結局iPad Pro 12.9 2018買ったった

結局、iPad Pro 12.9の第三世代(2018)を買ってしまいました。
すぐに買わなかった理由としては、
  • 自宅で電子書籍、たまに仕事でPencilでノート取りだと、フレームあった方が保ちやすそう
  • FaceIDカメラが横持ちの時に手隠れしてイラつきそう
  • Pencil、SmartCover、SmartKeyboardが全部買い換えになると結構なお値段に…
  • Pencilは本体にマグネットでくっつけるので、シリコングリップがつけられない。終日書きものをしてると指が痛くなるので重要。
などでした。PayPay祭りで相当悩みましたが見送り。
しかし!
  • 同居人が11インチを買って羨ましくなった
  • 先日出張でホテルに泊まった時、一緒にもってったDELL XPSやPixel3と充電器が共用できたら便利だなと思った
  • いつも仕事で終日使う時、本体の充電とPencilの充電が一度に出来ずにLightningの抜き差しに気を遣う。第三世代なら本体にPencilカチっとつけて充電ケーブルも挿しておけば両方充電されるからお昼休みとかに放置できる
などという気持ちが積み上がってきて物欲がクライマックスに。最後の砦は「20%で買えるチャンスを棒に振ったのに今更定価で買えるかよ!」でした。そこでまたまたのしかし!よく考えてみたらσ(^^)が最近使っているのはWi-Fi Cellurerモデル(SIMフリー)です。最初からビックやコジマでは買えないわけですよ。なぜ散々悩んでた時点で気付かなかった!!最初から20%で買えるチャンスなんて無かったんや、、と気付いた時、ふと決心がつきました。その日のうちにApple Store 銀座にいってPencil第2世代と一緒に買ってきました。

■同時購入アクセサリ

MacBookをあれだけ使って来て目立った傷がついたことないので、iPadも背面は大丈夫だろうと。今回はケース無しで薄さを堪能しつつ使いたいと思います。フィルムは最近ずっと無し。Pencilの書き味優先。ただApple Careに入らなかったし、やはり持ち出す時は画面は保護したいということで、Smart Coverは買おうと思ったんですが、純正は色が2色しかなくどちらもイマイチ。てことで、サードパーティ品のこちらを注文。従来はサイドにマグネットがあって背面カバーとは独立に脱着できてたんですが、本世代は純正ともども仕組みがかわって、背面全体のカバーがマグネットでつくようですね。いずれにせよ自宅では裸で使い、持ち出す時にすぐに脱着できるのが良かったので、ケース型でないものが欲しく、レビューも上々なこれをチョイス。
また、長時間のペン書き作業で指が痛くならないよう、また同居人の物と区別がつくよう、山口さんのレビューにあったこちらのペングリップも注文してみました。第2世代Pencilではグリップは諦めてたんですが、これならばと。

■ハード周り

まだ実際に仕事で持ち出したわけではないですが、心配してたほどフレームの細さは持ちやすさに悪影響はなさそう。ただ前のクリアケースに比べて背面が滑りやすいので少し緊張。背面フィルムを貼ってみるのもいいかも。
ホームボタンがないのは去年からiPhoneX、XS Maxと慣れてきているので違和感はなし。
一回り小さくなったことで、仰向けで寝転がって本を読むのが楽な感じ。左手一本でL字保持もかろうじてできます(ページめくれないけど)。
逆に、プロセッサパワーや液晶の画質やカメラ(元々使ってない)などはあまり違いを感じないですね。たぶん本当に良さを実感できるのは仕事で外に持ち出す時になるでしょう。
充電がUSB-Cになった安心感は大きく、これで持ち出すデバイスの充電端子は、
  • USB-C
    • DELL XPS 15 2-in-1
    • MacBook Pro 15 2016
    • MacBook 12 2015
    • Pixel3 XL
    • iPad Pro 12.9 2018 + Apple Pencil [NEW!]
    • Osmo Pocket(スタビライザーカメラ)
    • Logicool Spotlight(プレゼンコントローラー)
    • WH-1000M3 (NCヘッドフォン)
  • Lightning
    • iPhone XS Max
  • micro USB
    • DSC-RX100M6(デジカメ)

