Nexus6を購入

遅ればせながらNexux6を購入しました。先日おサイフケータイ端末をSH-04FからSO-02Gに変更し、同時にdocomoからMVNOに移行しました。それ自体はおサイフケータイ用サブ端末としては大正解だったのですが、もともとのSH-04Fの持つ文庫本を読む電子書籍ビューワー(しかも防水)としての長所がなくなってしまい、基本自宅用で片手で持てるサイズで高解像度な端末があってもいいなぁ、と。iPhone6はページめくりに音量ボタンが使えないし、Xperia Z3 Tablet Compactは寝転がって片手で読むには大きすぎる。Z3 Compactはさすがに小さすぎる。

そんな中で、isai VLやvividがWQHDに目が行ったんですが、照度センサーがないのと、au系MVNOは選択肢が少ない、そもそもvividはまだ白ロムの入手性が悪い、などの点でうーん、と。とこでふと目に付いたのがNexus6だったわけです。isaiより一回り大きいですが

  • WQHDであること
  • Android Mなど最新OSで遊べる(これ重要)
  • いざとなればroot取る方法確立している
  • 別途アプリを入れればRAW撮影ができる
  • プチ防水である
  • docomoのプラスエリアも使える

などが良い点。逆に弱点として、

  • 色温度が異常に低い尿液晶である
  • 有機ELなので暗く、屋外で見にくい(屋内ではむしろ綺麗)

と言われてますが、前者はroot取れば色調変更できるっぽいし、基本この大きさを常時携帯すること考えてないからいいかと。メーカー保証の防水ではないけども、ヘッドフォンやmicroUSBジャックにキャップしたら結構いけそうじゃね?とも。実際に裸で水に沈めてる動画もありますし。

そんなこんなで購入に踏み切りました。GooglePlay、Y!mobikeで定価購入とネットで並行輸入で、1万円くらい差がありましたが、いざという時に補償はともかく修理が受け付けてもらえないと困るかもと思って定価購入することに。ちょうど同居人がY!mobike回線をもっていたので買い増し扱いで購入してそのまま譲ってもらいました。

SIMは同日開通したかったので、そのままヨドバシでIIJmioのnanoSIMを購入。実は今回もケチってSMS無しを買って見たものの(平気というブログを見たので)、入れてみたらダメ(セルスタンバイ発生)で、圏外時間が長く、電波がありません系のエラーがでっぱなしだったので、翌日SMS付きを買い直し(翌日から出張でSIM交換を待っていられなかった)。またしてもSIM代と今回は一ヶ月分利用料を無駄遣いしたのは同居人にはナイショ…(だからケチるなっていったろ、とバカにされるから)

■ファーストインプレ

店頭で見たときは確かに「これはヒドい尿液晶!」と思って即root化を覚悟していたのですが、文字通りフタをあけてみると全然普通。若干色温度低いっちゃ低いけどそのまま使って差し支えないレベル。root化は保留にしました。あおれよりAndroidMを入れるか思案中。

microUSBとイヤホンジャックに防水キャップはつけたけど、まだ恐くて風呂には持ち込んでません。どちらも汎用品なのでハマりがわるく、特にUSBの方は奥までささるよう少し切ってみると今度は抜けやすくなったり。うっかり抜け落ちるとフェレットが飲み込んでしまうリスクがウチにはあるので、ちょっと無理かなぁ、と思ってます。

ケースはSpigenのウルトラハイブリッド。TPUバンパーと背面のプラ製カバーが一体になったもので、クリアの写真がカッコ良かったので。はまり具合は良いですが、若干背面のエッジがバリのように立っていてもった時に痛いです。ヤスリかけてみようか思案中。液晶側のエッジは若干高くなっていて、画面を伏せて置いた時に直接卓上に接触しないのも良い配慮です。

液晶保護フィルムはいつものASDECのノングレア。ノングレア特有の文字の滲みが少なくて良いです。

キャリア端末と違って勝手アプリが少ないせいか、なにもしなくてもそんなに変なバッテリードレインは起きず、そこそこ持つと思います。画面の消費電力が大きいので、使えば使っただけ減ってる感は当然ありますが。

片手でもって電子書籍アプリを使う感触は良好。ボリュームボタンも押しやすいです。ePub系電子書籍だとフォントも綺麗。Kindleアプリでもう少しフォント選べる様にならないかなぁ。

 

