サクっとタイヤの空気圧と溝の深さが測れるミシュランMN-4203

LEVORGに引き続き、新車のカロスポも18インチで普通よりも空気圧マネジメントをしっかりやらないと、ということで手軽に空気圧が測れる以下のゲージを購入してみました。

  • ネジこまなくても強く押しつけるだけで測れる
  • デジタル一発表示で見やすい
  • 下部にピンが出て、トレッドの深さも測れる
  • 単位は空気圧もトレッドの深さも固定することができる

という点がいままで使っていたコンプレッサーに比べて楽。コンプレッサーはそのまま空気入れること前提で電源接続までしてさぁって感じですが、これなら超簡単。まぁそれで空気が足りないぞとなったら結局コンプレッサー用意するかガソリンスタンドに駆け込まないとなんですが。

並行輸入商品ですが、A4 1枚の日本語のマニュアルが同梱されてきます。電源ボタン1つしかないですが、単位設定は長押しして選ぶ形になるので、通常は電源ONと空気圧<>溝深さの2モードを行き来するだけの簡単操作です。ただまっすぐに空気が漏れないように2,3秒押しつけるのだけが少しコツがいるかな。

ちなみに、最近はTPMS(Tire Pressure Management System?)といって、常時監視できる製品も色々出ています。欧州で義務化される関係か後付け商品も安いものが増えていますね。

ただ方式方好きがいくつかあって、

  • タイヤの内側にとりつけるものは電池寿命がなくなる度にタイヤをホイールから外して交換が必要
  • ABSセンサーで回転数の差を監視するものはタイヤになにも後付けしなくていいけど、結構空気圧が減ってからでないと発報しないらしい
  • バルブキャップ型のものはデカくて見た目がブサイク

ということで「これ!」ってのが見つけられず保留にしました。タイヤの内側取り付けるのを電池のロスを気にせずローテーションなどのタイミングで電池交換しちゃうのが一番良いのかなとは思います。ABSセンサーのものは回転数に差が出るレベルの空気圧の差がないと警報されないので本当に危険予知レベルのものですね。精度的にもそれが限界なのかも。どちらかというとしっかり規定空気圧を維持して適正な燃費で走りたい、という向きにはやや不足かなという印象。追々良いものを見つけたら装着していこうと思います。

DSSS?TSPS?ETC2.0世代の安全運転支援インフラを整理してみる

カロスポ買い換えを機にナビとETCユニットも更新。初のETC2.0機になりますが、実際のところなにが違うのかあまりにややこしくて毎回ググってしまうので覚え書きとしてまとめてみます。

ETC2.0は単なる高速道路の料金自動収受に留まらず、従来カーナビのVICSが担っていた交通情報取得なども担うようになってきました。VICSではFM波、電波ビーコン、光ビーコンの3メディアがありFM波は多くのカーナビの標準装備、電波&光ビーコンは一体化してナビのオプション装備として提供されていることがほとんどでしたが、ETC2.0世代ではナビではなくETC車載器のオプションとして光ビーコンが提供されている形です(ETC2.0自体が電波ビーコンを受信して機能するのでそれは標準)。ETC2.0車載器が受信した交通情報は、

  • 車載器スタンドアローンで音声で案内する
  • 対応カーナビに表示する
  • スマホで閲覧する

といったパターンがあるようです。まとめるとこんな感じでしょうか。

従来VICS世代

対象道路提供コンテンツ使用機器管轄存続
FMラジオ波一般道、高速の広域情報文字(レベル1)
図形(レベル2)
ナビ搭載FMチューナーVICSセンター2022年に廃止予定
電波(2.4GHz)高速道路地図上に重畳(レベル3)ナビのオプション高速道路管理者既設設備は当面維持。新設はされない。故障具合によっては修理もされない。
一般道地図上に重畳(レベル3)ナビのオプション都道府県警察

ETC2.0世代

名称対象道路提供コンテンツ使用機器管轄
FMラジオ波VICS WIDE一般道、高速の広域情報従来に加え気象情報なども提供ナビ搭載FMチューナーVICSセンター
電波(5.8GHz)ITSスポット高速道路渋滞回避情報、安全運転支援情報ETC2.0車載器高速道路管理者
一般道DSSS、TSPSETC2.0車載器のオプション都道府県警察
ITSコネクト一般道DSSS、CVSSナビのオプション

