謎の再起動/フリーズ病を患うWindows10を治すまでの覚え書き

1秒サマリー:DiXiMのアンインストール

少し前からエンコ用のWindows10機が謎の再起動を起こすようになりました。ブルースクリーン(以下BSOD)になるわけでもなくいきなりリブートされる感じ。タイミングとしては全く不定期で、エンコード中に2,30分程度放置した時が現象としては多いですが、普通にブラウザでネットしててもなるし、完全放置しててもなる感じ。結果はどうも1秒サマリーに書いた通りDiXiMのソフトがWindows10非対応だったためぽいのですが、交換パーツのメモも兼ねて覚え書き。

まず前提としてベースとなるマシンはこちらの記事にあるiiyamaのBTOマシン。これの標準HDDとDVDドライブを外し、前マシンからSSD、HDD、BD-ROM、BD-Rドライブをつけてます。ただ光学ドライブは絶不調で、認識しなかったりアクセスするとExplorerが返ってこなくなったりと当初からあやしさはありました。Windows10にしてもそこは同様で、光学ドライブはBD-ROMドライブのみにして、BD-Rドライブはケーブル外したままにして使っていました。これがある時期から謎の再起動現象にみまわれたのです。また先月のある時ネットにまったくつながらなくなり、Intel NICをPCIEスロットにさして使っています。

■ソフト対応

どうもエンコ含めしばらく放置した後になるっぽいので省電力系のトラブルを疑い、省電力設定で色々無効化してみましたが効果無し。またBIOSを初期設定にしてみたり、常駐ソフトを終了しておいてみたりもしましたがダメ。

■メモリ交換

謎のハード不調によるリブートといったらメモリだよね!ってことで、どのみち8GBシングルチャンネルじゃなぁと思っていたのもあって、さくっと8GBx2を購入。店員さんに「OCとかしないんでド安定なヤツください」といったところ、Blur-Busというメーカーを奨められました。正直聞いたことなかったですが、チップはMicronで全数国内検査済みということなのでそれに決定。BBU8GX2D3161L-482R/RMという型番のDDR3-1600メモリで、1.5Vに加え1.35Vにも対応してるぽいです。5年保証。

しかしこれでは改善せず…むしろフリーズまでの時間が短くなった気すらして、1枚ずつにしたり、スロット変えたり元の8GBに戻したりしてみましたが、効果無し。

■電源交換

謎のハード不調によるリブートといったら不安定な電源だよね!ってことで、サーバーやNASやらモニターやらタコ足なタップを疑い、廊下のコンセントから延長ケーブルひきまわしてテストしても変わらず。光学ドライブ不調もあってBTOなんて標準装備ギリギリの電源容量しか確保してないのかも、と思い電源を交換。どのみちOculus Riftが届いたらグラボも電源不要のGTX750からGTX970/980級にしないとだし無駄にはなるまい、と。タコ足の中で少しでも高効率に電力が使えるようにと80PLUSのTITANIUMにしてみようと考え、また105℃対応国産コンデンサということで、玄人志向のKRPW-TI700W/94+をチョイス。ケーブルもプラグイン式で、他社の同グレード品より数千円安かったので。あとHaswell世代の高速起動に対応するC6/C7ステートに対応してることも重視しました。ケーブルもメッシュでくるんであって作りはしっかりしてる印象。ちなみに初期搭載電源はFPS製の80PLUS SILVER品でした。

しかしこれでも改善せず…。

■グラフィックドライバーのダウングレード

謎のハード不調によるリブートといったらグラボのドライバーだよね!ってことでダウングレード。今まで割となにも考えずに最新版を入れてました。GeForceスレなんかみてるとBSODが出ることもあるとのこと。今のシステムはXPかVistaくらいから秘伝のタレてきに引き継いできてるものなので、Radeon使ってた頃のドライバが入ってるかもしれず、セーフモード+DDUで両方綺麗に消し、最新版や少し前のものを何パターンか検証。

しかしこれでも改善せず。

またそもそも自動再起動をOFFにしてもBSODが見られないことが再起動要因を把握しづらくしているので、内蔵グラフィックを使って小型のアナログRGB接続モニタを使ってテストしたところ、再起動/フリーズするまでの時間が伸びた。動画本数でいうと1,2本だったのが7本くらいまでいけたり。ただそれでもフリーズ時はその時の画面が文字通り固まるのみで、BSODは見られず。内蔵GPUにすると延命できるというのはやはりグラボなのか?はたまた電源的なことに起因しつつ、グラボの消費電力が減った副作用か?など結局あまりヒントにならず終い。

■DPC_WATCHDOG_VIOLATION(0x133)?

