MacBook Pro Early 2011 15’のメモリ増設

MacBook Proのメモリを純正の4GBから8GBに増設しました。Apple StoreのCTOで追加すると18,480円。タイプはDDR3-1333(PC-10600)の204pinのSO-DIMM。スロットは2つで2GBが2枚刺さっているので全交換になります。Amazonで見つけた最安はリンク下のCFDブランドのもので6,980円でした(8GBで7,000円とかスゴい時代ですな)。レビューをみると各種Macでの動作実績もあるみたいだしこれでいいやと注文したんですが、なかなか発送されないので、結局キャンセルしてヨドバシで上のADATAのものを買って来ました。ADATA、SDカード等のフラッシュメモリではあまり良いイメージがないですが、最近のDRAM、特にDDR3世代では意外と好評かみたいだしとか。ちなみにチップはhynix。MBP純正はSAMSUNGらしいとどこかで読んだんですが、実際にあけてみるとhynixでした(写真は換装前の純正品)。

SDIM0033

この写真、MBPを裏返して薄い底板外してすぐの状態ですが、こんなにすぐメインボードが露出するのっと国産ノートじゃ珍しい気がします。薄いとは言え金属板なのでその直下にこんな脆そうなパーツあってもキニシナイって感じなんですかね。作業中この上に重たいパーツ落としたらマザー逝くよなとかドキドキでした。

で、あっさり起動して8GBと認識しました。問題なく動作している気がします。一応memtestのGUIフロントエンドらしいRemberをしばらく走らせてみましたが、数分で飽きて止めましたw。なにか不具合が出たらあらためて回してみます。

2012.09.15追記: Mountain Lionにした頃からビープ三回フリーズが毎日のように発生しはじめ、結局別のメモリに交換しました

■メモリ増設にあたって心配したこと

今回メモリを増設するかどうか結構迷いました。SSDが速いせいかあまり体感速度に不満はなかったので、むしろメモリが増えることでディープスリープ(ハイバネーション)からの復帰が遅くなったりしないかなとか。それがないなら値段的にも安いものだし気分も良いので増設しようと。

気になったのはMacBook Airで1時間(正確には70分らしい)電源をつながない状態でスリープがつなぐと、Windowsでいう休止状態のような状態になり、そこからの復帰がややもたつくこと(もたつく時間より、その間アクセスランプなどのフィードバックが一切ないMacなので心臓に悪い、という方がイヤ)。MacBook Proでもそんなことになったらちょっとな、とか思ったんですが、知人に聞いたりしても復帰は一瞬じゃね?と話が合わない。よく調べてみると、1時間強でディープスリープに移行するという動作がデフォルトなのは30日スリープを謳うMacBook Air 2010のみみたいですね。他の機種でも設定をいじればそうできるし、MBAでそうならないようにもできるみたいです。つまりデフォルトではメモリ内容をSSD/HDDに書き出しつつ通電スリープで瞬時復帰(Windowsでいうとハイブリッドサスペンド、ただし時間経過による休止状態移行はオフ、って感じ)。Macではこれをセーフスリープと呼ぶみたいです。HDDだとパタンと閉じてしまらくは書き込み時間があるのですぐにカバンにしまって移動、というのは心臓に悪いですが、SSDなら問題なし。MBAに比べるとスリープで長時間持ち歩くということも少ないと思うので、これは正しい選択だし、当面このまま運用してみようと思いました。

録画PC用にUPS導入

電力状況が不安定ということでUPS(無停電電源装置)が重宝してます。メインのサーバーに関しては元々導入済みだったんですが、もう1台録画用などで24時間稼働しているWindows機用にも導入してみました。もちろん節電的な意味合いで昼間の明らかに録る番組がない時間帯は手動でスリープにしてたりもするんですが、もともとキッチンと回路が同じでよくブレーカーが落ちて、しかもそういう落ち方をした時にしばらく復帰不能になる現象が出てたりもしたので、この機会に導入を決意。対象PCはActivePFC電源を搭載しているので、(本当に必要か議論は別れてますが念のため)正弦波出力で一番安いオムロンのBY35S。以前から買うならコレ一択だなと思ってたので。

