防水ピュアタブWindows8機だぜ Arrows Tab WiFi QH55

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hp 2760pを買った時、「MacBook Proを買った時、もうWindowsのノートPCは買わないかも知れないな、と思ったものですが、意外とそうでもありませんでしたw。」と書きました。

また、同様にAtomについても(遅いから)二度と買わん」とか思っていたのですが、結局これも覆されました。

てことで、Arrows Tab WiFiを注文しました。このモデルの特徴は、

  • AndroidでもWindows RTでもなくWindows 8のピュアタブ
  • Atom Z2760
  • メモリ2GB(Atomの制約)
  • SSD 64GB
  • 10.1インチ 1366×768 IPSタッチパネル液晶
  • 防水/防塵
  • 574gとiPad2より軽量

など。nasne録画をお風呂で視聴するビューワーとしてXperia Tablet Zが気にはなっていたんですが、Androidタブレット自体にほとんど価値が見い出せず割高なんだよなぁ等と思いながらヤマダ電機をぶらついてて発見。冒頭のようにWindows機には最近めっきり関心が向いていなかったので、昨年11月に発売されていた本機もまったくアンテナに引っかかってませんでした(^^;)。

もう在庫や価格(確か87,800-10%P)の確認をしてその場で気絶する寸前だったんですが、ふとカタログを見ていると、FARQ55J2というOffice 2010無しモデル(76,800-10%p)が3月末に発売されることを発見。ヤマダ価格で11,000円差。今更2010なんていらないし、例のOffice 365で2013が五台まで利用可能になる予定だったので、どう考えてても買って帰ったら損だということで「まだ20日も待たされるのかー」と思いつつも我慢して帰宅。更にWebで調べてみると、上記型番のモデルに関してはヤマダの価格はまずまずだったんですが、富士通の公式オンラインショップWEB MARTでOffice無しのCTOモデルが選択可能。さらに価格.com経由だと専用モデル扱いで67,628円。納期は一ヶ月という表示でしたが、まぁ、店頭にOfficeレスモデルが出回る今月末には届くんじゃね?位の気持ちでオーダー。WEB MARTでの買い物は多分初代LOOX Tとか買って以来。あれもCrusoeって超低消費電力がウリのもっさりCPUだったなぁとか。富士通のPC自体それ以来ぶりじゃないかな?

そして昨日になって嬉しいお知らせ。お届け予定日が繰り上がって今週末には届きそう。しかも今見たらWEB MART限定モデルはAtom納期未定につき受注停止になってる!滑り込みだったっぽい。モデルチェンジというか店頭モデル用に振り向けてる感じ?まぁ、でも半月近く予定が速まったのでwktkが止まらずエントリを書いてしまいました。

なお、Web限定モデルはQH55/Jではなく、WQ1/Jという型番になってますが、保証期間が2年(価格.comモデルだと3年!!)という違いしかないので、以後便宜的にQH55で統一したいと思います。

■気に入った点

まだ手元にないですが、カタログ・インスペクション。まずWindows8が使えるということ。もう既に何台にもWindows8を導入済みですが、いいですよWindows8。特にタッチはサクサク使えます。というか上に書いたとおり、Androidに魅力を感じないので、Xperia Tablet Zのように優れたデザイン&スペックの製品があっても、「で、何に使う?」っていうと余り浮かばないというのが現状です。AndroidでできるならiPadでも大抵足りる。それがWindows8となればゲームとかもネイティブでできちゃいます。iPad/iPad mini+リモートデスクトップ接続アプリで色々試したりはしてますが、やっぱり操作感やレスポンスがいまひとつ。Widnows8ならそれがもっと快適になるんじゃないかと。Atomなんでバリバリ3Dなタイトルは無理ですが紙芝居ゲーくらいなら多分。最悪でもリモートデスクトップ接続クライアントとしてiPadよりも優秀なんじゃないかと。

そして防水であること。多分ですが現状でWindows8が動く防水タブレットって他にないんじゃないかと。お風呂でテレビ(録画視聴)だけでなく、ゲームもできるなら長風呂アイテムにはもってこいだろうと。