Windows10のBSODでググっていて、DPC_WATCHDOG_VIOLATIONというエラーに行き当たりました。8.1以降ではドライバーの応答時間が10秒以内と定められており、それ以内に応答がないドライバーがあるとBSODになって落ちる、というものです(Windows8までは30秒)。電机本舗ではこれを以前の30秒に戻すツールを販売しています。なんかレジストリーを自分でいじれば簡単に切換できるんじゃねーの?と思いつつも、もう色々疲れてたので買って見ました。

しかしこれでも改善せず。そもそもBSODが表示されないので、本当にDPC_WATCHDOG_VIOLATIONなのかもわからないんですよね。事前にこのツールのフリー版やWindows10の設定で自動再起動をOFFにしても、フリーズした瞬間の画面で固まるばかりで。

 

さて、ここまで来ると、聖域(?)であるOS再インストールが頭をよぎります。最近はエンコにしか使ってないのでTMPGEnc系とaviutl関係さえ入ればあんま困らないかもなんですが、そこらのプラグインだったりコーデックだったりを完全移行できるか不安もありずっと避けてました。万一の時に旧システムに切り替えて比較したり作業できるよう、今のCドライブはホットスタンバイ状態で作業をしたい。そうなると少し前に買い換えたばかりの256GBのSAMSUNG 850EVOとは別にSSDを買う必要が…しかしSATAとして850EVOは500MB/s以上のほぼ理論値が出ており、買い換えても体感速度向上は見込めません。単に不具合解消のためだけにこれ以上投資するのはなぁ、、、と思ってました。しかしふとマザーについてググってるとM.2コネクタがついてることを発見。アレ?公式スペックには一言も書いてなかったような?しかし実際にマザーをよく見ると本当についてます。なんと。16xのPCIE以外は1xばかりでIntel 750のようなNVMe SSDボードは諦めていたんですが、M.2タイプならいける!?H97なのでx2で10Gbpsが上限で、せいぜい700MB/sくらいしか期待できないものの、それでも今のより速くなるならモチベーションにできるかも、ってことでその方向で品定めをしてBUY MOREへ。しかしいまいちこのBTO仕様のH97M-S01という発売から一度もBIOS更新すらリリースされていないようなマザーがSATA/PCIEとかAHCI/NVMeとかどこまで対応してるかわからず一応店員さん相談してみたところ、BIOSのリリース時期的にみてAHCIですらブートにできるかあやしい。自分ならやめとく、などと言われるorz。もともとこのBTOはUNITCOM製なのでBUY MOREといえば系列店です(買ったのはGOOD WILLでこちらもいやまUNITCOM傘下)。そこの店員にそう言われちゃうとなぁ。彼曰くBTOのカスタムマザーはやはり自作PCとは別モノと考えるべきで、拡張のことは考えない方がいいとまで。そして、経緯を説明したところ、彼ならマザーを疑うのと、サポートに送って検証してみてもらうべし、とアドバイスをもらう。ただ既にハードを色々つけかえててサポート対象外と言われそうだし、データがはいったシステムを他人に晒すのは抵抗があるので、サポートに頼る線はハナから除外。

■マザーボード交換

ということで、M.2 SSDを諦めてマザーを交換してみることに。ところがもはやH97のMicroATXはBUY MOREには在庫がないとのこと。「たぶんドスパラさんならあった気がする」というので行ってみたら本当にあった。BUY MOREさん、他店の在庫まで把握してるとかスゲーなw。結果としてBUY MOREで買い物できずに申し訳なかったですが、まぁ最近はなんだかんだで一番使ってるので、今後も贔屓にしようと心に誓っておく。

マザー交換するとOSが再認証になるかもだけど、もともとBTOについてたライセンスはHADごとはずしてあって、DSP版の入ったSSDを移植して使ってるので、最悪電話認証でどうにかなるだろう、と。

で、ドスパラパーツ館で発見したH97でMicroATXなマザーはASUSのH97M-EとASRockの2つのみ。MSIのH97M-G54だかいうのがいまの同S01のOEM元バージョンぽいので、そいつがあれば一番OSに影響が少ないかなと思ったんですが見付からず。ASRockはNICがIntelなのに惹かれたものの、こないだPCIEのCT買ったばかりだし、今後またM.2熱が再燃した時のためにスロットのあるASUSをチョイス。まる一時間かかって交換したのちOS起動。BTOなせいかMSI製のツール群がなにも入っておらず、特にWindows上での以降操作は必要なく、初回起動時に勝手に入ったドライバーと、付属DVDからのインストールで普通に移行できました。ライセンス認証も発生しなかったです。

しかしこれでも改善せず(この文、コピペです)。ここまでやってなおフリーズしました。しかし!なんということでしょう。今回はBSODが見える、見えるよママン!(マザー交換後だけに)。CRITICAL_STRUCTURE_CORRUPTIONでした。WATCHDOG_VIOLATIONじゃなかった!

てことで早速ググってみると、やはりWindows10非対応ドライバのせいのようですが、その中にDiXiMの製品が悪さをしているという記述が目に入る。ん?そういやウチもDiXiM BD Burner 2013が入ってるぞ。nasneやREGZAなどBDドライブがないレコーダーの録画ファイルをBD-Rに焼くためのツール。販売終了というので慌てて買って見たものの実は一度も使ってみたことがなかったので、躊躇わず削除。あらなんと、フリーズしなくなったよ!