ややこしいですね。

また双方向通信を利用した支援サービスとして、DSSS、TSPS、CVSSがあります。

DSSS

交通安全支援システム(DSSS:Driving Safety Support Systems)。信号交差点、一旦停止や交差する道路からの車の接近を通知してくれる。

TSPS

信号情報活用運転支援システム(TSPS)。文字通り信号機の状態を通知することで、赤信号が青にかわるまでの待ち時間や、これくらいで走ってれば赤信号につかまりにくくなるよ、といったことを把握できるようになります。

CVSS

車車間通信システム(CVSS:Connected Vehicles Support Systems)。搭載車種同士で通信を行う。緊急車両が接近や方向を知らせたり(まだ愛知県の一部エリアのみ)、レーダークルーズコントロールで走行中の車同士が速度を伝え合うことで車間距離や燃費の適正化を行う(トヨタのMOPで対応の一部車種のみ)。

ややこしいですねw。

以上を踏まえてトヨタの純正ETCユニットのラインナップをみてみましょう。

  1. ETC2.0ユニット ビルトイン・ナビ連動タイプ(光ビーコン機能付)
  2. ETC2.0ユニット 汎用・ナビ連動タイプ(光ビーコン機能付)
  3. ETC2.0ユニット ビルトイン・ボイスタイプ

とあります。ナビ連動タイプは表示をナビ画面に出す方式、ボイスタイプは車載器スピーカーから声で案内する方式ということですね。光ビーコン機能付き、となっているものは文字通り光ビーコンの送受信機を(ナビではなく)ETC2.0車載器から生やして通信を行えるということです(ビルトインか汎用かは取り付け方式の違いです)。また社外メーカーからはスマホ連動タイプなども販売されています。

つまるところ、従来のVICS光ビーコン相当の情報をナビで受け取りたければ、1番のタイプを買うしかないということでした。ITSコネクトも是非体験してみたいんですが、関東ではまだ恩恵が少なすぎるのでとりあえずみおk

ややこしいですねww。

まとめると、

  • 従来DSRCといってたものがETC2.0になり、電波ビーコンをITSスポットと呼ぶようになった
  • ITSスポットとITSコネクトは別のもの
  • FMと電波ビーコンの古い規格は近年中に廃止の方針が決まっている
  • ビーコン受信はナビの機能からETC2.0の機能になりつつある(ETC2.0がナビに表示連動するものはある)
  • 光ビーコンを使うサービスとしてITSコネクトというものが別に存在する(トヨタのみ?)
  • 電波5.8GHzビーコンはカバーエリア的には2.4GHzと同等程度に整備済み
  • 新世代の路車間通信に対応した一般道交差点はまだまだごくわずか
  • 車車間通信も緊急車両に搭載しているのは愛知県のごく一部のみ
  • CVSSのレーダークルースコントロール連携はたぶんDOPのナビ(NSZT-Y68Tとか)にITSコネクトユニットを後だけしても多分非対応。ナビから車速制御ができるのはMOPのみではないかと。残念!

というところでしょうか(2019年4月現在)。

AppleTV車載チャレンジ再び

今度来るカローラスポーツのナビNSZT-Y68TにはHDMI入力があります。その活用法を考えていて、今のiPhone直結ではなく、AppeTVを介するようにすれば見た目もスッキリするし配信サービスの動画は単体で再生できていいんじゃないかと考えました。FireTV StickでもAirPlayレシーバーアプリを入れればいいかと思いましたが、AppleTVのP2P AirPlayならiPhoneを車内Wi-Fiにつながなくてもキャストできて便利なんじゃないかと。車内Wi-Fiは格安SIMで通信速度もギガも制限があり、au契約で毎月ギガだだ余りのiPhone回線の方を優先して使える方がいいので。ただNetflixは最近AirPlayサポートを外してしまったのでAppleTV再生しかなさげ。事前ダウンロードも使えないし。まぁNetflixはもともと外部出力厳しめで最近はAmazon Primeビデオメインなんですが。Chromecastはあくまでレシーバーで単体で再生はできないので除外。ということで余ってるAppleTV 4thを使う予定。