という感じでUSB-Cに集約してきました。iPhone XS Maxも純正USB-C – LightningならUSB-PDによる急速充電ができるので、充電器、バッテリー側はやはりUSB-C(PD対応)のものでOKということになります。

ここまでくると、USB-C(PD)ポートが複数ある充電器、バッテリーが欲しくなります。特にAnkerさん辺りにUSB-C x 5ポートな感じの充電器を早急に出してほしいものですが、いまのところ5つどころか2つの製品も見当たりません。やはりPDは電力消費が大きいので今までのサイズで口だけ替える、という訳にもいかないのでしょう。寝てる間にすべて充電できてればいいという意味では逐次充電みたいな仕組みでもいいと思うんですけどね。というかPD対応ハブをはさんだらろうなるんだろう?とかUSB-C環境整備はまだこれからというところです。

OSMO Oocket作例

OSMO Pocket到着翌日に新幹線出張があったので少し撮ってみました。
まずは東京駅構内で待ち時間にモーションタイムラプス撮影。通常のタイムラプス(コマ撮り)に加えてスタートからストップまでのカメラ向きをあらかじめ指定しておくと指定時間のあいだにゆっくり滑らかにパン・チルトしてくれます。この例では単純に左から右へと動かしていますが、もっと複雑なパターンも指定可能です。勘違いでした。上位機と違ってスタートからエンドまで一直線しか指定できないようです。

本機は最低感覚が3秒なのでこれだけの長さを撮るのに5分必要になります。さすがに手持ちでは辛いので、適当な手すりの上に置きました。完全に水平でフラットな面があればそれほど不安なく置いて撮影できます。OSMO Mobile/2だとどうしても上部に重たいスマホがついて重心が高いので、そのまま手放しで立てて置くのは不安があります。逆にあっちは三脚穴がついているのでちゃんとした三脚を用意するなら安心なんですが。逆にPocketは底面にはUSB-Cポートしかないので、例えば風の強い屋外とかでさらなる安定性を求めるのにはハードルが高いことになります。でもまぁこのコンパクトさなら目立たないので、さっと取り出して気軽に撮れるのはプライスレスなアドバンテージだと思います。

お次は新幹線車内から雪景色。スローモーションで撮っています。

上越新幹線の2F建て(Maxとき)ではない普通の”とき”なので、線路脇のガードが映り込んでしまっています。それでもかなり綺麗にとれていて動きもヌルヌルですね。スタビライザーを知らない人に見せても効果の程を理解してもらえます。

センサーが小さいのでボケなどの演出効果はあまり望めませんが、この小ささでこれだけ撮れるならホビー用としては申し分ないと思います。言ったら最近のスマホでだってスローモーションも録れるわけですがどうしても持ち方に不安があったり、録ってる感丸出しだったりで、静止画パシャリではなく長時間動画で撮り続けるのは抵抗があります。その点、本機はグリップ一体型なので不安なく歩き撮りもできて使いやすいです。どうしても大きなモニタで確認しながら撮りたければスマホをファインダーにして往年の液晶ビューカムみたいな持ち方で撮れますし、撮った映像ファイルもすぐに取り出せます。Androidだとデバイス接続でアプリを自動起動することもできるのでさせばすぐにアプリが起動し、ファイルコピーなどもスムーズです。

せっかくなので色々撮影に出かけてみたいと思います。またいいのが撮れたらアップしていきます。

手のひらジンバル DJI Osmo Pocket ファーストインプレ

DJI Osmo Pocket買いました。結構悩んでたけどPayPayで20%還元あるならいいやってことでBICCAMERAで店頭予約。「発売日以降お渡し」だったけど前日に電話してみたら入荷済みということだったので早速引き取ってきました。

少し前に同社のDJI Osmo Mobike 2は買ってましたが、結局毎回スマホを取り付けてバランス調整して、という手間が億劫であまり活用できていませんでした。特に複数のスマホを使い分けるには面倒です。またホルダーや駆動力がPlus/Max系のスマホだとギリギリでケースを外さないと取り付けできなかったりするのもさらに面倒(購入当時はiPhoneXだったのが、割と直後にXS Maxが出て買い換えてしまったので)。あとiPhoneだと光学手ぶれ補正をOFFにできないのでジンバル補正とコンフリクトしてしまって真にヌルヌルに撮れないとか言われたり、静止画はRX100M6で撮ろうと思って2台持ちなんてことになると更にカオス。

