仕事用メインマシンをSandy Bridge化するよっ!~買い物編

仕事用兼エンコ用のメインPCをIntelの第二世代Core i7の2600Kに更新することにしました。年明け早々の発売でまだ品薄ですが、とりあえずヨドバシで予約。待ち行列先頭なので上手くすれば来週末には入手できてるんじゃないかと。

第二世代Core iシリーズ(コード名Sandy Bridge)の特徴はGPUを一体化したという点で、それを利用したGPGPUエンコードがかなり速いらしいということ。先日数年ぶりにバージョンアップしたTMPGEnc Video Mastering Works 5も対応しています。

GPGPUといえば、NVidiaのCUDAが有名で、一応GeForce GTX260を載せて試してはみたんですが、確かに速いが画質もイマイチだしサイズが縮まないということで正直期待外れでした。ただ今回のIntelのものは画質的にかなりマシになってるとのこと。仮にアニメ保存用には微妙でも、比較的重要度の低い実写モノのエンコ時間を大幅に短縮できて、x264のソフトエンコも2世代分の進歩で効率化できればまぁいいんじゃないかと。今がCore2Quadの最上位モデルQ9650なので、第一世代Core i7をスキップした形です。

さすがに2世代後のCPUなので単純に載せ替えという訳にはいかず、マザーボードごと交換になります。メモリもDDR2からDDR3になるので総取っ替え。それでもマザーもメモリも全体的に値頃感があり、CPUが3万、マザー1.4万、メモリ8GBで1万というところです。Q9650はまだ新品が3万とほぼ同額。中古でも2万位で売れるようなので、差額は微々たるものになりそうです。

・マザーボード

マザーにはGIGABYTEのGA-H67MA-UD2Hをチョイス。ケースの関係でMicroATXであることが条件。また現在リリースされているSandy Bridge対応チップセットのP67とH67のうち、P67ではGPGPUエンコード支援は利用できないので当然H67一択。また外部GPUを利用した場合にもGPGPU利用に制約がでる(内蔵GPUをプライマリにしないとダメ?ただしなくても良いという情報もチラホラ)とかで、基本的にオンボードで使うことを念頭に。そうするとデュアルモニタ対応はもちろん、将来的なWQXGAクラスのモニタにも対応できるようにDisplay Portも欲しいだろうと(H67のGPUではDVI,HDMIはWUXGAまで)。とまぁそこまではいくつか候補もあるんですが、今回GIGABYTEの最大の特徴は旧来のBIOSを引き続き採用している点。他社はEFIに移行してます。EFIの方が電源投入時のハードウェア初期化が高速化されたり、設定メニューのGUI化がされてたりして良いんですが、OSのブート方式が全く異なるのでシステムの再インストールが必須。対してBIOS方式ならそのまま移行できる可能性があります。まぁ不安定になる可能性も否めないんですが、できれば楽したいなとw。実際いくつか事例はあるみたいですし。普段スリープ運用なら充分起動速いですしね。てことでGIGA-BYTEの第一世代H67マザーの中でMicroATXで最上位モデル、ってことでコレにしました。これでも13,800円(+ポイント還元)なんだから安いよなぁ。本当はIntelのNICがのったものも検討したんですが、まぁそれはどうにも遅かったらボード増設すればいいかとか。あとPCIがあればもし録画PCが故障した場合に緊急避難的にPT2を移設できるかなとも思いましたが、まぁ他にも代替マシンあるし。

・メモリ

メモリはマザーがDDR3の1333、Dual Channelまでしか対応してないので、相応のものを。いつも使っていて問題のないUMAXの4GBx2枚セットに。でも買って来た後で相性問題でがちと知ってちょっと不安w。まぁ定格で動いてくれればいいんですが。

・HDD(データ用)

CドライブはC300でSSD化済みなんですが、データドライブとしてオンボードRAID-0 (320GBx2)で組んでるアレイがあって、これをそのまま別のマザーボードに移設するのはリスクが高いので、一旦待避するべか->だったらSATA3.0 (6Gbps)ドライブに載せ替えちゃおうぜ、ってことでこちらも新調することに。以前実家にも導入したことがあるWD1002FAEXをチョイス。「-R」の違いはよくわかりませんが代理店の違い?公式サイトには-Rのついたモデルは記載がないのでそういう販路的な問題だろうと。少なくともAmazonの表記にある3Gbpsは明らかに間違いでしょう。容量はさほど必要ないので7,000円ほどで買える1TBモデルで。