実は7年ほど前、前車のCOLT時代にもAppeTVの車載にチャレンジしたことがありましたが、エンジン始動の度に画面がブラックアウトする現象に悩まされ常用には至りませんでした。HDMIをアナログRGBに変換して出していたのも影響するかも知れませんし、その後のファーム更新や世代進化で解消しているかも知れないですが、どのみち毎回動画を選び直して再生というのも面倒なので、常時通電を目指してみようと思います。エンジン(ハイブリッドシステム)をOFFにしてもポーズ状態が保たれるようにしようというわけです。家庭用電源で使用することを前提に設計されたAppleTVの振る舞いを車載でも再現しようというわけです。もちろん一定時間たったり車両バッテリーの電圧低下を監視して電源を切るという仕掛けはいれます。幸い最近ではドライブレコーダーを駐車場監視に使うためにその手のデバイスは普通に売っています。とりあえずこれを発注。

これを車両の常時給電(バッテリー)端子につないで給電しておけば、ACCがOFFになってから一定時間(例えば24時間)経つか、指定電圧を下回った時に給電をカットしてくれます。まぁ予想ですがハイブリッド車なので電源的にも余裕はあるんじゃないかと。

さて、あとはAppleTV自体を12V電源で駆動します。もちろんメーカーオプションのAC 100V電源は装着してますが、それではエンジン停止で普通に切れてしまい意味がありません。では市販のDC-ACインバーターはどうでしょう。AppleTVの消費電力はたいしたことないのでスマホが充電できるくらいの安物でも充分利用可能でしょう。ただそれではちょっと箱やケーブルが増えてゴチャゴチャしそうなのと、DC 12V -> AC 100V -> DCと無駄に変換を繰り返しロスが増えます。上記のように常時給電運用を目指すなら少しでも消費電力は抑えたいところ。

で、調べてみるとAppleTV 第4世代はなんと内部的には12Vで駆動しているとのこと。先代は3.4Vだったので12Vや5Vからインバーターで変換してたらしんですが、クルマと同じ12VならAppleTV内部のAC->DC変換回路をすっとばして文字通りバッ直してやれば動くということです。

その改造手順を示した動画がこちら。

簡単そうですね。半田ゴテすらいりません。

なんて考えてたんですが、こんな記事を見つけました。なんとAC100Vの両極にDC 12Vを直結で動かしてます。え、そんなんでいいのw?電源回路はACをDCにし、無駄に高い電圧を下げるフィルターと考えると、最初からDCで電圧も高くなければ別に問題無い、ということなんですかねぇ。これなら無改造で済むので技適とかも問題無し?

てことで試してみました。こちらのメガネコネクタにシガープラグをつけてみました。

マル信無線電機 めがねプラグ MI-767D

マル信無線電機 めがねプラグ MI-767D

121円(02/27 05:25時点)
Amazonの情報を掲載しています

が、残念ながら起動せず。4thも3rdも白色LEDの店頭すらしません。うーむ。

ということで当初予定通り、上記動画に倣ってDC12V直結策。サクっと30分もかからず干渉しました。

動画ではAC100Vコネクタを併存する場合はケースにドリルで追加ケーブルを通す穴をあけることになってましたが、とりあえず不可逆加工に留めるためにACコネクタを外してその穴から基板直結のケーブルを出しギボシ加工。ちょっと固定を考えないとテンションかかった時に不安です。

が、今回はバッチリ起動。テストなのでまだ常時電源接続はせずシガープラグでの検証のみですが。

モニタは既設のものへHDMIで直接。音声は内蔵モノラルスピーカーですが、とりあえずアナログRGBや音声分岐アダプタを通さずHDMIで素直につないだ時の動作検証になるかなと。車内Wi-Fiは以前とりつけたPIXELAのルーターにDMMの格安SIM。このルーターはバッテリーがなくUSB電源で駆動するので、車両のUSB充電ポートにさしておけばエンジン始動に連動して電源が入ります。

ピクセラ LTE対応USBドングル ホワイト  PIX-MT100

ピクセラ LTE対応USBドングル ホワイト PIX-MT100

15,800円(02/26 17:06時点)
Amazonの情報を掲載しています

当たり前ながらNetflixもAmazon PrimeビデオもAppleTV上で操作すると普通に再生できました。iPhoneからの再生は、Netflixは最近AirPlayサポートを廃止してしまったのでNG。Amazon Primeはいけましたが、残念ながらiPhone上にダウンロードしてあってもAppleTV側でストリーミング再生に切り替わってしまうようです。自宅Wi-FiでiPhoneに事前ダウンロードしておくという運用はできません。「おやゆびでお」などのアプリでローカル保存したものをAirPlayで映すことはOK。