そして公式にもアナウンスされてたよ!11月のWindows10 TH2(ToHeart2Threshold2)適用後から発生している問題らしい。パッチが提供される気配もなくアンインストールあるのみ。

なんとまぁ、膨大な手間をかけてメモリ、電源、マザーと買い換えた後にようやく辿り着いた答えがソフト1本だったとは…

ともあれこのブログ記事を1時間かけて書いてても落ちる気配はなし。エンコも20本ほど達成。完全に脅威は去った模様。まぁ、メモリが16GBになるのは吝かでもないし、GTX970/980に備えて電源に余裕ができたのは安心だし、なによりいじりがいのないBTOマザーから脱却でき、もともとケースデザインに惚れて買ったPCが完全に自作PCに生まれ変わったのが気分が良いです。もうケースとCPUしか元のパーツないなw。ケースについてるカードリーダーはあるけど。その上、使おうと思えばちゃんと使えるはずのM.2スロットも増えたぞと。最近は本当にエンコくらいにしか使わないWindows機ですがグッと愛着が増したので、なんかもう少しカスタムしてやりたいところです。

4Kがやってきた! KJ-55X9300c

三ヶ月前くらいから4K導入についてそわそわしてて、来月辺りに還付金や年度末のかけこみ仕事ラッシュの報酬が振り込まれたら特攻しようかな、、と思ってたんですが、第一候補のSONY機が決算期で割と安かったり、生産完了で6月頃まで同クラスの新製品がなくなるし出たら出たで高くなるという噂も聞くなど(実際、ヨドバシ、ビックとも全店舗在庫無し)もあって、自分に前借りしてキヨミズりました。

選んだのはBRAVIAのX9300cの55インチ。最近はシアターセットを稼働させることがあまりなく、音質にもう少しこだわりたいなと思いつつ、後付けスピーカーなど外付けパーツはホコリアレルギーの同居人の許可が出ないので、一体型がいいなと。

ただ画質面では今と同じREGZAで、最上位のZ20Xもかなり悩みました。地上波のアプコンが綺麗だというフレコミなので。なんだかんだで地デジみる機会が一番多いですし。ただZ7で映り込みがヒドいのが気になっていたのと、クラウド周りのホーム画面が激もっさりで使い物にならない上、途中からTポイント連携バナー強制表示とかで悪目立ちしてたのが心理的障壁。あとまぁ、評判の割に店頭視聴でそれらを凌駕するほどの圧倒的なアプコン性能を実感できなかったというのが大きい。

また音質面では同様にサイドスピーカー搭載のREALも気になったんですが、58インチ以上しかなかったり。ボトムスピーカーはテレビが今以上に高くなってしまうので除外。

あとまぁ次はAndroidTVかFireFoxOS搭載機が楽しそうだなぁと漠然とは思っていたところもあります。FireFox OSの方がHTMLベースでアプリは簡単に作れそうだったけど、やはり既存アプリとしてはAndroidだろう、とか。

で、まぁそもそもサイドスピーカーとサイズで55x9300cしか実質的に選択肢がなかったのもありますが、まぁ一応触れておくと、画質処理的にも9000や8000系に比べて部分駆動LED(エッジ型)だったり、(前に痛い目見た)パネルの反射低減処理が違ったりしたのも決め手ではありました。

で、ヨドバシやビックのオンラインにはまだ在庫があったものの、価格.com底値よりはちょい高い上、価格交渉も難しいだろうということで、近所のアウトレットプラザでお持ち帰り。23万円台後半くらい。価格.comの書き込みでケーズで22万が出たってのがあったけど、そもそも店頭在庫がない上、あまりあちこちまわってる時間もなく妥協。LEVORGのリアシート倒してもギリギリだったり、エレベーターも横のままであと2,3cm大きかったらアウトだったり、ヒヤヒヤしました。やっぱこのクラスは配送頼んだ方が無難かも。

X9300cは両サイドのスピーカーの下に脚がついてるデザインですが、これが今のテレビ台に収まらない可能性もあったんですが、なんどこの脚は内側につけかえることも可能。これが実質的にトドメになりました。ただこのことに浮かれて全幅をあまり気にせず買ってしまい、いざ設置してみたら他の家具に干渉することが発覚。いろいろ同居人の許可を得つつ配置換えなどをし、最終的によりおさまりのよい棚をσ(^^)負担で買うことでどうにか収まりました。それでもまだ左スピーカーの手前に他の棚が微妙にかぶってたり。

あとスイベル(首振り)がないのは微妙に不便かな。ド真ん前で気合い入れて視聴する時と、食卓ポジションが微妙に違うので。

■画質周り

店頭映えを狙ったようなダイナミックは論外として、スタンダードも微妙。普段も色温度低い目の映画的色味でみていたので、ベースはシネマホームに変更(シネマプロというのもある)。そこから緑っぽさが若干気になったのでやや赤み方向にふった感じで。また超解像系は若干弱めないと地デジのモスキートノイズが気になる。特にテロップ周り。ここら辺、外付けBDレコーダーで録画みるのとBDソフトを再生するので最適値はかわるんでしょうが入力としては同じなので悩ましい。さらに言えばアニメはまた別、とか。後述しますがOSDが若干トロいのであんまりまめにいじりたくないんですよね。もっと簡単にプロファイルを切り替える仕組みがあると良いのにと思います。

