クリック1つで驚きの白さ!モニタキャリブレーターSpyder4 Pro

発表直後から気になってたんですが、たまたまヨドバシ店頭で現物を発見してうっかり気絶してしまいました。

■モニターキャリブレーターって何?

モニターの色合わせをする周辺機器です。モニターはモデルや個体、または経年劣化によって色味が違います。自分の環境で「真っ白!」と思って作成したグラフィックや調整した写真が、他人の環境や印刷後に全然違う色になってビックリ!ということが普通に発生しますし、業務では致命的です。これをある基準に照らして調整するのがキャリブレーターです。お高いモニターにはこれをハードウェアレベルで行う機能がついてたりしますが、今回購入したのはソフト式のもの。調整ソフトが表示した色を画面にあてたスキャナで読み取り、その差を補正するカラープロファイルデータ(例えばMacならColorSyncプロファイル)として書き出してくれます。MacにもWindowsにもこれを目測で行う手動調整ツールが内蔵されていますが、やはり素人がどんだけ頑張っても限界があります。ウチの仕事用環境ではDELLの2405FPWという古めの24インチと、三菱のRDT204WM-Sという20インチのデュアルモニタ構成なんですが、メーカーも製造時期も違うのでなかなか同じ色味にすることができずにいました。仕事でそう厳密な色合わせが必要になることはないですが、Lightroomで現像作業をする時に、二枚のモニタで食い違いがあるとマトモに作業になりません。なので絶対的基準の色合わせが理想ではあるものの、とりあえず2枚が主観的に納得の行く「白さ」で揃えば御の字。

■DataColor Spyder4シリーズ

Spyder4シリーズはいくつかグレードがあります。テレビ/プロジェクターなどAV用のものを別にすれば3つ。Express/Pro/Eliteです。公式比較表はこちら。Expressがもっともお安く1万円強ですが、ガンマが2.2のみ、色温度が6500Kのみ、またマルチモニタ非対応となっています(多分、色温度とガンマの欄が逆ですよね)。他はさておき個人的にはマルチモニタ対応が必須なのでProにしておきました。非対応だとどうなるかわかりません。最悪一台ずつつないで計測すればいいだけな気もしなくもないですが…

最上位のEliteだとフロントプロジェクターにも対応しててホームシアターのある我が家的にはヨサゲでしたが、さすがにExpressの倍するし、いまんところプロジェクターの色味にそう不満はないので自重しました。AV用は正確であることより主観的に魅力的であれば充分ですしねぇ。

■実際の調整をしてみて

すみません、タイトルの「クリック1つで」というのは誇大表現です。キャッチーだったので使ってみたかっただけで、実際はもう少し大変でした。

まず日本語の解説シートが手順をざっと流しているだけで概念や用語に関する説明があまりなく素人にはとっつきづらいです。例えば環境光の測定をした後に、測定値を保存するか推奨値を使用するかという選択肢が出るんですが、それぞれがどういう意味をもっていてメリット、デメリットがなんなのかは全く説明がありません。環境光測定も、付属のドックにセットしろ、と言うんですがそれをどこに置いて測るのが望ましいのか言及されないとか。全体がそんな感じで素人お断りって雰囲気で気後れする作りになっています。またフルキャリブレーションで数分かかるんですが、放置しておくとなんだかんだと確認画面が出て止まっていてガッカリということが。問いかけがある時はビープ音位出してほしいものです。

あとこれはまた仕方ないかもですが、MacBookproは外部モニター端子が足りないのでUSBディスプレイアダプタを使ってRDT204WM-Sをつないでますが、やたらエラーが頻発する。でもエラーについてあまり詳細や解決法が提示されない。Webを参照するボタンが出るんですが機能しなかったり。そういえばキャリブレーション途中で「キャンセル」押しても反応なかったりとユーテリティの作りもいまいちあやしい部分が多いです。結局一時的に配線をかえて計測し、(USB経由とDisplayPort経由で別モニタとして認識されるっぽいので)後でコンパネからプロファイルを選び直す、ということで対処しました。

