。

当初スルーする予定だったSurface Go 2(以下Go2)を買ってしまいました。昨年12月にLTE付きPCが欲しくて初代を購入したものの、年明けて1月にSurface Pro Xが出てノマド用メインPCの座はあっという前に乗っ取られてしまいました。

今更ながらSurface Goを衝動買い

初代はコンパクトなのは良いですが、やはり起動直後や裏でWindows Updateなどタスクが走ったりするととてつもなく遅いので快適とはいいがたいというのも不満でした。しかしGo2では上位モデルのCPUがPentium Gold 1.6GHzからCore m3になりTurbo Boost時とはいえ3.4GHzまで上がるようになりました。動的クロック変化幅も大きいせいかバッテリースペックも微増しているくらい。ビデオ会議の機会が触れる中、ノイズに強いデュアルマイク化も気になります。

SKUは相変わらずクソでOffice 2019が抱き合わせでついており、LTEモデルは10万超えとコスパは高くないですね。Band18にも非対応なのでせっかく1年無料で持て余している楽天モバイル(MNO)の利用先としても微妙(楽天エリアはOKだけどauローミングエリアで使えない)。

それでもまぁやっぱりArm64のPro Xでは使えないアプリもあり、ストレスなく使えるx64機として買い換えておくことにしました(最近だとATEM miniを制御するATEM Control Softwareが64bitオンリーでPro Xでは使えないと判明してショックでした)。Goが比較的新しく、新型ではPentium + LTEモデルが(一般向けモデルでは)なくなったので、上手く売り抜けられれば追い金は最小限で済むかなと。

■タイプカバー、ペンは流用OK

タイプカバーとSurfaceペンは互換性があり、そのまま流用可能なのも買い換え後押しの要因でした。タイプカバーはあの微妙にイケないレイアウトもそのまま。ファンクションキーを使う音量や輝度、マルチメディア系のショートカットの配列が変更になったようです。新型はSurface Pro Xと同じ並びのようなので一貫性としては買い揃えたくもありましたが、まぁ考えてみると他にもMacやDELLがあってそこであんまりイラついたことはないので節約することに。買い換えるならプラチナとか綺麗でヨサゲですが、そうなるとペンまで色を揃えたくなるので、、

■ファーストインプレ(初代と比較)

諸々インストールと初期設定をした限りはそこそこ軽快です。俊敏!というほどでもないですが、実用上気にならないレベルだと思います。ゲームとかエンコードとかしない限り気にならないんじゃないでしょうか。ついに見かけ通りの実用性を手に入れた気がします。

ちょっと気になったのはUSB PD充電がシビアになったのか30W出力のアダプタでは充電アイコンが点きませんでした。付属充電器は15V x 1.6A = 24Wで同じだし、前は出来てたような?(もう初代では試せないので未確認ですが、こちらの記事でも小さい出力のもので時間はかかりつつも充電できているようです)。

スリープでないとUSB充電できないとも書いてありますね。ただ100W出力の充電器なら普通に充電アイコン点きました。起動中は消費ペースに対して給電量が上回らないと充電アイコンが点灯しない、ということかも知れないですね。いずれにせよSurfaceコネクタなら24WでもOK(少なくとも付属充電器はそう)なわけなので、なるべくそちらを使うか、USB PDにこだわるなら少し余裕をもった充電器を使うのが良いかも知れません。USB-C -> Surface コネクタを使えばPD24Wの充電器でもいけるかどうかは、変換コネクタを発掘できたら(笑)テストしてみようと思います。

というか充電中に唯一のUSBポートが塞がれるのも不便なので、こういうのを使って充電専用ポートを使うのが現実的かも。

正直、スピード以外は代わり映えがしないのであんまりレビューすることがないですw。

Surface Pro Xはとても気に入ってますが、現状ATOKを使った日本語入力に難アリなので、キー入力重視の打ち合わせ持参用とかにはGo 2を重用しようかなと。あと寝転がって紙芝居ゲーとかですかね。