またσ(^^)は長いことTabletPCを仕事(ユーザテスト等)のノートツールとして活用してきました。やはりペンUIとしてはiPadは全くMicrosoftには適いません。デバイスこそ電磁誘導ではないですが、手書き認識周りなどWindowsのペンUIが使えるならそっち方面にも活用でき、重たい2760pの代わりになるかもという期待も。少なくとも店頭で指でMicrosoft Journalで試し書きした限りでは良好な印象でした。これでとりあえず「仕事の為に買う」というエクスキューズが成り立ちます(笑)。そちらを優先するなら電磁誘導デジタイザがついて他社製品を選ぶべきだったんですが、今回は防水をとりましたw。WindowsストアアプリはJavaScriptベースで開発してもインク系APIが使えるっぽいので、Journal等で具合がよければなにかしら仕事用アプリも作って見たいなと思っています。

Atomなのはあまり良い印象はないですが、Clover Trailはデュアルコアで2コア/4スレッドだしビデオ周りもフルHD OKということなので、もう一度チャレンジしてみようかなと。それよりメモリが2GBなのがちょっと心配ですね。

あー超楽しみ!

HTTP Live Streaming覚え書き

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以前、Darwin Streaming Serverを使って動画ファイルをソーシャルビューイングする話を書きましたが、この方式(RTSP)だとiOS端末から視聴できないので、HTTP Live Streamingに挑戦してみました。

HTTP Live StreamingはAppleが推進しているストリーミング配信方式で、近年デ・ファクトになりつつあるようです。主立った特徴として、

  • Apacheなど通常のWebサーバーにファイルを置けば配信できる
  • クライアントの通信帯域に合わせて、複数用意したビットレートのファイルを自動的に使い分けてくれる
  • HTML5のvideoタグを使ってHTMLページ内でインライン再生できる(iPhoneは全画面強制)

等があります。いつもソーシャルビューイングする面子にiPadしか通信端末がない人がいて動画視聴とチャットが同時にできなくて困ってたんですが、HTMLページに動画に加えインラインフレームでチャットサイトを呼び出すことで、1画面内で再生とチャットが同時に実現しました。更にAppleTV等AirPlayクライアントがある環境なら動画再生をそちらに飛ばし、iPad側はチャットに徹するという、疑似バックグラウンド再生までできてしまいます。画面写真を貼りたいところですが諸般の事情により自重。ベランダの植木鉢の成長動画をみんなで愛でている様でもご想像下さいw。

■動画の下ごしらえにはApple製のCUIツールを使用

iOS端末で視聴する場合、動画のコーデックはH.264を使います。ただしコンテナはmp4ではなく.ts(MPEG2 トランスポートストリーム)になります。更にDarwinで使う時のヒントトラックのようなインデックス情報をテキストファイルで用意する必要があります。これを簡単にしてくれるCUIツールがAppleから配布されています。Developer登録してないとダウンロードできないかもなので、未登録な人はFFMPEG等を使う方法をググったりしてみて下さい。今回は、streamingtools_beta157_signed.dmgを入手しインストールしてある状態で操作しています。

目標として、720p、600p、480pという三段階の画質/ビットレートの同内容の動画を用意し、クライアント側の帯域にあわせて自動選択をすることにします。H.264/AACなmp4ファイルを用意し、下記のフォルダ階層下に配置します。

src/
    lo/
        hoge.mp4
    mid/
        hoge.mp4
    hi/
        hoge.mp4

srcフォルダの下に、lo/mid/hiというビットレート別のサブフォルダを作り、それぞれの中にレート違いの動画hoge.mp4を置いてます。CUIツールでパス指定とオプションを駆使すればこの配置である必要もないですが、とりあえずAppleのドキュメントに倣っています。動画ファイルを取り違えないよう注意しましょう。

次に、各動画のコンテナ変換とセグメンティングを行います。

cd src/lo
mediafilesegmenter -s –I hoge.mp4

loの部分をmid、hiに置き換え計3回実行します。-sオプションは.tsファイルを単一ファイルで出力する指定。以前はセグメンテーション毎に通し番号の付いた無数の.tsファイルを生成されてたんですが、これをつければ出力される.tsファイルは1つだけになります。-I(大文字のi)はIフレーム単位のシークが行えるようにするインデックスも合わせて出力します。どちらもiOS端末がiOS5以降でないと対応できないようです。ここまででファイル構成は以下のようになると思います。hoge.mp4は不要になるので消しても構いません。

src/
    lo/
        hoge.mp4
        hoge.plist
        iframe_index.m3u8
        main.ts
        prog_index.m3u8
    mid/
        hoge.mp4
        hoge.plist
        iframe_index.m3u8
        main.ts
        prog_index.m3u8
    hi/
        hoge.mp4
        hoge.plist
        iframe_index.m3u8
        main.ts
        prog_index.m3u8

main.tsがtsコンテナにパッケージングし直された動画ファイルです。エンコードする訳ではないので数秒で終わります。prog_index.m3u8ファイルがHTML5のvideoタグで動画ファイルの代わりに指定するプレイリスト定義ファイルです。