今はせっかくSIM入れたり嬉しくて持ちあるいちゃいますが、やはりこの大きさは移動中は収まりが悪いので常時携帯には向かないと思います。もしどうしても持ち歩くなら、ROBOTICS;NOTESの劇中でみんながつけてるポケコンケースみたいにホルスター的なものを考えないと、胸ポケットとかベルトケースとかは厳しいんじゃないですかね。まぁ、電話としていつでも取り出せる必要はないので、バッグもってる時はそっちにいれておく感じ。もう少ししたら持って出るの自体は止めてしまうかも知れませんが、狙いの電子書籍端末としては非常に満足しています。

LiveShell ProのWi-Fiドングルを紛失 代替品調達

ビデオカメラなどからのHDMI映像をUstreamやニコ生、YouTube Live(いつのまにか追加対応してた)にリアルタイム配信するネットワークデバイスLiveShell Proを久しぶりに使おうとしたらUSB Wi-Fiアダプタがないことに気付きました。引っ越しのドタバタで紛失したか、貸して返ってきた時からなかったか。

ともあれないと困るのでどうにかならないかと思ってググったところ、Proのつかない方ならファームウェアRev.3325で社外品にも対応した模様。おそらくProの方でもネットワーク周りのドライバ環境などは同じだろうといちかばちか買って見ることに。動作確認されているのはPlanexのGW-USHyper300、GW-USSuper300のみ。どちらも生産完了品。おそらくRTL8192SUチップの製品ならなんでもイケるだろうとのこと。

GW-USHyper300は本記事執筆時点でかろうじてAmazonのマーケットプレイスで買えるものの、なぜか価格が5,000円以上。いちかばちか買うにはバクチすぎる。そこで外見が同一でどうみても同じOEM元だと思われるIO-DATAのWN-G300UAを購入。なんとこちらなら1300円程度。

結果バッチリ動きました!Windowsユーティリティでモードを切換えたりも不要(デフォルトのクライアントモード)で、挿すだけです。

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外見はこんな感じ。アンテナが大きくなって感度も向上するかも?

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左上の電波強度もフル状態。ちゃんと通信できています。

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通信を示す青色LEDも明滅しています。

実はこれの到着を待つ間、サポートにも問い合わせをしてみました。「補修部品としての販売はしてないが、LiveShell ProでBUFFALOのWLI-UC-GNMで動作確認済み」という返事。補修パーツとして販売してないってのはどうなんだ?と思いつつ、念のためこちらも入手不可能にならないうちに注文しておきました。どれか11acで使える製品が動くといいんですけどね。

あとWi-Fi設定をピーガー音でMIC端子から流し込むケーブルも紛失してたので、適当なステレオミニケーブルとしてVictorの50cmのものを購入。普通に使えました。

自宅幹線Wi-Fiを強化

先日Wi-Fi親機を理論値1,734MbpsのRT-AC87Uに交換し、直接これにぶら下げてるスマフォやノートPC、AV機器は恩恵を得られたんですが、別部屋(以下オフィス)のサーバー群や仕事用PCなどは現状維持となっていました。そんな折り、同じASUSからルーターやサーバー機能を省いた子機専用モデルEA-AC87が登場。オフィスのこれを設定し、今の1,300Mbps世代AirMac Extremeを、AVラック裏でレコーダーやテレビ類のメディアコンバーターとしている300Mbps世代AMEとスライドリプレースしよう、ということに。

せっかくなのでベンチマークとってみました。利用した計測サイトは、

  • IIJのIPv6測定
  • フレッツ網内測定サイト(IPv6接続)
  • speedtest.net

の三箇所。LAN内の測定環境を整えるのが面倒だったので、PPPoEの200Mbps上限にかからないIPv6をメインに。通常のv4代表でspeedtest.netです。

測定環境は、WANにつながるルーターがYAMAHA NVR-500、その直下にRT-AC87U。対向側が廊下をはさんだオフィスに設置した各アクセスポイントと、そこからスイッチを経由したMacBook Pro 15 Retina。比較用に、MBPの内蔵Wi-Fiで直接RT-AC87Uに接続したのと、Thunderbolt-Ethernetアダプタで直接NVR500につなげた時のもとりました。ドアは開けたまま。時間は夕方だったと思います。