 

 

自宅LANをマルチギガビットイーサネット化

NURO光 2Gbpsの導入に先駆けて自宅LANをオーバー1Gbps化しました。現在もっとも普及しているいわゆるギガビットイーサネット(1Gbps)を超える規格としては、10Gbps/5Gbps/2.5Gbpsがあります。最初に10Gbpsが出ましたが高くてなかなか個人やクライアント機器向けに普及せず、後から機器も安くケーブルも従来品が使える5Gbpsと2.5Gbpsが登場しました。この2つをまとめてマルチギガビットイーサなどと呼んだりするようです。特に2.5GbpsはCat 5eケーブルでもOKなので何年も前の既設配線でも従来の倍以上の速度アップが見込めることになります。

今回導入するNUROは2Gbpsのサービスで、スマートルーターセットでレンタルされるSONYのNSD-G1000Tは1つのポートが2.5Gbps対応しています。今回のリニューアルでは最低限2.5Gbpsが出せることを狙っての刷新ということになります。WANが2Gbps止まりでもLAN内の通信がそれ以上になるなら5/10Gbpsでもいいわけですが、コスパも考えるととりあえず2.5Gbps狙いかなというところです。

■スイッチングハブ

なにはなくともルーターの1ポートだけでは意味がありません。また我が家はリビングにルーターが引き込まれていますが、下記の端末を使うのは別の仕事部屋です。リビング<->仕事部屋間は少し前までOrbiを使ったWi-Fiバックホールでしたが、最近家族に内緒で20mのLANケーブルを這わせました。これを活用し、仕事部屋側に2.5Gbps対応スイッチを設置します。なおリビングにもハブがありますが機器としてはレコーダーやPS4など1Gbps止まり、もしくは100Mbpsの機器ばかりなので放置です(そもそもNSD-G1000Tには1しか2.5Gbpsポートがないですし)。

さて、いま2020年春時点で個人で手が出しやすいマルチギガビットイーサ対応スイッチというとBUFFALOのこちらの2機種になると思います。

2.5Gx5ポートのLXW-2G5(約2万円)と、10Gx2+2.5Gx4のLXW-10G2/2G4(約2.7万円)です。当初25Gでいいやと思っていたのですが、次節のDS1517+で2.5Gpsで動作確認が取れているネットワークカードが見付からず純正の10Gbpsカードをチョイスしたので、だったらまぁ7千円しか違わないなら将来見越して10G2/2G4にすっか、となりました。もちろん10Gポートは2.5Gや5Gとしても使えるので当面は2.5Gポートが6ポートとして使える(1つ増える)と思えばいいかなと。

■NAS(Synology DS1517+)

上に書いてしまいましたが、これで使える(動作報告がある)2.5Gbpsカードは見当たりませんでした。仕方ないので純正のこちらを購入。

オーバースペックだけど仕方なし。2.5Gbps機複数台から同時アクセスした時に速度が落ちにくいとかあるかもですが、まぁ所詮HDDのRAID5なのでどうかな…

とりあえず唯一の10Gbps機となったので、以下、対DS1517+でiPerf3計測をしてみたいと思います。iPerf3ならストレージの遅さに影響されないで計測ができるはず。DS1517+へのiPerf3サーバーの導入はこちらを参考にDockerでインストールしました。

■Windows PC(デスクトップ)

こちらは2.5Gbps止まりのNICは選択肢があるので問題なし。これを買いました。4千円切りと、上に比べてグッとお安くなります。IntelのGbE NICを1万円以上出してたのと比べれば安いものです。Realtkチップだけど。

Synologyを10Gbpsにせざるを得なくなった時点で、こちらも10Gbpsにしとこうかと思ったんですが、マザーボードに1xスロットしか空いてなくて断念しました。いつか丸ゴと買い換える日まで10Gbps通信はお預けですかね。

