ショップでやってくれないiモード端末からiPhoneへのデータ移行術

母がiPhone 4sからiPhone5cへ、叔母がiモードガラケーからiPhone5sにまとめて機種変更したので色々移行支援など。

■[参考] 価格差

母はSoftbank、叔母はdocomoで、二人とも16GBモデル。母の5cは実質負担が月140円x24、docomo 5sは実質0円でした。どちらも愛知県田原市のキャリアショップ。docomoは5cの16GB、32GBともに0円なのでSoftbank負けてんぞ、って感じ。ただdocomo発売当初からの傾向として、機種代と購入サポート代がともに高くて相殺しているので、2年未満で解約、機種変更した時のダメージはdocomoの方が大きいんじゃないかと。保険必須ですな。

■サービスの違い

docomoがいまだにビジュアルボイスメール(GUI留守電)非対応なのには驚き。あれ便利で、有料オプションでも人に薦めまくってるんだけども。またdocomo.ne.jpもMMSとして「メッセージ」アプリで扱えず、ドコモメール扱いで「メール」アプリからIMAPで送るしかないんですね。しかもプッシュではなくフェッチのみ。SMS通知だけはあるというiPhone導入初期のSoftbankレベル。正直ガッカリしました。自分ではdocomoはちょっと選択肢から外れるレベルです。

■データ移行

母の方はiPhone->iPhoneで特に書くことはないので割愛。問題はiモードからの移行になる叔母の方。

・電話帳

ドコモショップでケーブル接続で移行が可能とのことでした。AppleID(iCloud)に依存しない方法だからAppleIDをその場で作ったり「パスワード教えろ」とか傍若無人なこと言われたりせずにコピーできるという。すげぇ。ただ今回叔母はiPod touch 4thからの復元を前提にしていたので断って自力でやることにしました。

その場合、ドコモ公式サイトに案内があります。ざっと書くと、

  1. ガラケー側でmicroSDに電話帳を全件コピー
  2. 単一のvcf(vCard形式)ファイルができるので、ドコモが配布している電話帳変換ツール(AddressBookConverter)に食わせる
  3. 変換済みのvcfファイルができるのでメールでiPhoneに送る

という手順。上記サイトに画像入りで詳細に説明してあるのでまぁ普通にPCリテラシーがあればどうにかなるでしょう。今回、適当なメールアドレスが未設定だったので、自サーバーにおいてSafariから直接vcfファイルを開いてぶっこみました。MacからならiMessageで送っても良かったかも。

・写真

microSDのDCIMフォルダの中身をPCにコピー。フォルダ名を「ケータイの写真」などとして、iTunesのiPhone画面の「写真」タブからフォルダを指定。これで同期すると、iPhoneの「写真」アプリで「アルバム」タブの中に「カメラロール」とは別に「ケータイの写真」という項目が出て閲覧できるようになります。

叔母はPC使ってないので困ったけど、σ(^^)のマシンにアカウント付くって同期しちゃいました。

あと、microSDカードのDCIMフォルダ意外にもJPEG写真があった(おそらくメールの添付で受信したもの?)ので、それも同じフォルダに移動しときました。

・メール履歴

これが一番の難関。基本的にキャリアでは「できん」といってるものを自己責任でなんとかするしかありません。今回は以下の方法で、「ドコモメール」の受信箱に機種変更後のメールと区別なく表示することに成功しました。概要手順は、

  1. microSDに全件保存
  2. 単一の.vmgファイルが保存されるのでPCにコピー
  3. vmg2emlを使って、eml(1通1ファイル)に変換
  4. Microsoft系のメーラー(Windows LiveメールやOutlook)に取り込む
  5. 同メーラーでドコモメールをIMAP設定
  6. ドコモメールの受信箱フォルダにコピー

という感じ。ググると、eml2imapというツールで直接gmailなどのIMAPなアカウントに送信もできるみたいだったんですが、一応目で確認しつつ薦めたかったので。まぁ結果的に結構面倒だったので、eml2imapでIMAPサーバーとしてドコモメールを使うのが一番いいかも。