このモニタは10.1インチの1336×768で、今度のナビは9インチ1280×720にダウングレードとなってしまうので(しかもナビと併用不可)なので少し画質は落ちてしまいますが、まぁ配線まわりはスッキリさせられそうです。配信で使用する解像度も720p固定ができるといいんですが、tvOS全体で4Kを使わない設定はあるけど、個々のアプリにどう反映されるかは不明。もう少し実験が必要そうです。ともあれAppleTV 4Kが出た時にHDモデルを売らないでとっておいて良かった(面倒で出品してなかっただけだけどw)。

LEVORG vs カローラスポーツ 燃費個人的試算メモ

ハイブリッド(以下HV)車は車両価格が高いので走行距離が短いと元がとれない、とよく言われます。ウチは夏でLEVORGが5年を迎えますがまだ3万km前半。年に1万kmも乗ってないことになります。ただし色々事情がかわって年末くらいから急激に増えていて月2回給油をすることもある感じになってきてたり。

結局のところウチのケースではどうなりそうかというところを試算してみました。

カローラスポーツのG”Z”で比べた場合、車両本体価格はガソリンとHVで308,000円。HV車はリセールバリューが高いことも念頭に入れるべきかもですが、ウチは5年の残クレにしたのでその後で買い取らない想定でここでは無視。またACコンセントのようなハイブリッド専用オプションもとりあえず考えないで、30万円がガソリン代で回収できるのはいつか、という観点で考えます。

LEVORGの最近の燃費は車載燃費計で9km/Lを下回るくらい。e燃費でずっと記録している平均では9.03km/Lとなっています。関東街乗りとはいえ悪いですね。同車種平均を下回っています。とりあえず条件を揃えるため、e燃費の2019年3月時点の車種別全国平均値を使います。LEVORGもウチよりちょい上で10.5km/L。カローラスポーツG”Z”のガソリンとHVがそれぞれ、14.8km/L、19.6km/Lとなっています。あれ、思ったより実燃費に差がないぞ。カタログ燃費との開きがガソリン車は思ったほどなく、ハイブリッドは何故か開きが大きい。これは嫌な予感w

ガソリン単価はgogo.gsの2019年3月時点の神奈川県の平均値を使用しました。
はいドン。

LEVORG - カロスポ 燃費試算

ガソリン単価実燃費30,000km走行時点50,000km走行時点100,000km走行時点130,000km走行時点
LEVORG
2.0GT-S
150円10.5km/L427,186円711,977円1,423,954円1,851,141円
カロスポ
ガソリン G"Z"
139円14.8km/L281,174円468623円937247円1,218,421円
カロスポ
Hybrid G"Z"
139円19.6km/L212,602円354,337円708,673円921,276円
対LEVORG差額214,584円357,640円715,281円929,865円
対ガソリンモデル差額68,572円114,287円228,573円297,146円

ハイブリッドの積算値(グレーの点線)がたまたまLEVORG-カロスポHV差額(黄太線)に値が揃ってて完全に隠れてます。つまりリッター辺りの燃料単価はLEVORGとカロスポHVでちょうど2倍くらいの開きがあるってことですね。

それはそれとして、うへぇ、10万kmどころか13〜14万kmくらい乗らないとHV車とガソリン車の差額がペイできない?マジか。エコカー減税の恩恵をフルで受けられなかったのも痛いですね。受けてれば10万円超回収ができたんですが、登録が3月に間に合わないので、初回車検時の重量税分くらいしか恩恵が得られない(これも間に合うか微妙…)。去年に買ってフルで恩典得た人だともう少し早く分岐点が来ますね。それでも9万kmくらいかな。まぁ元がとれないであろうことはなんとなくわかっていつつ、人生そろそろいっぺん電動車に乗っておきたかったし、静粛性が手に入って、ACコンセントも使えてと付加価値を感じたくて選んだので後悔はしないですが。そのエクスペリエンスがプライスレスです(多分…)。あとは加速に不足を感じなければ、、、

LEVORGのタンクは60Lで1回の給油で7千円台後半とかでてウゲーって思いがちですが、カロスポG”Z”は43Lなので、1給油5千円切ってきそう。体感としてはそこが一番実感できるところかも知れない。あと、今は3〜400km毎に給油しにいってるのが、700kmくらいいく計算で給油回数が1/2になるのも面倒が減ってよさげ。

納車されたら頑張ってあちこち出かけつつ、20km/Lは超える燃費を出していきたい!