届いてみたら外箱に「10/100/1000Mbps」と書いてあって発送ミスかぁぁ!と思いましたが、中身のNICとマニュアルはきちんと2.5Gのものでした。NICのドライバーはあらかじめダウンロードしておかないと、交換後にネットワークがつながらないので詰みがちですが、これは普通に認識してネットにもつながりました。でも一応マニュアルにあるReaktekのサイトにいって最新版をダウンロードしてインストールしました。

・実測

対DS1517+で1.03Gbits/secでした。うーん、交換前に測り損ねたので比較できないですが、1Gbpsから毛が生えた程度ですね。。

■MacBook Pro 15′ 2016

上記Windows機と並ぶメイン機であり、そのWindows機が現状2.5Gbps止まりなことを考えて、もう少し上の世界を見てみたいな、ということで5GbpsまでいけるQNAPのQNA-UC5G1Tにしてみました。Premiere ProやLightroomの作業が捗ればいいなと。

USB-LANアダプタの場合、2.5GbpsならばUSB3.1 Gen1(5Gbps)で理論上は足りるようです。5Gbpsでも数字上は足りそうですがきっとロスはあると思うので、LANでフルに5Gbps出すならUSBは余裕をもってGen2の10Gbpsがいいような気がします。が、このアダプタはGen1止まり。どうなんでしょうね。2.5Gbps以上は出るけど5Gbps上限ギリまではいけないような?まぁコスパ的にはこれがギリギリなので良しとしました。デザインもいいですね。放熱性も高そう。

ガチで10Gbpsを目指すならThunderbolt3を使うコレでしょうね。でもバランス的にみて今はまだちょっとオーバースペックかなと。デカくて取り回し悪いし。

・レビュー&実測

QNA-UC5G1Tは一応挿しただけで認識してネットもつながりましたが、マニュアルによるとドライバーインストールが必要とのことでした。そしてこれがちとめんどくさい。CatalinaだとSIPをオフにしてsudoしてインストールする必要がありました。sudoだけではダメでrootアカウントの有効化なども必要でした。黒画面苦手な人にはちょっと向かないかもですね。実際これをしないと、ここが5Gbps表示にならなかったです。

従来の純正Thunderbolt-Ethernetアダプタ、そしてWi-Fi5と比較してみました。Wi-FiルーターはNUROのWi-Fi6対応のものですがMBP側がWi-Fi5止まりで、部屋をまたいでるせいかリンク速度が527Mbpsでした(Optionキーを押しながらWi-Fiアイコンをクリックして確認)。

結果の表の画像。QNA-UC5G1Tが1.2Gbps、Thunderbolt-Ethernetアダプタが930Mbps、Wi-Fiが870Mbps程度

残念ながら1Gbpsと2.5Gbpsでは3割程度しか違いは出ませんでした…。USBハブを経由しても低下はない模様。

あとWi-Fiがリンク速度以上に出ているのが謎ですね。

アダプタはかなり熱くなります。金属筐体ですが3面はフラットなのでM.2用のヒートシンクを買ってきて貼り付けてみようと思います。

 

■録画PC(Linux)+ BUFFALO LUA-U3-A2G

CentOSベースのANIME LOCKERが稼働するLinux機です。MiniITXマザーの唯一のPCIexスロットはチューナーカードが専有しているので、USB3.0ポートを使って2.5Gbps化するしかない。こちらはUSB-Aポートしかないので、BUFFALOのコレ。2.5Gbpsアダプタは発熱によるトラブルが多いらしく、ちょい高いけど内部にヒートシンクを備えているというこちらをチョイス。ただし公式にはLinux対応を謳っていないので不安。

・レビュー&実測

USB挿すだけであっさりusb0として認識しました。network-scriptsを適当に書き換えてネットワーク確立。ただしコンソールやsyslogに猛烈な勢いで下記のログが記録されていきます。

ケーブルの品質が悪いとdisconnectedとconnectedを繰り返したりもするようですが現状はconnectedのみで切断している様子もありません。ドライバーのバグっぽい。ちょっとディスクの残量やI/Oを無駄にしてそうでイヤですが、しばらく様子見。

iPerf3の結果は送受信ともに1.58Gbits/sec。なんと5Gbpsアダプタの上記MacBook Proより速い??試しに本機->Macにしてみるとなんと2.34Gbits/secとなりました。ほぼ理論値ですね。そうもSynologyのカードまたはDockerのiPerf3がパフォーマンスを出し切れてないとか??