さて、もう少し詳しく覚え書き。今回はOffice 2013に含まれるOutlookを使用。一括インポートができるメニューはなく、Explorerから.emlファイルをドラッグ&ドロップすれば一応表示されるんですが、これだとなぜか日付とタイトルが認識されないという結果に。試行錯誤した末、Explorerで.emlファイルを右クリックして「アプリケーションで開く…」からOutlookを開くとちゃんと認識される。しかし、Explorer上で15件以上一括選択して右クリックすると「開く」が選べず7-zip(アーカイバー)行きになってしまう。結局500件余りのメールを15件ずつ選択しては右クリックして「開く」を繰り返しましたw。そうすると15のウインドウが開き1メールずつ表示されます。で、それぞれのリボンから「ケータイメール」など適当に作ったフォルダに保存していきます。Outlookは繰り返してる操作を半自動でワンボタン化してくれるようで、途中からは1クリックで移動できるようになりましたが、ぶっちゃけかなり面倒です。やはりeml2imapの方がいいかも。

なんとか500件をローカルアカウントの「ケータイメール」フォルダに移し終わりました。タイトルや日時も正しく認識されています。ただvmgファイルにはショートメールも含まれており、これに冠しては送信者アドレスがメールアドレス形式ではないので正しく認識されないようでした。試しにiPhoneに移してみても本文以外は見られず誰からのものかわからない状態だったので、叔母と相談し今回はショートメールは諦めることに。Outlook上で「SMS:」等で検索し削除。

次に同じOutlookでドコモメールが読み書きできるようこちらのサーバー情報を使って設定します。事前にdocomoIDを使ってメーラーやWebメールで読み書きできることを許可する設定が必要なんですが、iPhoneに付いてくる冊子にしたがってiPhoneからの設定手順をしてあればOKなようでした。

これでOutlook上のドコモメールアカウントの受信メールに、機種変更後のメールが見えるようになるはずです。あとはここへ「ケータイメール」フォルダにあるメール(のうち必要なもの)をドラッグすれば、機種変更前後をのメールが時系列に並んで読めるようになります。もちろん、iPhoneから見てもドコモメール扱いになるので、そのままdocomo.ne.jpアドレスで返信もできますし、電話帳移行が済んでいれば発信者の名前も表示されます。

最後に、デフォルトではドコモメールは最新一ヶ月分のメールしか表示されない設定になっていたので、「設定」->「メール/連絡先/カレンダー」->「
ドコモメール」->「アカウント (メールアドレス)」->「詳細」と開き、「削除」を「しない」にしてやることで、500件全てが表示されるようになりました。

 

この方法はドコモメールが最近マルチデバイス利用の一貫としてIMAP送受信をサポートしたから可能になります。Softbankの場合は、i.softbank.jpアドレスでないと無理じゃないかと。またauは若干裏技的ながらezweb.ne.jpをIMAP経由で利用できるっぽいので、適宜ググってもらえれば可能じゃないかと思います。それ以外の場合はgmailなどIMAPに対応したアドレスを付くってそちらにコピーし、iPhone上では別フォルダとして閲覧する形になります。これだと返信時に差出人設定を都度かえないといけなかったりやや面倒ですね。

結論としては、eml2imapでdocomo.ne.jpやezwebに丸投げし、必要なフィルタリングは後でPCなどからまとめてやる、というのが楽なんじゃないですかね。業界標準のIMAPメールサーバーにさえ載ってしまえばこっちのものです。

最近の買い物ログ

ここ最近の買い物履歴とごく簡単なレビューなど。

■Aterm MR03LN

WAN側にWi-Fiが使える3G/LTEルーター。802.11acにも対応。屋内限定ながら5GHzが使えるので、都心の込んでる店とかでなかなかテザリングできなくてイライラするのから脱却できるかと購入。SIMはIIJmioに。IIJmioはIPv6にも対応していて、このモデルの前のMR02LNは公式対応済み。当然後継機も、、と期待するもこちらは未対応。一応予定はあるみたい。