地デジはそんな感じでまぁ満足。画面サイズが大きくなった分粗も目立つので、REGZA 47Z7と比べて失禁するほど綺麗ということもないけどまぁいっかと。ただアニメも含めDRと3倍録画の差がハッキリわかるようになってしまうのが嬉しいような辛いような。特にアニメはDRでないとなー、できればBSでー、とかレコーダーの運用方法を再考することに。うーん、もったいないけどUSB-HDDつけてアニメのDR録画だけでもしようかな。

大きな期待としてMotionFlow時の誤爆が減った、という進化があったんですが、まぁさすがに強だと皆無ってことはない感じ。でもプロジェクターと液晶TVの違いか絶対輝度の差か、よりはっきり効果を感じます。その昔初めて倍速液晶のBRAVIA 32J5000を見た時の感動が蘇るようです。思えばREGZAはあまりここらで感動することがなかった。パンするような時のスクロールの滑らかさだけでなく、口パクや腕をあげるような部分の滑らかさも感じます。これはアニメを見るのが楽しみになるなぁ。最近は車やお風呂で観ることが多いんだけど、リビング回帰したい。とはいえ、最近はヒマさえあれば同居人がSplatoonやってるからな…

また同居人と見返してるスタートレックのDVD。さすがにSD->4Kのアプコンは厳しかろうと思ってました。実際、全録レコーダーのBXT970で再生した時はザラザラになってしまい辛かったですが、PS4つ使ってみたらあら素敵。BXT970自体も4K出力対応なので、あれこれ補正を切ってみようともしたんですが芳しくなく。REGZA Z7の時はむしろPS4のDVDアプコンはPS3にも劣る気がして早々に使用を断念。BXT970を使っていたのですが、なぜか評価が逆転。SONY同士うまく高画質化処理を委譲してるんでしょうかね。艦隊の制服の赤や黄色に色分けされた部分の生地がフェルトっぽい質感であることを、シリーズ見始めて20年ほどになりますが初めて実感しました(笑)。

■音質周り

まだハイレゾ音楽は試してないですが、テレビはいい感じ。同居人もSplatoonで聞こえてなかった効果音が聞こえるようになったと。σ(^^)もタイトル画面の電車の音の定位感(左から右へ流れる)が増したように感じました。

コーンが剥き出しなのは若干不安なのでかっちょいいサランネットがあれば良かったなとは思います。まぁ、でも見た目だけでいえば素の方がカッコいいんでしょうけど。

■AndroidTV周り

確かに事前に目にした評判どおり、かなりモッサリしています。なにをするにも一呼吸ある感じ。iPad2でiOS9動かしてますみたいな。いや、もっとヒドいかも(Androidで例えたいところですが、そこまで世代をまたぐ機会がないのがAndroid…)。なので上述の画質設定の追い込みとかも辛いです(Android関係ないけど、調整OSDの画面専有率が高いのも×。肝心の映像にかぶってたらチェックできないだろ、と)。

ホーム画面も余計な宣伝が多くて、入力切替とかアプリランチャーが下の方に追いやられてて使いづらい。最初はYouTubeのオススメコンテンツで有力YouTuberのバナーとか出ててほんとイラっとしましたが、これは設定で消せました。ただあくまで一番上がオススメコンテンツ、次がオススメアプリ、そしてようやくソース一覧、アプリ一覧となります。オススメコンテンツを全部オフにすれば一段上に詰まるかもですが、それでもオススメアプリ一覧は消せないらしく。大人の事情のゴリ押しなんですかね。普通にソース一覧やアプリ一覧を一番使いやすいところにもってきたいです。

タッチパッドリモコン側にマイクがあって、音声で色々検索できるのは便利。ただ録画は別のPana全録機なので、録った番組を探す役には立たなそう。ただ乗り換えや天気といった一般情報は出てくるし、YouTubeアプリやCookpadアプリいれとくとディープリンクでレシピも探せたりするのは面白い。その他のビデオ配信プラットフォームのもヒットすれば出るのかな?