次に、この3パッケージの動画をクライアントが動的に切り替えて使用できる統括プレイリストを作成します。srcフォルダ直下に移動し、

variantplaylistcreator -o all.m3u8 lo/prog_index.m3u8 lo/hoge.plist -iframe-url lo/iframe_index.m3u8 mid/prog_index.m3u8 mid/hoge.plist -iframe-url mid/iframe_index.m3u8 hi/prog_index.m3u8 hi/hoge.plist -iframe-url hi/iframe_index.m3u8

ちと見辛いのでビットレート毎に色分けしてみます。最初に出力ファイル-o all.m3u8を指定した後、prog_index.m3u8と(動画名).plistを指定し、-iframe-urlオプションでiframe_index.m3u8を指定。これをビットレート種類の数繰り返すわけです。Iフレームシークが不要な場合は3つ目は省略できます。これでsrcフォルダの下にall.m3u8が生成されます。

一式をWebサーバーに置き、QuickTime Player等のHTTP Live Streaming対応ソフトでall.m3u8ファイル(ビットレート固定したい場合は各サブフォルダのprog_index.m3u8)を開けば(QuickTime Playerの場合は「ファイル」->「場所を開く…」から)再生できるはずです。ただ、手持ちの環境では、なぜかWindows版のQuickTime PlayerやVLCでは再生できませんでした。せっかくiOSで再生できるようになったのにWindowsな人が排斥されては困ります。ここはまだ調査中です。

■HTMLページに埋め込む

HTMLファイルにこんな感じで書くだけでOKです。

<video src="all.m3u8" controls preload=”auto” width="100%"></video>

controlsは操作UIを表示する(なくても表示される?)、preloadはページを開くと同時に動画を先読みする指定です。その他、autoplayを指定すると自動で再生が始まるはずですがiOS(Safari)の場合は無視されるようです。JavaScriptからの再生制御もiOSでは効きませんでした。これができるとAjaxや時刻指定で一斉に再生開始して同期視聴できたり面白い
んですが…

実際に再生してみると、まずは480pの動画から再生され(多分variantplaylistcreatorで指定した順?)、帯域に余裕があると見るや600pや720pに途切れることなくスイッチしていきます。(事前のエンコは手間ですが)最低通信速度の面子に合わせて全員が画質を落とさなくても済むのは大きいです。

画質落ちてもいいからパケット量を減らしたい、という場合は、all.m3u8の代わりにlo/prog_index.m3u8を指定したHTMLを用意してやればOKです。我が家ではURIのGETパラメーターで指定できるように工夫したりしてます。

また、これもウチではMac/iOSのSafariからしか再生に成功していません。videoタグは使えるはずのChromeやFireFox、果てはWindows版のSafariでNG。.m3u8形式のファイルを動画として認識してくれないってことなんでしょうかね?WindowsやAndroidでもHTTP Live Streaming自体はできそうな記事がちらほら見付かるので、もう少しリサーチしてみたいと思います。

 

複数ビットレートを使い分けようとしない限り、事前の準備はDarwinを使ったRTSP配信とそう手間はかわらず、相手がMacかiOSなら別途ソフトのインストールもいらないで視聴できることがわかりました。難点は同期再生できないこととWindowsからの再生が(今のところ)できない点。このあたりはリサーチ次第で改善できる余地がありそうなので、もう少し研究してみたいと思います。

FLET’S ミルエネ利用開始

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IMG_3068

フレッツ光ネクスト化が完了したので、Bフレッツの時には利用できなかった「FLET’S ミルエネ(以下ミルエネ)」も申し込みました。ミルエネは家庭の分電盤やコンセントに計測機器を取り付け、消費電力量をクラウドにアップして電力消費量をグラフ表示するサービスです。