ただ5GHzはどうもWi-Fiブリッジの時は使えないのかなかなか使えず。なんだかんだでこれも一発で気持ち良くつながらないことが多い印象。ただまぁスリープにしておいても専用アプリからリモート起動できたり、Bluetoothテザリングに対応していたり素性は悪くないかと。はやくIPv6対応してくれないかな。自宅への接続が速くなるか楽しみ。


■IHホームベーカリー KBH-V100-R

ホームベーカリーでは初のIHモデルということでチョイス。今までなかったのが意外。いまや数千円から買える商品もありますが、高級商品の差別化ポイントは、

  • ナッツなどの具材を自動投入
  • ドライイーストを自動投入
  • 室温センサーで季節によらず均一な焼き上がりを実現

といったところのようです。イーストは別にミックスの山の上においてもいいみたいですが。もちとかうどんとかパン以外への応用メニューの多さはあまり値段とは関係ないみたい。

イーストとミックス(具材)のケースが若干付け外しや開け閉めしづらいですが、焼き上がりには概ね満足。というか比較対象ないしw。


■電動ブレッドナイフ EK700

焼いたパンが上手く切れなかったので。信頼のBLACK & DECKER製。たしか発売当時トレたまとかでも紹介されてたような。単に刃を振動させてるかと思ったんですが、実際には2枚の刃が互い違いに動いていて、柔らかい生地をひっぱる感じで切るわけですね。切れ味には満足ですが、スイッチの安全装置が使いづらい(小さなぼっちを抑えながら出ないとグリップスイッチが握れない)のと、収納性が微妙。ブレード部分が抜けるのでフットプリントとしては半分になるんですが、できればバラけないように一体化できる仕組みがあるといいなと。


■コードレスクリーナー  PD1800LI

dysonのソフトブラシツールでテレビ台、AVラック周りのほこりを掃除するのが具合が良かったので、そんな感じでかつ小回りの利く掃除機が欲しくて。もちろん真っ先にdysonのコードレス機を検討したけど、ノズルが直付けだとテレビの下の隙間の奥の方とか届かなくて不便そうだったので、上記ナイフと同じBLACK & DECKERのPD1800LIに。既に後継機が出てますがデザインがカッチョよかったのでPD1800LIに。まぁサイズなりの吸引力で、床の掃除には厳しいですが、コードレス故のハンディさであちこちの家具の上の埃を吸うにはなかなかお手頃。ヘッドはいまいちなので、dysonのソフトブラシツールをつけたいところだけど径があわず。市販の口径変換アダプタでもダメだったorz。見栄え気にしなければ養生テープで無理矢理とめられなくはないけど、そのうちホムセンでなにかDIYしよう。


■電池式クリーナー YDC-643

キーボード周りに猫の毛がたまりがちなので、席を立たずにさっと掃除できるよう卓上クリーナーを探してて、これを買いました。USB電源のものとかもあったけどレビューをみると微妙そうで。コイツは一応コインくらいは持ち上がるとあったので決めたんですが、単三x4本でまぁ猫の毛を吸うという当初の目的は果たせたかなという感じ。静電気でモニターにくついてるのなんかもさっと吸ってくれます。もう少し小さいと卓上でかさばらないんだけどな。


■5ポートUSB充電器 Anker AK-71AN7105-W5JA

増え続けるUSB 5V充電デバイスを一挙に充電する大容量充電器。最大8Aの出力を誇るだけでなく、ありがちな「iPadも充電できる2Aはこのポートだけ」みたいな制限がなく、全ポートがPowerIQテクノロジーという電流最適化機能で必要なだけ電流を流す仕組み。なので、LightningケーブルやmicroUSBケーブルをここから複数本生やした時に、「iPadはこっちにつながないとダメ」とか気にする必要がない!これは結構画期的。しかも安い!リビングとワークデスク用に2台買ってしまいました。いちど設置してしまうと透明化してしまう類のガジェットですが、地味に満足しています。

前に使っていたBUFFALOの4ポート充電器だと、iPhone5sとSH-04Fを同時につないだら充電の開始と停止を延々繰り返すような症状が出たので買い増ししたんですが、こちらでは全く問題なし。