USBなのでCPU負荷なども気になりますが、ログの件も含めてしばらく様子見。

Thecus W4810 + BUFFALO LUA-U3-A2G

Windows Server 2012R2の本機に上記BUFFALOのアダプタを接続してみました。公式ドライバはWindows Serverをサポートしてないことになってますが、Windows8.1は大丈夫なのでいちかばちかインストールしてみたらあっさり認識。どのみちハブの2.5Gbpsポートが足りないので接続確認と速度計測は省略。

■他のノートPC

DELL XPS 15 2-in-1(9575)やSurafece Pro X、Surface Goなどはほぼ持ち出し専用ですが、たまにWindowsアップデートとかギガ単位のものをダウンロードします。そういう時だけ共用でもっとく用としてこれ。

 

まとめ

ということで、主要PCをついにマルチギガビットイーサネット対応できました。長らく(理論値で)Wi-Fiに後塵を拝する状態が続きましたが、やっと有線の面目躍如となりそうです。不安要因はハブ、Mac用アダプタ(QNAP)などの発熱量です。これから夏に向けて安定動作を期待したいところです。

またSynologyの10Gbpsカードがあまり速度が出てなさそげなのも気になります。

 

 

 

iPhoneから特別定額給付金(一律10万円給付)のオンライン申請でハマりがちな点

私の住む街でもマイナンバーカードを使った特別定額給付金(一律10万円)の申請がスタートしました。私は確定申告をe-Taxで行っており、電子証明書入りのマイナンバーカードを所持しているので早速チャレンジ。パソコンからできるカードリーダーも持っていますが、せっかくなのでiPhoneのみでやってみることにしました。

以下、ハマりポイントをメモしておきます。2020年5月現在の記録なのでシステム改修などでかわっている可能性もあります

■前提条件

  • マイナンバーカードをもっている
  • 公的個人認証サービス等の電子証明書が入っている(ただマイナンバーカードをもっているだけでなく、市役所で追加手続き、課金が必要。有効期限にも注意)
  • 電子証明書のパスワード(2種類、英数字のものと数字4桁のもの。詳細は後述)
  • iPhone7以降のApple Payに対応した機種
  • iOS13.1以降
  • マイナポータル」アプリをインストールしてある

が揃っていることとします。

■申請可能か調べる

後述しますが、途中でアプリとブラウザを行ったり来たりしますので、今どちらが開いているかを意識しておくのが重要だと思います。

  • Safariから「https://myna.go.jp/」にアクセスし「申請はこちら」を選択
  • 少し下にスクロールし、「①地域を選んでください」のところに自分の居住地の郵便番号を入力、緑の「地域を検索」をタッチ→都道府県、市区町村名が表示される
  • 「②検索方法を選んで手続を検索してください」で赤字になっている「特別定額給付金」を選択し、一番下に出現する「この条件で探す」ボタンをタッチ

  • 画面がかわって検索結果が1件と出れば申請可能です。もう一度「特別定額給付金」を選択して「申請する」を押しましょう

■2回のマイナンバーカード読取りとアプリ遷移に注意

・パスワードが複数ある!