気になっているのはWindowsで調整結果が反映されたりされなかったりする点。OSやビデオドライバのチューニング処理とバッティングしてるんでしょうかね?特に再起動するとおかしな色になったりします。ディスプレイ->色設定とかいじってるうちにパカっと直ったりします。再起動する度にしばらくその辺を格闘する感じ。

■それでも結果には満足

で、6500Kでキャリブレしてみるとイマイチ青い。まぁ、客観的にそれが正しいんでしょうけど先に書いた通り個人的な好み優先なのでモニタ側で少しいじっちゃってますw。もともとモニタを6500Kにしてから調整するんですが、それだと後の調整が効かないので、2405FPWの場合、R:50 G:50 B:50にしてキャリブレーションを実行した後、R:54 G:44 B:45に。個人的にはそれで「真っ白!」が得られています。まぁ目の慣れに依るので本当はキャリブレーションしたままでしばらく使ってみればいいんですが。同様にRDT204WM-Sでも。こちらはブライトネス最大にしても「暗い」と言われるのでRGBも全て100%にして計測。後でRを98%、Gを94%にして概ねDELLに近い色味になりました。キャリブレーターの意味ねぇぇぇっっ!!とメーカーの人が発狂しそうですが、いままでどんなに頑張っても手作業でここまで2枚の色味を合わせることは敵わなかったので、個人的には使って良かったと思います。どのみちこれ以上厳密に調整するには部屋の照明にまでこだわらなければならないでしょうし。あと同じモニタを切り替えて使うMacとWindowsの間でも色が揃ったと思われるのは気分が良いです。

ただこのレベルの色合わせならSpyder4 Expressでも良かったかも、という気はします。先に書いた通りマルチモニタ非対応、というのがどの程度効いてくるのか不明ですが。Proに2万ってあとちょっと足したら安い(とはいえ今時の)24インチモニタ買えちゃいますしねぇ。実はその手(モニタ買い換え)も考えたんですが、それよりは自宅と実家にある数多くのマシン(モニタ)間でビシっと統一した色味にできると気分よいかも、とということでこちらにしました。ただ気になるのは測定ツールにオンラインアクティベーションが必要な点。一応MacとWindowsでアクティベーションはできましたが、あと何台かで使おうとするとどこかでNG喰らうんでしょうかね?友達に貸したりもできない?そりゃたまにしか使わないものなのでレンタルサービスで使われたり、次々オークションなどで転売されたらたまったもんじゃないかも知れませんが、ハード主体の製品なのであまり使い勝手が落ちるのもなぁ、と思ったり。その辺どうなんでしょう?公式サイト隅々まで見ればどこかに書いてあるのかな?なんかわかったら補足します。

実家デスクトップ機を64bit化&SSD容量追加

実家のデスクトップ機をついにクリーンインストールで64bit化しました。理由はいくつかあって、

  1. CドライブにしているC300/64GBが残り3GBと厳しくなってきた
  2. ログオフ時にBSODになる現象がどうしても解消できなかった
  3. 32bitOSなのでメモリが4GB搭載なのに3.5GBしか使えてなかった
  4. 余った64GBを2760pに回したらよくね?
  5. ちょうど一昨日2760pのリカバリのために焼いたWindows7/64bitのDVD-Rが手元にあった
  6. 128GBのm4が1.1万円とだいぶ易くなってた

など。ただ先にオチを書いてしまうと、3.は32bitだからというより、オンボードグラフィックが512MB確保してるせいで、64bitにしても3.5GBのままでしたorz。そして4.は2.5”が入ると言っても7mm厚までで、9.5mmのC300は流用不可でしたorz。また6.に関しては地元のショップで買ったので1.38万ほどしましたorz。

2012.05.08追記: C300はスペーサーを外して短いネジを調達すれば7mmドライブとして使えるようです

2.に関しては何度か「これで直ったぜ」って覚え書きエントリを書いてるんですが、結局再発。今回も改めて2時間位格闘したんですが直せず。ログオフした時だけの発生するのでそんなに致命的ではないもののやはり気分が悪い。実家機なので家族も使っててユーザ切換は割としますし。

もともとVistaで使ってたものをアップグレードで7にしたもので、下手するとその前もXPをアップグレードしたんじゃなかったっけ?というレベルだったので、たまにはクリーンインストールするか、と。