ようやくレヴォーグ2.0GT-S乗れた。バッチリだった。

発売を6月20日に控え、ようやく各ディーラー店舗に1.6GT以外の試乗車が配備されだした模様。予約した店舗からの連絡はなかったけれど、2ch情報を元に東京スバルのサイトで確認したら本郷店に2.0GT-S、つまり予約したのと同じグレードが配備されていることが判明。早速言って来ました。朝から試乗客が多かったそうだけど、ちょうど夕方行った時にはそれも途切れてアポ無しでも待ち時間ゼロで乗れました。

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2台並んで見るのも初めて。写真でもグリル部分の違いはわかりにくいですが、中の三本の横棒が左の1.6GTはグレー、右の2.0GT-Sは真っ黒という違いがあります。これまた写真で見切れてて失敗ですが、ヘッドライトの奥側の部分がメッキと黒という違いはあります。全体に1.6GTの方がおとなしめ、2.0GT-Sの方がワルイ感じです。

そして試乗。1.6GTの時に「出だしはターボラグ&CVTという二重苦のせいかコンマ何秒もたつく気もしたけど、一瞬のラグの後モリっと加速する。」と書きましたが、ラグ自体は同じ。ただしその前の段階の素のトルクがやはり1.6->2.0で違うらしく、「もたつく」という印象は無し。最初からパワフルで、その後で上乗せでドカンと来るという感じ。街乗りならIモードで充分。まぁ燃費無視したらSモードの方が楽しいんだろうけど。都心の夕方だったのでS#が試せるほどの道路状況ではなかったのでほとんど触らず。ただパドルでのエンブレ原則は充分に効きを感じられたので良かった(オーバードライブをカチカチON/OFFする派)。ちなみに燃費表示は5km/L…

もうひとつ前回の1.6GTからの大きな違いはビルシュタイン。動き出してすぐ、担当氏が「そこの敷地から出る段差でわかりますよ」と言いましたが、確かに。ショックがマイルドになってる。それでいてふにゃってはない。路上のマンホール踏んだ時にもコツンという湿った感じの短いショックを感じるのみ。1.6GTはもう少し乾いたカツン(ガツンほどまでは言わない)だったのに比べ高級感があり違和感が少ない。そしてカーブのところで「少し出してみても大丈夫ですよ」というので少し速めに進入してみると、イイカンジのロールしなさ。まぁこれは1.6GTでも同じだったんだけどホントかなり良い。

ステアリングホイールも本革巻きになり質感が向上。径が小さめながら適度な重さがあり、また太さがやや太めでしかも10時10分の位置にコブがついているのでとにかく扱い易い。σ(^^)にとってのベスト革巻きステアリングホイールは実家のVWパサートなんですがそれと並ぶかも。COLT Ver.Rのも滑らずに扱い易く好きなんですが、パサートやレヴォーグのは表面がほんの少しだけふかっとしてて手触りがいいんですよね。青ステッチもシャレオツ。

ナビは今回も非装着で純正スピーカーも試せず。担当氏曰くデッドニングはした方がいいかも、とのこと。

また街中だけだったのでEyeSight Ver.3もまたも試せず。「するなら私が運転して同乗してもらう形に」とのこと。二人でいって2周させてもらった上に悪いなと思ったのと、同乗体験だけじゃな、と思ってお願いはせず。これはやはり納車後のお楽しみかな?

 

ともあれ前回1.6GTに不満タラタラだった共同購入者が「全然違う!」と満足気だったのが何より安堵しましたw。お盆に間に合うか微妙ですが納車が楽しみでなりません。

片手持ちのしっくり感は尋常じゃないSH-04Fに機種変更

σ(^^)はメインは3G以来のiPhone派ですが、サブというかおサイフケータイ専用にdocomo回線端末を保持しています。2年ほどXperia SXことSO-05Dを愛用してきました。その前はF-04B、N707iμなどおサイフケータイとしてその時々で最少最薄のものを渡り歩いて来ました。しかし、SX以降4インチ未満の機種は発売される気配はなく(iPhoneとの差別化の意味でも)より大きくなる流れ。もちろん、ネット端末として使うには5インチ、6インチクラスでもいいし実際にXperia Z Ultra Wi-FiNexus7(2013)も愛用していますが、おサイフとしてポケットに入れて持ち歩くには論外。このままずっと壊れるまでSXを使うのかなぁと思ってました。2014夏モデルではXperia A2という比較的小型なモデルがありましたがそれでもデカい。そもそもそれでいいならとっくにZ1-fに特攻していたでしょう。