IIJ v6 フレッツ v6 speedtest.net v4
有線直結 58.3 441.3 182.5
内蔵Wi-Fi直結 44.9 82.6 12.6
AME (1300Mbps) 54.7 93.3 21.1
AME (300Mbps) 52.6 65.8 57.7
EA-AC87 (1734Mbps) 55.9 154.9 75.3 (188.1)

(単位:Mbps)

てな感じ。意外と内蔵WiFiは振るわないですね。有線でspeedtest.netが182Mbpsなので、フレッツハイスピードの200Mbpsの上限くらいまでIIJmioが頑張ってる様子。

またIIJのv6測定サイトがあまり差が出ないのはIIJの問題か、もしかするとウチの環境の問題かも知れません。

一番WANのボトルネックを受けないのがフレッツのv6測定で有線だと441Mbps出ています。そしてメディアコンバーターの世代差が順当に出ている感じですね。今回の買い換えで従来の1.5倍ほどになっていてひと安心。

現実的に一番影響しそうなのでv4ネットワークのspeedtestですが、なぜかAMEで11ac/1300Mbpsモデルより11n/300Mbpsの方が倍以上速いという珍妙な結果に。何度か再測定したんですが同じでした。そして期待のEA-AC87で大幅に高速化。でも残念ながら有線と同等ってことはまだないのかー、って感じ。

()内はこの記事を書いている日(土曜の19時台)に気まぐれで再測定した数値。なんと有線並の188Mbpsをマーク。サーバーが空いてるんでしょうかw。IIJ v6はやっぱり50Mbps台。うんこれv6はちょっとなにかおかしいな。IPoE使えるプランとトンネル使えるプランを同時契約してるんだけど、もしかしてトンネル扱いになってるとか?これはまた後日調査せねば。

 

ともあれ、廊下に有線ケーブルを通す許可が下りない中で、最新の規格への投資は一定の効果があったようで良かったです。

SO-02Gその後

5月末に白ROM購入したXperia Z3 CompactことSO-02Gのその後など。どっちかというとAndroid一般の環境整備話になりますが。

■iPhone5/s感覚の絶妙サイズで寝モバに最適

メインのiPhone6より一回り小さく、寝転がって片手で使う時などはこちらの方が快適です。またそういう時は大抵部屋を暗くしての利用が多いのですが、iOSだと標準の明るさ調整ではまだ眩しく、アクセシビリティ機能のグレーフィルタをホームボタン3回タップで呼び出せるようにしてるんですが、それでも結構明るい。Androidの場合はアプリ権限で画面全体に半透明のフィルターをかけることができるので、かなり真っ暗に近いところまで実質の輝度を落とせます。いくつか明るさセンサーに応じて画面を暗くする(厳密には半透明グレーフィルターをかぶせる)アプリを使ってみましたが、結局センサー連動機能のないScreen Filterを後述のTaskerで自動化して使っています。Screen Filter自体はアイコンをタップして起動する度にON/OFFが切り替わるのでランチャーやホーム画面にショートカットを置いておくという使い方も便利です。

■スライドランチャーでスッキリしたホーム画面

ランチャーにはスライドランチャーをチョイス。文字通り画面左右端からスライドインして呼び出せるランチャーです。表示を細くしてアイコンだけの幅にできる、はみ出た分は縦スクロールで選ぶ感じ。またグループをわけて左右で別のグループを呼び出すこともできるので、右は一般アプリ。左は急いで開きたいことが多いおサイフケータイ関係のアプリを出し分けています。これによって、ホーム画面自体にはドック以外のアイコンを置く必要がなくなり、壁紙がよく見えるスッキリしたホーム画面が実現できました。もちろんホーム画面は1枚のみでスクロールはない。かなり快適です。ただ左右で指定したグループがたまにとっちらかって違うものが出てたりすることが時折。左右で明示指定するわけでなく、展開状態を独立にもってるだけ、みたいな作りなので致し方ない。上記Screen Filterも右グループのトップにおいてあるので、手動でON/OFFする時も素早く呼び出せます。やはりホーム画面周りの自由度の高さはAndroidが大きく勝っている部分です。

■Wi-Fiとテザリングが好調

やっとSO-02G特有の話ですがw、Wi-Fiが好調です。SH-04Fは帰宅しても自動で自宅Wi-Fiにつながらず、いちどWi-FiをOFF->ONしないとダメだったり、最悪再起動しないとなににもつながらない、ということが多々ありました。もとからモバイル通信殺してのWi-Fi運用だったのでかなりストレスでした。SO-02Gではいまのところそういう問題はないようです。