カローラスポーツ契約しました

期末の忙しいさなか、唐突にカローラスポーツを注文しました。

■今夏にLEVORGのリースアップ

LEVORG 2.0-Sが法人5年リースで2019年の7月に契約が切れます。選択肢としては、

  • 利用終了
  • 残価を払って買い取る
  • 再リース

となります。買い取る場合は2月時点の推定残価が130万くらい。5年目の車検を通したり18インチタイヤを履き替えたりすればまぁきっと150万くらいはかかるだろうと。最近はペットの頭数も、ショーに連れてったりといったことも減り、ステーションワゴンである必要性もなくなって、川崎の道の狭い住宅街で乗るにはもう少しコンパクトな車にした方がいいんじゃないかという気持ちはずっとありました。燃費もハイオクで9km/L前後と今時の車としては悪いですし。クルマとしてはとても気に入っていて、ステーションワゴンという選択肢なら今でもベストの部類だと思いますが、その積載量を必要としないなら燃費と取り回しの良さ、そして仕事柄最新の先進安全装備の体験をしておきたいなどという考えでした。

また関東でもたまに大雪で危険や不便を感じるので4WDにしてみたいというモチベーションもあったんですが、その後にそこまでの体験はなく、必須ではないかなという感じになってきています。

■同居人との折衷

同居人はコンパクトカーや軽が嫌いです。大きい=カッコイイ。排気量=パワフルという思想です。ターボとかパワーウェイトレシオとか最大トルク回転数とかはさておき、ccの値がデカい=速い、くらいの理解です。それでLEVORGの時も1.6ではなく2.0になりました。1.6にしていればレギュラーだしアイストもあってだいぶ燃費も違ってたんじゃないかとは思うんですが。

まぁそんなこんなでコンパクトなのがいいといってもアクア、フィット、ノートなどはもう論外という感じ。もしこのクラスにするとしてもなにかデザインとか色とか外車であるとかなにかしらの付加価値が必要だろうという思案をしていました。

また今は病気で収入が減っており、少なくとも月々の支払額が増えるということは家計的には難しいというところもありました。逆に燃料代、維持費含めもし減るのであればひとつの理由になり得るかなという目算はありました。

■電動車への憧れ

ガジェット、新しいもの好きなので、先進安全装備はもちろん電動車であることも個人的にはそろそろ押さえておきたい要素。しかし賃貸住まいなので、EVやPHVは事実上難しい。そうなると通常のHVかe-POWERとなります。そこで気付いたのがノート e-POWERのNISMO Sです。e-POWERはガソリンエンジンで発電した電気でモーターを駆動して走行します。なので従来通りにスタンドで給油は必要だしエンジン音もしますが、走行は完全にモーターという感じ。しかもスポーツバリエーションであるNISMO、それもミニバンのセレナと同じ出力のモーターを奢ったNISMO Sなら大変素晴らしい発進加速を得られるんじゃないかと。

とりあえず一人で試乗にいってきました。残念ながら通常のNISMO(非S)ですが、しっかりとその加速感を感じられました。ただ一方でさすがにベースのノートが2012年のクルマなので内装の質感がイマイチ。なによりステアリングホイールの革巻きが左右のみで上下はウレタン向き出しでハンドル切った時の質感が非常に残念な感じ。グレードやオプションを調べても全周革巻きなものは見つかりませんでした。NISMOのエアロはかなり好みだったんですが、車両本体300万の価値はないかなというところ。これがフルモデルチェンジしてさらに先進安全装備のプロパイロットが搭載されてくればまた違う評価になるかもですが、それもいったいいつのことやらということで、ちょっとテンションダウン。

逆にプリウスなどはLEVORGとのサイズ差が小さく、また専用ナビは何年かした後に後付けに交換が難しそうなのも減点。あの大きな画面はハイテク感あっていいんですけどね。CH-Rはスタイリングは好み。噂のリアウインドウの小ささからくる視界の割るさも展示車に座ってみた感じではそこまでヒドくはないかなと思ったんですが、装備面でちょい古さが気になりました。