そんな中でふと目についたのはAQUOS ZETAことSH-04F。5.4インチとけして小さくはないんですが3辺狭額縁でフットプリントが小さい(SHARPではEDGESTと呼んでいるようです)!5インチのNexus5と同じくらい。そして手にとってみるとエッジの付け方が上手いのか自分の手にとてもしっくり来ました。往年のPalmやインフォキャリーを彷彿とさせるサイズ感。これで電子小説を読んだらさぞ快適だろうなぁ、と思ったらもう気絶していました。

■ハード周り

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左からXperia SX (SO-05D)、AQUOS ZETA (SH-04F)、Xperia Z Ultra (SGP412JP/B)。

三辺狭額縁なデザインのせいか画面が3:4に見えますが普通にフルHDです。電子書籍的には横が1200だったら言うことなしだったんですけどねぇ。そしてなぜかdpi指定が大きめにしてあるらしくホーム画面のアイコンは4列のみ。画面が小さいことを配慮したんでしょうがいくらなんでも大きすぎ。理論上は表示解像度は高くて綺麗に見えるはずなんですが、実際にはそこまで高解像度なリソースをもっていないアプリが多く、むしろギザギザが目立ってプアな感じ。docomo謹製のまちキャラすらそうです。せめて5列になるようなdpi設定にしてほしかった。ホームアプリをNovaに置き換えて7列にしてますがなんの不便もなし。シニア向け機種というわけでもないんだしもう少し広く使える指定にしても良かったんじゃないですかね。てかdocomo自体もこれをするならまちキャラの画像リソースくらいあわせてくれよと。

防水な点はXperia Z Ultraをリプレイスするという観点で非常に重要でした。もともとがNexus7があるのにわざわざUltraを買った理由がそこだったので。ただあれは逆に薄すぎていまいちホールドしづらいのと、やはり持ち歩くには大きい。そしてちっともAndroid4.4更新が来ないという点で不満が募り、それを一気に解消するという意味でSH-04Fは魅力だったわけです。専用のマグネット充電端子ではなく普通にmicroUSBでしかもそこがキャップレス防水という点も実用上はメリットが大きいです。

色は珍しくホワイトをチョイス。ブラックは背面がツルテカで指紋が目立つ感じだったので真っ先に排除。同じブラック背面なのにマットなオレンジとかなり悩みましたが、ホワイトの背面の質感がよかったしたまにはいいか、と。「動画優先端末なら黒、電子書籍優先端末なら白」という自分ルールもありましたが、本機種は画面周りはブラックなのであまりそこにこだわってはないです。個性のあるデザインだとは思いませんが、手に馴染む感はトップクラスだと思います。

バッテリーが3,300mAhというのも注目点です。サブ機故に数日ポケットや鞄内で放置して電池を切らしてしまいがちなので。IGZO液晶も省電力に貢献しそうなのも興味が。液晶の書き換えレートを落として稼ぐモードもあるようです。動画やゲームはメインの使途ではないのでいいかなとか。まだ買ったばなりでいじまくりなので結構減る気がしますが。あとエコ技ってのをONにしないと効かないのかな?