実際の申請フローに入ってしまえば記入項目としては特に難しいことはなかったと思いますが、途中2回マイナンバーカードの読取りがあります。1回目は住所、氏名、フリガナ、生年月日などマイナンバーカードを使って読み出せる情報を記入フォームに自動記入するため。2回目は作成された申請書類に電子署名(=ハンコを押すイメージ)をする為です。それぞれに異なるパスワードが必要です。マイナンバーカードには複数の機能があり、それぞれのセキュリティ的な重要性に応じて複雑度の違うパスワードが設定されています(電子証明書の設定時に窓口で指定しているはずです)。1回目の方に使うのは数字4桁のいわば暗証番号的なもの。2回目の方はハンコと同じ意味を持つより重要な手続きなので英字と数字の組み合わせ6−16桁(英字は大文字)で決めたものです。マイナンバー関連は数字のみでもパス”ワード”と読んでいたり、逆に英数字なのに暗証”番号”と読んでたり、省庁や自治体毎に呼び方がバラバラなので注意しましょう。本手続きではすべて「パスワード」と呼んでいますが、入力欄の中に薄い字(プレースホルダー)で「ここでは英数字の方」とわかるようになっているので注目してみましょう。一定回数連続して間違えるとカードがロックされ、窓口にいって身分証明しないと解除してもらえなくなります

2回目の署名の場面で英数字の方のパスワーオを要求されている画面例

「ややこしい!1回で済ませられないのか!」と思うかも知れません。しかし2回とも役割が違うのです。たまたまどちらも「マイナンバーカードを読み取る」という操作によって実現していますが、1回目は個人情報の読取り、2回目は完成した申請書類に電子署名する(中身をロックし、本人が確かに内容を本物だと確認したとハンコ/サインをする)という全く別々のことを行っています。手紙の中身を仕上げるのと、封筒に入れて封かんを施すのが同時にできないのと同じです。

もしかすると1回目の方は自動記入せずに手入力で済ませば必要ないのかも知れませんが、記載事項が一致しないと後日エラーになって帰ってくる可能性もあるので、おとなしくマイナンバーカードを使って自動入力した方が無難でしょう。これだったら役所の記録がそのまま引っ張ってこられるので不一致の可能性はないはずです。

・入力フォームはSafariで、マイナンバーカード読取りは「マイナポータル」アプリで行っている

この2つを行き来しているという感覚をもってないとハマります。何故ならSafariでの記入フォームから緑色の「マイナンバーカードを読取り」ボタンを押すと自動で「マイナポータル」アプリに移ってくれるのですが、読取り終わったあとSafariの記入フォームに戻ってくるのは自動ではないからです。そればかりか、「マイナポータル」アプリのトップ画面に戻ってしまい、そこには最初にWebでもおして「ぴったりサービス」のボタンがあるのです。「今やってるのはこれだよね」とばかりに「ぴったりサービス」を押してしまうとそれこそ最初からやり直すことになります。以下、画面例を添えて説明します。

これが読取り直前の注意書きの部分。赤字のところをしっかり読みましょう。読取り後、「ぴったりサービス」をクリックしないで「◀ safari」(正確にはSが大文字)をクリック、と書かれています。

 

次が実際にマイナンバーカードにiPhoneをかざして読取りが成功した後のボックス。ここにも「Safariを確認してください」とあります。

で「閉じる」で戻った先が問題の「マイナアプリ」のトップ画面です。ここで見えてる4つの入り口はどれもハズレです。必ず左上の赤丸位置の「◀ Safari」を押しましょう。

これは普段にも出ている1つ前に使っていたアプリに戻るショートカットですね。これを使うとさっきまで記入していた画面に戻れ、しかも読取り情報が反映されているというわけです。もしここでアプリ側の「ぴったりサービス」を選んでしまうと、Safariに書きかけてある内容に関係なく、新規申し込みセッションがスタートしてしまいます。ご注意ください。

ヒドいですよねw。どうしてこうなっているかの技術的説明はやや専門的になるので省きますが、ひと言で言うと、アプリを今回の申請制度にあわせて改修するよりも、少しでもはやく受付を開始することを優先した、ということなんだと思います。追々改修されていくと良いですね。

 

Synology DS1517+の10Gbps化とHDD交換

自宅のNURO 2Gbps & ルーター2.5Gbps化にあわせて、メインNASのSynology DS1517+も10Gbps化することにしました。購入したのは純正の10Gbpsネットワークカード。約2万円。これだけ10Gbps化しても意味ないんですが、2.5Gbpsや5GbpsのNICで動作確認がとれているものが見当たらず、USBはなんかプロセッサー占有率が高まりそうで敬遠。