■機種選定

地元ショップでm4が3,000円近く割高だったので、他のモデルも検討して車の中でネットつないで調べてみました。実売が安いAgility3か新しく出たIntelの330辺りに着目。どちらもSandForceのコントローラーで、m4が容量低いモデルだとシーケンシャルライト値が200MB/sを下回るのに対し、上記機種は500MB/s近辺です。Agility3だと実売も安い。

ただ今回使用するマシンはSATA3といえども古めのマザーにU3S6をつけたもので、公称スペックに近い速度は出ないだろう事、システムドライブにするならランダムライトが速いm4の方が向いているという書き込みを目にしたこと等で、もう何台目になるかわからないm4に。ファーム更新情報も1機種だけ追ってればいい方が楽だしw。

タイミング的にはそろそろm5が出るかもですが…

■手順メモ

オープンライセンスはアップグレード用なので旧バージョンが入ってないと入れられないかも?と思って、新旧SSDをつないだ状態でやってみました。でも必要だったかどうかは不明。Windows7はオープンライセンスで購入したものなので、プロダクトキーはMAKで認証OKでした。

ホームディレクトリのデータは手作業で必要そうなものを移動。どのみちC300が転用できないことがわかったので、しばらく残しておいて不足があったらマウントして移せばいいや、と。

今のところ特にハマることはなく順調。いくつかのソフトのインストールDVDが横浜に戻らないとないので、まだ完遂できてませんが。

Orchisというランチャーを使ってますが、バイナリの場所が「c:\Program Files (x86)」に変わるのでひとつひとつ変更するのが大変でした。インポート前にエディタとかで開けば置換できたのかな?

m4のファームは0309でした。000FのWindows7インストーラーが対象SSDを見つけてくれず。あと不具合でひっこめられたらしくISO版のアップデーターがDLできない状態なので更新は保留。

■ベンチマーク

onBoard0309 U2S6ms0309 U2S6marbell0309
クリーンインストール前(32bit、U3S6) U3S6接続、標準ドライバ U3S6接続、Marvellドライバ

一応U3S6でSATA3化した効果は出てるっぽいですね。というか公称Seq Read 415MB/s、同Write 175MB/sに近い値が出てます。64bit化、クリーンインストール、m4にしたから、128GBになったから、のどれが効いてるのかわかりませんが。

ちなみにエクスペリエンスインデックススコアはこんな感じ。

image

ストレージは最高評価ですね。CPUもそこそこ、メモリはDDR2なんでこれ以上は伸びないでしょう。強化するならビデオ周りですね。ちょうどオンボードGPUに512MBとられてることもわかったので、安くて消費電力の低いグラボでも足しましょうかねぇ。

iOS、Macの無線LANを一括設定する

先日実家の母がガラケーからiPhone4Sに機種変更しました。これで我が家は(姪達を除けば)全員がiPhone4S使いです。姪達もiPadもiPod touch使いまくりのiOSドップリ家族です。

さて、新しいiOS端末を導入した時にいつも微妙に面倒なのがWi-Fi(無線LAN)の設定です。自宅、実家、父の経営する会社のオフィス、妹夫婦の家と複数箇所を設定しなければなりません。更にσ(^^)個人で言えば、モバイルルーターやmobilepoint、FREESPOT、docomoといった公衆無線LAN系のものも含め軽く10は行きます。しかもiOSの場合、基本的にその電波を掴んでいる場所に行かないと設定作業ができないという問題が。今回もその為だけにわざわざ母親と隣町のオフィスまで出向くのもアホらしい。

そこで構成プロファイルによる一括設定にチャレンジしてみました。構成プロファイルとは無線LANをはじめメール、VPN、LDAP(ネット上の共有アドレス帳)、CalDAV(ネット上の共有カレンダー)などの設定を含んだ定義ファイルで、身近なところだとSoftbankやauといったキャリアが自社のメールアドレスや公衆無線LANサービスの設定用に配布しているのでご存じの方も多いでしょう。一般に企業が多くの端末を一度に設定する手間を省く為に利用されますが、実は意外と個人でも簡単に利用できました。