 

とりあえず買い物メモだけでレビューもベンチもなくて恐縮ですが、自分用メモとして。

AppleTVで写真が「読み込み中」のままになる時の覚え書き

実家のWindows7なAtomサーバー機に入れた4,5千枚の写真が入ったフォルダをiTunesで共有設定して、有線LAN経由のAppleTV2で表示しようにも「”(サーバー名)”を読み込み中…」と出たまま変化がない。いくらAtom機とはいえ、たかだか数千枚の写真でここまで時間がかかるのはおかしいというか、正常な動作としては実用にならない遅さ。

ってことでいろいろいじった挙げ句、共有対象フォルダの中にあるiPod Photo Cacheフォルダを削除したところ治った気がします。これは文字通りAppleTVなどでサクサク表示するために最適化した一時データなので、消しても自動的に作り直されるだけで、元の写真には影響しません。

復旧後はそこそこのレスポンスで閲覧できるようになりました。

A-DATA SSDを外付けストレージとして再利用

実家の録画PC用のシステムドライブとして購入したA-DATAのSSD、S596(右のリンクは後継モデル)ですが、当初は2.5inch HDDで組んでその遅さに耐えかねて追加したんですが、結局ケースを替えて3.5inchドライブがつけられるようになったので、WD20EARSを載せて1ドライブ体制でいくことにしました。正直ちょっとつっかえるような印象は復活してしまったんですが、まぁ録画機だからいいやと。

それよりはせっかくUSB端子がついてるこのS596、小型のMacBook Airの補助ストレージとして再利用しようってことに。そう、このSSDは写真でも見えるように、USB mini B端子がついており、S-ATAなドライブとしてだけでなく、普通にUSBストレージとして利用可能なんです。アクセスランプまでついています。

S596

通常の2.5inch HDD用ケースに入れるよりもインターフェイス基板の分だけ一回り小さく使えます。例えば、BUFFALOのUSBタイプのSSDドライブ、SHD-PE64Gの場合カタログによると98x57x13mmで62gとなっていますが、こちらは実測で98x68x9mmの52g。幅で負けるが薄さと軽さで勝利って感じですね。USB3.0が普及してSSDの速度が活かせるようになったらもっとこういう製品が増えてくることを期待。SSDなのでケース適当でも衝撃などにも強いはずですしね。

ちょっと気になるのはS-ATAと電源コネクタが剥き出しな点。なんかキャップみたいなものがあるといいなと。ちょっと探してみたんですが見つかりませんでした。あとケースの裏側のエッジがやや角張っているので、そのうち軽くペーパーがけしてみようかと。

S596_USB

Macでの利用をメインで考えてるのでexFATでフォーマットしてWindows機でベンチしたのがこちら。USB2.0でも30MB/s位は出てくれるかと思ったけど残念。ちなみにMacBook Air上のVMWareなWindows7だとシーケンシャルReadが16MB/s程度でした。S-ATA接続では200MB/s超えてた(一番最後のSS参照)のでちともったいないですが、まぁ仕方ないでしょう。ちなみにUSB3.0対応の外付けケースに入れて、USB2.0で計測してみたところ、ほぼ同じ数値だったのでケースに入れる意味はなさそう。

MacBook AirのSSDを空けろ!

MacBook Air 11’(64GB)にXcodeを入れたら残量がいよいよ逼迫してきたので、真面目にファイル整理して空き容量を作ってみました。monolingualを使ってOSやアプリから使わない言語リソースを削除したり、DaisyDiskというフォルダ容量可視化ツールで占有量が大きいフォルダを探し出して整理したり。

でもまぁ結局のところVMWare上のWindowsイメージにインストールしたゲーム類が問題なのは最初からわかってたんですけどね。で、さすがにWindowsイメージ自体を内蔵SSDから出してしまうとレスポンスが著しく落ちるしなによる不便。ということで、OS自体はSSD内に留めたまま、ゲーム等のインストールディスクを外付けドライブに置いてみようということになりました。