同じAndroidでもスマフォやタブレット用にリリースされてるアプリをそのままインストールできるわけではありません。AndroidTV対応と明示されてないと、BRAVIA上のGooglePlayに出てこないのです。ただ.apkでぶっこむことはできる模様。こんな御方も。まだ正式には出ていないAmazonビデオを見る方法もあるみたいです。個人的にはスマホ/タブレットでしか見られないし外部モニタに映すことすら禁止の暦物語のアプリを入れたら普通にテレビで見られるんでは?と期待したんですが、なぜか起動すらしませんでした。あとdアニメストアもいざ再生すると通信エラーになる。ぐぬぬ。

あと、そういうアプリは入ってもリモコンの上下左右ボタンだけではうまく操作できない場合がありますが、iOS/Android向けのVideo&TV SideViewというアプリを使うと、スマホのタッチパネルをトラックパッド的に使ってマウスカーソルで好きな箇所を選択できるようになります。AppleTVのリモート.appのようにスマフォのIMEで文字入力することもできたりしてなかなか便利です。予約としてSKP75で使っていて長らく不便していたCHANTORUからようやく開放されてハッピーです。

■DLNA周り

「ビデオ」アプリではDLNAサーバーの動画ファイル再生に対応。ANIME LOCKERの生TSやそれをSynologyのNASに置いたものをOK。またTMPGEncで出力したMP4も再生できました。Panaレコーダーではここら辺が無理で役立たずだったのでかなりテンションあがります。720pのMP4でも結構綺麗。ストリーミングサービスのものとは段違い。この辺りもアニメを見るモチベーションにつながります。

レビューだと使ってると重くなるだのという情報もありますが、まだそこまでは体験してないです。ただシークは若干使い勝手が悪いかな。CM飛ばしに便利な「xx秒送り」的な操作がないので。

 

肝心の4Kコンテンツはまだまだ不足で、Netflixの無料体験に登録してみたものの、環境ビデオ的なもので画質スゲー!って関心する以外、あまり見たいものはない感じ。既存作品でもいいのでもっとSF系が増えてくれないかな。スタートレックとかスタートレックみたいな。

SONYの一部BDはMastered in 4Kという収録方式が採用されています。4Kマスターの作品を2Kにダウンコンバートする際のSONY製アルゴリズムを逆に辿るような再生アルゴリズムを使うことで、元の4K画質に近いアプコンをする、というSONY同士のつながりを活かした特権のようなものです。これはチャッピーあたりで試してみたいなと。

まぁアニメは当分アプコン頼りでしか4Kの恩恵はなさそうですが、実際に画質向上を体感できてるので良しとしましょう。

RTX/NVRでフィルター型ルーティングをした時のルーター自身のWAN接続

ねんがんのRTX1210をてにれたぞっ!

ってことで、NVR500からの移行作業をしています。RTX1210のレビューは追々別途ですが、やってる中でハマったところを忘れないうちにメモ。

我が家では自分用と同居人用でサブネットをVLANでわけて、それぞれのプロバイダも別個に割り当てています。YAMAHAルーターの場合、フィルター型ルーティングという方法を使って1台のルーターでそれを実現できます。

例えば、192.168.100.0/24と192.168.101.0/24というサブネットがVLANなりなんなりで構築してあるとします。192.168.100.*が私所属の端末、192.168.101.*が同居人の端末になるようにDHCPなりでIPアドレスが降ってあり、それぞれがインターネットにつなごうとすると、私のはプロバイダA(pp1)経由、同居人のはプロバイダB(pp2)経由にしたい場合、

ip filter 500001 pass 192.168.100.0/24 * * * *
ip filter 500002 pass 192.168.101.0/24 * * * *

というフィルターを作成し、

ip route default gateway pp 1 filter 500001 gateway pp 2 filter 500002

みたいにしてpp毎に紐付けてやればOK。フィルターの番号はなんでもいいんですが、フィルター型ルーティング用のは500000番台となんとなく決まってるようです。

さて、NVR500の頃からこれをしていたんですが、ファームウェアがリリースされても通知が来ないという問題が発生してました。不思議に思いつつWindows用アップデータを使って更新してたんですが、RTXでは.binファイルでの配布しかない。とりあえずUSBメモリ経由で更新はしたんですが今度はNTPで時刻合わせができないことが発覚。

どうもRTX自身がインターネット見えてないっぽい。RTXにtelnetしてpingを外にうってもつながらない。なるほど、上記設定で192.168.100.*や192.168.101.*な人達のゲートウェイは定義してあるんだけど、ルーター自身についての言及がない。どちらのサブネットにもIPアドレスを持ってるのでなんとなく含まれそうな気もしちゃいがちですが、ルーター自身がWANに出る時に使うIPアドレスは別にあるんです。最初127.0.0.1かなと思ったんですが、ググったら0.0.0.0でした。てことでフィルターを1つ足して、pp1に紐付けて完了!

ip filter 500001 pass 192.168.100.0/24 * * * *
ip filter 500002 pass 192.168.101.0/24 * * * *
ip filter 500003 pass 0.0.0.0 * * * *
ip route default gateway pp 1 filter 500001 500003 gateway pp 2 filter 500002

最新ファームウェアチェックもNTP(時刻合わせ)もバッチリ。

っていうか、いままでLAN内向けのNTPサーバーをNVR500にしてたけど、NVR自身がまともに時刻合わせできてなかったってことか…

洗濯機買い換え Panasonic NA-VX9600L

我が家は重度の花粉症患者とペットがいるので、洗濯量が多くまた外干し厳禁で、洗濯機と乾燥機の稼働率がかなり高い。思い切って節電性能が高く、日々の手間や時間も減らせそうな最新型に投資してみることにしました。