今回使ったのはMac AppStoreで配布されているApple純正ツール「Apple Configurator」です(無料)。以前は「iPhone構成ユーティリティ」というのを使うのが一般的でしたが、Apple Configuratorの方が更に簡単とのことです。

以下スクショ付きで簡単に手順を追ってみます。

まずは起動した後、「準備」モードを選ぶと下の画面になります。単に構成プロファイルを作成するだけなら、たぶんここの名前はなんでも構いません。USBで接続してこのツールで端末を直接管理する時の呼び名でしょう。

ということで、一番下の「+」を選びます。

appleconfig1

するとこんな画面になります↓。左にあるのが設定できる項目です。キャリアが配布するもののようにメールと無線LANなど複数の構成要素を含めることも可能ですが、とりあえず今はWi-Fiのみ。まずは「一般」で名前、組織、説明を記入します。これが最後のiPhone上での表示とどう対応付くか見てもらうとわかると思います。「セキュリティ」は実はよくわかりません。ヘルプを見ても出てない…

appleconfig2

次に「Wi-Fi」を選択。複数のSSIDを登録した場合は右上の「+」をクリックします。「保存」を押すとウインドウが閉じてしまうので注意。

appleconfig3

必要なSSID(今回は4つ)を設定した後で「保存」を押し、1枚目の写真の状態に戻り、「+」、「-」の右にある矢印ついたボタンをクリックすると保存ダイアログが表示され.mobileconfigという拡張子のファイルとして書き出すことができます。

おそらくiTunesからでもインストールできますが、今回は自前のWebサーバーに置き、端末のSafariからアクセスしました。するとこんな画面が出ます。2枚目の画像で記入した項目はここに反映されます。「詳細」をタップすると4つのWi-Fiプロファイルも確認できます。「インストール」をタップすれば設定完了です。

appleconfig4

Web経由で配布する場合は、意図しない人にダウンロードされないようBASIC認証などを忘れずにかけておきましょう。

ひとつ気になるのは、「詳細」から確認できる「署名用証明書」欄に出ている有効期限が1年後になってるという点。これ1年後にはWi-Fi設定ともども無効になるんでしょうかね?Apple Configurator側をあちこち探ってみたけど有効期限を指定するところは見当たりませんでした。うーむ。

追記:保存時に「構成プロファイルに署名」のチェックを外しておけばそもそも署名用証明書欄も出ないので見た目有効期限はなさそうです。実際の動作の違いは不明ですが…

ちなみに、ここで出力した.mobileconfigファイルはMacで普通にダブルクリックして開けば、Macにも適用することができます。

 

以前σ(^^)が横浜にいる時に実家で父がiPhoneを紛失して、代替機を入手しバックアップから復元をしたものの、Wi-Fi設定は移っておらず、電話で長い暗号鍵を伝えながら自分で設定してもらう、という苦労をしたことがありますが、本ツールで構成プロファイルを作ってWebに置けばメールでURLを通知するだけで済んだなぁ、とか思ったり(てか多分メール添付でもいける?)。そういう意味でも1つ作ってどこかに保存しておくと安心かと。

Officeで「作業ファイルを作成できません」と出る時の覚え書き

実家の妹がWordを開こうとすると「作業ファイルを作成できません。環境変数TEMPの設定を確認して下さい。」と出ると問い合わせ。早速リモートアシスタンスで環境変数を調べてみても異常はない。

ググってみるとこんなページが。

Office 2007とInternet Explorer 7.0の密接な関係

要約すると、

  • OfficeはIEのテンポラリディレクトリ(Temporary Internet Files)設定を参照している
  • 「インターネットオプション」から見える一時フォルダのパスと、実際にレジストリに保持され使われるパスが食い違うことがある

ということらしい。わかりにくっ!てか後者はバグじゃないの??