移動先の候補としては、

  • USBフラッシュメモリ
  • USB HDD or SSD
  • NAS

ゲームなんて外ではしないのでNASでも実用的な速度で動けば問題なし。無線LANなら本体に何もつけなくていいので内蔵と変わらない取り回しだし。ってことでNASを本命にしつつ、手持ちのデバイスで実効速度を比較ベンチしてみました。VMWare Fusion 3上のWindows7でCrystaDiskMark 3による計測です。今回の用途ではシーケンシャル的にさほど大きなファイルを扱うこともないので100MBサンプルで測ってます。また各ストレージを直接Windowsでマウントしています(仮想ディスクをストレージ上に作ってはいません)。

内蔵SSD

まず基準となる内蔵SSD。さすがに速いです。

SONY_USB

次にUSBフラッシュメモリ。使ったのはこちら。←のエントリによるとシーケンシャルRで32MB/s出たことになってますがCPUが遅いのかVMWareのせいか少し落ちてますね。ランダムの書き込みも切ないことになってます。

次に以下がNASですが、有線との差も気になったのでBUFFALOのGbE対応アダプタも買ってきて比べてみました。またLinuxによる互換実装のLink StationとSMB2.0転送が使えるWindows7同士のファイル共有での差も興味があったので比べてみます。Link Stationは2.5’ドライブx2台でRAID-0設定のLS-WSX1.0TL/R1、サーバーとしたWindows7機はAtom + WD20EARSです。またホストOSであるOSX側ではMTUなどは特にいじってません。

・LinkStation mini
Tsuki(途中でエラー) Tsuki_100Base-Tx Tsuki_GbE
Wi-Fi (最後エラーで停止) 100BASE-Tx 1000BASE-T

やはりWi-Fi経由だとかなり落ちますが、有線LANならUSBメモリと比べても遜色ない感じですね。USBなのでGbEにしても意味ないぜという記述も見受けられますが、差がないわけではないようです。シーケンシャルだと倍位は出てますね。純正の100BASE-Txアダプタに比べて容積も倍くらいありますが、σ(^^)的にはそもそも有線でわざわざつなぐのは速度が欲しい時なので、GbE対応品を買った甲斐がありました。有線しかないホテルに泊まる、といった場面ならスリムな純正品が良いでしょうね。

ちなみにこのLinkStation miniは公称40MB/sを謳っていますが遠く及ばず。購入時に仮想ではないPCで計測した時には10~14MB/sだったようなので、仮想化はさして足枷になってはいないような気がします。

・Windows7 ファイル共有
Yumemi-WiFi Yumemi_100BaseTx Yumemi_GbE
Wi-Fi 100BASE-Tx 100BASE-T

お次はWindows7同士のファイル共有。Vistaから採用されたSMB2.0 (Samba 2.0という意味ではないので注意)の効果はあるか?というテスト。実際のところはSMB2.0の恩恵なのかCPU性能のおかげなのか切り分けできてないので参考までに。

Wi-FiとGbEではそれなりに効果が違いが出てますね。

 

以上の結論として、有線GbEならUSBフラッシュメモリにも負けないということがわかりました。計測に使ったWindows7機は録画用で24時間稼働な上に最近20EARSを増設して容量的にも余裕ありまsくりなので、ファイルサーバーとして使っても問題なし。ってことで、当面はこちらに利用頻度の低いデータを移し、必要に応じて有線LANを利用する、という方針が決定しました。

その結果、本体SSDにはXcode、Windows7イメージ、WindowsXPイメージを入れてなお10GBの残量を確保することができました。当面はこれでなんとかなりそうなので、MacBook Airの特盛りモデル買い換え欲は当面抑えることができそうです。

 

ちなみにXPを残しているのは、サウンド周りで音切れという音割れのような現象が発生しており、BGMが鳴り続けるようなゲームだと耳障りでしかたないからです。コンパネの再生テストでも鳴るのでゲームタイトル固有の問題やDirectX関係ではなさそう。CPUが100%いってるワケでもないので将来的なVMWareのバージョンアップで治ることも期待しつつ、当面はゲームにはXPという使い分けをすることになりそう。

ScanSnap S1100 手抜きレビュー

父親が名刺入力をOCRで省力化したいというので、ScanSnap S1100を薦めてみました。最初はiPhoneのカメラで撮ってOCRするアプリを知人に見せてもらったらしく、アレがやりたいと言い出したんですが、父親の会社ではσ(^^)が作ったWebアプリで住所録管理をしているので、iPhoneのアドレス帳に入っても嬉しくないし、まとめて取り込み作業するならPCの方が楽だよということで。