といっても入手には苦労しました。計画停電に関する発表があって割とすぐに注文したんですが、Amazon本家は売り切れ。マーケットプレイスでも「在庫有り」ながら注文後に「メーカー倉庫が被災して発送不能」という返事が2件。更に価格.comで見つけた3件目にも同じ返事が来てキャンセルしたんですが、翌日に「22日に当店に入荷すると連絡が入ったので、よかったら買ってくれないか?」とメールが来て、ようやく入手ができたという次第。今はAmazonはエントリ自体出なくなってるっぽいですね。この値段で正弦波出力は珍しいのでさもありなん。

メインサーバー用には三菱のFREQSHIP-Fを2台続けて10年ほど使い続けてて、この機種は同社ではエントリモデルで、WindowsにもLinuxにも対応しているものの基本的にシリアルポート経由のシャットダウンができるだけの簡易ユーティリティが使えるのみ(上位モデルは有料の管理ソフトにも対応)。対して本製品はUSB経由で様々な設定や状況把握ができるユーティリティが添付されています。以下画面例(クリックで原寸表示)。

BY35S

ホストにApacheがインストールされて(IISも選択可能)、Webアプリとして機能するので、別マシンから監視、制御することも可能です。接続容量も見られるのは嬉しいですね。余裕ありそうなら隣にあるBD&HDDレコーダーもつないでみようかと思います(もちろん連動シャットダウンはできませんが、ブレーカー落ちには対応できるので)。

また出力コンセントがABC三系統あり、例えば本体と周辺機器のシャットダウンに時間差をつけるといったことも可能。スケジュール機能もあるので実際の計画停電よりもマージンとって運用するのにも重宝します。Windows側の動作としてはシャットダウンだけでなく休止状態も選べたりと至れり尽くせり。TeraStationなどのNASの連動シャットダウンも対応してるみたいですが、このモデルは法人モデルにしか対応してないみたいですね。少し上のモデルだと結構広く対応してるっぽいですが。ただ終了時に特定コマンドを実行することはできるので、なにか上手いバッチが作れればいけるのかも知れません。

これだけ高機能だとメインサーバー用のも買い換えたくなってきますね。FREQSHIP-Fを最初に買ったのが2000年、そのバッテリーが逝って交換したのが2005年みたいなのでどのみちそろそろ交換時期かも知れません(まだインジゲーターはフルのようですが)。今の品薄が一段落したら検討しようかと思います。

ウソでした。更に2010年10月に3台目を買っていたようです…>FREQSHIP-F

Sandy Bridgeマザー交換完了

1月に仕事&エンコ用メインマシンのCPU + マザーをSandy Bridge世代のものに交換した直後、H/P67チップセットにリコールがかかってしまいました。何年もかかって3GbpsのSATAポートが劣化していくという不具合なので、マザー交換の手間を考えると放置でもいいかと思ったんですが、GIGABYTE(の代理店のCFD)の交換ポリシーが4月22日までは交換品先送り、それ以降の受付分は手持ち分を先送りということで、後々交換する時は更に手間になりそうだということで、結局申し込みました。

一昨日交換品のB3ステップ品が到着し、昨日交換作業を実施。マザーボードの型番が変わっており、GA-H67MA-UD2HからGA-H67MA-UD2H-B3 (rev1.1)となりました。送付品には返品用の記入済み着払い伝票や封緘テープが同封されており、段ボールに旧製品を箱ごと入れてテープで封をして着払い伝票を貼るだけです(自分の住所を書く必要もありません)。後はクロネコに集荷依頼をするか営業所に持ち込めば完了。当初言われてた様に、宅急便受け取りと同時に旧製品引き取り、という形である必要はありません。小一時間かかったマザー交換作業自体を別にすれば最低限の手間とダウンタイムで交換してもらえるようになっています。ちなみにCPU、クーラーを取り付けなおすということで冷却グリスがオマケで添付されてました(安物っぽかったので手持ちのシルバーグリス使いましたけどw)。