最初からハーフのブラケットが取り付けられていますがフルサイズのブラケットも付属していました。

取付はごく簡単。背面の6つのネジを外してコの字カバーを外すと、すぐにPCI exスロットが見えます。どうやら4xのようですね。2ポートモデルとかだと4x使うのかな?ブラケットの固定方法が一般的な自作ケースと違いますが、まぁ見てわかるレベルです。外側に見えるネジを1本外せば取り付けられます。

増設後にDSMを起動すると「ネットワークインターフェイス」のページに「LAN 5」として出現します(本機は1Gbpsポートが4つあるため)。それ以外使い方でイレギュラーなところはありません。もともとLAN 1にアサインされていたIPアドレスをLAN 5で使いたい場合に、(設定作業もLAN経由なので)少し手順がややこしいという位ですかね。下記の画面で「ネットワーク状態」が「10000 Mbps(一万メガボー)」になっていれば10GbpsでリンクOKです。

コントロールパネルで100000Mbs表示を確認

■HDDも交換&増量

2.5Gbps化のついでに2011年に初代Synology NASのDS1511+を導入して以来いまだ現役となる3TB HDD(WD GREEN)をついに入れ替えることにしました。

DS1511+のHDD換装と実戦投入

当時わざわざ5台の製造ロットが少しでもバラけるように違うお店で購入したお陰か、いまだ2台はエラーもなく動いています。ここまで来たら10年もつか試してみたい気もしますが残量警告(80%)も出たままだし、これから熱くなるし、で予防的に。

以下が交換前のドライブ状況。

交換前

ドライブ2と5が2.7TBなので当初から生き残っている3TBのWD GREENですね。ドライブ3と4が2016年に一度に故障してエラい目にあったヤツで、WD REDとHDSTの5TBに換装済み。この時点では順次3TB->5TBに増量していく予定だったのですが、なんとその後どのメーカーも5TBというラインナップを廃止。その後、2018年にドライブ1が故障し、当時は4TBと6TBこ価格差が大きく4TBで妥協した経緯です。その時、SynologyのDSMがSeagateのディスク故障予測システムIHM(Ironwolf Health Management)に対応していたので、IronWolfをチョイスしました。1つだけIronWolfのアイコンになってるのはそういう理由です。

ということで、今回も引き続きIronWolfにすることは早々に決め、容量とIronWolf Proにするかどうかで悩みました。Proは想定耐用年数(というかデータ書き込み可能容量)が大きいのと、データ復旧サービスが無料で付帯してくる点が違いですが、コスパも大事なので素直にSOHO向け、8ドライブ以下のNAS向けとされている無印IronWolfをチョイス。4TB以上にだけRAID運用時の障害リスクを減らす振動センサーが装備されているので、4Tか6TBかで迷いましたが、どちらにしろきっちりフルのRAID5にはならないので、コスト許容範囲で買える6TB x2台としました。3TB->4TBが2台で2TB増えてもRAID5では実質の増量分はさらに減るので、あまり延命にならないかなと。

Seagate IronWolf 3.5

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6TBを後押しした理由はもう一つあって、Seagateがキャンペーンをしていて6TB以上を2台買うと500GBのUSB SSDをプレゼントとのことだったからです。まだ届いてませんが、おそらくこれですかね。

執筆時点で8,000円相当ならまぁお得かなと。先日買ったSandiskよりは遅いし容量も少ないので、具体的な使い道を思いついているわけじゃないですが、まぁなんか使えるでしょうと。