そんな中で発表されたこのOsmo Pocket。

  • カメラ一体型でさっと撮れる
  • 4K/60P
  • 別売りアダプタでWi-Fi経由の操作/モニタができる(ちょっと仕事で使えるかもと期待)
  • 3.5mmオーディオジャックも発売予定

といった感じ。光学ズームがないしセンサーも小さいですが、このサイズ、形状は魅力でした。スマホよりも「撮ってます」感がしないのも良い。よくGoPro Hero7などと比較されますが、個人的には歪みのある広角は好きではなく、アクションカムとはちょっとカテゴリが違うんじゃないかなと端から比較対象にはなりませんでした。

■ハード周り

サイズ、重さ、手に持った感じは上々。ボディ部はほぼ手のひらで隠れ、ジンバルから上のレンズ部分がぴょこっと飛び出す感じ。歩き撮りなんかはいい感じ。液晶はさすがに小さいですがタッチ操作で一通りのことはできます。起動も含めレスポンスは良いのでサッと出して設定切り替えて録画スタートできます。

惜しい点はタイムラプスなどを固定で撮る時の使い勝手。底面が一応フラットで自立はするものの風が吹いたら倒れそうなレベル。底にはUSB-Cポートがついており三脚穴もありません。せっかくのフットワークの軽さが、置いて撮ろうと思った時に弱点になってしまいます。せめて三脚穴->USB-Cプラグの変換コネクタみたいなものを添付してほしかった。別に充電できなくていいので。充電もできるようなサードパーティでも出たら即買いですね。

スマホアダプタつけたまま使えなくはない…

同様にスマホコネクタもちょっと残念。USB-CとLightningそれぞれアダプタが付属しており、左に飛び出す形でとりつけます。そこにスマホを横向きにドッキングさせてモニタにするという発想自体はナイス。ただ使ってない時には邪魔だし、かといって外して持ち歩くのもなくしそうで不安。しかもσ(^^)のようにiPhoneとAndroidを併用する場合にはアダプタもふたつ持ち歩かなければなりません。付け外しなのは致し方ないにしろ、せめて本体や付属ケースのどこかには一緒に持ち歩ける仕掛けが欲しかった。一応付属のキャリングケースにはアダプタつけたままでもストラップが閉じられるよう穴が空いてるのは救いです。飛び出てるのさえ気にしなければ、一応どちらかのアダプタをつけたままの運用可能です。

2018.12.20追記:海外の動画で見たんですが、なんとこのアダプタ、反対向きにしてもつくようです。なので端子を右向きにしてつけておけば、フタに比べて多少膨らみはしますが左側は出っ張らせないで運用できるぽいです。ケースの留め具に穴まで空いてるのでてっきりこの向きでしか使えないものと思ってました。また、下部の充電などに使うUSB-CジャックにLightningケーブルやUSB-C – USB-Cケーブル(OTGでないとダメ?)を使ってスマホと接続することができるぽいです。なので、ファインダーとして操作に使うのではなく単に撮影データをスマホにコピーしたいだけなら充電用に持ち歩くケーブルで吸い出すことも可能ぽいです。

ケースにもコネクタを飛び出させる穴が

それでもやっぱり出し入れが面倒くさそうなのでこのジンバル部分のみのカバーを取り付け、液晶に保護フィルムを貼って運用しようかと考えています。


■ソフト周り

DJI伝統の電源ON/OFFルール(短押し+長押し)ではなく単純な長押しなのはコンシューマー機であることの現れなんでしょう。DJI製品に慣れてるとちょっと違和感。長押しにもっとなにかショートカットをアサインできたんじゃないかという気もしますが致し方ないところでしょう。

小さいタッチパネルUIで、色々詰め込んだため、iOSやAndroidの通知/コントロールパネルみたいな画面端からのスワイプがなんと4方向から引き出す設計になっています。

  • 上から基本設定
  • 左からカメラロール
  • 右から撮影モード設定
  • 下からジンバルモード設定

という感じ。その上画面の右端を縦スクロールすると仰角操作とか、色々無理に詰め込んでる感ありますが、まぁコンパクトとの妥協点としてはそこそこかなと。レスポンスも悪くないです。