コンセント用の計測機を含まない、基本セット(親機+分電盤用計測機)が、補助金使って買い取りなら無料、レンタルなら月210円。プラスサービス利用料が月210円です。補助金は手続きが面倒くさそうだったし利用期間などの縛りもあったので月210ならいいやとレンタルをチョイス。ちなみにコンセント用のタップ型計測機は買い取りのみで4,200円です。

写真の左が親機。ブロードバンドルーターにLANケーブルで接続して使います。右が分電盤用の計測機。二本のケーブルの先にクランプ(洗濯ばさみのようなクリップ)をとりつけ、分電盤のメインブレーカーから出ている赤と黒の線を挟む形で取り付けます。取り付けの解説動画はこちら。親機と計測機の通信はZigBeeという幻の(笑)短距離無線通信規格を使っているっぽいです(名前は何年も前から知ってたけど、実際に使ってるデバイスに触れるの初めて)。最初に2つの機器間のペアリング設定が必要でした。手順としてはBluetooth機器でやってればそう難しくはないでしょう。

その後でflets-eco.jpにログインしてアカウント設定を行うと、Javaアプレットが起動して、IDとパスワードをLAN内の親機に自動書き込みしてくれるんですが、何故かウチでは上手くいきませんでした(親機が見付からないと言われる)。仕方ないので、親機のIPアドレスを直接叩き、管理画面からログインして手動でID/PWを設定。「認証」ランプが点灯すればOKです。ウチはMACアドレスをDHCPサーバーに登録して固定IPアドレスを振っているので特定余裕でしたが、WindowsならNetBIOS名でもアクセスできるようです。上記設定が上手くいかずなおかつMacしかない環境だったらちと大変かもですね。

■実際のグラフ表示の様子

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基本画面はこんな感じ。右サイドバーは電力会社側の発電量に関するものなのでスルーしてOKです。我が家はひとり暮らしなのに夏場など1万数千円にもなってしまう電力食い世帯でお恥ずかしい限りですが、こんな感じで時間別のグラフ(オレンジ棒)、累計(赤折れ線)が出ます。青い横棒は目標値として1万円を指定したら出てきたものです。CO2を毎日数kg(気体でkgといったら体積は相当なものでしょう)排出してるよ、と言われると凹みますね。まさに「見える化」の効能でしょう。

 

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こちらが時間別、1分単位のグラフ。これだけきめ細かに計測できるなら、コンセント別計測しなくても、マネにスイッチ操作しながら眺めれば、なにが瞬間的にどれだけ食ってるかだいたいの見当はつけられそうです。タップ型はその機器が毎月どれくらい使われてるかという統計値まで必要な時に使うって感じですね。というか、サーバーや冷蔵庫などはスイッチをOFFにとか試しづらいので、やっぱりタップ型も欲しいなぁ。

 

その他、地域、間取り、家族構成別の平均値と比較したり、自分のランキングがわかる画面などがあります。ちなみに3月のひとり暮らし世帯での暫定ランキングは651世帯中580位。ギャフン!地域別で1500世帯くらい、間取り別で500世帯位しか登録がないようなので、全国で利用してる数はせいぜい1万世帯がいいとこでしょうか(てか西日本でもやってるんだっけ?)。

■どう活かすかが問題

さてせっかく月420円(+電気代)払うのだから、オモスレー!で終わらせず、それ以上の電力消費に結びつけたいものです。我が家では冬場はエアコンは基本的に使わないものの、常時稼働のサーバー類が、ML115(+UPS)、Mac miniサーバー(+UPS)、録画用Windows機(+UPS)、NASが2台、WiFiアクセスポイントが2台、BD/DVDレコーダー、nasne、AirMac Expressなど。あとは冷蔵庫ですかね。白熱電球は全廃済み。消費電力が大きく瞬発的なものとしては、プロジェクター、AVアンプ、生ゴミ処理機、そして洗濯機、電子レンジ、電気ケトルなど。今までどちらかといえば後者の群が元凶なイメージがありましたが、就寝中や外出中の待機(?)状態であるはずの消費量が金額で16円/時前後あることがわかりました。これが1日384円、月にすると1万円以上と大半を占める計算になります。つまり目に見える「照明やテレビを豆に消す」とかいう節電ではなく、常時稼働機器を減らすというところがキモになってくるわけですねぇ。

まぁわかってましたけどねっ!