で、実家のPCは先日CドライブをSSDに換装する前はRAMディスクを作ってそこにテンポラリを置いてました。RAMディスクソフトをアンインストールする時に戻したつもりだったんですが、どうも妹アカウントの方に残ってたっぽい(というかこの調子だと自分のアカウントもダメかも)。

で、レジストリエディタで検索してみると、今は存在しない「R:\Internet Exploerer Temp」(フォルダ名はうろ覚え)を指しているエントリが二箇所ヒット。これらを上記の「インターネットオプション」コンパネが指しているパス(c:\Users\(ユーザ名)\AppData\Local\Temp\Temporary Internet Files)に書き換えてやったら直りました。

妹アカウントのみなぜかIEでFLASHが使えない現象が発生してたのもこれだったのかも…

冒頭のエラーダイアログにトライしたパスを表示してくれてればもっと早く解決できたかも知れないよなぁ、とか思ったり。

最後のVista機、寝室マシンもWindows7、SSD化

現在自宅で現役使用中のマシンで唯一Windows VistaでかつCドライブがHDDだったPCをようやくアップグレードしました。これで全ての休眠機を除けば全WindowsマシンがWindows7になり、そしてSSD化を果たしました。

もともと寝室マシンはプロジェクターにつながっていてベッドで映画みたりゲームしたりする娯楽用で、どちらかといえば互換性重視だったんですが、最近ちょっと動作があやしくなってきたり。折りしも実行した昨日はVistaのメインストリームサポート終了日だったし、還付金も入ったしで。

もともとWDの1TBを分割してゲームなどの容量を食うものをDドライブにインストールしており、Cドライブは40GBでまだ余裕あるレベルだったので、別にSSDを追加してそちらにクリーンインストールすれば、最悪元の環境にも戻せて緩やかな移行ができるじゃね?ってことで。環境移行でこれができるのは気分が楽ですよね。

■今Windows7?いっそIvy Bridgeにするべき?

もう今年の後半にはWindows8が出るかってこの時期になにもWindows7を新規で買わなくても、とも思ったんですが、まぁやっぱりゲーム中心のマシンなので枯れてる方がいいだろうと。Windows8発売日に真っ先にいれるようなマシンではないだろうと。ちなみに今まで多くのマシンはオープンライセンスを買ってアップグレードしてきたんですが、最近これが高止まりしてて、DSPとの価格差が1万円ほどあったので早々に断念。またどうせなら64bitにしたいというのもあったのでクリーンインストールを選択。ちなみに我が家ではリモートデスクトップ接続を多用するのでProfessional以上が必須です。

そして今自作界隈ではIvy Bridgeの話題で持ちきりです。寝室マシンはCore2Duo E6400、DDR2な世代なので、そろそろ刷新もありかなと思ったり。まぁでもSSD化で体感が速くなればもう少し延命できるかもだし、最悪すぐに乗り換えるにしても今回買い物した2点はペアで使い回せるしいっか、と。Sandy Bridge初物に食いついて例のリコールでエラい目(マザー交換)みた反省もあったり(笑)。

■移行は割とスムーズに。簡単なレジストリ情報の移行方法を発見!

さすがに新規インストールなので特にトラブルもなし。ASUSのCommandoという古めのマザーでしたがWindows7/64bitのドライバー類も問題なく入手できました。チップセットドライバは一応Intelからも最新版をもってきて上書きしてみました。HDDを外してセットアップして、ある程度できたところでHDDも接続。前のC,DドライブがD,Eとしてマウントされるので、ドライブレターを変更して旧Dが新環境でもDドライブになるように設定。旧CはVistaのVに仮設定。まぁそのうち消します。

CommandoはSATAが3Gbps世代なのでベンチは省略(やっぱ後の記録の為に測っておきます)。PCIeスロットは空いてるんですが、ケースが小さく電源を干渉してSATA3.0カードとかを挿すのは無理そうorz。

mikuru_ssd

さて、多くのゲームはレジストリ上にインストールディレクトリのパス情報を保存しており、ドライブレターまで揃えても起動せず「DVDから再インストールしろ」とエラーが出るものが多いです。数が多いし一つ一つ時間がかかる作業なので極力それは避けたい。レジストリを丸ごと.regファイルにエクスポートして新環境に食わせる手もあるけど、使ってないゴミレジストリとかも一緒に移ってしまう。今までは.regファイル(実はテキスト)をMeadow等で開いて検索とキーボードマクロを駆使して不要なものを削ってから食わせたりしてたんですが、これもまた膨大な量だし、見通しも悪く効率が悪い。なんかもっとグラフィカルなエディタはないものかリサーチ。