そんなわけでサクっと交換。とはいえ一台ずつリビルドしながらなので結構時間がかかりました。今回もハマったのはリビルド(修復)完了後に、「リマップするには再起動」みたいなダイアログが出て、延期はできても最終的にはやらないとならなそうだったので実行。するとしばらく処理した後に再起動したものの上がってこず。電源LEDが青点滅になりました。ググるとハード故障だと出てきますが、単にブート処理中にも点滅するみたいです。単にこのリマップ作業でブートに時間がかかっていたっぽいのを、一度強制シャットダウンしてディスク全部ぬいて起動するかとか、公式サポートにある手順を試してしまいました。結果ディスク無しだと起動したので、もう一度ディスクをセットして一晩放置したら起動していました。代理店であるアスクの方のガイドにある「ビープ音が鳴って正常起動するまでは、30分近く掛かる場合もあるので、しばらく放置した状態として下さい。」がヒントになりました。Synology公式の方はそうわかって読めばそうと読めなくもないですが、これ単独では「しばらく放置する」という発想には至らなかったかも知れません。なんかリマップ作業やディスクチェックが走ってる時は点滅パターンをかえるなり、読み書きしているディスク毎のランプを点滅させるなり視覚的に区別してほしいものです。

ともあれ、冷や汗をかきましたがどうにか完了。残量が2.46TB->6.93TBと増えました。約4.5TBの増加です。6TB(実質5.5T)を2台追加した割にそれしか増えないのか、、って感じもしますが、まぁSHRだし、他のドライブの容量もバラバラでうまく2/3とはならなかったんでしょうかね(Synology公式のRAID計算機に5TBがなくなってしまったので試算も不能)。

もうひとつ気になってるのは、ドライブアイコンがIronWolfのものになってない点。以前導入したドライブ1のように狼が増えると思ってたんですが…

「IronWolf正常性」タブも出てこないのでIronWolfだと認識されてない模様。そのうちサポートに聞いてみようかな。

2020.05.19追記:問い合わせてみました。「ST6000VN001は将来のDSMバージョンで対応予定だが時期はお約束しかねる。リリースノートに載せるのでチェックしててほしい」てな感じの返信でした。待つしかなさそうですね。

 

 

ATEM Mini Proがついに来た!

4/9に発注して待つこと一ヶ月強、本日5/11にようやくATEM Mini Proが届きました。ヨドバシ.comで掲載前にフォームから問い合わせて非公開注文用ページを教えられての発注でしたが、今みると掲載日が4/8になってますね。出遅れたのか、本当にヨドバシへの初入荷だったのかは不明。4月末に「現状全く未定。次のお知らせは5月末です」ってメール来て絶望しかけてましたが、昨日唐突に出荷メールが来ました。まぁヨドバシにも全然わからないし、売れ筋とはいっても個別にメーカーに問い合わせたり圧力かけたりするほどの商品でもないのでしょう。

ATEM Mini | Blackmagic Design

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39,950円(07/19 01:50時点)
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ちょうどWeb会議の予定があったので急いでセットアップ。とりあえずデジカメのHDMI出力をWebカム入力して使っただけですが、

  • ACアダプタが無印より大きくなっており使い回し不可
  • 発熱が無印より大きい気がする
  • ATEM Setup/Software Controlは共通

という感じ。同じ処理させるだけでも発熱が多いとしたらちょいデメリットですね。プロセッサーが強化されてはいるんでしょうけど、クロックダウンとかが苦手なPentium系みたいなやつなんでしょうかね。まぁファンの音がするとかボタンが熱くて触れないという実害があるわけではないんですが。

さすがに同じことをするための手順は全く一緒でなんの違和感もなくWeb会議を乗り越えられました(途中から映像切ってたしw)。

録画用にSSDまで買ったので追々試していきます。惜しいのはWebカメラ出力とUSBディスク録画が排他なところですね。後者はUSBホストモードになるので1つのUSBポートをハブとかで増やして共用とかできないのは仕方ないのですが。

とりあえず無印の方も品薄なうちにProが手に入ってよかったです。無印の引き取り手もすぐに決まりました。すぐにPro機能を使う用事があるわけじゃないですが、「いざとなったらアレもできるコレもできる」という環境が手元にあるのは安心です。