当初、「乾燥しながら次の洗濯も並行して回せないのは論外」という同居人の主張で、乾燥機能のない全自動洗濯機を考えていました。実際今のSANYOのも縦型の洗乾一体モデルですが乾燥機能はまったく使っておらず、東芝のED-60Cが乾燥担当です。ということで、無駄に乾燥機能にお金を払わない方向でPanasonicのデザイン志向CubleシリーズのVS1000が候補になりました。乾燥機能はいらないという一方、温水洗浄機能は欲しいと言うんですが、そもそもどちらもヒーターという共通部品を使うのでだいたいセットなんですよね。そんななかでほぼ唯一の選択肢がCubleの乾燥機能非搭載モデルのVS1000だったわけです。デザインもスッキリしてるしほぼ決まりか?ってとこでしたが、レビューなどを見ていくうちに、最近のヒートポンプ式の乾燥機能は速いし節電だし縮みにくいしいいことづくめらしいということがわかり、同居人も心変わり。結局、Panasonicのフラッグシップモデル、VX9600に投資してみることに。

主な特徴は、

  • ヒートポンプ式の乾燥機能
  • 泡洗浄
  • 温水洗浄
  • 自動クリーニング機能
  • フルグラフィックカラー液晶の操作パネル
  • NFCスマフォの連動

など。ヒートポンプ乾燥は、従来の乾燥機がとにかく高温の熱風で乾かそうとしてたのに対し、除湿機能をつけて庫内を除湿することでより低い温度で乾かせるようにしたもののようです。詳細は1つ前のVX9500の記事ですがこちらが詳しいです。ベタ誉めすぎてカタログみたい。

特に冬場に水温が低くて洗剤が溶けないのは問題視されていたらしく、温水洗浄がキラー機能になったっぽいです。ヒートポンプと温水(ミストとかは除く)でほぼPanaか東芝に絞れた感じ。自動クリーニングも最近のドラムでは重視されてるぽいですね。

というか今は洗1回の電気代って2円とかなんですね。乾燥が昔の機種で70円とか。今だと半分の30円代とかで、上記の記事によると洗濯と乾燥あわせても少し前のモデルでの洗濯のみの電気代より安い場合すらあるとか、、、上記乾燥の我が家にはうってつけかなと。

で、VX9600に決めてからが一苦労。在庫がない。ヨドバシで3月下旬、ビックでも2週間以上との表示。価格.com系のお店にはあるんだけど、古い洗濯機のリサイクル回収が同時でなかったり、万一設置できなかった時のキャンセルが不可だったりいろいろ制約が。EDION Akibaだと三日ぐらいで入りそうだったけど5万くらい高かったり(あそこもう日本人相手にする気ないのかしら)。で、Joshinのオンラインが比較的安くて納期も短そうだったんだけど、やっぱりはっきりした納期がわからないと不安と同居人がいうので、ダメもとで板橋の店舗に電話してみたらなんとオンライン同価で在庫あり即日出荷OKで、旧機種引き取りも同時で、とパーフェクトな条件を提示。当日現金払いなら電話だけで手配も完結するとのこと(クレカだと来店必須)。速攻で申し込んで翌日に届きました。ありがたや。

■乾燥機ラックと干渉して設置できない!?

個人的事情であまり役立つ情報でないので簡単に個人メモ。興味無い人は読み飛ばしてください。

配送員の人が来て入れてみると、大きめの洗濯パン(旧規格?)の内側にあった乾燥機スタンドの脚がわずかに干渉して入らない、というトラブル発生。洗濯パンのサイズは測って確認したけどそっちは未確認だった。というか注文後に気付いて不安ではあった。VXの全幅は60cmに対し、スタンドの脚同士の内径は59cmのみ。背面が細くなってる形状だからなんとかなるかなとも思ったんだけどダメ。VXを少し前に置く配置だとパンの奥行きが足りない。とりあえず一旦乾燥機とスタンドをはずしてVXを設置。しばらく乾燥機はトランクルームにでもしまって、VXの乾燥機能だけでやってけるか頑張ってみますわ、ってことで配送員の人には返ってもらった。

で、一息ついてググってみると、東芝から幅調節機構がついたスタンドDS-72が発売されていることが発覚。スタンドと乾燥機はネジで固定するため、汎用品は難しいだろうなと諦めかけてただけに朗報。さがすと有楽町ビックに在庫があったのでその日のうちに買いに走りました(オンライン在庫や取り置き依頼ができる店は本当にありがたいですな)。

そこからまた苦労続き。一人では洗濯パンから洗濯機が出せなかった…。仕方ないので洗濯機を一杯まで手前に出して、組み立ててたスタンドを上から差し込むような形でトライ。写真の足元の横棒はリアの最下部につけることも可能でどうにかこうにか設置に2時間ほど格闘。乾燥機をのせてみたら今度はアースのネジが回せなくてオフセットドライバーでせこせこ回したりとか。でもまぁ苦労の甲斐あって、乾燥機の揺れも格段に抑えられて静かになった感じ。前のスタンドは無理矢理設置するので補強パーツが外れてたり錆びてたりでかなりテキトーな設置状態だったらしく(σ(^^)が来る前からであって、σ(^^)のせいじゃないんだからねっ!)。