そのIGZOですが発色は素晴らしいです。色温度的にも尿要素はなく白が綺麗な白に見えます。カラープロファイルも選べてsRGB相当なものもあるようです。気に入らなければそこで調節も利くというのが最近のAndroidのいいところです。

注目のVoLTE(高音質通話)に関してはまだサービスインしてないので未知数ですし、どのみち電話しないからアレなんですが、まぁ新技術オタとしては楽しみではあります。

カメラ位置が画面下というレイアウトなので、顔認証の時のアングルが微妙w。カメラを置くに傾けるようにしないと認証視野に顔が収まりません。また一般的にもっともブサイクに見える煽りアングルを自分で毎回目にしなければならない鬱な側面も…

Screenshot_2014-05-25-15-42-40■独自のユーザビリティ

差別化機能としてグリップマジックとワンハンドアシストというのが秀逸。

グリップアシストでは画面両サイドにセンサが搭載されており、ユーザが端末を手にもっていることを検知します。これにより、

  • 手にとったら画面ON、おいたらOFF
  • おいたら音楽再生音量をUP
  • ポケットの中でもったら着信を振動でフィードバック
  • 縦持ちしたまま寝転がっても画面が回転しない

特に最後が重宝します。ただまだ持ち方でたまに誤検知はあるようですw。最初のもたまにもたつくことがあって、結局電源ボタンおしてしまうことも。

ワンハンドアシストは写真のように画面の実効エリアを限定して、片手持ちで指の届く範囲にUIを制限するモードです。片手持ちでの操作性を重視した動画プレイヤーを開発している(ただしiOS向け)σ(^^)的にはこのコンセプトは共感できます。できればロック画面でパターン認証する時は自動的にこのモードになってほしいですね(左右どちらの手でもってるのかグリップマジックで検知できないかしら)。

■Xperia SXと使い分け?

当初、機種変更後はSIMをXperiaSXに戻し、本機はSIM無し運用またはMVNO運用するかとも考えてました。ただまぁ本機が思いの外快適なのと、おサイフケータイとしての両立が難しいので、少なくとも当面は本機をメインおサイフケータイ機として使ってみようかと。ただしプランは今は亡きパケホーダイダブル維持で、テザリング&Wi-Fi運用なのはかわらず。この機会にパケホーダイフルにすることも検討したものの、やっぱり(iPhoneとの併用としては)高いし、いちどダブルを辞めたらもう戻ってこられない不安があるので。一応ピッタリなベルトケースも見つけたので、これから上着にポケットがないことが多い季節もやっていけるかなと。これ4インチ用って書いてあるのにピッタリはいるSH-04Fのコンパクトさよ。ちなみにテクスチャ違いと思われる型押し無しの姉妹品もありましたがこちらはなぜかフタが締まらず。テクスチャの違いで微妙に固さに差があるようです。質感としてはそちらの方が好みでしたが仕方なし。

ちなみにMVNOのIIJmioはIPv6対応というオンリーワンの特長をもっているので、もしdocomo SIMはSXに戻して使うなら、こっちにそれを指すとIPv6でテザリングできるかなーと期待したんですが、実際にIIJmioのSIMを指してAPN設定画面を見てみたところ、IPv4のみでグレーアウトして選択できませんでした。残念。

■電子書籍端末として

実際にアプリと書籍を入れて見てみましたがやはり快適です。ページめくりに使える音量ボタンの位置もイイカンジ。こうなると読書アプリとして音量ボタンが使えることが必須になってきます。メジャーどころではKinoppy位かな?ただ紀伊國屋は結構売ってないタイトルがあるんですよね。各プラットフォームのリーダーアプリ制作者様におかれましては、早急に

  • 音量ボタンでのページめくり
  • 左右どっちの端をタップしても進む方向へ移動

機能を実装していただきたく。あとKinoppy制作者様は、音量ボタンを使う度にOSの操作音が鳴るのをなんとか抑制できないですかね。マナーモードにしない限り、ページめくりの度にピッピッピと鳴るのが…