ML115で動いているサービス群をはやくMac miniサーバーに移行させて退役させないとなんだけど、色々苦戦しててもう1年以上併用状態なんですよねー。あと、広域イーサネクストで実家と高速でやりとりができるようになってれば、帰省用LinkStationをやめてDS1511+に一本化できたんだけどなぁ。

nasne(torneアプリ)のEPGの快適さはガチ

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発表当初から興味はあったものの、既にPCとBDレコーダーで録画環境は揃いまくってる我が家ではスルーせざるをえなかったnasneですが、思うとこあって導入しました。

というのは、お風呂iPad視聴(冬場限定)の充実。久しぶりにAirServer(によるtsのlive conversion)を使ってみたらいまいち調子が悪いし、シークが長すぎるので見限り。「レコプラ」のiPad版の登場でソニー製BDレコーダーからのストリーミングができるようにはなったんですが、うちのAX1000は正式サポートしておらず、一応DLNAクライアントである「TwonkeyBeam」から直接開けば再生はできるもののDR(非劣化)画質で録画したものは無理。ソニレコはPCのバックアップ用途なので基本DR録画なんですよね。4月の防滴Xperia TabletやPanasonicのDLNAクライアント搭載のお風呂テレビSV-ME5000辺りも検討したんですが、それよりはnasneを買ってSR画質で録画する方が安上がりじゃね?ということで。

■本体周り

光学ドライブがなく、HDDも2.5″タイプを使っているため、一般のレコーダーと比べるととてもコンパクトです。下手なブロードバンドルーターよりも小さいレベル。動作音もとても静かで、今回配線の関係で寝室に設置しまいたが今のところ音が気になったことはないです。

B-CASカードの赤い部分が一部見えているのが無様といえば無様。

うちはDHCPサーバーで固定IPアドレスを振っているので、あらかじめ本体底面のシールにあるMACアドレスを登録してから起動したことでIPアドレスはすぐわかり、ブラウザでの初期登録には困りませんでした。逆にハマったのはPS3の設定。torneアプリをインストールして起動するも「torneが見付からない」的なエラーが出て起動できず。もしかしてtorne(USBチューナー)もってないとnasneも管理できないの?!もう使わないから実家にもってちゃったよ!と焦ったり。ググると、その場合は「セーブデータ管理」からtorneのデータ(録画番組含む)を全削除してから起動すれば良いようです。

基本的な設定はブラウザから行います。名称を変えたりチャンネル設定をしたり。DLNAクライアントから見えるアイコンも何種類かから選ぶことができ、ネットワーク上に複数台のnasneを稼働させる時なんかは区別しやすくて便利そうです。ただ、SMB(Windows)ファイルサーバーとして使う気は毛頭ないので、これは完全オフにできると良かったかも。どいつもこいつもNetBIOS名バラまきすぎだっつーの。

■torneの快適さ、Vitaで再び!

設定がWebからと書きましたが、通常の予約録画などはおこからは行えずPS3、Vitaはtorneアプリから(名前がややこしいw)、PCやスマフォ、タブレットはCHAN-TORUというWebサービスから行います。特筆すべきはやはりPS3/Vitaからの使い勝手の良さ。PS3でtorneを使った時の衝撃再び。torne(USBチューナー)は地デジのみ&シングルチューナー、しかも録画の度に電力食いのPS3が起動するということで実用には難アリでしたが、nasneならシングルチューナーであるという点以外は改善されています(その気になれば複数台運用という手もw)。そしてあのサクサクEPGの快適さがVitaでも!PS3ほど起動時間がかからないし、部屋中どこにいても予約ができる。これはかなり快適。実際、今期みているアニメ番組を一挙予約しましたが短時間で非常に快適に作業できました。

ちなみにVita版のtorneは本来800円ですが、期間限定で今なら無料で入手できます。できればPS3版同様、Vita版にも「レコxトルネ」プラグインを発売して、このサクサクEPGからSONYの家電レコーダーにも予約を入れられるようになって欲しいですね。

■肝心のストリーミング再生品質は?