■ファーストインプレ

で、ここまで書いてなんですが、基本σ(^^)は洗濯ノータッチなんです。家事嫌いとかではなく同居人の洗濯や洗剤へのこだわりが強すぎてテキトーになると怒られるからノータッチなんですわ。他の家事はなるべく頑張ってます。なので、動作の様子と同居人の評
価の又聞きでしかないですが、、、

まず音が静かです。静かというかカッコイイ。新幹線が加速するようなフィーーーンって音がします。ハイテク感があってたまらないですw。以前、横浜でひとり暮らしの頃に静音性で定評のある東芝のDDモーター搭載のドラム機を使っててその静かさに驚きましたが、あれはモーター音以外に水と洗濯物がビターンビターンと落ちる音は結構してた気がします(洗い中)。VXはそういう音もあんましないですね。それだけ使う水が少ないということ?密閉度が高いのかしら。脱水時の回転音は他の部屋からでもそれなりに聞こえますが、安定して回転していてるだけで振動をあまり感じない音なので気になりにくい感じがします。最初の洗濯機ですすぎ中の脱水で結構ガタガタいってましたが、同じセッションで「脱水」フェーズでは静かでしたし、スタンドと一緒に制震マットを設置して移行は再現しないようです。総じて充分に静かだと思います。

洗濯の出来は今はまだあらゆるコースを試して最適な方法を模索しているそうなので保留。乾燥はかなり速いという実感はあるみたい。ただ何回か乾燥むらがあったらしく(全体に生乾きって感じではなく袖だけ濡れてた的な)。温水の甲斐はあるらしく、いままで酸素系漂白剤を使わないと匂いが残ってたタオルとかはマシになってるとのこと。ただ価格.comのレビューにもあったゴム臭が若干あるらしく、こっちは使ってるうちに解消するとマニュアルにあるらしいので様子見。また乾燥のしわ(になりにくさ)も期待してたんですが、やはり最後まで乾燥を完走したものをしわが結構出るので、途中で出して部屋干しかなぁ、と言っています。

あと、乾燥フィルターを毎回掃除することになってるんですが、実際かなりほこりがビッシリつきます。完全に乾いているし固まってるのでそんなに苦ではないですが、慣れてくると忘れそう。というか逆に今までの乾燥機ではこれだけのゴミ、どこに行ってたんだ?と思うと、必ずしも悪いことではないのかも?乾燥をした時のみ毎回、ということなので、普通の糸くずフィルターとも違う気がします。その他、排水フィルターが週1くらいでの掃除が求められています。

ガジェット好きに刺さる機能として、Androidアプリでコース設定したり、節電ログを取得したりといったことができますが、どうも特定のコースしか対象にならないらしく、「データなし」ばっか並んでつまらないですね。

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「エコナビランク」はデータなしばっか。

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「使用履歴」も見方がよくわからない情報ばかり。1週間も使ってない状態で、なんか異常に多い回数が記録されてる??

普通に電力量(kWh)や電気代をローデータとして見せて欲しいなと。

 

てなわけで、私自身は直接タッチしないし、出来についてもあまり感度が高くないのでアレですが、いまんとことりあえず全部入りの良いモノを買ったわ、という満足感だけはあります。特に駆動音のカッコ良さでw。真価は同居人の検証と月末の電気代待ちですね。

マイク録り比べ2016

昨年共著で機材周りのことを書かせてもらった「マーケティング/商品企画のためのユーザインタビューの教科書」でも「マイクをケチるべからず」ということを強く書かせていただきました。UTにせよインタビューにせよ、(映像はまだしも)音声が聞き取りやすくないと分析のストレスが半端ないです。また実査中の観察者、記録者、翻訳者、クライアント、そして「もっと大きな声で」と言われる被験者、それを言わされるモデレーターと全員が不幸になる。それがマイクです。

たまたま我が家に新しい洗濯乾燥機が届いて、いい感じに乾燥中の音がしていた上に、上面がまだ片付いていたので、機材をありったけ持ち込んでWebページを朗読する声を録り比べて見ました。

 

      iPhone6s
iOS標準の「ボイスメモ」アプリで録音。マイクを話者に向けてあります。洗濯機に直置きなせいもあるでしょうが、かなり動作音を拾ってますね。実査でも机上の紙のワシャワシャやマウス、キーボードの操作音が入りがちなので、スマフォ平置きは推奨しかねます。

声もちょっと歪んでて聴きにくい気がします。
 

      ICレコーダー SONY ICD-SX2000
この2月に出たばかりの最新モデルです。三脚穴がついているので写真左奥のように机上から持ち上げて話者に向けて設置が可能。また本機種の特徴としてBluetooth経由でスマフォアプリから操作(録音/停止、マーカー打ち、レベル確認)ができる点に惚れて購入。