「レジストリ 編集 比較」とかでググると出てくるのは今起動しているOS上のレジストリをバックアップしたり差分をとったりするものばかりで挫折しかけたんですが、ついに見つけました!PickBack2です。これは稼働中のOSのレジストリ一覧を表示し、必要なものを選択して「追加」していって、最後に単一の.regファイルにエクスポートするというものです。理想は逆に旧環境で全エクスポートしておいたファイルを開いて、インポートするものを選べる、という方が、移し漏れがあった時に旧環境でブートしなおさなくても良いので便利なんですが、まぁそれでもテキストエディタに比べれば雲泥の差です。心辺りのあるゲーム名のレジストリをサクサク選んでいって一括エキスポート、新環境でダブルクリックしてインポート完了です。作者様、ありがとうございましたm(..)m。

更にはユーザフォルダのAppData内も比較して必要そうなものをコピー。新旧の当該フォルダを同時マウントできるとやっぱ楽ですわ。

■64bit化の影響

今まで3GB強しか使用できなてなかったメモリが4GBフルに活用できるようになり、体感以上に気分がいいですw。まだ2スロット空いてるので、さすがに新規にDDR2を買いはしませんが、どこかに余ってたら挿してやろうかな。

もともとほとんど外付けハードをつけていなかったので平気だろうと思ってたんですが、USB DDC/DAC/ヘッドフォンアンプのnano/Vが64bit非対応でした。まぁ、もともとヘッドフォンと光デジタル出力の切換が面倒なVistaで同時出力したくて使っていたようなものなので、アプリを起動しなおさなくても反映されるWindows7ならいっか、と。オンボの光デジタルアウトだとノイズがひどかったんですが、いまんとこ大丈夫そう。ヘッドフォンではまだ聴いてないですが。ダメそうならまた64bit DDCを物色しないとかも。

■SSDをHDDのキャッシュに使う方法ないだろうか?

最近、各社のSSDには、システムをHDDに置いたままSSDを増設しキャッシュとして利用するユーティリティを添付したものがあります。実は今回はこれも検討したんですがWindows7用だったので断念。そもそもキャッシュ対象となるシステムがHDDにあることが前提っぽいので使えるかどうかも微妙。

むしろSSDの空き領域を使ってDドライブであるHDDの高速化を行うようなツールってないですかね。ReadyBoostをCドライブでやっちゃう的な。大作ゲームとかだとロードにやたら時間かかるので上手くSSDの空きを活用できないかなと。SSDの寿命とかキニシナイ。あと動画とかキャッシングされても困るのでフォルダとか指定できると神。追々リサーチしてみようと思います。

2012.04.12追記:

SSDだと再起動も早いのでつい楽しくなってOC頑張っちゃいました。Core2Duo/E6400/2.13GHzが400MHz x8倍で3.2GHzで安定してる感じ。単純なクロックならもう少しいけたんだけど、冷却がおぼつかないらしく、倍率が自動的に6倍に下がって逆に遅くなる上にファンがうるさくてたまらない状態になったので、コア電圧をAUTOではなく定格固定にして、DDR2メモリがちょうど定格の800MHzになるバスクロック400MHzで手を打ちました。エクスペリエンスインデックスはこんな感じに(Windows7だと7.9が満点)。あー、なんかこれでまだしばらく戦えるんじゃないかな?

mikuru_wei

その他設定メモ。メモリはSPD設定を解除して5-5-5-18で手動設定。電圧は上記コア電圧以外はすべてAUTO。全く同じ型番のDDR2-800メモリ2Gx2が出てきたので入れれば合計8GBになるけど、ヒートスプレッダーも結構熱くなるので、余計な熱源増やすこともないかと様子見。寝室用として音をこれ以上大きくしたくないので、さらに手を入れるとしたらまず冷却周りを改善しないとだなぁ。水冷とか?ただ、今のCPUヒートシンク、マザーの裏側から固定してるタイプで、しかもこのケースはマザーの付け外したやたら面倒なのであんまりやりたくないかな…