■そこでカローラースポーツですよ

存在は知っていたもののあまり細かいスペックまでは気にしていなかったカローラスポーツ。クラウンとともにTOYOTA肝いりのコネクテッドカー第一弾として発表された車種。よくよく見てみるとかなりイイジャナイ!という仕様やオプションが判明。

サイズ感

ついに国内カローラとしてCセグメント、3ナンバー化を果たし、アクア/フィット/ノート勢よりクラスアップ感がある。ようするにLEVORGから全長を30cmくらい切り詰めた感じでクラスダウン感をあまり感じさせないアピールができそう。またTNGAプラットフォームで低床化をしているので、ワイド&ローなルックが素敵。

走行周り

ハイブリッドとガソリンがあり、ガソリンには4WDやMTがある。さすがカローラかつ世界共通仕様だけあって選択肢が豊富。またAVSというメーカーオプション(以下MOP)の可変ダンパーで足の硬さを調節できるのもヨサゲ。マーク2クオリスから乗り換えた同居人にはLEVORGのスポーティな足はやや不評だったので、必要に応じてコンフォートな足に調整できる。自宅周りの凸凹の多い舗装路でもガタガタしないかなと。このクラスの車種でこうした装備がMOPで提供されること自体が意外ですが、TPOでスポーティ<>コンフォートを使い分けられるのは貴重。

先進安全装備(TOYOTA Safety Sense)&運転支援

スバルEyeSightやプロパイロットなどと比べ、トヨタの自動ブレーキやレーンキープアシストなどは一周遅れてる感が長いことありましたが、最新のTSS(以前はTSS-PとかTSS-Cとか分かれてたのが統合された)はなかなかよさげ。精度や味付けが違う可能性こそあれ、すくなくとも星取り表レベルではEyeSight3.0と同等のことはできそう。ネットでの評判をみても、白線が片側しかトレースできなくてもOKな最新LEVORGのEyeSightツーリングアシストと比べると一歩劣るものの、EyeSight3.0くらいには使えそう。ただしちょっぴり加減速は乱暴、という印象。一方でミリ波レーダー併用で自動ブレーキに関しては夜間歩行者や自転車に対応できるアドバンテージ。総合するとまぁ今のA型LEVORG並の価値はありそう。

T-CONNECT

コネクテッドカーとして常時接続(通信モジュール搭載で3年間は無料)により実現する付加価値を提供するもので、カロスポではディーラーオプション(DOP)ナビによって実現します。

  • スマホからLINEを通じて目的地指定したりガソリン残量を調べたりできる
  • クラウドを通じた高精度な音声UIが利用できる
  • クラウド&プローブ情報を利用した高精度なルート情報が得られる
  • 音声通話でオペレーターに目的地検索とセットを委任して口頭でやってもらえる
  • 車両の異常をサポートセンターと共有でき、ディーラーへの入庫手配などができる
  • 緊急時に位置情報付きでオペレーターに緊急車両などの手配ができる
  • 鍵のかけ忘れやハザードの消し忘れなどをメールで通知できる(アプリで操作までできるのはクラウンだけ?)
  • エンジン始動なども同様(盗難警告)
  • 現在位置をスマホで確認できる
  • 地図のオンデマンド更新

といった常時接続ならではの機能が提供されるようです。ナビ機能は従来のG-BOOKでも可能だったものもありますが、スマホ連携と車体情報のリンクが強化された感じですね。仕事柄カーナビの評価をよくするし、重要なトレンド/リファレンスとして投資しても触っておきたいなと思いました。

カロスポの場合、DOPとしての実装なので、将来陳腐化したり飽きたり、もっと魅力的なナビが出たら簡単に乗り換えも可能です。もっとも最近の後付けナビは元気がなく、こういうチャレンジングな取り組みはあまり出て来なくなって来ました。実際このLEVORGの5年のあいだに買い換えモチベーションを刺激するような新製品がなく、以前はCyberNaviを1年おきのフルモデルチェンジの度に買い換えていたσ(^^)が、なんとKENWOOD彩速Z701を使いっぱなしという始末。大手も撤退したりどこかの傘下になったりしてこの状況はあまりひっくり返らないんじゃないかという気も。逆に車両連携も含め自動車メーカーの規模でこそできるチャレンジが注目されます。個人的には絶対にないと思っていた純正ナビを今こそ使ってみたいと思わされました。

正直インフラがLINE上に構築されるのは微妙な気分ですが、まぁ同居人含め世間的にはいちばん使いやすいのかなと。

なんとHUDまであるよ!