さてこうなると自炊小説をiOSのbREADERのようにリフローして読みたくなります。そこで改めてAndroid向けにそういうアプリがないか調べたところ、ありました!MHE Novel Viewer(以下MHE)がそれです。bREADER同様、元々は青空文庫リーダーですが、スキャンした画像の文字組を認識し、画面サイズにあわせてリフローしてくれます。bREADERでは事前にPC/Mac上のbrcというツールで解析処理をして情報ファイルをアーカイブに加えておく必要がありましたが、MHEではそれもAndroid上で別アプリを使って完結できます。認識精度はいまのところ同程度な印象。本来の改行のあったであろう位置に少しマージンが開きすぎてしまうきらいはあるかも。あと、機能はこちらの方が豊富ですが、使い勝手の面でそれらがいまひとつ馴染んでない印象。例えば、白黒反転で読みたい場合、画像認識結果の方の反転をオンにすると同時に、背景壁紙の色も黒に設定しなおさないといけない、とか。4辺のマージンを独立で設定できるのも(画面サイズが異なるAndroidでは特に)便利ですが、設定によっては前ページの最後の行が先頭に見えたりして微妙(これ親切でやってるのかな?)。あと挿絵ページが単独表示されず、普通に直前の文の直後に表示されて、半分見切れてしまうとかも惜しい。Android4.4なので画面下部のツールバーは設定で消して全画面化できますが、小説読むにはむしろ縦に長すぎても目の移動が大きくて辛いので出したままで使っています。

まぁ一度セッティングが決まってしまえばbREADERとほぼ遜色ない読書エクスペリエンスではないかと。bREADERは信奉者も多い一方、もはやあまり開発が活発には行われていないのに対し、こちらは今後の期待ももてます。移動中に手持ちのiPhoneで自炊小説を読むにはbREADERは神アプリなんですが、やはり5インチ&フルHDくらいあると文庫本感が高くて良いです。実際、リフロー無しでも結構普通に読めます。画面サイズとしてはKindle Paperwhiteなどの一般的な電子ペーパー系端末(6インチが多い)より一回り小さいですが解像度は比べるべくもないですし、片手でがっちりホールドできるので、ヘンなハードウェアハックも不要で不安なく読書できます。

■アクセサリー

クレイドルとかもないのであとは液晶保護フィルムくらいですが、これが思わぬ当たりを引きました。iPhone5/5s用ベルトケースで長らくお世話になっているアスデック製品なんですが、アンチグレア(マット)特有のぎらつきを低減[公式サイト]、と書いてあるので買って見ました。アンチグレアのフィルムって光を乱反射させる仕組み上、どうしてもつぶつぶ感が出て、せっかくの高解像度も、フォントの縁などがざわついた感じになりますよね。それがないというわけです。実際ほぼ気にならないレベルだと思います。指滑りも文句なし。ブルーライトカット機能がないのが惜しいかな。でもこれは良いものです。正直アスデック舐めてた。他の端末のも貼り替えたいレベル。

 

 

 

やはり持ち歩くには大きいので自宅専用にしようかなと思って買って見ましたが、読書用など思いの外快適なので、常用に格上げされそうです。少なくとも電車乗る時にはもっていきたい。正そうするとおサイフケータイとしては使い分けが難しいので、普段から我慢して持ち歩くしかなく、でもまぁそれも許容できる快適さをもってるかなという感じです。値段は結構高く8万円以上払っているので、じっくり2年は活用できるといいなぁ。とりあえず、Nexus2013とXperia Z Ultraを処分すれば半額くらいはまかなえる気がするので、後はdocomoの月々サポートで償却していけるかな?

レヴォーグようやく試乗、ただし1.6GT

ようやくレヴォーグを試乗できました。ただしアイサイトの生産遅れの関係で1.6GTのみ。予約した2.0GT-Sとは排気量やダンパー、SIドライブのS#がないなど足回りはかなり別仕様。それでも乗れるならとディーラーに配備初日に特攻。色はホワイトパールでした。

もういきなりディーラー敷地から道路に出る段差でボディ剛性がガチガチに固いのは感じました。昔試乗したシロッコを彷彿とさせる戦車感。段差超えても交差点曲がっても大きな鉄の箱に囲まれてる安心感。好みです!あの試乗した時のガッチリ感が忘れられないシロッコと同等でかつ適度に扱い易い車幅。これは理想のボディかも(全長長いけど…)。遮音性も上々で個室感があります。