残念なのはドローン(Mavic Air)とmicroSDを共用してたんですが、ドローンで撮ったファイルが再生できず、破損ファイル的なアイコンで表示されたので、うっかり削除してしまいました。

タイムラプスは間隔が最低3秒からなのがちょっと長いなと。30秒のショットを撮ろうと思ったら結構長いこと回さなければなりません。この辺りは処理パワーとの兼ね合いなんでしょうか。スマホ側での後処理前提でもいいので1秒とか0.5秒とか選びたかった。

DELL XPS15 2-in-1 9575の修理メモ

夏に買ったDELL XPS15 2-in-1 (9575)が不調(Radeonを認識しない、トラックパッドがたびたび無反応になるなど)で修理にだしマザーボード、トラックパッドの交換になりました。返ってきたら指紋センサーが使えなくなってたりして、その顛末のメモ。

トラックパッドフリーズについてはDELLの掲示板でも長々と議論されており、Radeonを無効化したら収まっただの、ファームウェアをダウングレードしたら治っただの情報交換されてましたが、結果としてはDELLに不具合認定されて交換になった形です。再現性のあるソフト/ファーム側の問題ならハード交換しても駄目なんじゃないかと思ったんですが一応戻って来てからは再現してない気がします。システム全体のフリーズ自体は2、3度あってスリープ->復帰で治ったりしてますがこれは別問題な印象。

Radeonに関してはなんかドライバー更新だったかのタイミングで「ハードウェアが存在しない」云々のエラーが出てそのまま、グラフィックドライバ(Intel/AMD)やチップセットドライバーを再インストールなどしても「AMDのGPUが接続されてません」的なエラーで復活せず。データを保持してシステムリカバリーまでしたんですが治らず、そのまままとめて修理チケットを作成。

  • Radeonがないと言われる
  • トラックパッドがプチフリする
  • ファンがやたらうるさい

とまとめて相談。診断ツールを実行させられるなどした後ハードウェア不良と認定されメーカー送りに。修理ステータスをみていた限り、到着後にパーツ発注となりその後が長かった気がします。海外からパーツ取り寄せてたのかってくらい、丸一週間以上そのステータスでした。

でようやく戻って来たんですが、

  • Radeon復活
  • トラックパッドもまぁいい感じ?
  • ファンは相変わらずうなる時はうなる
  • 指紋センサーが聞かなくなった[NEW!!]

という感じ。普段は顔認証でログインするので数日気付かなかったんですが、既存ユーザへの指紋追加も新規ユーザでの登録も駄目。エラーも出ずにサイレントに指紋登録ダイアログが閉じる感じ。同じサポートスレッドで報告したものの、

  • 富士通のサイトwで指紋登録手順(使い方がわからないわけちゃうわ!)
  • ダメならリカバリーしてみて

という返事。リカバリーは時間がないと試せないので、なんか関連ドライバーがこれとこれです、みたいな情報はないか?と聞いたものの、全ドライバー一覧みたいなURLが返ってきたのみ。

顔認証があればさほど不便はないのでそのまま使おうかとも思ったもの、やはり一度半端にリカバリーしていて気持ち悪いし、またいつかリカバリーすることになるくらいなら今やっちゃおうと決意。購入時に作っておいたUSBメモリーのUSBイメージから工場出荷状態にリカバリーしました。結果からいうと指紋はセンサーは復活しました。その過程でUEFI/BIOS画面でTPMのエラーとリセットを促す画面が出ました。そこでピンと来たんですが、マザーボードが交換されたことで暗号化の鍵にも使われているであろうハードウェアIDも変わり、TPM(セキュリティ情報を保存するチップ)内の情報とマッチしなくなったんじゃないかと。これはドライバーやOSもあまり想定してない可能性があってまともにエラー対応されなかったのかなと。もしこの仮説が正しければ、なにかしらの操作でTPMのリセットだけ実行できればリカバリーしないで済んだかも知れません。もはや確かめる術はないですが、同じ様な症状が出た人の参考になればと覚え書き(リカバリー時以外に手動でTPMリセットを実行する方法があるかは不明です)。