以前は後付けをつけていたヘッドアップディスプレイがMOPで提供されています。車検的にも当然OKだし、ナビ連携もします。加えて、トヨタ製のHUDはダッシュボード内に投影距離をとっている(ミラーで何回か反射させて稼いでいるようですね)ので、HUD本来の長所であるガラスの向こうの合焦位置までの距離もきちんと出ます。後付けをダッシュボードに置くだけではどうしてもガラスに直接映ってるくらいの感覚しかありません。合焦位置が遠いということは、前方をみている時と同じ(近い)ピント調節で見られるということでより負担が少ないのです。単に上下の視線移動が少なくて済むということに加えての価値があります。σ(^^)も加齢かスマホのやり過ぎが調節力が弱まってきた実感があるので、これは重宝するでしょう(より眼筋が退化するかも知れませんがw)。

残念な点

ドライバー選択式のパワーシートがなくなるのがほとんど唯一のネガティブポイント。二人で共有するので、毎回シートポジションをあわせるのが手間。その点は同じCセグメントであるメルセデスAクラスなんかのナビも含めてユーザプロファイル管理が徹底しているところが羨ましい。MOPでもいいから提供してほしかったですね。

■ということで2回試乗して契約へ

1回はノートと同じ日に一人で最寄りのカローラ店へ。残念ながら最上グレードのG”Z”ではなくGのみでしたが、ディーラーにコネクションを貼っておく意味も含め最寄り店舗へ。まず内装の質感に驚きました。ソフトパットやステッチで「カローラ」って感じの安っぽさはありません。ノートにがっかりした直後だったので、「これならLEVORGから乗り換えて安車になった」感も抑えられそう(同居人への説得的な意味で)。そして走って足の良さも実感。昔のトヨタ車のようなフワフワ感もなく、ロールも抑えめで安定して曲がります。加速も充分。脳内順位急上昇。しかし夏のリースアップ時への検討段階であることを伝えたせいで、4月にエコカー減税が消滅してどうせ見積もりがかわるので、また具体化した頃に来てね、って感じで積極的に「見積もりお出ししましょうか?」的なことにはならず退店。

その後、またネットで情報収集したりオンライン見積もりで試算をしたりして、「乗り換えるならコイツだ」という気持ちが高まり、ついに同居人にカミングアウト。大きなフロントグリルがカッコ悪いという第一声があったものの、シアンメタリック(水色)がかなり気になった様子。スカーレット(赤)かこの色なら考えても良いという雰囲気だったので、まずは多くのカラーの現車が展示してあるMEGA WEBへ。シアンはますます気に入り、スカーレットはイメージよりかなりオレンジ寄りで二人とも「ないな」という評価。アゲハは日照下とは印象が違うとは思いつつ、MEGA WEBの室内照明したではただの黒っぽい緑で、フロントグリルとのコントラストも出にくいかなと順位低下。LEVORGの時も黒系のライト、グリル、エアロとツートンコントラストを出したホワイトにしたかったのを断念した経緯から、今回も個人的にはパールホワイトが希望だったんですが、同居人はシアン一択という感じに。今回、頭金は基本σ(^^)が出す予定なんだけどなー…

ともあれ関心が薄れないうちに、G”Z”の乗り味も確認しておこうと仕事の合間を縫って横浜の店舗へ。ネットの試乗車検索でG”Z”があるという表示を見ていったんですが、なんと他店へ出払っていると言われショック。やはり予約はしておくべきです。しかし副店長さんが近隣店舗に電話して調べてくれて、その中に希望のHybrid G”Z”で、AVSとHUDがついたものがあり、夕方までには移動してきてくれるとのこと。なんとAVSとHUDまで試せるとは期待以上。しかも第三京浜回ってもいいよ、と。直接その店舗までいっても良かったんですが、さらに自宅からは離れるので、将来的に商談するならその店で乗せてもらう方がいいかなと判断して近くで時間をつぶしてから再訪。

正直、同居人と途中で交代したので試乗距離としては物足りない感じでしたが、AVSをコンフォートにするとかなり乗り心地が変化するのを確認。以前のってたクオリスに近い高級感があるねと一致した評価。一方でSport +ならしっかり曲がる。加速は2.0ターボのLEVORGと比べるとさすがにやや物足りないと言われたけど、個人的には平坦路なら特に不足はないかなという印象。HUDもしっかり遠方に見えていい感じ。同居人には必要性をまったく理解されないけれど、σ(^^)のこだわりOPは頭金の側でカバーするので文句を言わせないぜ。残念ながらレーンキープアシストは試せず。