泊まりで都内の展示会とかに行った時に、夜ホテルでさくっと作業できるといいというので昨年末に出たばかりの小型モデルS1100をチョイス。USBバスパワーで動くのでUSBケーブル一本で使える点もナイス。

自炊に使うわけでもないし、自分用でもないので(笑)、ごく適当にセッティングしてパラメーターもいじらないままでしたが、簡単にレビュー。

■ハード面

USB端子はmini B。付属ケーブルはちと長すぎたので、別途σ(^^)がよく買うELECOMのベリーショートなケーブルを注文。

ソフトケースなども付属しておらず別売りのセミハードケースがあるのみ。ケーブルの分奥行きが大きくなるとのことで却下。ケーブルは別に持ち歩くので、行きつけのレザーショップでピッタリのを作ってもらうそうです。miniBなんて汎用性の高いケーブルだと同じような判断をする人多そうですよね。せっかくのコンパクトさをオミットしないような巾着っぽいソフトケースも提供してくれればと思います。セミハードでないとヤバいくらい脆いとかあるんでしょうかね?

ScanSnapシリーズを使いなれた身としては片面しかスキャンできないのはちと不便、というか買って見るまで考えすらしませんでしたw。使い始めてから、「あ、そうかこれ片面だけなんだ」的な。まぁ、いないとは思いますが、お間違えなきよう。

■ソフト面

Evernote対応などで注目の新しいScanSnap Managerの画面はこんな感じ。まず本体に紙を挿して片隅の開始ボタンを押すと読み取りが始まります。ADFがないので、画面に小さなダイアログが出るので連続読み取りさせつつ最後に終了ボタンを押すとこの画面になります。

S1100

イイカンジにまとまってますね。このまま名刺ファイリングOCRにも渡せるので、父にはこの手順で教えました(事前に名刺ファイリングOCRを起動してそちらからスキャン開始する方法もあります)。Evernoteへの送信は「ドキュメント」と「手書きメモ」とありましたが、σ(^^)はEvernote愛用者ではないので違いは不明。というか手書きメモの方は権限がないとかエラーになりました。ドキュメントの方だとPDFに変換後にEvernote上のノートに貼り付けられる感じ。ファイル名は年月日時分秒ベースでつけられるので、Evernote上で適宜リネームして分類してやれば、簡単にスクラップできる感じ。父はPCとiPhoneでメモを同期するためにEvernoteを使ってるので、そこに一緒に保存できるのは嬉しそうでした。ちなみにA4にコピーした新聞記事をカラーで取り込んでみたところ、PDFは500KB程度でした。

あと、片面スキャナなので、両面の名刺を取り込みたい時にどうなるか、ですが、まず普通に連続読み取りで表と裏をスキャンした後、上の画面で「名刺ファイリングOCR」を指定します。すると一旦は2件の名刺として認識されますが、自動的に二枚を一件の裏表としてまとめるウィザードが起動します(起動しないようにもできる)。そこで手動でドラッグ&ドロップして組み替えていくことができました。試してないですが、おそらく複数毎の名刺を一度に入れてもいいし、表3枚、裏3枚という順序でスキャンしてあっても組み替えはできるっぽいです。

 

以上、自炊用として使えない時点で個人的にはあまり興味ないので、画質設定画面すら覗いてないですが簡単な使用感など。個人的にはADFもなく片面だけだと、いくら小さくて持ち運べても出番はないなぁという感じ。打ち合わせの現場でもらった資料をスキャンするとしてもペラ1枚ってことはないことが大半だしなぁとか。まぁでもバスパワーで動いてこのサイズだからこそ役に立つ現場もありそうですよね。家庭用ならS1300やS1500をオススメします。

あと、時期的に「らくらくライブラリ」の「2011年お年玉番号当せんチェック」機能は試してみたかったんですが、父親的にはいらないと言われてついてない方のパッケージを買ったので試せませんでした。残念。これ、単機能ソフトとしてオプション販売してくれたら結構売れるんじゃないですかね?ちなみに「らくらくライブラリ」を単体で買うと18,000円もするみたいなので、興味ある人は最初からセットモデルを買うのがいいと思います(差額数千円)。

てか、あれ?もしかして体験版の機能制限内容をみる限り、当選チェック機能は使えるのかな??24日以降試してみますかね。