またテザリング端末としてもMacなどからの接続がスムーズ。iPhoneのようなじれったさがありません。あと有効化している時に青バーが出っぱなしになって、うっかりタッチしてしまって設定画面にとんでしまうストレスもなし。iOS8でMacからテザリングをONできるようになって若干便利にはなりましたが、それでも接続までの時間、快適度はこっちの方が上な印象。ただMVNOで高速通信量少なめの契約なので、悩みどころです。iPhoneをカケホ+デジラ少なめに移行しても、浮く料金はほとんどないので、MVNO側の高速通信量を増やす原資がない(^^;)。まぁそれでも安いからいいんですけどね。WiMAX2+をどうしたものかと…

■Taskerで自動化

Taskerはメジャーな自動処理アプリ。本体のあらゆる状態に応じて、あらかじめ決めた処理を実行できます。iOSのIFTTTなどと比べても多くの指定が可能。いまのところやっているのは、

  • 自宅周辺のLTE基地局をつかんだらWi-Fi ON
  • 自宅Wi-FiのESSIDをつかんだらテザリングOFF
  • カーナビのBTをつかんだらテザリングON
  • スタバWi-FiのESSIDを発見したらテザリングON
  • 明るさセンサが5未満でScreen Filter ON
  • 明るさセンサが10以上でScreen Filter OFF

など。Screen FilterはTasker連携機能が備わっているので設定も楽。

■SIM変更で痛手

MVNOのSMS無しSIMでもセルスタンバイ問題は起きないということで150円だかケチってSMS無しにしたんですが、どうもA-GPSが使えないらしいということが発覚。rootとってA-GPSのサーバーをdocomoからGoogleに書き換えたので、せっかくならとSMS付きにSIMを交換。発行手数料3,000円と4ヶ月分ほどの費用が(^^;)。しかもGoogelマップなどの主要アプリはOS設定関係なしにGoogleのA-GPSを使うという噂もあり、本当に必要だったかも微妙w。でもまぁSO-02Gにとっても愛着がわいているのでアクセサリを1つ買い足すくらいの感覚で。

 

ようやく正式にLolipop対応がdocomoからも発表され、おサイフケータイ必須なσ(^^)も一安心。本当に良い買い物をしたと思っています。唯一の不満は、売れすぎててあちこちでカブりそうな点くらいですかね。

docomo製Android端末でIPv6を使う

MVNOで使うSO-02G、かなり快適なんですがひとつ残念なのがdocomo製Android端末ではIPv6が封殺されていて、IIJmioやDMM mobileなどのIPv6対応MVNOであっても活用できない点です。APN設定画面でAPNプロトコルの欄がグレーアウトしていて選べません。淡い期待でdocomoショップへ行きSIMロック解除してもらいましたが代わらず。

フレッツと違ってIPv6にしたからといって高速化は望めないんですが、自宅のサーバー機へのアクセスが固定IPやNAT不要で楽になるかなと思いチャレンジ。

結果からいうとroot化が必要でした。root化の方法は多くのブログで紹介されているので割愛。以下の手順についても無保証です。自己責任でお試し下さい。

1. Root Explorerで写真のパスにあるtelephony.dbというSQLiteデータベースファイルを見つけます。ここのAPN設定情報が書き込まれているので、設定画面でグレーアウトされている値を強制的に書き換えるわけです。Root Explorer単体ではSQLiteファイルの閲覧ができるのみ。同じ会社が出しているSQLite Editorを入れておくと編集もできます。どちらも有料アプリです。他の無料アプリの組み合わせでもできないことはないと思います。

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2. telephony.dbをSQLite Editorで開いたところ(インストールしてあればタップするだけで自動で開きます)。carriersというテーブルをタップ。

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3. デフォルトのAPN設定(1と2)、自分で追加したものが見えます。ここでは3番目を編集。右の方へスライドさせてprotocolという列を探します。

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「IP」という値が入っておりこれがIPv4を示しています。これを「IPV4V6」(すべて大文字)に書き換えてSave。こんな感じになります。

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これでAPN設定画面にいってみると、グレーアウトは相変わらずですが中身がIPv4/IPv6になっています!

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念のため再起動した後、test-ipv6.comでチェックしてみると、無事IPv6通信ができました。

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