モードはおまかせから会議、音楽など色々なモードがあり、今回はインタビューモードで収録。AGCというレベル自動調整はオン。LPCM録音もできますが今回はMP3/320Kbpsです。

思ったより環境ノイズを拾います。ハイレゾ対応ICレコーダーとしては環境音まで忠実に拾うのは正しい姿ですが、「インタビューモード」としてはもう少し人間の声に絞ってくれるといいなと思います。ただ再生時にはクリアボイスというノイズキャンセル機能があったり、付属のWindowsソフトでも同様の処理をして再生できます。残念ながらノイズを除去した状態で保存はできなそげ(かなり不満)。

さすがに声に歪みはなく聴きやすい方かなと。

 

      SONY_HDR-CX670.aac
これだけやや不公平ですが、UTを想定して背後に設置した状態で録っています。ゲインはとても高いですがその分環境ノイズも拾いまくり。また脱衣所の反響音で聞きづらいです。一番情景が浮かぶという意味で、ビデオカメラ内蔵マイクとしては正しい仕様だと言えます。が、人の声の内容をしっかり聞きたい、というケースではやや不向き。多くの現場でまずはこういう形で録ってみるところも多いと思いますが、是非他と比べてみてください。

SONYのビデオカメラは外部マイクがつなげられるので純正のBluetoothマイクを愛用していますが、これはいつのまにかひっそりバッテリーが切れてて無音状態になりがちなので、それを回避したくて先日SX2000を購入しました。単にバックアップとして録音しておくも良し、CX670はマイク端子もあるので、内蔵マイクの代わりにSX2000をつないでミキシングすることもできます。この辺りの使い勝手は次の実査で試してみたいと思っています。

 

      MacBook Pro 15’ Retina Late2013 内蔵マイク
ノートPCの内蔵マイクです。Windowsノートは千差万別ですが、Macのマイクは昔から比較的優秀です。キーボードをタイプしてもあまり音が拾われないです。今回の洗濯機の音もいい感じに抑えられてると思います。ただ聞きづらいとまでいうレベルじゃないですが、微妙に声が歪んでる気がしなくもないです。ビットレート絞りすぎた時みたいなワキャクチャいう感じ。

Windowsノートはもっとずっとヒドいものもあるので、実査に先立ってよくテスト録音してみてください。

 

      Logibool WebCap Pro9000(同上)
「インタビューの教科書」でもコスパ高いとオススメしたLogicool c270の系列の最上位モデル(当時)です。

やはりゲインは高め。ノートPCのマイクでは拾えない小さい声もしっかり拾います。ただし環境音もそれなりに入りますね。Macで使う場合専用ドライバを使わないので、Windowsでドライバを入れた上で使う場合に比べるとノイズ除去が弱いのかも知れません。ちょっと今回はそこが比べ切れてません。下位機種のc270は相変わらず2,000円しないでコスパ高いので、なかなか予算ないけどWidnows内蔵マイクもちょっと、という人にはまずオススメ。下手なアナログマイクより少なくともゲインの面では有利です。
 

      YAHAMA PJP-10UR(同上)
ドライバいらずでWindowsでもMacでも使えるマイク&スピーカーです。本来は電話会議用の製品ですが、マイク単体としてみてもノイズカットが優秀です。最近購入して電話会議に活用してますがハンズフリーでも会話がすごく楽です。

さすがにノイズカットはほぼ完璧。反響音もせず「狭い部屋で録ってるな」という風景が綺麗さっぱり断絶されています。ビデオカメラCX670と対極の音作りというか、とにかく電話会議専用ですね。これだけ加工しまくってるのに声として不自然さが感じられないのがスゴい。すべてハードウェアで処理しているので、USB通って出てくる音がこの音質で、CPU処理の負荷もないし専用ソフトウェアのセッテイングも不要。できれば後継モデルではこのサイズ感のままアナログ出力をつけてほしいです。そしたらビデオカメラの外部マイクとしても使えるのに。
 

いかがでしょう?どれも短時間だし原稿が同一なので、一旦内容を把握してしまえばトップダウン認知で聞き取れてしまうとは思いますが、これが長時間になってくると疲労度合いが違ってきたりすると思います。またこれははっきり聴きやすいペースで意識して朗読していますが、たまたま話者の声が小さかったり早口だったりすると更に聞き取りは難しくなると思います。また環境音的に狭くて反響音が入りやすく、”机”自体が盛大にノイズを出しているという劣悪な環境ですが、実際にも空調の音なんかがやたらうるさい会議室で実施することもあったりするので、あながちあり得ないセッティングでもないんじゃないかと思います。

というわけで、個人的イチオシはYAMAHAのPJP-10URです。PCで録画する場合は迷い無くこれ。電源もUSBバスパワーでとれるので、増える荷物はこれとUSBケーブルだけです。ただビデオカメラなどにアナログで入れたい時は使えないので、コストとサイズが問題ならなければ上位機種のYVC-300なんていいんじゃないでしょうか。複数話者の声の大きさも平均化してくれたりするそうで、個人的にもいつか欲しいです。