またマザーボード交換前にとった回復イメージでリカバリーしたせいか、リカバリー後にWindowsのライセンス認証が無効化されてしまいハマりかけました。が、返却時の添付書類に新しいライセンスキーが記載されておりそれを入力することで再認証もできました。もういちどこの状態で回復ドライブを作っておいた方がいい気もしますが面倒くさいので未実行w。
そんなこんなで環境が真っ新になってイチから設定しなおしですが、気分一新でちまちまと再設定中。そういえばキーボードも交換されたらしく、スペースキーの違和感が若干軽減したような気もしてます。
あ、あともう一点だけ、修理後から付属ACアダプタ接続時にUEFI/BIOS画面で「電源のワット数が規定の130Wに満たないぞ」的なエラーが出るようになりました。ACアダプタ自体は修理に出してないのでもとのままの個体です。毎回必ずではないので様子見中。
ともあれプレミアムサポートつけてないと中国人対応でロクに会話も通じないと聞いていたDELLのサポートを初体験。中国人ぽい名前ではありましたがメールの文面はしっかりした日本語でそこに由来する問題は感じませんでした。むしろLgic○lなんて日本人でも全然話が通じなかったことを思えば全然マシです。ちょうど同時期にバッテリー交換修理に出したMacBookとMacBookProに比べると日数が3倍くらいかかったのは残念ですが、これもDELLでは即時訪問サポートは別料金プランというシステムなので致し方ないでしょう。もう少し部品を国内ストックしておいてくれよとは思いますが、、

Pixel3XL、半月使ってのセカンドレビュー

Pixel3XLを購入して半月ほど経ちました。Felica不良も交換で解決し、夜景モード(Night Sight)もリリースされ大変満足度が高い状態なので改めてレビュー。

■ハード周り

クラスの割には薄いしディスプレイの解像度523ppiとiPhone XS Max(458ppi)より高くて読書端末として非常に重宝しています。小説のフォントは大変美しい。コミックも見開きを諦めればイケる。壁紙に設定した猫の写真のモフモフ感もリアル。唯一惜しいのはページめくりに使う音量ボタンがカチカチうるさい点。

バッテリーの保ちも充分。iPhone併用ですが一日の途中で切れたことはほぼなく、寝る時にスタンドに置くだけで不安なく使えます。一応性格的に付属充電器と同じ18Wが出せるUSB Power-Deliverly対応のモバイルバッテリーとしてこちらを購入したものの出番はあまりなさそう。

■Android Pie

ソフト的にもPieはとてもよくできてます。仮想ホームボタンを左スワイプしてアプリ切り替えやタスクキルができるのは超絶便利。スクショなどもハードボタン2つ押しなどの無理なく電源ボタン長押しからのGUIボタンでできるのもいい。ASUSだかGalaxyだかの通知領域のボタンよりも楽。ランチャーも今までの機種ではことごとくNovaに切り替えてたんですが今のところPixel標準のもので満足。画面サイドからスワイプして出すミニランチャー(アプリ名失念)とかも入れてない。完成度、安定感が高いのでことさらカスタマイズの必要性がないという感じ。互換性的にはFeedlyがノッチ付き表示に対応してなくてレイアウトが崩れてるくらいで、それ以外は問題なし。

■カメラ周り

・ポートレートモード

2眼系iPhoneの同モードよりも寄れるしボカし境界の精度も高く実用性は上です。iPhoneのはもともと人物用なのでテーブルフォトに無理に使おうとすると距離を取るためにのけぞるような姿勢になる必要があるんですが、本機種ならそういうこともなくスマートに撮れます。またシャッター音もシャッター音然としてなくて耳目を集めにくいのも店内使用にはいいです。Googleフォトアプリで後からボケ量やピント箇所を変更可能。標準カメラでもRAW保存できる点もアドバンテージ。やっぱ128GBにしといて良かった。

Googleフォトのカラー補正は「自動」がいい感じ。やや派手過ぎる気もしますがSNS映えは良い。見慣れてしまうとiPhoneの写真がやや暗くどんよりして見えてきます。