試乗には副店長にかわり別のセールスさんが同行し、そのまま商談へ。最初の店舗と違ってむしろグイグイ来ますw。個人的には年度末の値引きやエコカー減税を換算して、LEVORGのリースを切り上げてもいいくらいのメリットがあるなら契約を早めてもいいと思っていたので乗っかる。というか赤シートをつけると納期が延びて、今契約しても5月完成、DOPをあれこれ取り付けて6月になると言われる。7月に返却するとしてほぼ誤差のレベル。もし早めに納車しても1,2ヵ月ならどちらかディーラーに預かってもくれると。残念ながらエコカー減税は登録日基準なので赤シートではどのみち絶望的だったけど、年度末値引きはそれなりにしてくれたので、まぁいっか、ということでまさかの試乗日即決。なんかまだ買うにしても5月くらいかと思ってたのに。MOPに加えディーラーの取り分であるDOPもかなり盛ったので、そこからの値引きもそれなりに。というか総支払額はLEVORGとほぼ変わらない額になってしまった…あっちは車検費用なども含んだリース価格なので実質はこっちのが高いくらいかも。まぁでも頭金を多めに払って月々の支払額と残価をLEVORGよりだいぶ押さえられる感じにはなりました。車検と重量税だけは積み立てていかないとだけど(ハイブリッドなので初回車検時は重量税免除)。

■仕様・オプションメモ

  • Hybrid G”Z”
  • シアンメタリック
  • T-CONNECT 9インチナビ(NSZT-Y68T)
  • iPod対応USB&HDMI端子
  • AVS(可変ダンパー)
  • HUD
  • インテリジェントクリアランスソナー(含BSM)
  • 1500W ACアウトレット
  • 赤シート(シートヒーター搭載)
  • プレミアムダブルツィーターシステム
  • ブラインドコーナーモニター(フロント)

ETC2.0と電子インナーミラー、ドラレコなどは保留。ETC2.0は純正にする価値があるか見極めてから。電子インナーミラーは関心ある電子装備のひとつだし同居人も興味津々だったけど、追々飽きた頃のアップグレードとして残しておく。ドラレコもサードパーティ品と含めて選定という感じ。フロアマットは今回も社外品で安く済ます。その他、エアロ関係も保留。カローラなので社外パーツもさすがに色々あるので。あとはテレビナビのキャンセラーとか自動ドアミラー格納とかのハーネスキットもDIYで実現できそうな部分は別途購入予定。ACコンセントはペット飼いにとっては酸素吸入が必要になった時、旅行や災害時にも酸素発生器を稼働し続けられるのはポイントが高いらしく、以前からハイブリッド車のその部分は羨ましそうにしていたので。まぁLEVORGにも一応初っ端からそれなりのDC-ACインバーターは積みつつも、幸いにしてほとんど使っておらずなんだけど。まぁ保険ですね。

オーディオは正直LEVORGにつけたソニックデザインはいまひとつで、いずれ別体アンプを付けたいとは思っていたところ、この純正のプレミアムダブルツィーターシステムは外部アンプ込みでこの値段で、かつ運転席と助手席で音質差がでにくい設計みたいだったのでまぁいいかなと。最近助手席に乗ることが増えて、その音質差に気付いてしまったので。ナビとあわせハイレゾ認証。正直見た目には存在感ありすぎっぽいけど。きっと専門店で同じ金額出せばまた別の選択肢もあるんでしょうけど、なんかもう自分で選ぶ自信も適正価格を判断する自信もないし、いっかなって。UIも純正ナビに集約できるし。「専用設計」という言葉に弱いw(そういえばLEVORGの”専用設計”スピーカーはOEM元の同品番標準品より部品が抜かれた劣化仕様だった、なんて事件もあったっけか…)。必要に応じてデッドニングとサブウーファーの追加はするかも。

 

ともあれ納車はまだまだ先。LEVORGも3月予約契約の8月納車だったけど、今回もまたじれったい日々になりそうです。

2019/03.18追記:昨日電話があって5月3週目製造でなんとか5月中には納車できそうとのこと。