出だしはターボラグ&CVTという二重苦のせいかコンマ何秒もたつく気もしたけど、一瞬のラグの後モリっと加速する。CVTでよく言われるラバーバンドというほどの遅れはない印象。気にしてると気付くかなという程度。ラグの後の加速は街乗りには充分なトルク。むしろ慣れないとビビる。ただまぁ道路の前が詰まっててあまり踏めず、パドルもほとんど試せず。それでも感触としては高速の追い抜きとかでももっさり感は感じないんじゃないかなと。1.5ターボのCOLT Ver.Rと比較しても車重が増えたことを感じさせない上になお速いと断言できます。2.0とS#使ったらどうなるんだ。っていうか使う場面あるか?

参考として、同行したマークIIクオリス2.5L乗りのからすると少し物足りない様子。そこはNAのレスポンスの良さの違いですかね。でもσ(^^)もちょくちょく乗るけど、あれ決してトルクがある車ではないからなぁ。踏んだら踏んだだけ加速はするけど、発進とか高速合流とかでは数千回転位まで甲高く回してやっとという感じ。レヴォーグは1.6でもそこまで踏まなくてもモリモリグイグイ来る。ただNA+ATに比べちゃう兎とさすがにほんのちょっとラグがあるかなという。

試乗車だし踏んでみたくなる車なので仕方ないのだけど、燃費計は平均8km/L台と振るってなかったのが気になりました。カタログ燃費17km/Lから半分かよ、と…

1.6なので2.0GT-Sと違ってアイドリングストップ対応。特に再始動とかで違和感は無し。軽く踏んで止まるだけだとアイドリングは続いてて、少し強く踏むと止まる。すぐに青になりそうって時はあえて止めないという制御もできるのはいいかもなぁ。ま、2.0GT-Sだと関係ないんすけどね…

足は固めで路面の凹凸が素直にカツンカツン来る。気にはなるけどすぐ収束するから不快ではないかな。マークIIクオリス乗りはかなり気になった様子。σ(^^)は逆にあのぐんにゃり感が苦手なのでレヴォーグの固めの足の方が好み。ここはビルシュタインのGT-Sではどう変わるか楽しみな部分でもあります。

メーターは常時照明で見やすい。青と白のLED照明ぽいけど適度な輝度があってクッキリ。ただFUELがタコの続きみたいな並び(同じ円周上に0rpmの下にFがくる)になってて慣れないとちょっと違和感。マルチファンクションディスプレイの視認性も上々。予想航続距離が出るのは便利かも。

微妙かもと思ったD型ステアリングは思ったほど違和感なく、小さめ(?)な直径もしっくり。これでGT-Sの本革巻きになればかなりヨサゲ。重さも申し分無し。1.5tの車重があるとは感じさせない軽さであありつつ、安っぽい遊びもなし。多くのレビューで「しっとり」と書かれてますが、まさにそんな感じ。ウインカーレバーの太さや感触も高級感を感じ無駄にウインカー出したくなるw。

新デザインのスマートキーがやや大きいなぁという印象。絶対的なサイズはそうでもないんだろうけど、涙滴型というか砲弾型というか太い部分とくびれ部分があるのでそう感じるのかも。

一周した後ドライバー交代して敢えての後席乗車。さすがにコンパクトカー乗りからするとゆったり。むしろ4人ドライブの時に会話に困るかも。足元は電動シートではないので広々。これは電動シート車だともう少し(シート下の空間が)狭くなるはず。

助手席のグローブボックス部分の加飾は2.0GT-Sのシルバーカーボン調よりもこの1.6GTのマットなシルバーの方が正直好み。カーボン柄ってあんま好みじゃないんだよなぁ。

 

ともあれ乗ってみて落胆する部分はなく、むしろ納車が余計に楽しみになりました。(排気量だけで言えば)個人的には1.6で充分という感じ。

以下は今回は試せなかった部分。6/20の発売日以降、別グレードでの試乗を楽しみにします。

  • アイサイトVer.3
  • 電動パーキングブレーキ+オートヒルホールド
  • 純正ナビ
  • 車庫入れ