結論からいうとiOSでは若干難アリです。リスト操作は「レコプラ」で、再生を選ぶと「TwonkeyBeam」が起動して再生される訳ですが、途切れるまで行かないまでもガタガタします。ms単位でつっかえている感じ。音声にはノイズという形で現れます。「あーーーー」が「あ.あ.あ.あ.あ.」になるとでも書けばイメージしてもらえるでしょうか?さらにBSだと音が出なかったりということも。なんて言ってるのかわらからないレベルではなく、"ながら"で見る分にはギリギリ許せるレベルなんですが。

2013.03.04追記:TwonkeyBeamがバージョンアップして、問題ない品質になった気がします。シークをすると上記の音切れや音ズレが顕著だったんですが、今んところ大丈夫。一度だけやはりNHKで番組の切り替わりに音が出なくなりましたが、シークしたら鳴りました。更に端末へのダウンロードもできるようになりました。iPad3へ30分番組(3倍画質)をダウンロードしてみたところ2,3分かかりました。これくらいの時間ならかなり気軽に持ち出しができそうですね。広域イーサネクストやUT-VPNを介して実家からの視聴も夢ではないかも。

一方、VitaやXperia SXでならさすがに音声が出ないといったトラブルもなく再生品質は上々です。ストリーミングは480pになるという話をどこかで見ましたが、みた感じそれよりは綺麗な印象です。iPadでも720pくらいはあるように見えますが実際のとこはどうなんでしょうね。Vitaに適当な防水ケースがあれば、Vitaをテレビ用にしてiPadでネット、的な使い方をしたいところです。

というかこのままだと結局Xperia Tablet Z WiFi買ってしまうんじゃないか?っていうw。それを回避する為の買い物だったのに、むしろ欲し待った、的な。まぁ。4月ともなればあんま長風呂する季節じゃなくなるので、なんとか物欲を抑え切れればいいなぁ。

というわけで、Xperia Tablet Z買わなくて済みそうです。いや、たぶん買わないよ…多分…

ようやくiPhone5用クレードル入手 サンコー USBIP5C

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本体から遅れること二ヶ月半。ようやくLightningコネクタで使えるクレイドルを入手しました。今までにも2,3あることはあったんですが、国内でサクっと買える代理店がなかったり、コネクタ部分が可動式ではなくケースつけてると使えるか微妙だったりで手を出せなかったんですが、ようやくサンコーさんがやってくれました。

SDIM0396

見辛い場合はクリックして拡大して下さい。コネクタ部分が前後に動くようになっていて、背面の厚みの差に対応できるようになっています。根元も少しせり上がってる形なので、多少の厚みのケースなら対応可能です。Lightningコネクタ自体もどこぞの手作り感満載のものと違って、純正品と見まごう作りです。ウチではハードシェルを装着したiPhone5とiPad miniでちゃんと認識しました。

あと、写真ではわかりませんが手前に動作を示すLEDがあります(今度のは赤色)。端末載せてない時でも常時光りっぱなしでウゼェっす。

さて、とりあえず動作は問題ないとして、個人的にはクレイドルの価値は「片手で付け外しができる」ことにあると思います。そのあたりはどうでしょう?

SDIM0405結論からいうとイマイチ。右の写真のように背面側は大きくえぐれていて、小指側でクレードルを押さえて引き抜こうとすると結構エッジが立っていて痛いです。そもそもLightningコネクタ自体が無駄に固い(掴みが強い)ので、この痛みを堪えて「ふんぬ!」と引っ張ってやらないと抜けません。Appleは何を思ってLightningコネクタをこんなに固くしたんでしょうね。MacBookのMagSafeコネクタのように引っ張ったら抜けるくらいの方が足ひっかけてガッシャーンってことにならなくて良いと思うんですが…

そしてサンコーも何を入れろってつもりでここをくり抜いたんでしょうね…

ただまぁ、同じサンコーの30pin Dockコネクタ版は刺さり方が甘くていつのまにか充電が切れてるなんてこともあって少しDIY改造が必要でしたが、こちらに関してはその不安なさそう。

SDIM0397

じゃぁ、いっそテーブルに両面テープで固定したらどうよ?ってことで裏返してみると…

底がフラットではなくスポンジ足の三点支持。中心部は緩くカーブして浮いていますorz。ちなみにスポンジ足は予備が1セット(3つ)付属していました。

 

ということで、やや微妙な点もありますが、念願の片手でつけはずしできなくもないクレイドルが手に入ったので、しばらくは使ってみたいと思います。