Pixel3XLiPhone XS Max

とにかく寄れる(かつボケる)のが強いです。準マクロ的に使えるのでテーブルフォトが捗ります。ボケ境界も変えられるので、例えばiPhoneだと丼の「天下一品」ロゴはボケてしまっていますが、Pixel3はそこをタッチすることでボカさない範囲に属させることができます(撮影時のピント位置固定とは別)。解像度感もPixel3XLの方が上ですね。チャーハンのご飯粒やスポンジケーキの質感がよく出ています。色味はまぁ調整でどうにでもなるんですが、Pixel3というかGoogleフォトアプリは色温度が変えられないのが惜しい。撮影時にホワイトバランスを調整し忘れると撮り直しかLightroomなどで直すしかなくなります。逆にiPhoneは撮影時にはマニュアルWBがないので一長一短ですが。

・夜景モード

ざっくり言うと「HDR合成を数秒でしてくれる」とう感じです。昨今のディスプレイ規格の方のHDRではなく、以前からある露出の異なる写真をいいとこどりしてダイナミックレンジを広げる方のHDRです。昔なら三脚固定で露出ブラケット撮影してPCでPhotomatixとかPhotoshopを使って合成して、とやっていたことが、手持ちでスマホ単体でわずか数秒で撮れるという感じ。暗さに応じて数枚撮影するのでシャッタースピードが遅い写真を撮る時のように手ぶれに気をつけて保持している必要はありますが効果は絶大です。ただその効果ぷりは調整できないので、3枚目のようにHDR感アリアリ、色濃すぎになることもしばしば。これ目視では普通に「夜っ」って暗さなのに街灯の明るさをこれだけ増幅して色も再現してるわけです。夜景モードというより暗視モードという方が近いかも。

 

いずれのモードにしても不可解なのは、Facebookにアップした時にiPhoneの方が画像劣化がヒドいという点。実際iPhoneの方が拡大表示した時の絵の具感はヒドいとは言え、Facebook上では露骨にその差が開きます。元々Facebookは強制的に画質を落とすんですがiPhoneにだけそれが強くかかる感じ。たまたまiPhoneの方が劣化を発動させる閾値を超えるサイズでアップしようとするせいなのか、内部的にHEIFで保存すているのをJPEGに再変換する(iOSがやってるのかFacebookがやっているのか不明)時のアルゴリズムがイケてないのかわかりませんが、結果的にFacebook映えという意味でもPixel3圧勝、ということに。ちょっとフェアじゃないんですが。Facebookはタイムラインはまだしも拡大表示した時の画質はもう少しなんとかしてほしいものです。せめて直リンが欲しい。

Pixel3の不満は強いて言えばこれらのモードはアプリを抜けるとすぐOFFになってしまうので、気付かず標準モードで撮ってしまうことがしばしば。逆にずっとモード固定でも同様にモードエラーを起こすかも知れないですが、頻度でいえば圧倒的にポートレートモードなのでラストワン保持でもいい気がします。あとはGoogleフォトアプリで編集した写真の保存は別書き出し扱いになるので、一覧画面で無駄に写真数が増えて検索性が落ちるのも不満。iOSの方は「上書きしてる風かつ内部的には元写真を保持していて戻れる」という作りなので同じ様な写真が並ぶということを避けられます。

 

そんなこんなでスマフォとしてもカメラとしても非常に満足度が高い機種です。正直iPhone3Gから毎年最新iPhoneを買ってメイン機にしてきたσ(^^)でも乗り換えてもいいかなと思える完成度。少なくとも「乗り換えても困らないだろうな」という気がします。今は手間を考えると積極的に乗り換える必要性までは感じないですが、今後日本でも通話代行系(電話とって用件聞いてテキスト化、レストラン予約など)が利用可能になったらメイン電話番号はPixel3に移行してもいいかなと。

今の悩みは両方Max系で二台持ちになってしまったので、胸ポケットで持ち歩いているPixel3XLをいつかな落としそうな点。当初Zenfone AR後継として寝室電子書籍用端末にと思ってましたが、これだけカメラが「使える」と常時携帯せざるを得ない。XSより先に出てたらこっちをXLにしてiPhoneは無印XS(あるいはXのまま)でも良かったなと思います。なんか二台持ち(もはや二”枚”持ち)のいい方法を考えないと。