Dual BIOS + Hybrid EFIに変更とのことで旧環境がそのままブートができるのか不安でしたが問題ないようです。最初は普通に起動し、プラグ&プレイによる周辺機器のドライバ再セットアップが粛々と進み再起動指示。その再起動の後にブートに失敗してエラー出ましたが、BIOSでブートドライブを再指定したところ無事起動できるようになりました。これはHDD->SSD以降の時にも似たようなことが起きたので、おそらくウチの環境起因だと思います。

CrystalDiskMarkによるベンチもとってみましたが誤差範囲っぽいので割愛。

LinkStation + Time Machineでエラー45になる時の覚え書き

一昨日購入したMacBook Pro 15’ Early 2011のセッティングがほぼ終了したので、Time Machineバックアップの設定。ウチは純正のTime CapsuleではなくBUFFALOのLinkStaionを使ってます。より容量のあるRAIDタイプのTeraStaionは少し方が古くTime Machine非対応なので、最近買った自宅<->実家移動用の小型モデルであるLS-WSXです。帰省中にもバックアップできます。

さて、(Time Capsuleは知りませんが)LinkStationをバックアップ先として登録する場合、事前にLinkStation側の管理画面で初期設定とマシン毎の登録作業が必要になります。初期設定(どの共有フォルダにバックアップを保存するか等)はMacBook Air導入時に済んでいて、今回はマシンの追加登録。登録項目はマシン名とMACアドレスです。ここでハマったのはAirMacアドレス(無線LAN側のMACアドレス)ではなく、Ethernet(有線LAN)側のものを登録しなければならないという点。そもそも有線LANポートがないMacBook Airでは発覚しなかったんですね(あとMac miniはバックアップとってなかった)。

設定時に無線LANでつないでたし主には無線LANで使うことになるからと、とりあえず無線側のMACアドレスを入力しておいたんですが、これだとTime Machine側で指定はできるものの、実際にバックアップを始めようとすると、ずっと「マウント中」となりしばらくして「エラー45」を吐いて終了してしまいます。TeraStationの管理画面から追加登録をしてから実際に保存用ボリュームファイルができるのに少し時間がかかるみたいなので少し時間を置いたりもしたんですが解決せず。結局エラー番号でググって答えを発見しました。またやはり設定後すぐはまだファイルが準備できておらず同じエラーになりましたが、少し間を置いたら無事バックアップが開始されました。

まとめると、

  • LinkStationには有線LAN側のMACアドレスを登録するべし
  • 設定後、しばらく(10分くらい?)待ってからバックアップを始めるべし

ってとこでしょうか。

ちなみに実際にバックアップ用のボリュームをマウントしてみると、フォルダの中に「(マシン名)_(MACアドレス).sparsebundle」というファイルが作られてます。2番目はこれがあることを確認してから、と言い換えてもいいでしょう。

しかしこうしてマシン毎にイメージファイルが作られるってことは、Windows Home ServerみたいにOS部分などの共通ファイルを重複させずに保存してバックアップ容量を節約する、といった仕組みはないみたいですね。もともとバックアップ用とは別の用途で買ったNASなのでそのうち容量的を圧迫してきたら、AirMac Extremeに適当な外付けHDDをぶらさげてTime Capsule化することも検討します。

てへ、Sandy Bridge世代MacBook Pro 15’買っちゃった! 購入編

こんな折りですが、ストレス発散やら、先々の調達不安などからSandy Bridge世代のMacBook Pro(以下MBP) Eary 2011モデルの15インチ買っちゃいました。震災後AppleStoreの通販納期は「1~2週間」となっており、iPad2が日本製部品の供給不足で品薄になったり、新たな部材調達元を物色中と聞いて、MBPは大丈夫かいな、と。仮にこっそり部材調達先を変更して間に合わせるにしても、最初の設計段階で選ばれた調達元がベストじゃね?と(いや、MBPに関しては全然そんな話出てないんで想像ですけどね)。あとちょうどVAIO type Zを譲って欲しいという後輩がいたのでいいタイミングかもなとか。停電中にキーボードライトがついてるマシン欲しいなってのも。

■モデル選定

モバイラーとしては15, 17はデカすぎて敬遠してたんですが、13インチは液晶解像度がMacBook Air(以下MBA) 11’に劣る1280×800で、高解像度オプションも無しってことで、既にMBA11’を所持してる未としてはナイなと。17’をワークデスクに置いてメインに使い、帰省時なんかにもそのまま“オフィス”を持っていける環境にしてみるのも一興かなと思ったんですが、先日ワーク用デスクトップもSandy Bridgeにしたばっかりだしってことで、結局15’に。

液晶の高解像度化は必須だと思っていたので店頭モデルはハナから興味なし。できれば非光沢(アンチグレア)モデルがいいかなと思い、Apple Store渋谷で現物視認も済ませてありました。

CPUは最低の2.0GHzで充分。Radeonのパワーも必要な場面が浮かばない。メモリも4GBで。もし8GBにするにしても自分で交換した方が遙かに安上がり。SSDに関しては間違いなく選ぶつもりでしたが、レビューを見てるとCTOで装着されるのは東芝の3Gbpsタイプと判明。だったら自分で6Gbpsのに換装しようってことに。

で昨日気分的に盛り上がってきて、AppleStore渋谷に電話するも非光沢モデルは通常CPUが最上位の2.3GHzのしか在庫していないとの返事(これは銀座も同じらしい)。渋谷に在庫はあったもののさすがに価格差が大きすぎるので断念。次に普段から人気CTOモデルは在庫していることがあるというSofmapに望みを託して電話。横浜(ビックカメラになっちゃったけど)と町田は無し。あれ?CTO在庫してんのって秋葉だけ?ってことでMac Collectionに電話したらなんと1台だけあるとのこと。一旦電話を切って10分ほど悩んだ挙げ句、やっぱりと取り置きしてもらって特攻してきました。

■SSD

買うなら6Gbpsモデルで128GB位のだぞー、位は決めていったものの、買うならDSP版Windows7も一緒に買いたいしそうなると結構高くなるのでこれはまた後日でもいいかなぁ、とか思ってあまり下調べしていきませんでした。んで、Mac Collection(SofmapのMac館)で本体買うついでに、(前々から還元率低いからスルーしてた)ポイントカードを作成。7,000ポイントほど貯まったのでじゃぁこれ使って買おうってことになってSofmapの自作パーツを扱う店舗へ。

でまぁIntelならそうそう悪くはないだろうと思って最近出た6Gbpsタイプの510/120GBをチョイス。24,800円でした。CTOでSSD 128GBにすると18,270円なのでまぁそんなもんだろと相場も調べず購入。後で調べるとランダムが同じコントローラーのPlextorなんかに比べるとちょっと落ちるみたいですね。ちょっと情弱だったかしら。まぁいいや。

■その他同時購入品

今ワークデスクで使っているMac miniのリプレイスで普段は外部モニタにつないで使うつもりなので、クラムシェル動作用にスタンドを物色。iPad用で利用実績のあるBookArcを購入。ただ立てかけておくだけのアイテムとしては高いんですが、シリコンパーツで安定感あるしまぁいいかなと。

あと、モニタがDVI入力しかないのでminiDisplayPort->DVIの変換アダプタ。別に純正じゃなくていいやと思ってMac Collection 2Fを物色してて見つけたGriffinのコレをゲット。純正並のお値段でHDMIにもDVIにも対応。HDMIでは音声出力にも対応とイイカンジ。合体はロマン。

まだ動作確認してませんが、Apple Storeでも扱ってるようなので大丈夫でしょう。

■SSD換装作業

現行のMacBook Proの分解には00番のプラスドライバーとT-6のトルクスドライバーが必要です。帰りの電車で後者を買い忘れたことに気付き焦りましたが、結論からいうとT-6なくても交換できました。裏蓋とHDD固定具の一部を外すのにプラスドライバー、HDDに直接ついているネジを外すのにT-6を使うワケですが、ネジの頭自体を固定具にひっかけて止める仕組みなので、頭が大きくラジオペンチでも回すことができました。基本的にはちゃんとT-6を使うことを推奨しますが、参考までに。

一応HDDで起動するところだけ確認して速攻で換装。基本的なソフトを色々入れてみた状態で、電源ボタン押下から壁紙が表示されるまで約19秒って感じです。MBA11’より速いんじゃないでしょうか。ベンチツールを使った正確なデータは別途、本体レビューと別エントリにて。